独学受験生は簿記サイトを最大限に活用すべき!
- 投稿者:やすmamaさん
- 勉強形態:独学
- 受験回数:1回
- 勉強期間:約4か月
簿記検定ナビには本当お世話になりました!!「簿記の語呂」や「合格体験記」はもちろん、「日商簿記検定2級・仕訳問題」は本当凄く役に立ちました!!3級を勉強していた時は、こんな素晴らしいサイトがあるとは知らず、もっと早くから知っていれば良かったって凄く思いました。今回は私の体験記で宜しければ、少しでも参考になる部分があればと思い投稿致しました。
目次
受験のきっかけ
知人が3級を取ったと喜んで話していたのをきっかけに、私も取ってみようと思い参考書を貰ったのがきっかけです。特に女性の一般事務で簿記(2級以上)は経理の募集などで有利なので欲しいと思い、2010年2月に3級を受けて合格、その後6月には間に合わないと思い11月に受けてみようと、今回の126回を受けました。
電卓の機種名
簿記検定ナビでお勧めされていた「HS-1210TU」を迷わず購入しました。使い勝手がよく、値段も手ごろで手に馴染むしとても満足しています。
勉強に使用した教材
- スッキリわかる日商簿記2級(商業簿記)…非常に分かりやすいです。後ろに問題がついていて繰り返し学べます。
- サクッとうかる日商2級(工業簿記)テキスト…工業簿記は初めてなので、とにかく分かりやすいテキストが欲しいと思い購入しました。初心者にはとても分かりやすいです。
- 日商簿記2級まるごと過去問題集(2010年度版)…過去問題集は必須だと思い購入しました。
- 本試験型日商簿記検定2級試験問題集…値段が安く、購入しました。問題が比較的簡単で予習や復習向けに向いています。今回受けた126回の第4問にこの本と似た問題が出ていたので、その点とても役に立ったと思います。
- 日商簿記検定模擬試験問題集2級商業簿記・工業簿記(平成22年度版)…本番並みに難しく、役に立ちました。模擬試験みたいに切り離せて便利です。過去問一緒に交互に見比べながら勉強しました。
ちなみに、3級では過去問題集とテキストの2冊のみで独学で勉強しました^^;
勉強スケジュール
色んな方の合格体験記を読んで、最低3カ月ほどは必要かと思い 以下のようなスケジュールで行いました。仕事をしながらなので、通勤時や空いている時間等で勉強しました。
- 8月中旬~8月下旬 商業簿記
- 9月上旬~9月中旬 工業簿記
- 9月下旬~10月上旬 過去問
- 10月中旬~10月下旬 模擬試験問題
- 11月の試験当日まで 間違いを復習(過去問&模擬試験)
商業簿記を60レベル以上に、工業簿記40レベル以上を目指そうとか予想しながら勉強しました。過去問が解けるようになったらレベル30ぐらい、間違いを完璧に理解出来たらレベル40ぐらい等、自分が今どのレベルにいるのか予想しながら勉強しました。
実行してみて思ったのが、工業簿記が思ったよりも凄く時間が掛かった事です(><; 用語等、理解出来ずにいてかなり苦戦しました。あと、2月に3級を受けたあと8月までブランクがあった為、費用の見越しとか訂正仕分とかを忘れていたりで苦労しました。立て続けに連続で試験を受けるべきだったなぁと後悔しました^^;
得意な論点と苦手な論点
得意:第1問の仕訳、第2問の伝票・帳簿組織、第3問の本支店です。本支店は最初「未達事項」のパターンさえ理解できれば、確実に解ける自信がありました。苦手なのはやはり工業簿記でした。特にCVP解析・費目別原価計算・全部&直接原価計算は、何度やっても間違えるので苦労しました。
苦手な論点を克服するためにどのような勉強がいいか
過去問題集をとにかく解くのが一番だと思いました。3問目の本支店・精算表は特にパターン化しているので、何度も解けば確実に点数を取れるようになると思います。工業簿記はとにかく基礎を何度もやっていくうちにレベルアップさせるべきだと思いました。
試験日当日の1日の流れ
試験場は3級の時にも来ていたので、特別緊張はしませんでした。途中で抜け出す事は出来ないので、とにかくトイレだけは早めに済ませて着席しました。テスト直前までの時間は、1問目の仕訳中心に見直すようにしました(最初に1問目を解くので、いきなりテストにのぞんでパニックにならない為にもオススメです♪^^)
