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  • 第128回日商簿記検定 簿記1級 合格体験記 No.5

    簿記1級を短期合格&一発合格するためのエッセンス満載!

    • 投稿者:ぶーやんさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約6か月

    はじめに

     私は商社の経理として働いています。仕事後の時間を有効に使いたいという思いから、日商簿記の勉強を始めました。

    • 2010年6月頃から同年11月の日商簿記2級に向けて勉強開始→合格(勉強期間:約6か月)
    • 2010年12月頃から翌年6月の日商簿記1級に向けて勉強開始→合格(勉強期間:約6か月)

    勉強方法

     1級の勉強開始時は税理士を目指すといった明確な目標があったわけではなかったので、最初から独学で勉強することを決意。2級の試験後、あまり間隔を空けずに1級の勉強を始めたので、合格に向けてスムーズにスタート出来ました。

    2010年11月下旬 市販のテキスト・問題集を購入

     ダイエックス出版の「2か月 180時間でうかる!日商簿記1級 最短合格テキスト」4冊と、「2か月 180時間でうかる!日商簿記1級 最短合格問題集」4冊の合計8冊を購入。

    2010年12月上旬 1級の勉強開始

     市販のテキスト・基礎問題集では1級の試験範囲の把握、全論点を頭でイメージ出来るようになることを目的とし、短期間で頭に叩き込むため、テキストの重要論点やポイント等を自分ノートにまとめて、それを常に持ち歩いて通勤時間やちょっとした移動の合間に確認していました。

    • 26穴B5リングファイル ¥100
    • ルーズリーフ(B5)100枚入り×2冊 ¥200
    自分ノート 商会1
    自分ノート 商会1

    自分ノート 工原1
    自分ノート 工原1

    自分ノート 商会2
    自分ノート 商会2

    自分ノート 商会3
    自分ノート 商会3

    自分ノート 商会4
    自分ノート 商会4

    自分ノート 商会5
    自分ノート 商会5

    2011年2月中旬 テキストの全範囲終了&基礎問題集2回転終了

     この時点では基礎のみを徹底的に行いました。応用は一切行っていません。頭の中で、自分がテキストに沿って簿記の講義をするイメージをして、そこで詳しく説明できない部分(=自分の理解が弱い部分)を見つけ出しました。

     その上で、その部分をテキストに戻って覚え直したり、テキストに載っていないところはインターネットで検索して調べる等して、徹底的に弱い部分をつぶしていきました

    2011年2月中旬 過去問題集を開始

     TAC出版の「出題パターンでマスター 過去問題集(第96回~第126回掲載)」を使いましたが、1回転目は悲惨な点数でした。日商独特の問題文に苦戦し、ケアレスミスのオンパレード。問題の意味がわからず途中で解くのを諦めてしまったり、集中力もなかなか持続せずこの時期は本当に苦しみました。

     それでもなんとか勉強は続け、平日は1日あたり過去問1回分、休日は2~3回分をこなしました。この時期の過去問平均点数は34~41点/100点でした(泣)

    2011年3月以降 勉強時間を大幅UP(平日:平均4時間、休日:平均6時間)

     過去問の手応えから、このままでは6月の試験までに合格レベルには達しないと感じ、これまでの勉強時間を見直し大幅に増やしました。

    • 3月の勉強時間(平日)
    • 通勤途中:1.0時間
    • ランチ後:0.5時間
    • 就寝前:2.5時間
    • 平均:4.0時間/日

    2011年4月中旬 市販の本試験形式の模擬試験問題集を開始

     TAC出版の「第128回をあてる TAC直前予想」と、ネットスクール出版の「ラストスパート模試」の計2冊を購入しました。基本的には過去問をメインに、平日は過去問、休日に模試問題集といったかたちで解いていました。

    2011年4月下旬 過去問題集(第96~第126回)3回転終了

     約2か月間、過去問題集を繰り返し解いていくうちに日商のクセのある問題文にも徐々に慣れていき、1級合格に求められるレベルが分かってきました。

     本試験の商簿の総合問題は基本的な仕訳が多く出題されており、一般的に多くの方が苦手とされる連結の問題も、ある程度パターン化されていることを発見。似たような問題をとにかく1問でも多くこなしていけば、独学でも合格の可能性はあると強く感じました。

     また、この時期から問題を解くのが楽しくなってきました。勉強の成果が点数に現れてきたからだと思います。この時期の過去問平均点数:52~67点/100点。(それでも合格点の70点には1回も届かず…)

    • 理解レベル
    • 基本レベルの問題は解ける。でも引っ掛け問題には見事に引っ掛かる(泣)
    • 応用問題は25%くらいしか解けない。
    • ケアレスミスは相変わらず多い。
    • 得意な論点、苦手な論点の点数の差が著しい(割合:得意な論点40%、苦手な論点60%)
    • 4月の勉強時間(平日)
    • 通勤途中:1.0時間
    • ランチ後:0.5時間
    • 就寝前:3.5時間
    • 平均:5.0時間/日

    2011年5月上旬 理論対策テキスト(ネットスクール出版)を開始

     この時期には過去問題集を終了し、模擬試験問題集のみを継続して解いていました。理論対策テキストは自分ノート同様、常に鞄の中に入れて持ち歩き、通勤時間を利用して読んでいました。また、ネットスクール出版のラストスパート模試に付いていたラスパカードも、会計学・原価計算に分けてまとめ、それぞれ3日に1回の割合でチェックしていました。

    ラスパカード
    ラスパカード

     私の場合、最初にテキストの基礎を徹底的に頭に叩き込んでいたことにより、理論はあまり苦にならず理解できたように思います。また、この時期から勉強を朝型にシフトし朝勉を始めました。(平日7時に出社し、始業時間8時50分迄の約2時間)

    • 理解レベル
    • 基本レベルの問題は解ける。引っ掛け問題にも少々引っ掛かる(汗)
    • 応用問題は45%くらい解ける。
    • ケアレスミスで4~8点くらいロスしてる状態
    • 得意な論点、苦手な論点の点数の差が著しい(割合:得意な論点65%、苦手な論点35%)
    • 5月の勉強時間(平日)
    • 通勤途中:1.0時間
    • 始業前:2.0時間
    • ランチ後:0.5時間
    • 就寝前:1.5時間
    • 平均:5.0時間/日

    2011年6月上旬 模擬試験問題集・公開模試・苦手分野の総復習

     この時期は単純な計算ミスや問題文の読み間違え等のケアレスミスをなくすことを目標に問題を解くよう心がけてやっていました。

     また、休日はカフェで本試験の試験開始時間(AM9時)と同じ時間に模擬試験の問題を解くようにして、頭を午前の試験に慣れさせるようにしていました。

    試験合格にかかった費用(1級のみ)

    • ¥28,684(日商簿記検定受験料、証明写真代込み)

