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  • 第147回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.81

    簿記3級の合格のカギは「過去問対策」と「仕訳対策」にあり!

    • 投稿者:あおみさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月(今回)

    はじめに

     簿記に挑戦するのは2回目です。数年前に2級の一発合格を目指したのですが、勉強時間をあまり確保できずに見事に散りました…。

     前回の3級の勉強はテキストを一回読んだだけで(4日ほど)、すぐに2級の勉強に取り組みましたので、今回は薄っすら簿記の知識がある状態で勉強を再開しました。

     今回は勉強期間2ヶ月で2級・3級を併願予定でしたが、試験1週間前に2級を諦めて3級に集中することにしました。そのため、3級の勉強時間は合計で1ヶ月ほどです。

    使用した教材・電卓

    1. 簿記の教科書 日商3級
    2. 簿記の問題集 日商3級
    3. 合格するための過去問題集 日商簿記3級
    4. 学校用電卓 SHARP EL-G37

     前回は「スッキリシリーズ」を使用しましたが、全体的に説明が不足しているように感じたので、今回はもう少し詳しく説明されているものを選ぼうと思い、「簿記の教科書・問題集シリーズ」にしました。「スッキリシリーズ」よりも説明が細かく良く理解できました。

     過去問題集は、各大問ごとの出題傾向や解法が分かりやすくまとめてあって良かったです。問題を解き始める前に、内容をひととおり確認して解法をマスターすることをおすすめします。

     電卓は簿記検定ナビで紹介されていたSHARPの学校用電卓「EL-G37」を使用しました。これしか使っていないので比較はできませんが、ボタンも大きくて使いやすかったです。

    勉強法

     まず、簿記の教科書を1回読みました。単元ごとの問題もその都度やりましたが、後半の精算表などは過去問演習でやるだろうと思い、思い切って飛ばしました。1日1時間ほどで約2週間かかりました。

     次に、過去問に取り掛かりました。使用したのは最新版の2017年11月対策用ですので、135回から146回までの問題が収録されていました。

     さっそく問題を解いてみたところ…初見では大問1の仕訳くらいしか解けず、簿記の教科書で問題を真面目にやらなかったツケがいきなり回ってきました。

     そのため、大問1だけは自力で、それ以外の問題は答えを見ることから始め、一気に140回まで進めました。解答を見てから解いた135回は60点台でしたが、136回で70点を超えたため、2級の勉強に進みました。

     このあと、先述のとおり試験1週間前に2級を諦めて3級の過去問に戻ってきました。今回は137回から146回まで解答を見ずに自力で解きました。140回あたりまでは70点を超えたり超えなかったりしていましたが、141回以降は確実に70点を超えるようになりました。

     簿記検定ナビの予想問題(簿記ナビ模試)にも取り組み、こちらも初見で70点以上を取れました。最後の1週間は1日4時間ほど勉強し、大まかですが合計で約60時間ほど勉強しました。

    勉強のコツ

    テキストより過去問

     テキストは何回も読むものではないかもしれません。多くとも2回でじゅうぶんだと思います。それよりも過去問に手をつけるべきです。

    過去問は読み物

     テキストからいきなり過去問に行ってつまずいても大丈夫です。もはや過去問は読み物です。ある程度、回数を重ねることにより、また何度も解答を見ることにより自然に解けるようになります。

    仕訳を完璧に

     勘定科目一覧表をコピーして勉強中いつでも見られるようにしました(簿記の教科書の最後のほうのページにあるものです。TACの解答用紙サイトから印刷できます。)

     時間に余裕のある方は簿記検定ナビの仕訳問題対策に取り組むと良いと思います。

    簿記検定ナビを活用しよう

     試験予想をみたり、過去問の解答でよくわからないときは過去問分析を見て理解を深めていました。「しーくりくりしー」や「うくうしくう」などの語呂暗記はとても為になりました。

    試験日1日の流れ

     朝は7時に起きました。ご飯を食べてから、試験会場(地元の大学)へ。8時30分ぐらいに着きました。

     勉強道具はコピーした勘定科目一覧表と一応持ってきた過去問題集のみでしたので、勘定科目一覧表を眺めながら、頭の中で「しーくりくりしー」「うくうしくう」「くまのみみ」などの語呂を頭に浮かべて復習しました。

     ちなみに、隣の席の女性は見越し繰延べをまとめた自作の紙を見ていました。通路を挟んだ反対側の席の男性は予想問題集(あてる)を解いていました。直前の時間の使い方は人それぞれだと思います。

    試験開始!

