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  • 第125回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.43

     専門学校の簿記講座は、高いお金を出しても受講する価値アリです!

    • 投稿者:ともBさん
    • 勉強形態:専門学校(通信)
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約4か月

    1度目の挑戦はほろ苦い結果に

     1回目の受験(124回)の時は、職業訓練で簿記を習っていたのですが、3級も同時に受けましたが、不合格でした。本来なら3級に絞って受験すべきところを、欲張って有料で2級の講習を先生にお願いしたからです。3級でさえ初めて勉強するのに、2級の勉強まで短期間でつめこむのは、今考えると無謀でした。

     3級は65点、2級は31点しかありませんでした。しかし、それがベースとなったのは確かです。2度目の受験に向けて、ある程度の知識が出来ていたので、簿記が段々と面白くなっていました。

    某経理学院の教材との出会い

     2度目は2級に絞って勉強しようと決意し、弟が購入してまだ開封していなかった某経理学院の教材をもらって、パソコンで勉強しました。CD-ROMをセットすると講師の方が出てきて、ものすごく分かりやすく説明してくださるので大変助かりました。

     さすがプロだなあと感動し、ファンになりそうなほどでした。テキストや問題集もたくさん入っていて、勉強しやすかったです。しかし、この教材のお値段を知った時には驚きました。やはり、分かりやすいだけにそれなりの経費はかかるのだなあと納得でした(職業訓練は教科書代のみしか要らないのですが…)

    簿記検定ナビとの出会い

     日商簿記の2級は商業簿記と工業簿記の二つがあり、出題範囲も広いので、予想問題が知りたくて、簿記検定ナビを見させてもらいました。見事、本支店会計が出題され、感謝の思いを伝えたくて投稿しています。本当にありがとうございました。

     本支店会計が出題されるだろうと知った時点では、問題が解けていませんでした。勉強したはずなのに、頭に入っていなかったようです。本支店会計を意識して集中的に勉強し、試験当日は20点満点でした。第1問の仕訳がかなり難しく、私は2問しか正解できませんでしたし、総合でぎりぎり70点を上回ったぐらいでしたので、この予想は本当に大きかったです。感謝の気持ちでいっぱいです。

     仕訳で悩んでかなり時間を費やしたので時間が足りるか不安になりましたが、他の問題は比較的すんなり解けて、時間が20分ほど余りました。なのでまた仕訳に戻って役員賞与の仕訳を書き直しところ、書き直す前の仕訳が正解でした(悔しい!)

     ほかの問題も見直していると、極度に緊張していたせいか、あきらかに間違った答えを記入していて慌てて書き直ししました。これは気づいてよかったと思いました。私は今、失業中で時間がたくさんあったので、朝から寝るまで集中して勉強できたことも、不幸中の幸いだったように思います(2回目の試験までに約2カ月半の時間がありました)

    試験日当日の1日の流れ

     2級は午後からなので、午前中は自宅で最後のラストスパートで問題を解いていました(仕訳問題を重点的にやっていました)うっかり一番大事な電卓を忘れそうになり、ひやっとしました。自宅で勉強していた際に、雑貨屋で買ったおしゃれな電卓を使用していたのですが、この電卓でいいのか不安になりました。でも、使い慣れた電卓の方がいいと思い、それを持って行きました。裏を見るとCanonと書いてあったので、なるほどおしゃれな割に使い勝手がいいわけだと納得してしまいました。

     11時半ごろ、会場近くのカフェでサンドイッチとアイスコーヒーを注文し、軽く昼食を済ませ、テキストを復習していました。私はこの時期、花粉症があり、試験中に鼻水やくしゃみが出ては困るので鼻炎の薬を飲みました。12時45分頃にお手洗いを済ませ、カフェを出て会場に向かいました。

     会場の入り口では某専門学校の方がチラシを配られていたので受け取ったのですが、最後の復習で仕訳問題が載っていて活用させてもらいました。また、試験後の解答速報会のサイトなども載っていましたので、受け取って良かったと思いました。試験の30分前に会場に到着しましたが、既にたくさんの方が席につかれて、テキストや問題集で復習されていました。試験が始まる15分ほど前に、もう一度お手洗いに行きました。

     試験が始まると、ものすごく緊張して手が震えました。しかも仕訳問題が難しく、しょっぱなからパニックでした。隣の方の電卓の音が気になって仕方ありませんでしたが、この日のために毎日勉強してきたのですから、絶対受かるという気持ちで、自分に「大丈夫!落ち着け!リラックス!」と言い聞かせながら頑張りました。

     終わった後は、薬を飲んだせいもあってのどがからからでした。受験時にはペットボトルの水など常備していた方がいいかもしれません。出口で色々な専門学校の方が回答速報入りのパンフレットを配られていたのでいただきました。昼食を済ませたカフェに寄ると、気のせいか店員さんが「さっきも来た人だ!」というような表情をされて、少し照れくさかったことを覚えています。

    管理人からともBさんへ追加の質問

     某経理学院の教材の良かったところと、イマイチだったところをできるだけ詳しく教えてください。
     某経理学院の教材の良かったところは、CD-ROMに出てきた講師の方の説明が大変分かりやすく、かみくだいて説明してくださっていたところです。受験生がよく引っかかるところや、よく質問されるところを熟知しておられるようで、そういった部分を理解しやすいように説明されていました。

     また、問題集がたくさん入っていて、それを解くことで力がついたように感じています。イマイチなとこは、強いて言えば、質問したい時にすぐに質問できないことです(仕方ないことですが…)

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     私が今回使用した電卓は、デザイン性重視のものでしたので、私にとっては使いやすかったのですが、他の人がどう判断するかは少し疑問です(おすすめとまではいきません)機種はCanonのLS-Smartで、FrancFrancで購入しました。

     家電量販店のおすすめで980円くらいで購入したCanon LS-120TUは、前回の試験の際に使用しましたが、安定感がなくボタンを押した感じが軽すぎて、カシャカシャという音など、どことなく使いにくく違和感を感じます。

     ともBさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は、総合原価計算です。ボックス図を使って数字を出し、その数字がピッタリ合っていた時に快感です(笑)また、本支店会計は、利益がどこにどれだけ含まれているかを算出するのが面白いと感じました。

