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  • 第152回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.27

    計画に拘りすぎて本来の目的(合格)を見失わないように気をつけましょう!

    • 投稿者:Lightさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     勤務先の経営状況・財務状況が大きく変わっている中で、会社の数字について正しく理解できていない(営業利益と経常利益の違い、利益剰余金とは何かなど)のは、今後の社会人生活で大きな問題ではないかと思い、簿記の勉強と受験を決めました。

     社会人になりたての約10年前にも3級のテキストを買い少し勉強をしましたが、ほとんど理解できないまま勉強を辞めてしまったので実質的に初めての勉強です。

    使用したテキスト・電卓

    • スッキリわかる日商簿記3級
    • スッキリわかる日商簿記2級(商業簿記)
    • スッキリわかる日商簿記2級(工業簿記)
    • スッキリとける日商簿記2級 過去+予想問題集
    • 合格するための過去問題集 日商簿記3級
    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級
    • 簿記検定ナビ仕訳対策
    • CANON LS-122TUG(電卓)

     巷では簿記の教材が溢れていますが、同じ種類のものに複数手を出さないようにしました。どの教材もプロが作っているので、その教材だけで合格できるはずです。

     また、自分でまとめノートなども作りませんでした。テキストはプロが作っているので、それに勝るまとめノートを素人が作るのは困難だと思っています。スッキリわかる日商簿記2級(商業簿記)には各章の終わりにまとめページがあったので、それを活用しました。

    3級専願から3級・2級併願へ

     3月の1週目から3級のテキスト「スッキリわかる」を読み始めました。4日ぐらいでテキストを読み終え、テキスト付属の練習問題に取り掛かりましたが、3級の難易度であれば1カ月ぐらいで受かると感じました。

     この時点で試験まで3ヶ月あったため、200時間ぐらいの勉強が必要な2級にも手が届くと思い、2級も併願することにしました。職場の同僚も3級・2級の併願で第152回を受けると言っており、同僚の後押しも力になりました。

    勉強の進め方(前期:3月上旬~4月中旬)

     3級のテキストを読み、その後、テキスト付属の練習問題を2周行った後に2級のテキスト(こちらも3級と同様のスッキリわかるシリーズ)に移りました。以降、3級の勉強はほとんど行わず、2級の勉強だけに注力しました。

     2級は、まずは商業のテキストを読み、商業の練習問題を2周やり、練習問題の2周目と併行して工業のテキストを読み始めました。

     テキストを読むさいは、まずは全体像を掴むために完全に理解していなくても何となく分かったら次に進むことを心掛けました。

     4月中旬頃に2級の商業・工業のテキストと練習問題が終わったので、そこから146回以降の過去問を軽く解き始めました(※4月下旬までに第151回までを完了)。

     ここでの目的は実際の試験の難易度や頻出する分野、自分が苦手な分野を知ることなので、点数はあまり気にせずに練習問題の延長という気持ちで取り組みました。

     第146回の大問2(銀行勘定調整表)の解説がよく理解できず、ネットで他の解説を探していたところ「簿記検定ナビ」に辿り着き、以降、大いに活用させて頂きました。

    勉強の進め方(後期:4月下旬~6月上旬)

     4月下旬から第146回~第151回の過去問の2周目に入りました。ここでは1周目よりも解説の内容を理解することを意識しました。

     過去問の2周目が終わった5月中旬以降は簿記検定ナビの試験問題予想のページを参考に「絶対に解いておくべき過去問5題」「できれば解いておくべき過去問」を繰り返し解きました。(以下の画像を参照。〇の中の数字は、解答した時のそれぞれの点数です) 簿記検定ナビに全幅の信頼を寄せておりました(笑)

    学習記録1
    学習記録1

    学習記録2
    学習記録2

     また、過去問だけでは出題傾向が変わった場合に対応できなくなると思い、通勤電車の中で商業・工業のテキストを流し読みも行っておりました。

     特に商業のテキストには各章の終わりにまとめページがあり、そこを眺めることで繰り返し復習を行いました。(これは大問1の仕訳対策にもなっていたと思います)

     さらに、仕訳対策として簿記検定ナビに掲載されている仕訳の過去問題集を印刷し、第130回以降の過去問を2回解き、2回目で間違えた問題をマークしておき、間違えた問題だけを改めて解きました(4月中旬から試験の1週間前まで)。

    勉強時間・勉強場所など

     平日は朝1時間、昼休み10分、夜1時間+通勤でテキストを流し読み。休日は朝1時間、子供の昼寝中に1時間or図書館で2~3時間。

     平日は通勤ラッシュを避けるために朝7時過ぎに会社の最寄り駅に着くようにしているので、近くのカフェでコーヒーを飲みながら1時間程勉強することができました。

     また、帰宅後は子供を寝かしつけた21時半頃から1時間程勉強をしトータルで2時間ぐらい勉強しました。試験を受けることを理由に家事を疎かにする訳にはいかないと思い、夜の勉強後には洗い物や洗濯を以前と同じようにやるようにしました(家族の理解は大切です)。

     休日ですが、妻が仕事の日は私が子守りをする必要があり、勉強があまりできないので、朝の6時から7時半まで自宅近くのファーストフード店で朝食兼勉強を行い、日中は子供が昼寝をしている間に勉強をしました。

     しかし、休日も5時半ぐらいに起きるのはなかなか大変で、朝に勉強をしたのはいいものの、疲れてしまい子供と一緒に昼寝をしたことを何度かあり、休日の朝の勉強が本当に効果があったのかは怪しいです(笑)

     ゴールデンウィーク期間中は勉強する日は上記の休日と同様のスケジュールで勉強しましたが、家族で出かける日などは「勉強をしない日」と決め、その日は全く勉強せずに家族と過ごしました。

     試験直前は、妻が休みの時は子守りを任せ図書館で勉強させてもらいました。家族の協力により勉強時間を確保できたので感謝しています。

    各級の対策

    簿記3級

     2級に受かる可能性は半々ぐらいだと考え、2級に落ちてもせめて3級は受かっておきたいと思い、試験の3週間ぐらい前から会社の昼休みに10~15分ぐらい過去問を第151回から順に解きました(記憶は定かではないですが第148回ぐらいまで遡れたと思います)。

     2級の勉強をしていたので難易度的には難しくないのですが、帳簿の問題などは2級では出題されず、3級特有の問題なので効果はあったと思います。

    簿記2級

     以下の6つの点に気をつけて対策を進めました。

    1. 過去問や予想問題を大問1~大問5まで通しで解く時間が確保できそうに無かったので、大問2と大問3はそれぞれ30分以内、大問4と大問5はそれぞれ15分以内に解くことを意識して解くようにしました。
    2. 過去問を解くさいは、途中でテキスト等は見ずに、分かる範囲で解答しました。分からない問題・難しい問題であっても、部分点を取るクセを付けるためです。テキストを見ながら解く勉強方法もあるので好みは分かれるかと思いますが、自分は前者のやり方を選択しました。
    3. 一時期、問題をよく読まないことが原因のミスを頻発させたことがあり(減価償却率は25%と問題文に記載されているのに先入観で20%で計算していたなど)、問題文をよく読み、内容を確実に理解することを意識しました。
    4. 過去問題集に付いていた予想問題は時間を十分に確保できなかったこと、直前に解いて低い点を取ってしまったときに焦りが生まれてしまうことを考慮し、あえて解かずに過去問の繰り返しに注力しました。あと1週間ぐらい時間があれば解きたかったです。
    5. 簿記検定ナビの予想問題は大問3以外は解きました。大問3は試験前日に解こうと思っていたのですが、前日に新たな問題に着手するのは良くないと思い、こちらもあえて解きませんでした。
    6. 2級の対策をまとめますと、簿記検定ナビの試験問題予想に沿った過去問の繰り返し、仕訳の過去問、テキストの流し読みだけしか5月以降は行っておりません。

     また、勉強をする時に「いつまでにどこまで進めよう」と計画を立てることが多いですが、計画通りにこなすことにこだわりませんでした。

     仕事・家事・育児・体調などの関係から計画通りに進まないことはよくありますし、最終的な目的は簿記2級に合格することであり、計画をこなすことは目的を達成するための過程や手段に過ぎません。

     計画通りこなすことにこだわりすぎると、計画を守ることが目的となり、本来の目的からズレてしまう可能性があります(計画を守るために、十分に理解できていないのに次に進むなど)。

     本来の目的(試験に合格する)を達成するために、過程や手段(勉強計画など)は状況に応じて変更することを厭わないことが重要ではないかと思います。

    試験日1日の流れ

    試験当日(3級)

     8時頃に会場に着き、近くでコーヒーを飲みテキストを流し読みしました。

     3級は2級の練習という位置づけでしたので、問題用紙・解答用紙・計算用紙の大きさを確認し2級の試験に備えることを意識しました。

     過去問を解いた感じから大問1から順番に解いても時間に余裕があると思い、大問1から順に解きました。時間を意識せずに丁寧に解き、試験開始から1時間15分で一通り終わり、以降は見直しや再考の時間としました。