     問題は、1→2→3→4→5の順で取り組む予定でしたが、大問3がややこしそうだったので、すぐに大問4に移りました。大問5がひねりのない簡単な精算表で心が軽くなり、余裕を持って大問3に戻りました。

     大問3は仕訳をひとつミスしていたため、左右の合計が合わずに動揺しましたが、なんとか仕訳のミスに気づき無事に合計を合わせることができました。

     試験開始後、1時間20分ほどでひととおり解き終えたので、残りの時間は解答のすべてをメモ用紙に書き写すことに費やしました。配られたメモ用紙の表は仕訳や計算用に、裏は解答のメモ用に使いました。

     試験が終わった後に解答速報をネットで見て、書き写した自分の解答と全く同じだったため、心の中でガッツポーズ!無事3級に合格することができました。

     合格証書を受け取りに行った際に点数を聞いたところ、100点満点だと判明しました。本当にうれしかったです。

    終わりに

     簿記検定ナビさんにはとてもお世話になりました。ありがとうございました。2級にチャレンジするさいにもお世話になります!

    管理人からあおみさんへ追加の質問

     あおみさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    【得意な論点:商品有高帳
     パズルを解くような感覚で解けるので好きでした。

    【苦手な論点:勘定記入(決算仕訳)と見越し繰延べ
     勘定記入は、支払家賃と前払家賃、受取利息と未収利息など、穴埋め式の問題が苦手でしたが、問題文を読んでしっかり仕訳することで全体像が見えるようになり、最終的には克服できました。

     また、見越し繰延べも、どちらが増やすのか・減らすのかを正確に理解するように意識して取り組んだところ克服できました。

     例えば、費用の見越しなら「見越しは増やすから費用(左)を増やせば良い、まだ払ってないから未払費用、未払費用は負債だから右」といった感じです。また、(支払◯◯)(未払◯◯)と仕訳の形でも覚えるようにしました。

     どの論点でも思ったことですが、勘定科目が右なのか左なのか、資産・負債(と純資産)か収益・費用のどれなのかをしっかり把握することが基礎になると思います。

     問題に取り組んで、わからなくても解答を見て理解する、そしてまた問題に取り組む…を何度も繰り返すことが大事だと思います。

     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     2回目の挑戦でしたので、教材費や受験料などお金がかかっていたことから、今回で合格したいという気持ちがありました。

     そのため、とにかく気が進まなくても時間が短くても毎日勉強しようと決めました。また、勉強するうちに簿記の楽しさ(3級に限る・笑)に目覚めたことがモチベーションの維持に繋がりました。

     最後の1週間は「2級を諦めたのだから絶対に3級を取らなくてはならない、取れなかったらこの2ヶ月間が無駄になる」と強迫観念に襲われながら勉強しました。人間、切羽詰まるとがんばれるのだと思います。

    管理人コメント

     あおみさん、簿記3級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     あおみさんにもご紹介いただきましたが、簿記の語呂は非常に便利です。中でも「浮く牛食う(うくうしくう)」や2級で使う「ひじき、倉庫豹変よ(ひじきそうこひょうへんよ)」は絶対押さえておくべき語呂になりますので、知らない方はこの機会に押さえておきましょう。

     また、追加の質問の「モチベーションの維持方法」の欄に書いていただきましたが、気が進まなくても時間が短くても毎日勉強することはとても大事だと思います。

     税理士試験や会計士試験など、勉強期間が複数年にわたる場合は適度に休憩する必要がありますが、簿記3級のように数ヶ月の勉強期間であれば、一気に駆け抜けてしまったほうが効率が良いです。気分が乗らない日は5分でも構いませんので、毎日勉強する習慣を身につけましょう。

    あおみさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第147回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.146

    勉強方法は十人十色。自分の環境・状況に合う勉強方法を見つけましょう!

