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  • 第124回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.5

    自己の理解度チェックは「人に説明できるかどうか」がポイント!

    • 投稿者:もうすぐ51歳さん
    • 勉強形態:通学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約4か月
    • 備考:職業訓練校を利用

    日商簿記検定との出会い

     昨年春、諸事情により会社を退職し、無職となりました。元々管理系の業務を15年以上していたので、再就職もその職種で・・・と思い、就職活動中に求人が少ない管理系でも経理の募集が多いことに気づき、経理経験はあるものの、裏付けとなる資格が無かったため、昨年11月から職業訓練校で2級取得を目指しました。

     最初は、3級の授業が約1ヶ月あり、終わる12月中旬頃から簿記検定ナビの3級の仕訳問題対策を最初から全部2度づつ解いていきました。プリントアウトして持ち歩き、休憩時間や訓練校の簿記以外の授業中もコツコツやってました。この時に、基礎が身に付いたと思います。

     授業では、結構早く進むところが多く、今日新しく覚えると昨日のことが抜けていく状態でした。復習として、「ああ、そういえば・・・」と思い出しながらの勉強で、 とても役に立ちました。

    不安との戦い

     12月中頃から2級の授業が始まり、なお一層ペースが上がり、覚える内容量もどんどん増えていきました。授業修了後に数回 行われた模試は、合格レベルに届かない結果が続き、そのまま授業は1月下旬に終了したため、試験までの1ヶ月をどう勉強するものかと不安に思っているときに、簿記検定ナビのコンテンツに 簿記クイズがあるのを発見し、挑戦してみたら思いのほかいい結果が出せたので、ちょっと安心しました。どんなきっかけであっても「出来る」体験は大切だと思いました。

     その経験からか、ラスト1ヶ月間は、テキストよりも問題を多く解くことに集中し、TACの過去問題集を中心に置き、間違ったところとそれによって何点ロスしたかをノートに日記のように並べていくことで、一つのミスが何点マイナスになるかを自分の頭に刻み込んで行きました。

    就職活動と並行しながらの勉強

     就職活動と平行しながらでしたので、勉強の中心は夜になりがちだったので、火曜日と金曜日は「簿記の日」と決めて、午前・午後の2時間づつで過去問題を1日2回分と決めておきました。たまたま同じ目的を持った仲間に、質問されて説明する機会が多かったので、それを一緒に考えたり自分が分かっていなかった点を気づかせてもらえたことが、すごく参考になりました。

     人に説明できるまで自分が理解できているかどうか…これは本当に助かりました。「聞いてくれてありがとう!」と言いたいです。簿記検定ナビの掲示板でもいろんな方の質問がありますので、それを自分が説明できるかどうか考えることは絶対に役に立つと思います。

    試験日当日の1日の流れ~簿記3級~

     試験会場は、訓練校で通っていた専門学校の教室まで1時間。ほとんどが一緒に勉強した仲間だったので、とりわけ緊張もなく9時から3級の試験。1→3→5→2→4の順で解答しました。

     第1問・第3問はすんなり通過したものの、第5問は未払利息でつっかかり、この部分でP/LもB/Sもミス、つまり当期純利益もミス。精算表だけでなく、B/Sの作成まで何度か経験したおかげでクリアできました。レジ2台は、ミス日記帳の中でも何度か見ていたおかげで引っかかりませんでした。

     第3問は、簡単な集計ミスで売掛金の回収額を売上を見間違ったものの、左右の貸借は一致してしまたので解答中には気付きませんでした。第2問は「インプレストが怪しい」という講師の先生の予想通り。第4問は、授業でほぼ同じ問題が全くできなかった時の解答を記憶の中から搾り出してなんとか解けました。

    試験日当日の1日の流れ~簿記2級~

     午後からは2級。 1→4→5→3→2の順で解答しました。

     第2問の特殊仕訳帳は予想通りなので最後にもって行きました。いつもミスの多い工簿だったのに、この日は神が降臨したのか、迷いもミスのなく通過。直接原価計算を予測してくれた多くの方々に両手を合わせました。

     第3問は、さりげなくひねってありましたが、売上債権の合計額の下書きを100万多く書いた以外は無事通過しました。棚卸減耗損の5%云々はネットスクールのトレーニング集で経験済でした。第2問は、14070分だけ貸借が合わなかった時に、普通仕訳帳に同じ金額の当座預金!「過去問にこんなのあった」と思い出しました。

     ちなみに第1問の<現金預金>はしっかりとワナにはまりました。確かにP/Lでは現金預金ですから…結果として、直近1週間に解いた問題の採点とミスの分析から閃いたことがかなりありました。

    試験を振り返って

     過去問に取り組むときに注意されたのが、「分からないから・・・と解く前に解答を見るクセをつけると伸びない」と言われました。まずは解いて、間違ってからその間違いを分析することが、自分として一番役に立ったと思います。試験の結果は3級81点、2級84点でした。

     管理人さん、本当にお世話になりました。この年齢でも出来るということが証明出来て、正直ほっとしています。経験に基づくアドバイス、本当に支えになります。訓練校の講師の方の予想と、管理人さんの予想がかなり重なっていた点が多く、安心して効率的な直前勉強が出来ました。心より感謝いたします。

    管理人からもうすぐ51歳さんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     機種名は「CANON LS-577TU」でしたが、正直使いづらいと思います。

     理由その1…訓練校に通うため、手提げカバンに入りやすいもので選んでいたため、通常のタイプではなく2つ折のため、平らになりディスプレーが見づらいです。

     理由その2…もともと計算が苦手で、入力が遅いため、「千」と「万」のキーがあったり、表示が3桁のコンマと億・万が切り替えできるのが計算時間が短くなると思って購入しましたが、慣れてくると位置が数字と離れているので、受験の頃には使わなくなってしまいました。類似機種に同じキーがありますが、受験には不要な機能です。

     理由その3:これも慣れてから気づきましたが、CAボタンの左隣が数字の1キーで、しょっちゅう誤って計算中に触れてしまい逆に時間がかかりました。たまたま左利きだったので、左手で計算機を操作しだしてミスは減りました。キー配置のレイアウトは、結構大事でした。

     もうすぐ51歳さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     工業簿記は全般的に馴染みやすかったです。昔、旅行会社でツアーの原価計算をして売価設定をしていた経験があり、今回の第5問のように、全体に掛かる固定原価と、一人に掛かる変動原価から、利益を含めて商品単価計算することを経験していたので、すんなり入ってきました。

