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  • 第126回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.43

    最後に合否を分けるのは「合格したい!」という強い気持ち

    • 投稿者:ゆりさん
    • 勉強形態:専門学校(通学)
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約3か月半

    はじめに

     簿記検定を受検するにあたり、簿記検定ナビで多くの人が頑張っているのを知り、大変良い刺激を受ける事が出来ました。ありがとうございました。これから受験される方の参考になればと思い合格体験記を投稿します。

    受験のきっかけ

     近い将来の転職に備えてビジネスに直結する資格が欲しかった事と、目標がないと勉強しないので、怠惰な自分を正す為に受験することにしました。

    使用した参考書・問題集

     合格する為に必要な要素が全て含まれていますが、記述の難しいところがあり、理解するのに時間が掛かりました。後述の「スッキリ分かる簿記3級」を読んだ後、大原のテキストを使用すると記憶に残りやすかったです。

     説明がとても分かりやすく、理解を深めることが出来ます。この本だけでは本試験に対応出来ませんが、初めの1冊として独学の方には特にお薦めです。登場するキャラクターも可愛いのでとっつきやすいと思います。

     説明が分かりやすく、使いやすいのでお薦めします。

    前回試験の失敗の理由

     独学で勉強し続ける自信がなかったので、通学する事にしました。TACと大原の両方に体験入学してみて、受付と講師に同じ質問をしてみた所、対応が親切だった大原に通うことに決めました。大原は学校法人なので、昼間の生徒さんが先生に進路相談をしている姿も見受けられて新鮮です。

     最初の受験では、3級くらいならあまり勉強しないで2ヶ月弱で取れるだろうと思い、速習フルセットというコースに入ってしまい、3級の授業を6回で終わらせ、総まとめと直前答練を2ヶ月弱で終わらせて受験するというカリキュラムでした。

     前回の受験は、授業開始早々に風邪を引いた事がきっかけで、喘息になってしまい、ほとんど勉強出来ず…。試験当日も発作が起きないかと心配で受験するのやめようかと思いながら受けました。

     その結果、1回目の6月受験は40点で不合格。資格試験は全体的に難化しており、3級でもきちんと勉強しないと合格しないと知り、体調も心配だったので次の受験はやめようかとも思い9月末まで勉強しませんでした。

     しかし、合格サポート制度(不合格でも80%以上出席していれば次回受験対策を無料受講出来るという制度。おそらくTAC・LECも同様のシステムがあるはずです)があり、折角なのでもう1回受験しようと再度受講しました。

    体調管理に気をつけて勉強を再開

     11月受験では、体調管理に十分気を配り細心の注意を払いました。具体的には、睡眠時間を減らさない・バランスの良い食事・適度な運動です。試験2週間前までジムへ週1~2回行きました。流石に2回目となると、知らない言葉は無く、頻出事項も分かっていたので勉強しやすかったですが、働きながら週2回通学はきつかったです。

     予習は、授業当日の通勤時に授業範囲のテキストを読む。復習は、該当箇所を「スッキリ分かる簿記3級」を通勤時に読んで理解を深め、帰宅後に基礎問題集をやる。この繰り返しです。学校のスケジュール通りに勉強していれば合格出来ると思っていたので、授業の予習と復習のみをやりました。

    直前期の勉強方法

     11月に入ると総まとめの授業が3回あり、そのあとすぐに直前答練が始まりました。タイトなスケジュールである為、基礎問題集・総まとめ問題集は通しで1回しか出来ず(最低2回はやるべきです)その代わり、試験2週間前から前日まで、過去問・直前答練・公開模試で出来なかった項目に関して、必ずテキストを見直し基礎問題集をやるようにしました。

     特に、頻出事項である貸倒・減価償却・手形・見越繰延などは何回も繰り返しやりました。私は、人よりも努力しないと結果が出ないタイプなので、11月に入ってからは勉強していないと心配で朝1時間・お昼休みは会議室に入って30分・帰宅後に2時間以上勉強していました。

     ただ、お昼休みは同僚からの誘いもあり、勉強したのは週2~3日です。朝は、主に30分は前日の間違えた問題の復習(翌朝見直すだけでも記憶の定着率はかなり上がります!)と簿記検定ナビの仕訳に当て、残りの時間で精算表や試算表をやりました。お昼休みは仕訳、まとまった時間の取れる夜に直前答練の復習や過去問に当てました。

     試験2週間前から確認の意味も含めて、簿記検定ナビの仕訳を過去20回分を始めました。解説がとても詳しく、試験前の総復習にもなりとっても良かったです。11月の家でのトータル学習時間は試験当日の朝までで100時間を超えました。

     直前答練・過去問をやってもケアレスミスが多く、60点は越えても 合格点である70点を越える事はほとんどなく試験1週間前の公開模試で59点だった時は、正直またダメかと思いました。

     でも、過去20回分の仕訳をやって満点の回が多かった事と精算表は過去8回分解いて、満点ちかい点数を取れる力があった為、絶対合格出来る力はあるはずだと思い、最後の1週間は「絶対に合格して2級の勉強を始める!」と決めて、間違えた所を繰り返し問題練習しました。

     何回も問題を解いていくうちに、出来ない問題はいつも同じだと気づきました。特に間違いノートは作りませんでしたが、理解が足りない箇所は書き出しました。

    試験日前日の過ごし方

     どうしても減らないケアレスミスを何とかしようと思い、今までやった直前答練・公開模試・過去問全てを見直し、自分のケアレスミスを紙に箇条書きにして全て書き出しました。そして、夜寝る前にミスの癖を見直し、試験当日も家を出る前に確認し、試験開始10分前からはケアレスミスを箇条書きにした紙だけを見ようと思いました。

     私のようにケアレスミスが多い人は、試験2週間位前から、過去問などを使いながら実践するべきだと思います。40点だった前回とは比較にならないくらい勉強しましたし、内容理解している自信がありましたが、最後までケアレスミスを減らすことが出来ないまま試験当日を迎えることになりました。

    試験日当日の1日の流れ

    • 6:00 起床

     試験開始3時間前に起床した方が頭が働くらしいので、いつも通り家を出る1時間前に起きて勉強しました。大原の予想問題でもある公開模試(第1・2・4問)の復習と 簿記検定ナビの仕訳問題で間違えた所を見直しました。

    • 7:00 朝食

     チーズトースト・あんパン(甘い物を食べると頭の回転が良くなるらしいです)・サラダ・紅茶の組み合わせでした。

    • 8:00 出発

     計算機・受験票など忘れ物がないかを確認して家を出る。

    • 8:40 試験会場に到着

     日の光が当たってまぶしい席だったので、試験官に席替え交渉しましたが…正式な試験なので断られました。その後、トイレへ行ったら試験開始10分前になっていたので、自分のケアレスミスの癖を箇条書きにした紙1枚を机に上に置き、見直す時のチェックポイントとして自分に言い聞かせました。

     本来なら、いつも受講している校舎で普段と同じ環境で受験出来るのですが、通学している校舎の受付に間に合わず、初めて行った渋谷校で緊張して受験しました(笑)

    • 9:00 試験開始

     問題用紙が配られて、裏から透けて見えた問題を見て驚きました。朝やったばかりの問題と全く同じだったからです。簿記検定ナビ・大原と両方の予想が大当たり!こんな事があるのかと思いました。

     第2問・第4問は予想が出来ない為、対策としては予想されていた伝票と帳簿問題をやった位ですが、この予想も大当たり!第3問の得点が最後まで安定しないまま本番に望んだ私にとって、今回の残高試算表は救いでした。

