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  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.83

    TACの通信講座を有効活用してストレート合格!

    • 投稿者:コトブキさん
    • 勉強形態:専門学校(通信)
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     私は主婦で2歳の息子の育児中です。簿記は未経験からのスタートで127回3級に合格後、2級の勉強を始めました。簿記の勉強を始めた動機は、子供がもう少し成長したら事務職のパートをしたいからです。

     経理の仕事は資格よりも実務が大切と知り、簿記2級に合格しても未経験では採用してもらえないかも、という不安はありましたが、『資格なし未経験』よりは『資格あり未経験』の方がまだマシかな、と思い勉強を始めました。

     加えて、出産から2年…夢中で育児だけをしてきたので、勉強そのものをしたい気持ちもあったのだと思います。

    勉強時間について

     簿記2級に必要な勉強時間のめやすは200時間だとどこかで知り、勉強開始から128回の6月12日までの日数が95日でしたので、1日に最低2時間は勉強時間を捻出しなければなりません。

     私は200時間で合格できるのだろうか?頭の良し悪しや簿記への向き不向きによってかかる時間は違うよね?と一瞬考えましたが、考えても仕方がないので自分は平均的な人物であると無理やり断定して、200時間で計画することにしました。

     ただ、私の1日のスケジュールから1日2時間捻出することはかなり困難なので、時間を捻出する方法と勉強時間を200時間以下にする短縮方法を考え試行錯誤しました。これはまた後で書きます。

    勉強形態について

     TACのDVD通信講座を利用しました。独学ではなく学校を選んで理由は以下のとおりです。

    • とにかく時間がない(テキストや問題集などを選ぶ時間、買いに行く時間を勉強時間に。)
    • 独学で合格する自信がない(専業主婦になって数年。すっかり錆びついた頭で簿記という新しい分野を独学でこなすのは怖すぎたため。)
    • 専業主婦(お金を稼いでない)のにお金をかけてしまったという『がけっぷち感』を得るため。
    • 単純に資格系の専門学校に興味があった。

     通学ではなく通信を選んだ理由は子供の預け先がないからですが、仮に通学・通信を選べる状況だったとしても、外出が嫌いな私は通信を選んでしまいそうです。

     TACを選んだ理由は、比較した中では値段が安かった(キャンペーンとオークションで買った割引券使用)からですが、そもそも大手の学校しか知らず、その中で安かっただけで、もっと安いところがあることを後で知り落ち込みました。ろくに調べなかったのがいけませんでした。

    勉強計画について

    • 勉強開始~30日:主に工業簿記インプット(理解のために問題集の基礎問題は解く)
    • 30日~60日:主に商業簿記インプット(理解のために問題集の基礎問題は解く)工業簿記は忘れないように問題集で時々アウトプット
    • 60日~試験まで:アウトプット重視。特殊論点対策をし、過去問題・予想問題で総仕上げ

     苦しかったのは商業簿記のインプットの時期です。中だるみの時期だったことに加えて、商業簿記は工業簿記に比べると覚えることが多く、とても苦しかったです。

    使用した教材

    • TAC合格テキスト 日商簿記2級 商業簿記+DVD講座
    • TAC合格テキスト 日商簿記2級 工業簿記+DVD講座
    • TAC合格トレーニング 日商簿記2級 商業簿記
    • TAC合格トレーニング 日商簿記2級 工業簿記
    • その他、通信用教材(実力テスト、基礎答練、的中答練など)

     すべてTACから届いた教材で、TAC以外を使ったことがないので比較が難しいのですが、しっかり学習できる教材で、難易度が高い回でも確実に合格できるようになっているという印象です。

     ただ、今回のような簡単な回ですと、ここまで勉強する必要があるのかな…という気もしますし、量も多いのではと感じました。従って、確実に1回で合格したい方にはオススメです。

     講義(DVD)の必要性についてですが、私は簿記が始めてなのでテキストだけでは合格できなかっただろうと思います。特に工業簿記は講義(DVD)に助けられました。また、解答用紙がWEBでダウンロードできるので、印刷して使いました。

    地味だけど悩んだ電卓に関する問題

     簿記を始める前は家計簿をつけるくらいしか電卓を使ったことはなく、右手の人差し指だけでノロノロ打っていましたが、私は右利きなのでシャープペンをそのままで電卓を打ちたいと考えました。

     最初は左手で打てるようになるのか不安はありましたが、右手でも人差し指だけでしか打てない完璧な素人だったので、思い切って左手にしました。

     左手で打つと決めた後、電卓選びに入りました。キーの配列をみるとCASIOが打ちやすそうで、あとは大きさと価格の安さを考えてDW-20Aに決めました。

     管理人さんがオススメ電卓ページで紹介しているCANONの電卓は、私が使っている電卓とキー配置はほとんど一緒で、かつキーが傾斜していたりと打ちやすそう&更に安いので、次に買うなら管理人さんオススメの方にしようと思っています。

    勉強時間捻出のために試行錯誤

    成功したこと、効果があったこと

    • 講義のDVDを1.5倍~2倍速で見る。勉強時間短縮に一番効果があったと思います。講師によっては2倍速だと単語がつぶれてしまい聞き取れない場合があり、その時は1.5倍速で見ました。
    • ノートに書かずにテキストに記入。ノートを書いている時間がなかったので、テキストに直接書き込みました。
    • 覚えた勘定科目は略する。
    テキストに直接記入
    テキストに直接記入

    失敗したこと

    • 勉強を夜型から朝方にしようと試みましたが無理でした。

    TAC通信講座の全体的な感想と補足

     講義に関しては講義用のDVDも市販されているものと同じですし、独学と通信の大きな違いはありません。ガンバルコールという2~3週間に1回TACから電話があり、進捗などを話す制度(希望者のみ) があり、頑張るきっけけになればと思い希望しましたが、特に意味があったとは感じません。

     添削制度は解答用紙を送ってから返ってくるまでに2週間近くかかり、1度でやめました。私個人の感想では講義に関しては通信ならではの良さは特に感じませんでした。

     次に直前対策の特殊論点対策・基礎答練・的中答練に関してですが、非常に価値がありました。試験問題の予想が全て当たったこともすばらしいですが、例えどんな問題が出題されても合格できる内容になっていたと思います。スクーリング制度も独学にはない経験ができるので良いと思いました。