     苦手は、特殊販売がごちゃごちゃのまま、受験してしまい、今回第1問の3は見た瞬間、諦めました。実際の商取引として、イメージが沸きにくいと思ってました。とりあえず、図式や、具体的に取引チャートを作ってみて、ノートにお絵かきする作戦で、徐々に理解度は上がりましたが、受託・委託については、完全に克服できないままでした。

     正直途中から、第1問は4点マイナスからスタートしても良いくらいの気持ちに切りかえ、得意な方のミス防止策に頭を切り替えました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     全体に勘違いした理解が多く、テキストでは分かっていても、実際の問題への応用がうまく出来ず、間違った後、しばらく日を置いて同じ問題を繰り返し解くこと、人に説明できるところまで理解することで解決していきました。

     今回の2級・3級とも、過去問には無いパターンが多くありとまどった方が多かったようです。運良く、訓練校の講師の方が、色々な傾向の問題を作成していただき、さまざまな引っかけ問題で戸惑った経験(3級の備品が2個、P/Lの勘定科目の穴埋め、2級の額面金額不明の社債など)のをしていたため、対処できました。

     購入前に判断するのは難しいかもしれませんが、過去問とは違う傾向のテキストなど、アドバイスをいただければ、応用力がつくと思います。ただ、そこまで時間に余裕がない方が大半ですので、過去問をひととおり済ませた後のおすすめ問題集あれば良いかと。

     精算表の練習は、数字が正しいかどうかも大切ですが、解き方について、いろんな方法を周りの方のいい点を教わって、どんどん加えて自分のやり方を固めていくことが大事だと思います。最初は仕訳を全部書かないと出来ませんでしたが、徐々に減らしてゆき特に今回はスピードが必要でしたので、仕訳の下書きを最小限に抑えて速さを求める練習は役に立ったと思います。完璧ではなかったですが、2級の第3問は計算ミス1つだけで切り抜けました。

     簿記検定ナビの掲示板にも、そういうテーマで経験を集めるのもいいのでは…「時短法」「計算力アップ法」などなど。

     今後は簿記3級&2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     簿記に関してはここで終了のつもりです。管理系の仕事で就職活動してますので、次は、労働安全衛生法あたりを勉強するつもりです。

    管理人コメント

     もうすぐ51歳さん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     職業訓練校を上手く利用し、見事に一発合格されたもうすぐ51歳さんの勉強スタイルは、社会人受験生の方にぜひ参考にしていただきたいと思いますが、中でも「人に説明することによって、自分の理解度をチェックする」という箇所が一番いいと思いました。

     人にうまく説明できなかったり質問に答えられないということは、その論点に関する理解が浅いことになりますし、逆に、うまく説明できて質問にもスラスラ答えられるということは、その論点を十分理解していると判断することが出来ます。

     「毎日、決まった時間にわざわざ時間を取ってやる」というのではなく、「昼休みの休憩時間の合間に説明&質問しあったりする」という感じで全然問題ありませんので、10分~15分の細切れの時間を有効活用して、知識の穴を確認するようにしてください。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたもうすぐ51歳さんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    もうすぐ51歳さんが使われた教材や電卓のまとめ

    • 教材:職業訓練校の教材
    • 電卓:CANON LS-577TU
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第124回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.28

    「暗記」よりも「理解」が大事!考えて勉強することで力を伸ばそう!

    • 投稿者:KENさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    使用テキスト・問題集

    • サクッとうかる日商簿記3級 テキスト(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商簿記3級 トレーニング(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商簿記3級 過去問ナビ(ネットスクール)
    • 日商簿記3級 本試験レベル問題集(ネットスクール)

    勉強スケジュール

    1. 12月~1月中旬まで、テキストとトレーニングをいずれも3回転する。
    2. 1月中旬~2週間で、過去問が6回分掲載されているので、だいたい3回転。
    3. 2月~本試験レベル問題集とトレーニングの基本問題を再度見直す。

    勉強のポイント

    • 基本対策

     試験を受けて感じることは、基本をしっかりと身に着けることの大切さです。簿記の勉強は全くの初めてだったので、とにかくサクッとうかるテキストとトレーニングの問題を「体に染み込むまで」やりました。また試験に臨むにあたって、直前の10日くらいはサクッとうかるシリ ーズのトレーニングにある基本問題を改めてやりました。

     過去問は模擬試験問題をあわせて13回やりましたが、基本的な部分で穴があることに気がつき、とても重宝しました。今回は小口現金が本試験で出題されましたが、これもサクッとうかるテキストにちゃんと記載があるので、漏れのないように勉強していれば得点できた問題だと思います。

    • 本質的な理解

     過去問をやるにあたり、簿記の本質的な理解をするように努めて、問題を解くようにしました。特に印象に残っている問題を挙げると、「サクッとうかる日商簿記3級 過去問ナビ」に掲載されていた、第119回の第3問です。これから3級を受ける方は是非解いてみてください。ちなみにこの形式の問題が今後の試験でることはないと思いますが、「決算の流れ」を掴むにはとても良い問題だと思っています。

     設問にはなっていない空欄には、「消耗品に関する決算整理仕訳」など、とても大切な部分もありますの で、こうした部分もあわせて勉強していくとよいと思います。124回第4問で出題された問題も、費用と収益の繰延べ・見越しや再振替を理解するにはもってこいだと思うので、是非解いてみるといいと思います。

    • 時間配分について

     解いた順番は「サクッとうかる日商簿記3級 過去問ナビ」にあった通り、1.2.5.3.2の順番です。独学で勉強していて気がついたことなのですが、3問目や5問目で出題される精算表や残高試算表の借方と貸方の合計金額のチェックはしませんでした。

     理由としては 理由としては、万が一、借方・貸方があっていなかった場合、検算に時間がかかり、パニックになってその後の2問目、4問目が冷静に解けなくなるというリスクを考えたからです。その代わり、Tフォームを作成した段階で、仕訳に間違いがないかどうか一回全体チェックをすることにしていました。

     ということで、本番では借方の合計金額だけ計算して、あとは同じ数字を貸方に記入してしまいました。検算に必要な時間を、その分2問目・4問目に使いました。

    • 筆記用具について

     参考になるか分かりませんが…筆記用具はシャープペンではなく鉛筆を使いました。シャープペンは芯が硬く、間違えて消すときに楽な鉛筆を使いました。試験会場で周りの方が皆、シャープペンを用意していたのでちょっとびっくりした記憶があります。

