タグ: 第124回

  • 第124回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.36

    あれこれ手を出すよりも、1つのものをしっかりとマスターしよう!

    • 投稿者:ねーぜさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月半

    使用テキスト・問題集

    • スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記
    • スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記
    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級

    勉強方法

     あれこれ手を出すよりは、1つのものをしっかりとマスターする方が大切だと思っていました。まず、スッキリわかるシリーズのテキスト2冊を一通り読み、巻末に付いている練習問題を解きながら、わからないところや間違ったところをテキストで読み直して基礎を固めました。

     そのあと過去問題集に取り組み、解けなかったところは解説を読むと同時にテキストに戻って復習しました。テキストだけ読んでわかったつもりになった部分でも、過去問で間違えてから見直してみると、また新たな発見があるというか理解が深まるんです。テキストは本当にひっきりなしに見返していたので、1か月半でかなり使い込んだ風体になりましたね。

    勉強スケジュール

     試験まで時間がなかった上に平日は仕事があるため、毎日空き時間を見つけては集中して勉強しました。1日のスケジュールですが、平日は朝の出社前に約1時間、仕事から帰ってから約2時間勉強しました。休日は休憩をはさみつつ5~6時間ほど勉強しましたね。テキストに約3週間、過去問に約3週間かけました。

     過去問は結局2回しか繰り返すことができず、当日不安をかかえた状態だったので、もっと時間をかけて復習できればよかったなと思います。

    商業簿記を振り返って

     はじめ勘定科目があまりに多くてくじけそうになり、特殊仕訳帳がわからなくてくじけそうになり、本支店会計がわからなくて…といった具合で、とにかく最初が苦しかったというのが本音です。こればかりは慣れしかなかったですね。それでも我慢して続けて多少わかってくると、応用がきいてきたのかグッと楽になり、どの問題も小手先ではなく理解して解けるようになったと思います。

     また個人的な興味で、有名企業の決算書を印刷して持ち歩いては眺めていました。これは簿記の得点にどの程度効果があったかはわかりませんが、決算書を見慣れるという点ではよかったのかな、と思います。

    工業簿記を振り返って

     工業簿記は「勘定体系」を理解すること…これに尽きると思います。材料、賃金、仕掛品、製造間接費、売上原価、等の流れですね。はじめはその理解があいまいなまま問題を解いていたので、基礎的な問題は解けても少しひねった問題が出るとお手上げという、安定した得点が期待できない状態でした。

     勘定の流れを理解した後は、どの問題も(例え解けなかったとしても)解説を見ての理解が早かったように思います。あとは、工業簿記では表や図を描くことが多くなりますが、いい加減ではなくしっかりと丁寧に書くことが大事だと思います。解いてみてよくわからない問題でも、とりあえず書いた表や図をじっと眺めてみることで「あっ、そうか」というひらめきが生まれたりしました。

    試験日当日の1日の流れ

     前日は早めに寝て、起きてからたっぷりと朝ごはんを食べて電車で会場へ向かいました。正直に言って不安な気持ちはありましたが、試験当日に限っては「ダメだったらまた今度頑張ればいいさ」という楽天的な気持ちで臨みました。

     試験開始直後ざっと問題を見渡してから、30秒程ぼーっとしていました。この間、全体的な解き方をぼんやり考えながら周りの人を見渡していたのですが、これで無駄な力が取れてリラックスできたと思っています(結局後半は必死になって無我夢中で解いていたのですが)

     リラックスの仕方は人それぞれだと思いますが、当日は自分なりにリラックスをすることが何より大切だと思います。試験が終わって帰る途中に解答速報が出ていましたが、なんとなく受け取らずに帰りました。合格は5分5分だと思っていたので発表日はとても緊張しましたが、自分の番号を見つけたときは嬉しくて思わず声をあげてしまいましたね。

    最後に

     とにかく基礎が大事だと考え、テキストを何度も何度も見直したことが合格につながったと思います。特に124回の試験は他の回と比べて難しかったように思いますが、基礎をしっかりと固めていなければ、難しい問題に対応できずに終わったかもしれません。

