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  • 第126回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.39

    お金をかけずに日商簿記検定に合格する方法…あります!

    • 投稿者:王乃魔ヒカルさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月半

    はじめに

     今回、簿記3級を勉強するにあたって「簿記検定ナビ」を大いに活用させて頂き、合格することが出来ました。管理人のぼっちー様、情報を投稿して下さった先人の方々にこの場を借りてお礼申し上げます。また自分の合格体験記が少しでもこれから受験される方のお役立てればと思い、投稿させて頂きました。

    受験のきっかけ

     夢追いフリーターをやってきましたが、年齢的にも見切りを付けるべきと考え、今後の就職活動に役立てるために簿記を受験することにしました。日商簿記を選んだのは商業系の友達から一番良いと聞いたからです。

    使用テキスト・問題集・電卓等

    • らくらく一発合格!トコトンやさしい日商簿記3級テキスト&問題集(ナツメ社)

     簿記自体の知識が全く無く、また酷く金欠だったためテキストは慎重に選びました。選んだ基準としては以下のような感じになります。

    1. テキストと問題がセットになっている
    2. ある程度の持ち運びが可能
    3. 素人でも理解できる&読んでいてやる気を削がれない
    4. 値段が高すぎない
    5. その書店の中で決める(←やる気が高いうちにテキストを購入して後に引けなくする&探すのに労力を使ってやる気を削がれない為)
    • インターネットで検索できる簿記の学習サイト

     テキスト1つだけでは知識が偏ったりするかもしれなかったので、検索して上位に出てきた学習サイトでも同時に基礎知識などを付けていきました。

    • 簿記検定ナビの「第126回・日商簿記検定3級 本試験予想問題」

     普段、学習の際に利用していたサイトの方で告知を見て請求させて頂きました。まさかの無料だったので正直かなり助かりました。

    • 100円均一の電卓(名称不明)

     お金が無かったので仕方ないのですが、はっきり言って使いにくかったです… もしお金があるのなら以下の条件を満たす電卓が良いと思いました。

    1. 「00」のボタンが付いている
    2. 高速で入力してもしっかり読み込む
    3. 太陽電池&ボタン電池のハイブリット

    受験までの流れ

    • 9月

     とりあえず簿記が何なのかすらわからなかったので購入したテキスト「らくらく一発合格!トコトンやさしい日商簿記3級テキスト&問題集」を読み始めました。また同時並行で学習サイトの方でも基礎知識を付けていきました。ちなみにノートなどは特に取らず、読んだ時に必ず理解する(丸暗記はNG)ように進めました。

     そしてイマイチわからない所や用語などはインターネットで検索して理解するようにしました(結構同じような所で詰まる方がいるようで、質問&回答がすぐに検索にかかることが多かったです)特に気を付けていたことは「暗記ではなく、自分なりに理解する」という点です。

    • 10月

     そろそろテキストも読み終え、基礎知識が頭に入っていたのでここからひたすら「仕訳問題」をやっていました。これはどこかで「仕訳を制する者は簿記を制する」という言葉を見かけた時に 簿記を持っている友達にその旨を聞いたところ、その通りだと返答されたからだったと思います。

     検索にかかった仕訳問題をドンドン進めていきましたが、特に有益だったのが「簿記検定ナビの仕訳3級問題過去問」でした。100回~125回までの問題を回毎に時間を計って行い、125回まで行ったら5問正解出来なかった回をやり直す、というのを全て正解できるまで延々とやりました(もちろん間違った際には不正解の理由を理解するまで読む&調べます)

     個人的には「解答時間」と「間違った箇所」を記録しておくのがポイントだった気がします。それによって難しい所や苦手な所、目安時間などが大体わかってくるからです。

    • 11月

     試験まで後数週間でしたが若干バイトが忙しかった為、中々総合の過去問に手が出せませんでした。どうしても実戦形式(2時間、計算用紙1枚、無音状態の部屋)でやりたかったので、とりあえず時間が取れないうちは試算表や精算表の方の問題をやっていました。

     本来ならば問題集などを購入したい所なのですが、上述の通りお金が無かったので テキストの総合問題や簿記検定ナビの予想問題の回答用紙を複数コピーして解いていました。試験が終わった今、思い返してみると「実戦形式に慣れておくこと」は重要だった気がします。

     ペース配分や、計算用紙の使い方、疲労具合など色々なことがわかってきますので。と言っても僕自身3回程度しか出来ませんでしたが…

    自己採点(速報での答え合わせなので点数は推定です)

    • 第1問:20点/ 20点
    • 第2問:10点/ 10点
    • 第3問:24点/ 30点
    • 第4問: 8点/ 8点
    • 第5問:24点/ 32点
    • 合計 :86点/100点

    出費総額

    • 受験料 :2500円
    • テキスト代 :1300円(うち1000円は図書カードで支払い)
    • コピー代 :140円
    • 合計 :3940円(現金:2940円)

    今後について

     せっかく勉強し、合格できたので2級を目指してみようと思います。多少金銭に余裕が出来たので次はもう少しテキスト・問題集などにお金を使う予定です。

    試験日当日の1日の流れ

    • 4:00 起床&食事

     起床の5時間後に脳が活発になる、と聞いたので生活習慣を調整。軽めの食事を摂取(水分は控えめにする)

    • 5:00 総合問題(実戦形式)

     コピーして残ってた総合問題を実践形式で解く。難易度は低めの物で、どちらかというと見直し目的ではなくリラックス&自信向上の為。

    • 7:00 シャワー

     シャワーを浴びて目をしっかり覚まし、出かける用意をする。念のため、腹痛対策として正露丸を飲んでおく。

    • 7:30 移動

     自転車で会場へ。方向音痴なので下調べを十分に行い、時間には余裕を持っておいた。

    • 8:10 会場到着

     会場に到着するが、特にすることも無かったので近くのコンビニへ歩いていく。テキストは持って来ているが、元々見直すつもりは無かったので開かず。

    • 8:20 コンビニで肉まん購入

     どうしても食べたかったので、気分を優先して出費。缶コーヒー(持参)を飲みつつ、のんびり食べる。

    • 8:40 会場へ戻る

     トイレに行っておく。

    • 9:13 試験開始
    • 第1問:2問目だけ不安だったが、予定通りの時間に解く。(15分)
    • 第2問:予想問題と同じ問題だったので余裕を持って解けた。(6分)
    • 第3問:今までほとんど最後の合計値が合ったことが無かったので不安もあったが、今回は合計値が一致したので精神的に落ち着いて次の問にいけた。(39分)
    • 第4問:見慣れた伝票問題だったのですぐに解けた。(5分)
    • 第5問:入念に学習していたので予想問題の精算表よりもかなり簡単に感じた。(35分)
    • 見直し:1、2、4をしっかり見直し、3、5もポイントだけ見直す。(10分)
    • 書き写し:計算用紙に回答を可能な限り写していく。(10分)
    • 11:13 試験終了