    試験当日(2級)

     3級試験で予想以上に疲れてしまったので、軽めの昼食をとった後は本屋に立ち寄ったりして休憩しました。再び試験会場近くでコーヒーを飲み、テキストを軽く眺めて過ごしました。

     2級は「4→5→1→2→3」の順で解くことを決めていたので、その順番で解き始めました。大問4はほぼ解けたのですが、大問5は問題文の意味が理解できず、5分ぐらい経っても全く解けなかったので大問1を先に解くことを決めました。

     大問1は直近の過去問に比べれば簡単でしたが、金利の期間をよく確認して解くなど、問題文をよく読み丁寧に解答することを心掛けました。

     大問2は第146回の大問2とよく似ていたため、過去問を思い出しながらこちらもケアレスミスをしないように丁寧に解きました。大問1・2・4を終えた時点で試験開始からまだ45分しか経過していませんでした。

     大問5が全く解けなかった時点で合格を諦めたのですが、大問1、2、4で高得点が狙えそうで、まだ時間もじゅうぶんあったため、再び合格へ向けて気合が入りました。

     大問3はあまり対策を行ってこなかった税効果勘定が出題され戸惑いましたが、それ以外の点数が取りやすい部分に注力し、短い時間で10点程度を取ることを意識しました。

     また、得点になりそうな減価償却や未払消費税などの問題はミスをしないように丁寧に解きました。

     試験開始から1時間20分が経過した時点で大問3が終わり、大問5へ戻りました。過去問の傾向から問1と問2は容易に解けるはずと判断し、問題文を改めてよく読み、シンプルに考えて解きました。

     その後もゆっくりと分かるところから数字を埋めていき、最終的に大問5も完答できました。残り時間が5分ぐらいあったので大問1・2を見直し、試験は終了となりました。

    試験結果

     帰宅後に解答速報を確認したところ、2級も80点前後は取れていそうな感じだったので、合格できたかな?と思っていました。最終的な結果は以下の通りです。

    • 簿記3級:93点(①:20点、②:10点、③:27点、④:06点、⑤:30点)
    • 簿記2級:88点(①:20点、②:20点、③:12点、④:16点、⑤:20点)

    最後に

     当初の受験目的である「会社の数字について正しく理解する」については、今回の勉強と受験を通じて、理解するためのベースが身に着いたと思っています。今後も勉強を続け、会社の数字をより理解できるようになりたいと思います。

     また、3か月間勉強を続けたことで、勉強する習慣を身に着けることができました。仕事・家事・育児などで時間に追われがちな生活となっていますが、何となくテレビを見ていたり、スマートフォンをいじっていたりする時間を減らすことで、(たぶん)家庭に影響を与えることなく、勉強する時間を確保できました。

     この勉強する習慣はあらゆる分野に生かせると思いますので、2級に合格した以上に今回の収穫だったと思います。

     同時期に受験した同僚、平日の夜や休みの日に勉強させてくれた家族、そして合格へ導いてくださった簿記検定ナビの管理人様には感謝しております。

     自分の経験を書くのは得意ではないのですが、簿記検定ナビの更なる発展や今後受験される方のお役に立てればと思い今回投稿させて頂きました。

    管理人からLightさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に(100点満点で)点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめできますか?
     100点です。初めて勉強する人にも分かりやすい内容で解説されており、スッキリシリーズだけで合格できると思います。これから受験される方にもおすすめできます。
     今回、勉強に使われた電卓に(100点満点で)点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめできますか?
     100点です。価格も他の物に比べれば安価で使い勝手も良かったです。こらから購入を検討される方にもおすすめできます。
     得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は工業簿記全般です。製造業に携わっており、「仕掛品」など工業簿記で出てくる言葉が社内で使われているので、概念が理解しやすかったのだと思います。

     苦手な論点は連結です。対策として繰り返しテキストを読みました。1、2回読んだだけでは理解できなかったのですが、何度も読むことで、ある時急に理解が進みました。

     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     簿記の勉強を始める前は英語の勉強をしていましたが、簿記に注力するために3ヶ月間は英語の勉強を止めていました。今回の試験に落ちると、英語の勉強が後ろ倒しになってしまうので、今回で終わらせようという思いがモチベーションの維持にに繋がりました。

     また、体調が悪い時や家庭の事情で時間が確保できない時は勉強をしなかったのも、最後までモチベーションを維持できた要因だと思います。

    管理人コメント

     Lightさん、簿記3級・2級試験のダブル合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     最初の「使用したテキスト・電卓」のところでまとめノートについて書いていただきましたが、こちらはよくご質問いただくところなので補足させていただきます。

     まとめノートは「テキストの内容を再編集して要約するもの」と「自分の苦手な論点を簡潔にまとめるもの」の2種類に大別することができます。

     Lightさんは前者のほうをイメージされていて、「テキストはプロが作っているので、それに勝るまとめノートを素人が作るのは困難」と書いていただきましたが、こちらに関しては私も同感です。

     要約する過程で理解が深まるという考え方もあると思いますが、前者のまとめノートを作るのにかなり時間がかかってしまうので、よっぽど時間がある方以外はおすすめしません。

     逆に、私がおすすめしている後者の「自分の苦手な論点を簡潔にまとめるもの」については短時間で作れますし、こまめに目を通すだけで苦手論点を克服することができます。

     後者のまとめノートの作り方・使い方のコツは「苦手論点の要点・解き方のみを簡潔にまとめる」「とにかく何度も目を通す」の2点です。作るのに時間をかけてはいけません。使うのに時間をかけましょう。

     また、Lightさんのようになるべく早い段階で試験範囲を1周するのはとても大事なことだと思います。試験範囲を1周すると簿記2級の全体像を把握することができる…言い換えますと、簿記2級の全体マップを手に入れることができます。

     マップがなければ今自分がどこにいるのか、また、合格までの距離も分かりませんが、マップを手に入れることによって、現在の自分の状況やゴールまでの距離を随時確認することができます。ぜひ参考にしてください。

    Lightさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第152回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.166

    短期間で合格するには効率重視の勉強が必要。マイルールを決めましょう!

    • 投稿者:fu-mamaさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月半

    はじめに

     私は2人の娘がいるワーキングママです。今回、簿記2級取得に至ったのは、職場が閉店して転職せざるを得なくなったためでした。

     育休中からその噂が流れていたため、ハローワークに行き、希望する事務職の転職先を探していると「簿記2級必須」という会社が多く、子持ちの転職は厳しいことが予想されたので、資格取得を目指すことに決めました。

     同じように働きながら子育てされていて、資格取得を目指す方のお役にたてれば幸いです。

     ちなみに、簿記3級は育休中に取得しました。3ヶ月間、毎日1日30分~2時間勉強した結果、試験直前には過去問で90~100点近く取れるようになり、本番でも一問ミスしただけで98点で合格できました。

     自己採点で合格がわかっていたので、試験の3日後には簿記2級の教科書と問題集を買って勉強を始めました。

    使用したテキストと電卓の評価

    教科書(みんなが欲しかった 簿記の教科書:95点

     本屋で手に取り、読みやすいものをと選びました。分かりやすく書かれているのと、巻末の最後にある「参考」のページまで読み込むと、細かい論点まで把握できるので良かったです。

     連結会計はタイムテーブルを書けるようになると、連結4年度以降でも部分点狙いができると知り、連結会計の問題を解く度に「参考」のページのタイムテーブルの書き方を読み返し、タイムテーブルを書けるようになったのが、本番前に自信に繋がりました。

     また、付録で付いてくる仕訳集は毎日持ち歩き、通勤時間や会社の休憩時間にパラパラめくり、スキマ時間を活用できたので大変役に立ちました。かなりボロボロになるまで使い込みました。

     読み返すうちに「ここがもっと丁寧に書かれてあれば良かったな…」と何回か思ったので5点引きました。

    問題集(みんなが欲しかった 簿記の問題集:70点

     商業・工業を2冊買うと、模試6回分付いてくるのがお得な気がして買いました。

     ただ、模試の問題が簡単なのと、問題集の問題がすごく難しい問題と簡単な問題と両極端なので「いまいち」と評価いたしました。特に、仕訳問題は過去問と比べると偏っているし簡単すぎます。

    電卓(CASIO MW-C20C)

     選んだ理由はデザインです。12桁、メモリー機能、GT機能、早打ち機能など…欲しい機能が全てあり、なおかつ勉強のモチベーションが上がるような可愛いデザインが良いなと思って選びました。

    参考図書(簿記の電卓操作の本:100点

     タイトル・著者名は忘れてしまいましたが、調べるといくらでも出てくると思うので、こんな感じの本を一冊読むだけで、問題を解くスピードと正確性が上がるので「必読」だと思います。

     簿記の勉強の合間に、気分転換がてら図書館で借りてきた本を流し読みしただけで、正確性とスピードが格段に上がりました。特に、メモリー機能とGT機能は知っていたほうが良いと思います。