    各月の勉強時間

    • 12月: 60.0時間程度(テキスト+基礎問題集)
    • 1月: 70.0時間程度(テキスト+基礎問題集)
    • 2月: 90.0時間程度(過去問題集)
    • 3月:145.5時間(過去問題集)
    • 4月:157.5時間(過去問題集+模試問題集)
    • 5月:162.0時間(模試問題集)
    • 6月: 58.5時間(テキスト+模試問題集)
    • 合計:743.5時間程度

    本試験結果(自己採点は63点~67点)

    • 商:18点
    • 会:13点
    • 工:16点
    • 原:23点
    • 計:70点

    勉強を振り返って

     私の場合、試験までの勉強期間が短かったので、最初の方に覚えた基礎をあまり忘れることなく次のステップ(過去問、模試問題集)に進んでいけました。使用したテキスト・問題集も、短期間で試験の全範囲を把握したかったため、全テキスト数が一番少ないダイエックス出版を選びました。

     試験までの時間に余裕があり、細かい部分まできっちりおさえて勉強したいと思われる方は、他のテキストの方がいいかもしれません。2月中旬(本試験3か月半前)の過去問題集を始めた頃は勉強の成果が点数に全くといいほど現れず、精神的にかなり苦しかったです。

     でも途中で諦めず、たとえ1時間でも1問でも毎日継続して勉強したことが今思えば合格に繋がったのではないかと思います。その後、勉強の成果が点数に反映されてくるようになると、問題を解くのが楽しくなっていきました。

     また、勉強予定表を週単位で計画したことも良かった思います。週の終わりに進行度・理解度をチェックし、その都度予定の見直しを行ったことで、結果自分が一番ベストな状態を試験日にもっていくことが出来ました。簿記検定ナビのダウンロードコンテンツにある「勉強予定表」は、細かい工夫がたくさん詰まっていてすごく使い勝手の良い予定表だと思います。

     最後に、ネット等で「独学での日商簿記1級合格には無理がある」といった書き込みをよく目にします。確かに簡単ではありませんが、私は実際の手応えとして全然無謀だとは思いません。量的にも2級に比べると多いですが、一つひとつの論点を個別に見ていくと実はそんなに難しくなかったりします。

     たとえば、有価証券も売買目的・満期保有目的・関係会社株式・その他有価証券でそれぞれ期末の評価方法は違いますが、評価額の算出方法は結構簡単にできます。またなぜそれぞれ評価方法が違うかにもちゃんとした理由があるのです。

     頭で暗記しようと思うと、いろいろな計算方法がごちゃまぜになって混乱してしまいますが、なぜそのような算出方法をするのかを常に考えながら理解していくと、忘れることなく定着します。

     日商1級の勉強方法は、独学以外にも専門学校に通ったり、通信講座を受けることもできますので、それぞれのメリットやデメリットを吟味し、自分にあった勉強方法を見つけることが合格への第一歩だと思います。

     私は独学でしたが、2級合格後これから1級を目指そうか迷っておられる方々の参考に少しでもなれれば幸いです。

    使用したテキスト&問題集&電卓

    • ダイエックス出版
    • 2か月 180時間でうかる!日商簿記1級 最短合格テキスト 商業簿記・会計学
    • 2か月 180時間でうかる!日商簿記1級 最短合格テキスト 工業簿記・原価計算
    • 2か月 180時間でうかる!日商簿記1級 最短合格問題集 商業簿記・会計学
    • 2か月 180時間でうかる!日商簿記1級 最短合格問題集 工業簿記・原価計算
    • ネットスクール出版
    • 第128回を完全予想!ラストスパート模試 日商簿記1級
    • 日商簿記1級 全経上級 理論対策Smartアクセス31
    • TAC出版
    • 出題パターンでマスター過去問題集 日商簿記1級 商業簿記・会計学編
    • 出題パターンでマスター過去問題集 日商簿記1級 工業簿記・原価計算編
    • 第128回をあてるTAC直前予想 日商簿記1級
    • 電卓
    • CASIO JF-A200

    試験日の1日の流れ

     6時起床。試験会場に向かう途中に栄養ドリンクで気合注入。8時過ぎに試験会場到着。これから受験される方は、会場の雰囲気に出来るだけ早く慣れるためにも時間に余裕を持って会場に向かわれた方がいいと思います。

     試験開始までの小1時間は計算問題はせず、ラスパカードで理論問題の最終確認ばかりしていました。9時試験スタート。

    • 商会

     私の受けた回の試験は難化するのでは?という噂が流れていたのですが、実際の蓋を開けてみると商簿はかなり素直な問題が出題され正直拍子抜けしてしまいました。

     ただ、解ける問題だと分かった瞬間に全問正解したいという欲が出て慎重に解きすぎてしまい、商簿が終了した時点で残りり35分程しかありませんでした。

     その会計学も、模試では得意な方だったのに本番ではまず理論で足踏み。しかし残された時間が少なかったので、解ける問題を見極めそこから手をつけてやりました。なんとか最後まで諦めず、時間ギリギリまで粘って終了。

    • 工原

     試験開始の合図と同時に問題を見た瞬間、ヤバイ!とパニックに(汗)。工簿で私が一番苦手な論点だった工程別標準原価計算問題が出題されてしまいました。

     そこで、気持ちを切り替えて一先ず原計から問題を解き始めました。原計は比較的素直な問題が出題されたので、約20分くらいで解き終わり、残りの1時間近くを工簿に当てることが出来ました。

     工簿は問題が複雑だったので、私には全答は無理と判断。部分点を取ってなんとか足切り回避したいという一心で解いていました。結局、最後まで工簿の問題とにらめっこしたまま試験終了。

     試験終了後は工簿の足切りが不安でしたが、同時に自分のもっている実力を全て出し切りった達成感もありました。

    最後に

     これから1級を受験される方へのアドバイスとしては、本試験で苦手な論点や解けない問題が出ても諦めてはいけないということです。本試験で分からない問題が出題されると、「もうだめだ。受からないかも…」と途端に集中力が切れてしまい、本来ならば解けるはずの問題でもミスをしてしまうことがあります。

     日商1級合格者は70点前半に集中していると聞いたことがあります。1点の違いで合格にも不合格にもなるということです。試験終了直後は分からないかもしれませんが、試験後の夕方から続々と発表させる各専門学校の解答速報と予想配点をみて自己採点した時、きっと1点の重みを感じるはずです。

     また1級では傾斜配点があり、絶対に落としてはいけない問題(基本的な問題)に予想よりもかなり大きな配点がくることもありますので、途中で諦めたことにより取り損ねた1点~2点で不合格にならないよう、最後まで諦めず解ける問題は確実に点数を稼ぐことが大切だと思います。