    通信講座の教材1
    通信講座の教材1
    通信講座の教材2
    通信講座の教材2

    合格のために大切だったこと…簿記検定ナビさんの合格体験記を読む

     勉強が嫌になった時、やる気がでない時、眠い時、他にやりたい事がある時、もう簿記は止めてしまおうかと頭をよぎった時など 、とにかく気持ちが後ろ向きの時には合格体験記をひたすら読んで、モチベーションを維持するように心がけました。

     だからこそ簿記検定ナビさんへ少しでもお礼になればと思い、この合格体験記を投稿することにしました。合格体験記は、合格者の勉強方法や使用テキストの感想など、勉強に役立つ情報が得られるだけでなく、勉強を継続するのに大切な「やる気」ももらえるので、ほとんど毎日読ませて頂きました。

    試験日の1日の流れ

    • 7:00

     起床。家事をする。

    • 8:00

     朝食をとる。試験が午後だったので、午前中は勉強するはずでしたが、家事や子供の世話のため勉強はあきらめる。やれるだけのことはやったのだ、と思うことにしました。

    • 12:30

     電車で会場にむかう(10分)。 車内で『勘定連絡図』をながめるが、緊張して頭に入らない。

    • 13:00

     会場に到着し、まずはトイレに行く。部屋に人が少なく、欠席者の数に驚く。勉強しようとするが集中できずに勉強をやめる。せめて電卓に慣れようと、会場の欠席者数と受験料をかけたりして、今思えば不思議なことをしていたように思います。ただ、そのおかげか緊張はおさまりました。

    • 13:30

     試験開始。試験が始まってもやはり集中できずにいました。多少集中できなくても、理解できているのだから慎重に読んで解けば大丈夫だと考え、淡々と問題を解くようにしました。

     ただ、いかんせん集中できていないので、慎重にやりすぎて時間がかかり、後で切羽詰まることに…。解答順序は試験前から決めてある「5→4→2→1→3」とし、最後に第3問を残したんですが、その時点で残り時間は25分しかありませんでした。

     残り時間の少なさに気づいた時、ものすごく焦ったんですが、その他の4問で76点を確保できていると自信があったので、第3問は部分点狙いでも合格できると考え、気持ちを落ち着かせました。

    試験結果

    • 第1問:16点(時間がなかったので読んですぐ分からなかった4はとばす。)
    • 第2問:20点(苦手な伝票。時間がかかってしまい、その後かなり切羽詰る。)
    • 第3問:16点(社債発行費を間違えた。)
    • 第4問:20点(予想より簡単に解けたので不安になり何度も確認。)
    • 第5問:20点(予想より簡単に解けたので不安になり何度も確認。)

    管理人からコトブキさんへ追加の質問

     コトブキさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     全体的にみると工業簿記が得意で商業簿記が苦手ですが、論点別では工業簿記の標準原価計算の差異の分析や直接原価計算のCVP分析が得意だと思います。覚える量が少なくて、問題を解いていて楽しいので得意になりました。商業簿記は覚える事が多く、ほとんどが苦手ですが、本支店会計だけは好きです。

    苦手な論点は商業簿記の特殊商品売買全部と荷為替手形、伝票式会計と帳簿組織全部です。実務の経験がなく、伝票や帳簿を実際に見たことがないので、伝票や○○帳全てに不慣れなために覚えるのは時間がかかり、問題を解くのにも非常に時間がかかりました。

     克服できているとまでは言えませんが、時間がかかってもよいのでとにかく慎重に絶対に間違えないように過程をあまり省略せずに何度も確認しながら問題を解くことで間違えないようになりました。伝票や帳簿の問題は一箇所間違えると芋づる式に間違えてしまう問題もあるので、とにかく慎重にやることにしました。

     特殊商品売買、荷為替手形は講義DVDをもう一度見たり、仕訳を正確にできるように問題をたくさん解きました。出来るだけ具体例で覚えてイメージをつかめるようにしました。(しかし、特殊商品売買は今でも自信がありません。)

     なお、勉強時間の6割は商業簿記に当てましたが、工業簿記の方が得意です。工業簿記は理解が大切だと思うので、講義のDVDがとても役立ちました。

     簿記3級の勉強はどの会社の教材を使いましたか?また、その教材の良かったところとイマイチだったところを教えて下さい。
     3級も同じようにTACの通信です。3級はテキストを買って独学にするつもりだったのですが、2・3級コースと2級のみのコースとの価格差がそんなになかったので、2・3級コースにしました。

     教材の感想は、TACのテキストや問題集は内容も詳しく量も多めなので、上位級を目指す方にはオススメだと思います。TACの合格テキストはいかにも教科書という感じで軽い雰囲気ではありませんが、講義DVDがあったからか理解しやすかったです。

    管理人コメント

     コトブキさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     コトブキさんは「(TACの通信講座に申し込んだ後で)もっと安いところがあることを後で知り落ち込みました」と書かれていますが、安さだけで選んでしまって後悔したという話しもよく聞きますし、TACの授業DVDであればヤフオクなどでも需要がありますので、個人的にはちょっと高くてもTACで良かったのではないかと思います。

     また、通信講座はちょっと高くて手が出ない…という方には「市販教材+授業DVD」という組み合わせをおすすめします。TACですと「合格テキスト・合格トレーニング(よくわかる簿記)シリーズ」、ネットスクールですと「サクッとうかるシリーズ」の授業DVDが市販されていますので、興味のある方は一度チェックしてみてください。

     あとは、コトブキさんは間違いノート(まとめノート)などを作らずに、テキストに直接書き込む形で勉強されたようですが、「情報の集約化」が可能であればどちらでも問題ないので、自分にしっくりくる形を選ぶようにしてください。

    コトブキさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.82

    妥協せずに「自分に合う教材」を探すのが大事!