     自分でも驚くくらい落ち着いて試験に挑めました。自宅で過去総合問題をやった時はほとんどが時間不足だったのに対し、今回かなり時間に余裕が出来たのは力を100%出し切れた(最後まで冷静に解けた)からのような気がします。

    管理人から王乃魔ヒカルさんへ追加の質問

     王乃魔ヒカルさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     今は得意・不得意は特にありませんが、勉強中は決算時に行う仕訳が難しく感じました。恐らく問題を解く際に仕訳問題から入ったため、決算自体がいまいちイメージ出来てなかったからだと思います。(ちなみに精算表の問題を解き始めた辺りにようやく決算時の仕分け問題のイメージを作ることが出来ました)
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     テキストに関しては他の人のオススメや評判などで選ぶのもアリですが、実際に自分で書店で中身を見てみてしっくりくる物に決めるのがいいと思います。ちなみに僕は値段や、持ち運びの可否、練習・総合問題の有無、内容の濃さ、読みやすさ、ページ数辺りをじっくりと吟味して決めています。

     問題集に関しては自分で解き切れる程度の量に留めておくのがいいと思います(モチベーションが下がるので)それと僕も大いに利用させて頂いたのですが、無料請求の過去問題・予想問題などはオススメです。

     他にはどんな勉強方法でも、分からない所を何とかする手段は最低限確保しておくべきかもしれません(例えば簿記に詳しい知り合いや、インターネット検索、掲示板など)それと必ず最終的に実践形式(直筆、制限時間など)で問題を解くようにして、試験の環境に慣れておくと良いと思います。

     あとなるべくモチベーションを維持するのも大切だと感じました(絶対に落ちるわけにはいかない状況を作る、合格した時に何か褒美を貰う約束をする、など)最後に自身の反省点としては、電卓は勉強開始時点でそこそこ良い物を入手しておくべきだったという所です。

     今後は簿記3級をどのように活かす予定ですか?簿記2級や簿記1級、税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     とりあえず引き続き簿記2級を受ける予定です。それ以上は企業が求めるレベルなどを調べつつ、検討しようと思います。

    管理人コメント

     王乃魔ヒカルさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!受験料込みで4,000円以内に抑えつつ、短期合格するのはかなり難しいと思うんですが、創意・工夫で見事にリカバリーされた点はすごいと思います。

     ただ、王乃魔ヒカルさんも「電卓は勉強開始時点でそこそこ良い物を入手しておくべきだった」とおっしゃっていますが、100円の電卓を使って勉強することはおすすめしません。あまりに安いものですとキーロールオーバー機能が付いていなかったり、「億」「万」「千」「000」「00」などのあったら便利なキーが付いていなかったりしますので、電卓に関しては最低でも2,000円前後のものをおすすめします。

     なお、管理人がおすすめするのは右の「CANON 卓上電卓千万単位シリーズ HS-1210TU」という電卓です。市販されている電卓の中では、価格と性能のバランスが一番良いと思います。また、簿記検定ナビのほうで電卓の選び方・使い方講座というページを用意しておりますので、電卓選びで迷っている方や簿記ならではの便利な使い方を知りたい方は、一度チェックしてみてください。

     最後に、テキスト選びに関しては「実際に自分で書店で中身を見てみてしっくりくる物に決めるのがいい」と書いていただきましたが、この点は管理人も同感です。「人気教材=万人に合う」というわけではありませんので、実際に書店に足を運んで中身をチェックし、サイズをチェックし、自分にぴったり合う教材を選ぶようにしてください。

    王乃魔ヒカルさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第126回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.57

    独学受験生は簿記サイトを最大限に活用すべき!

    • 投稿者:やすmamaさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約4か月

     簿記検定ナビには本当お世話になりました!!「簿記の語呂」や「合格体験記」はもちろん、「日商簿記検定2級・仕訳問題」は本当凄く役に立ちました!!3級を勉強していた時は、こんな素晴らしいサイトがあるとは知らず、もっと早くから知っていれば良かったって凄く思いました。今回は私の体験記で宜しければ、少しでも参考になる部分があればと思い投稿致しました。

    受験のきっかけ

     知人が3級を取ったと喜んで話していたのをきっかけに、私も取ってみようと思い参考書を貰ったのがきっかけです。特に女性の一般事務で簿記(2級以上)は経理の募集などで有利なので欲しいと思い、2010年2月に3級を受けて合格、その後6月には間に合わないと思い11月に受けてみようと、今回の126回を受けました。

    電卓の機種名

     簿記検定ナビでお勧めされていた「HS-1210TU」を迷わず購入しました。使い勝手がよく、値段も手ごろで手に馴染むしとても満足しています。

    勉強に使用した教材

    • スッキリわかる日商簿記2級(商業簿記)…非常に分かりやすいです。後ろに問題がついていて繰り返し学べます。
    • サクッとうかる日商2級(工業簿記)テキスト…工業簿記は初めてなので、とにかく分かりやすいテキストが欲しいと思い購入しました。初心者にはとても分かりやすいです。
    • 日商簿記2級まるごと過去問題集(2010年度版)…過去問題集は必須だと思い購入しました。
    • 本試験型日商簿記検定2級試験問題集…値段が安く、購入しました。問題が比較的簡単で予習や復習向けに向いています。今回受けた126回の第4問にこの本と似た問題が出ていたので、その点とても役に立ったと思います。
    • 日商簿記検定模擬試験問題集2級商業簿記・工業簿記(平成22年度版)…本番並みに難しく、役に立ちました。模擬試験みたいに切り離せて便利です。過去問一緒に交互に見比べながら勉強しました。

