タグ: 第142回

  • 第142回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.132

    アウトプットの「量」を確保するために、進捗状況を可視化しました!

    • 投稿者:愛美さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約1年5か月

    はじめに

     会社で経理課に所属している私の業務は、伝票入力・銀行支払処理・締日更新・元帳整理…と毎月やることは決まっているので、簿記の知識がなくてもなんとかなってしまうのが現状です。

     ただ、お世話になった上司があと一年で定年退職で、「どうしてこういう作業になるのか、という知識の裏打ちがないとこれから応用が利かなくなる」と心配してくれたため、簿記の勉強を始めることにしました。

     今考えてみると、出納帳の書き方すら知らなかった私に一から教えてくれた人を、なんとか安心させたいという気持ちが一番強かった気がします。3級を2014年の6月に合格後、衛生管理者の勉強のために間を開け、2014年の11月頃から2級の勉強を開始しました。

    テキストについて

    日本一やさしく日商簿記2級を勉強しました(とりい書房)

     3級は「日本一やさしく日商簿記3級を解説しました」という教科書を使っていたので、引き続き2級もそれを使用しましたが、工業簿記の仕掛品のあたりでイマイチ理解が進まず、一度挫折。2月の試験は見送りました。

    スッキリわかる日商簿記 商業簿記&工業簿記(TAC出版)

     本屋へ行って読んだ印象と、簿記検定ナビの合格体験記から、スッキリわかるシリーズを買って再度勉強を始めました。また、合格TVという無料の動画配信サイトで講義を見ながら、実際の解き方を勉強しました。

     スッキリはその名の通りとてもわかりやすかったですが、実際に自分で解いてみると理解が難しい場所がありました。特に、先入先出法の計算は、合格TVのやり方のほうが私は楽だと思います。

    みんなが欲しかった問題演習の本、合格するための過去問題集、TAC直前予想(TAC出版)

     1回目の受験前は、スッキリわかるを一度やってからすぐに過去問へ移りましたが、はっきり言って全然わかりませんでした。解説を読んですら、理解できない状況でした。そこで、2回目の受験では、間に「みんなが欲しかった」を挟んだところ、うまく知識の橋渡しになってくれました。

    勉強方法

     1回目の受験勉強は「教科書を読む→問題を解く→その単元の動画を見る→過去問題集をやる」という流れで勉強していました。

     2回目の受験勉強は「テキストの問題を解く→解けなかった部分の教科書を読む→合格TVで解き方チェック→みんなが欲しかった問題演習の本で復習→直前予想の模試を解く→模試でできなかったところを復習→できなかった問題と同じ論点の過去問題集を解く」という流れで勉強しました。

     142回は試験内容改定の影響が大きい回だったので、それへの対応についても考えることになりました。まず、次回から消失する範囲は、出ないと思って対応する教科書、問題部分は大きくバツをを付け、最低限目を通すだけにしました。

     過去問より直前予想を先に解いたのも、この改定に一番対応しているのが直前予想の方だと思ったからです。そこで直前予想の問題を先に解き、その後、予想論点と同じ過去問を解くようにしました。

     1回目の受験に落ちてから勉強方法についても見直し、アウトプットの少なさを解決するために、解いた結果を視覚化するようにしました。

     具体的には、まず問題を解き、その結果を表に書き込みます。1回で自信を持ってできたものは書かず、なんとなくわかっているところ・できないところのページと問題番号をノートの縦軸に書き出します。

     また、横軸を解いた回数にした表を作り、解いた日にちと、できたらマル&できなかったらバツを付けました。できなかった問題は翌日解きます。この時点でできたとしても、前の答えを覚えているかもしれないので、時間をおいて再度解き、合計3回解くことにしました。

     3回もやるのは時間がかかりすぎると思うかもしれませんが、理解しないまま進んでも過去問レベルには歯が立ちません。逆に、ここで理解しておけば、過去問や模試で間違っても、解説を読めば納得できるレベルになります。3回やってもできないところは間違いノートとしてまとめ、見直すようにしました。