     ネットにも電卓操作術など書かれていますが、私は本のほうが見やすく、練習問題など実践してみて理解できたことが多かったので本をオススメします。

     新品にこだわらなければ古本屋で安く手に入りますし、自信にも繋がるので読んで損はないと思います。

    効率重視の勉強

     転職するために1回で合格しなければならず、簿記ナビさんの合格体験記を読み込んだ結果、3ヶ月で合格を勝ち取るには効率重視の勉強法が必要と感じ、自分なりのルールを決めて勉強しました。

    ルール1:10分でも良いから必ず毎日勉強する

     簿記3級を勉強するときに感じたのですが、少しでも勉強しない日があると簿記の感覚が鈍ります。他の方は商業・工業別々に勉強の期間を設けている方が多いですが、私はどちらの感覚も鈍りたくないので、3ヶ月間毎日、商業・工業両方を勉強しました。

    ルール2:情報収集を徹底し、合格体験記を読んでイメトレする

     簿記ナビさんの合格体験記には、テキスト活用術、苦手対策の克服法など、独学で合格するためのヒントが凝縮されています。人それぞれ合う勉強法は違うので、いろんな方の合格体験記を読んで、自分に合う勉強法を模索しました。

     また、合格体験記を読んで簿記2級に一発合格してる自分をイメージすることで、より合格が身近に感じることができたのが良かったです。私は、簿記ナビさんに合格体験記を書くところまで妄想してました(笑)

    ルール3:自分の頭で考えて答えを導くことにこだわる

     タイトル・著者名は忘れてしまいましたが、有名塾講師の方が書いた本の中に「数学は自分の頭で考える過程で力がつく」と書かれていました。

     初めは教科書を見ながらでも良いので、問題を解くさいは「頭を使って答えを導く過程」にこだわってみてください。教科書を見ながらでも「問題を解くさいに頭に入れるべき論点はどこか」を意識することで、自然と論点が頭に入っていきます。

     初めは教科書を見ながらでもちんぷんかんぷんですが、何回も同じ過程を辿ると段々理解できるようになりました。

    ルール4:スキマ時間こそ合格のカギ

     合格体験記を読んでいると、アプリなどでスキマ時間を有効活用されている方が目にとまりました。

     私は通勤で電車に乗ってる時間は6分しかありませんでしたが、電車を待つ4~5分と乗車時間に仕訳集をパラパラめくり、駅から会社に向かう道中では頭の中で仕訳を反復してました。

     特に「試験1ヶ月前には九九算レベルで瞬発的に仕訳を切れるようになりましょう」と、他サイトに書かれていたのを読み、意識して仕訳集を読み込んでいました。

     また、連結会計の精算表と財務諸表を苦手としていたので、見慣れるために、問題を解いた後の解答用紙をコピーして、そこに覚えるべき注意点を書き込み、暇さえあれば見て覚えるようにしました。

    学習期間と1日の学習時間

    • 学習期間:3ヶ月と11日(103日)
    • 学習時間:合計260時間くらい

     前述したとおり、仕事と育児と家事の合間に勉強しなくてはならず、まとまって勉強時間を確保するのが難しかったので、とにかくスキマを縫って勉強してました。

     育休中は次女の昼寝の1時間。長女を保育所に迎えに行き、次女と長女が遊んだりテレビに夢中になっている間、仮眠30分とって夜の勉強に備え、娘たちを寝かし付けた後に2時間勉強していました。

     仕事復帰後は、通勤時間と会社の休憩時間に仕訳集をパラパラ。娘たちを寝かし付けた後に1~2時間勉強しました。仕事と育児の疲れで眠い日は無理せず寝るようにしてましたが、自分が決めたスケジュールよりも遅れてしまっているときは無理やり勉強しました。

     仕事の休みが平日1日と日曜・祝日なので、平日の休みは娘たちを保育所に預け、6~8時間勉強しました。土曜は主人が休みで、主人が娘たちを見ているので、朝ごはんを用意して出勤する準備をしたら早めに家を出て、会社の近くの商業施設のフリースペースで45分くらい勉強してから出勤してました。

    学習方法

     まずは簿記のテキスト(商業・工業)をさらっと読み流しました。簿記2級の用語に慣れるためです。次はテキストをしっかり読み込み、テキストを見ながら章ごとにある基本問題を解きました。

     その次に問題集に手をつけました。仕訳問題は簡単でしたが、2問~5問対策の問題は難しく、テキストを見ながらでもかなり時間がかかりながら問題を解きました。終わったのは勉強を始めて1ヶ月後くらいだったと思います。

     なんとか問題集を一周して、力試しに過去問の第151回を解いてみました…が玉砕。一発合格は無理なんじゃないかと不安が押し寄せてきて、ただでさえ「転職するために一発合格しなくちゃ」とかなりプレッシャーを感じていて勉強に集中できない日もありました。

     主人に相談したところ「6月じゃなくて11月の試験を目指せば?」と言ってくれたので「一発合格は目指すけど、一発合格したらラッキーってスタンスでいこう」と割り切ることにしました。それからはプレッシャーを感じず勉強に集中できました。

     この時点で残り2ヶ月でした。過去問に手を出すと自信がなくなると感じ、またテキストに戻りました。テキストの基本問題を、今度はテキストを見ずに解き、一周しました。

     それから問題集もテキストを見ずにもう一周。間違えノートを作る時間がなかったので、間違えたさいは自分用テキストを仕上げるつもりでテキストに書き込みました。

     それからやっと模試に手をつけました。まとまって勉強できる時間がなかったので、平日休みの1日に模試と過去問を3回分解き、解説を読み込み、間違えた箇所はテキストに書き込んでいきました。

     模試6回分、過去問3回分はあっという間に解き終えてしまったので、簿記ナビさんと他サイトの模試も解きました。どちらも難易度が高く、「このままでは合格できない!」と気を引き締めました。

     そこで、テキストの基本問題と問題集の間違えた問題を一周しました。そして、模試7回分をもう一回解き直し、試験当日に至ります。

    テキストへの書き込み1
    テキストへの書き込み1

    テキストへの書き込み2
    テキストへの書き込み2

    テキストへの書き込み3
    テキストへの書き込み3

    テキストへの書き込み4
    テキストへの書き込み4

    苦手問題の対策

     娘たちが機嫌よく遊んでいる時間を見計らい、Youtubeの無料講義をひたすら見ました。目からウロコが出る解き方を教えてくれるし、机に向かわないので気楽に勉強でき、とても重宝しました。試験で使えるテクニックがあれば、その都度、テキストに書き込んでいきました。

     特に、連結会計は4年度以降の問題はタイムテーブルを書いて整理したほうが部分点狙いができるので、Youtubeとテキストのタイムテーブルの書き方を何回も見て、連結会計の問題が出れば必ずタイムテーブルを書いて解くようにしたら、本番前までに連結会計が得意な論点になりました。

     また、会社の休憩時間に簿記のサイトを巡っては、苦手とする固定資産や有価証券を理解しようとネットサーフィンしてました。

     工業簿記は問題をこなせばこなす程得意になっていると感じたので、ひたすら問題を解きました。標準原価計算、部門別原価計算、全部原価計算を苦手としていたので、とにかくいろんなパターンの問題を解くように意識しました。

     近年の過去問を見ていると、問題の資料の与え方をひねって出すパターンが見受けられます。そういうパターンの対策のために、いろんな問題に慣れるというのは2問~5問対策に良いかもです。

    試験日1日の流れ

     有名塾講師の方が書いた本の中に「数学のテストは頭を使うので寝不足はダメ。徹夜せずに睡眠をとること。」と書かれていたので、前日は娘たちと一緒に21:30に寝ました。

     当日は試験前に頭を疲れさせたくなかったので、簿記ナビさんの予想出題に書かれてあった銀行勘定調整表の問題1問だけさらっと解いて終わりました。

     11時半から昼食をとり、12時15分に家を出る予定でしたが、家にいてもソワソワするだけなので12時に家を出ました。乗った地下鉄が途中で立ち往生したり、駅に着いてから道に迷ったりするハプニングがありましたが、試験45分前には会場に着きました。

    試験開始までの過ごし方

     電卓とシャープペンと消しゴムを2個ずつ机に並べました(※1個は予備)。その後、トイレに行きました。チョコレートを食べるつもりで持ってきましたが、お腹がすいていなかったので食べませんでした。

     周りの方はテキストやノートを見返してましたが、直前にやっても焦って頭に入らないと思っていたのと、頭を疲れさせたくなかったので、試験が始まるまでiPodで音楽を聴いてリラックスしてました。

    試験中の出来事

     まず試験開始前に答案用紙が配られ、記名するように指示されます。そこでざっと問題を把握しました。

     3問目が得意な連結会計や精算表じゃなかったことにがっかりしましたが、4問目が得意分野になった部門別原価計算だったので、心の中でガッツポーズしました。

     また、2問目が簿記ナビさんが出題予想されていた銀行勘定調整表で「朝解いたばっかり!簿記ナビさんありがとうございます!」とテンションが上がりました。「今回は自分と相性の良い回だから合格できる!」と言い聞かせました。