    • 投稿者:ゆうきさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約4か月(今回分)

    はじめに

     147回2級試験に84点で合格しました。

     しかし、私が合格するまでの道のりは山あり谷ありというより挫折の連続でした。私の経験が今後受験をする方の一助になればと思い投稿させていただこうと思いました。

    受験の動機

     私は平成23年より公営企業の経理担当職員をしています。

     最初の2年間は3級で学習するような仕訳や精算表(試算表)作成がメインの仕事でしたが、現在は決算及び予算(特にキャッシュフロー計算や減損・引当金計算等がメイン)業務を担当しており、どちらかと言えば1級の知識が必要な分野の業務が大部分となっています(最近仕事で仕訳をしたことがない)。

     このような状況において、経理知識の積み上げの必要性を感じることが多くなってきたこともあり、7月中旬頃に一度諦めた2級の再受験の決意をしました。

    過去の受験及び点数等

     141回・142回はともに68点で不合格でした(※合格点は70点)。

     点数的にはあと1問正解していれば「合格」という点数ですが、運に助けられた要素がかなり大きかったため、悔しさよりも自分の勉強不足を痛感したことを覚えています。

     その後、他資格の取得の必要性から簿記の勉強を中止しましたが、当時はもう簿記試験を受験することはないと思っていました。

    ※編集注:第141回・第142回の合格率は11.78%・14.80%と異様に低い数字でした。この時期に受験された方は本当に大変だったと思います。

    勉強時間について

     私の勉強時間は平日1時間、土日30分程度で、他の受験生から見たら受験を舐めているといわれても仕方がないような時間です。しかも机での勉強はほぼ0時間の週がほとんどでした(これは過去2回の受験時も同じ条件でした)。

     それは仕事が終わるのが毎日夜の21時頃であることや、小学生の子供を2人抱え、共働きのため子どもの送り迎えなどの育児の一部は私が担当しないといけない、高齢の両親の農業の手伝う必要がある…などいろんな理由があるのですが、勉強時間が少ないことを不合格の言い訳にしないと決めて、勉強を再開することにしました。

    今回使用した教材

    1. 簿記の教科書・問題集(商業簿記・工業簿記共通)
    2. 無敵の簿記 147回直前総まとめ
    3. 第147回をあてるTAC直前予想
    4. 日商簿記2級スッキリわかるシリーズ スッキリわかる日商簿記2級(工業簿記のみ)
    5. すいすい♪簿記マンガみてgo 日商2級工業簿記
    6. 究極の仕訳集 日商簿記2級

     4.と5.は前回の受験時に購入したものであり、試験範囲の改訂がなかった工業簿記についてはこの2冊を1回読み基礎固めをしました。

     また、1.は購入したものの受験までに確保できる時間が限られていたこともあり、商業簿記の教科書以外については全く使用しませんでした。

     今回、私が学習の中心にしたのは2.6.です。通勤時間を活用して勉強していたので、通勤時間に読みやすい2.と6.は大変重宝しました。

    ※編集注:2.の「無敵の簿記」はB5サイズ、6.の「究極の仕訳集」はB6変サイズなので、持ち運びに便利です。

    問題演習について

     時間の関係から問題を繰り返し解く方法が取りづらかったので、ある程度割り切って第2問~第5問については過去問演習はしないと割り切って予想問題だけをするという方法をとりました。

     第2問・第3問については、仕訳ができれば合格に必要な点数は取れると過去2回の受験から分かっていたので、第2問・第3問対策としても仕訳だけは問題演習をしっかりしました。

     過去問題集を購入しなかった私が利用したのは、簿記検定ナビの「仕訳問題対策 全240問 解答・解説セット(PDF)」です。これを2回(間違った問題は理解できるまで)しました。

     市販の過去問題集はどうしても複数の講師等が関わる関係から、同じ内容の仕訳問題でも解説のニュアンスが微妙に異なりますが、簿記検定ナビの仕訳の解説はそのようなことがなく、大変使いやすかったです。

     なお、予想問題については時間の関係で第1予想から第3予想を1回ずつ解きました。また、工業簿記については予想問題を何度も繰り返すほか、仕訳集を回した程度でしたが商業簿記よりも回数はこなしました(10回くらい)。