     また、実は色々なサイトでいくつか小技も仕入れていました。たとえば、精算表で使える「まみちゃんはブス」(前受前払・未収未払はB/S貸借対照表)などですね。当然基礎固めが前提となるのですが、そういうちょっとした小技は面白くて覚えやすいので非常に役に立ちました。

    管理人からねーぜさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     シャープ製のEL-N802です。自分の場合は形から入りたいタイプなので、どちらかといえばデザイン重視で選びました。アンサーチェックや早打ち、GTがついているので2級の電卓としては十分でしたが、簿記1級や会計士を目指される方には少し物足りないかもしれません。
     今回、勉強に使われた教材は他の方にもおすすめ出来ますか?良かったところや悪かったところなどがあれば教えてください。
     はい、とてもおすすめできます。テキスト、問題集ともに説明や解説が丁寧に記載されているので、独学にはもってこいです。ただし、簿記初心者向けの説明が非常に豊富に載っているため、少しかじったことがある方やサクサク進めたい方には不向きかもしれません。

     また、ネコのキャラクターが一貫して登場して親しみやすい内容となっているのですがもしかしたらそういったものが苦手な方がいらっしゃるかもしれませんね。

     ねーぜさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意分野は、商業簿記では伝票制度や本支店会計、工業簿記では総合原価計算でした。苦手分野は特にはなかったのですが、商業簿記では特殊商品販売の仕訳、工業簿記では直接原価計算の理解には苦労しました。

     克服方法は、同じことを繰り返すようですが、やはり基礎固めですね。過去問の該当部分を解いてテキストに返り、わからない点やあやふやな点をきっちり解決することです。テキストを読み返しても、どうしても分からないときもありましたが書店で別のテキストを立ち読みしたり、インターネットで調べたりして勉強しました。

     テキストにしても過去問の解説にしても、万全なんてことはありませんから、よく分からないところは別のソースでみてみると理解が深まったり疑問が晴れたりします。また、自分が分からないところは結構他の人もわからなかったりするもので、インターネットでまったく同じ質問をしている人がいたりしておもしろかったですね。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     やはり、もっと時間に余裕をもって計画的に勉強できればよかったと思いますね。先も述べたとおり、過去問を解く時間が十分にとれませんでしたから。

     あと他の方の体験記にもありますが、満点を取るつもりで勉強するとよいと思います。自分は満点というか、苦手分野を一切なくすつもりで勉強していました。苦手分野がないということは精神的な自信にもなりますし、簿記の内容は色々と関連していることが多いため、全範囲にわたって理解することは、簿記の理解の深さにつながると思います。

     今後は簿記1級や税理士試験・公認会計士試験などに挑戦される予定はございますか?
     専門職になりたいということではなく、会計の基礎を学ぶつもりでしたのでこれより上級の試験に挑戦する予定は今のところありません。

    管理人コメント

     ねーぜさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     ねーぜさんは、勉強期間わずか1か月半で、しかも3冊の教材だけで短期合格されていますが、このように短期合格を狙う場合は「狭く・深く」…つまり、出来るだけ教材を絞って、それを徹底的にやり込んだほうが良いのかもしれません。

     網羅性を考えるといろんな教材に手を出したくなってしまうのが心情ですが、勉強時間が少ないと結果的に「広く・浅く」という状態になってしまい、どの教材も中途半端…ということになりかねませんので、特に短期合格を狙う方は、ねーぜさんのように教材を絞り込むのもひとつの手だと思います。

     あと、工業簿記に関して「工業簿記は「勘定体系」を理解すること…これに尽きると思います」とおっしゃっていますが、これについては管理人も完全に同じ考えです。工業簿記は勘定の流れを理解できないと、途中で必ずつまづくことになりますので、常に勘定の流れを意識して問題を解くようにしてください。

     なお、勘定連絡図については、眺めているだけではなかなか頭に入ってきませんから、手を動かして体で覚えるようにしてください。勘定の流れを意識できるようになると、工業簿記が一気に得意になりますので、理解できるまで諦めずに根気強く取り組むようにしてください。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたねーぜさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    ねーぜさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.35

    まとめノートは、携帯性を重視して作るべき!

