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  • 第151回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.160

    簿記2級は仕訳と工業簿記が合格のカギを握ります。早めの対策を!

    • 投稿者:gorohiro127さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:5回
    • 勉強期間:約1年3か月

    はじめに

     私は現在30歳で、経歴は商業高校(全商簿記検定1級に合格)→大学の商学部(商業の教員免許を取得)→現職が経理課配属の社会人です。

     日商簿記検定2級を受験しようと思ったきっかけは、職場で昇格(2017年4月)するにあたって、せめて2級に合格していないと後輩にしめしがつかないと思ったからです。

     私は5歳と2歳の子持ちのため、学習時間が大体毎日22時以降となってしまい、今回5回目の受験でようやく2級に合格することができました。

     少しでも2級の受験生様の参考になればと思い、合格体験記を投稿いたします。

    受験履歴

    • 2017年04月:第一種衛生管理者試験【合格
    • 2017年06月:第146回日商簿記検定3級【合格
    • 2017年11月:第147回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2018年02月:第148回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2018年06月:第149回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2018年11月:第150回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2019年02月:第151回日商簿記検定2級【合格

     社会人になってからは勉強をしたことがなかったので、毎日の勉強するクセをつける意味と合格の喜びを知る意味で、比較的合格率が高い「第一種衛生管理者試験」と、簿記の復習も兼ねて「日商簿記検定3級」を受験しました。

    使用したテキスト

    • スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記(TAC) A
    • スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記(TAC) A
    • 合格テキスト日商簿記2級 工業簿記(TAC) A
    • 合格トレーニング日商簿記2級 工業簿記(TAC) A
    • 新論点問題集 日商簿記2級(カリアック) A
    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級(TAC) A
    • 究極の仕訳集 日商簿記2級(TAC) B
    • 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集(TAC) C
    • 直前予想 第(147回・148回・149回・151回)をあてる(TAC) C
    • 無敵の簿記2級 第(147回・148回・149回)直前総まとめ(TAC) C
    • 簿記検定ナビ 仕訳問題 SS
    • 簿記検定ナビ 無料模試 S

     以上が今回の勉強で使った全教材になります。各教材の右側のS・A・B・Cは、私の個人的な評価です。

     電卓はCASIOの「JS-20WK」を使いました。CASIO製の電卓は全体的に価格が高めですが、長年使用できるため長い目で見るとコスパが素晴らしいと思います。また、キータッチが吸い付くような感触で、何もない時でも常に電卓を叩きたくなるくらい素晴らしいです。

    学習の進め方

     147回・148回は子供を寝かしつけた後に、平日22時頃から24時までの約2時間を学習に充てていました。スッキリわかるの商簿・工簿とも練習問題と、TACのあてる(予想問題集)をやっておけば合格できるという意味不明な先入観があったので、試験1か月前ぐらいからぼちぼち勉強していました。

     スッキリの練習問題を2周ぐらいしたあとにあてるに取り掛かりましたが、問題が難しくて解けなかったので答えを見ながら3周ぐらいしました。結果的には知識が定着せず、2回とも不合格になりました。

    • 第147回:33点(不合格)
      • 第1問:8点
      • 第2問:3点
      • 第3問:4点
      • 第4問:12点
      • 第5問:6点
    • 第148回:52点(不合格)
      • 第1問:8点
      • 第2問:2点
      • 第3問:10点
      • 第4問:12点
      • 第5問:20点

     149回からは簿記ナビさんに出会い、学習スタイルを変えて簿記ナビさんの仕訳問題を全てプリントアウトし、毎日、簿記ナビさんの仕訳問題1回分と過去問をこなしました。

     この時も直前期にはあてるを頼ってしまい、追い込み時にはあてるばかりやっていました。3度目の正直と思い試験に臨みましたが、点数は伸びたもののまたまた不合格になってしまいました。

    • 第149回:58点(不合格)
      • 第1問:16点
      • 第2問:0点
      • 第3問:12点
      • 第4問:10点
      • 第5問:20点

     150回こそは絶対受かる!と意気込み、新たに購入したカリアックの新論点問題集と簿記ナビさんの仕訳問題を前回同様に毎日1回分やりました。

     加えて、簿記ナビさんのサイトに掲載されていた「絶対に解いておくべき過去問5題」をやり込みましたが、結果的にはまた不合格になってしまいました。

    • 第150回:58点(不合格)
      • 第1問:8点
      • 第2問:10点
      • 第3問:12点
      • 第4問:12点
      • 第5問:16点

     この時点で1年間で約500時間ぐらい学習していて、流石に私も疲れてしまい次で最後にしようと思い、簿記ナビさんの質問掲示板に意を決して投稿し、学習のアドバイスを受けました。ここでやっと仕訳と工業簿記(特に第4問)で点数が取れていない事に気付くのです。

     そこで、これまでと同様に仕訳の対策に力を入れるとともに、TACの合格トレーニング工業簿記を徹底的にやり込みました。

     また、簿記ナビさんの出題予想のページに「課税所得の計算・税効果会計・連結会計の出題可能性が高い!最近は消費税が松岡修造なみに熱い!」と書いてあったので、これらの論点を重点的に学習しました。

    学習スケジュール
    学習スケジュール

    簿記ナビの予想
    簿記ナビの予想

    試験日1日の流れ

    8時30分:起床

     いつも通りの時間に起床し、トーストを食べてコーヒーを飲みました。

     9時から11時頃まではいつもどおりテキストの流し読みをしていましたが、何故か工業簿記の等級別が出題されるような気がしたので、処理の方法や積数の使い方などを改めて確認しました。

     あとは、電卓・受験票・身分証明書・筆記用具の忘れ物がないか確認しました。電卓は、万が一のことを考えて職場で使っているもの(CASIO AZ-24SE)も持っていくことにしました。

     前回の試験までは前日から徹夜で勉強して出発ギリギリまで問題を解いていましたが、試験前に頭を使うと集中力が落ちると聞いたので、前日は早めに寝て当日も軽めの調整にしました。

    12時30分:出発

     妻がコンビニで買ってきてくれた明太子おにぎりを食べながら、「泣いても笑っても簿記の勉強は今日で卒業だ」と割り切って清々しい気持ちで会場に向かいました。

    13時:会場到着

     3級の受験から数えて6回目になる試験会場に到着。頭を休めるために試験開始までただじっとしていました。

    13時30分 答案用紙・問題用紙の配布開始

     答案用紙に受験番号・氏名を記入するさいに、答案用紙の内容から出題論点を推測することができます。

     第1問は今回も仕訳、第2問は巷の予想どおり株主資本等変動計算書!これはいけるかも…と思ったのもつかの間、第3問の連結子会社が2社あるパターンの連結精算表に衝撃を受けました。

     率直に「今回は実質80点満点の試験か。やっぱり日商2級の壁は厚い…」と思いましたが、泣いても笑っても今回が最後の挑戦になるので、できることを精一杯やろうと覚悟を決めました。

     なお、解く順番の予定は「第1問→第5問→第4問→第2問→第3問」と決めていたので、予定通りに解くことにしました。

    13時40分 試験開始!