    • 投稿者:K戸さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約5か月
    • 備考:1回目の挑戦は通学講座を受講

    はじめに

     昨年11月に友人に誘われ簿記3級の講座に通いはじめました。思っていたよりも面白かったので、年明けから簿記2級の講座もとりました。途中からはじめたためスケジュールが厳しく、結局2級の簿記講座は工業簿記と答練のみ受講して本番ということになりました。

     2月の試験では簿記3級は合格、簿記2級は不合格という結果でした。その後2月からは独学で、6月に再び2級を受け無事合格することができました。

    前回使用したテキスト

     授業で使っていたテキストです。姉妹書にトレーニングという問題集があるのですが、苦手意識があるところの問題を解くくらいでほとんどやらずじまいでした。この2冊のテキストは独学にはあまり向いていない気がします。

     商業簿記の授業を受けることができなかったので、商業簿記はこの本で独学でした。3日間くらいで突貫で読みました。

    • これだけ仕訳マスター 日商簿記2級

     空き時間用に買ってみましたが、あまり活用できませんでした。基本を確認する感じで本試験レベルではないと思います。

     これはかなりいいと思います。すべて印刷して何回か解きました。他の2級の仕訳問題集は簡単すぎるものが多いのですが、内容も本試験レベルに近くかなりいいと思います。(しかも無料!)

     予備校の予想等を参考に時間を計って解いていきました。

    今回使用したテキスト

     この二つの本試験レベルにチャレンジ!というところだけを何週かまわしました。正直本試験レベルには達していない気がするのですが、量が少なくてすぐできるということから繰り返しやすく愛用していました。

     この参考書はかなりよかったです。上の二冊の問題集よりも本試験レベルに近く、材料副費や高低点法等の論点についての解説もあってかなりおすすめです。一番メインに使っていた教材です。

     予想問題集は結局やりませんでした。簿記検定ナビや予備校の予想にあがったところを過去問から探してきてやる、という感じで使っていました。

    2級に(なるべく短時間の勉強で)受かるには

     工業簿記がカギだと思います。割とすぐ高得点が狙えるので(一方で崩れると総崩れの可能性もありますが)工業簿記はどこが出てもそこそこ得点できるようにしておくのが近道だと思います。慣れると手早く解けるので他の問題に時間がまわせるようになるというのもメリットです。

     商業簿記は歴史科目、工業簿記は数学科目のような印象を受けました。自分の場合は第1問・第4問・第5問で50点前後とり、確実に点が拾える問題が多い第2問・第3問で残り20点をとるイメージでやっていました。第3問なんかは完答を狙うと試験時間あたりの点数効率が悪い気がするので、よっぽど時間が余らない限り完答はしない戦略でした。

    役立つかもしれないゴロあわせ?

    1. 税込み(ぜい『こ』み)の時は租税公課(そぜい『こ』うか)
    2. うけばらい(借方・借受消費税 貸方・仮払消費税)
    3. 外注加工賃は直接経費(外注加工賃を問う問題多いなーと思ったので)

    まとめノートのご紹介

     どういう知識が足りなくて間違えたのかを、商簿工簿関係なくひたすら小さめのノートに1問1答で書き出して、電車の中等でちら見していました。これは作るのが楽な割に役立つのでおすすめです。

    まとめノート(小さいノート)
    まとめノート(小さいノート)

     次に、答練等で間違えた問題は、大きめのノートを買ってきて左に問題、右に解答を貼って重要なところに線を引くということをしていました。この方法自体は荒川英輔さんという方が著書で薦めていた勉強法で、知ってはいたものの今までやったことがなかったので試してみようと思いやってみました。

     感想としてはノート一冊で復習できる、本番に近い問題文で復習できるというメリットもありますが、作るの自体が結構めんどくさいので、時間がない方は上のまとめノートにまとめてしまってもいいと思います。やる気が出ないときはこの教材を作る作業をしていました。

    まとめノート1(大きいノート)
    まとめノート1(大きいノート)
    まとめノート2(大きいノート)
    まとめノート2(大きいノート)

    試験日の1日の流れ

     9時ごろ起床して仕訳問題の見直しをしました。前回同様、近所の高校なので余裕がありました。

    • 試験開始

     まず工業簿記を取る!と決めていたので工業簿記から。第5問が簿記ナビさんやネットスクールさんが予想した通り、総合原価計算だったので問5から解き始めました。第4問も特に難しいところはなくサクサクと解きました。この時点で25分経過していたと思います。

     次は第1問を解きました。個人的に第1問は自信がない問題は悩まずささっと終わらせた方がいいと思います。時間をかけない。仕訳問題なので考えればなんとかなりそうな気がするのですが、結局間違っていて時間損というパターンが私は多かったです。

     「第1問に時間をかけすぎてしまうことが多いから気をつけよう!」と思っていたのですが、今回も時間をかけすぎてしまいました。第4問・第5問で手ごたえがあったのでここで合格を決めておきたい、という欲が出ていた気がします。

     今回も、第3問に時間をかければ拾えた問題があったのでもったいなかったなと反省しています。第2問は伝票問題でした。簡単だったんですが、推定を埋めるのに時間がかかってしまいました。伝票問題は簡単と思っていてあまり解かなかったせいもあると思います。

     数字がぴったりだったので安心して第3問へ。この時点で1時間30分ほど経過していたと思います。第3問は精算表。満点はあきらめて細かく点数を拾っていこうと考えました。未処理事項を解いたあと、減価償却や消耗品等のすぐできそうな問題からとりかかりました。

    管理人からK戸さんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     「SHARP EL-N862X」を使っていました。(それまできちんとした電卓を使ったことがなかったからかもしれませんが)個人的に打鍵感・音が静かなところ等大変気に入っています!もう1台買ってしまいました。

     この機種にした理由は2つあります。1つ目は「簿記会計専用電卓つき受験必勝電卓操作の本」に付属しているのと同じ電卓だったこと。2つ目は「000キー」がついているものがいいなと思ったからです。

     ただ「000キー」も良し悪しで、友人は「100万円って打つときに100+00+00(ひゃく・まん・えん)と打てるから00キーの方がよい」と言っていてなるほどと思いました。

     K戸さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は標準原価計算・CVP分析あたりです。苦手な論点は(みなさんそうだと思うのですが)特殊商品売買でした。2級の場合、間違いなく第1問に1問は出てくるので仕訳問題集等で集中的にやりました。
     不合格だった回と、合格した回の違いはなんだったと思いますか?
     (点数がわからないのでなんとも言えないのですが)前回ももしかしたらいけてるかも!というくらいの点数だったと思います。前回より今回の方が劇的に実力伸びてるという感じはしませんでした。

     今回は前回より問題が素直だった気がするので、運が良かっただけかもしれません。何回も受けるのもコツだと思います!あえて1つあげるなら、前回よりは工業簿記を解く早さが多少早くなった気はします。