     試験が始まると、いつも解くように「1→5→4→3→2」の順に解いていきました。

     過去問対策を全然しなかったため、1問目の仕訳から苦戦しました。答えが合っているか不安なまま解き終わり、5問目に入ると、資料の与え方がひねってあり、これまた苦戦しました。問題の最後のほうが分からなかったんですが、時間が足りなくなるのが怖かったので空白のまま4問にいきました。

     4問目は簡単だったのでさらっと解き終わり3問目にいくと税効果会計の財務諸表…一筋縄じゃいかないと感じ、先に2問目を取り掛かることにしました…が、問題集で解いたような銀行勘定調整表とは違い、難しいと感じたので分からないところは空白のままにして、3問目に戻りました。

     この時点でまだ1時間以上あったので、気持ちに余裕が生まれ、落ち着いて取り組めました。なんとか答えを埋め、残った時間で5問目と2問目の空白を埋め、ざっと見直しました。それでも10分くらい余ったので、解答を書き写して試験終了の時間になりました。

    試験終了後

     半年間の勉強から解放されて、清々しい気持ちで試験会場を出ました。予備校の解答速報は17時からだったので、家に帰ってから答え合わせをしました、自己採点の結果は68点。別の予備校の解答速報で答え合わせをしても68点。もう合格はないだろうと思いました。

     息抜きするのが怖かったので、息抜きをせず3ヶ月みっちり勉強していたこともあり、「努力しても報われないんだ」と落ち込みました…が、合格発表の日に結果を見るとまさかの合格。「予備校の配点は厳しめだから実際は3~4点プラスに考えていい」というネットの情報は本当かもしれません。

    試験結果と反省

    • 合計:70点
      • 第1問:16点
      • 第2問:12点
      • 第3問:12点
      • 第4問:16点
      • 第5問:14点

     買ってきた問題集(みんなが欲しかった 簿記の問題集)の模試が簡単だったのは、基本的な力をしっかりつけることが目的なのかもしれないと思いました。

     もし「みんなが欲しかった」シリーズを買われた方は、テキストと問題集と模試を2~3周するのプラス、簿記ナビさんの無料模試を2~3回解くのと、簿記ナビさんの仕訳対策をしっかりやりこめば「合格」に近付けるのではないでしょうか。

     私は簿記ナビさんの仕訳対策を試験の1週間前に知り、ほとんど手を付けないままいたことを後悔しています。もし、ちゃんとできていたら試験でも焦ることなく第一問目を自信持って完答できていたと思います。

    合格証書
    合格証書

    管理人コメント

     fu-mamaさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     fu-mamaさんの勉強スタイルでぜひ参考にしていただきたいのは、ネットを有効活用しているところです。ネット上には論点ごとの詳しい解説や解説動画がたくさんありますので、うまく使えばピンポイントで理解を深めることができます。

     説明する人が変わると説明の仕方や論点の切り口が変わるため、教材だけではなかなか理解できなかった論点もスーッと理解できることが多々あります。まずは、苦手な論点を「●● 解き方」などのキーワードでググってみましょう。

     また、「効率重視の勉強」のルール4のところに「連結会計の精算表と財務諸表を苦手としていたので、見慣れるために、問題を解いた後の解答用紙をコピーして、そこに覚えるべき注意点を書き込み、暇さえあれば見て覚えるようにしました。」と書いていただきましたが、こちらも苦手分野の克服に効果的です。

     特に連結精算表・連結財務諸表は個別の精算表・財務諸表と表示形式や集計方法が異なるため、まずは精算表・財務諸表の基本形(ひな形)や解答手順を覚えることが重要です。ぜひ参考にしてください。

    fu-mamaさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第152回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.165

    簿記の勉強はアウトプットが大事。問題をたくさん解きましょう!

    • 投稿者:菜緒さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約7か月半

    受験しようと思った理由

     勤務先の会社は中小企業ということもあり、会社に経理が1人しかおらず、経理は会社の財務状況を何でも知っていて当たり前のように周りから色んなことを質問されます。

     私は高校生の時に簿記3級を取得して以来、簿記・会計のことは全然勉強していなかったので聞かれても答えられないことが多々あり、日商簿記2級を取得すればこの問題が解決するのではと思い受験することにしました。

    使用した教材

    テキスト

    • パブロフ簿記 3級商業簿記 テキスト&問題集(100点
    • パブロフ簿記 2級商業簿記 テキスト&問題集(100点
    • パブロフ簿記 2級工業簿記 テキスト&問題集(100点
    • スッキリわかる 2級商業簿記 テキスト&問題集(70点
    • スッキリわかる 2級工業簿記 テキスト&問題集(70点

     3級取得からブランクがあり、このまま2級の勉強を始めても途中で挫折しそうな気がしたので、基礎固めのためにパブロフ簿記3級のテキストを購入して勉強しました。

     パブロフ簿記には模擬問題集も付いているので、テキストを読んでインプットした後に問題集でアウトプットして基礎力を付けていきました。約1ヵ月間、問題集でほぼ満点近く取れるまで勉強しました。

     最初にパブロフ簿記商業のテキスト読んで問題を解いて2周させた後に、スッキリわかる商業簿記を読みました。私は勉強にあまり慣れていないので、パブロフ簿記の方が4コママンガになっていて初心者でも分かりやすく内容が理解しやすかったです。

     商業簿記を2ヵ月勉強した後に、工業簿記を約1ヵ月間半勉強しました。工業も商業と同じようにパブロフ簿記を2周した後にスッキリわかる工業簿記を読みました。

    問題集

    • パブロフ簿記 2級商業簿記 総仕上げ問題集(100点
    • パブロフ簿記 2級工業簿記 総仕上げ問題集(100点
    • ネットスクール 模擬試験問題集(80点
    • TAC 網羅型完全予想問題集(100点
    • 第152回をあてるTAC直前予想(80点
    • ネットスクール ズバリ2級的中完全予想模試(70点

     パブロフ簿記の総仕上げ問題集は、テキストを読んだ後のアウトプット用に使用しました。こちらの問題集は解き方も詳しく書いてあったので、独学でも分かりやすくて勉強しやすかったです。

     その後、商業・工業の知識が付いた後に、実際の試験形式に慣れるために模擬問題集に取り掛かりました。

     試験2ヵ月前までには基礎力が付いていたので、模擬試験をする時間は割とあり新しい問題に慣れるために問題集を増やしていったら結果的にたくさんの量になりました。それぞれ2~3周回し、模擬試験・過去問でトータル84回分をこなしました。

    電卓

     CASIOのJS-20WKを使いました。本格実務電卓なので、キーも打ちやすく使いやすかったです。カラーバリエーションも豊富で、私は大好きなピンク色を使っていたので、見ているだけでも癒されて良かったです。

     簿記検定の勉強前に電卓検定を受験し、1級の資格を持っていたので電卓の使い方も左手で電卓を打つ技術もあったので、その分だけ他の人より早く問題を解けたと思います。

    1日の勉強スケジュール

     平日は仕事をしていて勉強する時間が限られているので、スキマ時間を有効活用しました。

     朝は少し早めに起き早く準備して会社に行き勉強しました(30分~1時間くらい)。お昼も早く済ませ30分くらい勉強しました。仕事から帰ってからは家で1時間~2時間しました。

     休日はだいたい2時間~4時間ほど。試験が近づくにつれモチベーションが上がり、勉強時間も増えていきました。7ヵ月半のトータル学習時間は425時間です。

    勉強内容

     前回の試験(第151回)で見たことがない問題が出題されていたので、本試験ではどんな問題が出るか不安で、テキストに載っていることはすべてマスターしようとたくさん問題を解きました。

     模擬問題も前回よりいい点数が取れ、かつ、早く解けるとモチベーションがあがるので、点数表を作成して記録していきました。網羅型完全予想問題集は難易度が高く、初めて問題を解いたときは工業簿記のレベルが高すぎて相当苦労しました。

     でも、本試験の直近のレベルを考えれば、このレベルの問題が出題されてもおかしくないと思い何回も何回も解き全12回分を3周させました。最初は、平均70点くらいだったのが、3周目の時は平均96点近く取れるようになっていたのでモチベーションも上がりました。

    点数表
    点数表

    ミスノート
    ミスノート

    試験日1日の流れ

    7時 起床

     緊張であまり眠れず、早く起きました。試験中のお腹痛くならないように、またトイレに行きたくならないように朝ごはんも少なめにし、水分も必要最低限にしました。

     家にいても落ち着かなかったので、試験会場近くの図書館で勉強しようと早めに家を出発しました。図書館で軽く勉強したあとは、近くのショッピングモールで早めの昼食をとりました。

     1時間前に試験会場に到着し、テキストを読んだりして過ごしました。

    13時30分 試験開始

     試験開始前に答案用紙に受験番号・名前・生年月日を書く時間があるので、その時に答案用紙から問題内容を確認しました。

     第2問が当座預金勘定調整表、第4問が部門別計算、第5問が標準原価計算ということが確認でき、いずれの論点も自信があったので心の中でガッツポーズ。「第1問→第2問→第4問→第5問→第3問」の順に解きすすめることにしました。