     また、消しゴムも普段の勉強のときはSTEADLER社の消しゴムを使いました。製図とかスケッチの文具をだしている会社です。1個150円。簿記の勉強って意外に消しゴムを使う機会が多いんです。消していてもゴムが途中でちぎれたりしないので、意外に気に入ってます。

    • 間違いノートの作成

     勉強していて、精算表とかの問題を解いたあとの解答用紙は全部とっておいて、次回同じ問題をといた時と同じ間違いをしないようにしました。問題をいっぱい解いていくと、間違えるパターンも大体決まってきます。そうしたことは、ノートに書き留めておきました。自分自身の主な注意点は以下です。

    1. 当店振り出しの約束手形を裏書譲渡されたとき → 受取手形ではありません
    2. 当期の売掛金の貸し倒れ → 貸倒れ引当金は使えません
    3. 3分法 → 「仕入・繰越商・繰越商品・仕入」と機械的に理解しないこと。今年の仕入総額と今年の売上原価のズレを補正するということが理解できているかどうか
    4. 試算表や精算表はタテではなくヨコで解いていく
    5. 雑益と対になる勘定科目に注意すること(第5問目)
    • 予想問題について

     試験直前に、予想問題を解くべきかどうか悩みました。で、予想問題はやりませんでした。理由としては、テキストと問題演習を通じてまんべんなく勉強をしてきたつもりなので、予想問題を解くことにあまり意義を感じなかったため。

     また、予想が外れた場合に精神的なあせりが発生すると思ったし、そもそも簿記に興味を持ってテキストを買って勉強を始めたわけで、予想が当たって合格してもその後2級、1級と進むうえで逆に苦労すると思ったから。

     しかし、今後は予想問題をあくまでも模擬問題を解くとか、あくまでも勉強の延長線上として解いてみるのはありだなと思ってます。ここは反省点です。ただ本試験で予想があたったとか外れたとかで一喜一憂することだけはないようにしたいと思ってます。

    試験日当日の1日の流れ

    • 7:00 起床

     前日は体調の管理だけは気をつけようと早めに就寝。でも緊張で寝付けない。結局一睡もできず朝を迎える。

    • 8:00 自宅を出る

     持ち物は受験票や筆記用具の他、チョコレートとお守りのテキスト。

    • 8:30 会場到着

     やるべきことはやったと思っていたので、テキストは特に見ない。会場をうろうろと歩き回っていた。

    • 9:10 試験開始

     いつもの順番で試験をとく。2問目がちょっと分からない…飛ばして5問目へ。減価償却費の計算でパニック。「まさか落ちてしまうのでは…」の不安がよぎる。なんとか解答を出す。いつものように合計金額は借方だけ出して、検算は後回し。3問目へさくさくと解答。この時点で「なんとか受かるかもと感じた」。2問目と4問目。4問はあれほどやった費用の見越しと勘定記入、再振替の問題。でも分からない。このとき勉強不足を痛感。なんとか解答。

     2級や1級を目指すひとは「満点を狙ってください」とブログなどには書かれていたが、「満点どころか合格すら怪しい絶望感」を感じながら試験終了まで残り4分。4問目でミスに気がつくが、いかんせん時間がない。解答を消して得点にならなかったらまずいので、ミスに気がつきながらも終了を待つ。

    管理人からKENさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓・教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
     さくっとうかるシリーズは、本当に読みやすくお勧めできます。また、パタ解きと同様にネットスクールから出ている過去問集である「さくっとうかる厳選過去問ナビ」もお勧めです。この問題集は最初の3回分については、過去に出題された問題を難易度順に組み替えて、本試験形式にして、やさしいものから順番に解いていけるようになっています。

     また解答用紙にガイドがついているので、初めて過去問を解いてもあまり違和感はないです。掲載されている問題も、数多くある過去問の中から絶対に必要なものを選んで掲載してあるみたいです。さくっとテキストとトレーニング、過去問ナビの3つで、本試験合格レベルの力はついたと思います。本試験レベル問題集は、難易度としては、本当に本試験レベルです。意図的に難易度を高くしてある問題集もあるみたいですが、やっていないのでわかりません。

     電卓も1000円位のものですが、結構大きくて、使いやすいです。電卓の使い方も過去問ナビに載っていたので助かりました。

     KENさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点はあまりないですが、3分法のしくみについては理解したと思っています。苦手な論点は再振替仕訳でしょうか。テキストを読んでもとくわからなかったところは、ネットスクールの掲示板で質問をしていました。

     3級の試験勉強では、自分が分からないところは大体他の受験生も分からないみたいで、(つまずくポイントは大体同じということです)過去に同じような質問が掲示板に出ていたので、それも参考にしました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     第一に、今回は過去問(6回)を模擬試験(7回)をあわせて13回分やりました。過去問についてはどれだけ量をやればいいのか正直わからず、本番一ヶ月前からはじめた「本試験レベル問題集」で大体9割以上解けていたので、本番では余裕しゃくしゃくで臨んでしまいました…。

     今回使用したテキストと問題集だけで、本番では十分に対応は可能だと思いますが、試験範囲の勉強に漏れがないか、アラ探しをしておく、という意味で、模擬試験問題は他社の問題集をやるなど、もっと量をこなしてもよかったと思っています。

    第二に、本試験の第3問と第5問については、特定の出題形式に偏ることなく、満遍なく過去問を解くようにした方がよいと思います。さくっと受かるシリーズの「トレーニング」と「厳選過去問ナビ」でも満遍なく載っていますので、きちんとやれば本試験でも
    大丈夫だと思います。

     こうしたことを書く理由としては、試験後の感想を色々と聞いていると、皆様出題頻度の高い論点や出題形式、本試験の予想問題など、かなり的を絞った勉強をされているのではと感じたからです。

     そうした勉強方法を否定するつもりは毛頭ないのですが、日商のHPにある「出題の意図」を色々と読んでみると、パターン化した知識や機械的な暗記のみならずその知識を応用できる簿記能力の養成に努めてほしいと、毎回くどいくらいに書かれています。

     今回の試験では、5問目はいつもの精算表ではなくB/S・P/Lを作成させる問題だったが、上記のような出題意図を読んでいると、今後の試験も出題頻度の高い出題形式や論点だけに絞って勉強をしていくのは、リスクが高いなと感じてしまう。