    管理人からぶーやんさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われたダイエックスの教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
     点数は65点です。基本的な部分はおさえてありますが、解説が少なく、結局は自分でネット等を使って調べないといけないことが多かったので…。他の出版のテキストは、見ていないので比較は出来ません。
     公開模試の様子をもう少し詳しく教えていただけませんか?
     公開模試は大原学校とネットスクールのを受けました。大原(新大阪校)の公開模試会場には約60名くらいの方がいまいた。公開試験は、本試験同様に行われました。(模試の開始時間:9時~)

     模試終了後は、お昼休憩をはさんで大原学校の講師による模試の解答・解説が行われました。その時も本試験予想を踏まえて、押さえておきたいポイントや模試の出来が悪かった箇所を重点的に解説していました。

     模試の点数は同日の午後には返却され、自分の出来を確認しながら解説を聞くことができました。その約1週間後に大原の公開模試に参加した全員分のデータからはじき出された順位が資料として郵送されてきました。

     ぶーやんさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    ・得意な論点:本支店会計、CVP分析、最適セールスミックス。
    ・苦手な論点:特殊商品売買、工程別標準原価計算、意思決定。

    ・勉強法:特殊商品売買はとにかく問題数をこなしました。同じ問題を何度も解いていると、答えを覚えてしまいますが、その時も、なぜその答えになるのかを常に考えながら解いていました。

    管理人コメント

     ぶーやんさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!実は今回、「簿記1級の合格体験記が少なすぎて困っているので、ぜひ投稿してください」とやや強引にお願いして書いてもらったんですが…お世辞抜きで、過去最高レベルの合格体験記に仕上がっていると思います。

     通常、この「管理人コメント」欄では、受験生の皆さんに見習っていただきたいポイントをいくつかピックアップしてご紹介するんですが、ぶーやんさんの合格体験記については、もう全部見習っていただきたいと思います。

     自分ノート(≒間違いノート)を有効活用する、自分の弱い部分を探して徹底的につぶす、朝型にシフトして勉強する、どんなにやる気が出なくても毎日継続して勉強する、勉強の予定を立ててPDCAを繰り返す、常に考えながら勉強する、専門学校を有効活用する…まさに「言うこと無し」です。

     各期の過去問の平均点数や、各月の勉強時間も詳細に書いていただきましたので、簿記1級受験生の方はこの合格体験記をベンチマークとして勉強することをおすすめします。

     追記:合格体験記を編集していて、あまりの完璧さに思わず笑ってしまったのは今回が初めてです。簿記検定ナビのユーザーだけでなく、簿記1級受験を考えているすべての方に読んでもらいたいです。

    ぶーやんさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.10

    「サクッとうかる」もいいけど、「とおる」もおすすめです!

    • 投稿者:ねここねこさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに

     勉強を始めたのは試験の2ヶ月前です。私は数字や数学が苦手で、簿記を受けようと考えてみたこともなかったのですが、いろんな偶然やできごとが重なり受けることに決めました。当時は、独学で勉強するということと、前述のとおり苦手意識もあったので今回は3級だけ受けようと思ってました。

     しかし、勉強を始めると、確かに簿記はわたしの苦手な「数字」を合わせることが大前提ですが、苦手意識がなくなるくらい面白くなってきたので、2級も受験することにしました。

     ただ、2級も受けようと決めたときには、既に時間的にも(1ヶ月半前)厳しくなっていたので、ダメでもともと。合格したらラッキー!精神でやってみようという感じでした。しかし、やはりといいいますか、2級の勉強を始めると「どうしても合格したい!」という気持ちに変わっていきました。

    勉強時間

     1日平均3時間程の勉強量でした。最後は焦っていたのでかなり集中して勉強した気がします。2週間で3級を終え、残りの1ヶ月半で2級の勉強をしました。

    勉強方法

     はじめはテキストをじっくり読んで理解してから、ゼミを解く形にしていましたが、この方法だと理解してるのに問題が解けないことがあることに気がつきました。それに気づいたのは勉強しはじめてから大分経ってからです。さらっとテキストを読んだら、あまり理解してなくても問題を解き、解答で確認することの方が早く覚えられ、頭にも入ってきました。

     ラストスパート模試は試験1週間前に買い、とりあえず解きまくりました。もっと早く買っておけばもう少し余裕を持って対応できたと反省しました。ちなみに…2級の模試や過去問、最後の最後まで合格点(70点)超えることが1度もありませんでした。いつも60~69点をうろうろしてました。

    使用テキスト・サイト(全てネットスクール)

    • とおるテキスト(3級・2級とも)
    • とおるゼミ(3級・2級とも)
    • 出題パターンと解き方(2級のみ)
    • ラストスパート模試(3級・2級とも)

     簿記の独学といえば「ネットスクール」という評判を聞いて、購入を決定。ただ、とおるシリーズよりも、サクっとシリーズが好評のようで、かなり悩んだ末に説明が細かに説明されているとおるシリーズにしました。確かに、サクッとシリーズは持ち運びが便利そうではありましたが、わたしには内容的にとおるシリーズで正解でした。

     また、2級でテキストを読んでも理解できなかったところは、インターネットサイトを利用しました。「簿記2級合格にまつわるエトセトラ」様にはよく助けて頂きました。それから、簿記検定ナビ様の仕訳問題(ラストスパートに掲載されていない118回以前)、簿記クイズ(特に特殊商品売買に関する仕訳問題だけを集めたクイズ)も非常に助かりました。

     試験1週間前に買ったラストスパート模試は、本当に買ってよかった!抜群の的中率90%と謳っているだけあります。テキストとゼミだけでもいけるかなーと直前まで思っていた(!)わたしですが、ラストスパート模試は必需品ですね。

    使用電卓

    • CANON HS-1210TU

     amazonで評価がよく、お手頃だったので購入しました。打ちやすいし、億・万・千のような表示か普通のコンマ表示が選べるのも便利でした。ただ、『日商簿記受験生のための電卓操作完ぺき自習帳―これで楽勝合格 総得点20点アップのトラの巻』という電卓操作本も同時に買ったのですが、その本に対応してる機種がシャープとカシオだったので、そのどちらかにすればもっと時間とられず捗ったかな、と思いました。基本的な電卓の操作術は覚えられたので今となっては問題ありません。

    苦手論点について

     工業が難しいと一般に言われていたので、かなり構えていたのですが、わたしは工業の方が得意でした。問題は商業…。3級では収益・費用の見越し・繰延べ、2級では特殊商品売買・社債償還・特殊仕訳帳等でてこずりました。

     特殊商品販売・社債償還は単に複雑で覚えられないだけでしたが、特殊仕訳帳は、テキストを読んでも受取手形/支払手形記入帳のダブり転記ルールが理解できず、時間が取られました。苦手論点は、インターネットで似たような論点で悩んでる人がYahoo!知恵袋等を使って解決されていて、その回答を読んで苦手を克服しました。