     一通り終わったのが試験終了40分前。時間が余り過ぎ、暖かい席に座っていた為に一瞬睡魔に襲われましたが、満点を狙っていた第5問の当期純利益の金額を見直したところ、ケアレスミスの癖通りに貸借を間違えて記入したり、0が1個足りなかったりと言った箇所を見つけ不安になり大急ぎで全部見直しました。

     試験が終わった時は8割以上取れている手応えはありましたが、こんなに手応えが良かったのは初めてだったので、どのくらい出来ているか気になりました。

    試験を振り返って

     解答速報を確認したら、見直しで直した所は全て正解。解答速報での自己採点では79点。結果は73点でした。でも合格出来たのは嬉しいです。簡単な回に受験出来たのはラッキーでした。試験前に講師から何度も言われたことですが 過去問や予想問題をやる時に、次の2点を意識すると良いと思います。

    • 試験は2時間ですが、家では1時間40分で終わらせる
    • 8割以上取るつもりでやる

     2時間を目標にすると本番では終わらない可能性もあり、合格点の7割を目指したら7割は取れない。8割以上取れた手応えでも本番では8割は取れない。過去問や予想問題をやる時は、1時間40分で終わらせる癖をつけた方が良いと言われていました。実際受験してみて、その通りだと感じました。

     そして、最後は「絶対合格する!」という気持ちを強く持つ事が何よりも大切だと思います。実際、試験会場に行っても「この中で3割くらいしか合格者が出ないんだ。内容が難しければ 3割以下かな?」と考えましたが、私は絶対その中に入ると決めて試験に臨みました。

     現在は2級の勉強を始めています。学校には妊婦さんや外国人の方など多くの人が来ていてとっても刺激になり、私も勉強しなければ!という気持ちになります。簿記検定ナビには2級でもお世話になります!合格したら、また体験記を投稿したいと思います。

    管理人コメント

     ゆりさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!ゆりさんは今回、資格の大原の「合格サポート制度」を有効利用されていますが、大原やTACなどの大手専門学校ではたくさんのサポート制度が用意されていますので、勉強開始時にきちんと確認しておくことをお勧めします。

     それではさっそく中身のほうに入っていきますが、受験生の方にぜひ参考にしていただきたいのは「何回も問題を解いていくうちに、出来ない問題はいつも同じだと気づきました。」という記述部分です。たったの1行ですが、この「気づき」は本当に重要です。

     そもそも間違いには2つのパターンがあり、ひとつは「本質的な理解不足による間違い」で、もうひとつは「ケアレスミスによる間違い」です。前者の間違いはテキストに戻ってきちんと復習する必要がありますが、後者の間違いは、問題を見た瞬間に「ここはいつも間違えてしまうところだから気をつけよう」と意識できるようになれば、自然に減っていきます。

     では、問題を見た瞬間に意識できるようにするためにはどうすれば良いのでしょうか?いろんな方法が考えられますが、簿記検定ナビでは間違いノートを作って何回も目を通すことをお勧めしています。

     よく間違えてしまう部分をノートや単語帳などに簡潔にまとめ、細切れの時間などを使って何度も目を通すだけの簡単な作業ですので、ケアレスミスがなかなか減らない方は一度試してみてください。絶対に効果がありますから!

    ゆりさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第126回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.61

    ユーキャンの通信講座をデアゴスティーニばりに徹底解剖!

    • 投稿者:スミコさん
    • 勉強形態:専門学校(通信)
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月半

    はじめに

     会計事務所に勤めて3年になり、1年目に3級を受験しました。その後、慌ただしく日々が過ぎ、2級を受けてみようと思い立ったのは去年の4月頃です。職場にも慣れてきたのと、もう少し積極的に簿記の勉強をしたら視野が広がってもっと仕事が楽しくなるのでは…っと言う思いで受験に至りました。また、通信での体験コメントが少ないようだったので、皆様の参考になればと思い、投稿させていただきます。

    使用したテキスト・電卓

    • ユーキャンの教材(詳しくは下記)
    • サクッとうかる日商2級商業簿記テキスト
    • サクッとうかる日商2級商業簿記トレーニング
    • サクッとうかる日商2級工業簿記テキスト
    • サクッとうかる日商2級工業簿記トレーニング
    • CASIO DW-20A

     大原かU-CANか迷ったのですが、教材の安さに負けてユーキャンに…ただ、通信を申し込む前に「サクッとうかる日商2級商業簿記テキスト」を購入していました。申し込むと約1週間後に教材が届きます。ユーキャンのテキストは4冊です(商業簿記2冊・工業簿記2冊)その他に、練習問題が4冊(商業簿記2冊・工業簿記2冊)と、添削問題集全15回、過去問10回分です。

     ユーキャンでは学習期間を6ヶ月間としてます。テキストの各章が終わると各章ごとに練習問題を解きます。そして各章ごとに添削問題を解き、所定の封筒でユーキャンに郵送します。郵送後10日くらいでユーキャン指導部の方より「はげましコメント」と間違いを訂正・指導されて、解説冊子と一緒に返ってきます。その流れで15回まで進みます。

     ユーキャンのテキストは「サクッとうかる~」よりやや細かく用語解説されて、用語解説の他に例題があります(各章の流れはだいたい同じです)その例題に加え、練習問題が各章ごとにあるので結構なボーリュームでした。仕事終えてから夜勉強していたので、商業・工業簿記ともに2ヶ月ずつ(合計4ヶ月)で進めました。

     添削問題は小テストのようなもので、90分で解くように指示されていましたが30分程で解けます。添削問題には解答が付いていませんので解答をチラ見して郵送するっていうズルは出来ないので、解くたびに緊張感がありました。また、添削問題を解くコトで淡々とした勉強にメリハリが付きました。郵送した後は「よし!第1章終わったぞ!」っと言う不思議な達成感・充実感もあります。勉強していてとても楽しかったです。

    勉強の流れと時間

    • 6月下旬~8月まで商業簿記(3回復習)
    • 8月~10月下旬まで工業簿記(2回復習)
    • 10月下旬~試験日まで過去問など試験対策。

     勉強をはじめたのは6月下旬でした。最初の計画では、3ヶ月半くらいで教材を終えて、残りの1ヵ月半で間違えやすい所の復習と試験対策をゆっくり進める予定で計画表を作っていました。ところが、意外なかたちで試練が…それは風邪です。勉強期間5ヶ月の間に3回風邪を引きました。猛暑の影響で8~9月は特につらく、10月にも風邪を引いてしまい、計画が大きく狂ってしまいました。

     勉強面でモチベーションは下がらなかったのですが、体力面で自己嫌悪でした。こんなに体力がなかったとは…焦ってしまう気持ちを抑え、「確実に勉強しよう」と思い直し勉強方法を変えました。前までは区切りがイイ所まで夜遅くなっても勉強し、疲れを引きずって翌朝出勤していました。

     改善後は毎日2時間は集中して勉強し、今日の疲れを明日に持ち越さないように12時には必ず寝る。どうしようもなく眠くなったらもう寝てしまう。その分、土日休みで挽回しようっという、かたちに変えました。

    勉強方法

     私は応用力がないと思っていました。原因は基本が分かっているようで分かっていないこと。基本ルールをしっかり身に付けて反復しようと思いました。商業簿記を進めるうちに、覚える量が結構あることに気づき、特殊商品売買まで覚えた頃には前に覚えたものがうる覚え状態に…これではダメだと思いまして、自作ノートを作り、今まで何となく覚えていたものを根っこから理解することに努めました。

     「なぜこの仕訳をするのか?」「なぜこの科目を使うの?」っといった感じで、問いかけていったところ理解度がアップしました。理解度がアップした頭で復習をするとテキストに書いてあるコトがよく分かりました。少しでも覚えやすくなるように工夫したことは、とっかかりとして基本的な所を「まず絵(イメージ)で覚える」でした。