    • 投稿者:rabbitさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    日商簿記検定の勉強を始めたきっかけ

     大学で選択した簿記の単位を、満点で取得したことがきっかけで日商簿記の挑戦を始めました。「満点とれたってことは、センスがあるんじゃ!?」と思ったワケですが、今思えば非常に簡単な期末試験でした。

     周りの友人が日商簿記に挑戦し始めたことに影響を受けた面もあります。3級は大学の授業で得た知識があったこともあり、2か月程で取得しました。そのあとすぐ、2級のテキストと問題集・過去問題集を購入して勉強を始めました。

    教材について

    • サクッとうかる日商2級・商業簿記(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商2級・工業簿記(ネットスクール)
    • 日商簿記2級高速マスター・商業簿記(LEC)
    • 日商簿記2級高速マスター・工業簿記(LEC)
    • 日商簿記2級合格するための過去問題集(TAC)
    • 第124回をあてるTAC直前予想(TAC)

     購入した教材は以上です。購入の際に気にした点は、同じ出版社で固めないことくらいです。出版社によって重点を置いているポイントや記載内容が違うかな、と考えました。ただ「解き方が違う!」とこんがらがることもありましたので、弱点もあります。

    勉強方法について

     勉強方法ですが、私はまず、テキストの重要な部分を自分なりにノートにまとめました。ここで言うノートは、B5のノートではなく148mm×105mmのミニノートです。ひとページに書ける量は多くないので使い勝手が悪いと思われるかもしれませんが、割と綺麗にまとまります。そしてなにより、出先や電車の中での確認がとてもしやすいです。

     一通りテキストの内容を終えたら、次は問題集に取りかかりました。問題を解き終えるまでは絶対答えを見ないように意識しました。問題のすぐ隣に解答があるネットスクールの問題集を避けた理由がそれです(見ちゃうから)

     問題集は、できるだけミニノートに解答するよう心がけました。精算表や帳簿組織の問題は難しいですが、ミニノートに解答することで苦手な問題や気になる問題を何度も解き直すことができます。また、答えを導き出すための下書きも全部ミニノートです。

     そのあとは、過去問題集に取りかかりました。過去問題集は一周しかしませんでした。傾向や出題形式を知るためにもくもくと解きましたが、一周で十分掴めました。時間は必ず計って、だらだら解くことだけは避けました(ガムは噛んでましたが^^;)仕上げに、直前予想という形です。

    試験日当日の1日の流れ

     10時というかなり遅めの時間に起床しました。朝ご飯を食べながら「この時間が朝ご飯だと昼ご飯は微妙だなぁ」と考えたのを覚えています。TVでは津波情報がしきりに流されて、電車の心配をしました。身支度を終え、かなり早いことを承知で11時ちょっと過ぎに自宅を出ました。

     案の定、12時頃に私の使う電車が運転見合わせになりました。会場の下見をしていなかったので、駅から徒歩5分の会場まで20分くらい掛かりましたが、時間が早すぎたので気持ちはお散歩気分でした。30~40人を収容できる教室に一番に乗り込んだ私は席に荷物を置いて、座るとぎちぎちいう椅子を使わないであろう綺麗な椅子と取り換えました。

     お昼ご飯は諦め、いつも飲むコーヒーを買おうか葛藤しましたが、トイレが近くなるリスクを恐れて断念します。ちらほら他の受験者が教室に入ってきてから、当日初めて勉強をしました。勉強と言っても前夜にコピーした、TAC直前予想の仕訳問題を解いただけです。しかし、このとき解いた仕訳の類題が、試験で4問も出たときは驚きました。

     基本的に私は教室ではあまり勉強はしないで、他の受験者や教室の環境を眺めていました。やってきたことには自信がありましたし、何より昼ご飯を抜いたので、脳を疲れさせたくないという思いが強かったです。

     試験開始の合図があると、一斉に問題に取りかかる音がしました。私は取り敢えず1~5問で問われていることを確認し、1→5→2→3→4で解くことを決め1問の勘定科目を眺めました。現金預金には真っ先に気付きました。正しいスタイルではないかもしれませんが、仕訳を始める前に勘定科目を睨むことがクセになっていたので、「現金と当座預金がどちらもない…現金預金だ」と思えました。