     13時40分頃に試験が始まりましたが、緊張で手が震え、下書きを問題文の上に書くという失態を犯しました。

     第1問がすべてテキストで勉強した内容だったので緊張が解け、第2問からは第1問の緊張が嘘のように落ち着いて解くことができました。

     第2問・第3問は今までにない出題形式で少し驚きましたが、たくさん模擬試験を解きまくっていろんな出題形式の問題に触れていたので、本試験でもすんなり対応することができました。

     全体的に簡単な印象を受け、1時間ちょっとで全問解き終わり見直しをしました。見直し中に2問ほどケアレスミスに気づいたので訂正し、それでも時間が少し余ったので、自己採点しやすいように問題用紙に答えを記入しました。

    試験結果

    • 合計:96点
      • 第1問:20点
      • 第2問:20点
      • 第3問:20点
      • 第4問:16点
      • 第5問:20点

     第4問の差異をケアレスミスして勘定科目を逆に書いていましたが、初めての2級受験で90点台の高得点で合格できたので上出来だと思います。

    勉強の感想

     ほぼ簿記の知識を忘れている中で、独学でここまでできるとは自分でも思っていませんでした。

     商業簿記2級では覚えることの量の多さに何度も間違えては不安になり、工業簿記では今まで学習していた商業簿記と内容が異なり戸惑い何度も不安になりました。

     それでも進まなければゴールできないので、何度も間違えては次は間違えないように頑張ろうと自分のモチベーションを上げ続け勉強を続けました。

     毎日やれば少しずつでも成長でき、今まで分からなかったこと・出来なかったことが分かるようになるのを感じられるのでやっていて楽しい時もありました。

     特に、ある程度理解できるようになってからは勉強していて楽しかったです。簿記の知識以外にも人間的にも成長できたので、日商簿記検定を受験して本当に良かったと思いました。

    管理人から菜緒さんへ追加の質問

     パブロフのあとにスッキリを利用されていますが、スッキリを併用した理由があれば教えてください。
     どこかの情報で、テキストを1つにすると情報が偏ると書いてあったので2つ併用しました。スッキリシリーズは一度読んだらほとんど使用しなかったので、簿記2級は1つのテキストで問題なかったと思います。
     菜緒さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    得意な論点:精算表・総合原価計算

     精算表は最後に一気に計算するのが好きなのと、B/SとP/Lの当期純利益(損失)の金額がきっちりあったときの喜びがあるからです。総合原価計算は工業簿記の中でもパズルみたいで、計算していて楽しかったからです。

    苦手な論点:製造業会計・直接原価計算

     製造業会計は仕訳の量も多く、工業簿記の範囲では分かっていても商業簿記と一緒になることで自分の中では一気に難易度が上がり苦手でした。直接原価計算は工業簿記の中では一番理解しにくく、固定費をなぜ含めるか含めないか元々の理解が分からず一番苦戦しました。

     苦手な論点を克服するために、たくさん問題を解きました。間違えたときはその部分が理解できていないので、何度もテキストを読んで頭に叩き込みました。

     あとは、苦手な論点をネットで検索して詳しく書いてある記事を見つけて理解するようにしました。最初の頃は標準原価計算のシュラッター図がよく分からなかったので、ネット記事を読んだり動画を見て理解を深めていきました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     一番失敗したと思うのは、インプット期に商業簿記の後に工業簿記を始めたのですが、工業簿記を勉強している約1ヶ月半ずっと工業簿記の勉強ばかりしていたので、その後商業簿記の問題を解いたとき、ほとんど忘れてしまい、またテキストを見て再度勉強する羽目になりました。

     工業簿記の勉強中も商業簿記の勉強を並行して行っていれば、もう少し早く模擬問題にかかれたと思います。その時に改めて簿記の勉強は毎日しないと忘れるものだと痛感しました。

     良かったと思うのは、模擬試験形式の問題をたくさん解いたことです。簿記の勉強はインプットよりアウトプットが大事なので、たくさん問題を解いて慣れていくことが大切だと思います。

     いろんな問題に触れることで、本試験で見慣れない形式の問題が出題されても慌てることなく取り組むことができました。

     実際に今回の本試験も事前に難易度が高めの問題をたくさん解いていたので、簡単に思えて緊張することなくできたと思います。

     簿記2級の勉強を始める前と合格した後とでは仕事の取り組み方が変わりましたか?(どんなところで2級の知識が役立っていますか?)
     簿記取得前は分からない会計処理あったらすぐに会計事務所の人に聞いていましたが、簿記取得後は自信がついたこともあり、自分で考えた答えであっているかを聞くようになりました。

     会社での質問事項も取得前は自信なく答えていたことも、取得後は自信をもって答えられるようになりました。

     また、財務諸表がすんなり読めるようになったことは、簿記の知識がすごく役に立っていると思います。

    管理人コメント

     菜緒さん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     仕事柄、日商簿記検定の短期合格・一発合格のコツを聞かれることが多いですが、菜緒さんがおっしゃっているように「問題演習(アウトプット)に力を入れること」はかなり重要です。

     特に、商業簿記の第1問(仕訳問題)や第4問・第5問の工業簿記は出題パターンがある程度決まっているため、たくさん問題を解いて「対応できるひきだし」を増やしておくと本試験でかなり有利になります。

     また、菜緒さんのように点数表を作って解答時間や点数を記録しておくと、徐々に力がついていく過程を目で確認することができるため、モチベーションの維持に役立ちます。こちらもぜひ参考にしてください。

     なお、基本テキストは「管理人から菜緒さんへ追加の質問」のところで菜緒さんもおっしゃっていますが、基本的には1種類でじゅうぶんです。時間に余裕がる場合は基本テキストではなく問題集を追加購入して問題演習(アウトプット)に力を入れましょう。

    菜緒さんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第152回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.164

    「解説を丁寧に読み込むこと」と「凡ミスを極力減らすこと」が重要です!

    • 投稿者:みかづきさん
    • 勉強形態:通信
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約1年

    はじめに

     現在、仕事をしていなくて学習専念中ですが、事務の仕事などの転職に生かせるように、簿記の勉強を始めました。簿記は未経験からのスタートでした。勉強方法は、通信教育(キャリアカレッジジャパン)を選び、2018年3月から3級の勉強を開始しました。

    使用した教材と電卓

    • キャリアカレッジジャパンのテキスト(3級&2級)
    • キャリアカレッジジャパンの問題集(3級&2級)
    • キャリアカレッジジャパンの添削問題(3級4回分・2級4回分)
    • スッキリとける日商簿記2級 過去+予想問題集(TAC)
    • 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集(TAC)
    • 第150回をあてるTAC直前予想 日商簿記2級(TAC)
    • 仕訳問題(簿記検定ナビ)
    • 予想問題(簿記検定ナビ)※第150回~第152回までの3回分
    • 電卓 JF-S200(CASIO)

     基本テキストは、キャリアカレッジジャパン(3級・2級セット)のものを使用しました。ちなみに、3級は3か月ほどの勉強で、第149回試験で一発合格することができました。

    キャリアカレッジジャパンのテキスト(80点

     元々映像講義とセットで勉強するように作られているためか、自習するには少し分かりにくいときがあったので、マイナス20点にしました。

     内容については、1級の範囲にまで踏み込んでいる部分がいくつかあり、上位級を目指す人には勉強になると思います。解答用紙が別冊でついているので、問題を解くときに役立ちました。入院中にこのテキストを商業簿記は4周、工業簿記は3周しました。

    キャリアカレッジジャパンの問題集(80点

     総復習のために基本テキストを全て2周してから勉強しました。

     テキストの練習問題のような感じで、各単元に対応する問題量はページ数のわりにそれほど多くないように感じました。病院で自習するにはちょうどよい量でしたが、実際にはもう少し多めでも良かったかなと思います。

     それから、解答解説が問題のすぐ後に書かれているので、別冊になっているとさらに良かったと思います。解説を読んでも分からなかったところは、質問でカバーできたので問題ありませんでした。

     なお、こちらもテキストと同様に解答用紙が別冊でついています。

    キャリアカレッジジャパンの添削問題(80点

     入院中に2級の添削問題を解きました。テキストや問題集では触れていなかった内容もいくつかあり、解き方が分からなかったのでその頃は難しく感じました。

     添削後は解説と一緒に答案が送られてきます。こちらも分からないところは質問で解決しました。

    スッキリとける日商簿記2級 過去+予想問題集(90点

     過去問は最初やり始めたときは解説が少なめで、もう少し丁寧に書かれていれば良いのにと思いましたが、1年近く勉強した結果、問題を解き慣れてきた頃には知識が身についてきたのか、この解説の量で解けるようになっていました。解説は無駄がないため、最初は物足りなく感じるかもしれません。

     予想問題は少しボリュームが多いものもあり、最初は2時間で解けないこともありました。巻末についていた日商提供のサンプル問題は、税効果会計など問題も豊富で新論点の対策にもなりとても役立ちました。