     ここで、なぜユーキャンの教材も進めつつ「サクッとうかる~」のテキストを使っていたかと言いますと、ユーキャンのテキストには図はあっても絵がないのです。活字ばかりだとイメージしにくいですよね。「サクッとうかる~」にはキャラクターなどあって、特殊商品売買の時など分かりやすかったのです。

     まず、「サクッとうかる~」を読んでイメージしてから、ユーキャンのテキストで細かい部分を補うといった感じで二度手間でしたが、それしか良い方法が思いつきませんでした。「サクッと~」のテキストをカッターで1Pずつ切り離し、穴を開けてファイリングしてその間に各単元ごとにまとめておいた自作ノートも挟んで、通勤時に見られるようにしていました。

    試験直前

     教材を終えた10月下旬には「これで完璧!合格!」っと自負していたのです。あとは、間違えやすい所を復習して、過去問や予想問題をしようと。そんな時に、簿記検定ナビに出会いました。そして、無料配布されている仕訳問題対策を解いてみると結構間違えてることに気づきました。

     いつも大事なところで詰めが甘い私…「甘く見るな!」って言う簿記の神様の声が聞こえてきました。時間がないことを理由に過去問を解くのとをおざなりにするところでした。過去問を繰り返し解くことの大切さを教えてくれたのは、他でもないこのサイトです。本当にありがとうございました。

     商業簿記は自信があり過去問の第2問、第3問は特に間違っていなかったのですが、意外に第1問の間違いが多かったのです。特に「特殊商品売買」が分からない。特殊商品売買は第2~3問には出てこないので忘れてしまいがちになります。もう一度、テキストと自作ノートで見直しです。

     試験前は仕訳問題をひたすら解き、特殊商品売買の復習と工業簿記の基本的なところを復習しました。工業簿記は得意・不得意があったので不得意をなくしたかったのですが、時間がとれず試験まで1週間を切り、ジタバタしても仕方がないのと、費目計算の間違いが多かったので、材料費・労務費・経費・間接製造費をおさらいしました。ここでは、何が直接製造費で何が間接製造費かしっかり覚えました。

    全体を通して感想

     第1問の仕訳問題は時間をかけて全問解けるようにしておいたほうが良いと思います。こちらのサイトの仕訳問題対策をやっておいて本当に良かったと思いました。そうしなければ、似たパターンがあることも分からなかったし、教材によってさまざまですが、今まで解いてきたものと過去問とでは雰囲気が違うことも分からないままだったと思います。問題に慣れる意味でも仕訳問題対策は絶対解くべきです。

     試験前の追い込みの時期に、5ヶ月間勉強してきた重みもあって、解けない問題に当たると自信をなくしてしまいそうになりました。でも諦めたくはなかったので、何度かチャレンジして分かるまで突き詰めて理解する。その繰り返ししかないと思います。結局、諦めることなく勉強できたのは簿記が好きだったからです。

     試験直前にピリピリしていても「簿記って楽しいな~」っと思うことが何度かありました。難しい問題が解けるようになったときは充実感と達成感があり、とても嬉しかったです。友人からは「よくそこまで勉強するね」っと言われましたが「簿記は楽しいよ」っと素直に言えることが出来たのは私にとって何よりの収穫です。簿記と出会えたことに感謝したいです。

    スミコさんが利用された教材画像

    サクッとうかる教材を自己アレンジ
    サクッとうかる教材を自己アレンジ
    ユーキャンの教材1
    ユーキャンの教材1
    ユーキャンの教材2
    ユーキャンの教材2

    試験当日の1日の流れ

    • 8:30 起床
    • 9:00 朝食

     過去問の苦手部分見直し。

    • 11:00 試験会場の駅に到着

     近くのお店で昼食。商業簿記・工業簿記テキスト流し読み。

    • 12:50 試験会場着

     自作ノート見直し。

    • 13:30 試験スタート

     1→2→3→4→5の順で解く予定でしたが、落ち着いて第1問を解き終わった後、第2問を見て頭が真っ白に…そのまま解こうとしたのですが、手が震えてどうしようもなかったので、1→3→4→5→2の順で解きました。第3問は当期純利益の額が合ったので見直しは後にして第4~5問へ。

     第4問は直前までに直接製造費と間接製造費を見直していたので、特許権使用料はすぐにわかりました。しかし、売上原価の製品の数字が分からず諦めかけた時に、隣の月次損益の数字が書いてあることに気づきました…緊張し過ぎですいません。

     思っていたよりも早めに解けたので、落ち着きを少し取り戻し第2問へ。問題の意味が分かってきたので、何とか仕訳して回答を埋めました。80分くらいで全問解けたので、また1→3→4→5→2の順で見直し。

    • 15:30 試験終了

     終わった後、いろいろな所で「第2問何?」「あんなのあり~?」「繰りのべるってなに?」などの声が聞こえました。会場の受験者の気持ちが一つになった気がしました。。。

    • 16:30 放心状態で帰宅
    • 21:00 大原の回答速報も見る気がせず就寝

    後日談

     成績証明書の結果、 第1問・16点、第2問・12点、第3~5問各20点で合計88点でした。第1問は問3を間違え、第2問目は3と6の仕訳など間違えました。総評では第2問の形式が新しく出た分、他の問題は易しかったとのことですが、第2問のショックと緊張ですべての問題が難しく思いました。でも、後から見直すとすごく簡単でした。

    管理人からスミコさんへ追加の質問

     ユーキャンの通信講座の点数をつけるとしたら、100点満点中何点になりますか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
     …悩むところですが60点です。正直、他の方におすすめはしません。2級までなら簿記検定ナビで、紹介しているテキストや過去問を繰り返し勉強すれば大丈夫だと思います。

    テキストの量と質>薄いがボリュームがある。解説が分かりやすい…と言いたいけれど工業簿記のテキストで細かく用語解説をしようとして余計分からなくなる部分もあり、思わず覚えないように「×」印をしてしまいました。

    サポート体制>分からないところはFAX・メール・郵便などで質問出来ます。BBSもあり。(私は特に必要なかったので使いませんでした)口コミでは「返信が遅い」などもあるようです。そのおかげでやる気をなくしてしまう方もいるようです。

    物足りないところ>ユーキャンの教材は「試験対策問題」っと言うものがないような気がします。添削問題の最後の15回目は模擬試験ですがかなり簡単でした。多分、自信をつけさせる目的ではないかと思いますが、勘違いの元なのでもっと難しくていいと思います。

     もう少し用語解説などの量を減らして、試験対策に力を入れて欲しいです。もしかしたら、私のように過去問や試験対策が後手後手になってしまう方もいるのではないでしょうか。なので、こちらのサイトの予想問題など非常に助けられました。そう考えると2級ならば独学でもなんら支障はないと思います。

     今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級、税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     今はまだ上位資格をとる気持ちはないです。簿記2級を勉強してもまだまだ会計について分からないことがあり、もっと実務に添ったものを身につけたいと思いますので、全経の税務会計能力検定試験(所得税・法人税・消費税各1~3級)を受けてみようと思います。

    管理人コメント

     スミコさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!ユーキャンの通信講座の良いところ、イマイチなところを分かりやすく解説いただきましたので、これから勉強を始めようと考えている方には、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

     さて、早速、合格体験記の中身のほうに入っていきたいと思いますが、受験生の方にぜひ参考にしていただきたいのは、「勉強の流れと時間」の項に書かれている「今日の疲れを明日に持ち越さないように12時には必ず寝る」という点です。一見、当たり前のことのように感じられるかもしれませんが、実際に勉強してみるとなかなか難しいです。

     疲労を蓄積してしまうと、一番がんばらばければいけない直前期に息切れしてしまいますので、疲労を翌日に持ち越さないように規則正しい生活を心がけてください。個人的には夜はなるべく早く眠るようにして、頭がクリアな状態の早朝に集中的に勉強することをおすすめします。

     あと、仕訳対策は簿記検定ナビの仕訳問題対策を使って、なるべく早い時期から行うようにしてください。目安としては、テキストと問題集を1回転させたぐらいのタイミングで始めると良いと思います。

     最初は分からない問題ばかりだと思いますが、勉強が進んでいくにつれて少しずつ分かってきますので心配はいりません。全ての問題を正答できるレベルまでもっていけば、本試験でも最低4問(20点中16点)は取れるはずです。

    スミコさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第126回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.60

    漫画を書いて覚える、見て覚える!新感覚勉強法で一発合格!