     ちなみに、3級では過去問題集とテキストの2冊のみで独学で勉強しました^^;

    勉強スケジュール

     色んな方の合格体験記を読んで、最低3カ月ほどは必要かと思い 以下のようなスケジュールで行いました。仕事をしながらなので、通勤時や空いている時間等で勉強しました。

    • 8月中旬~8月下旬 商業簿記
    • 9月上旬~9月中旬 工業簿記
    • 9月下旬~10月上旬 過去問
    • 10月中旬~10月下旬 模擬試験問題
    • 11月の試験当日まで 間違いを復習(過去問&模擬試験)

     商業簿記を60レベル以上に、工業簿記40レベル以上を目指そうとか予想しながら勉強しました。過去問が解けるようになったらレベル30ぐらい、間違いを完璧に理解出来たらレベル40ぐらい等、自分が今どのレベルにいるのか予想しながら勉強しました。

     実行してみて思ったのが、工業簿記が思ったよりも凄く時間が掛かった事です(><; 用語等、理解出来ずにいてかなり苦戦しました。あと、2月に3級を受けたあと8月までブランクがあった為、費用の見越しとか訂正仕分とかを忘れていたりで苦労しました。立て続けに連続で試験を受けるべきだったなぁと後悔しました^^;

    得意な論点と苦手な論点

     得意:第1問の仕訳、第2問の伝票・帳簿組織、第3問の本支店です。本支店は最初「未達事項」のパターンさえ理解できれば、確実に解ける自信がありました。苦手なのはやはり工業簿記でした。特にCVP解析・費目別原価計算・全部&直接原価計算は、何度やっても間違えるので苦労しました。

    苦手な論点を克服するためにどのような勉強がいいか

     過去問題集をとにかく解くのが一番だと思いました。3問目の本支店・精算表は特にパターン化しているので、何度も解けば確実に点数を取れるようになると思います。工業簿記はとにかく基礎を何度もやっていくうちにレベルアップさせるべきだと思いました。

    試験日当日の1日の流れ

     試験場は3級の時にも来ていたので、特別緊張はしませんでした。途中で抜け出す事は出来ないので、とにかくトイレだけは早めに済ませて着席しました。テスト直前までの時間は、1問目の仕訳中心に見直すようにしました(最初に1問目を解くので、いきなりテストにのぞんでパニックにならない為にもオススメです♪^^)

     テストが始まってからは「すぐに問題を解き始めるのではなく、全ての問題を軽く見てから解けそうな問題から進める」事を頭において、少しざっと見ながら解き始めました。解いた順番は1→4→5→3→2で解きました。普段は1→2→4→5→3で解いていたのですが、2問目の問題文を少し読んで、今までやってきた勉強と傾向が違いすぎて全く分からなかったので、この順番で解くことにしました。

    • 反省点

    第1問:3問目と5問目を見事に間違えてしまいました。3問目の特殊商品売買(受託販売)は「仕入れ価格」と「まだ到着していない」に見事にひっかかってしまいました。5問目の本支店会計は問題文に「神戸支店」の答えがないな~と思い、でも何だか変だと違和感を残しつつ終えたらやはり間違っていました。

    第2問:多くの参考書で予想されていた「伝票、特殊仕訳帳(記入転記)」とかではなかったので パニックになりました。委託販売や割賦販売契約、未着品や積送品などの理解を正確にしていないと解けないので、部分点狙いで解きました。T字の貸方は全部合っていたのですが、借方は全く違っていて帰ってきてショックでした(><;

    第3問:過去問と比べてもそこまで難しくなく、簡単に解けました。

    第4問:難易度は簡単そうなのですが、一部間違えてしまうと雪崩的に間違えてしまうパターンの問題だったで慎重にやりました。現金の部分・メッキ加工の加工費・特許権使用料を間違えてしまいました。

    第5問:第3問同様、これも簡単に解けました。

    試験を終えて

     帰宅後は、スクール等のホームページや簿記検定ナビの掲示板を見たりしました。「第2問全問解けました」と書かれている方がいらっしゃって「やはり独学じゃ無謀だったのかな」とかショックだったのを覚えています

     2級はテスト範囲が広いので、テキストは2冊以上見たほうが無難だと思います。あと独学の場合、周りに相談出来る環境がないので、掲示板などを確認したり質問したりして勉強仲間を作る事が大事だと思いました。

    やすmamaさんのまとめノート(間違いノート)

    使った参考書の画像
    使った参考書の画像
    2冊のまとめノートの画像
    2冊のまとめノートの画像
    まとめノートの中身1
    まとめノートの中身1
    まとめノートの中身2
    まとめノートの中身2
    まとめノートの中身3
    まとめノートの中身3
    まとめノートの中身4
    まとめノートの中身4
    簿記検定ナビの模擬仕訳問題
    簿記検定ナビの模擬仕訳問題

     ②の「2冊のまとめノート」ですが、一つは小さいB6ノート要点を細かく書いています。もう一つは参考書の分からない部分のみB6サイズにコピーしたものを纏めてノートっぽくしていました。どちらも持ち運べて電車などでも読めるようにしました。

     ⑦の「簿記検定ナビの模擬仕訳問題」は、いつでも仕訳できるよう、プリントアウトして持ち歩きました。凄く役立ちました!!!有難うございます!!!

    管理人コメント

     やすmamaさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!文章だけでなく画像もたくさん付けていただきましたので、とても読みやすい合格体験記に仕上がっていると思います。

     それでは早速、中身のほうを見ていきますが、一番参考にしていただきたいのは、「試験日当日の1日の流れ」に書いていただいた「すぐに問題を解き始めるのではなく、全ての問題を軽く見てから解けそうな問題から進める」という一文です。

     第126回・日商簿記検定2級の問題文をざっと見たときに「第1問・第2問は難しそうだけど、第3問~第5問以降は簡単そうだから、まずはこっちから片付けよう!」と咄嗟に判断して、例えば「3・4・5→1・2」の順番で解答すれば、第3問~第5問の貯金を作った状態で第1問・第2問を解くことが出来ますので、第1問・第2問は部分点狙いに徹することが出来ます。

     ただ、何も考えずに問題の順番どおり解いてしまったり、第1問・第2問から解き始めると事前に決めているから、どんな問題でも第1問・第2問からやる…としてしまうと、今回の試験の場合「特殊商品売買のオンパレード問題とか見たことねぇよ」と、序盤の段階で心が折れてしまった方も多かったと思います。

     よって、問題を解き始める前に「難易度に応じて臨機応変に解答手順を組み直す」作業をする必要性が出てくるわけです。この作業はぶっつけ本番でやろうと思っても無理ですから、練習段階から意識して体得するようにしてください。

    やすmamaさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第126回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.56

    豊富な問題演習量と戦略的な勉強スタイル…最強の組み合わせです!