    第1問

     20点満点を取るつもりで取り掛かりましたが、問題文の表現が初めて見るようなパターンのものが多く、疑心暗鬼になりながら慎重に解きました。

     税効果と法人税は簿記ナビさんの仕訳対策をかなりやりこんでいたのですんなり解答でき、200%定率法の減価償却の問題もなんとか落ち着いて解答することができました。

    第5問

     家を出る前にひととおり確認していたのでスムーズに解けました。

    第4問

     部門別は表形式の問題ばかり解いていたので今回のような問題は正直解きづらかったですが、問題文をよく読んでどんな処理が問われているのか考えながら解き進めました。

    第2問

     この問題を見たときは本当に簿記ナビさんと出会えて良かった!と心から思いました。簿記ナビ模試の予想が的中したおかげで完答できました。

    第3問

     この時点で残り40分。第3問は最初から部分点狙いでいく問題だと判断していたので、30分で解けるところだけ埋めて残りの10分で見直しをしよう決めました。

     のれん償却や土地売却益、売掛金や受取手形などB/S項目は3社を単純に合算するだけで点数が貰えると思ったので、時間をかけずに埋められるところだけをどんどん埋めていきました。

     残り10分は第1問の仕訳の見直しをしたり、自己採点用に解答を書き写したりしてギリギリまで使いました。

    15時40分:試験終了

     終わった直後は手応えがなく、「また落ちたな…」と思いました。実質80点満点の試験ということを考えると、10点以上は落としていると感じたからです。

    試験結果

     帰宅後、さっそく自己採点をしてみたところ、予想以上の点数(80点)が取れていました。

     書き損じや記入ミスなどで点数が下がると思ってビクビクしながら結果発表までの1週間を過ごしましたが、自己採点よりも2点高い82点で無事に合格していました。

    • 第151回:82点(合格)
      • 第1問:16点
      • 第2問:20点
      • 第3問:8点
      • 第4問:18点
      • 第5問:20点

     合格を知った瞬間は心から嬉しかったです。何度落ちても諦めずに喰らいついて行く気持ちが今回の合格に繋がったのだと思います。

    合格証書
    合格証書

    反省点

     今回の勉強の一番の反省点は、色々なテキストや問題集を買いあさってしまい学習効率が低くなってしまったことです。テキスト・問題集は一冊をやり込んだほうが効率が良いと感じました。

     また、簿記2級は仕訳と工業簿記が合格のカギを握るので、工業簿記の知識をもっと早い時期に定着させるべきでした。商簿にシフトチェンジしている間に今までやってきた工簿を忘れてしまっている事が多々あり、商簿と工簿の学習バランスが物凄く重要だと思いました。

    家族に対する感謝の気持ち

     家族に対しては感謝の気持ちでいっぱいです。妻が積極的に子供を寝かしつけてくれたり、私に気を遣って子供と出掛けてくれたりと協力的だったので本当に助かりました。

    簿記ナビさんへのお礼

     日商簿記検定2級を受験するにあたり、簿記ナビさんには本当に助けられました。

     最終的に簿記ナビさんの仕訳問題と模試をやって今回合格できたようなものなので、市販のテキストを何冊も購入するより簿記ナビさんの学習資料を参考にした方が良いと感じました。

     特に仕訳問題は仕訳力の底上げにすごく役立ったので感謝してもしきれません。正直、もっと早くに簿記ナビさんに出会いたかったです。独学者の強い味方だと思います。この投稿をご覧になった方は簿記ナビさんを上手く利用しないと絶対に損をします。本当に簿記ナビに出会えて良かったです。

    管理人からgorohiro127さんへ追加の質問

     カリアックの新論点問題集を購入されていて「A」と評価されていますが、具体的な感想があればぜひ教えてください。
     この問題集は商工会議所から出版されている教材で、商工会議所が公開しているサンプル問題の問題・解答だけでなく解説も付いていると聞いたので購入しました。

     内容は商業簿記だけですが、新論点の色々なパターンの問題が掲載されています。私は、税効果会計・連結会計・(未だ出題されていない)製造業会計などの問題を中心に解きましたが、この教材のおかげで今回の仕訳問題の問2と第3問の数点をもぎ取れたと思っています。

     TACのあてるの予想問題や無敵の簿記の一発的中予想問題は難しすぎるので、新論点の対策教材としては難しすぎない本教材が適していると思います。

     gorohiro127さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    【得意な論点】

     商業簿記は「固定資産」です。職場でも固定資産に携わるため、減価償却費の計算は徹底的に勉強しました。

     工業簿記は「総合原価計算」です。ひとつの誤りが全体に響くので、ボックスが大好きになるまで練習問題を何度も解きました。というか最終的には工業簿記全般が得意になりました。
     最初のうちは本当に工業簿記が嫌いで理解に苦しんでいましたが、工簿で点数が取れないと合格できないので、一定期間徹底して工業簿記の練習問題ばかりをこなしていた期間がありました。
     その結果、勘定連絡図が無くても頭の中で勘定の流れをイメージできるようになり、安定して点数が取れるようになりました。

    【苦手な論点】

     商業簿記は「連結会計」です。この論点に関しては体得度が浅く、理解を深めるのが最後まで難しかったです。

     工業簿記は「製造間接総差異の分析方法」です。シュラッター図の予算差異・操業度差異・能率差異は、最後まで意味がよく解らなくて苦手でした。

     仕事と育児をしながら勉強は、奥様の理解が必要不可欠とのことですが、他に気をつけていたこと・工夫したことなどがあればぜひ教えてください。
     仕事と育児をしながらの勉強は相当ストレスが溜まり負担になります。家族の協力はもちろん重要ですが、それ以上に「絶対に受かってやる!」という強い気持ちを持ち続けることが大事です。

     また、最初から日商簿記2級は結構敷居が高いと思っていたので、自分が合格したらどれだけ達成感を得られるだろうと常に考えながら日々勉強を続けました。

     簿記ナビさんの合格体験記で皆さんの歓喜の言葉を拝見して、自分もできると言い聞かせて鞭を打ってモチベーションを高めました。

     あとは、簿記は1日でも勉強を怠ると忘れてしまう気がするので、「継続は力なり」で5分でもいいので毎日簿記に触れる事を心がけていました。

     ただ、毎日勉強ばかりではさすがに息が詰まるので、勉強後に大好きなビールを飲んで寝るというご褒美を自分に与えてモチベーションを維持しました。

     さらに、職場や家族に簿記の試験を受けることをわざと広めたのも良かったと思います。不合格の回数が増えるにつれて恥ずかしい気持ちが強くなっていくため、なんとしてでも合格したい!と良い意味で自分に圧をかける事ができました。

    管理人コメント

     gorohiro127さん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     5回目の挑戦での合格、喜びもひとしおだと思います。簿記検定ナビも微力ながら合格のお手伝いができたようで、私もとても嬉しいです。

     今回の合格体験記に関しては、現役受験生の方はなかなか合格できなかった要因に着目していただきたいと思います(gorohiro127さん、ごめんなさい!)。


     まずひとつは、gorohiro127さんもおっしゃっているように教材の量です。不安な気持ちからいろんな教材に手を出してしまう気持ちは良く分かりますが、勉強できる時間は有限のため、たくさん買ってもあまり意味がありません。

     むしろ、教材を買っただけで満足してしまいがちですし、全てが中途半端になってしまう可能性が高いです。まずは、最初に決めた教材を徹底的に使い倒し、もうこれ以上はやる必要がない!という状態まで仕上げたうえで次の1冊を検討しましょう。


     もうひとつは構成の関係で掲載できませんでしたが、テキストを通読せずに、問題演習でつまずいたときだけ(辞書代わりに)使っていたという点です。

     市販教材の多くは「テキストを読む→問題を解く→テキストを読む→問題を解く…」というテキストの利用を前提とした作りになっているため、勉強がめちゃくちゃ得意という方でない限り、あえてイレギュラーな勉強スタイルを採用するメリットはありません。

     短期合格・一発合格している方の多くは、基本テキストの冒頭で紹介されているスタンダードな方法で勉強を進めているのに対して、受験期間が長引く人は「いきなり過去問」「あえて後ろからやる」「テキストは読まない」など独自の方法にこだわりすぎているケースが散見されます。

     簿記2級の勉強に関しては、奇をてらう必要は全くありません。スタンダードな方法でコツコツ勉強することが合格への一番の近道になります。ぜひ参考にしてください!

    gorohiro127さんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第151回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.159

    躓いてしまっても立ち止まらずに、とにかく前に進むことが重要です!