    • 投稿者:ふじまさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約4か月

    はじめに

     私が簿記を受けたのは、少しでも就職を有利に進めようとしたのがきっかけです。私は今年3月に大学を卒業し、未だ内定をいただいておりません。事務職希望で、何か能力を身に付けていないと厳しいと思い、簿記に挑戦した次第です。全く0からのスタートで、最初は「就活>バイト>簿記」という優先順位でしたが、本番が近づくにつれ簿記一本に調整していきました。

     本番3日前には風邪をこじらせてしまい、当日も咳が止まらない中必死で問題にくらいつきました。結果は72点(うち、第3問と第5問が満点)、ギリギリの点数でしたが、新傾向の出た今回に一発で合格できたのは本当に幸運だと思っています。今後は資格を強みに就活を再開するつもりです。

    使用テキスト等

    • メイン(4つで税込み4536円)
    • 「20日で合格るぞ!日商簿記2級高速マスターテキスト商業簿記」東京リーガルマインド
    • 「同、工業簿記」(安さとイラストの多さが決め手)
    • 「ドンドン解ける 日商簿記2級過去問題集」成美堂出版(安さとボリュームが決め手、後でもっと安いものを見つけてショックを受ける)
    • 「日商簿記検定 模擬試験問題集2級」実教出版(値段とAmazonのレビューが決め手)
    • サブ(全て無料、補助問題として時々使用)
    • 電卓
    • SHARP COMPET CS-2128(父から貰った年代物、キーロールオーバー無し)

    基礎固め(7月中旬~9月上旬?)ペース:バイトの休み時間、帰宅後、基本気が向き次第

     簿記の知識0だった私は、まず図書館でいくらか入門書を借り、読み漁りました。特に良かったのは「ナマケモノシリーズ(1)ラクしてわかる簿記入門」(ダイエックス出版)、店の創業から決算までの流れが会話とイラストで構成されていてわかりやすかったです。大まかな流れがわかってきたら、テキストの精読を始めました。

     1日の目安は特に決めず、ひたすら読み続けました。また家にいる時は章末の復習テストを解き、ノートにまとめました。勿論それだけでは足りないので、商業簿記は簿記検定ナビの仕訳問題を解いていき、間違えた問題はカードを作成しました(以後、仕訳問題で間違えるたびカードを増やす)

     工業簿記はネットで見つけた無料問題集を解き、難しい問題のみノートにまとめていきました。しかしこの頃は勉強の方向性がまだ見えてませんでした。加えて就活優先、バイトの繁忙期、暑さに負けたという事情?もあり、勉強は後回し気味でした。実力も3級すら解けないくらいだったと思います。

    実践(~10月下旬)ペース:バイトの休み時間、帰宅後、週2日の休日は約8時間

     基礎すら固まっていませんでしたが、本試験形式に慣れるのが先と、休日に過去問を解き始めました。最初はテキストを見ながらたっぷり時間をかけ、答え合わせをしたら過去問専用ノートを用意、間違いノートをつくっていきました。見開きで使い、左に問題文の丸写し、右に解説を書き込み、その上部に解答用紙を張ったものです。

     声を出しながら書くことを心掛け、耳からも覚える工夫をしました。隙間があればイラスト付きで説明を加えます。この作業だけで1回分1日かかりましたが、5回分ほど捌くと傾向もわかってきました。そこで得意のイラストを駆使して漫画を描き、楽しみながら簿記を理解していこうと思い立ちました。

     内容は(1)問題の論点で大事と思うことを提示、(2)その解説(キャラクターが説明して いく形式)、(3)合間に注意点を入れつつ、(4)結論という流れで、新たに気づいたことがあればそのたび台詞を足していきました。この漫画は(1)次のコマを考えながら描くことで解く順序を覚えられる、(2)イラストで見直しがしやすくわかりやすい、(3)自己流に楽しく描けて気晴らしに最適などの利点があってとても役立ちました。

     特に手間のかかる第3問や種類の多い工業簿記には力を入れています(種類は商:精算表・本支店会計・貸借対照表・損益計算書、工:原価計算・工業簿記一巡・損益計算書・仕損品・部門別計算・原価差異 各見開き1~3ページ)。以後、平日は漫画・補助問題・テキスト精読(バイトの休み時間のみ)、休日は主に過去問という構成で勉強を進め、過去問を一通り解いたら もう一度新しい順に解きなおしていきました。

     因みに電卓の便利な使い方(GT機能等)も知っておこうかとは思いました。しかし問題もまだ満足に解けないのにまた覚えるのは大変という訳で、電卓は普通に使い続けました。ブラインドタッチも出来ないままです。そうこうしているうちに、いつしかテキストは見なくなり、ノートの量も減っていきました。基礎固めでやっていた3級の問題も解かなくなりました。そして10月が終る頃には正答率が半分を上回り、解くのが早くなったおかげで過去問を1日2回分解けるまでになりました。

    仕上げ(~本番前日)ペース:週5~6日で1日約8時間

     11月に入り、私は会社にお願いしてバイトを週1日にしてもらい、残りを全て勉強に注ぎ込みました。そして解ける問題の幅を広げるべく、模擬試験問題集を購入しました。1日の流れは模擬試験問題とその答え合わせ→過去問の解きなおしと答え合わせ→時々ノートの作成と問題集付属の補助問題という具合です。

     過去問が済んだら問題集の反復へと移行していきました。但し反復はいずれも1回のみ、回を重ねすぎると答えを覚えてしまうからです。同時に漫画の充実もはかりました。商業簿記は振り返りも兼ねて注意点に重点を置いた改訂版を作成、仕訳もカードだけでは理解しにくい論点のみ漫画化しました(仕訳の論点は損益計上、消費税、繰越利益剰余金配当、買付・売上計算書、企業合併 仕訳は各見 開き0.5~1ページ)

     工業簿記は問題集で新たに登場した論点のみ漫画に、他は既に作った漫画に新発見の事柄をひたすら書き込んでいきました。ところが追い込み迫る試験の3日前から、突如風邪を引いてしまいました。鼻水・咳が止まらない上のどが痛くて声が出せない、とてもつらかったです。

     それでも「これはハンデだ!より速く解く練習だ!!」とばかりに解くスピードを上げ、ついに前日までに手持ちの問題を全て反復し終えました。そしてはやく風邪を治そうと、発症した日から21時には勉強をやめ、22時までに床に就きました。この時点での実力は模擬試験問題で毎回合格点前後が取れる程度です。

    ふじまさんのまとめノート(間違いノート)&漫画紹介こ~な~

     ①ノート(商)…左ページは出典を書き問題文を丸写し、イラストは漫画でのキャラクターに対応。右ページは間違えた問題だけ答えと解説を写す、隙間にイラスト、こちらの上部にぺラッとめくれるように解答用紙を貼り付ける。

     ②ノート(工)…問題文と解答を丸写しし、すぐ下から解説を書き込む、隙間にイラスト、問題によって見開き半ページで済むことも

     ⑨イラスト…精算表に出てくる保険料と原価差異の式がどうしても覚えられず、ノートの表紙に張りました。蛇足ですがキャラクター達は私の大好きな漫画『ONE PIECE』に出てきます。