     テキストだけで理解が難しい部分は、合格TVの無料動画がオススメです。目の前でテキストが説明していた手順が再生されていくのを見て、理解できることも多いと思います。

     みんなが欲しかった問題演習の本は、1回目の受験で過去問に移る前に何かもう少しレベルを落とした問題で、理解を深めておけば良かったと思ったので買ったものですが、テキストの問題でできなかったところを3回解いた後のせいか、ほとんど復習のような気持ちで解くことができ、自信につながりました。

     直前予想の模試は、ちょうど1ヶ月前の仕事が休みの日に解き始めました。まず、午前中が2時間本番のように模試を解き、午後から解説と復習をしました。2時間ずっと頭を回転させるのは、慣れていないとすごく辛いので、学生さん以外はなるべく何回もやって慣れたほうがいいと思います。

     模試4回分を解いた後は、TACの直前予想と簿記検定ナビの出題予想で、重複している予想論点を先に復習しました。TACの直前予想にも簿記検定ナビにも「やっておいたほうがいい過去問題集の論点」が載っているので、それも重複しているところを先にやりました。

     まとめノートの他に、直前予想の模試問題は予想論点の詰め合わせなのでコピーを取っておき、空白部分にその問題で間違ったところの考え方と、その論点で重要なところ・よく間違えるところを書いておいて、試験前の見直しタイム用にしました。

    予想問題の使い方1
    予想問題の使い方1
    予想問題の使い方2
    予想問題の使い方2

     モチベーションの上げ方としては、間違った問題を繰り返しやる時に、1回解いたら10円、2回目は30円、3回目は50円、間違いノートを作ったら100円と決めておき、実際にやったらその金額でケーキを買う、美味しいコーヒーを飲む、というように自分へのご褒美を作っていました。

     また、私はよくネットサーフィンをしてしまい、勉強になかなかやる気が出なかったり続かなかったりしたのですが、いつネットをしてしまうのか、と分析したところ、難しい問題で考えるのが飽きた時や、眠いのに無理やり勉強していた時だとわかりました。

     つまり、難しい問題が解けずイライラする気持ちや、やりたくないのにやっている気持ちをネットをすることで楽にしたかったと気づきました。

     それに気づいてからは、気分転換の方法を短い章でできた自己啓発本を読むことに変えてやる気を高めたり、すっぱり勉強をやめて眠り、早く起きて勉強するように変えたりすることで解決することができました。

     けっして計画通りではなかったし、テキストも多めな私の勉強でしたが、以下の5点が合格のカギになったのではないかと思います。

    • 最新の情報に合わせて勉強すること
    • 基本は一つのテキストでも、どうしてもわからなくて挫折するくらいなら、本屋の立ち読みでいいので他の解説を読んでみること
    • 解けない問題は、繰り返し何度もやること
    • やったことは一目でわかるように表にすること
    • モチベーションが上がらない時は無理にやる気を出すのではなく、状況を分析して状況に合わせた解決策をとること

    試験日の1日の流れ

    • 5時半 起床

     朝方の勉強に変えていたので、この時間に起きました。寝直すのも体のリズムが崩れそうなので、起きて予想論点で間違いやすいところをもう一度解き直しました。

    • 10時半頃

     休憩を兼ねて30分ほど仮眠をとりました。

    • 12時

     試験だと知った家族がゲン担ぎにトンカツを作ってくれたので、それを食べ、眠気覚ましのコーヒーを飲みました。あとで思ったのですが、やっぱりトンカツにコーヒーは良くなかったです。ちょっと胃もたれしました…。

    • 13時 会場到着

     3級からずっと試験会場としてお世話になっている商業高校なので、迷うこともなく安心して到着しました。まとめノートといろいろ書き込んだ模試の問題用紙で最後の見直しをして、トイレに行きました。