    日商簿記2級 網羅型完全予想問題集(90点

     この問題集は全体的に難しめで、それぞれの論点が網羅的に全て載っているため、自分の苦手な論点を見つけたりいろいろなパターンの問題に触れたりするには良いと思います。

     私はテキストで基本を学んだ後にすぐやりましたが、応用力が身についていないためにボロボロでした。この問題集を繰り返しやることでだいぶ力がついたので試験対策に役立ちましたが、各回によって難易度に少し偏りがある気もしたのでマイナス10点です。

    第151回をあてるTAC直前予想 日商簿記2級(90点

     ネット上で、この「あてる」をやっておけば安心というのをよく聞くので購入しました。実際の試験よりも難しめに作られているという話ですが、確かにこれをやっておいたおかげで実際の試験でも得点できた問題がありました。

     第150回・第151回試験は市販の問題集には載っていない問題が多かったので、結果的には合格に結びつきませんでしたが、この問題集のおかげで応用力はだいぶ身についたように思います。

    仕訳問題(簿記検定ナビ)(100点

     特に第150回試験対策でお世話になりました。全ての仕訳問題を時間を決めて毎日取り組みました。基本の仕訳問題でできなかった問題を振り返ることで、それまで気がつかなかった自分の弱点や苦手な論点などの対策になりました。

    予想問題(簿記検定ナビ)(100点

     この予想問題は毎回楽しみにしていて、いつも試験前に一通り他の問題集の復習が落ち着いてから一度、本番を意識して解いていました。70点ぎりぎりとれないときもありましたが、サイトに掲載されている解説がとても丁寧に書かれているため、理解しやすく勉強になりました。いつも2~3周していました。

    電卓 CASIOのJF-S200(100点

     1級の勉強をする前に、クレアールの講師の方が「1級では、工業簿記で√キーを使うところがある」とおっしゃっていたので、√付きの電卓に買い換え、この電卓を2級受験時にも使用しました。

     その前に使っていた電卓もCASIOだったため、使いやすいように数字の並びなどが同じものにしました。キーを打つときの音も前の電卓よりも静かで使いやすく、比較的安価なのでおすすめできます。

    1回目の受験(2018年7月~11月)

     3級合格後、しばらくして7月から入院することになり、病院で2級の学習をスタートしました。教材を病院に持ち込んで、体調の良いときはひたすらテキストを読み込んで、1日2~10時間ほど勉強しました。

     入院中の学習では、分かっても分からなくてもまずは一通り最後まで進めることに重点をおいて、繰り返しテキストを読んで、仕訳を覚える練習をしました。

     3級と違ってすぐには頭に入らず、仕訳のパターンに慣れるのに苦労しました。特に税効果会計や連結会計はなぜそうなるのか分からず、なかなか知識が定着しませんでした。

     映像講義は、退院してからまとめて見ましたが、教材を予習のような形で先に勉強していたので、後から復習のような形で講義を見ることができて頭に入りやすかったです。また、郵送による質問制度もあったため、フル活用して理解を深めていきました。

     その後、退院前に過去問題集を、10月の退院後の落ち着いた頃に予想問題集を買いました。退院後は自宅で勉強することが多く、簿記ナビさんのサイトを見つけて、仕訳問題や予想問題など活用させていただきました。

     過去問は慣れるまでなかなか点数がとれなかったのですが、繰り返し解くうちに7割以上とれるようになってきました。網羅型は難しく、1回目は30~50点ほどで、解説を読んでもなかなか理解できない部分が多かったのですが、徐々に50~70点台ぐらい取れるようになりました。

     網羅型で思うような点がとれなかったため、前日もあまり寝られず、当日も不安が残りました。第150回試験は初見の問題が多く、また緊張しすぎてしまい、他の受験者の電卓をたたく音が気になって集中できず、それぞれの問題に時間がかかってしまって68点不合格でした。

    2回目の受験(2018年12月~2019年2月)

     12月は日商PC検定など、他の資格取得に向けて勉強していたため、実質1~2月の2か月間の勉強でした。新たに問題集(TACのあてる)を追加しましたが、やはり最初は難しかったです。

     とにかく問題をたくさん解くことを中心に勉強していたので、解説の読み込みより演習量を優先してしまい、あまり理解できていないまま解いていた気がします。本来は2時間で解く問題を1時間半で解くと決め、解き終わらなくてもそこでやめて答え合わせしていました。

     第151回は比較的易しい第2問(株主資本等変動計算書)や第5問(等級別総合原価計算)で凡ミスをして大幅に失点してしまい、60点不合格でした。

    3回目の受験(2019年3月~6月)

     3月に入り、簿記2級と並行して簿記1級の勉強も始めました。まだ2級も受かっていないのに…とも思いましたが、少しでも2級の理解の助けになれば、というのと、2級が受かったら1級も、と以前から思っていたからです。

     1級も通信教育で、こちらはクレアール(WEB通信)を選びました。3~4月は1級の勉強を中心に、映像講義を見ながらテキストを進めました。

     5月に入ってから2級に戻りましたが、今回は演習量よりも解説の読み込みに時間をかけ、完全に理解できるまで次に進まないようにしました。また、時間があるためについダラダラ勉強してしまいがちだったので、時間を決めて集中して勉強するようにしました。

    試験日1日の流れ

     試験前日は、疲れを残さないようにすることを優先し、あまり長時間勉強しませんでした。今回は不思議と落ち着いた気持ちで過ごすことができ、前回や前々回のときよりもよく眠れました。

     試験当日の朝はいつも通り6時くらいに起きました。朝食もいつもと同じトーストとコーヒーと目玉焼きでした。2級の試験は午後からなので、午前中に過去+予想問題集の予想問題を1回分解きました。

     試験会場は車で1時間ほどの場所で、母に車で送ってもらいました。1時間前には着く予定で出かけたので、12時には会場に着きましたが、まだ誰も来ていませんでした。

     会場には、キャリアカレッジジャパンの基本テキストを2冊(商業簿記・工業簿記)持っていき、始めから全体を流し読みしていました。読んでいるうちに時間が経ち、だんだん他の受験生も来始めたので、待っている時間を長いとは思いませんでした。

     13時30分になり、試験官から簡単な説明と答案用紙に名前等を書くよう指示されました。

    13時40分 試験開始!

     今回は「1→4→5→2→3」の順で解くことにしました。今回の第1問・仕訳問題は前回・前々回と比べて解きやすく、落ち着いて解き始めることができました。

     ただ、問2で前払利息勘定がなかったため焦り、見直しのときも変に前払利息にこだわってしまい(間違っても良いから何か書いておいた方が良いと思えず)、支払利息ではなくそこだけ空欄のまま提出してしまいました。

     第4問はすんなり終えて、第5問へ。第5問はなぜか途中で頭が回らなくなり、解いているうちに変な勘違いをしてしまったように感じ、見直しの時間でもう一度後でその問題をやると、やっぱり違っていました。

     第2問は今まで見たことのない感じに見えましたが、落ち着いて問題を読むと普通に解ける問題でした。

     第3問は税効果会計が入っていましたが、仕訳自体は何とかできました。でも、実際に計算してみると合計が何回やっても合わず時間がかかってしまったので、できるところまでやって見直しにかかりました。

     今回は前回・前々回よりも落ち着いて解くことができ、周りを気にせずマイペースに取り組めたのが良かったです。解答速報を見るまでは緊張しましたが、無事合格点に達していて、結果的には73点合格できました。

    まとめ

     今回、5~6月にかけて集中して2級の復習をする中で「解説を丁寧に読み込むこと」と「凡ミスを極力減らすこと」の大切さを感じました。

     今回の152回試験も結局は凡ミスがいくつもありましたが、限られた時間の中で(後でやり直しをしなくて済むよう)いかに丁寧に問題を解くかというのが大事だと思いました。

     それから、私は体調に波があるので、眠気があるときは無理せず休むようにして、その分、勉強できる時間に集中するよう心がけました。

     簿記ナビさんの仕訳問題は仕訳力アップにとても役立ち、予想問題も毎回必ず解いていたおかげで、いろんな問題にあたって応用力をつけるのに役立ちました。ありがとうございました。

    管理人からみかづきさんへ追加の質問

     2級の勉強を始めるにあたって、キャリアカレッジジャパンの通信講座を選んだ理由を教えてください。また、他の方にもおすすめできますか?
     ちょうど勉強を始めようと思っていたときに、キャリアカレッジジャパンのカタログの中で簿記の通信講座があるんだというのを知ったのがきっかけでした。

     それまでは、通信講座を受けたことがなく、簿記というものの存在も知らなかったのですが、3級・2級がセットになっていて効率的に勉強できそうということと、近くに予備校などがないため家にいながら映像講義などで授業が受けられるというのと、何度でも質問無料という制度があったのでこの通信講座に決めました。