     1→5→2までは順風満帆でしたが、4問の怖そうな問題はずっと頭にありましたし、3問はボリュームもあることに気付きここらで焦りが生じます。残り1時間…「あと10点」と何度も自分に言い聞かせましたがここからが効率悪かったと記憶しています。

     確実に点数を取れるところから解いて、1点1点積み重ねれば良かったのですが、下手に完璧主義な自分が邪魔をしてしまいました。結局答えの違う純利益を時間をかけて出して、第4問を残しあと10分という無様な状況を作り出してしまいました。大きな反省点です。

    試験終えて

     今回の私の点数は85点でした。思ったより高かったな、という印象ですが満足とはいきません。現在は1級を目指して大原の通信講座で 勉強をしていますが、道はなかなか険しそうです。

     最後に今回の低い合格率で合格できた一番の要因は何か?と考えたところ「資格を取ろうとしたのではなく簿記を理解しようとした」という点が大きかったかな、と思います。

     私のこの時の目標は日商簿記2級という資格を取るということで間違いありませんでした。しかし本質は、ただ資格を得るのではなく簿記をちゃんとした知識にしたいという意思も持ち合わせていました。問題を解いて答え合わせして終わりではなく「もしここでこの資料がなかったら?」「こっちが問われていたら?」としきりに考えていました。

     本当の最後に、独学という仲間のいない勉強をしている私にとって、簿記検定ナビさんは良い励ましになりました。管理人様や掲示板の方々にはお世話にありました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

    管理人からrabbitさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     電卓は「CASIO MW-C10A(ブルー)」です。日商簿記を受けるにあたって12桁が推奨されるのは知っておりましたが、青色の電卓に惹かれてしまいました。私は使いやすかったと思っております。これで12桁でしたらおススメできるのですが…今後の学習では新しい12桁の電卓を購入しようと思います。
     今回、勉強に使われた教材は他の方にもおすすめ出来ますか?良かったところや悪かったところなどがあれば教えてください。
     おススメできます。評判もいいテキスト・過去問題集でしたので、これで失敗した~ということはないと思います。テキストはイラストが多様されていて説明もわかりやすかったです。ほんの少しだけカバーできてない論点があるので、そこが弱点でしょうか。

     過去問題集は質が高いですが、でかいし重いです。でも他の過去問題集もでかいし重いので仕方ないです。問題集ですが、これはおススメというと…微妙です。私は好きなのですが、それぞれの問題にクセがありますから、解きづらいと感じられるかもわかりません。

     rabbitさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     商業簿記で得意だったのは帳簿組織です。パズル的な要素が多かったため、解いてて面白いなぁと思えました。苦手な論点は特殊商品売買です。対照勘定法や手許商品区分法など、どっちがどの勘定?と迷いました。数を解いて慣れるしかありませんでした。

     工業簿記で得意だったのはCVP分析です。逆に苦手なのは費目別に関する論点でした。こちらは暗記をしましたが、応用が利きませんでした。基本を理解することが大切ですね。今回の試験では第4問第5問で明暗くっきり、といった感じです。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     できれば毎日簿記に触れていてほしいです。私は大学の期末試験を途中に挟んでしまい、10日ほど間が空いてしまったことがありました。そうしたら、ケアレスミスはするし基本は忘れるしでかなり焦らなければいけなくなりました。今日は気が向かないという日でも、10分でいいから簿記に触れると違うと思います。

     試験本番では冷静を心がけると損はしません。ゆっくり慎重に問題文を読むことは、タイムロスと見せかけて結果的には一番早かったりします。

    管理人コメント

     rabbitさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!テキストまとめや下書きに関して、ノートの使い方を工夫されている点などは受験生の方にぜひ参考にしていただきたいです。

     特に、通勤・通学などの細切れの時間に目を通すために作るまとめノート(間違いノート)は、携帯性を重視して持ち運びのしやすいサイズのものを選ぶべきだと思います。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたrabbitさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    rabbitさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.34

    通学講座のメリットを最大限活かして、見事に短期合格!