     せっかく簿記というすばらしい分野に足を踏み入れたのだから、とおり一遍の勉強だけでなく、あと一歩つっこんだ勉強をしていくと簿記というものが、より面白く感じられるのではないかと思うし、実社会でも役に立つ知識が身につくと思う。

     2級を勉強して2週間しか経過していないが、2級の勉強をして初めて、3級で学んだ知識の意味が分かったという部分が本当に多くあります。簿記3級を足がかりに、2級1級も取得しようと思っている人はとくに、今勉強していることは、そもそも何のためなのか考えてみると良いと思う。ただ単に合格すればよいのか、それとも簿記3級合格に十分な実力を身につけようとしているのか。

    管理人コメント

     KENさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     予想問題については、個人的には過去問対策の総仕上げとして利用すると良いと思います。なぜなら、予想問題は過去に出題された問題の中から、次の試験で出題されそうな分野をピックアップしてアレンジしたものだからです。「問題集(~試験1か月前)→過去問集(試験1か月前~試験1週間前)→予想問題集(試験1週間前~試験日前日)」の順番がベストです。

     あと、筆記用具についてはシャープペンシルの方が便利だと思いますが、芯が硬くて使いにくい・消しゴムで消しにくいといった場合は、2Bあたりのシャー芯を使うことをおすすめします。柔らかい芯であれば、消しゴムで消すのも簡単です。

     また、シャープペンシルは太いものを選んだほうが疲れにくい(細いと無駄な力が入りやすい)ですので、どれにしようか迷っていらっしゃる方には、ドクターグリップシリーズをお勧めします。ちなみに管理人は、筆記用具を全てドクターグリップシリーズで統一しています。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたKENさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    KENさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.31

    何度も何度も問題と向き合い、自分の弱点を徹底的に克服しよう!

    • 投稿者:ゆうさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

     この度、第124回日商簿記検定2級を受験し、合格することができました。受験1週間前に簿記検定ナビにたどり着き、お世話になっておりました。感謝の気持ちを込めて、合格体験記を投稿させていただきます。

    受験に至るきっかけ

     昨年8月に十数年勤めた会社を退社しました。事務から営業に至るまであらゆる業務をこなしてきましたが、帳簿のことになるとさっぱり知識もなく財務諸表などを見ても理解できず、簿記というものから避けてとおっていたこともあり、それで一から勉強して資格を取ってみようと思ったのです。

     再就職にあたり、履歴書の「免許・資格」の項目に「普通自動車第一種免許」しか書くことがなかったのも大きなキッカケでした。まず昨年11月の第123回で3級を受験しました。受験しようと思い立ってから勉強期間もギリギリ1ヶ月しかなく慌てましたが、それでも100点満点で合格することができました。

     今まで十数年の業務の中で振替伝票などに少しは携わっていましたが、3級を勉強しはじめて初めて「借方」「貸方」の存在と意味を知りました(お恥ずかしい次第です)簿記がちょうど楽しく思えるようになってきたので、そのまま次の124回の2級検定を目指しました。

    受験までの3ヶ月

     11月の終わりに教材を探し、12月初日から2月末日の試験日に向けて勉強を始めました。教材は3級を受験した際に『10日で合格!日商簿記3級テキスト』というイラスト付きのわかりやすいものを使用し、内容をイメージしなが ら理解することができたので、2級でもそういった選択をしました(もう少し早くここのサイトの存在を知り、教材選びに慎重になればよかったなぁと後に思い知らされましたが…)2級受験にあたり、使用した教材は全部で以下のとおりです。

    • 基本対策
    • サクッとうかる日商2級 商業簿記 テキスト(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商2級 工業簿記 テキスト(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商2級 商業簿記 トレーニング(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商2級 工業簿記 トレーニング(ネットスクール)
    • 練習問題対策
    • 完全合格のためのSTEP UP問題集 日商2級商業簿記(大原)
    • 完全合格のためのSTEP UP問題集 日商2級商業簿記(大原)
    • 日商簿記2級 過去問題集(大原)
    • ラストスパート対策
    • 日商簿記第124回試験予想ラストスパート模試3+1(ネットスクール)
    • 日商簿記2級第124回をあてるTAC直前予想(TAC)

     何といっても再就職に向けて一発合格を狙ったので、教材費・時間・努力は惜しみませんでした。

    勉強方法

     3級のときに、あまりの時間の足りなさと悪戦苦闘した思いがありましたので、次の2級はそんな簡単にはいかないだろうと思い、最初の1ヶ月で商業・次の1ヶ月で工業・最後の1ヶ月で過去問と仕上げをしよう…と大まかに目安を立てました。

     まず最初はテキストを読み、理解したことをトレーニングで練習するという作業です。ここで完全に内容を理解できるまで徹底的にテキストと向き合いました。内容を「覚える」のではなく「理解すること」に集中するのです。イメージすることが大事で「しっかりと基本をマスターすること」を常に念頭に置きながら勉強していきました。

     やはり商業の方では内容の多さと複雑さが3級時とは断然に違っていて大変な作業でした。商業には手こずってしまい1ヶ月以上かかりました。工業は、商業と同じような手順でしました。まったく初めての工業簿記に不安はありましたが、商業ほど時間はかかりませんでした。案外、原価計算が楽しいと思えるほどでした(後半、製造間接費差異の分析ではシュラッター図の理解に手こずりましたが)

     内容を大体把握したところで次に問題集に移りましたが、商業で使用していたテキストにはなかった「裏書義務見返」「保証債務見返」「差入 有価証券」「保管有価証券」といった内容が出てきて焦りました。やはり1つの教材だけに頼らなくて良かったのかも知れません。教材選びも重要なんだとここで思い知らされました。

     2月中旬から、試験同様に時間を計って過去問題集(112~122回)を毎日1回分ずつやりました。間違った問題もそうでない問題も、解答と照らし合わせとことん理解できるまで追究しました。解き方をパターンで覚えるのではなく、一つ一つの問題が何の力を求めているのか『簿記』という完全体を理解しながら頭にたたきこんで勉強しました。

     そうしていくうちに過去問においては80点台から90点、100点と確実に力はついてきました。最終的に第1問仕訳問題の文章の読解の難しさと複雑さには手をやき、試験1週間前にこちらの簿記検定ナビにたどり着き、問題をいくつもプリントアウトさせていただいて練習しました。