     また、不合格なら「全額返金」サービスや、合格したら「2講座目無料」サービスなどもあり、始めやすそうだというのもありました。

     他の会社の通信講座を調べずにすぐに決めたので、後になってから簿記ナビさんの合格体験記を読んで、他にもいろいろな通信講座や予備校があるんだという事を知りました。

     教科書は映像講義を担当する講師の方が作っているようで、映像講義に対応するように作られているため、病院での自習などでは少し頭に入りづらい部分もありましたが、映像講義とセットで聴きながら勉強すると分かりやすいと思いました。

     映像講義の単元が細切れになっているので集中して聴くことができ、また講師の方が身近な例や雑談なども交えて教えてくださったので分かりやすかったです。

     質問は、郵送・Fax・メールで受け付けていて、病院では携帯電話が使用禁止だったため、自習中に分からなかったところをまとめておいてあとで郵送で質問しました。返送も早く、講師の方からの励ましの言葉なども添えられていて、やる気につながりました。

     他の通信講座や予備校のことは分からないため比較はできませんが、対応も親切で丁寧に指導していただいたのでおすすめできます。

     1級の勉強を始めるにあたって、クレアールの通信講座を選んだ理由を教えてください。また、他の方にもおすすめできますか?
     費用が比較的安かったのと、担任制になっていて勉強中困ったらすぐに担任の方に相談できるというのと、毎日電話で無料で質問できる(郵送・メール・Faxもあります。)サービスがあったのでクレアールにしました。

     始めてから半年ほど経ったものの、1級は範囲がとても広く、2級や他の資格の勉強もしていたために、実際には1級の勉強はあまり進んでいません。今のところはまだ何とも言えませんが、映像講義を見ながら勉強していて分からなかったことを時々電話で質問したりしています。

     曜日・時間などは決まっていますが、講義担当の講師の方に電話で直接質問ができるのはとても良いと思います。

     授業だけの一方向でなく直接講師の方とやり取りできるので、スムーズに理解できます。試験前には直前答練や公開模試もあり、自分の実力をはかることもできます。キャリアカレッジジャパンと同様におすすめできます。

     みかづきさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点というのはあまりなく、まんべんなく勉強しているうちにだんだんできるようになっていった感じです。商業簿記は有価証券や固定資産など、工業簿記は標準原価計算や総合原価計算などです。

     苦手な論点は商業簿記の連結会計、工業簿記の直接原価計算でした。連結会計は仕訳の意味が分からず、記憶する量も多かったため、最初は全く理解できませんでした。そのため、まずは仕訳自体を覚えることから始めました。

     自習だけでは分からなかったのが、映像講義を見て徐々に分かるようになり、仕訳を覚えてからはパターンで対応できるというのが分かり、問題集の問題での得点率も上がってきました。

     直接原価計算は、いろいろな問題にあたることで解き方を身につけていきました。特に直接原価計算から全部原価計算に変換する問題は苦手意識があり、分からなかったので最初は放置して他の問題で得点できるようにと思っていました。

     最終的には、まんべんなくとれるように苦手な部分にも向き合って、とにかく解説を読み込み、1つ1つ理解しながら解き方自体を覚えこむつもりで、何度も復習しました。

     みかづきさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     簿記ナビさんの合格体験記を読んだり、合格後に実際に仕事に生かしていることなどをイメージしたりしていました。合格体験記には自分の知らない勉強法が載っていたり、独学で頑張っている人たちもたくさんいることが分かり、また、試験当日の様子なども参考になりました。

     勉強をしたくないときや体調が思わしくないときは思い切って休んで、調子のよいときや集中できるときにまとめて勉強するようにしていました。

     2019年3月から1級の勉強を始められていますが、3月以降、2級の内容が易しく感じられるようになりましたか?
     クレアールの商業簿記の1冊目のテキストは、初めの方は2級の復習を兼ねた内容が多めだったため、1級とはいえ新しい論点にはその頃はまだあまり触れることができませんでした。

     1級は1級で新しい内容を学習していくので、2級と絡めて勉強するという感じではなかったように思います。

     しばらく1級やその他の資格の勉強だけをしていて、後で2級の復習に戻ったときに、1級はまだ初めの方ではありますが、1級の難しさや複雑さに比べると、2級の方がだいぶ内容も分かりやすかったように感じました。

    管理人コメント

     みかづきさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     最後のまとめのところで「解説を丁寧に読み込むこと」と「凡ミスを極力減らすこと」の重要性を指摘していただきましたが、私も同感です。

     なんとなく時間を計って問題を解いて、なんとなく採点して、なんとなく復習してもなかなか力は付きません。毎回、目的意識を持って問題に取り組み、間違えたところ・分からなかったところを放置せずにその都度、きちんと復習して解法をマスターすることが重要です。

     文字にすると当たり前のことですが、(受験生時代の私も含めて)意外と出来ていない方が多いです。たくさん問題を解いているのになかなか点数が伸びない、という方はぜひみかづきさんを見習って、ご自身の勉強スタイルを見直してください。

    みかづきさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第152回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.163

    Studyplusで勉強時間を管理・可視化すると、計画が立てやすくなります!

    • 投稿者:mustさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約1年

    はじめに

     簿記2級が大学卒業後の就職に必要不可欠な資格であることを知り、半ば強制的に勉強をはじめました。

     経済・商業系の学部生でありながら、会計系の講義を避けてきたので簿記の知識は皆無でした。そのため、簿記3級の勉強から始めました。

     会計の知識が皆無の状態から独学で2級合格レベルまでたどり着くことができたので、その過程について一度整理してみたいと思います。また、同じような学生に対して参考になれば幸いです。

    受験履歴

    • 第150回日商簿記検定2級:不合格(68点)
    • 第151回日商簿記検定2級:不合格(68点)
    • 第152回日商簿記検定2級:合格(84点)

     2018年11月に行われた第150回試験は、圧倒的な勉強不足でした。この時点では、テキストと問題集を1周済ませた程度だったと思います。

     2019年2月に行われた第151回試験では、例の第3問(連結精算表)に1時間も使ってしまいました。時間配分に気をつけていれば合格水準に達していたと、後悔の念が拭いきれません。

    使用したテキスト

    • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商3級 商業簿記
    • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 商業簿記
    • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 工業簿記
    • みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 商業簿記
    • みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 工業簿記
    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級
    • 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集
    • 簿記検定ナビ 仕訳問題
    • 簿記検定ナビ 簿記ナビ模試

     簿記3級のテキストは付属の基本問題を1周といて終わりにしました。3級を受ける予定はなかったので、理解すればいいものであると思っていました。

     しかし、後々勘定記入や残高試算表の理解に苦しむことになるので、余力があるならば3級の問題集まで普通にやったほうがいいと思います。私は結局戻りました。


     今回の勉強でメインにしたのは、簿記の教科書シリーズです。何周したかは特に数えていませんが、理解できるまで何度も読み込みました。

     その後、問題集の答えを覚えてしまった頃に過去問題集に進みました。こちらは3周みっちりと100点が完璧に出せるようにしていました。

     また、本来は手をつける予定はなかったのですが、やる問題がなくなってしまったのと、151回のように見たことのない問題に対しての耐性をつけたかったので、網羅型完全予想問題集に進みました。こちらは1~2周。

     簿記検定ナビの問題集は直前模試のような位置付けで解きました。一方、簿記検定ナビの仕訳問題は3周はしたと思います。条件反射的に仕訳ができるまで何度もやりました。

    学習の進め方

    全体的な学習の進め方

    1. 簿記の教科書によるインプット
      • 簿記の教科書は講義→基本問題の順になっているので、その通りに解く。
    2. 簿記の問題集によるアウトプット
      • 1から解いていき、間違えたら教科書に戻る。基本問題を押さえたところで解き直す。
      • 簿記の問題集を2周終えたところで、問題集付属の模試を解く。間違えた論点を復習し、教科書→問題集の順に戻り確認する。これを2~3周。
    3. 合格するための過去問題集 日商簿記2級
      • 1日1問ペースで時間内に解く。間違えた論点を復習し、教科書→問題集の順に戻り確認する。この辺りから、なぜ間違えたのかについて自分で説明できるようになっていたので、教科書に戻るときはよっぽど定着していない論点に限っていました。これを2周。
    4. 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集
      • 上記の過去問題集の2周目と並行して、網羅型予想問題集の新しい問題に取り組む。間違えた論点を復習し、教科書→過去問の順に戻り確認する。これを1~2周。

     基本問題→問題集→分からなかったらすぐに教科書に戻るという正攻法で進めました。また、いくらテキストを読み込んだところでアウトプットしないと理解できたことにはならないので、理解とアウトプットを意識して常に取り組みました。

    1日の流れ

    1. 簿記検定ナビの仕訳問題類題
      • 5回分を1回ごとに確認しつつ解く。分からないところは教科書に戻って復習。
    2. 過去に解いたことがある問題を再び解く
      • 一度手をつけたことのある問題を中心に解く。分からないところは教科書に戻って復習。
    3. 過去に一度も解いたことがない問題を解く
      • 肩慣らしが終わった後に新しい問題にチャレンジ。分からないところは教科書に戻って復習。