    • 投稿者:はなさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     お金のことをもっと知りたくて、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得しましたが、分からないことが分かるようになることが楽しくて、簿記の勉強に取り組むことにしました。

    簿記2級学習前のレベル

     高校は商業科を卒業。在学中(20年ほど前)に日商簿記2級を受験し、合格しています。大学は文学部へ進学し、就職も簿記とは無縁の世界で、現在も簿記に携わる業務はありません。

     2018年9月にファイナンシャルプランナー技能検定2級を取得。2018年9月ごろから日商簿記3級の学習を開始し、2018年11月(150回)試験で日商簿記3級に合格しました。

    学習期間と1日の学習時間

     学習期間は、2018年11月19日から2019年2月24日までの約3か月です。

     平日はフルタイム勤務のため、1日の学習時間は出勤前の30分と帰宅後1時間程度。土日は、午前2時間、午後3時間程度。ほぼ毎日簿記の勉強はしましたが、仕事や体調の都合でできない日もありました。

     また、集中力が切れている際は無理せず休み、集中力があるときに学習するようにしていました。勉強できない日があっても、とにかく諦めずに継続していくことが大事だと思います。

    使用テキスト・電卓

    • スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記(TAC)
    • スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記(TAC)
    • スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集(TAC)
    • 簿記ナビ模試(151回対策)
    • 他サイトの模試
    • CASIO DS-12WT(電卓)

     テキスト・問題集は3級のときと同様、スッキリシリーズにしました。

     テキストはイラストが多くて読みやすいです。細かな論点を勉強したい方には少し物足りないかもしれませんが、3級・2級については充分だと思います。初学者の方にもおすすめです。

     問題集は解説が少し物足りなかったですが、テキストと照らし合わせながら少しずつ理解を深めていきました。

     また、問題集をあと1冊購入するかどうか迷ったのですが、今持っている問題集をきちんと理解するのが先だと考え、結局購入しませんでした。

     電卓は、ファイナンシャルプランナーの勉強を始めたときに購入したものです。サイズが大きめなので少し場所を取りますが、大きい分だけ打ちやすいです。どなたにもおすすめできます。

    学習方法

     まず項目ごとにテキストを読み、対応する問題を解きました。

     商簿→工簿という順番で学習したのですが、工簿については理解するのに時間がかかっていたため、理解を定着させるために、土日にその週に解いた問題を再度解くようにしました。これはお正月(1月3日)くらいで終了したと思います。だいたい1ヶ月半くらいでしょうか。

     その後、再度問題のみを解きました。これが2週間くらいです。ちょうど1か月前となる1月24日ごろから問題集(過去問・予想問題)を解きはじめました。問題集も2度解きました。

     また、2週間前からは簿記ナビさんの模試や他サイトの模試を試験時間と同じ時間帯で解答する練習をしました。

    苦手問題の把握と対処

     テキスト・問題集にかかわらず1度目も2度目も誤っているものは理解できていないと判断し、再度テキストを読んだり復習ノートにまとめました。

     復習ノートの作成方法は簿記ナビさんの作り方を参照しました。正しく解答できるまでは何度も同じ問題を解き、何度も復習ノートに目を通しました。

    復習ノート(商業簿記)
    復習ノート(商業簿記)

    復習ノート(工業簿記)
    復習ノート(工業簿記)

    試験日1日の流れ

    試験開始まで

     6時半に起床し、いつもどおりの生活リズムで過ごしました。

     日曜日はいつも午前中に2時間程度勉強していましたので、試験当日も同じように模試で間違えた問題を確認したり、苦手な連結決算の問題を解いたりして過ごしました。

     ちょっと早めの11時にお昼をとり、その後少し休みました。お昼を早めにとったのは、試験時間である13時から14時はいつも眠たくなるので、集中力がきれないか心配だったからです。

     試験会場までは電車を利用して30分程度の場所にあるため、12時半くらいに着くように逆算して家を出ました。

     会場到着後、その後は缶コーヒーを飲みながら、会場内にあるベンチで復習ノートとテキストに目を通していました。13時過ぎに試験会場に入り、試験開始直前にトイレに行きました。

    試験開始後

     試験開始前に答案用紙に名前・生年月日・受験番号を記入しますが、その段階でどんな問題が出題されているのか把握しました。

     第3問が苦手な連結精算表であることが分かったので、「第1問→第4問→第5問→第2問→第3問」の順で解くことを開始時点で決めました。また、第3問に時間がかかることはわかっていたので、他の問題は手早く解くことにしました。

     「第1問→第4問→第5問→第2問」と順調に解答できたものの、第3問を解きはじめて、この問題は難問だ…どうしよう…合格できないかも…と震えがきました。途中で投げ出したくなりました。

     ただ、諦めたらそこで試合終了です。この試験は第3問以外の80点満点で、第3問以外で10点以内に誤りを抑えれば合格できるんだ!と考え直し、見直し時間を増やすため、第3問の解答状況にかかわらず、残り1時間になったら1・2・4・5問の見直しに充てることにしました。

     結果的には、この見直しで2、3問ほどケアレスミスに気づき、修正することができました。また第3問も難問でしたが、のれん償却や土地売却益の消去などは比較的解答しやすかったと思います。少しでも部分点が取れるよう、最後まで諦めずに記入しました。

    自己採点の結果

    • 合計:80点
      • 第1問:16点
      • 第2問:20点
      • 第3問:6点
      • 第4問:18点
      • 第5問:20点

    試験を終えて

     試験直後は落ちたかも…と思いましたが、各社が提供している模範解答で自己採点をしたら合格点が取れていたので、試験翌日には1級のテキスト注文しました!

     合格のポイントは、理解できるまで同じ問題で何度も解答したこと、自分が何が苦手か把握できていたこと、試験時間内の時間配分を冷静に判断できたこと、の3点だと思います。

     今は日商簿記1級の合格に向けてまた勉強を始めたところですが、2級合格の経験をもとに毎日コツコツと自分らしく頑張りたいと思います!

     最後までお読みいただきありがとうございました。

    管理人からはなさんへ追加の質問

     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     もともと飽きっぽい性格で、ファイナンシャルプランナーから簿記までほぼ1年以上、勉強を継続できていることに自分自身がいちばん驚いています。

     分からないことが分かるようになることが、いちばんモチベーションの維持に繋がっていたと思います。何度読んでも分からなかったことが、何度も繰り返し解くことで自分の知識になるのが、とても楽しかったです。

     工業簿記は、最初はとても苦手で、理解できないところはいったん飛ばして、次の項目を理解してからまた読んでみるというのもやってました。つまづいてしまうと簿記の勉強ををあきらめてしまいそうで、とにかく前に進むことを意識しました。

     あとは家族や友人に勉強してることを伝え、励ましてもらったり発破をかけてもらったりするのもうれしかったです。大人になるとなかなか誉められることは少なくなりますし。

     FP2級で学んだ知識が日商簿記2級の勉強に役立つことはありましたか?
     役立ってる!と実感したことは特になかったですが、FP2級で税金について学んでいたので税効果会計は理解しやすかったのかもしれません。

    管理人コメント

     はなさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     「追加の質問」のところで、「つまづいてしまうと簿記の勉強ををあきらめてしまいそうで、とにかく前に進むことを意識しました」と書いていただきましたが、この姿勢はぜひ見習ってください。

     勉強において「理解」することはとても大事なことですが、この「理解」に固執しすぎるあまり、分からないところが出てくるたびに勉強がストップしてしまう方が結構います。

     勉強時間が限られている受験の世界では、分からないところは「とりあえずこんなもんか」と要点のみを押さえて前に進むことも大切です。勉強が進むと、ある日突然「あーこういうことだったのか!」と腑に落ちることもよくあります。

     分からないところが出てくるたびに勉強がストップしてしまい、なかなか前に進めない…という方は、ぜひはなさんの考え方を参考にしてください。

    はなさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第151回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.158

    勉強のスタンスを明確にすることが大事。メリハリを付けて勉強しましょう!