     苦手な論点は仕訳問題の社債や、受託・委託販売の問題などです。結局、今回の試験でも解けずに克服できないままでした。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     自分が苦手としている部分を把握しきれていなかったように思います。そのため、問題を解く時によく同じところを間違えていました。ぼっちーさんもおっしゃっているように、ノートなどに苦手な部分を書き留め、そこを徹底的にマスターすることが大切だと思います。後はやはり、たくさん問題を解き、分からないところを理解していくことです。
     今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記2級・1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     今後は簿記2級を活かせる仕事、税理士事務所勤務または経理事務の仕事に就きたいと考えています。そして、仕事をしながらまた、上(税理士科目取得)を目指していきたいと思います。

    管理人コメント

     ともBさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!某経理学院というのは…大栄さんでしょうか。受講料を軽く調べてみたところ、簿記3級は25,000円前後、簿記2級は60,000円前後、簿記1級は140,000円とのことで、プライス的には若干高めのようですが、「この講座のおかげで合格できた!」と感じられるほどの内容なのであれば、個人的には決して高い買い物ではないと思います。

     簿記検定ナビでは、簿記3級と簿記2級に関しては独学で十分合格可能だと耳が痛くなるほど言っていますが、どうしても次の試験で合格したい場合は、専門学校の講座を受講するのもアリだと思います。金銭的な負担はどうしても大きくなってしまいますが、独学ではなかなか手に入れることが出来ない貴重な情報を得られたり、独学受験生特有の「精神的不安(この勉強方法でいいのかな?など)」から解放されたりしますので、興味のある方は資料請求等をしてみてはいかがでしょうか。

     なお、専門学校については、資格の大原やTACなどのメジャーどころであればまず問題ありませんし、中堅学校の講座も基本的に大差はありませんので、講義の雰囲気や価格などで決めるようにしてください。ちなみに、もし僕がもう一度受講するのであれば…一番バランスの良い資格の大原を選ぶと思います。

    ともBさんが使われた教材&電卓のまとめ

    • 教材:某経理学院の教材
    • 電卓:Canon LS-Smart
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第125回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.6

     社会人でも、勉強期間3か月で簿記3級&2級のダブル合格可能です!

    • 投稿者:chigusaさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     こんばんは(打っているのが夜なので)、勤続1*年の会社員です。このごろ会社以外の活動もありかもと思い始め(会社の将来も心配^^;)、やっぱりまず簿記ができないと!というようなノリで勉強しようと思いました。

     無謀にも、一気に2級までとってしまおうと考え、大変でしたが、勉強時間が圧倒的に足りない状態で、1回で運良く合格できて、ほっとしています。勉強時間が取れない方でも、なんとかなると思っていただけるならと思い、投稿いたしました。

    勉強時間(勉強期間)について

     勉強期間は3ヶ月間で、平日は1時間程度、土・日・GWは半日くらいでしょうか。その間、4月には事務所の引っ越し、その後、風邪を引いたり、さらに直前2週間は後述のとおりあまり勉強できず、前日に1日かけて復習したくらいです。

     5月中旬から1ヶ月、過去問と予想問題を解く期間に充てましたが、全然追いつきませんでした。勉強時間が取れない場合は、テキストやトレーニング問題はさらっと一通りだけやって、過去問をこなすのを2ヶ月かけたほうがいいと感じました。3ヶ月ではちょっと厳しかったです。4ヶ月あると多少のトラブルがあっても余裕があり、だいぶ楽になるかなと思います。

    学習教材について(番号は手をつけた順番です。)

    • 簿記3級
    1. なるほど合格塾日商簿記3級(中央経済社)/3月
    2. サクッとうかる日商3級商業簿記トレーニング/3月~4月
    3. サクッとうかる日商3級商業簿記テキスト(買い足し)
    4. ラストスパート模試/5月下旬

     ①は、仕訳の理解にはとても良かったのですが、帳簿の解説が少なくて、新たにテキストを買い足しました。②は、簿記検定ナビおすすめテキスト&問題集のページやアマゾンの書評を参考に、店頭で確認して購入。ひととおり解いてみました。テキストを読んだ直後にする問題としては良かったと思いました。

     ③は、トレーニング問題を解いていてよくわからないところが出てきたら読むという使い方をしました。④については、4回分、時間をはかって一度だけ解いてみました。3級は過去問をする時間はとれませんでしたが、この模試がそこそこできたので、大丈夫かなと思い、気にしないことにしました。

    • 簿記2級
    1. すいすい簿記マンガみてGO!日商2級商業簿記/4月
    2. サクッとうかる日商2級商業簿記トレーニング/4月~5月上旬
    3. すいすい簿記マンガみてGO!日商2級工業簿記/4月
    4. サクッとうかる日商2級工業簿記トレーニング/5月上旬
    5. 出題パターンでマスター過去問題集(TAC)/5月中旬~6月
    6. ラストスパート模試/5月下旬~6月

     ①は、電車の中で読むのにちょうどいいサイズ・内容でした。マンガとなっていますが、マンガは一部で、簡潔に、必要な内容はひととおり入っています。②は、ひととおりだけ解いてみました。このあたりで少々くじけそうになる気配もありましたが、持ちこたえました。③は、通勤の友(?)でした。でも、マンガだけ見てたような気もします…。

     ④は、GWを利用して一通り解いてみました。このときには工業簿記の方が楽、と思っていたのですが…。⑤は、直前までかかってようやくだいたい一通り終えました。もっと早くに手をつけるべきでした。出そうなところで不得意なところから、重要度を考えながらやっていきました。⑥は、2回分は2時間で全部を解いてみましたが、あとは苦手な問題と仕訳だけやってみました。

     なお、上記の他に、2級はネットスクールの「とおるテキスト」を念のため用意しましたが、気になるところだけ読んだだけでした。

    勉強方法について

     経理部門ではないのですが、仕入担当で仕入伝票を起票したり、輸入の船荷証券も扱っていました。個々の原価を合計して商品単価を出したりもしていましたので、テキストの内容はわりと理解しやすかったように思います。勉強時間はありませんでしたが、実務経験は、学生さんにはないアドバンテージかと思います。

     2級のトレーニングをひととおり、5月GW明けに終了しました。工業簿記が難しいと聞いていましたが、工業簿記の方が好きでこの時点では順調だと感じていました。しかし、GW明けに大原であった2級の無料模試はまったくできず、ショックでした。元々実力がない上に、試験の雰囲気に焦ってしまい、落ち着いて解くことができませんでした。自己採点で50点に届かなかったかと思います。

     慌てて、過去問を始めたのですが、これがまたなかなか量をこなせず、もう1ヶ月前に勉強を始めれば良かったと後悔しました。直前2週間前には、初めて経験するほどの重度の肩こり(慣れない勉強のせい?)で、頭が痛くなり、試験を受けることも難しいのではというくらい、うつむくのもつらい状態でしたが、整形外科で注射を打ってなんとか試験を受けました。(これは社会人のビハインドなところでしょうか!?)