     検定前は少しでも多く問題を解く練習をしたかったのですが、簿記検定ナビの仕訳問題対策では出題分野が表記されていて、自分の苦手分野や出題傾向・予想に合わせてダウンロードできてとても便利でした。

    試験日当日の1日の流れ

    • 試験時間まで

     就寝時間や起床時間が遅くなると頭がボンヤリするので、なるべく規則正しい生活を送るようにしていました。ですので試験前日の晩も悪あがきはやめて10時就寝、朝もいつもどおり6時起床。 朝ごはんもいつもどおり(このときいつもどおりのことをすることで緊張感を少しでも和らげようとしていたのかも知れません)

     前日に用意しておいた当日午前中用の問題をこなす(どこかの問題集の著者のまえがきに、当日にやったことのない問題をして出来ないと、不安や緊張を募るだけなのでやめたほうがいいとあったので、このとき一度やったことのある少し苦手項目の問題を練習しました)

     昼食は、あまり満腹になると頭の動きが鈍くなるので簡単にカップラーメンのみ(これが原因で試験終了直前、全部問題が解き終わった安心感と空腹で緊張感の走る静寂な試験会場に私のお腹の鳴る音を響かせてしまいまし た…)

     試験会場にはちょうど40分前に入りました。着いてから10分はトイレに行ったり、身のまわりを整えて。 30分ほど緊張での手の震えを解消するために練習問題に取り組んでました。試験開始直前、自分がとても緊張しているのがわかりました。あと数秒で開始…というところで、同じ会場の男性が 「すいません!!トイレに行きます!!」 と叫びました。すると別の男性も 「僕もトイレに行ってきます!!」と慌てて会場を出て行かれました。

     試験官の方が「ではあと数分開始時間を遅らせます。待っている間に受験番号と名前を記入してお待ち下さい」と。そんな出来事のおかげか、緊張していたのは自分だけじゃないと思ったことでずいぶんリラックスできたと思います。あの時の男性2人には感謝です。

    • 試験開始

    試験は「1→4→5→2→3」の順番で解きました。普段からこの順番で過去問の練習をしていました。第1問は問2の受託販売でつまづきました。緊張のあまり集中できず、また文章の複雑さが頭になかなか入っていかないため「やっと解けた!」と思ったときには第1問の仕訳問題で30分をつぎ込んでしまっていました(結果として「現金預金」で失点してしまってたのですが)

    第1問で時間を使いすぎてしまったことで少し慌てた気分で第4問に進みました。緊張が解けず頭の中がフワフワしていてどう解いたのかあまり記憶にありません。予想問題でも出題されていたせいか、さほど難しくは感じなかったように思います。

     そのまま第5問にいき、予想通りCVP分析ということで少し緊張もほぐれ、気分がゆるみすぎました。問題用紙に書き込んだ自分の計算をあとから確認したら、貢献利益から営業利益を引いて固定費を出した形跡が残っているのですが、貢献利益も営業利益も合っているのに暗算で固定費を間違って書き出していました。その試験最中は間違っているなどひとつも疑わず「簡単な問題でよかった!」と次に進んでしまってました。ここまでで1時間使ってしまいました。

     残りの1時間で難関の第2問・第3問を解かなくてはいけない緊張がはしりました。第2問、よく二重仕訳の失敗を繰り返し、ここはよくおさえていたポイントなので確実にできました。時間も迫っていたので慌てず一発で貸借が合わせられるように…との思いでした。ココの時点ですでに緊張感はなくかなり集中できていたと思います。

     最後の第3問、残り40分を切ってました。一つ一つの仕訳を確実に間違えずにやらなくちゃと思いからか時間がかかりました。『帳簿棚卸高の合計金額の5%を超える棚卸減耗費は原価性のないものとして営業外費用として処理』という変化球問題に驚いて、ここでしばらく時間がストップ。じっくり問題とにらめっこです。5%しかダメというならその5%は売上原価の項目に、残りは費用として分けて考えればいいんだとこの時には冷静になっていたのだと思いま す。

     あとはいつもどおり。精算表のすべての計算が終わったのは終了3分前でした。もう見直すにも無理な時間です。こうなったら開き直りです。全部とにかく解答用紙に書き込むことはできた満足感に浸りました。

    • 答え合わせと合格発表

     結果として普段からケアレスミスが多くて注意はしていましたが、当日の緊張感にはかなわず思わぬところでの失点に悔やまれます。

    【第1問】…2題目で他の方々と同じように「現金預金」で失点してました。

    【第2問】…二重仕訳は練習でよく失敗したおかげで徹底的にやっていたのが功を奏しました。

    【第3問】…『帳簿棚卸高の合計金額の5%を超える棚卸減耗費は原価性のないものとして営業外費用として処理』という初めて見る問題に驚きましたが、よくよく考えたら理屈でわかりました。いろんな問題集で練習したことで、どんな文章にも対応できるようになってました。

    【第4問】…勉強中、工業簿記一巡でよく間違っていたので、徹底的にやっていたのでこれもここで幸いしました。

    【第5問】…CVP分析は大の得意中得意のハズだったのがケアレスミスで固定費の計算を間違えてしまったためにイモヅル式で失点してました。

     上記の結果、第1問16点・第2問20点・第3問20点・第4問20点・第5問8点、合計84点でした。当日の試験終了後、完ペキに出来た!満点!と思ってました(笑)

     帰ってからネットで解答速報を見てかなりの大打撃を受けました。甘かったです…。一番のショックはやはり「現金預金」です。こちらの地方では今回の合格率は11%ちょっとでした。ただ今回合格できたのはパターンに頼らず『簿記』というものを出来るだけ理解することに徹底した賜物だと思っています。ずいぶん苦労した分、合格発表のときの嬉しさはひとしおでした。

    終わりに

     あとで振り返ると、あの順番で問題を解いてよかったと思いました。1、2、3…と順にやっていたら第3問の変化球問題にパニックを起こしあとに続かなかったと思えるからです。普段の集中力が戻ってきた最後の方であの第3問に冷静に対処できたと我ながらホッとしています。

     最後に、今回昨年10月後半から約4ヶ月あまり、一生懸命簿記を勉強したことで自分へ自信がつきました。やはり基本をしっかり学ぶことはどこの世界でも大事なんだなぁとつくづく実感した経験でした。工業簿記は慣れない作業で難しくも感じましたが、楽しさを感じていたのも事実でもう少しつきとめてみたい気もします。