    • 投稿者:るちさん
    • 勉強形態:通学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月
    • 備考:職業訓練校にて勉強

    受験に至るきっかけ

     前職を、「企業の利益を生み出す社員」ではなく、「企業の利益を生み出す社員を支える社員」になりたいと思い退職(前職はシステムエンジニアでした)企業の管理部門の経験は全くなく、経験も知識もないまま闇雲に仕事を探していたのですが、このご時勢では見つかりませんでした。

     経験はないです!でも知識はあります!と離職期間をどのように過ごしていたかを説明するためにも必要だと考え申し込んだ職業訓練にて学びました。また、前職で断片的に得ていた簿記知識をより強固で確実なものにしたいとの思いもありました。

    受験までのスケジュール

     簿記2・3級あわせて2ヵ月半で範囲が終わるという超が着くほどの詰め込み学習でした。実質、2級をやっていたのは6.5週間くらいです。使用教材は以下の通りです。

    • 簿記3級→大原オリジナルテキスト&問題集、直前総まとめ問題集、答練×4回、公開模試(大原)、STEP UP 問題集(大原出版)
    • 簿記2級→大原オリジナルテキスト&問題集、直前総まとめ問題集、答練×6回、公開模試(大原)

    勉強方法

     簿記3級…しっかり抑えておかないと2級にあがった時に判らなくなると思ったので、大原の教科書・問題集に加えて、大原出版のステップアップ問題集を併用しました。

     まず、行きの電車の中でステップアップ問題集を解く。次に、授業中は集中して聞いて教科書に準拠した問題集を解く。さらに、帰りの電車の中で教科書を読み返し、判らない部分を家に帰ってから解きなおしました。また、範囲終了後に配られた「直前総まとめ問題集」を2回転解き、答練と公開模試を解きました。

     簿記2級…基本的には3級の時と同じです。ただ、ステップアップ問題集は使わず、行きの電車は睡眠時間に当てました。自宅で勉強が手につかなかったので、自習室かカフェなどで勉強してから遅く帰宅し、ご飯を食べお風呂に入って直ぐに寝る生活にシフトしました。

    授業中に気をつけたこと

     ノートは作らずに全てテキストに書き込みました。テキストの余白に書き込むにはスペースが足りなかったので、3種類の大きさのポストイットを活用し、ペタペタ貼り付けていきました。結果的に、休日に何処へ行くにも教科書さえ持っていけば問題は解けずとも理論の復習になったのでオススメです。

     また、市販の問題集にまで手をつける時間はないだろうと踏んだので、とにかく大原の問題集を2回転はしようときめました。授業中は問題をノートに解き、精算表や伝票、帳簿などは惜しみなくコピーして何度もときました。

    自習について

     平日はとにかく毎日授業が進んでいったので、その日の範囲内の問題を全て解くことは出来ませんでした。授業中つまずいた部分や、理解し切れなかった部分、問題集で解けなかった部分などをとにかく探して潰しました。先生を捕まえられる時は先生に聞き、先生がいない時は友達に聞いたりなどして、とにかく解決しました。

     また、授業中やった問題は飛ばして、範囲内でやらなかった問題から先にとくようにしました。問題を解いた時は、記号をつけるようにしました。

    • ◎→判る、解けた
    • ○→どう解けばいいかわかるけど間違えた
    • △→なんかわかんないけど解けた
    • ×→さっぱりダメ

     …というように記号をつけることで、2回目に遣る時にどの問題から潰していけばいいのかが明確になります。自分は何に弱くて何がわかっていないのかの把握に役立ちました。

     簿記2級の商業簿記は、3級からの流れのまま入ったので特に戸惑うことなく理解をしていくことが出来ました。唯一詰まったのは、帳簿組織から試算表等に起こす際の二重仕訳です。普通仕訳帳にある部分との二重仕訳の切り分けに最後まで苦しめられ、本試験でも苦しみました。

     とにかく「何故こういう仕訳になるのか」というのをトコトン最初に考えて理解することを心がけました。結果、読み取りにくい書き方をした仕訳などにも対応する事が出来るようになり、仕訳を間違えることはほぼなくなりました。