    • 投稿者:黒ぶちめがねさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約19か月

    はじめに(受験の動機含む)

     私は30代の公務員です。人事異動により簿記の知識が必要な部署(公営企業)に配属されることとなりました。

     平成24年度の第3回(第133回)で簿記3級に合格していましたが、ブランクにより借方・貸方の向きすら危ういほど知識が抜けていたので、知識の再確認とスキルアップのため2級に挑戦しようと思いました。

     家族の仕事の都合もあり、休日でも子供の世話をする必要があったことから、まとまった勉強時間を確保することが難しかったため、勉強期間が約1年半と長いものとなりました。

     ただ、もともと「資格の取得」自体が目的ではなく、「知識の再確認・習得」が目的でしたので焦らずに「忘れては覚える」を繰り返し、頭に定着させていくようにしました。

    使用したテキスト・教材など

    1. サクッとうかる日商2級 商業簿記 テキスト【ネットスクール】
    2. サクッとうかる日商2級 工業簿記 テキスト【ネットスクール】
    3. サクッとうかる日商2級 工業簿記 本質理解問題集【ネットスクール】
    4. 超スピード合格!日商簿記2級 商業簿記 実戦問題集【成美堂】
    5. 合格するための過去問題集 日商簿記2級【TAC】
    6. パブロフ簿記2級 商業簿記(アプリ)

     1~3および5は、3級取得時に使用したテキストと同じシリーズを選びました。

     4は、1~3のテキストとは異なる出版社の問題集を使用し、違う視点(作者)で出される問題に慣れるために購入しました。仕訳の最終確認用です。

     6は、まとまった勉強時間を確保できない対策として、平日の昼休みなどの空いた時間にコツコツ勉強するために利用しました。

    使用した電卓

    • SHARP ELSIMATE EL-N922

     気に入っている点は、以下の3点です。

    • 重みと背面の滑り止めにより強めにキーを打っても電卓自体が全く動かないところ
    • ディスプレイの角度が無段階に調節でき、ディスプレイの視認性に優れているところ
    • 仕事でも毎日使用していて苦楽を共にした戦友であること

    勉強の仕方

    インプット期

    勉強開始~一時中断(H29.8~H29.11)

     商業簿記については、「2級は3級に毛が生えたようなもの」と思い(かなりの剛毛&量)、まず3級の知識の再確認を行いました。

     基本的な仕訳を確実に処理できる状態になってからでなければ、知識が曖昧なものになりますし、2級からの新論点を読んでも正しい理解ができないと思ったからです。

     3級取得時に使用したテキストを本棚の奥から出してきて、問題集を1周しました。忘れていた部分はテキストに戻り、改めて勉強しました。

     工業簿記は新たに取り組む分野でしたので、テキストの1ページ目から丁寧に読みこみました。項目ごとに、テキスト→例題→問題集の流れでまず一周しました。

     その後、仕事が繁忙期に入り一時期勉強を中断しました。

    勉強再開~試験2か月前(H30.6~H31.1)

     工業簿記から再開しました。問題集の2周目に取り掛かり、「どこを覚えていて、どこを忘れているか」を確認する作業を行いました。解き方を忘れている項目はテキストに戻ってもう一度勉強し、改めて考え方を理解するようにしました。

     工業簿記の2周目が終わったところで、商業簿記2級で新たに学ぶ論点の勉強にとりかかりました。新たな仕訳の考え方を理解するまで頭の中で咀嚼して、「なんとなく理解できたかな」と思ったところで問題を解き、正解に辿りつくか項目ごとに繰り返しました。

     また、問題の数をこなすため、スマホアプリ「パブロフ簿記2級商業簿記」をインストールし、移動時間や昼休みなどの隙間時間を利用して仕訳の練習を始めました。

    直前対策期

    試験1か月前から試験前日(H31.2月~)

     これまでの勉強は知識の習得を目的としていましたが、最後の1か月(期限ギリギリに受験申込をしてから)は、試験対策に勉強方法を切り替えました。

     自分の得意分野・不得意分野を確認し、大問ごとの目標得点を定め、ミスを減らして確実に点数を積み重ねられるように反復練習を行うことで得点源を増やしていきました。

     スマホアプリでの仕訳練習はこの頃から頻度を高め、朝起きてから20分、昼休みに30分、寝る前に30分など徹底的に仕訳の練習を行いました。第1問だけでなく、第2問・第3問は、仕訳ができなければ部分点も狙えないので、仕訳を重点的に練習しました。

     スマホアプリはテキスト・ノート・鉛筆・電卓のどれも必要としなかったので、いつでもどこでも取り組めて、仕訳問題に強くなれたと思います。

     過去問題集を古い回から2回分使って時間配分の練習をしました。残りの回は工業簿記のみ、第2問のみなどと解き、実際に出題される問題のレベルに慣れるために横断的に使用しました。

     第3問のうち、自身の実務で使うことが無い連結決算や本支店会計の財務諸表についてはインプット時期から読み飛ばしていましたが、試験対策時期も改めて対策を立てることはありませんでした。第3問が連結決算だったら合格は諦めると開き直っていました。

    学習に際して重要なこと

     勉強をする際のスタンスを明確にすることだと思います。

     私の場合、当初は実務に必要な知識の習得を目的に勉強を開始しましたので、ゆっくり時間をかけて論点を理解することを目的に勉強していました。

     「第●回の試験で合格する!」といった目標を無理に掲げなかったので気持ちにも余裕ができ、勉強時間を確保できなくてもストレスをあまり感じませんでした。

     試験対策勉強に切り替えた最後の1か月は、点数を取る練習に特化しました。早起きや徹夜勉強は、仕事・家事・育児をしながらでは体力的に辛いものがありましたので、1か月という短期集中で仕上げました。

     簿記の勉強をしているのか、簿記試験の対策勉強をしているのか、曖昧な気持ちでは中途半端な知識と中途半端な対策になると思います。

    試験日1日の流れ

    7時半 起床

     妻に「今日だけは!」とお願いして前日から子供と実家に帰ってもらったので、当日の朝は一人で迎えました。パンとコーヒー、オレンジジュースで簡単に朝食を摂りました。

     午前中は、最近出題範囲に加わった論点のおさらいと、「ここが出るのでは?」とヤマを張り、仮に出たら即答できるか、商業簿記の仕訳の問題を中心に自身の理解度の確認をしていました。

    11時過ぎ 早めの昼食を摂る

     気持ちがソワソワしているのか、この辺りから当初の予定より前倒しで行動していました。

     試験会場は、自宅から車で15分程度の距離にある地元の商業高校でした。途中のコンビニで糖分補給用にいちご大福とオレンジジュースを購入し、会場に着いてから車の中で食べました。

     試験会場に入り、掲示に従って教室に向かいました。私が受けた2級は2部屋に別れており、別の部屋の受験生は制服を着ていたので商業高校の生徒なのだと思いました。

     私の席は教室の一番前でした。久しぶりの資格試験ということもありかなり緊張していたと思います。

     試験開始までは商業簿記の仕訳の確認と、あらかじめ試験会場でもう一度確認すると決めていた「処理法方が複数ある論点」の整理をしていました。

    13時40分 試験開始

     白紙、答案用紙、問題用紙が配られ、答案用紙の全ページに受験番号・生年月日・氏名を書くよう指示がありました。

     この時に答案用紙の全ページを見ることができますが、第3問が対策をしていない連結決算の精算表のフォーマットだったので「合格は厳しいか。。。」と少しガッカリしました。