     上記の1→2→3の流れで日々勉強していました。

     また、勉強に取り組んだ方ならお分かり頂けるかと思いますが、仕訳は英語で言う単語のようなもので、仕訳ができないと話しにならないので、簿記検定ナビの仕訳問題を条件反射的に解答できるまで徹底的に反復練習しました。

     間違いノートはStudyplusというアプリの勉強時間記録を用いて、間違えた箇所とその説明を日記感覚で毎日記録するようにしていました。

    Studyplusのキャプチャ1
    Studyplusのキャプチャ1

    Studyplusのキャプチャ2
    Studyplusのキャプチャ2

    Studyplusのキャプチャ3
    Studyplusのキャプチャ3

    Studyplusのキャプチャ4
    Studyplusのキャプチャ4

    試験日1日の流れ

    8時00分 起床

     いつも通り朝ごはんを食べる。

    9時00分 試験会場着

     試験会場は以前にも行ったことのある学校。到着後に以下の3つの作業を行ったあと、アルフォートを食べてリラックスする。

    • 仕訳の確認(連結修正仕訳も含む)。
    • 個別原価計算における材料の途中投入について仕損の処理も含め確認。
    • 全部原価計算と直接原価計算の同時処理について確認。

    13時00分 試験教室入り

     教室に入ってからは今までやってきたことや、前回の試験で失敗した時間配分について頭の中でシュミレーション。ペンと受験票の位置を決めたあとは特に何もしませんでした。

    13時40分 試験開始

     試験問題をざっと確認して、これなら全部解けると確信しました。個人的には、第2問が銀行勘定調整表だったのが嬉しかったです。解く順番は「1-4-5-2-3(3-2)」と決めていたので、その順番通りに解いていくことにしました。

    第1問:所要時間15分

     仕訳問題。特に焦ることもなく終了。かなり丁寧にやったので大丈夫だと確信。

    第4問:所要時間5分

     2回連続で部門別原価計算が出ることもあるんだ…と思いながら、前日に第151回試験の復習していてよかったなと思いながら解く。思った以上に簡単だったのでサクッと次へ。

    第5問:所要時間20分

     標準原価計算は嫌になるほど問題を解いてきたので自信ががあったが、今回の問題は今までに見たことのない形式であったため、まずはしっかりと問題文を読む。さらに、手を動かして図表化して情報を整理。

     練習問題や過去問では見かけたことがない「実際操業度>基準操業度」となる珍しい問題だったが、解答手続きを確認してこれしかないと確信できたので、自信を持って解答。

    第2問:所要時間20分

     パズル問題が来た!と思って気を楽にして解こうと思ったが、途中で計算が合わないことが発覚。少し時間を取られてしまった。

    第3問:所要時間23分

     ついに税効果会計が来たか…と思いつつ、いつもの手順で1つ1つ仕訳をして慎重に解き進めた。

     ひととおり解き終えた時点で残り37分。まずは「実際操業度>基準操業度」が不安だった第5問の解き直しから。

     その後に第4問を経由して、配点が大きくミスができない第1問へ。さらに、第2問について企業残高基準か銀行残高基準かを慎重に確認したあと、最後に第3問の各仕訳を確認した。

     試験終了の合図を聞いたとき、今の自分にやれることは全部やりきれたと思えた。

    試験後

    • 自己採点(合計:76点~84点)
      • 第1問:20点
      • 第2問:16点~18点
      • 第3問:10点~12点
      • 第4問:16点
      • 第5問:14点~20点

     なぜこんなに点数がブレているかというと、最大限誤字したかもしれないと思う箇所やもしかしたら記入ミスしていたかもしれないともう箇所を考慮して最高点と最低点を算出したからです。

    • 実際の点数(合計:84点
      • 第1問:20点
      • 第2問:16点
      • 第3問:12点
      • 第4問:16点
      • 第5問:20点

     自己採点通りであった。

    最後に

     友人の中には、簿記2級を1ヶ月でとったという人もいれば4ヶ月でとったという人もいました。

     自分のように1年もかけて勉強する資格ではないんだよなと思いつつ問題を解くのが苦痛な時期もありましたが、「過去2回試験で徹底的に準備をできたか?やり残したことはないのか?」と自分に問いかけることによって、気持ちを奮い立たせて乗り切りました。

     合格後に振り返って感じるのは…正直、過去2回の試験は準備不足だったと言えます。いくら難易度が高いとはいえ、手も足も出ないような問題であったかと言われればそうではないからです。

     3回目の挑戦にあたり、言い訳せずに徹底的に問題を解こうと決意した執念が合格に繋がったと思います。

    余談

     簿記2級合格後、実際の財務諸表や入門書を読んだときの感動は素晴らしかったです。

     仕訳が説明されてなくても意味が分かったり、今までぼんやりしていた財務諸表の動きや繋がりが理解できるようになりました。

    管理人からmustさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数を付けると100点満点で何点になりますか?簡単な感想もお聞かせください。
     85点です。図解が多く、直感的に理解できる構成となっている点、カラー印刷でどこが大事なのかがわかりやすい点、 財務諸表が作成される順序に沿って理解できるように構成されている点については本当に助かりました。

     内容については、基本的な論点について抑えられているものの、実際の試験のレベルと乖離しているように思えました。また、あまり出題頻度が多くない論点については巻末の方でまとめて記載されているのですが、実際にはその部分からの出題が多かったような気がします。

     この教科書シリーズは効率よく最低合格ラインを目指したい人にお勧めできるものだと思います。詳しく理解して進めたい方は(より教科書チックな)合格テキストシリーズを購入したほうが良いと思います。

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめできますか?
     「CASIO MW-12A」です。値段相応の電卓だと思います。

     勉強開始当初は、そこまで本格的に簿記にのめり込む必要はないと考えていたため、12桁・画面が大きい・(手が大きくないため)手の収まりが良くタッチしやすそうなものと言う基準で選びました。

     「最低限の機能だけ欲しい」と言う方は値段も安いのでこれで十分だと思います。

     ちなみに、日数計算機能は付いていませんが、仮に付いていたとしても結局は手で数えたり文字に起こして確認する作業が必要だと思うので、そこまで気になりませんでした。

     得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    得意論点:固定資産の減価償却・有価証券の売買・直接原価計算(CVP分析)・標準原価計算
    苦手論点:連結財務諸表・本支店会計

     固定資産の減価償却、有価証券の売買については、頻出論点すぎて得意にならざるを得なかったと言う感じです。簿記検定ナビの仕訳問題でも毎回出てきますし、端数利息の計上と日数計算についてはどの問題集どの問題でも出てきますから、間違えすぎて間違えることがなくなりました。

     苦手論点についても、上記のように何回も間違えて何回も解き直すことが正攻法だと思いますが、その一助として、パブロフ簿記さんの連結会計問題と本支店会計問題を参考にしました。

     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     私は就職先で必要だったのでモチベーションも何も「やるしか道がなかった」が答えで参考になるかは不明ですが、必ず図書館で勉強するようにしていました。

     周りを見渡すと、自分以外にもこんなにも勉強している人がいて、自分よりも難しい問題や資格にチャレンジしている人がたくさんいる環境が心地よく、もっと頑張らないとなと思えたからです。

     独学で集中できない、と言う方は本気で勉強されている方が多くいらっしゃる環境に身を置くのがいいと思います。みなさんとても勉強しています。

     あとはベタですが、受験票を壁紙にしたり受験番号を模試をするたびに書くなど、常に本番を意識するようにしていました。

     Studyplusを利用されていますが、良かったところとイマイチだったところがあれば教えてください。他の方にもおすすめできますか?
    良かった点
    1.勉強時間が可視化される
    2.目標が設定できる
    3.勉強時間の記録とともにメモが掲載できる
    4.週間レポートがメールで送られてくる
    5.参考書ごとの勉強時間がグラフ化される

    イマイチだった点
    1.メインサービスがアプリであり、webの使い心地はあまり良くない点
    2.大学受験までの高校生がメインのターゲットとなっており、他の資格受験者が多くいる環境でなかったと思われる点

     良かった点だけでも使う価値があると思うので、他の方にはぜひ使っていただければと思います。自分の勉強時間を記録してみて、数字として把握することで目標や計画が立てやすくなるのかなと思います。

    管理人コメント

     mustさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     私もスマホアプリの「study plus」を使っていますが、自分の勉強記録にいいねがもらえたり、他の受験生の勉強記録を見るとモチベーションが上がります。

     良い意味で他人の目を意識しながら勉強できますし、mustさんがおっしゃっているように勉強時間・内容をを可視化するメリットも大きいので、独学受験生に特におすすめします(※無料で使えます)。

     また、mustさんは大学の図書館で勉強されたとのことですが、真剣に勉強している人たちの空間にいると自然にモチベーションが上がるので、学生さんはぜひ学校の図書館(図書室)を有効活用してください。

     社会人の方は有料の自習スペースや、TACや大原などの通学講座などを有効活用しましょう。

    mustさんが使われた教材や電卓のまとめ