    • 13時半 試験開始

     解いた順番は、1→2→4→5→4→3。

    1問目 仕訳 12点

     どれも見慣れた形式なので簡単だったと思いきや、営業外受取手形の営業外を見落とし、本店を支店名で書いてしまったので、満点にはなりませんでした。

    2問目 株主資本等変動計算書 ?点

     配当額の10分の1という文章を読んでいたのに理解しきれず、期首残高で計算してしまったので…ここの配点は読めませんが、半分いけばいい方だなと思います。やっぱり緊張と焦りがありましたがとにかく全部埋めて、検算でのチェックはしておきました。

    4問目 標準原価計算 20点

     いつもの解答パターンで直接材料費差異から求めてしまい、全然答えが出ずにかなり焦りました。

    5問目 工程別総合原価計算 20点

     いったん5問目へ移動し、普通の工程別計算に落ち着きを取り戻し、もう一度問題文を読み直して気づきました。

    3問目 財務諸表 ?点

     埋められるところが少なすぎて、とにかく最後までかかりきりでした。ここを捨てて第1・2問の見直しに回した方が良かったと思ったものの、試験会場では第3問を解くことしか頭にありませんでした。

     多分、貸倒引当金・減価償却累計額が配点部分だろうと思ったので、その部分を時間をかけて解き、あとはとにかく埋められる数字は全て埋めておく、という方針でやったと思います。

     小問をひとつ解くたびに検算を入れて見直したので、ラストは第3問をずっと解いて試験終了を迎えました。

     答え合わせをした時点で確定点数は52点。第2・3問で残り18点…はかなり不安でしたが、合格していて逆にびっくりでした。とにかく時間いっぱい考えて、わからなくても時間をおいてもう一度読むと分かることもあるので、諦めず試験に取り組んでみてください。

    管理人から愛美さんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    ・日本一やさしく日商簿記2級を勉強しました(70点

     私は途中で挫折してしまいましたが、音声ダウンロードもあり、コストパフォーマンスはいいと思います。自分に合っていると思った方には良いのではないでしょうか。

    ・スッキリわかる日商簿記 商業簿記&工業簿記(95点

     読む分量とわかりやすさは、皆さんがおすすめしている通りでした。私も自信を持っておすすめします。マイナス5点分は、やはり解法の手順が文章と図表だけだとわかりにくかったところがあるからです。

    ・みんなが欲しかった問題演習の本(90点

     テキストから過去問への橋渡しをしてくれた教材。電卓の使い方などのテクニックも載っており非常に助かりました。10点分は試験範囲の変更で、不要な部分ができてしまったからです。

     標準原価計算の解法手順は、これで何度も練習しました。過去問がよくわからなかったらこちらで解法手順のおさらいをするのがおすすめです。

    合格するための過去問題集(90点

     過去の論点復習に非常に役立ちました。ただ、テキストからすぐに取り掛かるには少し難しい気がします。それでも試験のレベルと傾向は一通り確認できますし、対策としては非常に有効だと思います。

    ・TAC直前予想(95点

     時間がない方は過去問より先にこちらで的を絞ってやることをおすすめします。仕訳のカードは持ち歩きにも便利でしたし、予想は概ね的中でした。

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     CASIOの「DF-120VG」です。それほど電卓が得意ではなかったので、ちょっと大きめのものにしました。固めの弾力なので、入力飛ばしをした時に気付きやすいです。初心者の方には良いのではないでしょうか。

     ただ、私は試験会場が高校で、大学の講義室のよう繋がった机ではなく、一人ひとつの机でこの電卓を使ったので、ちょっとスペースが狭かったように感じました。

     愛美さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意論点は工程別原価計算です。苦手なのは個別原価計算と第3問です。