     試験はじめ!の合図があり、問題にとりかかります。

     私の作戦は、第1・4・5問で高得点を取り、第2・3問で部分点を狙って70点を取るというもので、問題は「4→5→1→2→(3)」の順番で解きました。第3問はほとんど点数が取れなさそうだったので、他の大問に時間をじっくりかけました。

     第3問以外の解答・見直しも終わり、残りの20分で改めて第3問を見ると、連結決算・子会社2つ・連結時期・比率が違うなどなど…付け焼き刃では対応できない内容で、中途半端な準備をして時間を無駄にしないでよかったと開き直りました。

     白紙で出すのも癪でしたので、せめて部分点を2点でも4点でももぎ取ろうと答案用紙に数字を埋めていきました。

    試験終了後

     第1・2・4・5は想定内の難易度で手応えを感じました。特に、第2問が比較的簡単な株主資本計算書でしたので、ここで部分点を取れれば…と思っていた私にとっては嬉しい誤算でした。

     ただ、第3問。これが大問題です。まったく手応えがなかったので、これに引きずられ不合格になると半ば諦めていました。合否には拘っていませんでしたので、自己採点はしませんでした。

     その日は、第3問を中心にザワつくネットの解説やツイッターのつぶやきを見て「大変な回だったんだ…」と思いながら、久しぶりの解放感に包まれて床につきました。

    試験成績

    • 合計:76点
      • 第1問:16点
      • 第2問:20点
      • 第3問:2点
      • 第4問:18点
      • 第5問:20点

     第1問の問3はケアレスミスでした。答案用紙に解答を記入するさいにも違和感がありましたが、そのまま放置してしまいました。

     第3問の連結精算表は対策していませんでしたので、想定内の失点です。結果的には2点しか取れませんでしたが、白紙提出を拒んで悪あがきした自分を褒めたいと思うくらいです。

     第2・4・5問は対策済みの問題で、納得の行く点数が取れました。

    勉強開始から試験終了までを通しての総括

     3級を取得した独身時代のように十分な勉強時間を確保できなかったので、長期的な視点で2級に向き合いました。

     覚えては忘れ、覚えては忘れ…を何度も繰り返し、少しずつ定着していった知識は簡単に忘れることもなく、今後の実務に役立つ知識が手に入ったのではないかと思っています。

     それに「合格」という素敵なおまけまで手に入ったのでとても嬉しかったです。

    管理人から黒ぶちめがねさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
     どの教材が欠けていても合格に辿り着くことは無かったと思いますが、あえて採点・評価をするなら以下のとおりです。

    ネットスクールのテキスト・問題集:90点
    成美堂出版の問題集:70点
    TACの過去問題集:100点
    パブロフ商業簿記アプリ:95点

     ネットスクールのテキスト・問題集は、3級取得時から使用していたこともあり解説や構成に馴染みがあったので自然に読み進めることができました。お堅くなりがちな簿記ですが、所々出てくるキャラクターにも癒されて、やる気を起こさせてくれました。
     ただ、パブロフ簿記アプリなどにより気付きましたが、論点によっては解説や問題が少ないものもあり他の教材での補強が必要だと感じました。

     成美堂出版の問題集は仕訳の理解度の確認に役立ちましたが、1ページあたりの文字の量が多すぎると思いました。今回の試験勉強においては終盤に導入しましたが、仮に理解度の低い序盤に使用していたら商業簿記を敬遠していたかもしれません。

     TACの過去問題集は、試験対策に大変役に立ちました。前半の大問別の解説で理解していない論点の確認をすることができましたし、解答・解説は読みやすい丁寧なものでした。

     パブロフ商業簿記アプリは、まとまった時間の確保が難しい私の勉強スタイルにピッタリのツールでした。隙間時間に仕訳の練習ができ、分野別・レベル別・間違えた問題のみ、など問題へのアプローチが様々でしたので飽きることもなく活用することができました。

     おそれ多くも採点・評価をさせていだきましたが、どの教材も適切な時期に活用することにより合格できましたので、オススメできると思います。
     特に社会人やご家庭の事情で勉強時間の確保が難しい方にはテキストを使用した勉強も必須ですが、アプリはオススメです。

     黒ぶちめがねさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は工業簿記全般です。最初は原価計算などは馴染みが無かったので取っ掛かりにくいと感じましたが、一度理解してしまえば難しいことはしていないことが分かったので、最後には得点源にできるほど自信が持てました。

     苦手な論点は第三問全般です(笑)。本来なら商業簿記の最も重要な分野だと思いますが、各仕訳が財務諸表のどこに計上されるかよく間違えていました。

     パブロフ簿記アプリには、勘定科目の表示区分をひたすら答える問題がありましたので、パブロフの名のとおり反射的に解答できるまで繰り返し問題を解きました。

     黒ぶちめがねさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     インプット期に「焦らずゆっくり」と決めていたことです。試験合格に重きをおいていなかったので変なプレッシャーを感じずに長い期間で簿記と向き合うことができたと思います。

     また、勉強時間は家族と離れたいわゆる「一人の時間」でしたので、時には好きな音楽を聴いたり本を読んだりして、机に向かうことが苦痛にならないように息抜きもしてました。

    管理人コメント

     黒ぶちめがねさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     「試験日1日の流れ」のところで「(第3問の連結で)せめて部分点を2点でも4点でももぎ取ろうと答案用紙に数字を埋めていきました」と書いていただきましたが、この姿勢はぜひ見習ってください。

     作問者も「難しい問題→ほとんど解けない」ことはじゅうぶん分かっています。そのため、難しい問題を出題する場合は簡単な処理をいくつか用意したうえで、そこに重点的に配点している可能性が高いです。

     よって、今回の第3問のような極めて難しい問題が出題された場合でも、すぐに諦めてしまわずに点数が取れそうなところを探して必死に食らいつきましょう。

     問題を解いているときに手応えがなくても、諦めずに粘った結果、予想以上に点数を取れていたという話しをよく聞きます。諦めたらそこで試合終了です。

    黒ぶちめがねさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第151回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.157

    基本テキストを何度も繰り返し読み込み、理解を深めることが重要です!

    • 投稿者:へびさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに

     「資格も、経験の積み上げもない仕事を続けていていいのか・・・」と思い、転職したのが3年前。ただ、現職も以前の職も「簿記」を活用する仕事ではありません。

     それでも簿記2級の資格に挑戦したのは、今後自分が「どのように生きられるか」その選択肢を広げたいと思ったからです。

     様々な資格を獲得し、再度転職せねばならない状況になっても、柔軟に対応できる人間となる、それが最終的な目標です。簿記は「自分の可能性を広げる」ためのツールとして考えています。

     転職直前になんなく3級は取得できたのですが、転職後、他の資格取得を優先させたため、なかなか2級に挑戦することが出来ませんでした。

     このままでは他の資格を「言い訳」にして、ずっと2級を受験することが出来ない。ダメ元ではあっても、まず受けてみないことには始まらないと思い、年始に思い切って簿記2級の受験申込をしました。

     他の方よりも、受験動機や学習期間、状況等も若干特殊かとは思います。それでも、少しでもご参考になればと思いますので、よろしくお願いいたします。

    使用したテキスト・アプリ・電卓

    テキスト

    • スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記(TAC出版)
    • スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記(TAC出版)
    • スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集(TAC出版)

     受験に必要なものは3級の経験を思い出しながら揃えていきました。商業・工業で1冊ずつと、3級の経験から過去問の問題演習が重要と考え、過去問題集を準備しました。

     3級のときは正美堂出版の「超スピード合格!」を使ったのですが、今回はTAC出版のスッキリシリーズに切り替えました。

     前年に受験したFPの試験でもTAC出版のテキストを使って感触がよかったこと、TAC出版のサイトから購入すれば割引が適用されるのが大きな理由です。

     基本テキストの2冊は、内容もわかりやすく系統立てて書かれていたと思います。特に工業簿記の「シュラッター図」はわかりやすかったです。問題集の解答も説明がわかりやすく書かれていました。