    新論点について

     商業簿記の新論点については外貨建取引・連結会計以外については特別な勉強はしていません(リース会計等は実際の業務で携わっているので)。

     外貨については、教科書で内容を理解したうえで仕訳を繰り返すことで出題パターンを覚えました。また、連結会計については、直前総まとめの特集を10回以上読み、仕訳を繰り返しました。

    試験日1日の流れ

     朝6時起床後、6時半に朝食(ハムエッグとサラダ)をとり、7時から10時まで直前対策問題の解説をひととおり読み直し、受験会場へ向かいました。

     途中、セルフうどん店に立ち寄って軽めの昼食をとり、12時半くらいに受験会場に到着後、入室まで工業簿記のおさらいをして、入室後は直前総まとめをパラパラと飛ばし読みしていました。

    試験会場の様子

     私が受験したのは大学の教室でした。試験前はトイレに行ったり、自分の使用教材を見直したり…どの資格試験でもみられる普通の光景でしたが、ただひとつ気になったのは空席の多さです。私の席より前の部分では恐らく半分近くが空席でした(前2回の時の倍くらい?)。

    試験中の出来事

     特にハプニング等はなかったのですが、皆さん割と途中退席するのですごいなあと思っていたのですが、合格者の受験番号を見ると退席した方の合格率はそれほど高くなかったようです。

    終わりに

     2回も不合格となった私が言えることではないのですが、簿記2級は勉強方法を間違わなければ合格できる試験だと思います。次の試験で絶対に合格するぞ!と決意して、必ず合格を勝ち取ってください。応援しています。

    管理人コメント

     ゆうきさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     通勤・通学時間は毎日安定して確保できる貴重な時間です。たとえ1回あたりの時間が短くても塵も積もれば山となります。ゆうきさんのように持ち運びしやすい教材を選んだり、スマホの仕訳アプリなどを有効活用しましょう。

     また、手前味噌になりますが、簿記検定ナビ仕訳問題対策は費用対効果の高い教材です。ゆうきさんと同じように最低2周していただくと、合格に必要な仕訳力が身につきます。

     すべて無料でご利用いただけますし、WEBだけでなく、PDFファイルを紙に印刷してお使いいただくことも可能です。ゆうきさんもおっしゃっていますが、仕訳対策は第1問だけでなく、第2問・第3問対策にもなりますので、これから受験される方はぜひご活用ください。

    ゆうきさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第147回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.145

    「仕訳を定着させること」と「問題を数多く解くこと」の2点が重要です!

    • 投稿者:クロノグラフさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月

    はじめに

     私は簿記に関しては全くの素人で、まずは3級を受験するつもりで勉強していました。ただ、試験日まで約5か月あったので、途中で思い切って2級挑戦に変更し、今回合格することができました。

     すでに3級を取得している人はもちろん、いきなり2級を受験しようとしている人にも参考になればと思い、合格体験記を投稿いたします。

    使用した教材・電卓

    1. スッキリわかる日商簿記3級(TAC)
    2. スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記(TAC)
    3. スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記(TAC)
    4. 合格するための過去問題集 日商簿記2級(TAC)
    5. 第147回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級(TAC)
    6. 電卓 MW-C10A(CASIO)

     1.の「スッキリわかる日商簿記3級」は簿記初心者の私が、簿記とはどんなものなのかをなんとなく把握するのに非常に役立ちました。簡潔に書かれておりまさにスッキリしていました。問題も収録されています。95点


     2.と3.の「スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記・工業簿記」は、合格するために必要な情報がおおよそカバーされているという印象でした。

     気になった点は、過去問を解いていると仕訳の問題で「法定福利費」という勘定が出てきましたが、私がテキストを読んだ限りでは「法定福利費」という言葉は見つけられませんでした。

     また、過去問では仕損品に評価額がある問題が出題されましたが、テキストには「参考」のところに仕損品に評価額がある場合の解き方が掲載されていましたので、参考をしっかり読まない人は必要な知識を取りこぼす可能性があります。