    • 投稿者:あくあさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月半

    受験のきっかけ

     仕事で経理に所属していますが、商業高校出身でもなく簿記の資格は未取得でした。業務上、特にハンデキャップは感じなかったため取得せずに今まできましたが、日本全体が不景気のおり、リストラにあった知人の就職活動の状況を聞き、書類選考に残るためにも資格は必要だと思うようになり、取得することにしました。また、経理に携わるものとして、それを資格という形で残したいという思いもありました。

    使用テキスト

    • 日商簿記 光速マスター商業簿記2級テキスト(LEC)
    • スッキリわかる工業簿記2級(TAC出版)
    • 合格するための厳選問題集 日商簿記2級(TAC出版)
    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級(TAC出版)
    • 日商簿記2級第126回直前予想(TAC出版)
    • 日商簿記2級第126回を完全予想(ネットスクール)

    勉強法

    1. 簿記検定ナビ2級仕訳問題対策を100回から最新分まで解く。2巡。どのテキストよりも説明がわかりやすかったです。
    2. テキストで弱い論点を重点的に全体を復習を含め学習。
    3. 工業簿記のテキストへ。スッキリわかるシリーズは問題もセットになっているため、学習しながら1巡。満点とれない問題について2巡。応用問題について3巡という形で学習。
    4. 過去問題集へ。まずは1巡。合格点に達しない回について2巡。各設問ごとにまとめて3巡(第1問を全部一気に解く。第2問をまとめて一気にとく…自分の陥りやすいミス、パターンを発見)
    5. 過去問題集を2巡終わった時点で、厳選問題集を解く。これも苦手論点について2巡。
    6. TAC出版とネットスクールの126回予想を解く。これも2巡。
    7. 20点とれない問題についてすべて復習。

     商業簿記については、仕訳問題を解いたあとにテキストを一読し、その後過去問に入って論点ごとに復習という形にしました。そのため、特殊商品売買については過去問でも仕訳で1問、3問目の決算整理事項で1問でるくらいだとタカをくくってました(商業簿記ではもっとも苦手な論点)

     問題集を一覧表にまとめて得点を毎回記録し、どの論点の問題が苦手かを分析して学習にいかしました。どういうミスで点を失うのかを箇条書きにし特に留意するようにしました。問題を解いたノートをすべて残し、そこにミスになった原因コメントを添えました。

     経理に携わっているため、普段目にするB/S、P/Lの作成についてはほぼ時間をかけず、本支店会計は得意な論点でしたので、前回出題ということで時間はかけませんでした。私の会社では、精算表は実務で使うことはありませんが、仕訳をきって集計するだけの作業なので問題はなかったです。

     私の諸先輩方にはやったことのない工業簿記で満点とれるかどうかがカギだと言われてました。また、過去問題では2,3問はほぼ20点をとれていたため、勝負は工業簿記だと思っていました。今回の第2問を見るまでは…(苦笑)

    解答順番と採点結果

    • 解答順番:第1問→第3問→第5問→第4問→第2問
    • 第1問/12点、第2問/12点、第3問/18点、第4問/20点、第5問/20点

     第3問については、当期純利益の記入漏れです。終了後、冷静になって気付きました。第2問を見た瞬間凍りついてしまったため、軽いパニックでいつもはありえないミスをしてしまったと反省。第1問については、受託販売の仕訳以外に何を間違ったかわかりません。手形の更改も直前にテキストを読んでました。火災未決算の計算も間違えていないので、もしかしたら勘定科目の選択をミスをしたのかもしれません。

     第2問については、一番時間をかけ、仕訳をひとつひとつ積み上げた結果だと思います。正直自信はありませんでした。第5問については、シュラッター図を描きたかったな~。

    感想

     経理業務を経験した上での受験でした。周囲には簿記は実務には関係ないと異口同音に言われてきました。実際の業務では、もっと複雑な仕訳のオンパレードですし、決算ってもっと複雑です。減価償却もこんなもんじゃないです、貸倒引当金の設定なんて超複雑です!

     ですが、財務諸表や試算表は実務上で見慣れていたこと、前払・未払・仮払・仮受・前受等については十分役に立ったと思っています。今後はもっと知識を深めるため、必要ないと言われつつも受験するかは別として1級を勉強していくつもりです。

    試験日当日の1日の流れ

     当日一番気を使ったのは、体調と集中力です。試験前日は自分がベストな体調だと感じられる睡眠時間をとり、いつもの時間に起床。試験日というのを意識しすぎないため、普段どおりにテレビで報道番組とワンピースをチェック。

     いつもと違ったところは、普段はあまり口にしないガムを意識して噛んだことです。ガムを噛むと集中できるらしい?ので。(もちろん本番では噛んでません)あとは、温度調節できるような格好にし、食事は朝は普段通り、試験前は甘いパンを摂りました。

     試験会場には1時間前につき、まずは自分の該当する教室、机を確認し着席。まず、電卓がうちやすいか手の感覚を確認。その後、仕訳の問題を解きました。有価証券の売却と社債の買入償還の仕訳問題を中心に(結果でませんでしたが…)。会場の雰囲気に慣れるためでしたが、気持ち的には緊張してないようでも何度も解いた問題が思ったようにできず、「内心大丈夫かな」と感じました。

     試験終了後は、終わった~という安堵感と、受かったのかどうなのか?工業簿記は簡単だったような気がするけど…。2問目のインパクトが強すぎて、ほかの問題にすら自信がもてず、もやもやした感覚だったと思います。その後は解答速報がでてましたので、直後に確認すべきだったと反省していますが、とにかくその日のことは忘れたかった…。