     K戸さんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     僕がやっていたのは、100ます計算帳を買ってきて、上の方に参考書の名前を書いて1問やるたびにマスを埋めていくというのをやっていました。このへんは個人差がありそうなのでなんとも言えないのですが…結構埋めてやろうという気になります。あと新しい文房具を買う、とかも(僕は)やる気が割とでました。

     勉強している中で飽きてきた時は、あまり頭を使わなくていいような仕訳問題をやっていました。簿記の場合、過去問演習的なものは机と電卓がないと厳しいので、そういうものが用意できるときは問題演習を、間違えた問題の復習やインプットはベッドの中やネットサーフィンの間にちら見するお風呂の中で読む等していました。

     あと、やる気が出ないときはPSPの簿記3級用のソフトで遊んでいたりしました。このソフトは講義部分は正直微妙かなという感じだったのですが、ミニゲームの仕訳アクションは役立ちました。

     勘定科目を資産負債純資産費用収益に割り振っていくだけなのですが、後半は時間制限がきつく反射的に答えられないと間に合わないので、数秒考えればわかるから見た瞬間にわかるようになった気がします。やる気があるときはちゃんとやる!やる気でないときはだらだらやる!というのがいいと思います。

    管理人コメント

     K戸さん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!K戸さんは、2回目の挑戦時に教材の一部を買い換えられていますが、なかなか合格できない受験生の方にはぜひ参考にしていただきたいポイントです。

     「人気教材=自分に合う教材」とは限りませんので、どうもしっくりこない場合は買い換えたほうが良いと思います。教材を買い換えるお金をケチって受験が長引くよりも、なるべく少ない回数で合格できるように柔軟に対応したほうが賢いです。

     あとは、「第3問なんかは完答を狙うと試験時間あたりの点数効率が悪い気がするので、よっぽど時間が余らない限り完答はしない戦略でした」と書いていただきましたが、この点も頭に入れておいていただきたいポイントのひとつです。

     日商簿記検定は100点中70点以上の得点で合格出来る試験ですので、1つの問題に固執する必要はありません。株式投資の格言のひとつに「頭と尻尾はくれてやれ」がありますが、簿記の試験も全く同じですので、「必ずしも完答する必要はない」「取れそうなところから取る」ということを忘れないようにしてください。

     あと、100マス計算用のノートや、簿記検定ナビでも無料配布している勉強予定表などを使って、終わったところを塗りつぶしていく作業もモチベーション維持には効果があると言われています。「これだけやったんだ」というのがひと目で分かるようにしておくのがポイントです。

    K戸さんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.55

    ネットスクールを有効利用して、3度目の正直で合格!

    • 投稿者:マコロンさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約20日
    • 備考:勉強期間は3回目分

     凹みやすく、焦り症、「不器用な女ですけん・・・」そんな私の合格体験記です。

    なぜ簿記を?

     私は銀行系OLですが簿記はもっていませんでした。会社で自己啓発の取り組みをすることになり、これを機に勉強をはじめました。

    はじめての受験(126回)

     勉強期間は約2ヶ月だったと思います(1日の勉強時間は通勤時の電車内、帰宅してから2時間位)

    • 使った教材
    1. 7days サクッとうかる日商3級商業簿記テキスト
    2. 合格するための過去問題集日商簿記3級
    3. 簿記検定ナビの「第126回・日商簿記検定3級 本試験予想問題」

    ※1のテキストはイラストも多く初心者でも理解しやすそうだったのと、7日間で読めると思い選びました。しかし、後半部分はボリュームがあり更に理解するのにも時間がかかってしまい、7日間ではなく20日間位かかってしまいました。

    ※2の過去問題集は2部構成になっていて、1部は各問題の攻略編、2部は過去問題となっています。問題集と過去問題集がくっついているようなテキストだったので選びました。使いやすかったです。

    ※3の予想問題は、簿記検定ナビの方で請求させて頂きました。

     テキストをひたすら読みだいたい理解したところで2の攻略編そして過去問をやりました。職業柄、ある程度知識があったのでテキストの内容は理解できましたが、財務諸表・試算表・精算表などはなかなか修得できず、過去問を何度やっても時間内に解く事ができませんでした。このころは下書きの量も多くA4の紙をめいっぱい使って解いていました。

     Tフォームを使う方法を知ったのは、簿記検定ナビの予想問題を見直していたときでした。私は問題を解き答え合わせはしましたが、管理人さんが付けてくれた問題解説をまったく読んでいなかったのです。

     ここにはテキストには書いていないヒントがたくさん書いてありました。しかし、この時試験2日前。慌ててTフォームをつかって過去問を解く練習をしましたが、結果は不合格でした。

    2回目の受験(127回)

     勉強期間は約1ヶ月半(1日の勉強時間は通勤時の電車内、カフェ勉1時間位、帰宅してから2時間位)

    • 使った教材
    1. 前回使用した物
    2. スッキリわかる日商簿記3級(会社の人から借りる)

     まず復習もかねてスッキリを読み付属の問題をやりました。前回使用したテキストと同じでイラストが多く読みやすい物でした。 凹みやすくて焦り症の私にはこのテキストは非常に合っていると感じました。7日間で読み終わらない焦りを感じることもなく、付属の問題が出来ると理解できたという充実感が得られました。

     その後過去問に取り掛かりましたが、2度目の受験勉強のわりに点数も伸びず時間もギリギリでした。もしや何かコツがあるのでは?と思いました。そこで簿記検定ナビを参考にさせてもらいました。Tフォームの使い方・略語・語呂合わせなどです。その他にもネットで検索していろいろなサイトを見ました。

     そのなかで紹介されていた勉強方法で「同じ問題を3回繰り返して解く」というものがありました。1回目は時間を気にせず自力でがんばって解く。答え合わせをして間違った部分について勉強し、2回目は時間を計り問題を解く。また答え合わせ間違い部分の勉強。3回目も同じで、満点になるまでくりかえします。

     この方法で試算表の苦手意識は薄れました。試験は合格…かな?という出来具合でしたが、またもや不合格に終わりました。

    ズンドコ気分でモチベーション激落

     2連続で不合格。2回目はそんなに悪くない出来だったのでショックでした。何点だったのか気になったので商工会議所に行き調べました(結果は下記)126回では問3。127回では問5。これが原因で不合格だとわかりました。