     個別原価計算は解法が単純な割りに、丁寧に解かないと計算ミスをするので敢えてゆっくりやり、検算で確認することを徹底しました。

     第3問は難度にばらつきがありますが、満点は難しく、最後まですっきりしない論点で、繰り返すこと自体が嫌で苦手でした。ただ、間違えても繰り返すことで「捨てて良い部分」と「絶対間違えてはいけない部分」が判別できるようになります。

     また、少しひねったり、言葉を変えることはありますが、第3問で問われる部分も他の大問と同じくある程度パターン化されています。

     ある程度解けるまでは、第3問を全て繰り返すのではなく、貸倒引当金・売上原価の算定など、それぞれ仕訳一問ずつの小さな単位でまとめ解きすると、しんどさを感じずに繰り返せると思います。

    管理人コメント

     愛美さん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     勉強の進捗状況を可視化したり、モチベーションを維持するためにいろいろと工夫された部分などはかなり参考になると思います。また、予想問題の使い方もユニークなので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

     なお、受験会場(特に商業高校など)によっては割り当てられる机のスペースが狭い可能性がありますので、直前期には「解答時に使えるスペース」も意識して問題を解くことをおすすめします。

    愛美さんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第142回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.75

    三度目の正直で合格!最後の1分1秒まで諦めない気持ちが大事です!

    • 投稿者:三度目の正直さん
    • 勉強形態:学校→独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約10か月

    はじめに

     簿記に興味を持ってから早10年。3回目の受験にしてようやく合格することができました。

     振り返れば、勉強と受験は挫折の繰り返しでした。

    • 某大手通信教育講座U→テキスト2冊目で挫折。4万円を溝に捨てる。
    • 某予備校Lの講座→他講座のオプションで無料受講したものの、講師が合わずに挫折。
    • 某専門学校Oの講座→最後まで受講したものの精算表が理解できず、高合格率だった第140回の試験で不合格となる。

     こんな私ですが、現在働いている職場で待機時間が長いことをいいことに、今後の転職活動に備えて今のうちに頑張ろうと一念発起しました。

     予備校通っても、通信教育やっても全然受からない!という方に、少しでも希望を持っていただければと思います。

    使用したテキスト・電卓

    • 大原の簿記3級講座のテキスト・問題集
    • TAC出版 合格するための過去問題集
    • SHARP EL-M334

     大原の問題集は本試験より難しくできているので力が付くと思いまが、精算表や財務諸表の問題が少ないのと、解答記入欄が小さいので少々使いづらかったです。

     TACの合格するための過去問題集は、解答用紙をWebから何度もDLできるので繰り返し解答できてよかったです。強いて言えば、解答と解説が同じページにあればもっと使いやすいかなぁと感じました。

     電卓のSHARP EL-M334はボタン1つ1つが離れているので、打ち間違いが減るかなと思い選びました。ただ、押した時の音が結構大きいのと、押すのに少々力がいる感じがするのであまりお勧めはしません。

    勉強方法・不合格体験記

     先に勉強方法から申し上げますと「基本をテキストで覚えたら過去問を繰り返す」です。1単元ごとの問題集をやるより、過去問をやったほうが効率的でした。

    第140回受験時

     予備校の講座をひととおり受け、前日に予想問題を解いただけです。講座は映像通学という、録画された講義を視聴ブースで見るものですが、指を動かす時間はほとんどなく、説明を聞いているほうが長いので眠くなってしまい、殆ど舟をこいでいました…。

     受付の方曰く、夜間行われている生講義の遠隔授業(他校でやっている講義を、モニターで見ながら受ける)のほうが映像通学より合格率が高いとのことでした。お恥ずかしながら、そんな状態で精算表が全く理解できていなかったので、本番もダメ元受験といった感じでした。

     そのため、せっかく予想問題がほぼ的中していたにも関わらず65点で不合格でした。ちなみにこの時、試験終了5分前でミスに気付いたのですが、今から計算して書き直しても間に合わないと思いそのままにしてしまいました。もし、この時直していたら合格点に達していたのに…。