    商業簿記ノート
    商業簿記ノート
    工業簿記ノート
    工業簿記ノート
    漫画:精算表1
    漫画:精算表1
    漫画:精算表2
    漫画:精算表2
    漫画:精算表3
    漫画:精算表3
    漫画:工業簿記一巡1
    漫画:工業簿記一巡1
    漫画:工業簿記一巡2
    漫画:工業簿記一巡2
    漫画:工業簿記一巡3
    漫画:工業簿記一巡3
    間違いノートの表紙
    間違いノートの表紙

    試験日当日の1日の流れ

     症状は軽くなったものの、風邪は治りませんでした。試験は午後からなので、鼻にティッシュを詰めながら家で簿記検定ナビの仕訳問題をやっていました。問題の中でも以前間違えた問題だけをひたすら解き、解けた問題のカードを抜いていくとそこでもうお昼です。会場に着いてからは、トローチを噛みながら漫画と朝抜き取らなかった仕訳カードを何度も見直していました。

     本番でまず取り掛かったのは第1問、取引は単純でも科目をどう選ぶかが鍵という印象を受けました。特に5は借方を広告宣伝費にするか支店にするか最後まで悩みました。普段なら次に第2問をしますが、見慣れない形式だったので先に工業簿記をしました。

     第4問は製造間接費勘定を埋めきったものの、仕掛品勘定の完成高の出し方に戸惑い、後回しにしてしまいました。後で売上原価勘定を見て、貸方=借方という大原則を思い出し、大慌てでそこからさかのぼっていって全ての勘定を埋めきりました。本番中とはいえかなり恥ずかしかったです。

     第5問もまた当月着手だけ実際原価とわかっていても、緊張のあまりそれ以外を埋められずに飛ばしてしまいました。それでも戻ってきた時は「ホラ、原価差異!○○(←キャラクター名)の漫画たい!パーシャルだから当月以外は標準原価!でも労務費と製造間接費は進捗度に気をつけて…」などと心の中で確認しながら落ち着いて解きました。

     次は新傾向の第2問、「何これ!?ふざけんな!!」と叫びたくなりました。まだ緊張ほぐれぬままかなり大雑把に資料2の取引を仕訳し、やはり大雑把に解答して第3問へ手をつけました。

     第3問は得意の精算表、思ったより問題が素直でおかげで緊張もほぐれました。私は精算表を解く上で「修正記入を完璧に埋めきってから損益・貸借欄を埋める」ことに気をつけています。以前は得点につなげたい思いで、横一列を埋めきることに重点を置いていました。ところが記入漏れが多く、なかなか一番下の合計欄が左右で合いません。

     それに回を重ねるにつれ、横にこだわらなくても時間内に捌けるようになったので、その方法はやめました。本番では一発でどの合計欄も釣り合いました。そして解きながら「今回は第2問で落とすハラだろうから、第3問から後ろは完璧にしよう」と意気込み、先述のように綺麗に捌き切りました。

     再び第2問に戻り、今度はいくらか字も丁寧に書き、落ち着いて計算用紙に仕訳をし直しました。仕訳に間違いが無いことを確認したら、正解に自信のある科目や1回しか登場していない科目を優先に解答し直しました。計算用紙のほうではわからないところはそのままにしておき、その部分に関わらない科目と取引を二重線で次々と消していきます。そして資料1も見ながら何が済んでいないかを注意深く確かめていきました。

     残り30分で全問空欄を埋め切り、あとは見直しと第2問の追及に費やしました。しかし6は委託販売の増減(積送品売上で増加、現金回収で減少)を見抜けませんでした。7の割賦販売にいたってはノーマークだったので全く出来ませんでした。当然損益計算書は全滅です。解いた順序は1→4(半分)→5(4分の1)→2(大雑把)→3→4→5→2、試験終了後も第2問が気がかりで仕方ありませんでした。

    管理人からふじまさんへ追加の質問

     教材の選び方について、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     テキストは書店で見て使いやすいと感じたものでいいと思います。過去問はわざと解説が少ないものを選ぶのも手かもしれません。例えば問題を解いた後に答えだけを見て、違ったところは何故違うか再び考えます。考え抜いた答えが正しければ、自分の解法が正しいと判断できるので、それを次に生かしていけます。もし再び間違えれば、最小限の解説を見ながらきっとこうだからこうなるのだろうと考えながらノートに詳しくまとめていけます。いわば解説は自分でつくっていくことになるので、最初から詳しい解説を丸写しするよりは身に付くのが早いのではないでしょうか。

     そして問題集は模擬試験問題集をお薦めします。演習問題ばかりを解くよりも、模擬試験をこなした方が本試験の感覚が身に付きます。それに問題集には補助問題もついてるので、時間の無い時はそれで対処できます。本試験と同じ~上級レベルで模擬問題の多いものが最良です。

     勉強方法について、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     段階に分けて勉強すると効率がいいと思います。私の勉強方法を元に下に例を挙げてみました。

     基礎固め:あまり時間をかけないこと、私はここでだらだらし過ぎて問題への取り掛が遅れました。

     実践①:過去問をします。はじめは時間をかけ過ぎても、テキストを見ながらでもいいと思います。この段階の目標は本試験形式とその難易度に慣れ、問題の本質を見極めることだからです。一番大事なのは復習です。仕訳は間違えた問題はカードにしていきます。たまってきたらカードの問題を一通り解きなおしてみて、解けたらカードを抜いていき、新たに間違えたら足す、解けたら抜く、この繰り返しだけでも仕訳を解く力が上がると思います。

     また第2問以降は間違いノートを是非作るべきです。私はノートは自分の成長記録だと思っています。ノートに問題文と解説を写し気づいたことを書く、問題を解いた当日はここまででいいです。問題をドンドン解いてノートの中身を増やす中で似た問題に出会ったとき、新たに気づいたことがあれば以前書いたページに戻ってそれを書き足す。この繰り返しでノートを充実させていけば、自然と間違いは減っていくでしょう。私の場合漫画を描くという形でも復習をしてきましたが、やっぱり手を動かすのは大事です。出来合いの解説を読むよりも、手書きの解説のほうが頭に入っていきます。

     実践②:過去問を一通りやったら模擬問題をやって欲しいです。一日にやる分を「過去問(ノートをたっぷりとる)→過去問2回目&模擬問題一回目→模擬問題1回目&模擬問題2回目」の順に消化していくと無駄がありません。半端な時間は補助問題と復習に当てるといいでしょう。

     仕上げ:個人的には仕訳に重点を置くといいかなと思っています。仕訳は全ての問題の根本ですし、出来なければ他の問題にも響きます。もう一度今まで解いてきた仕訳問題を全て解きなおし、改めてきちんと身についているか確認し、苦手分野はテキストに戻って解き方を見直すといいのではないでしょうか。

     その際は簿記検定ナビの仕訳問題がとても役立ちます。私は仕上げの時間が殆ど無く、漫画に熱を入れすぎて仕訳は後回し気味でした。案の定本番では第1問は5問中2、3問しか出来てませんし、第2問も完璧な仕訳は出来ませんでした。…あとは楽しんで勉強できればもっと身に付くのが早くなると思います。

     今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     資格は現在は就活での強みとして生かしていきたいです。投稿文にも書いたとおり、私は学生時代から事務職志望で就活をして参りました。事務職は時として簿記の知識も求められます。今回試験に合格したことで自分に自信がつきましたし、アピールポイントにもなると考えています。勿論晴れて就職が決まれば実務で大いに発揮していきたいです。