     結局、過去問は試験に出そうにないところをとばしてそれでも一通りしかできませんでした。ただ、間違えたところは、小さいノートに記入して、試験前日と当日に見直すようにしました。こんな状態でしたので、3級は、時間がなくて過去問はいっさいせず、ラストスパート模試を時間を計ってやっただけ。2級のラストスパート模試は、2回分しかこなせず、後は苦手な問題だけをひろってやるので精一杯でした。

     最後は、割り切って、無理に手を広げず、70点取れたらいいのだからと、気楽に考えました。こんな状態で受かったのは、2級の試験が前回よりも易しかったのと、出題予想がおよそ当たっていたおかげです。簿記検定ナビもいろいろ参考にさせていただいていました。ありがとうございました。

    試験日当日の1日の流れ

    • 簿記3級

     30分前に会場の高校に到着。大雨で窓を閉め切っていましたが、エアコンがない!のでとても蒸し暑かったです(会場を選べる方は、エアコンの有無を調べておいた方がいいかと思います…)気分転換で、音楽を聞きながらまとめたノートや仕訳の確認をしていました。「ラストスパート模試」で、3級は時間に余裕があることがわかっていたので、落ち着いて受けることができました。

     解く順番は、1→2→4→5→3にしました。第二問は、「え、締め切りってどう書くんだろ」と思いましたが、満点である必要はないと考えました。第4問、国債の利札の扱い。これは勉強していないので、勘でとりあえず書いてみましたが、見事に玉砕。配点が8点で良かった…。

     第5問は、比較的容易に貸借が合ったので、ほっとして第3問。財務諸表(損益計算書/ 貸借対照表)を作成する問題で、3級ではあまりないようですが、2級で財務諸表の過去問をしていたので、大丈夫でした。一度見直ししても時間が余りましたが、退出するのはもったいないと思い、何度か見直しして時間をめいっぱい使いました。

    • 簿記2級

     2級を受ける前に、会場の近くのレストランでご飯を食べながら、ノートや過去問の見直しをしていました。やはり30分前に教室に入って、音楽を聴きながら最後の見直しをしてました。しかし、2級は「ラストスパート模試」で時間が足りないのがわかっているせいで、焦りました。ざっと問題を見て、 解く順番は、1→4→5→2→3、予定通りにしました。

     第1問、仕訳、焦って思ったより時間がかかりましたが、なんとか解いて(実はケアレスで1問落としていました)、第4問、工業簿記の仕訳と簡単な予算差異の問題。標準原価計算はチェックしていたので、焦っていたわりには、ここは満点で、第5問、よし、好きな総合原価計算だ!しかし、包装材Tの処理を間違っていて、最後端数が出てしまいまいた。時間がないので、部分点にはなるかと思い、いったんあきらめて、第2問へ。

     見たことのある形式の問題で、手応えをつかんで最後の問題、第3問、しかし、時間が既にあと30分強しかありませんでした。出題されそうと思って取り組んでいたものの、苦手な本支店会計の問題。ただ、推定ではないので助かったと思いました。繰り延べ内部利益の数字にまず丸をつけて、試験終了10分前になんとか解き終わり、第5問を見直しましたが、時間切れでした。

     今思えば、仕訳を見直せば、簡単な計算ミスが容易に発見できたのに、と後悔しました。自己採点では、なんとなく、大丈夫そう!とは言っても、見直す余裕もなかったので、ほんとに数字が合っているのか、少々不安でした。結果は、ほぼ自己採点通り、3級は90点、2級は86点でした。2級は見直しもできなかったのに、ケアレスミスが1カ所だけで済んで、助かりました。

    管理人からchigusaさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     当初使っていたのが、カシオのJW10-C(かなり古いもの)で、使いづらく、10桁だったこともあり、新しく購入しました。簿記検定ナビで勧めていただいていたのを買いたかったのですが、近所で販売していたのが類似のCanon HS-1210TUCだったので、こちらを購入しました。

     大きいのと、千、万のキーがあるのが便利でした。大きくなっただけで、正確さが全然違ってきました。メモリー機能は、カシオのから変わって覚えている余裕がないので、使いませんでした。

     chigusaさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意というほどのものはないんですが、しいていえば、商業簿記は未着品販売・委託販売などの仕訳と伝票会計は、仕入業務や貿易実務を少々やっていることも あり、理解しやすかったです。工業簿記は、総合原価計算が好きでした。

     苦手なものは、実は、今回出題予想にあがっていた、本支店会計の、とくに推定問題が苦手でした。過去問を集中的に解いたりしましたが、推定はやっぱり苦手です。これは独学でコツがつかめなかったせいなのかもしれません。

     あと、標準原価計算は、解き方を覚えてなんとかしました。帳簿組織も最初は苦手でした。そういった、苦手でかつ、試験に出そうなジャンルから勉強するようにしていました。もっとも、実際の試験の出来は、本支店会計のほうが満点で、総合原価計算は部分点で逆になってしまいましたので、何が得意で何が苦手なのかという感じなんですが…。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     社会人の方はできれば余裕を持った日程にしたほうがいいと思います。特に、過去問を解く期間は自分が思うより長めにしておいたほうがいいです。時間がなくて、過去問を一回転すらできないのは、精神衛生上も実力上もあまりよくないです。教材は、簿記検定ナビや書評を調べて評判のいいものの中から自分に合うものを店頭で見て選ぶのがいいかと思います。

     問題を解く量は少なくても、質をあげるために、間違えたところ、なかなか解けなかったところは、簿記検定ナビでもおすすめされているように、ノートにまとめると後から見直すのにも便利でいいかな、と思います。