     工業簿記は、前職の関係上、頭の中にあるものが「あれがこのことなのか!」という形でどんどん理解することが出来ました。これは、大きなアドバンテージになりました。実際の工場を何度も見学したり、モノがどのように流れて製品になっていくかなどが頭にあったので、勘定体系図(工業簿記一巡の流れ)がすっと頭に入りました。

     流れをどの場所からも何も見ずにかけるようになった頃から、工業簿記で迷うことは少なくなりました。休日は、平日に回しきれなかった部分のフォローや、勉強だけでは行き詰ったので半日は勉強しなくてもいい時間を作ってリフレッシュしました。

    試験直前期の過ごし方

     試験直前は、主に直前総まとめ問題集をときました。直前総まとめを解くことで、何処がわからなくなっているのかの把握が出来ました。そこが把握できたらまずテキストを読み込み、当該の問題集を解き、もう一度直前総まとめを解くという流れで頑張りました。

     私の場合、商業簿記では特殊売買(受託販売、委託販売、積送品など)が抜け落ち、繰延資産のところが曖昧になっていた事を発見。休日1日使ってカバーしました。また、工業簿記の差異計算(特に標準原価計算においての3分法など)が全くわからなくなっており、試験3日前に先生にみっちり教えていただいてようやく理解できました。

     また、学校では答練を4回分やったので、答練範囲は直前総まとめの中から範囲指定があったので、更にそこでチェックする事が出来ました。公開模試と残りの答練2回分は、先生にこの問題は抑えておいてくださいといわれた部分だけ取り組みました。

    試験前日の過ごし方

     難しい問題は解かずに、基本的な問題が多い教科書準拠の問題集のなかで自分が弱い部分を解こうと思っていました…が、今までの無理がたたったのか微熱とヒドイ頭痛に襲われ、結局不安のあった「帳簿」と「標準原価計算」のみ各2問ずつ解いた後は、教科書を読みながら寝たりして、体の回復に努めました。

    試験日当日の1日の流れ

     前日からの体調不良も有り、遅めの10時過ぎに起床。目を覚ますために熱めのお風呂に浸かり、体を目覚めさせてリフレッシュ。頭を動かすために軽めのブランチを取り、念のため頭痛対策の常備薬を飲み、12時過ぎに家を出ました。持ち物は、以下の通りです。

    • 受験票
    • 電卓(2つ)←万が一電卓トラブルに遭遇したときのため
    • 筆記用具
    • 教科書(不安箇所が載っているもの)
    • 直前総まとめ問題集
    • 身分証明書(私は、受験票に記載のあった身分証明書はなかったのですが、結局保険証で対応していただけました。これは問い合わせをしたので確実です)

     電車の中ではパラパラと教科書をめくったり、一緒に受験する友達とメールなどをして向かいました。会場には、1時ごろ到着しました。午前中は雨だったのに、急に晴れて気温が上昇し、結果的に教室がとても暑くなって試験中の環境コンディションは最悪なものになりました。

     お手洗いは、大原で受験したので数が少なく、予め水分を控えていたのですが、教室が暑くなってしまったことで水分を控えていたのが裏目に出てしまいました。教室では団体申し込みだったこともあり、顔見知りが多数いたので変に緊張することはありませんでした。席について必要なモノを机の上に出した後は、指慣らしと頭の体操のために、標準原価計算の問題を1問解き、仕訳の問題を頭の中でやりました。

     試験開始後、まずは全体をざざっと見ました。問題用紙だけでなく解答用紙も見て、精算表の整理事項がどのくらいのボリュームがあるかなどを把握しました。私は工業簿記が得意だったので、仕訳と工業簿記で稼ぎ、2問目3問目を落ち着いて解く作戦を立てていました。その為、1-4-5-2-3の順で解いていきました。

     1問目…過去の問題で、当座預金を「当座」と書かせる問題があったのを覚えていましたので、とりあえずそれらしきものはないかと探した瞬間に「現金預金」を発見。現金も当座も当座預金もなかったので、現金預金のところにグリグリと丸をつけました。後は落ち着いて文章を分解して金額を拾い、勘定科目をつけることで解答できました。

     4問目…問題を見た瞬間では、???と頭にはてなマークが飛びました。過去問を一切見ていなかったので一瞬パニックになりましたが、解答欄を見たりなどしながら段々落ち着くことが出来ました。わかるところから数字を埋めていき、箱図を描くことで解答欄を全て埋めることが出来ました。