     しかし、合格するにはじゅうぶんな情報が簡潔に書かれているのでおすすめです。問題もたくさん収録されているので費用対効果は高いと思います。90点


     私は4.の「合格するための過去問題集 日商簿記2級」のおかげで2級に合格できたと思っています。この本は第1部と第2部に分かれており、第1部は第1問対策から第5問対策までがほぼ網羅的に掲載されています。

     例えば、第1問対策ではp4からp27まで仕訳の問題があり、1ページあたり3~5問載っているので、これをマスターすれば本番の仕訳問題にはじゅうぶん対応できると思います。

     また、第2問から第5問対策もさまざまの問題が載っているので、第1部をしっかり理解できれば合格するだけの力がつくと思います。

     第2部は過去問で、最新のものから12回分載っています。12回分も解けば、本番がどのような傾向なのか非常によくわかります。なお、出題範囲が変わり試験範囲外となったものは、削除もしくは改題されているので安心です。

     さらに、大問ごとに「目標タイム」が書いてあるので、問題を解くさいの参考になります(タイムを見ることで問題文を読む前から難易度がわかってしまうという欠点にもなりますが…)。

     解説は基本的には非常に詳しく書かれていますが、問題によっては解説が不親切に感じました。ほぼ勘定連絡図だけで言葉による説明が少ないことがあります。

     また、第3問の損益計算書等の問題では、与えられた資料に対する必要な仕訳は丁寧に書かれていますが、設問ごとの解説がないのでどの仕訳をどの設問に適用すればよいのかわかりにくく、自分で解説の仕訳と解答用紙の設問を見比べながら数字を合わせることがありました。

     解説は好みが分かれるところかもしれませんが、掲載されている問題をすべてマスターすれば合格はほぼ確実だと思いますのでおすすめです。95点


     5.の「第147回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級」は端的に言うと難しい問題集でした。予想問題が4回分ありますが、かなり難しい問題だけを第1問から第5問まで集めたような問題集でした。

     私は過去問を解いたあとにこの問題集を解きましたが、点数は4回とも過去問マイナス20点くらいでした。それゆえ本のタイトルは「直前予想」となっていますが、本番直前に取り組むのはあまりおすすめしません。自信をなくし、そのまま本番に臨むと本来の力を発揮できない恐れがあります。

     逆に、本番まで時間に余裕があるなら取り組んでみてもいいかもしれません。これらの難しい問題の解説をしっかり読み込みほぼマスターすれば、「これだけ難しい問題も理解したのだから、本番の問題は絶対に大丈夫」という自信が出てくると思います。

     時間とお金に余裕があり、しっかりとした自信をつけたい人にはおすすめです。75点

    勉強方法

    スッキリわかる日商簿記3級

     上述のとおり、もともとは3級のみを受験するつもりでしたので、3級のテキストから読み始めました。

     この本はテキストの単元ごとに「問題1」「問題2・3」というふうに書かれており、学習した内容に該当する問題が何番なのか示してくれます。それに従ってテキストを読み進め、該当する問題が出てくるたびに問題を解きました。

     テキストと問題を1周すると問題集の部分だけ2周目に入りました。簿記をマスターするには問題を解くことが重要だと考え、「習うより慣れろ」のスタイルで、3級の範囲をおおよそ理解することに努めました(合格した現在、習うより慣れろスタイルは正解だったと思います)。

     このあと、問題部分の2周目が終わったタイミングで2級の勉強を始めることにしました。なお、スッキリには1回分の予想問題が付属していましたが、この予想問題は解きませんでした。

    スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記・工業簿記

     2級は商業簿記と工業簿記があり、どちらから始めるか悩む人もいると思います。どちらでもよいのですが、個人的には工業簿記から始めることをおすすめします。工業簿記のほうが内容が少なく、新しい勘定科目もそれほど多くないので楽に終えられると思います。

     仮に商業簿記を先にした場合、内容が多く、新しい勘定科目もたくさん出てきて、第147回以降は連結もあるので時間がかかり、工業簿記をしているときにかなり忘れる恐れがあります。