     イマイチな点があるとすれば、テキストと問題集とを独立させて使えないことです。資格によっては、一体式テキストであっても「テキスト」と「問題集」とを分冊にできるものがありますが、こちらは「問題集の解答のみ」を分冊にできる形でした。

     過去+予想問題集は、レベル・解答解説ともに満足いたしました。解答用紙がネット公開されているので、2回目以降の解き直しもしやすかったです。

     なお、直前予想問題は別のテキストを購入してまでは取り組みませんでした。各テキストに付随している予想問題で充分と感じたからです。

    アプリ(パブロフ簿記2級 商業簿記)

     上記の3冊とは別に、仕訳は常に意識してトレーニングしなければならないと思い、アプリのなかで比較的評価の高かった「パブロフ簿記2級 商業簿記」をダウンロードしました。

     3級のときはアプリではなく「きおっくす装置」のサイトを使っていましたが、新課程に対応してないっぽく感じましたので変更いたしました。

     実際に使ってみた感想は、ほぼ仕訳の選択に特化しており、計算もややこしくならないよう工夫されているため、「仕訳の仕組みを学ぶ」にはちょうどよく感じました。

     ただ、一部問題は解答解説が簡略化されすぎていてわからず、テキストに戻って復習しなければなりませんでした。

    電卓(CASIO JF-120GT-N)

     自宅でも会社でもカシオの電卓を使っています。「CASIO JF-120GT-N」は3級受験の前に購入し、資格勉強と試験の時のみに使っています。カシオ製の電卓、あるいはカシオ式の配置であれば私としてはこだわりがありません。

     ボタン配置は異なりますが、普段、自宅で使用している「CASIO MH-10T」でもあまり問題は感じなかったと思います(※2級は10桁の計算までで事足りるため)。

    資格受験ロードマップ

     資格の勉強をするさいには、私はいつも以下のようなロードマップに沿って勉強を進めます。ミスノートやまとめノート等の作成を推奨されているところが多いですが、それらを作成したことはありません。

    • 私のロードマップ
      1. まずテキストを「理解できたつもり」になるまで読む。
      2. 問題を解く、たいていあまり出来ないが、わからないときは解答を見ながらでも解く。わからなかった問題はチェックをつける。
      3. 解答を見てもわからない問題はテキストに立ち返る。
      4. チェックをつけた問題をもう一度解く。
      5. 「2」「3」と同時並行で、通勤電車の中で学習できるアプリに取り組む。間違った問題やチェック問題の復習、ランダム出題機能があるものを用いる。
      6. 過去問に取り組む。
      7. テキスト付随の予想問題に取り組む。

     今回も若干のアレンジを加えながら勉強を進めました。1日の勉強時間は、基本的に毎日1時間程度(過去問や予想問題演習のときのみ2時間程度)+仕訳アプリを30分~40分程度です。

    1.テキスト読み込み(4週間)

     個人的には、ここが一番重要と感じています。テキストを「わかったつもり」にならないと、全体的な難度や量的なものが把握できず、効果的な予定が立てられないからです。

     今回は商業・工業の2冊があったため、商業→工業の順番で徹底的に読み込みをしました。最初の感想は以下の通りです。

    • 商業簿記:3級よりはるかに難しい。特にここ数年で拡大した範囲が特に難しそうだ。仕訳がしっかりと出来ること、問題のパターンに慣れることが重要そう。
    • 工業簿記:今までの簿記と全く異なるが、内容はそこまで難しくない。差異の内容だけがとっつきにくい。計算間違えしなければ点が取りやすそう。

     そこで、今後の方針を以下のように決めました。

    • 商業簿記は基礎となる「仕訳」に時間を費やして、第1問でしっかりと点数を取る。
    • 商業簿記の第2問・第3問は半分の得点を目指す。
    • 工業簿記の第4問・第5問で点数が取れないと合格は難しいので、演習時間は工業簿記に重きを置く。

    2~4.問題演習~再履修~再演習(2週間)

     テキスト巻末に問題集が付随しているものであったため、その問題をそのまま活用しました。前述通り工業簿記を重視したいと思ったため、工業簿記だけはこの流れを三度行いました。「工業簿記→商業簿記→工業簿記→商業簿記→工業簿記」という順です。

     問題演習をしてみると、想像していたよりはるかに出来ない!と感じました。商業簿記は仕訳がしっかりと理解できていない。特に新出題分野となった税効果会計・連結会計が苦手。工業簿記は原価差異分析や直接原価計算等の「仕組み」を考えることが苦手であることがわかりました。

     そこで、商業簿記は仕訳に別途時間を割くこととし、工業簿記はとにかく問題を解き、慣れることを重視しました。

    5.アプリ使用(4週間)

     とにかく仕訳の経験を増やすため、通勤時に使用できるようアプリを導入しました。

     実際にやってみると、間違いの多いこと!いかにうろ覚え、しっかりと理解せずに仕訳をしていたか思い知らされました。毎日の通勤で40分程度、アプリに取り組む時間が確保できたので、有効な勉強になったと思います。

     ただ、アプリを回してみても、税効果会計・連結会計は苦手なままでした。問題の解き方ばかりを優先させるため、しっかりとした理解ができていなかったように思われます。

    6.過去問(10日程度)

     2~5で明らかに苦手な部分があったにもかかわらず、いまいち解消できないまま時間に押される形で過去問をはじめました。時間を計りながらやってみたのですが、一番最初に取り組んだ過去問は全く時間が足りませんでした。その後も、時間内には解けていても、ケアレスミスを連発していました。

     時間が足りない理由は、単純に実力が足りていなかったこともありますが、1問から5問まで難度を考えず順番に解いていたことも影響していると感じたので、時間の使い方にひと工夫を加えることにしました。

     具体的には、先に問題すべてをじっくりと読み、難度順に取り組むこと。また、後で見直しをする時間は確保できないので、解いた後すぐに簡単な見直しを行うこと、の2点です。

     特に工業簿記は序盤で処理を間違えてしまうと全て間違う可能性があるので、見直しに細心の注意を払うように心がけました。

     また、ケアレスミスは時間よりも深刻に感じました。「単純な四則計算のミス」「記入ケタ間違い」「『営業外手形』や『未収金』等、営業外収益支出の科目間違い」「工業簿記で年間と月間との読み違い」など、テスト形式になると多くのミスをすることに気付きました。

     ケアレスミスはとにかく「気付いて直す」しかありませんので、前述の「解答直後の見直しタイミング」をしっかりと確保し、ケアレスミスがないかしっかりと確認するようにしました。

    7.予想問題(3~4日程度)

     過去問を全て解き終えたうえで、テキスト付随の予想問題(3回分)に取り組みました。本番を想定して105分を制限時間としたところ、どの回も85点程度取れていたのでひと安心。

     さあ、本番に臨むぞ!と思ったところで…テキストにさらに「新出題論点からの予想問題」があるのに気付きました。これぐらい余裕だろうと思って取り組んだのですが……全然わかりません。

     当たり前ですが過去問でも出題が少なく、問題に当たった回数も少ないため、考え方からなにからがいまいちわかりません。しかし、もう直前のため完成度を上げることも出来ず、「出ないこと」を祈るしか出来ない状態でした。

     商業簿記の新出題分野も苦手なままだったため、もうとにかく「新出題分野出ないで!」という気持ちで当日を迎えました。

    試験日1日の流れ

    9時 起床

     軽く食事をとる。アプリでもう一度、間違えが多かった分野の仕訳に軽く取り組む。

    12時 出発の準備

     試験会場は自宅から歩いて10分ぐらいだったため、開始30分前の13時着となるように準備を始める。テキストは何を持っていこうか悩んだ末、直前に何を見直したいか直前にならないとわからないため、とりあえず商業簿記・工業簿記のテキストを持っていくことに。

    13時 試験会場に到着

     試験会場に着いてすぐにテキストで弱点部分のチェックをする。商業簿記は「税効果会計・連結会計」、工業簿記は「原価差異分析」を中心に見直す。

     隣の席の方が全く同じテキストで勉強し、同じ電卓を机に置いていたを見て「受ける人は自分と同じような人ばかり」と少しリラックスする。

    13時40分 試験開始

     問題全体を見る。最悪のケースを避けられたことにほっとしたものの、第3問の「3社の連結精算表」は見たことがない…と少し焦る。

     とりあえず苦手な連結精算表は部分点狙いで最後に回すと決め、「1→2→4→5→3」の順に解いていくことにした。

    第1問:仕訳問題(30分程度)

     計算が難しい問題や考え方がわからない問題が多く大苦戦!