     上位資格を目指す予定は今のところありません。私はあくまでも就活に弾みをつけようとして挑戦したので2級で満足しています。強いて言えば本番で8割は得点したかったなとは思っています。

    管理人コメント

     ふじまさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!自作の漫画の画像を見せていただいたときは、正直「やりすぎ!」と思いましたが(笑)、漫画形式で覚えていくとストーリーの流れで各論点を記憶出来るので、勉強時間に余裕のある方には一考の余地があ…いや、費用対効果を考えるとやっぱり「やりすぎ」だと思います(笑)

     漫画についてはひとまず置いておくとして、ふじまさんの勉強スタイルでぜひ見習っていただきたいのは、間違いノートを作る際に「声を出しながら書くことを心掛け、耳からも覚える工夫をしました。」という部分です。目・耳・口を使うことによって記憶の定着率が上がると言われていますので、間違いノートはぶつぶつ呟きながら作ると良いと思います。

     簿記試験レベルで間違いノートは必要ない、過去問の重要性は近年下がってきた…という意見もありますが、個人的には「日商簿記検定は、過去問対策と間違いノート作りは必須」だと思っています。短期合格・一発合格する人ほど、この2つを着実にこなしていますので、受験生の方にはぜひ見習っていただきたいポイントです。

    ふじまさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第126回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.59

    やっぱり過去問対策は大事!間違いノートは作り方にも気をつけよう!

    • 投稿者:janさん
    • 勉強形態:独学+学校
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約10か月

    衝撃

     第123回3級合格。合格さえすればいいと考えていたので、一緒に受験した知人が満点で合格した時の衝撃・敗北感は忘れられません。払拭するには2級合格しかないと思いました。5ヶ月半勉強し第125回2級を受験、けっこうやったつもりが「わかってなかった」ってことで、試験当日に不合格(58点)を確信。

     7月から126回に向けてまた猛勉強再開しました。2回目の受験ということで、多少は余裕があるのと次は絶対受からなきゃというプレッシャーがないまぜの日々でした。記憶がうすれる前に体験記に残したいと思います。

    計画

     計画は必要ですが、綿密なものは計画倒れしかねないので、大雑把にいつまでにこれを終わらせる、その程度でした。

    勉強時間

     夜遅くが苦手で昼型。仕事の合間に勉強ができる環境の中で仕訳、帰宅してからほぼ毎日2~4時間過去問に費やしました。休日は8時間ぐらい。集中力が切れると以前解いた問題もミス、そのダメージのほうが大きかったので、思い切って休憩しました。そうすると自然にまたやろうという気がおきました。

    苦手科目克服

     休日など時間がある時は、仕訳以外の苦手な科目をひとつひとつ退治すような気持で取り組みました。テキストにのっている簡単な問題から始め応用が理解できるまでしつこく。苦手なものは克服できると得意なものに化ける可能性大です。

    • 克服出来たもの…本店支店会計の内部利益・伝票記入・差異分析
    • 克服出来なかったもの…特殊商品売買(委託販売・委託買付)

    慣れた頃が要注意

     簡単な問題をど忘れしたり、月初月末のちがいで計算ミスしたり、有価証券の端数利息の計算を固定資産の売却や購入の問題に取り入れて不正解。期間の計算が伴う問題は下書きが不可欠、省略すると凡ミスを招きました。卸減耗と商品評価損のBOXと標準原価計算の差異分析のBOXの形のちがいをはっきりさせるまで混乱していました。「あれ?」と思ったら即効調べた方がのちのち楽です。

    期間別勉強方法

    • 7~9月 ひたすら仕訳と過去問

     仕訳は1問4点と点数が高いので出来不出来で明暗が分かれると125回で実感したため、まずはひたすら仕訳をすることにしました。簿記検定ナビでダウンロードした第100~124回の仕訳問題を千本ノックのように、繰り返しやりました。これでもかってくらい。

     不要になったコピー用紙A4を半分に折りミニノートを手作りし、三分の一あたりで横線を引き、下は計算に使用。必ず採点し、まちがった箇所には赤字で大きく正解を書きました。問題用紙にも印をつけ、一周し戻り正解すると進歩している実感がわいてきます。何周しても同じまちがいをしてしまう問題があったので、間違いノートをつくり、その都度テキストに戻って確認しました。

     さくっと受かるシリーズは125回時に購入。とっつきやすく、要点を押えているため最初に取り組むのに適していると思います。ダイエックスのまるごと過去問題集は第110~124回とたっぷり掲載。始めるといかに問題慣れしていなかったことに気づきました。最初は時間を計ってやるレベルに達していませんでした。落ちるのも当然です。

     過去問をなぞった学習の仕方に難を示す商工会議所のコメントがありましたが、時間内に問題を解くことに慣れるためには、過去問が一番だと思います(そのしっぺ返しが126回の第2問目に)

    • 9~10月 過去問 2時間以内

     時間を計ると一人でやっていても緊張感があり効果的で、慣れると解く時間が短くなってきました。簡単な採点表を作成し、日付と問題別の点数・合計点を記録しました。ラストスパート予想問題を購入。ちらちらのぞいては「まだ早い」としばらく暖めました。

    • 10~11月 予想問題

     勉強の仕方はこれでいいのか、選んだ教材はこれで良かったのか、迷いが生じ、そんな時は仕訳問題に没頭することにしました。ラストスパートに挑戦。合格点には達するものの、初めて取り組む問題は投げ出したくなるような点数で、途中でギブアップした問題もありました。

     125回時に通っていた学校経由で受験を申し込むと、直前ゼミや模擬試験に参加でき、10回分の直前ゼミ問題集をもらいました。その頃には過去問に慣れ学校の問題集が難しく感じました。各スクールには教え方に特色があると何かで読みました。

     10月最後の日曜日から学校のセミナー、直前ゼミに参加しました。同じ受験者からの刺激や情報、先生のアドバイスは貴重ですが、仕事終わりで週2回3時間、体力的にきついことを知っていたので体調を考慮しながら参加しました。風邪をひいている人もいるのでマスクをするなど体調管理も大事です。

     本番2週間前に模擬試験を受験。他に簿記検定ナビで本試験予想問題をゲット。ほぼ同じ予想。今回は簡単なのかも……これが当れば満点合格も夢ではない!しかーし、自分が本試験の出題者なら、そうはいくかと絶対に思います。出回っている予想が当ればだれも苦労はしません。

    試験日当日の1日の流れ

    • 9時頃:起床

     いつもと同じような行動でしたが、何度もトイレに通いました。家族にまだやるの?とちゃかされながらも残された時間はまたもや仕訳に費やしました。もはや精神安定の処方ですらありました。

    • 11時頃:昼食

     頭を使うために食事は絶対必要。菓子パンとバナナ、チョコレート。そしてトイレ。

    • 12時過ぎ:会場到着

     早すぎたかも、と思いきや先に来ていた人たちが必死に勉強していました。他人の電卓の音・咳払い・消すときに出る音などに過敏なタイプですが、3回目ともなると日頃からそれを想定してやっていました。

     ですが、そこの会場はとにかく机が小さい。3回目となってもイラッとしました。トイレに行ってから席についても仕訳のみ。ぎりぎりまで必死にやっている人もいましたが、自分は試験官が教室に入ってからは全部しまいじっとその時を待ちました。

    • 13時:試験開始

     パッと見ただけでも予想問題とはちがう事がわかり、解く順番を1→3→4→5→2変更してみるが、実際は解けるところを手当たり次第行ったり来たりという感じでした。


    • 第1問

     一見簡単そうでしたが、心臓がバクバクしている状況ではけっこう手ごわかったです。ここだけは1問も落としたくなかったので必死でした。手形の更改は新手形に利息を含む問題が圧倒的だったので、支払利息を思い出すまで時間を要しました。火災の問題では平成8年4月に取得、平成22年8月31日火災とあり、ターンテーブルを刻んでいて「長すぎ!」とキレ、22-8=からやり直し。