     最後は、ある程度割り切っても大丈夫かと思います。例えば、3級の国債の利札がわからないだけで不合格になるようなことはありませんし、配点の大きい重要な問題をまず解けるようになることを目指して、完璧はあえて目指さないというのも精神衛生上ありなのではと感じています。

     今後は簿記3級&2級をどのように活かす予定ですか?簿記2級・1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     元々、2級がとれたらいいと考えていました。今年は当初の予定どおり後半は、今までの業務に関連した他の資格の勉強をしようと考えています。ただ、簿記は自分にはあまり向いていなくて大変だったのですが、興味も出てきてここでやめるのもなんだかもったいないような気がして、来年、まだ勉強する気力があれば、検討するかもしれません。

    管理人コメント

     chigusaさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!かなり詳しく書いていただきましたので、中身の濃い合格体験記に仕上がっていると思います。

     chigusaさんの勉強スタイルで参考にしていただきたいのは、多くの教材を入手し、その中から取捨選択をされている点です。教材が自分に合うのか合わないのかは一見しただけでは分かりませんので、一度じっくり腰を据えて取り組んでから「合っている」「合っていない」の判断するのが一番確実だと思います。

     たまに「昔の教材をもらったんですけど、これで勉強しても大丈夫ですか?」というchigusaさんの勉強スタイルと正反対の質問をいただきますが、個人的にはおすすめできません。短期合格を目指すのであれば、最新版の教材をきちんと揃えて集中的に勉強するようにしてください。

     最後に…勉強期間3か月でダブル合格されたchigusaさんは、かなり頭の良い方だと思います。普通レベルの方が同じような勉強期間で同じような勉強をした場合、どっちも中途半端になってダブル不合格になってしまうことも考えられますのでお気をつけください。自分の実力を客観的に評価することも重要です。

    chigusaさんが使われた教材&電卓のまとめ

    • 教材:「学習教材について」の項をご覧ください。
    • 電卓:Canon HS-1210TUC
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第125回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.33

     「考える勉強」を実践して、見事に短期満点合格!

    • 投稿者:とびさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月半

    はじめに

     運が良かったのもあるのですが、私は100点を取ることができたのでどのように勉強したのかをまとめてみました。少しでも参考になれれば幸いです。

    この体験記の筆者について

     簿記初心者の会社員28歳。財務諸表を読めるようになりたいのと、会計財務について知識を身につけたいと思い簿記に挑戦することにしました。

    使用した教材(テキスト・問題集・電卓)

    • テキスト
    1. 知りたいことがすぐわかる! 「簿記」のはじめの入門書
    2. 10日で合格るぞ!日商簿記3級 光速マスターテキスト
    3. 日商簿記受験生のための電卓操作完ぺき自習帳
    • 問題集
    1. プラス8点のための問題演習 日商簿記3級
    2. 日商簿記3級 第125回をあてるTAC直前予想
    • その他
    1. 簿記検定ナビの仕訳過去問題
    2. 10日で合格るぞ!日商簿記3級 光速マスターテキスト購入者特典精選模試
    • 電卓
    1. Canon HS-1210TU

     Amazonで評価が高かったのでこれにしました。素晴らしい電卓だと思います。私は入力スピードが早くはないのですが、「万」「千」キーがあり、わざわざ0を入力しなくてもいいので計算スピードが速くなり、入力ミスも少なくなります。

    勉強期間と1日の勉強時間

     勉強期間は4月の下旬から試験直前までで、1日の勉強時間は1日平均1~2時間、多い日で3時間程度でした。

    勉強の方法

     基本的には「テキストを読んで、問題を解く」でした。間違いノートは作りませんでしたが、要点のまとめや問題を解くのにノートを使いました。問題集についていた解答用紙は2周目に使用するため、試算表や精算表の問題もノートに枠を手書きしました。

    勉強の流れ

    • 勉強開始から4月末まで

     まずはテキストの①を読み、簿記の概要について学びました、このテキストは薄いので2~3日で読み終えました。その後テキストの③を読み、電卓の機能や使い方を学びました。テキストの③は簿記の問題も含まれていましたが、2級の内容も含まれていた為、手をつけずに、電卓の機能、操作に関する記述のみにフォーカスしました。四月中にテキストの②に着手しました。

    • 5月

     テキストの②は10日で合格るぞ…だったので、基本的に1日ずつ進めていきましたが集中していた日や金曜、土曜の夜などは2日分進めたため10日かけずに終了しました。テキストの②は絵も可愛く、内容も理解しやすかったので、勉強していて楽しかったです。2級用にも同じものを買いました。

     テキストの②が終了した後に問題集の①に取り掛かりました。この問題集はまるで講義を受けているかのように進めることができ、問題を解くたびに力がついていくのを実感しました。テキストでの知識もこの問題集のおかげで定着させることが出来たと思います。しかも本試験にそった作りだったので、解き方のポイントも大変参考になりました。ただ、問題集を1周したところで、以下の問題点が残っていました。

    • 試算表に時間がかかりすぎる
    • 決算整理仕訳に不安あり
    • 損益振替仕訳に不安あり

     試算表に時間がかかりすぎる点については、簿記検定ナビの簿記3級質問掲示板に対策を相談したところ、管理人のぼっちーさんよりアドバイスを頂きました。詳細は質問掲示板を参照してください。決算整理仕訳や損益仕訳についてはWebで調べて自分なりの理解を深め、問題を繰り返し解くことで克服することができました。

    • 6月から試験前まで

     この時期は試算表、精算表の問題、簿記検定ナビの仕訳問題対策を間違わなくなるまで繰り返し解きました。その後、サービスでもらった模試やTACの直前予想で本試験のシミュレーションを行い、この時点で90点前後の点数をとることが出来ていたので、合格には自信を持っていました。

     TACの直前予想は本当に買って良かったです、なぜなら第三問の貸借対照表と損益計算書の問題、第四問の有価証券利息、通貨代用証券について事前に確認する事が出来たからです。

    試験日当日の1日の流れ

     簿記検定ナビに試験前日の過ごし方(→日商簿記検定 前日・当日マニュアル)が載っていたので、そこに書いてあったホットミルクは試してみました。

     翌朝は6時頃に起床し、模試やTAC直前予想で間違えた箇所をサイド確認し、後はのんびり身支度を始めました。その後、8時半頃に試験会場に到着し、トイレを済ませた後はテキストを開く事もせずリラックスして試験開始を待ちました。