    管理人からあくあさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     私は仕事でずっとCASIOを使っています。慣れている電卓以外では打ち間違いをしてしましますので、使い慣れてる電卓が一番です。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     私は、未経験の工業簿記に力を入れました。工業簿記で40点中35点以上を目標にし、とにかく理解できない部分は何度もテキストを読み返したり、先輩に聞いたり。理解できるまで食いつきました。やっぱり面倒くさくても、簡単な問題でも、勘定連絡図をひたすら手で書いて覚えること。

     商業簿記は、かけた時間からいえば少なかったですが、その中でも仕訳に一番力を入れました、問題の配点が4点は大きい。簿記検定ナビの仕訳対策はすごくすごく説明がわかりやすいので助かりました。

     あとは過去問と予想問題が中心だったので、過去の出題傾向と変わると今回のように動揺してしまうんですねぇ。ネットスクールのウラ予想にある第2問も難しかったです。苦手な特殊商品売買についても過去に出た問題を中心に理解していたため、テキストの大切さを改めて感じました。

     あとは自分の解いた問題について一覧表にして、論点毎に分析。弱い論点については、何が苦手なのか、自分の解いた回答を見返し、解き方のくせや、小さなミスも含めて、回答にコメントを残して後で見返せるようにしました。その中でも、「問題文」をよく読むこと…これって結構大切です。特に本試験は気持ちが焦ったり、逸ったりしますので。

    管理人コメント

     あくあさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!あくあさんの勉強方法は、いわゆる王道スタイルですので、これから勉強を始められる方は一から十まで参考にしても全く問題ありません…ていうか、ぜひ参考にしてください!

     まず、皆さんにもう一度見ていただきたい箇所は「勉強法」という見出しの1~7の部分です。普通にさらっと書かれていますが、非常に多くの問題演習をされている点にお気づきでしょうか?これぐらいの量をこなしておくと、全体の合格率が高かろうが低かろうが、一発合格する可能性は非常に高くなると思います。

     あとは、第126回試験の第2問について、あくあさんも問題を見たときには凍り付いて一瞬パニックになったそうですが、それでも結果的には20点中12点も取れており、「一番時間をかけ、仕訳をひとつひとつ積み上げた結果だと思います」と書いていただきました。このように、解答時間の最後の1分1秒まで粘り強く部分点を取りに行く姿勢はぜひ見習ってください。

     工業簿記に関しては、勘定連絡図を重視して勉強すること。総合問題を解くときには、問題文をよく読むこと、最後まで諦めないこと。よく考えてみれば当たり前のことなんですが、多くの受験生はその「当たり前のこと」が出来ていませんので、上記のことを常に意識して勉強に取り組むようにしてください。

    あくあさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第126回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.7

    もうね、全部見習っちゃってください!完璧です!(管理人談)

    • 投稿者:さくらさん
    • 勉強形態:通学&DVD講座
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月半

    受験のきっかけ

     人事異動に伴い、会社から簿記の勉強をするよう言われ、会社命令で大原の3級基礎講義の講座(全10回)に通うことになりました。この時点で簿記の知識はゼロでしたが、講座が8月~9月中旬で試験までに間があるため、2級は独学で受験することを決めました。

    使用したテキスト・問題集

    • 簿記3級
    • 大原簿記の基礎講義で使用するテキスト・問題集
    • サクッと受かる日商簿記3級厳選ナビ
    • ラストスパート模試
    • ドンドン解ける日商簿記3級過去問題集(買い足し)
    • 簿記2級
    • 合格TV2級 DVDセット
    • サクッと受かるシリーズテキスト・問題集(工業・商業)
    • サクッと受かる日商簿記2級厳選ナビ
    • ラストスパート模試
    • ドンドン解ける日商簿記3級過去問題集(買い足し)

    試験勉強

    • 8月~ 3級学習開始

     8月頭くらいから簿記に関するサイトなどで基礎知識を頭に入れつつ、中旬から大原簿記へ。学習をしている中で合格TVを見つけたので、無料ということもあり並行して3級の視聴を開始。8月中にひととおり3級の視聴は終了し、更に大原の講義を聞いて理解を深める、という方針でやりました。

    • 9月~ 2級学習開始

     これまでの別の資格試験の勉強の経験から、テキストを読むだけではなくDVD講座などの方が向いていると思い、DVD購入を検討。3級の無料講義が分かりやすく、他のDVD講座に比べて安かったので、合格TVの2級DVDを購入し、工業簿記の視聴を開始しました。

     工業簿記から始めたのは、商業簿記は3級の延長なので大原の3級を終えてからの方がより理解しやすい、という気持ちがあったためです。ただ、後になって考えてみたら、何の断りもなく報告式のP/Lが出てきたりして困惑したので、商業から始めた方がよかったかもしれません。

     9月中旬をめどに工業簿記の視聴を終了。大原の3級講義が終了し、2級商業簿記のDVD視聴を開始しました。平日なかなか長時間DVD視聴する時間がとれないため、途中からDVDは1.3倍速くらいで見て時間短縮をしていました。

     並行して工業簿記の少し難しめの練習問題を解いてみたのですが、わかったつもりだったのにまったく解き方が分からず焦り、工業簿記につまずく人が多い理由がわかったような気がしました。とりあえずこの時期は工業簿記の問題は答えを見ながらでも解くようにしたところ、だんだん解けるようになりました。

    • 10月~ 本試験レベルの問題演習開始(過去問含む)

     10月頭にDVD視聴を完了。問題を解いて分からない部分を再度テキストで確認しました。また、簿記検定ナビの仕訳問題対策をあいた時間に解きましたが、この時点では間違いが多く、間違えた部分はノートにまとめるようにしました。

     10月頭に大原の予想会に参加しました。それまで試算表の貸借を合わせるのに時間がかかっており、問題集などの解答の目安時間に全く間に合わなかったのですが、予想会で以下のテクニックを教わったことでミスがなくなり、ほぼ1度で貸借を合わせることができるようになりました。

    • 計算用紙の使い方(縦に6等分に折って仕訳に使う。右側の2列は繰越商品のハコを書いたりするのに使う)
    • 仕訳後にいったん借方・貸方それぞれを集計して合わせておく。⇒仕訳ミスの確認と試算表に集計して貸借が合わない場合、どちらが違うか の確認にも使える。
    • 残高試算表の場合、解答用紙の両側の空きスペースにいったん借方・貸方それぞれの合計をしてその貸借を合わせてから残高を計算する。