     あと8点どうすればいいのか…ちょうどこのころに震災があり仕事も生活も慌ただしく、さらに個人的ですが事故で骨折するという凹みの連続攻撃でした。ただ、諦め癖がつくのが嫌だったので128回の試験を渋々申し込みました。しかし、勉強する気にはまったくなれませんでした。試験日はどんどん近づき5月になっていました。

    • 126回 62点
    • 第1問 16点
    • 第2問  6点
    • 第3問  9点
    • 第4問 10点
    • 第5問 21点
    • 127回 62点
    • 第1問 20点
    • 第2問  8点
    • 第3問 18点
    • 第4問  7点
    • 第5問  9点

    新しいスタート

     勉強する気にならない自分と勉強していない罪悪感で気が重い日々。このままではいけないと思っていた時に、ネットスクールで「日商簿記3級インターネットライブ予想会」があるのを知りました。休日自宅のPCから参加でき無料!さっそく申し込みました。

     他のスクールでも 無料模試はありますが会場方式なので参加しずらく利用していませんでした。これは自宅で受けられるので敷居が低く気負い無く参加できました。

     今まで独学でがんばってきましたが人に教えてもらえるというのは本当に有り難いことなのだと痛感しました。たとえ知っている事でも教えてもらうと「そうだよ。あってるよ。」と言ってもらっているような安心感がありました。

     それからしばらく経ったある日。簿記検定ナビの管理人さんとお会いする機会がありました。この時に同席されていた方々からアドバイス&パワーを頂きました。本気モードで勉強している人は、人を勇気づけるチカラがあるんですね。やっと凹みから脱出することができました。

    3回目の受験(128回)

     勉強は通勤電車内。帰宅前のカフェ勉1~1時間半。自宅2~3時間。

    • 使った教材
    1. ラストスパート模試
    2. 簿記検定ナビ仕訳問題対策

     すでに6月。時間もなかったのでテキスト・過去問はやりませんでした。ラスパ模試を3回か4回解き、隙間時間は仕訳対策をやりました。

    試験日の1日の流れ

     前日は不安感のせいか?1・2時間位しか眠れませんでした。6時半頃起床し、朝食はガッツリ食べました。その後少し勉強。会場に入れるのが8時30だったのでそれより前に付くように行きました(私は地元の高校で受験だったので、車で15分位。)

     試験開始まで飴を5個くらい食べ、他人のことを気にしないようにしました。試験中は電卓音が気になり集中できない場合もありますが、今回は静かで自分のペースを保つことができました。

    管理人からマコロンさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    ・7days サクッとうかる日商3級商業簿記テキスト
     イラストが多く初心者で短期間に集中してやれる人向き。自分には向いていなかった。65点。

    ・合格するための過去問題集日商簿記3級
     各問題別攻略がついていながら1200円。しかし解説がもっと初心者むけだったら嬉しかった。85点。

    ・簿記検定ナビの「第126回・日商簿記検定3級 本試験予想問題」
     実践的な解説がついていて、しかも無料でこんなにしてもらってありがたい1品。(現在はやっていないようです)

    ・スッキリわかる日商簿記3級
     イラストも多く解りやすい。マイペース派の方向き。付属問題集アリなどの点から100点。

    ・ラストスパート模試(ラスパカード含む)
     解説がわかりやすくポイントも示してある。過去問題やるよりおすすめ。100点。

    ・簿記検定ナビの仕訳対策
     隙間時間にもってこいな1品。持ち歩きに便利。答え合わせがしにくいので90点。

     2・4・5のテキストは 単価安い、解りやすい、お得感有りでおすすめです。6は無料なので、これを使わない手は無いと思います。

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     普段会社で利用している物をつかいましたがシチズンの電卓で16年くらい使っています。当日もこれを使う予定でしたが試験の1週間ほど前から調子が悪くなり、急遽、会社で使っていたサブ用電卓を使用。キャノンのものです。
     マコロンさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な部分はありません。財務諸表・試算表・精算表が苦手でした。財務諸表・試算表は本文で紹介した繰り返し方法で克服。精算表はラスパ模試の解き方・ポイントを見て勉強しているうちに出来るようになりました。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     やはり、独学の方はスクールなどで予想会などを利用されるのが近道の1つではないかと思います。テキストには書いていないちょっとしたコツ?はあるのです。簿記検定ナビでもそういったコツは紹介されていますが、読まなければ知らないまま終わってしまいます。

     また、他の方の合格体験記で勉強の仕上げにラスパ模試を使われている方が多かったので私も使いました。テキスト・過去問題で思うように点数が伸びない方はもう1つ何かをとりいれる事をおすすめしたいと思います。

    管理人コメント

     マコロンさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!マコロンさんには東京飲み会で何度かお会いしたことがあるんですが、いつもストレートな意見をいただけるので有難いです。

     それでは、早速中身のほうを見ていきたいと思いますが、まず参考にしていただきたいのは「同じ(総合)問題を3回繰り返して解く」という点です。個人的には、これを短い期間で集中的にやるとより良いと思います(いわゆる「まとめ解き」というものです)

     あと、マコロンさんもおっしゃっていますが、大原などの専門学校に無料講義や無料模試を受講しに行く時間がない方や、周りに気を遣ったりするのは疲れるので自宅で受講したいという方には、ネットスクールの出題予想会への参加をお勧めします。

     もちろん参加費は無料ですし、毎回毎回新しい試みをされていて、回を重ねるごとにいい感じになってきていますので、受験生の方はぜひ1度チェックしてください。

    マコロンさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.54

    本気になったら…専門学校の無料講座・無料模試を受けましょう!