     経済面と時間に余裕があれば1級にもチャレンジしてみたい気もします。孤独な独学での勉強の合間に簿記検定ナビでは勇気づけられ、勉強させていただきました。本当に感謝しております。ありがとうございました。もしかして1級を目指すことになったときもまたお邪魔したいと思います。

    管理人からゆうさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓・教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
     電卓…使用した電卓はCANONのTS-1200TGというものです。以前勤めていたときに長年愛用していたものと同じようなサイズ、キーの配置のものを選びました。文具屋さんで2000円前後だったと思います。大きさもガッチリしていて安定性があるので早打ちしてもミスタッチを防げて安心です。簿記検定は時間との勝負ですから、電卓選びは重要ポイントでした。

     教材…テキスト選びに関して、自分は良さそうなものをバラバラにかき集めてしまったので、本によってかなり言っていることが(解説の仕方が)違うこともあり戸惑いました。もっとこちらのサイトを早く発見して、いろんな方のご意見を参考にして慎重に選べばもっと効率よく勉強できただろうと思います。

     ただ、3級の時も2級の時にも使った大原の『過去問題集』は一番役に立ちました。テキストなどで基本を学習したあとにこの問題集をこなすことで力がついたように思います。前半での出題内容別問題には詳しく解説が載っているので問題を解きながら、この1冊でガッチリ復習できます。後半の過去問では毎回キッチリ2時間の制限時間を設けてやってました。

     ゆうさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     商業での得意な論点は、伝票会計(特に数字の推定)…これはクロスワードパズルを解いているような感覚でとても頭がスッキリしました。本支店会計・財務諸表・精算表・決算勘定・帳簿組織などの問題も大好きです。今回変化球できた第3問の『5%は売上原価に、残りは費用に…』とそういった考えさせられる問題も実は嫌いじゃありません。

     苦手なのは『対照勘定』と純資産にちなんだ(特に『パーチェス法』という言葉が出てくる)問題です。←これはもう記憶して頭に叩き込むしかありませんでした(結局この苦手なところは今回出題されなくて幸いでした)あとは複雑な仕訳問題に時間がかかり過ぎる傾向があったので、簿記検定ナビで仕訳問題をダウンロードしてたくさん練習しました。

     工業では、(結局今回間違ってしまいましたが…)CVP分析・等級別原価計算・工程別・組別原価計算などは解いていてとても楽しくて好きでした。製造間接費の配賦や配賦差異分析は嫌いじゃありませんが何度も間違ってました。いずれにおいても自分は記憶しないと解けない問題が苦手です。(記憶力に自信がありません)

     苦手な項目や間違った問題は、消しゴムでキレイに解答を消し、ふせんを貼っておき、問題内容を忘れた数日後に再度チャレンジしてここでカンペキに解答できるまでそれを何度も何度もやります(ですのでシャープペンの芯は必ず2B、消しゴムも強力に消えるものを使用)自分の弱点を掴み徹底的に攻略するのです。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     上記の教材選びにも書かせていただきましたが、これは慎重になるべきだと本当に思いました。『わからなくて問題が解けない』という事態だけは避けたいがために根性で猛勉強。試験でもしわからない問題にぶつかってしまったらそのショックもしくはパニックで他の問題にも影響し、時間を浪費し、不合格になりかねないからです。

     結果、ケアレスミスで16点も失点してしまいましたが、『わからなくて問題が解けない』事態は回避できたようです。実は図々しくも2級も満点合格を狙っていたので少し無念さが残ってますが(笑)

     あとは上手に言えないのですが、『簿記』というものを根本から理解して学習を進める、パターンに頼らない、何度も何度も問題と向き合い自分の弱点を徹底的に克服する…これにつきます。2級は本当に3ヶ月ジャストという期間しかなかったため、目安を立て段取りよく学習を進めたことが結果につながったと思います。

     あとはこの期間、本当にひとり孤独に勉強していたため、簿記検定ナビの存在をもっと早く知って、教材選びから勉強の仕方・情報の交換などしながら勉強できたらどんなに良かったなだろうぁ~…と今でも思っています。

     ここまでの3ヶ月を振り返って…勉強時間は小学生の息子が帰ってくる時間までと決め、家事と子供との時間の合間に全力を注ぎました。平日に平均3~5時間、土日は子供との時間と決め寝間際にテキストを読むだけという勉強スタイルを貫きました。

     そのせいか学習時間を捻出するために日常の時間の使い方がとても上手になったと思います。30代半ばを過ぎてこんなに勉強したのも学生時代以来でしたが、人間やれば出来るんだ!と嬉しい経験でした。満点を狙うくらいの強気で学習を進めることは大事です!

    管理人コメント

     ゆうさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!具体的な勉強方法について、かなり詳細に書いていただきましたので、受験生の方にはぜひ参考にしていただきたいと思います。

     ゆうさんもおっしゃっていますが、独学で勉強する場合は、孤独との戦いになります。さっぱり分からない問題に遭遇したり、なかなか思うように勉強が進まないと精神的にきつくなってしまいますので、簿記検定ナビの質問掲示板や総合掲示板などで他の受験生と交流し、情報交換したり励ましあったりすることをおすすめします。

     あと、問題演習の時間をたくさん取れる場合は、1つの問題集を何度も繰り返すのではなく、他の出版社の問題集に手を出してみるのもいいかもしれません。出版社によって「ここは重要」「ここは不要」という考え方が異なりますから、A出版社の問題には出てこなかった論点が、B出版社の問題に出てくることもよくあります。最近の出題傾向を考慮しますと、なるべく穴のないように勉強することが大事ですので、時間に余裕のある場合はぜひお試しください。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたゆうさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    ゆうさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.30

    目標は常に高く!自分自身を追い込んで奮い立たせることも大事!