    • 第3問

     精算表が簡単だったことでやや気を取り直しました。


    • 第4問

     これも過去問にはなかったと思います。ラッキーだったのは、学校の直ゼミに参加した際に「外注加工費と特許権使用料は直接経費!」という先生の言葉が耳に残っていたことです。


    • 第5問

     標準原価計算は差異分析に重点を置いていただけに拍子抜け、逆に凡ミスしました。前期繰越も標準でやっちゃいました。連動しているため、結果8点落としました。パターン化したものも吟味しないで通り過ぎると痛い目に合う悪い見本です。なぜ本番に吟味しなかったのか?悔やんでも悔やみきれませんでした。「もうダメ、落ちた」と思いつつも時間いっぱいまで粘りました。何問かはそれで助かったと思います。


    • 第2問

     変な問題に当たったことに打ちのめされました。過去問にこんな変なのあったなと後で調べると第112回の社債発行、買入償還、購入の問題以来です。克服しきれず危惧していた特殊商品売買が満載。苦手な人も多いと思います。

     簿記検定ナビのクイズは何回も挑戦したのでなんとかなりそうと思っていたのに、残高試算表まで出てきて難易度を上げていました。勘定科目も冷静になればわかることがどれも始めて見るような気がしました。意地悪すぎる。部分点を拾うことで精一杯です。これをスラスラ解いた人はいるのでしょうか?

    試験を終えて

     猛勉強したわりには力を出し切れずまたもや敗北感。知人が満点合格した時の比ではありませんでした。基本は仕訳。問題数をこなす。問題をよく読む。冷静でいられない本番では、当たり前のことができなくなってしまうことを実感。合格とわかり、これで開放される!さっそく勉強道具を押入れにしまいました。が、どこか物足りない、寂しい気さえしています。

    管理人からjanさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
     おすすめします。さくっと~の基本問題は数字のケタが小さくて、同じ内容でも理解しやすいと思います。過去問題集はクリアすると自信がついてくるのでかかせないと思います。

     1回目の受験が不合格だった原因は、過去問題を知らなすぎたことでした。15回分を繰り返しやっていると重要な箇所が見えてきました。電卓については、無駄のない計算をするには機能が少ないためおすすめしません。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     自分なりのルールを作ること。それを早めにみつけることは大事だなと思いました。仕事をしながらは無理とか新しいことを覚えるにはちょっと年齢が…関係ありませんでした。やる気次第ということがわかりました。同じように思っている方々にがんばって取ってほしいです。

     勉強が嫌になった時も、短くてもいいからとりあえず毎日かかさず簿記にふれることで一歩前進、昨日より今日、今日より明日と根気良く積み重ねてほしいと思います。

     それと独学の人はとくに簿記検定ナビをフル活用してほしいです。私の場合、1回目の受験時は学校に通っていたことで、他に頼らなくても別に…と変に意地を張ってしまいました。このたびは本当にお世話になり、管理人さんありがとうございました。

     2回目の受験勉強で後悔したのは、せっかく作った間違いノートが、見直したい箇所がすぐにみつけられなくなってしまったことです。あとからも書き込めるようなスペースを空けノートをケチらないこと、探しやすいような工夫をすること(見出しシールなど)が大事だと思います。

     今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     これまでも見よう見真似で職場の財務諸表を作成していましたが、今年からは理解したうえで作成に臨みたいと思っています。11月21日試験が終わってから勉強をしていません。今、問題が解けるかどうか疑問です。覚えるのは大変だけど忘れるのは簡単だな~さらなる上はおいそれとは手が出ません。

    管理人コメント

     janさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!まずはリベンジおめでとうございます!社会人の方が平日2~4時間、休日8時間の勉強時間を確保するのはかなり大変だと思いますが、janさんは強い精神力で乗り越えられたとのことで…社会人受験生の方に大きな勇気を与えてくれたと思います。

     過去問についてですが、以前に比べて重要性が落ちた…という話しも耳にしますが、個人的には昔も今もこれからも「日商簿記検定3級&2級は、過去問重視の勉強方法で全く問題ない」と思います。第2問で新形式の問題が出題されて大騒ぎになった第126回試験も、第3問・第5問などは過去問対策をきちんとやっていれば短時間で満点(40点)取れる問題でしたし、第1問の仕訳も最低3問(12点)は取るはずですので、残り40点のうち18点取れば合格できたわけです。

     新形式の問題が出てきたときは、とにかく最後まで諦めずに部分点狙いに徹するようにしてください。今回の第2問の特殊商品売買の仕訳も、個々の難易度的には第1問の過去問と大差はなかったはずです(一部を除いて)問題を見て、「もうダメだ…」と思った瞬間に終わりですので、「自分だけでなく周りも面食らっているはずだ。完答する必要はないから、部分点を狙っていこう」と咄嗟に頭を切り替えることが大事だと思います。

    janさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第126回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.58

    資格の大原の直前模試が大きな転機に!間違いノートも大きな武器に!

    • 投稿者:書記長さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月半

    受験の動機

     来年度から社会人となる、大学四回生です。入社予定先が「社員の簿記2級以上の取得」の推奨を掲げていたため学生のうちに取得しておこうと思い受験することとなりました。それに加えて会計や簿記とは無縁の学部であったため「簿記が何なのかも分からない状態」だったことからの焦りも受験動機の一つです。

     同期入社の人はすでに2級取得している人も多かったためかなり焦りました。そのためいきなり2級まで一気に取ってしまいたいという多少無茶な計画を立ててしまった理由でもあります。

    使用参考書

    • はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から!(かんき出版)
    • スッキリわかる日商簿記3級 (TAC出版)
    • スッキリわかる日商簿記2級 商業・工業(TAC出版)
    • 日商簿記2級 完全演習 商業・工業 (ダイエックス)
    • 日商簿記2級第126回直前予想(TAC出版)
    • 日商簿記2級第126回を完全予想(ネットスクール)
    • 合格するための過去問題集 (TAC出版)

    期間別勉強方法

    • 8月下旬~ 簿記基礎
    • 9月初旬~ 3級問題集
    • 9月中旬~下旬 2級商業簿記
    • 10月初旬~中旬 2級工業簿記
    • 10月下旬~ 過去問
    • 一週間前 過去問・仕訳・予想問題

    序盤(~3級)の勉強方法

     簿記取得を決意したときには8月の下旬に差し掛かっており11月受験まで勉強時間は二ヵ月半ほどしかありませんでした。その時点での私の簿記の知識は漠然とした「簿記とは会計につかう何か?」といったものしかありませんでした。そこで8月下旬から9月に入るまでの数日間は「簿記」とは何かを学習することを着手しました。

     日商簿記検定の対策本を眺めてみたのですが、何に使うために何をやっているのかさっぱり分かりませんでした。そこで、私は主に「かんき出版 浜田勝義著の『はじめての人の簿記』を読み学習しました。簿記の基礎の基礎から3級の序盤にかけての知識の解説が中心の書籍で漫画での解説もありイメージしやすい形となっています。

     9月の初旬に入ると上記の書籍と並行して「TAC 滝沢ななみ著 『スッキリわかる日商簿記3級』」を使用し3級レベルまでの簿記のイメージ象をつかむように主に「単語の意味合い」や「何を目的として作業するのか」を暗記しました。ある程度の全体像がつかめたら「スッキリわかる日商簿記3級」の後半についている問題集を軽く解く程度しか3級の学習は行いませんでした。

    中盤(2級~)の勉強方法

     9月の中旬に入ると一気に2級の学習に入りました。3級は軽く触れた程度しか学習しなかったのですが2級の商業簿記において3級の延長のものが多いと感じたためおもいきって2級の学習を中心に行う戦略をとりました。