    • 投稿者:ぴぽぴぽさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月

    受験の動機

     もう一度、仕事に就きたいと考えている30代です。学歴・資格・キャリアと芳しくなく、あるのは年齢だけ。そのうえ子供有りなので、きっと就職は前途多難。「とにかく今できることをしよう!」と思い、受験を決めました。簿記のボの時も知らないところからの出発でしたので、まずは手始めに3級から挑戦することに。

    使用教材

     無職なので自由になるお金はあまりありません。いかに現金出費を抑えて、効果をあげるかを重視しました。

    • 使用テキスト
    • 日商3級簿記 最短集中ゼミ―まったくはじめてでも3級楽勝!(知人より譲り受ける)
    • 日商3級簿記 精選問題集―これだけやれば必ず合格!(知人より譲り受ける)
    • 合格するための過去問題集日商簿記3級(最新版を図書カードで購入)
    • 使用電卓
    • CASIO DH-12VT(割引を利用し、¥1,400くらいで購入)
    • その他、隙間時間に利用したもの
    • 知識ゼロからの簿記・経理入門(図書館を利用)
    • 電卓パーフェクト活用マニュアル(図書館を利用)
    • マンガでわかる簿記入門(図書館を利用)
    • 簿記検定ナビ仕訳問題

    勉強時間とスタイル

     幼稚園児と未就園児がいるので、日中に勉強時間の確保は無理でした。夜は子供達を寝かしつけつつ、自分も一緒に寝てしまい、早朝4時起床。5時半までの1時間半を勉強時間に充てました。とはいえ、時には朝まで寝てしまう日もあり…。

     また、子供が起きていると危ない家事(アイロンがけ等)がたまっていれば、それらをこなして時間がなくなり…。勉強中でも、子供が起きてくると中断せざるを得ませんでした。わからないことで悩むより、思うように進まないことが悩みの種でした。

    1. テキストはとにかく最後までさらっと読み、全体像と試験範囲を確認。
    2. 練習問題を解く。解けなければ、その問題の範囲のテキストを読む。
    3. 問題集をひととおり終えた後、過去問を解く。
    • 1回目は時間を気にせず、わからなければ解答を見ながらでも解く。
    • 2回目は目標タイム内に解く。この時点ではボロボロの結果…。
    • 3回目は多少、正答率が上がる。
    • 4回目以降は解けなかったところだけ。
    • 各回とも間違えた問題にチェックを入れておく。
    • 得点を大問毎に一覧表にメモり、要復習箇所の把握の参考に。(間違いノートを作っている時間も惜しかったので…)

     試験1ヶ月前に、資格学校の無料講座と無料模試を各1回ずつ利用。

    試験日の1日の流れ

    • 前日

     子供が突然体調を崩し、看病であまり眠れませんでした。

    • 5:00

     起床。家族の朝食と昼食を準備。自分のみ朝食を済ませ、子供達を夫にまかせて出発。会場への移動中は、前日あまり眠れなかったので寝る。

    • 8:15

     会場着。まずトイレに行く。その後、受験机のガタつきを持参の厚紙を敷いて直し、受験票を机に持参のセロテープで貼る。試験開始時刻までは、最後まで得点の悪かった過去問の解説を読む。

    • 試験開始~終了まで

     まず、解答用紙をさっと見た後、問題用紙をさっと見る。1→2→5→3→4の順で、時間のかかりそうにない問題から手をつけることに。5の精算表はいつも一回で集計が合わないので、集計以外を先に済ませて3へ。3はひととおり最後まで解く。これも集計が合いませんでしたが、4に進む。4のわかるところだけを記入した後、3を見直す。次に5を見直す。

     この時点で、3と5の集計が一致したので、合格が見えてきました。残った時間で、特に配点の大きい1を注意して、全問を見直す。まだ、時間が残っていたので、4のわからなかったところを考えました。残り時間をぎりぎまで使い、最終的には解答欄を全部埋め、提出。「たぶん合格点はクリア!」という手応えを残して、帰宅。

    最後に

     自分には1日の中で、早朝の最大1時間半しか集中できる時間が全くない!という緊張感が、集中力と持続力を高めることになったと思います。

     また、資格学校の無料模試は、まとめて2時間を確保することができない私にとって、本試験でどのように時間配分をするかを考えさせられた貴重な経験となりました。後に、満点合格だったことを知り、模試の経験を活かせた結果と実感しました。

    管理人からぴぽぴぽさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた各教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    ①テキスト・練習問題集 50点
    ②過去問題集 90点
    ③知識ゼロからの簿記・経理入門 70点
    ④電卓パーフェクト活用マニュアル 60点
    ⑤マンガでわかる簿記入門 60点

     テキストは、なるべく新しいものを使った方が良いと思います。個人的なおすすめは②で、解説が詳しくてわかりやすかったです。

     あと、解答用紙がダウンロードできたので、反復演習に便利でした。③~⑤は、私のような簿記初心者・電卓不慣れな方には、機会があれば…というところです。

     今回、勉強に使われた電卓(CASIO DH-12VT)は他の方にもおすすめ出来ますか?
     不満点は特にありません。こんなに電卓を使い込んだことは今回が初めてでして、この電卓しか知らないので…。
     ぴぽぴぽさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は「小口現金」です。最も生活臭を感じられたせいか、馴染みやすくすぐに覚えられました。

     一方、苦手な論点は「決算仕訳」です。特に、問題文が長いと貸方・借方がわからなくなってしまうので、時間をかけてでも、丁寧に途中の仕訳や、資産・負債・純資産のボックス図を書くようにしました。今回の試験では第4問がまさに苦手分野でしたが、これで乗り切りました。

     資格学校の無料講座と無料模試について、もう少し詳しく教えて下さい。
    ・無料講座について
     2時間で、第1問・第3問・第5問の重要点を講義→演習→解説という流れで進められました。密度が濃く授業スピードが早めでしたので、ひととおりテキストを読んでから参加した方が理解しやすいと思います。

    ・無料模試について
     本試験と同様に2時間で、資格学校の試験予想問題を解きました。その後、解説が1時間。順位やこれからの勉強の進め方を書いた模試の分析結果ももらえました。模試中は、電卓をバシバシ叩く人がいて圧倒されました。そういった点でも、本番の雰囲気を味わえてよかったです。

     ちなみに参加後、勧誘や電話があるのでは…とびくびくしていましたが、1度もありませんでした。

    管理人コメント

     ぴぽぴぽさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     ぴぽぴぽさんは、専門学校(おそらく資格の大原さん)の無料講座と無料模試をうまく利用されていますが、強引な勧誘はありませんし、その後にしつこく電話がかかってくることもありませんので、独学受験生の方には是非見習っていただきたいポイントです。本試験の前に「試験の雰囲気」を体験しておくのは、大きなアドバンテージになると思います。

     あとは、ぴぽぴぽさんもおっしゃっていますが、テキスト・問題集は最新のものを使うようにしてください。最近では、償却債権取立益や貸倒引当金戻入が試験範囲外になったりと、ちょくちょく改正が入っていますので古い教材を使うことはおすすめしません。

     最後に、間違いノートについて「時間がないから作らない」という話しをよく聞きますが、間違いノートは細切れの時間を有効活用するためのツールですので、個人的には「時間がない人こそ間違いノートを作るべき」だと思います。

     作る時・使う時のポイントは、「なるべく時間をかけずに、シンプルにまとめる」「とにかく何度も目を通す」の2点です。決して時間をかけて丁寧に作るものではありませんので、上記の2点を常に意識して取り組むようにしてください。

    ぴぽぴぽさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.81

    仕事・育児・勉強を両立させるカギは…朝勉にアリ!