     5問目…散々先生から出るから!!!と連呼されて、直前総まとめ期に詳しい解説があったおかげで満点を取ることができました。使うべき数字の資料が全て載っていたので、迷うことなくさらさらと解けました。ここまでで、50分くらいの時間を使いました(4問目を解いているときに30分経過アナウンスがあったので)

     2問目…まずは特殊仕訳帳を、計算用紙に全て仕訳に起こし、特殊仕訳帳内の二重仕訳項目を潰しました。普通仕訳帳は何処だ?と探したら次ページを見てびっくり、二重控除が3つもあるではないですか!落ち着いて判るところから潰していき、最後の受取手形だけがどうにかしなきゃいけないのに喉元まででかかった解法が出てこず…諦めて、判っている部分(現金と受取手形と縦計以外)を埋めました。ここで残り40分くらいでした。

     第3問…最初の決算前整理事項の現金過不足で思考が停止。ああだこうだとひねくった結果、正答は導き出せたものの、時間がない!と焦りました。結局、決算前整理事項を埋め、その段階で当該清算表を埋めて横計し終わってから決算整理をしました。

     その際に、期中売却した資産なども計算用紙にグリグリ印をつけ、決算整理に関わってくる事をわかるようにしておきました。決算整理事項は、1つの仕訳が終わったら即横計。コレを繰り返して行き、全部終わったところで整理事項のなかった部分をそのまま右の該当部分へスライドさせて、縦計しました。

     結果、2回の縦計で貸借一致させることが出来ましたが、この段階で残り5分。一応、二重仕訳に戻ったものの思考は戻ってこず、仕訳の確認をしようとしたところで試験が終わってしまいました。教室が途中で暑くなったことで、途中からちょっとした頭痛や気持ち悪さに襲われながらも何とか耐えて、試験をこなすことが出来ました。

    解答速報で答え合わせ

     帰宅後に直ぐにネットで解答速報を探しました。

    1問目…その時点で、「車両」に引っかかったことに気づきました(現金預金で引っ掛けたんだからもうないだろう、と言う慢心からです。金額はあっていたので完全にケアレスミスです)他はあっていたのでほっとしましたが、ちゃんと現金預金って書いたっけ?と不安になりました。

    2問目…やはり、なんとなく自分が書いた数字と違う気がする現金欄と受取手形欄。そして当然、合計の貸借も一致していないため、6点は失ったかな…と。

    3問目…慌てて埋めたのに、記憶の数字と回答の数字がほぼあっている。結構点数取れてるんじゃない?と思いつつ、16~20点くらいかなと予想。

    4問目…???からスタートした割には結構正答してるんじゃない?でも、数字を殆ど覚えてないから配点次第。10点以上取れてたらいいな…くらい。

    5問目…全て計算と回答を計算用紙に残していたため、全ての解答欄の数字が正解だったので自信を持って20点!と予測。

     結果、76点~80点くらいかな…といった自己採点結果。でも、記憶に頼った部分多数、配点基準次第なので落ちたら…とドキドキな1ヶ月をすごす。

    合格発表

     一番発表が遅い地区ですが、予告より1日早い結果到着でした。中を見たところ、自己採点を大幅に上回る点数で合格する事が出来ました。全国合格率12.4%でこの点数…と、ちょっと自分に自信を持つことができた結果になりました。

    最後に

     簿記を勉強し、さらには職業訓練で他の科目を学ぶことができ、今までの自分が知らなかった自分の興味の方向や適性などを知ることが出来、本当に有意義な2ヵ月半を過ごしました。

     本試験でも、1-4-5-2-3と解いていったことはメンタル的にも自分にはベストの選択だったと思います。普通に2問目から解いていったら、まだ時間はあるから、と時間をかけすぎ、点数を大幅に稼げた5問目が中途半端になっていた可能性すらあったので。