    1. 本支店仕訳というのはわかったし、「販売のつど売上原価勘定」の記載があるので商品勘定を使うのはわかった。ただ、「車両減価償却累計額」をどう扱っていいかわからず悩む。
    2. 苦手の税効果会計だったが、シンプルな問題であったため問題なし。
    3. 支払免除とあったので、割引か割戻かわからず、結果「割引」の仕訳を選択、間違えてしまう。
    4. 追徴課税の問題は解いたことがなかったが、基本的な考えは同じと考えて解答した。
    5. 減価償却を複数年しなければならないため、計算に手間取る。

     問1と問5とで時間を費やしてしまい、思いのほか時間が経っていることに気付く。ここまでは計算式や仕訳を計算用紙に丁寧に下書きしていたが、走り書きに切り替えてスピードアップを図る。

    第2問:株主資本等変動計算書(20分程度)

     過去問で一度解いていた問題なので、引っかかりなく解ける。自己採点のために合計額のみを計算用紙に転記…というところで、(単位:千円)に気付いてあわてて書き直す。

    第4問:部門別計算(30分程度)

     工業簿記の問題は「問題なりに解答していくと、最後の問題に行き着く」という方式がとられていることが多い。この問題もその例から漏れず、順番に解答していった。そんなに難しくは感じなかった。

    第5問:等級別総合原価計算(25分程度)

     第4問と同様にそんなに難しく感じなかった。自信を持って解けた。

     この時点で、残り時間は15分程度になっていた。それぞれを解くごとに見直しをしていたので、解いた問題に大きな不安は感じなかったが、第3問を完答する時間はなさそうだと感じた。

    第3問:連結精算表(15分程度)

     問題をしっかりと読んでみて、これは無理だ…と思った。題意がわからないものも多く、完全に部分点狙いに切り替える。なお、時間がなかったため、多くの方が引っかかった「X4年度」のところは全く気にならなかった。

     科目「のれん」を書かせる問題があったため、のれんの計算はしっかりとした。また、【資料2・3・5】は読み取れる部分だけしっかりと記入した。【資料4】は題意すらわからず、時間がないため無視。また、計算が難しくなるであろう「非支配株主持分」は最初から計算しなかった。

     出来るところまで、出来るところまで…と思って必死に解いたが、やはり全て埋められずに終了した。試験終了直後の手ごたえは、正直合格は難しいな…という感じだった。

    試験中の余談

     退室可能となる試験開始30分後に離席をされた方が相次いだため、今回はとても難しいんだ…と改めて実感した。また、監督の方が一度「試験終了10分前」を誤って20分前に伝えたため、そこで焦る気持ちがさらに強くなった。

    自己採点と試験結果

     全てを転記していたわけではなく、特に第3問は計算用紙にいくつかの仕訳を転記していただけなので、自己採点は難しい状態だったが、TACの模範解答を使ってわかるところだけ確認した。

    • 第1問:8~16点?
    • 第2問:10~20点?
    • 第3問:0~6点?
    • 第4問:12点?
    • 第5問:20点

     なんとなく低めの採点が正しいような気がしたため、合格は難しいな…と改めて実感。今年度は他に受験する予定の資格がいくつかあるため、簿記2級は来年に改めて受験しようと思っていた。

     受験した商工会議所は4日に結果発表であったため、4日0時にさっそく確認。まず合格者番号を恐る恐る見てみると…番号があった?!思わぬ合格に喜びもひとしお。合格率を見て、改めて「過去最高難度」だったんだと実感する。

     実際の結果は以下の通り。思っていた点数より全てが高めだった。

    • 第1問:16点
    • 第2問:20点
    • 第3問:8点
    • 第4問:18点
    • 第5問:20点

    結びに

     簿記3級から2級まででかなり間隔が空いていたこと、勉強時間がそんなに長く取れなかったこと、また、直前に受験した資格と異なり、とにかく計算がメインであったため、勉強そのものが非常に苦痛でした。

     簿記の勉強を始めるなら、間髪をいれずに3級→2級と受験されることをおすすめします。

     今回の勝因は、仕訳の反復練習により仕訳の仕組みを改めてしっかりと考えられたこと、最終的に工業簿記で苦手な問題がなくなったこと、ケアレスミス対策がうまくいったこと、の3点だと思います。

     また、苦手な分野を放置しっぱなしの受験は本来邪道ですが、苦手問題が複数出題されなかったこともよかったです。これから受験される皆さんは、解けない問題がないようしっかりとご準備いただければと思います。

    管理人からへびさんへ追加の質問

     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     他の方に失礼な話かもしれませんが、もともと「やる気が出ない」なかでなんとか勉強するため、なかば強引な形で申し込みをしました。

     勉強した期間も短期間ですので、モチュベーションが低下したタイミングはなかったです。個人的には短期間集中型の方が向いているような気がします。

     また、さぼらずにしっかりと取り組めるよう、学習時間を日々のルーチンに組み込んでいました。

    管理人コメント

     へびさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     最近の簿記2級試験は第2問・第3問が難しくなることが多いため、第1問の仕訳と第4問・第5問の工業簿記でしっかり点数を取る必要があります。

     へびさんも「結びに」のところでおっしゃっていますが、なるべく早い時期に仕訳や工業簿記の対策に取り掛かるのが効果的です。ぜひ見習ってください。

     また、勉強期間が短い場合やじゅうぶんな勉強時間を確保できない場合は、へびさんのようにある程度割り切って苦手分野を切ってしまうのもひとつの方法です。

     頻出論点の連結・税効果会計を切ってしまうのはリスクが高いのでおすすめできませんが、すべてが中途半端になってしまうよりは良いかもしれません。

     短期合格を目指す場合はある程度のリスクを取って、極端にメリハリを付けて勉強を進めるのもアリだと思います。

    へびさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第151回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.156

    受験は訓練。どれだけ抜けなく仕上げていくかの勝負になります!