    • 投稿者:しゅんあかさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約3か月
    • 備考:勉強期間は3回目受験のもの

    受験のきっかけ

     簿記を知ったのは、約十数年前の大学入学時です。入学直後の6月の試験で3級を取りました。しかし、以降は簿記とは無縁になり、卒業後に就職し、経理に配属されるも財務の資金の仕事だったので、特に簿記を受けようという気にはならず、この年(30代前半)まできました。

     その後、会社では異動があったり、私生活においても家族が増え(妻・子)ライフスタイルが大きく変わりました。そんな中で、自己研鑽の一環として、以前から取ろうと思っていた簿記2級を受験することになりました。

    2回の失敗

     まず123回を受験することに。この頃は育児を手伝いながらの勉強で思うようにはかどらず、結果は不合格でした。事情により超難関だった124回はパスし、125回に受けることに。この時はそれなりに勉強しましたが、勉強が中途半端で結果はまたもや不合格(66点)でした。合格率が示すように簡単な回だっただけに、結構凹みました。

     当然、続けて受験するつもりでしたが、二人目の子供に恵まれ、帰宅後は勉強どころではないことは明らかだったので、126・127回はパスしました。2回の失敗を振り返ると、簿記は年に3回も受験できるが故の気の緩みがあったように思いますし、性格的にマイペース人間なので、これが災いしたのだと思います。

    2回の失敗の振返り

     原因を自分なりに分析してみると、「過去問題に頼り基礎が疎かになっていたこと」「問題を解くのに時間を掛け過ぎていた」という2点だったように思います。実際、最近傾向にあるひねり問題にはつまづいたし、試験ではいつも時間ギリギリでケアレスミスをしていたし、見直しの時間もありませんでした。そこで3回目は、この2点を克服すべく勉強を開始しました。

    時間のやり繰り(社会人編)

     社会人は昼間は仕事なので、勉強に使える時間は限られています。また、既婚・子持既婚・独身かでも環境はだいぶ違うと思います。私の場合、通勤電車では簿記の勉強はあまり出来なかったので、TOEICの勉強をしていました(簿記から離れるのも気分転換になります)

     帰宅後は子供を風呂に入れたり、寝かしたり、休日も基本は子供中心になります。そんな中で勉強できるのは、寝る前か早朝のみでした。平日帰宅後は疲れてあまり集中してできないため、寝る前は時間があってもあえて一時間程度にし、翌日、4~5時に起き、出社前2時間ほどしていました。

     あとは、休日にたまに家内に子供を見て貰い、喫茶店か図書館で勉強する程度が限界でした。朝の時間に勉強するのは、頭も冴え集中して勉強もできるのでお勧めです。

    勉強方法

     勉強のスタイルは、基本的なやり方(テキスト⇒問題集⇒過去問題)です。今回は、過去2回の失敗で浮かび上がった弱点を意識しながら勉強しました。追加で買ったTACの合格トレーニングを一から解きました。また、仕訳は、簿記検定ナビでDLさせていただいたものを解いて、解説もじっくり読み理解していきました。

     短期合格を果たす人もいるようですが、基礎固めにしても近道をせず、当たり前のことを繰り返しキッチリすることが合格に着実に近づくと思います。但し、まだ時間を意識して解いていなかったので、試験一ヶ月くらい前からは目標時間を定め、その時間内に解くようトレーニングを開始した。

     テキストや簿記検定ナビで紹介されている方法を取り入れたことにより、目標時間はだいたいクリアできるようになりました。直前期の勉強では、過去問を中心にトレーニングしました。今回、直前予想問題集としては、ネットスクールのラスパを買いましたが、先にも書いたとおり、まとまった勉強時間が無いため、本番同様に第1~5問まで2時間通しての時間は取れませんでした。

     本当は、本番同様に2時間通して解いたほうが有効だとは思いますが、私の場合は、第一問は10分以内、第二・三問は30分以内、第四・五問は20分以内でと、それぞれ時間を決めて、徹底的にトレーニングしました。

    使用した教材・電卓

    • サクッとうかるシリーズ・テキスト(ネットスクール)

     基礎固めはこれを使いました。イラストが多くてわかりやすかったです。ただ途中から、内容的に十分なのかと疑問に思うようになり、TACの合格テキストへの移行も検討しましたが、混乱したくなかったので、結局テキストは最後までこれで通しました。

    • サクッとうかるシリーズ・問題集(ネットスクール)

     これは落ちた2回にたまに使いましたが、個人的には微妙でした。

    • 合格トレーニング(TAC)

     3回目の受験の際に買ったもの。論点ごとに基礎から本試験レベルまでありお勧めです。

    • 簿記検定ナビの仕訳問題集

     これで仕訳をマスターすることができました。

    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級(TAC)

     試験の2ヶ月くらい前から、合格トレーニングと併用して自分の実力を測りました。2週半くらい解きましたが、時間の関係で今回は出ないだろうと予測した本支店や標準原価は飛ばしました。

    • 資格の大原の最新過去問

     毎回買うのはもったいないので、これを取り寄せました。無料なのでおすすめです。

    • ラストスパート模試(ネットスクール)

     動画も無料で配信してくれる良心的な会社なので、前回に引き続き購入。今回も結構的中していました。

    • 電卓

     カシオのJS-200W。丁度いい大きさで、画面も大きく使いやすかったです。割と静かです。

    結果と今後

     商工会議所が合格発表日として公表している日より2日早く結果通知の葉書が届きました。恐る恐る確認すると98点でほっとしました。時間がたつと、2点が足りなかったことが悔やまれます(問3が18点でした)比較的に簡単だったことも運が良かったです。

     何かと言い訳にした子供(1歳・3歳)がもう少し大きくなったら、自分を試すためにさらに難関に挑戦したいと思います。実務経験者から言わせて頂くと、勤務先では難関の会計系の資格(一級、税理士、CPAなど)を持った人もいますが、無資格でも経験豊富で実務がすばらしくできる人がいっぱいいます。