     工業簿記はボリュームが少ない分、サクッと復習できるので、工業簿記→商業簿記のあとすぐに合格するための過去問題集に進むのがおすすめです。

    勉強の流れについて

     私はまず工業簿記の勉強から始めましたが、勉強の進め方は3級のときと同じで、テキストを読み、該当する問題があればその都度解きました。

     テキストと問題をひととおり終えると、問題部分のみ2周目を解きました。そして、間違えた問題をもう一度見直ししてから、付属の予想問題は解かず商業簿記へと進みました。

     商業簿記もテキストと問題を1周したあとに、問題のみ2周目に入りました。3級と工業簿記の時は2周目も比較的スムーズに解けましたが、2級の商業簿記はかなり忘れており、分からないところはテキストをもう一度確認しながら問題を解きました。

     さらに、間違えてしまった問題には印を付けておいて、2周目を終えたあとにもう一度見直しました。そのあと、教材に付いていた(出題範囲の改定に関する)サンプル問題を解きました。工業簿記と同様に、このタイミングでは付属の予想問題はまだ解きませんでした。

    合格するための過去問題集 日商簿記2級

     スッキリを終えると、過去問にすすみました。まずは第1部を第1問対策から順番に解きました。仕訳の問題はこの時点でスムーズに解けましたが、第2問対策以降は当時の自分にとって歯が立たない問題も多くありました。

     そのような問題のときは10分ほど考えてみて、解く糸口が見つかりそうになければすぐに解説を読み込みました。分からない問題はどれだけ考えても分からないので、解説を読み込むことで自分にとってわかる問題を増やすことに努めました。

     こんな感じで第1部を1周したあと、そのまま2周目に突入し、間違えたところを念入りに復習しました。そのあと、ある程度自信がついてきたのでスッキリ付属の商業簿記の予想問題を解き、第2部の過去問に入りました。

    過去問演習について

     基本的には古い回から順番に2時間計って解きましたが、試験範囲外になった問題が多い回は、時間を計らずに解きました。

     また2時間で解ききれなかった問題は、自己採点のあとにもう一度じっくり考えて解きました。「時間があれば解けたのか」or「時間があってもそもそも解けなかったのか」を正確に把握するように心がけました。

     こんな感じで12回分を解き終えましたが、平均点は80点ぐらいだったと思います。

    第147回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級

     この時点で、合格するための過去問題集をやりこめば合格は固いだろうと思っていましたが、過去問では今回から試験範囲に追加された連結会計の対策ができないので、本書に取り組むことにしました。

     まず、50問の仕訳カードをひととおり確認したあと、メインの4回分の予想問題に取り組みましたが、すぐにこれは非常に難しい問題集だと感じたので、以後は時間を計らずにじっくり解くことにしました。

     それでもあまり解けず分からない問題は解説を読み込み、なるべく理解するように努めました。4回分をやり終えたあとにもう一度、間違えた問題だけを見直ししました。

    そのあとの勉強について

     持っている問題集をもう1周し、間違えた問題は時間をかけて丁寧に復習しました。

    勉強方法まとめと問題を解く順番

     私は間違いノートなどは作りませんでした。

     そのかわり、問題用紙にチェックを入れて、後でもう一度解くべき問題がひと目で分かるようにしておき、すべての問題を理解することに努めました(1周目にチェックをいれるとほとんどチェックになってしまうので、チェックは主に2周目以降につけるようにしました。)。

     また、第3問に関しては過去問を解いた感覚から、40分あればじゅうぶんだと思ったので、それ以外の4問を80分で解くように心がけました。

     まず、第1問の仕訳の5問はそれぞれ独立した問題なので、分からなければとりあえず飛ばすか、適当に答えを書きました。そうすることで第1問はだいたいどの回も10分から13分くらいで終えられるようになりました。

     第2問・第4問・第5問は、早く解けそうな問題から順番に取り組むようにしていましたが、基本的には工業簿記の第4問・第5問から解くことが多かったです。第3問は解くのに時間がかかることが多かったので、必ず最後に回していました。

    試験日1日の流れ

     いつも通りの時間に起床し、朝食をとり、いつも通りの時間に昼食をとりました。

     試験会場は自転車で行けるところで、何度も行ったことがあったので30分前に着くように家を出ましたが、風が強かったので予定より5分超えの13時5分に到着しました。しかし時間にはまだ余裕があるので、トイレをすまし、会場に入りました。