テストが始まってからは「すぐに問題を解き始めるのではなく、全ての問題を軽く見てから解けそうな問題から進める」事を頭において、少しざっと見ながら解き始めました。解いた順番は1→4→5→3→2で解きました。普段は1→2→4→5→3で解いていたのですが、2問目の問題文を少し読んで、今までやってきた勉強と傾向が違いすぎて全く分からなかったので、この順番で解くことにしました。
- 反省点
第1問:3問目と5問目を見事に間違えてしまいました。3問目の特殊商品売買(受託販売)は「仕入れ価格」と「まだ到着していない」に見事にひっかかってしまいました。5問目の本支店会計は問題文に「神戸支店」の答えがないな~と思い、でも何だか変だと違和感を残しつつ終えたらやはり間違っていました。
第2問:多くの参考書で予想されていた「伝票、特殊仕訳帳(記入転記)」とかではなかったので パニックになりました。委託販売や割賦販売契約、未着品や積送品などの理解を正確にしていないと解けないので、部分点狙いで解きました。T字の貸方は全部合っていたのですが、借方は全く違っていて帰ってきてショックでした(><;
第3問:過去問と比べてもそこまで難しくなく、簡単に解けました。
第4問:難易度は簡単そうなのですが、一部間違えてしまうと雪崩的に間違えてしまうパターンの問題だったで慎重にやりました。現金の部分・メッキ加工の加工費・特許権使用料を間違えてしまいました。
第5問:第3問同様、これも簡単に解けました。
試験を終えて
帰宅後は、スクール等のホームページや簿記検定ナビの掲示板を見たりしました。「第2問全問解けました」と書かれている方がいらっしゃって「やはり独学じゃ無謀だったのかな」とかショックだったのを覚えています
2級はテスト範囲が広いので、テキストは2冊以上見たほうが無難だと思います。あと独学の場合、周りに相談出来る環境がないので、掲示板などを確認したり質問したりして勉強仲間を作る事が大事だと思いました。
やすmamaさんのまとめノート(間違いノート)
②の「2冊のまとめノート」ですが、一つは小さいB6ノート要点を細かく書いています。もう一つは参考書の分からない部分のみB6サイズにコピーしたものを纏めてノートっぽくしていました。どちらも持ち運べて電車などでも読めるようにしました。
⑦の「簿記検定ナビの模擬仕訳問題」は、いつでも仕訳できるよう、プリントアウトして持ち歩きました。凄く役立ちました!!!有難うございます!!!
管理人コメント
やすmamaさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!文章だけでなく画像もたくさん付けていただきましたので、とても読みやすい合格体験記に仕上がっていると思います。
それでは早速、中身のほうを見ていきますが、一番参考にしていただきたいのは、「試験日当日の1日の流れ」に書いていただいた「すぐに問題を解き始めるのではなく、全ての問題を軽く見てから解けそうな問題から進める」という一文です。
第126回・日商簿記検定2級の問題文をざっと見たときに「第1問・第2問は難しそうだけど、第3問~第5問以降は簡単そうだから、まずはこっちから片付けよう!」と咄嗟に判断して、例えば「3・4・5→1・2」の順番で解答すれば、第3問~第5問の貯金を作った状態で第1問・第2問を解くことが出来ますので、第1問・第2問は部分点狙いに徹することが出来ます。
ただ、何も考えずに問題の順番どおり解いてしまったり、第1問・第2問から解き始めると事前に決めているから、どんな問題でも第1問・第2問からやる…としてしまうと、今回の試験の場合「特殊商品売買のオンパレード問題とか見たことねぇよ」と、序盤の段階で心が折れてしまった方も多かったと思います。
よって、問題を解き始める前に「難易度に応じて臨機応変に解答手順を組み直す」作業をする必要性が出てくるわけです。この作業はぶっつけ本番でやろうと思っても無理ですから、練習段階から意識して体得するようにしてください。
やすmamaさんが使われた教材や電卓のまとめ
- テキスト:スッキリわかる日商簿記2級
- テキスト:サクッとうかる日商2級工業簿記 テキスト
- 過去問:日商簿記2級まるごと過去問題集
- 本試験型 日商簿記検定2級試験問題集
- 日商簿記検定模擬試験問題集 2級商業簿記・工業簿記
- 電卓:CANON HS-1210TU
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