    第141回受験時

     仕事の空き時間に大原の問題集を解いていました。苦手な精算表を中心に、1,3,5問目を解く練習。その結果、問題から仕訳をすることはできているのに、解答に転記するさいにどこに書けばいいかわからなくなっていることに気づきました。

     特に、精算表に出てくる「前払い○○」や「未払い○○」は数字の計算は合っているのに、貸借対照表と損益計算書のどちらに記入すればよいかわからず、いつもミスしていました。

     そこで、一度手を止めて解説をじっくり読みこんだ他、ネットで検索をかけました。その結果、某大型掲示板にて「まみちゃんはブス(B/S)」と言う覚え方があるのを発見し、それからは前払い、未払いで迷うことはなくなりました。

     こうして力をつけていったと思われましたが…なんと試験前日に39℃の高熱。当日は家族に会場まで送ってもらい受験しましたが、体調が悪いうえ、5問目が財務諸表作成で頭が真っ白に。ややこしい計算に全く頭が追い付かず、50点台で不合格となりました。

    第142回受験時

     大原の問題集は全て解き終ってしまったため、書店でTACの過去問題集を購入。今思えば、予想問題や各設問ごとの問題ばかり解いていて、過去問題をやったことがありませんでした。

     過去問題集は、実際に時間をはかりながら挑戦。10回分載っているのですが、1周目で合格点が取れたのは4回分位でした。しかし「毎日問題を解く→わからないところは解説を読む」を繰り返すと、段々問題の解き方が理解できてきているのがわかりました。

     最初は90分近くかかっていた時間も、試験直前には60分で解けるようになりました。更なる時間短縮を図るためにTフォームの練習もしたのですが、仕訳したものを上から羅列するやり方で30点を取れた問題が15点しか取れなくなり、自分には向いていない書き方だと思い、スパッと練習をやめました。

     みんながやっているからとその方法にするより、自分に合った解き方をしたほうが理解も進みやすいと思います。

     また、私の住んでいる地方にある大原では簿記の模試を開催していません。いい加減、簿記の資格が欲しくなっていたことと力試しのために、日商簿記の前週にある全経簿記3級に挑戦しました。

     全経に対する対策は全くせずに受験したのですが、日商と比較すると、1問目の仕訳も5問目の精算表もシンプルであっさり解け、40分で途中退席。日商簿記の前日に88点という好成績で合格を確認しました。これで、多少安堵したのと自信を持って日商簿記に挑みました。

    試験日の1日の流れ

    • 6:45 起床

     朝が苦手なので、ギリギリまで寝ていました。朝食は、糖分補給を兼ねたチョコレートのみ。

    • 7:10 出発

     バスが1時間に1本しかないのと、駅で更にバスの乗り換えが必要なので少し早目の出発。乗り換えのバスの待ち時間にコンビニで暖かいお茶を購入。

    • 8:30 会場到着

     3回目の受験ともなると慣れたもので、お手洗いの場所も把握しています(笑)自分の受験する部屋と机を確認した後お手洗いをすませ、着席。地元の公立高校ですが、部屋は暖房がついていて暖かかったです。

     他の受験者は男女半々くらい。若い人(学生)より社会人の方が多く感じました。また、欠席者も多く、目の前3人と左隣が空席でした。参考書を見ている方が多かったですが、私はスマホでニュースを確認したり、リラックスするよう努めました。

    • 9:10 試験開始

     9時からは説明及び名前の記入があり実際の試験開始は9:10からでした。名前記入のさい、5問目が財務諸表なのが見えてしまい、頭の中では「\(^o^)/」と言う感じでしたが、5問目がダメでも1~4問目で稼ぐ、今までの自分を信じろ!と気合を入れ、1→2→3→4→5と順番通りに解答しました。