    • 第1問:仕訳問題は量もこなしたので、自信を持って全問解く事ができました。
    • 第2問:簿記検定ナビの予想や、TAC直前予想にもあった通り、商品有高帳の問題でしたね。ただ、予想外だったのが「締めろ」という指示でした。とりあえず払出しに次期繰越は記述してみたのですが、解答速報を見ると一番下に合計が必要だったと知りました。ただ、今回そこは採点範囲外だったようです。
    • 第3問:貸借と損益の問題は少し予想外でしたが、TAC直前予想でやっていたので、落ち着いて解答することができました。減価償却累計額を建物~、備品~としてしまったのですがそこは○にしていただけたようでした(試験後、建物~、備品~としても○なの?×になるの?と質問掲示板に質問させていただきました。過去に○になったよと回答してくれた方がいらっしゃったので少し安心しつつ合っている事を願いました)
    • 第4問:これまた予想外の問題でした。金庫の中身?と動揺しながらも利札の仕訳や通貨代用証券を選び過不足の仕訳をしてみました。合ってるのか?と疑問に持ちながらもそれっぽい金額になったため少し期待していました。試験後、会場出口で第一問、第四問だけの解答速報がくばられていたので確認したところ、第一問も第四問も全て合っていたので嬉しかったです。
    • 第5問:普通の精算表の問題だったので、今までの練習通りに解く事ができました。

     第5問まで終えた時点で残り時間も30~40分あったため、第1問・第4問の解答と 第2問・第3問・第5問は合計値や当期純利益のみを計算用紙に書き写しました。その後全体を見直し、第2問の純売上高が間違っている事に気がつく事ができました。

    管理人からとびさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
     はい。オススメ出来ます。特にプラス8点~とTAC直前予想は大変オススメです。
     とびさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は減価償却、約束手形&為替手形です。苦手な論点は決算整理仕訳、損益振り替えでした。特に損益振り替えが苦手でしたが、私が納得できる記述で説明しているWEBサイトを見つけ、問題を繰り返し解くことで克服できました。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     まず勘定を覚えるために、単語カードの表に勘定名、ウラに読み方と属する分類(資産、負債等)を書いて、ノートに分類のエリアを作り、単語カードを振り分ける事をミスなくできるようになるまで繰り返しました。

     後は特別なことはしていないのですが、プラス8点~の問題集を解けば自然と力がついていくと思います。それと試算表の解き方は以前ぼっちーさんにご教授していただいた、仕訳を頭でして「現金」「当座」「売掛金」「買掛金」「受取手形」「支払手形」をT勘定で記載するやり方を繰り返し練習することです。

     今後は簿記3級をどのように活かす予定ですか?簿記2級・1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     先ずは日商簿記2級に挑戦しようと思っています。その後、簿記の勉強を楽しく感じたので1級にも挑戦するかもしれません。簿記2級をベースに中小企業診断士などの資格取得も目指そうかと思っています。

    管理人コメント

     とびさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強方法や試験日当日の様子などを具体的に書いていただきましたので、かなり内容の濃い合格体験記に仕上がっていると思います。満点合格の秘訣が随所に散りばめられていますので、受験生の方は色々と参考にしてみてください。

     まず、とびさんの勉強方法でいいなぁと思ったのは、頭を使って勉強されている点です。受験生時代の管理人がそうだったように、「漫然とテキストを読み、問題を解く」という人が結構いらっしゃると思いますが、WEBを上手に使って苦手分野を克服したり、単語帳を使って勘定科目を覚えたりと、「今の自分に必要な勉強は何か?」ということを常に考えて勉強されています。

     このように「暗記」ではなく「理解」中心の勉強をすることによって知識の穴が少なくなりますので、その結果、今回の第3問や第4問のようなイレギュラーな問題にも対応することが出来たのだと思います。

     日商簿記検定だけに限らず、資格試験は「得意分野を伸ばす勉強よりも、苦手分野を克服する勉強を優先する」ことが鉄則になります。とびさんのように、常に「今の自分に必要な勉強は何か?」ということを意識して勉強をするようにしてください。

    とびさんが使われた教材&電卓のまとめ

  • 第125回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.32

     「仕訳問題を制する者が、日商簿記検定を制する!」は…本当でした!

    • 投稿者:ボレロさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月

    はじめに

     今回の日商簿記3級勉強のテーマは「楽しく充実した一人暮らし」。きっかけになったのは5月に決まった夫の単身赴任でした。子供も居ない私にとって『夫が不在=寝る時間が増える♪』という楽しすぎる日常が決定したようなもの。しかし、楽しいけれど充実はしていない生活ではあかん!と手に取ったのが、低予算且つ独学で学べると噂の簿記3級のテキストでした。

    使用テキスト

    • スッキリわかる日商簿記3級(TAC)
    • 出題パターンでマスター 過去問題集(TAC)
    • ラストスパート模試(ネットスクール)

     TAC出版のテキストは問題を印刷できるので何度も新しい用紙で問題を解くことができ助かった。

    勉強方法について

     さて、勉強の流れですが、大まかに書くと以下のような感じになります。

    1. テキストを最後までざっと読む。(内容は理解できなくても良いから簿記用語にふれるため)
    2. テキストをもう一度読む。1章ごとに基本問題を一緒に解いていく。
    3. 過去問題集を解く。
    4. 苦手分野(勘定記入・財務諸表作成)のテキストを読み返す。
    5. 同時に予想問題集を解く。

     私は問題を間違ったときに解答とテキストを読んで内容を理解したあとに解き直し、次の日の勉強の最初に再度解くことにしました。何故なら、間違った直後はどこをどのように間違ったのか朧気に覚えているからです。一晩寝て頭がリセットされた後で再度問題を解き、正解していれば真の理解であると考えました。

     また、「仕訳」は絶対に間違えないと決め、購入したテキスト以外にも簿記検定ナビに掲載されている仕訳問題や他サイトの仕訳問題を解きま した。 簿記検定ナビは印刷出来る点また解説がついている点で理解度が最も深まりました。 結果、今回の試験で第1問は満点を取り、第4問で0点だったのを助ける形になりました。

     仕事をしているために勉強時間は限られています。通勤時間ではテキストを読み、昼休み時間は試算表の作成に費やしました。帰宅後、3時間ほど勉強。これを毎日繰り返しました。土日は単身赴任先から夫が帰宅していましたし、頭と精神のリフレッシュのため殆ど勉強しませんでした。