    試験日前日・当日の流れ

    • 前日

     前日の夜は、緊張なのか全く眠れず会場へ。

    • 簿記3級

     8:15には着いていたので、いつも間違えたり困惑したりする箇所のテキストをもう一度チェックし直したり、自分のまとめた箇所を見直したりしていました。ネットスクールでは、今まで解いたことのある問題(精算表等)を1問解いて手を慣らしておくことを推奨してましたが、午後には2級も受けなければいけないし、逆に手が疲れるかも…と思い割愛しました。

     試験がはじまり、1→5→3→4→2の順に解いていって、ラストスパート模試の予想がかなりの確率で的中したのがビックリしました。40分ぐらい残して解き終わり、解き終わった人が続々帰って行きました。

     自信があったので、わたしも帰ろうかなと思ったのですが、念のためにもう一度チェック。精算表の作成問題・残高試算表の問題でケアレスミスを数箇所発見しました。あの時、帰らなくてよかった…とホッとしたのを覚えてます。試験官の「終了!」の言葉で終わりました。

    • 簿記2級

     試験会場と家がすごく近かったので、お昼は家で食べました。前日眠れなかったので家で少し仮眠を取りました。1時間前には会場に着き、席へ。3級は学生が多い感じでしたが、2級はぐっと年齢層が上がった感じでした。わからないところをまとめた、まとめノートを確認し、試験に挑みました。

     試験が始まり、ぱらぱらと問題を眺めると…第2問に得意な仕訳日計表!ラストスパート模試がまたまた的中。1、4、5と順調に解き終わり、3を解き始め、あれ…若干難しいな…と最初の方の問題で思いました。とりあえず全部解いてみたけど、なんと合計額があわない!

     時間も時間だし、第2問に移って解いてみるが、得意のはずの仕訳日計表なのにどうしても解けない問題が…仕訳日計表が解けなかったことがなかったわたしはかなり焦りました。とりあえず第3問にまた戻り計算し直すも、合計額がまたしても合わない!更に計算しても結局合いませんでした。

     最後に第2問も計算し直しましたが結局わからず…不完全燃焼で試験が終わってしまいました。

    • 試験後

     その日のうちに解答速報を見ても、2級の第2問目・第3問目は自分の解答を全く覚えておらず、商工会議所の発表を待ちました。インターネットで合格発表があった日、どちらの級にも自分の番号があったのが嬉しかったです。先日、合格証を受け取りに行き、3級は90点、2級は88点で合格できていました。頑張ってよかったです。

    管理人からねここねこさんへ追加の質問

     とおるシリーズのテキスト・ゼミの良かったところとイマイチだったところを具体的に教えてください。
     よかったところは、とにかくわかりやすい!これに尽きると思います。細かい説明も書いてあるので、独学する人には向いてると思います!

     イマイチだったところは、誤植が多いところです。ネットスクールのサイトに、正誤表があるのですが、いちいち書き込まなければいけないので面倒でした。

     ラストスパート模試の良かったところとイマイチだったところを具体的に教えてください?
     ラストスパート模試のよかったところは、本番形式のような問題用紙と解答用紙です。本試験を受けているような適度な緊張感が保ててよかったです。

     またファイナルチェックリストは、さっと確認できるのに各チャプターのポイントが的確に書かれているところが役立ちました。イマイチだったところは特にありません。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     ラストスパート模試は本当にオススメです!そしてラスパはできるだけ早く手をつけた方がいいと思います。試験前にわたしのように焦ってしまいますから。もう少し計画的に余裕を持って勉強していればあんなに直前になって慌てることもなかったなと思います。

     今回は比較的合格率が高い回だったので、わたしはラッキーだったんだなと思います(笑)後は、自分を信じること!かなり大事だと思います。

    管理人コメント

     ねここねこさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強期間2か月で簿記3級・2級のダブル合格というのはかなりすごいと思います!

     ねここねこさんおすすめのラストスパート模試については、個人的にはどうしても「的中率の算定方法」だけは納得できませんが(笑)、中身はかなり充実していますので、管理人的にもおすすめの1冊です。

     さて、早速中身のほうを見ていきたいと思いますが、ねここねこさんの合格体験記で一番参考にしていただきたいのは「わたしも帰ろうかなと思ったのですが、念のためにもう一度チェック。」というところです。

     時間が余ってしまった場合、どうしても帰りたくなってしまいますが、最後の1分1秒まで見直しをするようにしてください。特に簿記2級の工業簿記は、最初の部分を間違えてしまうと後ろの問題も芋づる式に間違えてしまう可能性がありますので、どれだけ自信があっても最低1回は解き直すようにしてください。

     あと、試験前日に緊張で眠れない場合は、ホットミルクを飲んだり、徐々に部屋の明るさを落としていったり…といろいろな方法がありますが、無理して眠ろうとすると余計に眠れなくなることがありますので、「緊張で眠れないのは当たり前。横になるだけでも十分なんだ。」と前向きに考えて乗り切ってください。

    ねここねこさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.80

    3級に引き続き2級もDAI-Xの通信講座で、見事に1発合格!

    はじめに

     2月の簿記検定終了後、届いていた教材ですぐに2級の勉強を始めました。既にDAI-Xの講座(1/27~5/27の4か月)を自費で申し込んであり、1/27~2月検定までの期間は3級の質問でメールを利用しました。

    教材と電卓について

    • DAI-Xのテキスト
    • DAI-Xのトレーニング
    • DAI-Xの確認テスト
    • DAI-Xの直前ゼミ(全5回)
    • DAI-Xの模試(全1回)
    • プラス8点のための問題演習 日商簿記2級(TAC)
    • ラストスパート模試 日商簿記2級(ネットスクール出版)
    • 日商簿記検定 仕訳問題対策簿記検定ナビ
    • シチズン 電卓 DM-544

     3級の時の教材に、直前ゼミ・模試・TACの問題集をプラスしました。「プラス8点のための問題演習 日商簿記2級」は評判がよかったので購入しましたが、結局ぱらぱらページをめくって読むだけで、問題を解く時間が取れませんでした。でも伝票問題の解き方は目からうろこ!本番でも第2問は伝票問題だったので身につけておいて大成功でした。

     ラストスパートは3級でとてもよかったので2級でも迷わず購入しました。今回はWEB上で開催される予想大会にもリアルタイムで参加できました。

    基礎期の勉強方法について

     全28回のWEB講義をひとつずつ受講していきました。商業簿記と工業簿記を同じくらいの進度で進めるようにしました。WEB講義の回数が3級より増えたので、講義の際中の問題演習は飛ばしながら視聴し、とにかく一通り受講を終えてから問題演習を始めることにしました。

     それでも、全ての視聴を終えるまで約2カ月かかり、ゴールデンウィークに入ってようやく問題演習を開始しました。3級の時と同様DAI-Xのメール質問制度を数十回は利用しました。