     試算表は、仕訳せずT勘定のみで行う方法があるのも知っていたのですが、何度か練習しても間違いが多く、間違ったときの見直しがうまくできずに混乱することが多かったため、自分は仕訳をいったん全部書く方が向いていると思い、仕訳のスピードアップに力を入れました。

     10月2週目くらいから厳選ナビの2級・3級の問題などを解き、10月末頃までに2回転させて全て合格点は取れていましたが、正直演習量が少なく感じ、残り3週間をラスパ模試(4回分)だけで済ますのが不安だったこと、合格率の低い2級の124回を見ていないことから、過去問(15回分)を買い足しました。

     過去問は合格率の低いもの、苦手な問題が出ているものから順に解き、解いた問題の総評を簿記検定ナビで見て、気をつける点などを復習しました。また、この時期からは問題用紙に書き込みして仕訳の時間を短縮するなど、時間短縮になるような練習もしていきました。この時期にラスパも解きましたが、過去問にはないちょっとひねった出題などもあり過去問のようには点がとれなかったので、やっておいてよかったと思います。

     過去問を解くと、問題文の見落としや勘違い(前払保険料を毎年だと思い込む等)をしたり、書き落とし(精算表の当期純「利益」など)をすることが分かってきたので、問題文の注意すべきところを囲む、精算表はほぼ「利益」なので先に「利益」と記入しておく、などの対策をとるようにしました。

     問題を解く順番についてはいろいろなサイトで書かれていますが、私は行き詰ったときに飛ばして再度戻ることで、最初は合わなかった貸借が合ったり、解けなかったものが解けたり…ということが多かったので、第1問から順番に解答し、悩んだら飛ばす、という解き方にしました。

     ちなみに、どんなに時間をかけても第3問までで1時間、それ以上は粘らず後回しと決めて問題を解いていました。試験直前期には3級は1時間程度、2級はかかっても1時間半程度で、大体問題は解けるようにはなっていました。また、10月中旬頃の時点で念のため商工会議所のサイトで出題範囲を確認し、知らない言葉がないかチェックをしました(手形の更改、有価証券の差入・保管等、作業屑はこの時点で初めて確認。簡単にチェックしてノートにメモしておきました)

     10月後半頃に「文字の書きすぎでの腱鞘炎?」と思われるほどの右手の痛みに襲われ、1週間くらいはあまり書く勉強をせずにすごしました。試験前日は、ラスパや過去問の解き直し+苦手問題の復習+間違い&まとめノートの見直しを行い、20時頃には勉強を終えました。

    まとめノート画像

    まとめノート1
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    まとめノート2
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    まとめノート3
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    まとめノート4
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    試験日当日の1日の流れ

     6時30分に起床し、持ち物を再チェック。8時に家を出て、途中のコンビニで朝ごはんにおにぎりとお昼用のパン、糖分補給用チョコレートを購入して、会場へ向かいました。

    • 簿記3級試験

     時間まで、ラスパカードとノートなどで3級の再確認。会場が高校だったため予想通り寒く、特に木の椅子が冷たかったので寒さ対策で持ってきたショールを椅子にしいて座布団代わりにしました。

     第1問・第2問はあまり時間をかけずに問題なく解答。第3問は二重仕訳になる部分があったので、気づいた時点で問題文に線を入れて消しておき、仕訳しないように注意し、仕訳完了後も念のため再度二重仕訳を確認してから、集計をしました。収入印紙=租税公課は簿記検定ナビの仕訳問題(2級)で知ったので、やっておいてよかったと思いました。

     第5問は仕訳を頭の中でやってそのまま記入する方法で解答。ただ、現金過不足の部分でどう書けばいいのか少し混乱し、ちょっと迷った結果、あまり修正仕訳部分に配点が来ることはないと割り切りいつもの仕訳どおりに書くことに。

     すべて解き終わった時点でまだ1時間ちょっと残っていたため、もう1度解き直すくらいのつもりで見直しをしながら自己採点用に解答を記録しました。見直しの結果、第2問で○を付け忘れていたところを発見し、見直しの重要さを実感しました。試験終了10分前くらいには見直しも終わり、カンマが変な書き方になっていないか、読みにくい数字になっていないかなどをチェックしながら終了まですごしました。

    • 簿記2級試験

     3級同様、時間までラスパカードとノートで最終確認。受験する机に高校生らしく彫刻刀で文字が彫ってあったので解答の邪魔になるかな?と思いましたが、場所が机の上のほうだったため、影響はないと判断して放置。もし解答用紙を置く位置だったら、試験官などに言ったかもしれません。

     仕訳問題の1問目が手形の更改というあまり見ない問題だったことで少し焦り、いつもより第1問に時間をかけてしまいました。その後第2問を見たところ、苦手な特殊商品売買が満載でかなり拒否反応が出ました。とりあえず分かる限り仕訳をしようと思ったのですが、途中で混乱したため思い切って後回しに。

     第3問は繰越商品の欄が2行しかないこと(これまで解いた過去問などは全て3行あった)などに混乱しつつなんとか解答。第4問は調子よく埋めていたのですが、水道光熱費のところでちょっと混乱。特許料=直接経費は事前に確認していたので問題なく計上したのですが、仕掛品の貸借が合わなくなったので、一度飛ばして第5問へ。

     第5問は直前に確認していたパーシャル・プランだったので問題なく解答。前日と直前に確認をしていなかったら、入れる金額が標準なのか 実際なのかを迷ったかもしれません。その後、第4問に戻って修正し、解答完了。再度第2問へ戻り、白紙だった解答用紙にとにかく部分点狙いで記入しました。

     第2問がそんな状態だったので、他で点を落とすわけにはいかないと思い見直し開始。ここで第1問の問5で間違って本店の仕訳をしていたことが判明し、すぐに修正。貴重な4点を落とすところでした。試験終了後、商工会議所の方と思われる人が「基礎ができていればそんなに難しい問題じゃないんだけどね」と言っていたので、おそらく第2問のことだろうな、と思いました。

     結果は3級100点、2級92点(第2問のみ12点、あとは20点)で合格できました。1週間で結果が出る会場だったため、やきもきする時間が短くてよかったです。今回、手形の更改などあまり過去問でも見なかったものが出題されていたので、過去問や予想問題を重視しすぎるのも問題かな、と思いました。