     また職場の方々に簿記の勉強をして6月の試験を受ける旨を自ら話し、絶対に落ちるわけにはいかない状況を作りました。こうすることで自分自身の甘さから逃れられないようにできたと思います。

    試験結果(合計79点)について

    • 第1問:20点
    • 第2問:6点
    • 第3問:21点
    • 第4問:0点
    • 第5問:32点

     第4問が0点だった私が何故合格できたかというとやはり仕訳で満点取れたからだと確信しています。簿記検定ナビにも書かれている「仕訳問題を制する者が、日商簿記検定を制する!」ということに尽きます。

     簿記の面白さにふれた1ヶ月でしたが、もっと奥深く知りたいと思いましたので、続けて簿記2級の勉強を進めていこうと思います。「夫が居ない間でも楽しく充実した生活を!」このテーマを忘れずに11月合格に向けて日々邁進していこうと思っています。

    試験を終えて感じたこと

    • 勘定科目は身体で覚える

     勘定科目を覚え切れてなかった。サイトに掲載されていたものを印刷して覚えていたがやはり自分自身の字で書いた単語帳を作成すべきだった。

    • 問題文をよく読む

     解答への最大のヒントになる問題文を最後まできちんと読み切れてなく、第2問の商品有高表の概要を店名では無く「仕入」などと記入してしまった。

    • わからない問題でも最後まで粘り強く解く

     第3問の財務諸表を見ただけで試験の終わりを感じたが、そこでなげることなく粘り強く解いたことによって21点をとることが出 来た。

    • 合格するためには工夫が必要

     完全な独学で簿記検定ナビでも仕訳問題をダウンロードするだけで他の箇所をまったく読んでいなかった。試算表の下書き時に勘定科目は略して書く程度はしていましたが、効率的な書き方、計算用紙の使い方などのお得情報を全く知らず試験当日に計算用紙を折っている人を見て「何故?」と首をかしげてしまった。これからは過去問分析ページなどを熟読するつもりです。

    試験日当日の1日の流れ

    • AM6:00 起床

     起床後3時間後ぐらいが、一番頭がさえているとの夫のアドバイスどおりに起床する。

    • AM6:30 朝食

     バナナ1本とヨーグルトを食べる。あまり水分を取らないようにする。

    • AM7:45 自宅出発

     会場は自宅から車で20分ほどだが、雨が降りそうだったので、渋滞も考え早めに出発。このときにトイレもすましておく。

    • AM8:15 会場到着

     やはり、少し渋滞気味だった。早めに出発しておいて正解。

    • AM8:30 試験会場が開場

     申込時に受験者が多く、大学を借りて試験を行う旨を聞いていたが、予想していたより多い人に少し焦り不安になる。ただ、これは自分自身が70点以上とれば間違いなく受かる試験であり、周りの皆さんはライバルではないと思い直す。幸い、会場では前列に近い席だったのでむやみに後ろを振り返って人数に臆することがないようにした。

    • AM8:55

     もう一度トイレに行っておく。

    • AM9:10 試験開始

     第3問に財務諸表作成問題が出題。私が一番苦手としていた分野。前回出題されていたので、今回は出題されないだろと予想していた。夫が直前に「俺なら合格率が低かった前回と同じような問題を作成するわ」とにやけ顔で言った言葉を思い出す。やられた・・と思ったが、ここは解くしかないと気合いを入れ直す。問題をざっとながめて「1→5→2→3→4」の順番で解くことに決める。

    • AM10:30 第4問以外、すべて解く

     現金過不足は理解していたのだが、現金の種類分けが出来ずじまい。ここはヤマ感に頼らざるを得なかった。また「有価証券利息」という勘定科目がまったく頭から出てこなかった。この言葉は勉強中からも何度も忘れてしまう魔の言葉。「何でここでも出てくるか~!」などとぼやいてみる。結果、0点。考え方はわかっていただけに勉強不足を痛感。

    • AM11:10 試験終了

     一気に力が抜けた…。

    管理人からボレロさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
     簿記を全く知らなかった私でも大変読みやすく理解を深めることができました。巻末についている基本問題は取り外しができ印刷ができることもポイントが高いです。他の方にもお勧めできます。
     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     私が使用した電卓は「CASIO DW-20A」でした。普段、会社で使用しているものが一番使いやすいと思い、あまり深く考えませんでした。ただ、数字の「1」ボタンの下に「0」、「2」ボタンの下に「00」がある電卓のほうが使いやすく感じています。

     簿記3級ではこれで充分だと思いますが、2級より上を目指す方は簿記検定ナビのおすすめ電卓のページに掲載されている電卓を検討されたらどうでしょうか。

     ボレロさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は「精算表作成」でした。ヒントがたくさん隠されているので答えが導きやすかったです。今回のテストも精算表が出てくれて本当に助かりました。

     苦手な論点は「勘定記入」です。克服できるように何度も問題を解きましたが、いまだ克服できていません。これから2級取得にむけて克服していかなくてはいけません。

    管理人コメント

     合格体験記のご投稿ありがとうございました!ボレロさんが短期合格できた要因はいくつかあると思いますが、個人的には第1問・第3問・第5問でしっかり点数を取るような勉強をされた点だと思います。

     ご存知の通り、日商簿記検定3級の配点は第1問・第3問・第5問が多く、またこれらについては過去問対策が非常に有効という共通点もあります。ちなみに、ボレロさんは第1問・第3問・第5問だけで73点を稼ぎ出しており、これだけで合格点の70点をクリアされていました。

     逆に、第2問・第4問については配点も少ないですし、今回の「国債の利札」のように見慣れない問題が出題されることも考えられますので、こちらについては満点を狙うのではなく、部分点を積み上げていくような感じで取り組めば良いと思います。

     第1問については、簿記検定ナビの仕訳問題対策を使って何度も繰り返し目を通すようにしてください。第3問や第5問については過去問分析のページなどで管理人の下書きなどを参考にして、効率のいい下書きの書き方をマスターしてください。これだけで合格可能性が一気に高くなると思います。

    ボレロさんが使われた教材&電卓のまとめ

  • 第125回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.42

     「短期合格するための勉強方法」がパンパンに詰まった合格体験記です!