    • 参考資料①

     サイトからダウンロードできる確認テストを解いて、得点の低かった回から順にトレーニングの問題演習をスタートしました。

    確認テストチェックシート
    確認テストチェックシート
    • 参考資料②

     同時に簿記検定ナビの仕訳問題対策も解き始めました。初めのうちは特に減価償却や特殊商品売買の仕訳、内部利益の計算、工業簿記のCVP分析や仕損の問題がまったくわからず苦しみました。2回以上間違えた論点を並べたものです。

     仕訳問題対策で自分の不得意分野がどこか認識するのに役立ちました。この結果も、テキストの再読やトレーニングの問題演習の重点のおきかたに反映させました。

    仕訳問題リスト
    仕訳問題リスト
    • 参考資料③

     自分で作った単語帳です。結局、試験の前までにテキストの問題演習の問題を解く時間がなく、トレーニングしか問題演習をせずに本番形式の問題演習に進みました。

    単語帳1
    単語帳1

    単語帳2
    単語帳2

    単語帳3
    単語帳3

    単語帳4
    単語帳4

    直前期の勉強方法について

     DAIXの直前ゼミ(5回)と模試(1回)には添削がついていたので、5月前半必死に問題演習を繰り返し、添削問題を解く⇒送る⇒返送されて来た答案用紙を見て復習をしました。最初は散々でしたが最後の方には合格点がとれるようになりました。

     ラスパとあわせると本番形式の問題を10回解いたことになりますが、復習の時間が足りませんでした。DAIXの模試は採点期限に間に合わず自己採点しました。ラスパの予想大会は無料なので本を購入していない人も参加してみたらいいと思います。

     ネットスクール社長の桑原先生の熱い思いに触れ、また本番まで3週間を切るので気合を入れ直すことが出来ました。この頃はちょっとスランプで第3問は何度やっても数字が合わないので、満点を目指さず部分点を狙うことにしました。

     3級の時は何もかも初めてでものすごく緊張して試験勉強をしていましたが、2級は途中から工業簿記で得点することが商業簿記よりも簡単に感じるようになり、7割をとれれば受かるんだという気の緩みがでてきて、逆にモチベーションを保つのが大変でした。

     ネットスクールの予想大会でしめされた本番前3週間のスケジュールが大変役に立ちました。

    これから勉強を始められる方へのアドバイス

     ズバリ、商業簿記と工業簿記を交互にやること。使っているテキストの章立てにもよりますが、商業簿記と工業簿記は同時に勉強を始めて同時に勉強を終えるのがいいと思います。特殊商品売買が理解できなくても、第1問でしか出ないと割り切って、直前期に問題を繰り返せば必ずできるようになります。

     それよりも商業簿記の第3問を自力で解いて、間違えたところを解説を読んで理解できるくらいになることの方が、結局は広範囲をカバーすることができます。第3問で部分点を得点できなかった分野を、再度復習して、もう1度別の第3問を解く…を繰り返せばいいのです。

     工業簿記は、最初は何が何だかよくわかりませんでしたが、結局は問題が解けた人が合格を手にします。問題演習が何より大切です。CVPのシュラッター図は、左から”ひじき”標準⇒実際⇒基準です。ひじきの煮物を思い浮かべて下さい。

    試験日の1日の流れ

     2級は13時半開始なので、特に早起きを心がけたりはしませんでした。試験会場には40分ほど前に着きましたがちょうど開場するところでした。余り早く行かなくてよかったです。冷房がかなり利いていました。6月ですが1枚上着があると安心だと思いました。

     そして、ラスパ模試のすすめに従って試験前に第3問を1問解きました。やはり20点は取れませんでしたが焦りませんでした。また、普段時計をする習慣がないために時計を忘れました。それに気づいた時は「あーあ」と思いましたが、あまり動じませんでした。それまで過去問を解いていて時間が足りないことはなかったからです。

     そこで試験開始と同時に必死に解き、一通り終わったところで試験官に残り時間を尋ねると40分ですと快く教えてくれました。 解答用紙が配られた後、解答用紙に氏名と受験番号等を記入する時間で解答用紙の内容をチェックしました。その後問題用紙が配られて試験が始まりました。1→4→5→2→3の順序で解きました。

    試験結果と反省点

    • 第1問:16点(借方の勘定科目を不渡手形にすることにばかり注意がいってしまい、貸方を全額当座預金にするというミスをしました。痛恨のケアレスミスです。)
    • 第2問:20点(ラスパの予想通り!でした。)
    • 第3問:18点(自宅で解き直した際未払社債利息をP/L欄に記入してしまい、消耗品費と消耗品の金額を逆にしてしまいました。おそらく本番では、当期純利益の金額が間違って2点マイナスだったのではないかと思います。)
    • 第4問:20点(特にコメントすること無し。)
    • 第5問:20点(工業簿記で満点をとれて満足です。試験中は数字に間違いがないか何度も見直しました。)
    • 合計:94点

     試験官に時間を聞いた時40分も余っていて、なんだか怖いくらいでした。第4問と第5問は確かに簡単な方だったし、第3問はP/L・B/S共合計額が合致したので自分でそれ以上のミスを見つけられず、時間の掛けようがありませんでした。

     第1問仕訳問題での現金・現金預金・当座預金のミスはもったいないので、これから試験を受ける方にはぜひ気を付けて欲しいです。簿記検定ナビの仕訳問題対策は2回繰り返しました。最後まで正解出来なかったのは設立時の新株発行や受託販売、保証債務です。

     でもお蔭さまで無事合格できました!昨年まで全く簿記に触れたことがなかったのに、今は簿記の貸借そろう瞬間が大好きです。

    管理人からるんるんさんへ追加の質問

     DAI-Xの通信講座の良かったところと、イマイチだったところを教えてください。
     良かったのは、質問メールを何度でも利用でき、説明も丁寧だった点です。先生の解説もわかりやすかったです。

     イマイチとまではいいませんが、授業の受講可能期間が12月初めで終わってしまい、その後質問するところがなくなってしまって不便でした。

     質問だけを受け付ける期間が受講可能期間より長いといいと思いました。また、動画の再生を途中で止めた時、次回そこから視聴できるといいと思います。

     今回、勉強に使われた電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     出来ません!たまたま家にあったから使用しましたが、これから購入される方は12桁のものを調達されるといいと思います。カシオ「MW-C10A-GN-N」のほうは、机の上において使用する際の音がうるさく、最後の方はほとんど使いませんでした。ボタンは、指にそう谷型(山型ではなく)が断然おすすめです。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     自分に向いている方法を確立すると上達が早いです。私は3級の時の経験や方法を2級に生かすことが出来たので、同時受験をしなくて良かったと思っています。人によっては同時受験が向いているのかもしれません。ぜひ、それぞれに合う方法を見つけてください。
     今後は、簿記1級や税理士試験などの上位資格に進まれる予定ですか?
     今、簿記1級の勉強を始めています。とても楽しいです。この先自分がどのように働きたいのかまだ思案中なので、1級の合格を手にしたら、税理士に進むかどうか考えたいと思います。