    • 投稿者:まいさん
    • 勉強形態:専門学校(通学)
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月
    • 備考:専門学校はTAC

    日商簿記検定を受験しようと思ったきっかけ

     4年程前から経理の仕事を少ししていましたので、簿記の資格を取ろうと思いました。 独学や通信教育は性格上向いていない為、通学を選びました。 学校(TAC)は9月から通い、9月~11月までは3級の勉強をし、11月下旬~2月までは2級の勉強をしました。

     絶対に一回で合格する為に、30点落とせると思うのではなく、満点を取れるくらいに頑張ろうと決めました。あと、同僚や友人等に簿記の試験を受けることを伝えてた為、落ちた報告を周りにしたくないから絶対落ちれないとも思いました。

    使ったテキスト&問題集

    勉強スタイル

     勉強方法は授業通りにしました。ただ、絶対に復習しました。週に2~3日学校に通い、その日以外は合格トレーニングの問題を解き1~2時間復習しました。通勤の電車の中や病院での待合室などの時間が少しでもあれば、合格テキストを読み復習をしました。

     自分の納得いく勉強は出来たと思います。第123回の簿記3級が96点で、第124回の簿記2級が90点でしたので、残念ながら満点は取れませんでしたが、合格出来たことはとても嬉しく思っております。

    試験日当日の1日の流れ

     8時起床し、ご飯を食べ、用意をしました。10時から時間が余った為、ざっとテキストを見て復習をし、12時に家を出ました。12時40分に現地に着きました。テキストを持って行ってた為、復習をしました。

     試験がはじまると、少し緊張しました。2問目や3問目が時間のかかる問題になると思い、工業簿記から始めました。4→5→1→2→3の順に問題を解きました。仕訳問題は科目のひっかけはあるだろうと思い、初めから注意しました。

     試験を受けた感想は、時間が足りなかったです。3問目を見直したかったけど、時間が無く見直せなかったので、間違いはあるだろうと思っていました。結果は予想通り1、2、4、5問目が満点で3問目が10点でした。難易度としては、3問目だけ難しく感じました。

    管理人からまいさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     電卓は「CASIO DH-12E」です。電卓の画面部分の角度が変えれないし、私は使いやすくはなかったです。次回電卓を購入するときは、画面の角度を見やすい位置に変えれる電卓にしようと思います。
     今回、勉強に使われたTACの教材は他の方にもおすすめ出来ますか?良かった点や悪かった点などがありましたら具体的に教えてください。
     合格テキストは図も多く、とてもわかりやすかったです。合格トレーニングは合格テキストに添った問題になっており、テキストで勉強した事を復習することが出来ます。簡単な問題から難しい問題まであるので、この問題集を解けるようにすれば他に問題集は必要無いと思います。購入する場合は、合格テキストと合格トレーニングはセットで購入した方が良いと思います。

     悪い点は、持ち歩くには重いです。通勤等で見る為持ち歩いてましたが、いつもカバンが重かったです。

     まいさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     苦手な論点は、商業簿記では「本支店会計」、工業簿記では「仕損、減損」です。苦手を克服する為には、何度も何度もテキストを見て、何度も何度も問題集を解きました。他の論点より時間をかけ、理解出来るまで繰り返し問題を解きました。

     得意な論点は精算表でしたが、今回間違えてしまったので得意とは言えないかもしれません。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     私は絶対に受かるぞという気持ちが大事な気がします。その気持ちがあれば、勉強を継続出来ると思います。あと、これからもひっかけ問題は絶対出ると思います。せっかく勉強して考え方は正しくても、ひっかけ問題で0点では凄く勿体無いと思います。特に一問目の仕訳は勘定科目に注意して下さい。私は今回勘定科目で絶対に間違わないようにしようと思い、間違わずにすみました。絶対に勘定科目は見直しして下さい。

     また、70点取れれば良いと思うのでは無く、満点をとりたいと思う気持ちが大事な気がします。実際は私も満点とれなかったし、とれなくても良いと思うんです。ただ、満点をとりたいと思うと、2点でも4点でも落としたく無いと思うので、慎重になります。ひっかけ問題には絶対にひっかからないようにしようと思います。

     苦手な問題も試験に出るかわからないから勉強しないのではなく、理解するまで勉強しようと頑張ると思うのです。実際には慎重にしてもミスはします。ただ、そのミスが最小限になる気がするのです。だから、満点をとるという気持ちで勉強してみてはいかがでしょうか?

     簿記1級や税理士・公認会計士など上位資格の取得はお考えですか?これからのキャリアプランなどがあれば教えてください。
     今のところは特に考えてません。

    管理人コメント

     まいさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!合格最低点の70点を取れればいいや、と考えるのではなく、100点満点を狙って勉強する姿勢はとても素晴らしいと思いますので、これから受験勉強を始められる方は、ぜひ見習っていただきたいです。

     また、第1問の仕訳問題に関してですが、必ず勘定科目をチェックした上で解答するようにしてください。今回の仕訳問題は「現金預金」を「当座預金」と書いてしまった時点でマイナス12点となってしまい、合格可能性が大幅に下がってしまいますので、練習時から常に意識して仕訳を切るように気をつけてください。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたまいさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    まいさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.29

    気分転換を忘れずに。メリハリをつけて勉強しよう!

    • 投稿者:ゆうやさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月

    日商簿記検定を取得したいと思ったきっかけ

     大学卒業後に正社員でアパレル関係(接客業)に就職しましたが、不規則な生活に体調を崩しわずか2か月で退職。とにかく経験を積まなければ企業から採用してもらえるわけがありませんので、体調の回復の兆しがみえたところで派遣会社へ登録をし、すぐに派遣社員として未経験OKの一般事務の仕事を始めました。

     仕事内容に簡単な伝票・請求書作成業務が含まれており、時間が経つにつれて財務の仕事に興味が湧いてきたのですが、それには簿記の知識が必須ということでしたので取得を目指そうと決意しました。

    勉強に使用した教材

    • サクッとうかる日商2級 商業簿記 テキスト(ネットスクール出版)
    • サクッとうかる日商2級 工業簿記 テキスト(ネットスクール出版)
    • サクッとうかる日商2級 商業簿記 トレーニング(ネットスクール出版)
    • サクッとうかる日商2級 工業簿記 トレーニング(ネットスクール出版)
    • サクッとうかる日商簿記2級厳選過去問ナビ(ネットスクール出版)

    勉強の流れ

     とにかく簿記は継続して勉強することが大事だと知り合いから聞いていましたので、ほぼ毎日、少しでも空き時間が出来たら仕訳問題を解くようにしていました。簿記検定ナビ仕訳問題対策には本当にお世話になり、最終的には解答を暗記するほどに繰り返し解きました。

     勉強時間は平日は仕事の疲れもあって1~2時間(やらない日も結構ありました)、土日は2日間合わせて5~6時間時間くらいだったと思います。挫折しないよう、気分転換にゲームしたり出掛けたりも普通にしていました。3級を既に取得していたので、その流れで商業簿記から始めました。