     もちろんあまり出ない論点に時間を割くのはもったいないのでチラッとでいいと思いますが、サクッとシリーズのような要点を絞ったテキストを使用する場合、範囲の確認はしておいた方が良いと思います。

     今回2級の第2問で「委託先の手取金額で計上」という言葉があり、そこで混乱しました。おそらくあまり考えすぎずに「手取」のみ認識して「委託者の手取」と判断して解答した人が大多数でしょうが、勘違いしないように問題文をしっかり読もうという気持ちがあだになってしまったようです。このあたり、商工会議所から何らかの説明があるのかは気になるところです。

    管理人からさくらさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     CASIOのDF-120VBです。簿記検定ナビおススメのSHARPの電卓も検討したのですが、会社で使用しているのがCASIOのため、似た配置のCASIOを選びました。12ケタですし、サイレントキーではないですがそれほどうるさくもなく、簿記2級くらいまでなら十分だと思います。
     さくらさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     精算表や工業簿記の総合原価計算などは得意です。苦手なのは特殊商品売買ですが、仕訳で1問くらいだろうと思っていたので今回の第2問には焦りました。もう少し仕訳をしっかり確認しておけばよかったと思います。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     試験間近に過去問だけをやっていると、仕訳くらいしか出てこなかった特商などの論点を忘れがちになってしまうので、基本問題もたまにやっておいた方がよかったと思います。また、サクッとシリーズはわかりやすいのですが、試験に出にくい論点は省いてあるので、時間のある方はもう少し詳しいテキストを利用した方が良いと思います。
     今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     経理部門などではなく、簿記1級以上の知識が要求される部署ではないため、現状では考えていません。ただ、一部知っておいた方が良いと思う論点もあるため、そこは個別に学習しようと思います。

    管理人コメント

     さくらさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!合格体験記を編集していると、ごくたまに「この人はどの回を受験していても一発合格していただろうなぁ」と思う方がいらっしゃるんですが、まさにさくらさんはそういうタイプだと思います。なんというか…勉強方法にスキがありません。普通に完璧だと思います。

     合格TVについては受験生の方からよく質問をいただきますが、市販されている「サクッとうかるシリーズ3級」のテキストを用意するだけで、簿記3級の講義を無料視聴できますので、簿記3級受験生の方にはお勧めのサイトです。

     ただ、簿記2級の有料講座については、金額だけ見ると一見安いように見えますが「DVD+レジュメデータ」の販売になりますので、100枚近いレジュメを自分でプリントアウトしなければならず、総コストで考えると、市販されている「サクッとうかるシリーズ2級」のテキスト&問題集&DVDセットのほうが安上がりだと思います。よって、個人的には以下の組み合わせをお勧めいたします。

    • 簿記3級:サクッとうかるシリーズの教材+合格TVの動画
    • 簿記2級:サクッとうかるシリーズの教材&DVDセット

     最後に、さくらさんも「サクッとシリーズはわかりやすいのですが、試験に出にくい論点は省いてあるので、時間のある方はもう少し詳しいテキストを利用した方が良いと思います」とおっしゃっていますが、時間に余裕があって網羅性を重視される方は、TACの講義でも実際に使われている「よくわかる簿記シリーズ」のほうをおすすめいたします。

    さくらさんが使われた教材や電卓のまとめ

     「使用したテキスト・問題集」の項をご覧ください。

  • 第126回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.38

    通信講座ではなく、DVD付き教材を購入するのもアリです!

    • 投稿者:ナナコフレームさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに(教材について)

     初めまして。HPで合格を確認しましたので合格体験記を書かせていただきます。私は、9月から管理部門に異動になり11月の簿記3級の資格取得を上から指示されました。過去にも、今日の事態を予見して独学で簿記の習得を目指したことはあったのですが、高い本を買って積読(つんどく)に終わった苦い経験が あります。

     後がない今度は専門学校も検討したのですが、以前に買ったエクセルのDVDが分かり易く「交通時間の負担軽減 (仕事をしていると肉体的、物理的負担は軽視できません)」「集中力の続かない性分なので講義のリピートや一旦停止が利き、聞き洩らしや講義についていけない恐れが少ない。」といったメリットを考えて、DVD講義をと思いTACの市販DVDを購入しました。

     電子黒板を駆使したDVDの講義はとても分り易く、視聴した後で合格テキストの問題を解いて10日間ほどで基礎はマスター出来ました。初めは理解しづらかった「見越し・繰延べとその再振替」「決算振替仕訳」もDVDを2~3回リピートすれば、一応理解出来ました。なお、あくまで市販DVDの購入のみであって、通信講座の受講ではありません(そのときは通信講座の存在を知りませんでしたが、結果的に安く済みました。)

     従って、TACへ疑問点の質問は出来ませんが、私と同じような疑問点を、簿記検定ナビの3級質問掲示板で他の人が質問しているので助かりました(例えば、期中の固定資産売却で、当期月割りの減価償却費の貸方勘定に減価償却累計額を計上しなくてよいのか?など)

    簿記検定ナビの仕訳問題対策の使い方について

     その後、過去問の練習に取り掛かりましたが、ここでも簿記検定ナビの仕訳問題対策が大いに役立ちました。まずPDF版をプリントアウトして一度は全部の過去問題を解きました。そこで間違った問題、正答は出来ても迷った、又は時間がかかり過ぎの問題は目印をつけて、HPの解説をよく読んだうえで繰り返し解きました。

     HPのHTML版では同系統の問題にワンクリック飛べるのが便利ですね。前述の期中の減価償却処理が一番苦手で2級の一部問題も含めて繰り返し、おかげで仕訳力は大幅にアップしました。

    試算表問題と精算表問題の解き方について

     次のステップでの試算表問題の練習は、肩こりに悩んでいて負荷が大きく集計ミスも多くて嫌気が差してきました。そんなとき貴ナビの予想問題の解答解説を読んで、T勘定を使った方法を学びました。この方法を使うと肉体的負荷も軽くなり集計ミスも激減しました。

     また精算表の“毎年”つきの繰延べの問題も2本の線分でいとも簡単に解けることも知りました。 これらを知って簿記の問題を解くことが苦痛では無くなったのは大きいです。

    その他(勉強方法について)