    管理人コメント

     るんるんさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!るんるんさんには3級のときにも合格体験記を書いていただきましたが、今回もかなり読み応えのある合格体験記に仕上がっていると思います(→3級の合格体験記:第127回・日商簿記検定3級 合格体験記 No.50

     それでは早速、中身を見ていきますが…時計を忘れても残り時間を教えてもらえるんですね!ただ、試験官によっては教えてくれないことも考えられますので(むしろ教えてくれないのが普通?)、腕時計は絶対に忘れないように気をつけてください。

     今回のるんるんさんのように、余裕で合格圏内にいる場合はまだなんとかなりますが、当落線上の実力で受験する場合は、時計がないと時間配分ができないので、それはもう悲惨なことになると思います。

     あと、「試験日の1日の流れ」のところで、「6月ですが1枚上着があると安心だと思いました」と書いていただきましたが、特に冷え性の女性の方は、1枚羽織るものを忘れずに持っていくようにしてください。11月試験と2月試験の場合は、着ているものを1枚脱げばすぐに対応できますが、6月試験は予め用意しておかないと対応できませんので気をつけてください。

     なお、簿記検定ナビの持ち物チェックシートのページで、日商簿記検定を受験する際に必要な持ち物を一覧にまとめ、PDFファイルで無料配布していますので、興味のある方は一度ご覧ください。

    るんるんさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.79

    年齢を言い訳にしない!為せば成る為さねば成らぬ何事も!

    • 投稿者:しゅーくりーむさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月半

    はじめに

     128回の2級を受け、なんとか合格しました53歳のしゅーくりーむといいます。私が3級を受けたのは、はや15年前のことです。その時は満点合格しましたが、次に2級を受けようという気持ちは全く無く、今回まで3級の資格のままでした。経理の実務経験も15年ほどですが、資格の必要性は感じずにきました。

     そんな私でしたが今回にわかに2級受験を思い立ったのは、転職のためでした。会計関連の仕事に就きたかったのですが、募集内容を見ると、たいてい資格欄には「簿記2級」とあり、2級が必要なのだと気付きました。年齢が年齢ですので就職もハードルが高く、あまり深く考えずに「2級に挑戦しよう。」と決めました。

    購入した教材について

    1. サクッとうかる日商2級商業簿記 テキスト
    2. サクッとうかる日商2級商業簿記 トレーニング
    3. スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記
    4. 合格するための過去問題集 日商簿記2級

     1.の商業簿記のテキストは非常に解りやすく、活用できました。100点でお勧めです。2.のトレーニングはテキストの項目を読んだ後に、その都度、対応問題を解いていきました。こちらもテキストと同様に100点でお勧めできます。

     3.については、商業簿記をテキストと問題集で一通り済ませた後に購入しました。商業では2冊構えでしたので、当たり前ですが対象の項目を別々に開かなくてはならなかったため、1冊にまとめてあるこちらは使いやすいかなと思って工業簿記はこちらを選択してみました。

     結果的には、2冊での対応のサクッとシリーズの方が良かったかなと思います。というのは、簿記の学習の性質上、暇をみてどこでも学べるというものではなく、電卓で計算する内容がほとんどで、机に向かわざるを得ないものでしたので、特に2冊でも不自由は無かった気がするからです。

     スッキリシリーズも、解りやすくまとめてある気はしますが、問題集と一体化しているため、ページスペースの問題上、説明が簡略化されているのか、もしかしたら理解により時間を要したのかもしれません。このテキストしか使っておりませんので、一概には言えませんが…僭越ながら70点くらいでお勧めです。

     4.の過去問については、解説が詳しそうでしたので選びました。かなり詳しく説明してありますが、実際には内容を熟読した個所はほとんどありませんでした。じっくり読めば良かったのでしょうが、どんどん問題を解いていくことに重点を置いていたので(勉強期間1ヶ月半)、解答を追っていくのが精一杯でした。僭越ながら80点くらいでお勧めできます。

    勉強を始めてみると

     テキストを買ったのは震災の前で、商業の方は一通りテキストを読みました。しかしあの震災で周囲の状況が一変、簿記の勉強どころではなくなり、震災ショックとでもいいますか、再びテキストを開いた時(GWの少し前でした)には、読んだはずのテキストの内容は全て頭から消え去っていました。

     商業の方はなんとか理解もできましたが、工業はまるっきり初めてで(商業系の学校出身ではありません)、全くちんぷんかんぷんでした。ヒマさえあればテキスト、次に演習問題、次に過去問、とやればやるほど解らなくなる自分に絶望しましたが、過去問を2回~3回と解くうちに、かなり理解ができてきました。

     工業簿記は、仕掛品から製品となるまでの「イメージ」をつかむことが大事だと気付くまでに、かなりの時間を要しました。こういう道のりの長さはきっと独学ゆえだと思います。

    試験本番を迎えて

     実際の試験では、緊張と脳の老化で試験用紙の問題がすんなり脳に届かず、仕訳も逆に考えてしまうほど、コチコチガチガチになってしまいました。

     慣れない大教室での試験では、受験者の電卓の音ばかりが耳に響き、なぜこんなことに挑戦してしまったのだろうと、試験中なのに集中するどころか根源的な問題に立ちかえる始末。勉強して理解することと、試験で2時間以内に結果を出すことはまた別問題でした。

     でも、受けたからにはなんとか受かりたかった。いつもは必ず計算間違えしていた精算表が本番の試験では貸借ピタリと合った時は、試験中なのに嬉しさで泣きそうになりました。(でも清算表は満点ではなかったですが・汗)

     最後の10分くらいで伝票の間違えに気付き、最初からやり直したことにより圧倒的な時間不足に陥り、答案見直しゼロで終了でした。工業はさっさと終えてしまったことが逆に不安でした。

    本試験を終えて

     結果は12点・20点・14点・20点・20点/86点での合格でした。正直、これだけの得点をとれたことが驚きです。もちろん努力はものすごくしたけれど、試験中は雑念にかられ、勉強量の3割も結果が出せなかった気がして自己嫌悪でした。まさに歳をとるとはこういうことかと、思い知らされた試験でした。

     とはいえ、奇跡的に終了直前に伝票の間違えに気付いてやり直したり、工業簿記が満点だったり、何者かが自分に力を与えてくれたという気さえしました。後で知りましたが、私は管轄の商工会議所の受験者(400名弱)のうちの、最高齢の受験者で合格者となりました。

     肝心な就職は、2級の発表の前に採用が決まっていましたので、2級合格をひっさげたわけではなかったですが、私にとってこの簿記2級こそが、生涯で一番大変で一番重みのある試験になりました。