     そういう人は、誰からも頼りにされ、経理部門では欠かせない人物です。やはり社会では経験が大事だと言いたいです。でも簿記の資格はアピールするためには効果大だと思います。

    試験日の1日の流れ

    • 7:00 起床

     早起きして最後のあがきを考えましたが、今回はやることはやっており、逆にリズムが狂うのも良くないので十分に睡眠を取ることにし、通常通り起床。体調は問題なし。

    • 9:00 日曜参観

     試験日当日は、長男の幼稚園の参観日に妻と共に参加。休んで子供に不憫な思いをさせたくないので参加。一緒に工作をする。しかし、頭の中は試験と時間のことが気になっていました。12時前に終わり、パンを購入しバスへ駆け込む。

    • 13:00 試験会場到着

     今回は、専門学校で教室もこじんまりとしていました。開始まで30分しかなかったが、頭と手を活性化させるつもりで、ラスパに書かれている通り、過去問(問3)を解くことを実践しました。この時、ケアレスミスをしてしまい少し焦ったが、本番では気をつけようと自分に言い聞かせ、逆に落ち着くことができたように思います。

    • 13:30 試験開始

     回答用紙に受験番号と氏名を書き込む時に、問2が伝票(推定)で、問3が精算表であることを確認。今回は十分準備していたのでちょっと安心しました。試験が始まり、問題を開いてざっと確認すると、0点になりそうな問題は無さそうだと確信しました。今回は本支店と標準原価はあまり対策をしていなかったので、出ていないことを確認するまでドキドキでした。

     解く順番は、「1→4→5→2→3」と決めていたので、その通りに。第1問の仕訳はすんなりできました。受託販売の問題で一瞬手が止まったが、落ち着いて考えたら解答仕訳を導けました。第4問は、きちんと製品#ごとに下書きをし難なく解けました。とても簡単でした。

     第5問の等級は、月末仕掛品原価と完成品原価は難なく出ましたが、各製品の単価がどうしても導き出せず後回しに。第2問の伝票もちょっと時間は掛かった気はしましたが、空欄も埋まり、仕訳日記帳もバランスしました。

     第3問は精算表。今までは下書きに仕訳を書いていましたが、時間が40分前後掛かってしまうためこれを止め、事前にトレーニングしていた通り、修正仕訳欄に直接書きながら解いていったので30分弱でできました。

     問題が簡単に感じたこともあり、残り20分も時間が余っていました。まずは、第5問の出来ていない問をじっくり考え、問題をよく読みました。そうしたらきれいに数字が揃いました。やはり、余裕を残すことは大事だと思いました。

    管理人からしゅんあかさんへ追加の質問

     しゅんあかさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     私の場合3回目の受験でしたので、極端に苦手な論点というのはありませんでした。敢えて言うなら、工簿の標準原価でしょうか。答えにならないかもしれませんが、簿記は次の試験でどの論点が出るかは確実ではありませんが、ある程度の予想ができます(簿記ナビや予想問題集等で)

     例えば、本支店などは一回置きに出ていますので、(テキストで一通りの理解をしたことを前提として)自分が受ける回に自分が得意とする論点が出題される可能性が高ければ、問題集と過去問を徹底的に解きました(このような偏った勉強は簿記ナビではお勧めされていませんが…)

     しかし、ただ解くだけではだめで、解き終わった後に何を問われどのようなプロセスで解いたかを理解するよう心掛けました。苦手とするものが出る可能性が高ければやらざるを得ないので、テキスト・問題集をわかるまで理解するよう心がけました。

     もし、どうしてもわからなければ、テキスト・問題集を変えるのも手かもしれません。私の場合は途中に購入した、「合格トレーニング」が良かったです。時間が限られていたのでこの様なやり方をしましたが、万遍無くするのが良いと思います。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     過去自分のやり方で今まで結果を出したことがあれば、自分のスタイルでコツコツすれば良いと思います。私も一発合格とはいきませんでしたが、大学受験の時も浪人し、自分なりのペースがあったため自分流で勉強しました。

     ここで言うことができることとしては、独学の場合、テキスト・問題集は色々でていますが、自分にあった物を選ぶことが重要だと思います。万人が良いと言っても、必ずしもそれがベストだとは限りません。

     後は、しっかりとした学習計画(試験日前日を最終日とした進捗、過去問を解く時期・回数・時間など)だと思います。これが予定通りいかず、最後まで挽回できなかったら、経験上、試験は危ないと思います。

     仕事と子育てと勉強を両立させるために、気をつけたことや工夫したことはありますか?
     我が家の場合は、妻に全て育児を任せて勉強するのは難しかったので、平日帰宅後や土日は子供の相手をしながらの勉強でした。資格の取得はスキルアップでありますが、趣味の域だと思っています。その為に育児を全て妻に押し付けることはできませんでした。

     そんな環境下でわかったことは、朝の勉強は特にお勧めです。早起きしようとすると早く寝なければならないので健康にも良いです。私は今、大学院に行くことを計画していますが、このような状況になると、本当にもっと若いときに勉強しなかったことが悔やまれます。

    管理人コメント

     しゅんあかさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     しゅんあかさんは、朝早起きして勉強することをおすすめされていますが、これはもう本当に大賛成です。朝は頭がクリアな状態になっていますし、テレビなどの誘惑も少ないですし、勉強できる時間が限られているのでダラダラ勉強することがない…など、いいことだらけです。

     よって、なかなか勉強時間を捻出できなくて困っている方は、ぜひ朝の1時間勉強にチャレンジしてみてください。慣れるまでは辛いかもしれませんが、習慣化すると毎日きちんと勉強時間を確保できるようになります。

     あと、テキストや問題集はなるべく実物をチェックしてから購入するようにしてください。しゅんあかさんもおっしゃっていますが、必ずしも「人気のある教材=自分に合う教材」ではありませんので、実際に比較して自分に合う教材を選ぶようにしてください。電卓も同様です。

     なお、資格の大原では最新回の全問題と解答および解説を一冊にした「問題・解答集」を、無料で自宅に郵送してくれるサービスを行っていますので、賢く利用すると良いと思います。無料請求したからといって、営業の電話がかかってくることはありませんのでご安心ください。

    しゅんあかさんが使われた教材や電卓のまとめ