    • 投稿者:じゅんきちさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月半

    勉強を始めたきっかけ

     私は地方公務員なのですが、最近は公務員でも企業会計(複式簿記や財務諸表)の知識が必要だと言われるようになってきています。昨年、企業会計についての研修を受けたときに、講師の方が「あと少しの知識で簿記3級は合格できる」と言われました。

     それまで簿記試験は意識していなかったのですが、「せっかくなので資格も取っておきたい」と思うようになり勉強を始めました。今年2月の試験で3級に合格したのですが、そこで勉強を終えるのはもったいない気がして、2級にもチャレンジすることにしました。

    使用したテキスト・問題集

    1. スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記(TAC)
    2. 日商簿記2級 仕訳問題集(大原)
    3. 合格テキスト 日商簿記2級 工業簿記(TAC)
    4. 合格トレーニング 日商簿記2級 工業簿記(TAC)
    5. 合格するための過去問題集 日商簿記2級(TAC)

     独学で勉強する場合、テキスト選びは特に重要だと思います。どれを選ぶか迷ったときは、3級で勉強したのと同じシリーズにした方が、使い慣れているので頭に入りやすいかと思います。私の場合、3級のときにお世話になった『スッキリわかる』と『合格するための過去問題集』を選びました。これらは試験に合格するための知識・方法が簡潔にまとめられてあり、勉強時間を最小限に抑えられると思ったからです。

     ただ、情報収集していると、「工業簿記は難しいが、得意分野にできると一気に合格が近づく」という意見が数多くありました。迷った挙げ句、工業簿記だけはボリュームが多くて詳しそうな『合格テキスト』と『合格トレーニング』を使うことにしました。あと、勉強していくうちに仕訳問題が弱いと感じましたので、空いた時間に『仕訳問題集』を用いて補うようにしました。

    勉強スケジュール

     2級の勉強を始めるに当たって、商業簿記と工業簿記、どちらから取りかかるべきか迷う方も多いと思います。私も迷ったのですが、過去問を数回分パラパラと眺めて、工業簿記から始めることにしました。

     決め手となったのは、商業簿記には3級と同じような形式の問題が多いと気付いたことでした。3級で勉強したことが2級でも通用するのか不安だったのですが、これなら後回しにしても何とかなりそうな気がしたのです(ただし、3級の知識が曖昧な場合は、配点が60点ある商業簿記から始めた方が良いと思います。)

     なお、勉強を始めたのが3月半ばで、6月の試験までは約3か月ありましたので、以下のように、大雑把なスケジュールを立ててから取り組むことにしました。

    • 3月中旬~4月中旬 工業簿記
    • 4月中旬~5月中旬 商業簿記
    • 5月中旬~5月下旬 復習
    • 6月の試験当日まで 過去問

    勉強方法と反省点

     簿記の勉強は一度にまとめてすると忘れてしまうので、毎日少しずつ勉強する方が良いと思います。平日は仕事であまり時間が取れませんでしたが、それでも寝る前に1~2時間は勉強するようにしました。休日も忙しいことが多かったのですが、ペースを崩さないように最低1時間は勉強するよう心掛けました…と、格好良く書いてしまいましたが、このように勉強を続けられたのは最初の1か月だけでした。

     というのも、内容と分量で選んだはずの『合格テキスト』と『合格トレーニング』が、思わぬ落とし穴になってしまったのです。工業簿記は、『合格テキスト』を読んで『合格トレーニング』を解くというやり方を、1テーマずつ繰り返しました。『合格テキスト』は内容が充実して分かりやすかったので、工業簿記にストレスを感じることはありませんでした。

     ただ、『合格トレーニング』の問題量が私には多すぎて、1テーマ終えるのに思った以上に時間がかかりました。その結果、4月中旬になっても予定の半分ぐらいしか進むことができず、だんだん勉強が苦痛になってしまったのです。ちょうどゴールデンウィークに入る時期でもあり、家族サービスと称して勉強から遠ざかる日が増えていきました。この後、寝る時間を削ってスケジュールの遅れを取り戻すのですが、今となっては大きな反省点となっています。

     今回のように試験までの日数も1日の勉強時間も限られているのに、分量の多い問題集を選んだのは結果として無謀でした。工業簿記のテキストも、比較的ボリュームの少ない『スッキリわかる』にしておけば、もう少し楽に進められたかもしれません。もしくは、実際に出題される問題のレベルを考えれば、『合格テキスト』だけに絞っても良かったような気がします。

     ただその反面、『合格トレーニング』までこなしたことで、工業簿記の理解が深まったことも事実です。いずれにしても、試験までに可能な勉強時間を考慮して、慎重にテキストを選ぶことをお勧めします。

    過去問題集の使い方

     簿記試験は過去問をやればやるほど、合格率が上がっていくものだと思います。あるサイトでは「直前に過去問を最低3回分解く」と書いてありましたが、もっと多くこなした方が良いと思います。私の場合、『合格するための過去問題集』と専門学校から手に入れた直近の過去問題集を使って、13回分を解きました。

     商業簿記のインプットを一通り終えたのが5月末だったのですが、この後、当初の予定では再度テキストを復習するつもりでした。しかし、復習をしていては過去問を解く時間が少なくなると思い、復習を後回しにして過去問に突入することにしました。復習をせずに過去問を解くのは不安でしたが、予想通り、最初の2~3回は合格点を下回っていました。

     ただ、間違いが多い分、自分の弱点が明らかになっていきました。特に仕訳問題の知識が曖昧なことが分かりました。そこで、試験直前の2週間は「(1)過去問1回分を解く→(2)間違ったテーマをテキストで復習→(3)『仕訳問題集』で知識を補強」というやり方で毎日勉強していきました。これは非常に効果があったようで、6回目ぐらいからは安定して合格点が取れるようになりました。

     あと、大抵の過去問題集には、過去の出題テーマの一覧表が載っています。この一覧表を詳しく見て、試験本番のイメージを高めることも大切だと思います。私は過去問1回分を解くたびに、その一覧表に自分の点数を書き込んでいきました。それを数回分繰り返すうちに、書き込みから同じテーマで間違いが多いことに気付くことがありました。

     また、何となくですが、出題の法則性も分かってきて、「本番はこのテーマが出そうだから、もう少し復習しておこう」と考えるようにもなりました。本番では予想していたテーマがいくつか出たのですが、そのことで少し気持ちに余裕をもって問題を解くことができたような気がします。