     2級の学習は「TAC 滝沢ななみ著 『スッキリわかる日商簿記2級 (商業簿記・工業簿記各2冊)』」「ダイエックス 日商簿記2級 完全演習 (商業簿記・工業簿記各2冊)」を使用しました。

     11月受験までカウントダウンがはじまっていたため10月中旬いっぱいまでですべての範囲が終わるように一週間ごとにくぎりを付けて学習する予定としました。例えば9月6日~10日までは商業簿記の有価証券までの問題を解けるようにする、などです。

     日曜日には1週間の範囲内で問題集から抜粋した簡単なテストを行いました。8割正解を目標として時間を計測して解いていましたが、実際はほとんどが 正答率5~6割を推移となりかなり苦戦。

     10中旬に入り論点別学習を終了し、過去問による学習にシフト。書籍は「TAC 合格するための過去問題集 2級」を使用しました。計測時間は1時間半と少し短く設定し毎日1~2回分解くようにしました。最初過去問を解いたときは、冷汗がでるぐらい解けませんでした。

     約1か月とは言えある程度学習していたので6~7割くらいはとれるかな?と甘く見ていましたが実際は4~5割がほとんど。しかし過去問になれれば点数は伸びると信じあまり気にせず過去問をひたすら解きました。その甲斐あってか徐々に点数も伸び7割に手が届くこともありました。

    終盤の勉強方法

     本番1週間前となり、直前の対策として資格の大原が行っている直前模試に参加。しかし5割を切るという大惨敗の結果になってしまい1週間前にして焦りが募ってしまいます。あわてて再度過去問の傾向分析を行いました。過去問分析をしていくと、過去問がある程度ケース別に分かれていることに気付かされ、どのようなパターンがあるかを書きだしていきました。

     例えば第3問に多い精算表の問題は売上原価、有価証券、減価償却、引当金などを中心としたものがほとんどです。仮に見たことがない設問がでても仕訳ができれば清算表上で仕訳をしてやればいいだけです。

     他に出題される第3問の貸借、損益、支店本店などは精算表の形をかえたものや+αの要素があるにすぎません。それにその+αの部分を律儀に検定では聞いてきてもらえるので+αの部分に重点を置けばいい。そういった風に問題の視点を変えて解いていきました。

     私のおすすめは簿記検定ナビさんをはじめとした、各社の予想問題をやることです。各社の予想考察が記載されているのですが、その考察を読むことで私は問題のパターンが理解できるようになりました。「この問題はあのパターンでこの論点を聞きたいのだな」ということが問題を見た瞬間わかると格段に正答率があがります。

     いままで漠然と過去問を解き過ぎた…といった反省の下、過去問で間違えた場所を「間違えノート」にまとめていきました。一度間違えたところは間違えないようにするといった気持ちで過問の復習を行いました。間違いを書き出して行くと、間違えているところはだいたい同じ論点ということにも驚愕しました…。

     最後の一週間は主に過去問の傾向見直しと解き直し、予想問題、そして再度仕訳の重要性を感じ簿記ナビさんの仕訳集をやりました。私は工業簿記が全体的に苦手でした。しかし1週間前にして逆転し得意分野に。これは上記した「何の論点かのパターン訳」をすることで絶大に効果を発揮した結果です。工業簿記の論点はケース分けさえしてしまえば簡単に感じました。

    試験日当日の1日の流れ

     私は2級しか受けなかったため(1週間前にかなり後悔しました)昼から試験でした。いつもどおり朝の7時前後に起床。朝食をとるやいなや仕訳問題をひたすら解き続けました。仕訳問題に疲れた合間に間違いノートと過去問を照らし合わせ軽く解くなどをやっていました。

     試験会場には1時間前に到着。試験を行う机で精算表の簡単な問題を解きイメージトレーニングをしていました。試験を開始と同時にすべての問題をチェック。第二問の奇問具合に心のなかで「あぁやっぱり第二問は変な問題がでるときがあるのね」と不思議なくらい落ち着いて対処できました。

     問題の解答順は第一問→第四問→第五問→第三問→第二問でした。第二問以外はすらすらと解けたので40分くらいで第二問に着手。第二問も分からないところもありながらも「あぁ仕訳ができるか試すだけか 」と考え設問を次々と仕訳。そのまま第三問系統と同じ要領で処理していきました。この時点で1時間を少し過ぎたぐらいでした。残り時間はいっぱい見直しに使いました。

     結果は 12・12・20・20・20の84点でした。仕訳の書き損じというまさかのミスで8点損失してしまいましたが3~5問が満点でかなり嬉しかったです。

    反省点

     過去問を解くときに傾向やパターンを考えずやみくもに解いてしまっていたことが反省点です。直前模試のおかげでなんとか軌道修正できましたが、もっとはやくこれに気づいていればかなり楽だったのではないか?とも考えましたが、ある程度過去問を解いておいたのは大きかったです。

    感想

     簿記は継続力が直結すると痛感しました。論点ごとの学習を行っている時期はひとつの論点をやるとひとつの論点が頭からなくなっていくような状態でした。そのためなんど忘れても、やり直すことが大きな力となります。そして最後まであきらめないことがほんとうに必要です。最後の一週間が私にとって一番の転換期でしたので、食らいつくことが大切です。

    管理人から書記長さんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     CASIO MW-12Aを使用しました。メモリ機能があれば問題ないな?程度の認識であったためこだわりはありませんでした。試験後に電卓にいろいろなタイプがある事を知ったので…上記は無難なものだと思います。
     書記長さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     工業簿記の標準原価計算と直接原価計算の違いが分からなくて苦労しました。教科書的な回答はできるのですが、いざ問題を解くと自分が何を求めているのか分からなくなってくるので…。対策としては問題を見て「求めるべきもの」を把握してから解くことを意識しました。ただ闇雲に問題の解き方を覚えるだけでは何をやっているのか本当に分からない論点だと思います。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     「問題をとりあえず解いて、その解き方をまる覚えする方法」を最初とっていたのですがこの方法では点数が頭打ちしました。また、少し工夫を凝らした問題や暗記だけしている人には解けないように設定してある問題(今回の第二問は典型的な例です)は太刀打ちできません。問題の意図を理解し、簿記の仕組みを考えながら覚えていくことが望ましいと思います。
     今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     私は3級をすっ飛ばして2級を受験したため、3級でのみクローズアップされている論点などがまだぼんやりしています。そのためもう一度3級の復習をしたいと今は考えています。将来的には税務の担当になるので税理士の資格を部分的に学習していければと考えています。

    管理人コメント

     書記長さん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!大原の出題予想会が大きな転機になったとのことですが、最近は書記長さんのように、専門学校の無料イベントを賢く利用して合格される方が増えていますねぇ。全国各校で随時行われている資格の大原の出題予想会・直前模試の情報は公式サイトに掲載されていますので、興味のある方は一度チェックしてください。

     あと、間違いノートを作ったことにより、間違えているところはだいたい同じ論点ということに気づいたとありましたが、この「気づき」が間違いノートを作る一番のメリットなんです。流れとしては、間違えるところはだいたい同じということに気づく→問題を見ただけで「いつも間違えてしまうところだな」と分かるようになる→間違いが減るという感じになります。

     ケアレスミスが減らない人は、騙されたと思って間違いノートを作って、何回も目を通すようにしてください。すぐに効果を実感できると思います。ポイントは、「自分が分かればそれで良いので、丁寧に作り過ぎないように気をつける」「無理に覚えようとする必要はないので、とにかく細切れの時間に何回も目を通す」の2点です。

    書記長さんが使われた教材や電卓のまとめ