    1問目

     まんまと「直接法」の文字を見落としました。それ以外の問題は特に問題なし。自己採点では16点でしたが、実際は12点でした。あと1か所どこで間違えたのか不明です。

    2問目

     A商品に関する商品有高帳作成でしたが、仕入帳の最後にB商品が書いてある嫌らしい問題だと感じました。前週に受けた全経簿記でも商品有高帳が出たため、楽勝…と思いきや、何故か次期繰り越しが0になってしまい、自分でもわけがわからず。自己採点、実際の点数ともに4点でした。

    3問目

     合計試算表の作成でした。まずはいつもの通り仕訳て、借方と貸方を記入。この時点では合計金額が合いませんでしたが、とりあえず全て埋めたところで4問目へ。この時は、なんで「当座借越契約を結んでいる」なんて書いてあるんだろうという程度の認識でした…。

     全部の答案を埋めた後に3問目に戻りました。どこが違うんだろう、と見直しているうちに当座の残高がマイナスになる日があるのを発見。当座借越はこのためか!と興奮しながらも、計算ミス等しないようにしっかり確認しながら記入。

     結局、借方と貸方は一致しなかったのですが、部分点でカバー。自己採点30点で、実際の点数も30点でした。今回の問題は、表の日付が空欄になっており、日付を書かないと0点や減点という噂が某掲示板に書かれていましたが、どうやら配点はないようでした(笑)

    4問目

     伝票記入の問題。実は、次回の試験から範囲外になる5伝票制は得意だったのですが、3伝票制はてんでダメ。とりあえず、与えられた数字などの情報から必死に埋めました。自己採点6点、実際も6点でした。

    5問目

     まさかの、2回連続の財務諸表に絶望感を抱きながら問題を確認。前回よりは簡単そうと気持ちを持ち直し、まずは仕訳。その後、わかったところから埋めていったのですが、やはり金額が一致しない。イライラしてきてしまったので、ここで一旦3問目に戻りました。ここまでで、試験時間約1時間経過。練習の時と同じペースでした。

     3問目の当座借越を発見してすっきりしたところで5問目再び。色々あがきますが、まったく一致しない金額。時間が刻々と過ぎ、あと5分を切ったところで「しーくりくりしー」の呪文を思い出しました。あと5分…消して書き直して間に合うか?と焦りました。ここで、第140回の時の失敗を思い出します。

     あと5分しかないから…と答案を書きなおさなかったら不合格だったと。やるしかないと腹をくくり、ほとんどの人がペンを置いている中、電卓をたたいて計算し直し、4ヵ所くらい書き直しました。それでも金額は一致しませんでしたがここで時間切れ。自己採点では15点でしたが、実際は21点でした。

    試験終了後

     会場前で大原が配っていた解答速報を貰って帰宅。某掲示板にて、他の受験者の感想などを見ながらしばしまったり。夕方になり、大原のHPで模範解答を確認。「もしかしたらぎりぎり受かってるかも」と淡い期待を抱き、結果発表を待ちました。

    試験中の出来事

     実は、途中で机の上から受験票と身分証明書を盛大に落としてしまいました。私の代わりに落ちてくれたのかな…と思っています。

    試験結果

     自己採点は74点でしたが、実際の結果は73点でギリギリ合格となりました。簿記検定ナビの合格率速報では、今回も合格率が低くなりそうでしたので、まさか自分が合格できるとは思わず、大変嬉しかったです。

    試験を受けて思ったこと

     2,4問目を捨ててはいけない。もし、この2問が0点だったら私は不合格でした。さらに言うと、前週の全経簿記で商品有高帳が出やすいのを知って勉強していなければ、恐らく2問目が0点で69点で落ちていたかもしれません。配点が低いからと、2,4問目を侮ってはいけません。1点を笑うものは、1点に泣きます。

    管理人から三度目の正直さんへ追加の質問

     三度目の正直さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は合計残高試算表です。こちらは、不合格だった140回の試験時にも満点を取れておりました。仕訳はどちらかといえば得意なので、計算ミスさえしなければ確実に点を取れることもあり、得意だと認識しています。