    • 投稿者:福さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約6か月

    はじめに

     税理士法人で、クライアントの決算・日々の記帳・コンサル等を行っています。大学院までは、理系で薬の研究、仕事は製薬企業で研究⇒企画⇒品質保証⇒戦略と色々な畑で学んできました。

     働きながらMBAをとって、卒業とともに税務関係の職場でお世話になることになったので、簿記3級・簿記2級を取得することにしました。

    使用したテキスト・電卓

    • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 商業簿記
    • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 工業簿記
    • 合格トレーニング 日商簿記2級 商業簿記
    • 合格トレーニング 日商簿記2級 工業簿記
    • 2018年度版 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集
    • 第150回をあてるTAC直前予想 日商簿記2級

     簿記に関してはど素人だったので「簿記の教科書」を読みながら、簿記ってこういうことをやるんだというところから学びました。

     問題集は「簿記の教科書」に対応している「簿記の問題集」ではなく、TACの別シリーズの「合格トレーニング」を選びました。

     第150回を受けた時(※3級・2級のダブル受験)に、本番では問題集の難易度を超えた問題が出ることを痛感したため、どんな問題が出ても確実に7割を取るために「合格トレーニング」にしました。

     今回の151回をクリアー出来たのは、「網羅型完全予想問題集」「第150回をあてるTAC直前予想」の2冊を繰り返し解くことで、第1~5問がどれぐらい出来れば合格できるか、という細かいそろばんが弾ける様になったことが大きかったと思います。

     なお、予想問題については毎回2時間を確保するのは大変なので、20分ほどの空き時間があるごとに大問を1問ずつ解きました。

    • 電卓 CASIO JS-20WK

     事務所の会計士さんが使っていた電卓です。デザインが良く、キーを叩いた時に一番しっくりきて、長く使えそうだったので選びました。ずっと使っていますが、使うほどに良さが分かってきます。

    簿記検定ナビの活用方法

     結局のところ、受験は訓練であり、試験問題にあたるところを含めて、どれだけ抜けなく仕上げていくかの勝負になります。

     直近で出たところは出ないとか、トレンドはどうであるかという統計的なところを簿記検定ナビで確認し、出る可能性が高いところはどんな問題が出ても20点近くまでいけるように準備したら、鬼に金棒だと思います。

    試験日1日の流れ

    起床から家を出るまで

     今回は「連結」と「株主資本等変動計算書」が出そうな気がしたので、当日の朝、最後に見直すつもりで9時に起床。

    試験までの時間の過ごし方

     普段、ロッテリアで勉強していたので、いつものロッテリアで最後の見直し。試験中にトイレに行くリスク回避するため、カフェインの摂取を控える。

     ロッテリアでは「連結」と「株主資本等変動計算書」だけを見直すつもりでしたが、思いのほか早く終わってしまい、試験場に早く行こうか悩む。

    試験会場へ向かう

     試験会場は駅から30分、バスがあまり来ないという極悪環境だったので、奥さんに車で連れて行って貰いました。いい気分転換になったので、結果的に良い判断でした。

    試験開始

     答案用紙に名前と受験番号を書いているときに、「第2問の株主資本等変動計算書は簡単な問題だな」「第3問の連結はややこしそうだから、最悪4~10点取れればいいかな」「第4問・第5問は簡単そうな問題だから各14~20点取りたいな」「簿記ナビさんの予想的中率、恐るべし」と思って笑ってしまいました!

     いざ、問題を開いてみて、以下の分類に約5~10分。

    1. 仕訳:ちょっと難しい
    2. SS:20点取れる問題
    3. 連結:部分点で2~10点くらい
    4. 部門別:20点狙える問題
    5. 等級別:20点取れる問題

     問題を一通り確認して、「③の連結はヘビーな問題だけど、②④⑤で20点×3をあげるから、残りで部分点を取って合格圏内に入るんだよ。取りこぼした人は落とすよ。」という、今回の試験作成者のコンセプトを理解する。

     これまでの練習で「①⇒④⇒⑤⇒②⇒③」と決めていたので、その通りに解く。

    • ①は8点は確実で、追徴法人税を含め、残り12点は絶対とは言えない状況であったが、どこが微妙なのかメモ書きしたうえで次の問題へ:所要時間10分
    • ④は解いたことがある内容だったので、比較的さらっと終了:所要時間約12分
    • ⑤は類似問題を解いたことがあったので、直ぐ終了:所要時間10分弱
    • ②は超類似問題を直前に解いていたので、3回ぐらい見直して終了:所要時間10分

     ①②④⑤を解いた段階で、②④⑤で56~60点、①の仕訳で12点取れていそうなので、③の連結は部分点を少し取れば合格できると確信する。また、残り1時間10分あったので、③を解き始める前に、③以外の問題を完璧に見直しする作戦に出る。

     20分かけて見直ししたところ、④で計算ミスをしていることに気づき修正する。①の法人税の追徴課税に関して、貸方は未払法人税等なのはすぐに分かったが、借方を法人税等で行くか追徴法人税等にするか最後まで迷い、一度も見たことがない追徴法人税を捨てる。

     万全の状態で③に進む。問題文を読むと、連結内の相殺だけで部分点が取れそうなので、確実に解答できそうなところから順番に処理する。

     ただ、10点以上は望めそうになく、不確実なところに時間を割いても今回の試験では無駄なため(高得点を狙う試験ではないため)、③の確実な解答箇所のみを見直して、再び③以外の解答のミスがないかに時間を費やす。

     ③を終えた段階でざっと計算したところ、ケアレスミスがあると68点になる恐れがあったため、確実に文字をなぞりながら解釈のミスや漢字のミスがないかを確認。

     何度も見直し、72点以上は取れているであろうことを確信。一息ついて軽い気持ちで全体を見直しところでタイムアップ。

    試験結果

    • 合計:78点
      1. 第1問:12点
      2. 第2問:20点
      3. 第3問:6点
      4. 第4問:20点
      5. 第5問:20点

     自己採点との差異はなく、結果的には余裕のある点数で合格することが出来ました。

    管理人から福さんへ追加の質問

     家ではなくロッテリアで勉強されていたとのことですが、外で勉強するメリット・デメリットを教えてください。
    メリット
    ・他の人に見られているという緊張感
    ・身近な誘惑が無くなり勉強と向き合わざるを得ないという隔絶性
    ・珈琲や食事などにかかったコスト分は勉強しようという義務感
    ・外に出ることでいつも通りいくというルーティンの醸成

    デメリット
    ・コストがかかる(自分にあったところを見つけるところ見つけるところも含めて)
    ・迷惑な人が来た場合は、家よりもはかどらない(店の客のトレンドが分かれば、問題なし)

     福さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     特に苦手な論点はなかったのですが、問題を解く周期が空いてしまって、同じミスをしてしまうことが多々ありました。苦手分野を克服するために、徹底的に問題を解きました。
     福さんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     自分の成長を見える化すること。最終的に合格トレーニングを4周しましたが、各大問ごとの点数を表紙に記載していくと、2周目以降、前回の点数と比較でき、確実にに成長していることを実感できます。

     あとは、周りに優秀な会計士・税理士の人が沢山いて、皆さん「簿記2級⇒簿記1級⇒士業」という流れでステップアップされていたので、ここでつまづいていられないという危機感がありました。

     また、簿記2級を受けると周りに公言して、やらざるを得ない状況、受かるために本気になるしかない状況に自分を追い込みました。

    管理人コメント

     福さん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     「試験日の1日の流れ」のところで、「(第3問の)問題文を読むと、連結内の相殺だけで部分点が取れそうなので、確実に解答できそうなところから順番に処理する。」と書いていただきましたが、ここは非常に重要なポイントだと思います。

     第151回の連結の問題は満点が取れる問題ではありませんし、そもそも満点を取る必要もありません。問題資料2の債権債務の相殺、問題資料5の土地売却益の相殺、あとは「当期ののれん償却」と「当期末ののれん」の金額を計算するだけで8点は確保できます。

     難しい問題に遭遇した場合は、福さんのおっしゃるように確実に解答できそうなところを探して優先的に処理し、捨てるべきところ(=時間かけて計算しても間違う可能性の高いところ)は最初から思い切って捨てましょう。

     あとは、追加の質問の「モチベーションの維持方法」のところで、自分の成長を見える化することをご紹介いただきましたが、こちらもぜひ参考にしてください。

     通常、問題演習の回数を重ねるごとに点数は上がり、解答時間は短くなっていきます。客観的なデータを通して自身の成長を確認できるため、可能なかぎり記録を残しておきましょう。

    福さんが使われた教材や電卓のまとめ