     このように、過去問1回分を通しで解くことを「タテ」だとすれば、過去問をテーマ別に「ヨコ」から眺めることも効果的だと思います。以上、「簿記検定ナビ」さんに書いてある内容と重複することもあるかと思いますが、今後受験される方の参考になればと思い投稿させていただきました。

    試験日当日の1日の流れ

    • 試験開始まで

     2級試験は午後からなので、通常、午前中はゆっくり復習をしながら過ごすことができると思います。しかし、私の場合、午前中に妻が3級を受験しましたので、非常に慌ただしく過ごすことになってしまいました。当日は雨が降っていましたので、朝6時に起きて出発の準備をし、8時過ぎに妻を会場近くまで車で送りました。

     3級試験が行われている間は、近くの喫茶店でテキストの復習をしながら待ちました。その後、試験が終わった妻を家に送り、軽く昼食を食べてから、再び試験会場に向かいました。試験会場に着いたのは13時頃でした。

     試験開始まで少しでもテキストの最終確認をしたかったのですが、朝早く起き過ぎたせいか急に睡魔が襲ってきました。このままでは試験中に頭が働かないと思い、指定された席で仮眠をとることにしました。結局5分ぐらいしか寝られなかったのですが、それでも思ったより頭をスッキリさせることができました。

    • 試験本番の様子

     試験が始まったら、すぐに問題を解き始めるのではなく、まず全ての問題を軽く見渡して、解けそうな問題から進めるのが良いかと思います。大抵の受験者は第1問の仕訳問題から取りかかり、その後の順番もだいたい決めていると思います。

     私の場合も、1→4→5→2→3と解く順番を決めていましたが、ひねった問題が出たときは、後回しにすることも考えていました。7割取れば合格できる試験ですので、臨機応変に、分かる問題から効率的に解いた方が良いと思ったからです。全ての試験問題を見渡すと、工業簿記が2問とも解きやすそうな印象を持ちました。一方、商業簿記は、過去問を解いたときに貸借を一致させられないことの多かった問題が出ていました。

     そこで、予定通り1→4→5→2→3と解いて、最悪の場合、商業簿記は部分点狙いでも構わないと思いながら解き始めました。実際、商業簿記の第3問は貸借を一致させられなかったのですが、それにこだわるよりも決算仕訳等に間違いがないか何度も見直し、着実に部分点を稼ぐように心掛けました。

     試験後の自己採点では90点でした。今思えば、試験開始直後に「部分点狙いでも構わない」と思えたことが大きかったような気がします。後に控えている問題が分かれば少し気持ちに余裕ができますし、時間配分等の参考にもなります。試験が始まったら、まず問題の全体像をつかんでから解き始めることをお勧めします。

    最後に

     先日、商工会議所の合格発表で私の受験番号を確認できました。妻も無事3級に合格していました。今回の受験は3級・2級とも独学でしたので、「簿記検定ナビ」さんの存在が大きな支えになりました。このようなすばらしいサイトを作っていただき、本当にありがとうございました。

    管理人からじゅんきちさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     使用した電卓は「CASIO DS-20V eco」です。特に選んで買ったものではなく、職場の倉庫に眠っていた中古品を借りてきました。ボタンが大きく押しやすいですし、表示も見やすいのでお勧めです。あと、押した時の音が静かなので、図書館等で使用しても迷惑にならないと思います。
     じゅんきちさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は工業簿記の「総合原価計算」です。『合格トレーニング』で嫌というほど問題を解いているうちに、気付いたら得意科目になっていました。試験本番で総合原価計算が出た時は「これはいけるかも」と少し思ってしまいました。

     苦手な論点は工業簿記の「費目別計算」です。勘定連絡の理解が曖昧だったのか、過去問でもなかなか点数が取れませんでした。『合格テキスト』を何度も読み直して、なぜそのような仕訳になるのかを念入りに確認しました。『仕訳問題集』にも問題があったので、何回も解いて理解を深めるようにしました。

     試験本番で費目別計算が出た時は「これはやばいかも」とかなり思ってしまいました。実際には過去問より簡単な問題で、全て解くことができた時はホッとしたのを覚えています。苦手な論点を克服するには、テキストを何度も読み、問題演習を通して知識を確認するしかないと思います。そのようにしているうちに、少しずつ理解が深まっていくはずです。

     今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記2級・1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     実は趣味で数年前から韓国語の勉強をしており、定期的に検定試験を受けています。中級までは順調に合格できたのですが、上級レベルになってからはなかなか合格できずにいます。最近は学習熱も冷めかけていたのですが、今回、簿記試験に合格できたことで、また少しやる気が湧いてきました。この勢いを利用して、これからは再び韓国語の勉強に専念して頑張っていきたいと思います。

     あと、現在、妻は育児休業中なのですが、これまでは自分の時間が取れずストレスがたまっていたようです。育児の合間に簿記の勉強をするようになってからは、今まで以上に忙しいはずなのに、少し活き活きしてきたように思います。今度は2級にチャレンジするようですので、私の経験も伝えながら、合格できるよう応援していきたいと思います。

    管理人コメント

     じゅんきちさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!かなり丁寧に書いていただきましたので、中身の濃い合格体験記に仕上がっていると思います。それにしても…起承転結がしっかりしているので読みやすいです!文章力がある人の合格体験記は、読んでいて気持ちがいいです!

     さて、肝心の中身についてですが…じゅんきちさんの勉強スタイルはいわゆる「王道的」なものですので、基本的には全て参考にしていただきたいのですが、中でも「試験までに可能な勉強時間を考慮して、慎重にテキストを選ぶこと」と書いていただいた部分は要チェックだと思います。

     特に、11月→2月や2月→6月というのは試験間隔が短いですので、教材を選ぶ際、通常のチェックポイントの他に「勉強期間中にきちんと消化できるか?」という追加の条件も考慮する必要があります。おすすめテキスト・問題集のページでは、教材の分量の多少についても述べていますので、教材選びの際に参考にしていただくと良いと思います。

     あとは…過去問の使い方なども完璧ですので、じゅんきちさんの合格体験記の通りに取り組んでいただければ何の問題もありません。まさに「短期合格する人の典型的な勉強の仕方」だと思います。

    じゅんきちさんが使われた教材&電卓のまとめ