     苦手な論点は精算表伝票(3伝票制)です。精算表は、初めて解いた時は「売上」より下が全滅でした。こちらも、仕訳は出来ている(保険料の計算なども問題なし)のに、貸借対照表と損益計算書のどちらなのか、借方と貸方どちらなのか全く理解できていませんでした。

     克服方法は、ずばりネットで解き方を検索しました。先にも書きましたが、「まみ(前未)ちゃんはブス(B/S)」には随分と助けられました。また、しばらくは貸借対照表の上に「資産、費用(純資産)」、損益計算書の上に「費用(純利益)、収益」と書いて、今どの勘定科目を記入しようとしているのか冷静に考えて判断するようにしました。

     最初はそれでもミスばかりでしたが、問題を10回くらい解いたころから、急にスッと理解できるようになりました。

     伝票は、なぜか3伝票制だけが苦手です。とりあえず「入金・出金・振替の3つしかない。売上と仕入は全部掛け取引したと考える」とだけ覚えましたが、我ながらこれではかなり不安ですし、克服できてはおりません。2級に進む前に、もう一度おさらいが必要だと考えています。

     三度目の正直さんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     ずばり、簿記検定ナビさんの他の受験生の合格体験記を読むことです。他の方の勉強方法など、大変参考になり、励みにもなりました。また、自分も合格したら体験記を送るぞ!と言う気持ちも芽生えました。

     体験記を書いている方の多くが1発合格なさっている中で、3回目にしてギリギリの点数でようやく合格したと言うのは少々恥ずかしい気持ちも有りますが、同じように複数回不合格になっている方の励みになればと思っています。

     この先、2級まで目指したいと考えておりまして、2級合格者の方の体験記も現在進行形で拝見させていただいております!

     資格の大原の講座の良かったところとイマイチだったところを教えてください。
     私が通ったのは、「映像通学」なので、生講義とは異なる点があります。また、地方在住の為首都圏の校舎ともだいぶ違いがあると思います。

    【◯】良かったところ

    ・講義のレジュメを冊子で貰えるので、まとめノートを作る必要がない。
    ・受験申し込みを大原の窓口でできる(団体受験扱いになります)。
    ・問題が全体的に難しく作られているので力が付く。
    ・視聴ブースには視聴用PC以外何もないので、勉強に集中できる。
    ・講義を受講しない日でも、自習ブースが無料で使える。

    【△】イマイチだったところ

    ・答練や模試も講座に含まれているのに、実際は問題を渡される→解く時間なく解説を視聴しなければならない。
    ・同じ講義を再度受講する場合は有料(例:第4回目の講義まで終わったところで、もう一度第2回目の講義が見たい場合)である。
    ・質問がある場合は、別の校舎の講師に電話しなければならない。
    ・「好きな時間に通える」とあるが、実際は視聴開始可能時間が決まっている。
    ・大手予備校に通っているから大丈夫、という謎の安心感が生まれてしまう。

    管理人コメント

     三度目の正直さん、簿記3級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。資格の大原の講座について詳しく書いていただきましたので、受講を検討されている方にとってはかなり参考になると思います。

     まず、第2問・第4問についてですが、三度目の正直さんのおっしゃるとおり配点こそ低いものの、短時間で解答できる問題が出題される可能性が高いので、配点の多い第3問・第5問と同じようにきちんと対策しておくべきだと思います。

     また、ここ最近の本試験は難しい問題の出題が続いており、わずか1点、2点が合否を分けるケースが多いです。これから受験される方には、最後の1分1秒まで諦めずに問題を解き続けた三度目の正直さんの姿勢を、ぜひ見習っていただきたいと思います。

    三度目の正直さんが使われた教材や電卓のまとめ

    • テキスト:大原の簿記3級講座のテキスト(※市販なし)
    • 問題集:大原の簿記3級講座の問題集(※市販なし)
    • 過去問:合格するための過去問題集 日商簿記3級
    • 電卓:SHARP EL-M334
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。