     ちなみに試験の発表の日が53歳の誕生日に当たり、忘れがたい誕生日となりました。

    試験日の1日の流れ

    • 7時

     起床&朝食。その後、洗髪・シャワーなど…普段と変わりなく。

    • 11時50分

     夫に駅まで送ってもらう。

    • 12時

     電車にて試験会場へ向かう。最寄駅のコンビニエンスストアにて、昼食用パン購入する。

    • 12時30分

     試験会場到着。自分の席を確認して荷物を置いておく。試験会場のロビーにて、パンと飲み物で昼食をとる。

    • 13時

     着席。商業簿記のテキストにて、未着品売買などの仕訳を確認する。

    • 13時30分

     試験官より説明開始。問題用紙・解答用紙・メモ用紙が配布され、解答用紙の全てに氏名を記入するよう指示される。

    • 13時45分

     試験開始。10分くらい経ったころに、初めの退室者が出ました。電卓の音がカチカチと響くのが非常に焦りました。途中で退室する人は多く、「もう出来たのだろうか?」と気になりました。

    • 15時45分

     圧倒的な時間不足、放心状態のうちに終了しました。

    管理人からしゅーくりーむさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     「CITIZEN Micro HumanTech DM1248」です。12ケタ表示の普通の電卓ですが、あまり大きくなく、(老眼でも見やすいように)色が白っぽいものを、と選びました。

     電卓を使いこなせないのでなんとも言えませんが、特に使いづらいとは感じませんでした。

     しゅーくりーむさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     商業簿記では、特殊商品売買が苦手です。仕訳問題を解く時に、いつも苦手意識をもって臨みました。実務での経験もあるためか、伝票・精算表・本支店会計などはわりに得意でした。ただ、二重仕訳・二重転記の問題は好きではなかったです。

     工業簿記は全体に苦手でしたが、コツコツやればできる総合原価計算や、CVP分析は得意でした。差異分析については、初めて読んだ時は苦手意識満点でしたが、イメージ図を丸覚えして解いていくと、点数がとれるようになりました。ただ、本当に理解できているかははなはだ自信ありません。

     苦手克服について、具体的なことはなかなか言えませんが、テキストに「簿記は勉強したぶんだけ結果が出る」と書いてあった言葉を信じました。工業簿記は最初は何のことやらさっぱり解らず焦りましたが、ボックス図を書いて、テキストを見直して、反復しては理解に近づいていったと思います。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     商業簿記の現金・預金・手形や、伝票問題、精算表など、実務は2級の内容に結びつくところも多いと思います。逆に、決算手続きなど、2級の勉強が実務に役立つ面はあると思いました。2級をもってないと実務ができないかといわれると、それは無いと思います。

     あとは、短期集中型(1か月半)でやりましたので、試験の前の週には正直簿記に飽きてしまって、集中力がとぎれてしまいました。勉強されるかたは、時間配分に気を配って上手に学習してください。

     あまりとぎれることなく、少しずつやられるのがいいのかもしれません。わたしなどはとにかく記憶を持続させることが優先で、あまり早く取り組むのは良くないのでは?と、集中型になってしまいましたが。

     最後に、自分にとっては正直、過酷な試験でしたので、本文では感情論調になってしまいましたが、時間をかけてコツコツ取り組めば、理解は必ずできると思います。

     ただ、工業簿記に関していえば、本文でも触れましたが、独学より何らかの形で習う方が若干近道なのかもしれません。いずれにしても、合格すれば達成感も大きいと思いますので、ぜひ挑戦してみてください。

    管理人コメント

     しゅーくりーむさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!経理の経験があるとはいえ、53歳で簿記2級に短期&1発合格というのはすごいです。年配受験生の方には、ぜひ見習っていただきたいと思います。

     しゅーくりーむさんは工業簿記でかなり苦労されたとのことですが、最初からすぐに理解できる人はごく小数ですので、しゅーくりーむさんのように諦めずに食らいついていくことが重要です。特に工業簿記については、手を動かすこと。ボックス図を書いたり勘定の流れを書いたり、とにかく手を動かして体で覚えるようにしてください。

     あとは、苦手分野の克服には「まとめ解き」も有効です。1日だったら1日、3日だったら3日、その分野の問題のみをひたすら解き続けるだけのシンプルな勉強方法ですが、集中的に深く深く勉強することにより、今まで点と点で個別に理解していたことが、一気に線でつながって「あーそういうことだったのか!」となることがよくあります。

     簿記の試験に限らず試験はなんでもそうですが、「得意分野をさらに伸ばす」よりも「苦手分野を克服する」ことが合格への近道になりますので、苦手分野から積極的に勉強するように心がけてください。

    しゅーくりーむさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.78

    時間は自分で作るもの!細切れの時間を有効活用しよう!!

    • 投稿者:Yurikaさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月半

    はじめに

     何か資格がほしいなとふと思い、友達に何気なく相談したところ、簿記を勧められたのが私の簿記との出会いです。そして、色々と調べてみると簿記2級ならば独学でなんとか受かるという事が分かったので勉強を始めてみました。このたびは第128回の簿記2級に無事合格する事が出来たので、私の勉強方法が参考になればと思いまして投稿させていただきます。

    使用テキスト

    1. 超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集
    2. スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記
    3. スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記
    4. 20日で合格るぞ!日商簿記 2級光速マスター問題集(商業簿記)
    5. 20日で合格るぞ!日商簿記 2級光速マスター問題集(工業簿記)
    6. 日商簿記2級まるごと過去問題集〈2011年度版〉

    上記テキストの選んだ理由

    1. 友達からもらった
    2. 分かりやすそうだった
    3. 分かりやすそうだった
    4. 安かった
    5. 安かった
    6. 安く、最も収録されていた過去問の数が多かった

    テキスト選びのコツ

     私は基本的には安いやつを選びました。しかし、ただ安いだけではなく、実際に手にとって確認しました。特に問題集は、解答用紙がネットで配信されているのがいいと思います。そうすれば繰り返し勉強するのが楽になります。

    0からのスタート

     私は最初から簿記2級の受験を検討していました。しかし、その時簿記に関する知識は0でした。なぜこの状態から簿記2級の受験を検討したかというと、簿記1級を持っている知り合いに、3級をとるくらいなら2級にしたらとアドバイスをいただいたからです。そのため、まずは簿記の基礎からやる必要がありました。

     この時役に立ったのが「超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集」でした。これを選んだ理由は、商学部の友達が簿記の授業でこれを使用したからあげるといってもらえたからです。内容は非常に分かりやすく、すらすらと読むことができました。この本を1度読むだけで大体の知識は身に付いたので、さっそく簿記2級の勉強に移りました。