     会場に入って一番に思ったことは暑いということです。自転車で来たことを差し引いても暑かったです。着脱しやすい服装をしていてよかったです。夏でも冬でも冷暖房の効きすぎはあると思うので、服装には気を付けた方がよいと思いました。

    13時15分

     試験開始15分前に席に着きましたが、筆記用具等を準備しただけであとは何もせずに開始を待ちました。当日までにしっかり勉強した自信があったし、直前に調べたことは意外と覚えていないことが多く、焦りにつながってはいけないと思ったので、参考書は持っていきませんでした。

    13時30分

     まず試験監督から試験の説明があり、解答用紙が配られ、1枚ずつ切り離すように言われました。

    13時45分

     試験が始まりました。いつも通り第1問から解きましたが、(2)がよく分からなかったのでひとまず飛ばして、残りの4問を解きました。さすがに初めての簿記試験で緊張していたのか、予定オーバーの17分くらいかかりました。

     このタイミングで問題全体に目を通しました。そうすると第2問の解答用紙に仕訳の問題があり、しかも連結でした。連結には自信があったので、先に第2問を解くことにしましたが、今までに解いた形式とは少し違っていたので、時間をかけてゆっくり解きました。

     第4問(本社工場会計の仕訳問題)は早く終わりそうだったので先に解き、続いて第5問に進みました。どちらも過去問で何度も見たような問題だったので落ち着いて解きました。解き終えてサッと見直しをしたところ、間違えているのに気がついたので修正しました。

     この時点で50分ほど残っていたので、第1問の(2)の仕訳をもう一度考えることにしました。冷静になって少し考えてみると、たぶんこれだろうという答えが浮かんだのでそれを書き、さらに第2問でひとまず適当に解答していた部分に戻り見直しをしたところ、答えが間違っていることに気づいたので修正しました。

     15時頃に後回しにしていた第3問を解き始めました。与えられた資料から丁寧に仕訳をしていくと比較的易しい問題が多かったので、15時25分くらいには第3問をすべて解き終えることができました。

     最後にすべての問題をざっと見直したところ、第5問で一部の処理を勘違いしているかも…と不安になりました。ただ、残りが3分しかなかったので、今から解き直しても間に合わないと思い、少しもやもやしたまま試験終了の時間(15時45分)を迎えました。

    結果と感想

     結果は「20・20・18・12・20」の合計90点でした。最後に不安になった第5問も20点満点だったので、慌てて修正しなくてよかったです。

     簿記2級に合格した今思うことは、「仕訳を定着させること」と「問題を数多く解くこと」の2点が重要ということです。

     仕訳は、第1問はもちろん、第2問や第3問も結局丁寧に仕訳ができたかどうかで問題が解けるかどうかがほぼ決まります。よって、仕訳を制すれば簿記2級を制するといっても過言ではないかもしれません。

     また、問題はいろいろな本に手を出すのではなく、同じものを何回も解き、しっかり理解することが大事だと思います。

     簿記2級はしっかり対策すればじゅうぶん合格を狙える試験だと思います。これから挑戦する人はコツコツ頑張って合格を掴んでほしいと思います。最後に、長くなりましたがここまで読んでくれた方々、ありがとうございました。

    管理人コメント

     クロノグラフさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     最後の「結果と感想」の欄にも書いていただきましたが、「きちんと仕訳対策をすること」と「出来るかぎりたくさんの問題を解くこと」の2点は、短期合格・一発合格のカギになります。

     また、不安な気持ちからいろんな教材に手を出してしまう方がいますが、かえって不安が増長するだけです。クロノグラフさんのおっしゃるとおり、使用する教材はできるかぎり絞って、1冊1冊を完ぺきに仕上げましょう。

     さらに、「試験日1日の流れ」の欄に書いていただきましたが、試験会場は(冷暖房の関係上)夏でも寒かったり、冬でも暑かったりします。室温は自分でコントロールすることができませんので、温度調整しやすい服で試験に臨みましょう。

    クロノグラフさんが使われた教材や電卓のまとめ