     大原の無料模擬試験を受けたのも本番に慣れる意味で良かったです。また受取手形記入帳の問題解説が分り易く、範囲が広すぎて捨てる気だった補助簿の問題が意外に性に合っていると分かって取り組む気になりました。私のような凡人でも3級に合格する方法としては、以下の4点が大事だと思います。

    1. 市販DVDで構わないから講義を受けて理論的基礎をしっかり学ぶ(1万円程で可能な話です)
    2. 簿記ナビなどの過去問を利用して、充分な仕訳力を身につけること。これが出来れば第1問はもちろん第3問や第5問、伝票会計、勘定記入など大半の問題を解き易くなります。
    3. 精算表や試算表は、過去問10数回分ぐらいは解く。このとき解けなくても余り悩まずに直ぐに解答解説を読んでも構わない。解説を読んでも良く分からなければテキストやDVDに戻って復習する。解けなかった過去問には目印をつけて何回も解けば、解法パターンが自然と身につきます。
    4. 一度は模擬試験を受けて本番の雰囲気や時間配分に慣れておくこと

     なお私の合格は、TACのDVDと簿記ナビの存在の賜物ですので、管理人様にはこの場を借りてお礼を申し上げます。

    試験日当日の1日の流れ

    • 7:00

     起床

    • 7:50

     試験場のある建物を確認したあと近くの喫茶店でトーストセットを食う。試験場の近くで食事の予定にすれば、食事時間を交通トラブルなど不測の事態が起きた際の予備時間に振替できますのでお勧めです。

    • 8:30

     試験会場に入場。大栄が門で配っていた難問仕訳集を解く。本番の試算表で出題された「預り金」の例題があったので頭の良いウォーミングアップになりました。

    • 9:05

     解答用紙に名前等を書いているとき、簿記検定ナビの予想問題的中で手間のかからない「伝票会計」と「補助簿の選択」が出題と分り思わずニンマリしました。手間のかかる「商品有高帳」などが出ると嫌でしたから。本番で解く順は「5→3→1→2or4」の方針で試験に臨みました。

     第5問の精算表で、「現金過不足」の所では答えが「雑益」になっても、この程度が今回の「捻り」なのかと思い安心しました。私は、練習で解いた第125回の第5問にあった「手付金を売掛金から控除する」の意味を解せず頭が混乱してしまい、本番での再現を恐れていましたから。減価償却費も繰延・見越しも簡単で、第124回の難問?を前日に解いて準備していたのに、損をした様な気さえ起きました。

     次いで天王山の第3問へ。過去問から2重仕訳があるパターンだと分かりますので、事前に設問の文から、これを2組見つけて目印をつけ、片方に抹消線を引いておきました。その上でT勘定へ直接記入を開始しました(頻出8勘定に前払金、前受金を含めた10勘定のTフォームを作る)

     最後の仕訳で、「仕入/支払手形」なのか「買掛金/支払手形」なのかを暫く迷いました。これで6点ぐらい違ってきますから焦りましたが、前者なら仕入取引の項目に入るので後者になるはずと気がつき危うくセーフ。直ちに集計して残高を答案へ記入しました。この段階でまだ1時間ほどの余裕があり残りの問題は得意な分野なので、合格出来るとの期待感が込み上げてきました。

     第1問の仕訳問題は過去問よりも簡単だと感じました。第4問の伝票は擬制法が出ず分割法だけだったのは意外でしたが基本的なもので、ただ「備品減価償却累計額」の「備品」が要るか迷いました。最後に補助簿の選択は、仕訳を問題文に書き込んで解きました。これは簿記検定ナビの本試験予想問題に完璧な解説が為されていたのが役立ちました。

     最後に受験番号・名前・生年月日をしつこく確認して終了です。満点が取れたかも?と期待しましたが、自己採点で精算表の「当期純利益」の金額を計算ミスしていました。ほんのちょっぴり残念。

    管理人からナナコフレームさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     シャープの「COMPET CS-2140」です。ディスプレイが斜めのため見やすいです。会社の倉庫に永く眠っていたものなので現在も販売されているか不明です。
     ナナコフレームさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意なのは仕訳問題、伝票会計です。勘定記入や「推定型の精算表」もパズル感覚を愉しめて好きです。苦手なのは本文でも書きましたが、試算表でT勘定方式により過去問を解きました。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     アドバイスは4点を本文で触れました。反省点としては、間違えた問題に目印をつける習慣は良かったのですが、間違えたポイントを「要点ノート」 にまとめて置くべきでした。そうすれば総復習が容易にできたはずです。
     今後は簿記3級をどのように活かす予定ですか?簿記2級や簿記1級、税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     簿記3級で学んだことは実務で役立っています。暫く肩こりの治療に専念した後で簿記2級取得に挑戦したいです。また簿記ナビのお世話になるかと思います。簿記2級よりも上の資格は能力的に無理と思います。

    管理人コメント

     ナナコフレームさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!DVD付きの教材といいますと、TACの合格テキスト・合格トレーニングシリーズと、ネットスクールのサクッとうかるシリーズのものが有名ですよね。どちらも、ジュンク堂みたいな規模の大きめな書店に行けば、テキスト・問題集と同じコーナーに陳列されていますので、「通信講座を受講するのはちょっと金銭的に…でも授業を見ながら勉強を進めたい!」という方には、まさにドストライクの教材だと思います。

     あとは、簿記検定ナビのコンテンツを最大限に有効活用していただけたようですが、この点はぜひ受験生の方々にも見習っていただきたいです。第1問の仕訳問題の解き方、第3問の試算表作成問題をT勘定を使って解く方法、第5問でよく出てくる前受・前払を数直線を使って解く方法など、独学ではなかなか知ることの出来ない実践的な情報を多数掲載していますので、ナナコフレームさんのように賢く利用していただければと思います。もちろん全て無料です。

     最後に、ナナコフレームさんも「間違えたポイントを「要点ノート」 にまとめて置くべきでした」とおっしゃっていますが、簡単なものでいいので間違いノート(まとめノート)を作るようにしてください。一見、費用対効果が悪いように見えるかもしれませんが、使い方さえ間違えなければ「絶対に使えるツール」ですので、簿記検定ナビの簿記の間違いノートの作成方法を大公開!ページなどを参考にして、一度作ってみることをお勧めします。

    ナナコフレームさんが使われた教材や電卓のまとめ