     また、テキストを熟読しているだけでは身につかないため、テキストを一通り読んだらすぐに練習問題にかかり、わからない箇所は解答を見ながら書く、という練習を繰り返して身体で覚えるように進めていきました。商業簿記は1か月ほどで終え、相当手強いと噂の工業簿記に時間を費やしました。具体的な時間配分は以下になります。

    • 11月~11月末:商業簿記のみに集中しました
    • 12月~1月中旬:商業簿記の仕訳問題は継続的に解きつつ、工業簿記を進めました
    • 1月中旬~1月末:商業簿記の復習後、過去問に取り掛かる
    • 2月~試験まで:過去問のみ。全ての過去問を5周くらい、苦手な問題はさらに2周程行いました。

     間違えた部分は、自分の部屋で勉強していたため、声に出して読み上げ自分に言い聞かせました(ちょっと怪しいですが)回数を重ねるうちに、問題のひっかけポイントのパターンが見えてくるので、だんだんと間違いが減っていきました。

    試験日当日の1日の流れ

     普段と違うことをすると緊張がひどくなりそうだったので、通常通り朝8時に起床し、普段と変わらないものを食べました。試験前に問題集をやるとかえって不安になりそうだったので、漫画を読むなどして過ごしました。頭の回転を良くするため、昼食後にDHAのサプリメントとチョコレートを摂取して会場へ向かいました。

     試験日は少し雨が降っており、結構寒かったのでコンビニでホットドリンクを購入して身体を温め、周囲の雰囲気にのまれないよう、好きな音楽を聴いて試験開始を待ちました。ついに試験官の方が解答用紙を配布し始めました。精算表が見えた瞬間、心の中でガッツポーズをしました。この精算表に後々苦しめられることを知る由もなく…。

     工業簿記の解答欄は、見たことのない形式のものだったため一抹の不安が頭を過ぎりました。問題をざっと見て、工業簿記は第4問が怪しかったのと、商業簿記はスムーズに解けそうだったので、第一問から順番に解くことにしました。

     第一問:仕訳練習の段階で勘定科目をチェックする癖をつけていたおかげで、現金預金にひっかからずにすみました。少しひねられた問2に時間を少し取られましたが、全問納得のいく解答を導き出すことが出来ました。

     第二問:苦手だった帳簿組織。当座預金と受取手形の二重仕訳には気づきませんでしたが、試算表が何故か貸借一致したので、この時点では自信満々でした。

     第三問:得意の精算表…のはずが、過去問に比べて時間のかかる仕訳が多く、棚卸減耗5%の処理を間違えましたが、当期純利益を算出出来たので先に進みました。

     第四問:私が解いた過去問には出てこなかった形式で焦りました。問題文は理解出来るものの、解答用紙にどう記入すれば良いのかがわからずに四苦八苦。とりあえず埋められるところだけ埋めようと、数値の算出を試みました。算出した数値を眺めているうちに、不思議とその数値 を記入すべき場所が見えてきたため、ダメもとで解答用紙を全て埋めました。

     第五問:得意のCVP分析でラッキー…と思ったのも束の間、全部原価計算と直接原価計算の比較に戸惑い、固定費と変動費に分けるところでつまづきました。不安を感じつつもとりあえず一通り解いたところで、固定費と変動費の間違いに気づいて全部修正するはめに。問1の製造原価報告書は直せたものの、問2と問3は時間切れになってしまい修正出来ませんでした。

    試験を終えて

     第4問が非常に不安だったのと、第5問確実に8点を落としていること、第3問がややこしくて金額に間違いがありそうな気がしていたため、今回はダメかな…と諦めかけていましたが、解答速報を見ると、奇跡的に第4問は完璧でした。予想配点では第1問・第4問が満点、第5問 が12点、あとは第2問・第3問合わせて18点取れていれば合格でしたが、その2問の出来栄えが微妙なところだったのでずっと落ち着きませんでした。

    合格発表

     合格速報はWebです。仕事中でしたが気になって仕方がなかったので、合格発表時間になったらすかさずチェックしてしまいました(笑)「きっと大丈夫!」と自分に言い聞かせていましたが不安も拭えなかったので、合格を知った時は本当に嬉しかったです。簿記検定ナビにはお世話になりました。特に仕訳問題には本当に感謝しております。ありがとうございました。

    管理人からゆうやさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材・電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     電卓は大き過ぎず小さ過ぎず、キータッチの感触も良かったのでおすすめだと思います。教材に関しては簿記3級でも同じシリーズのものを使用したのですが、イラストが多く使われていて飽き性の自分にとっては楽しく学べる内容でした。ごく一部、解答の説明が少し足りないと感じるところがありましたが、全体的にわかりやすい教材だったと思います。
     ゆうやさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は精算表、伝票会計、CVP分析で、苦手な論点は帳簿組織、本支店会計、標準原価計算です。苦手なところは、他の問題よりも回数を増やしてひたすら練習を重ねました。さらに、何故間違えたのか、どうしてこの解答になるのかをしっかり理解した上で、自分が間違えやすい部分を繰り返し紙に書いて身体で覚えました
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     無理をしないことが成功の秘訣だと思います。気分が乗らない時や体調の悪い時に問題を解いても頭に入りませんし、普段間違えないような部分でミスをしたりと、かえってストレスになって不安も募りますので、息抜きや休憩を忘れずに、メリハリをつけて取り組むことが大切だと思います。
     今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級や税理士などの上位資格に挑戦されますか?
     経理の仕事に就くために就職活動を行う予定です。上位資格について、今は考えておりません。まずは実務経験を積んでから考えたいと思います。

    管理人コメント

     ゆうやさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     ゆうやさんの勉強方法で一番見習っていただきたいのは、「間違えた部分は、自分の部屋で勉強していたため、声に出して読み上げ自分に言い聞かせました」という点です。勉強は「目」だけでなく「口」や「耳」を使うことによって記憶の定着率が上がると言われていますので、自宅などで勉強する場合は意識的に声を出すようにすると良いと思います。

     また、ゆうやさんもおっしゃっていますが、上手に息抜きをし、メリハリをつけて勉強することも大事です。気分が乗らないときは思い切ってオフ日にして、自分の好きなことをやって気分転換するほうが精神衛生上も好ましいと思います(ただし、直前期は無理してでも詰め込む必要があります)

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたゆうやさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    ゆうやさんが使われた教材や電卓のまとめ