    学習方法

     私は、あまり家で勉強をするのが好きではなかったので、基本的には電車の中と授業中の内職で勉強をしました。

    • 最初の2週間

     まず、簿記の知識が全くなかったので、とりあえず1.を一度読みました。そして、通学時間中(電車で30分)に2.3.をひたすら読み続けました。最初のうちはあまり理解できないのですが、繰り返す読むと理解が深まり、また内容を知らないうちに記憶していきます。私は最後の方になると、一冊読み終えるのに30分程度になりました。それくらい読みこみました。

    • 2~4週間

     授業中に3.4.の問題集をやりました。すでに簿記1級を持っている先輩には、商業簿記は手で書いて覚えるものだから商業簿記を重点的にやれと言われたのでその通りにしました。そのおかげで、最初のうちは仕分に戸惑っていましたが、やっていくうちにどんどん覚えていきました。結果、商業簿記の問題集は3回、工業簿記の問題集は2回やりました。

    • 5~6週間

     試験が近くなったので、6.で過去問をひたすらやり続けました。分からない問題があってもあまり気にせず、がむしゃらにやり続けました。流石に内職だけでは勉強時間が足りなかったので、家でもやりました。この時期になっても相変わらず、参考書は電車の中で読み続けました。

    試験日の1日の流れ

     8:00に起きて、解き終わっていない過去問を解きました。また、理解できなかった過去問を再度解きなおし、頭にインプットしました。13:30からという何とも言えない微妙な時間に試験があるため、早めの昼食を家でとりました。

     試験会場には40分ほど早めに到着しました。試験会場ではみなさん最後の勉強をされていました。私は直前に勉強をするのはあまり好きではなかったので、ボーっとしていました。

     いざテストが配られた瞬間、まず解答用紙を見ました。苦手の本支店会計らしき解答欄がないことを確認して、これは受かったなと確信しました。テストは第1問→第2問→第4問→第5問→第3問の順番で解きました。第3問は分量が多く、時間がかかりそうだったので最後に回しました

     私は電卓をたたくのがへたくそだったので、毎回2回同じ計算をして、答えが間違っていないか確認していました。テスト自体は30分ほど早く終わったので、じっくりと見直しをしました。家に帰った後、解答速報を見て合格したと確信しました。そして予想通り、合格することができました。

    感想

     簿記2級は終わってみれば、そんなに難しい資格ではないと思います。もし取得を考えている人がいましたら、ぜひお勧めします。ちなみに、私は試験2週間前から当日までに私は大学の中間試験が3つほどあり、勉強時間確保が非常に困難になりました。

     しかし、意外と隙間時間があるので、その時間を有効活用すればなんとかなります。まさに時間は自分で作るものだと実感した瞬間でした。みなさんも、もし忙しいのであれば隙間時間がないか探してみてください。

     また、この資格は時間をかければ受かるというものではないと思います。短期間でいかに集中するかが合格のカギだと思います。何を勉強するか迷ったら、過去問集を手にとって勉強すれば間違いないと思われます。

     また、簿記2級は基本問題をひたすらやっておけばなんとかなります。参考になったか分かりませんが、今後受験をお考えの皆さん、是非合格目指して頑張ってください。

    管理人からYurikaさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
     合格出来たので満点じゃないでしょうか。スッキリシリーズは、分かりやすかったので個人的には満足なのですが、過去問などを解いていてのっていない論点などがちらほらあったので、テキストで万全を期したい人にはおすすめ出来ないかもしれません。ただ、書いていなかった論点もこのシリーズで基本を押さえておけば、問題集の解説をみれば問題なく理解できたので問題ないと思います。

     また、使用した光速マスター問題集は問題量も適度にあり、値段も手ごろでおすすめ出来ます。特にTACの合格シリーズは安心感があるかもしれませんが、それの半額以下なのでおすすめです。過去問集もまたDAIXさんのが値段が一番安く、一番収録数が多く、解答用紙が取り外し可能なのでおすすめです。

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     テストでは、CANONのLS-120TUを使いました。選んだ理由は、電気屋で大きさが適度で安かったからです。特に使いやすいというわけではないのでおすすめはしません。むしろ安っぽいのでよくないと思います。

     実は、私この試験のために電卓を2台買っています。最初に買ったのは大学の生協で一番安かったSHARPのEL-760Hでした。これは、試験の2日前に故障しました。そして今使っているCANONのやつに出会いました。

     これから電卓を選ぶ人にアドバイスとして、電卓だけはしっかりとしたものを買った方がいいと思います。私は「安物買いの銭失い」を経験してしまいました。

     Yurikaさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点と言うか、工業簿記全般が得意でした。商業簿記に比べて覚えることが少なく、また算数みたいだったので理系の私にはすんなりと理解が出来ました。

     苦手な論点は本支店会計と当期純利益の計算です。本支店会計の苦手意識を克服するために、ひたすら本支店会計の問題を解きました。それでも苦手だったので、合格のためには別に満点は必要ないと自分に言い訳をして、ある程度出来るようになったら妥協しました。他の論点で点数を補えばいいと頭を切り替えました。

     当期純利益の計算というのは論点と言うより、電卓の操作が苦手という事です。電卓に打ち込む回数が増えると、いつも入力ミスをどこかしらしてしまい、計算が狂います。

     克服方法としては、電卓に毎回2回以上計算して、連続して同じ答えが得られたらそれを答えとしました。試験でも何回も同じ計算を繰り返したおかげで合格できました。

    管理人コメント

     Yurikaさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強期間1か月半で、簿記3級を飛ばして簿記2級合格というのはすごいと思います。

     それでは早速、中身のほうを見ていきたいと思いますが、まずはじめに参考にしていただきたいのは、試験時に問題を見て、第3問を最後に回したという点です。受験生の中には「絶対にこの順番で解く!」と決めていらっしゃる方がいますが、個人的にはYurikaさんのように、問題を見て柔軟に対応する方が良いと思います。

     あと、勉強時間についてですが、これもYurikaさんがおっしゃっているように、意識して探してみると「隙間時間」は結構あると思いますので、この時間を有効活用することをおすすめします。またダラダラやっても実力はつきませんので、「短期間で、1回で合格するんだ!」という気持ちで取り組むようにしてください。

     なお、簿記の教材については「ネットスクールのサクッとうかるシリーズ」と「TACのスッキリわかるシリーズ」の2つが双璧なんですが、両シリーズはお手軽さをウリにしている教材ですので、これだけ本試験に完璧に対応することは出来ません。

     よって、網羅性を重視するのであれば、「TACのよくわかるシリーズ」や「ネットスクールのとおるシリーズ」なども選択肢に入れたり、ボリュームが大きめの問題集を追加するなりして対応すると良いと思います。

     最後に、電卓については、Yurikaさんもおっしゃっているように、きちんとしたものを購入することをおすすめします。簿記検定ナビでもおすすめ簿記電卓ページで、管理人おすすめの電卓を紹介していますので、電卓選びで悩んでいる方はぜひ一度チェックしてください。

    Yurikaさんが使われた教材や電卓のまとめ