     あと、私は100点を目指して試験に臨みました…と同時に、どうしても「簿記2級」という資格を手にして履歴書に書きたかったので、「合格点数を取るために必要な妥協」をすることも頭において試験を受けました。2問目を解いている途中、二重仕訳で詰まった時「1・5問目はきっと満点。4問目も10点は取れてる。あと20点、2問で取るなら10点ずつだよ、頑張れ!」と自分を自分で励ますことが出来ました。あそこで100点取るぞという思考しかなかったら、と思うとゾッとします。

     どうしても資格が欲しい、と思うのなら途中で一度諦めることや、どのような順番で解くかをとき始める前に決めることが大事だと思いました。それを決めるには、自分が何が得意で何が苦手なのかをしっかりと把握しておくことが大事でした。その点、問題に記号をつけるやりかたと、直前総まとめでの再チェックはとても有用でした。今後は再就職活動に尽力し、職を得てから今後どうするかを改めて考えようと思っています。

    管理人からるちさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     使用した電卓は、CASIOのJW-20Aというものです。家電量販店で安く手に入れました。私には使いやすく、また同じクラスにも同じ電卓を使用している人がいたので使いやすいのではないかと思います。

     ただ、数字は特大表示ですが、数字面に傾きがそんなにあるわけではないので、もう少し傾きがあったほうがより、検定では使いやすいのではないかと思いました。

     私は手が小さいのでこれくらいのキー幅がちょうどよく、手の小さい女性向けの電卓といえるかもしれません(男性の方はもう少し大きい電卓を使っていました)原価計算における配賦計算で、数字××数字=数字=…の計算が出来る電卓なので、便利だと思います。

     今回、勉強に使われた教材は他の方にもおすすめ出来ますか?良かったところや悪かったところなどがあれば教えてください。
     私は職業訓練とは言え、大原簿記学校での委託訓練だったので、教材は全て大原オリジナル教材でした(通常の簿記講座で使用されている教材)授業で使用するパワーポイントの図説は、ノートとして予め冊子となり配布されるので、いちいち書き写す必要がなく、先生のおっしゃるポイントのみを書き加えていく形ですみました。

     3級の勉強で使用したSTEP UP問題集ですが、テキスト準拠の問題集では触れられていないような問題に触れることができたので、大原で勉強していた分役立ちました。多分、2級も同じような感じではないかと思います。

     とにかく、テキスト準拠の問題集も直前総まとめ問題集も、設問数も難易度も結構なレベルの問題が数多く盛り込まれていました。時間の関係上、2級対策に大原で配られた教材だけを繰り返しとにかく解く、という事しかしなかったのに合格することができたので、かなり質の高い良い教材だと思います。

     るちさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は、商業簿記では精算表です。また、仕訳をきることも大好きで得意です(仕訳問題を余り間違えることはなく、先生にも凄い事だと言われました)(実際、124回の第3問は20点取れました)社債や売買目的有価証券、資産の売買など、期末整理事項に出てくるような点はほとんど間違えたことはありません。工業簿記では殆どが得意な論点と言っても過言ではありませんが、強いてあげるならCVP分析、部門別です。

     苦手な論点は、商業簿記では帳簿です。特に、帳簿から試算表を作成するような問題(二重仕訳を考慮し数字を拾う問題)は苦手です。帳簿でも、仕訳日計表や仕訳週計表などに転記していくのは得意な方です。そのような形で推定が入っていても全く問題ないのです。

     とにかくこれは、面倒でも全て仕訳に起こして、一つ一つ潰していき、似たような問題を何度もやって、体で覚えました。お陰で、特殊仕訳帳に載る二重仕訳については苦手意識はなくなりましたが、普通仕訳帳に判りにくい二重仕訳が入っている今回の2問目のような問題を余りこなせず、本試験ではその部分を捨ててしまいました(その他をしっかり取ったので大幅な減点にはなりませんでしたが)

     工業簿記で苦手な論点は、原価差異計算のなかの3(4)分法です。これは何度やっても数量と換算量を取り違えてしまい(加工を数量で計算してしまう癖が抜けない)、何度計算しても予定と標準が同じになってしまい、図の中に縦線3本(予定・実際・標準)入るはずなのに2本しか引けない…と悩んで、直前の答練で8点しか取れずに愕然としました。

     どうやっても自分でどうにも出来なかったので、計算過程を書いた計算用紙を先生に見せて、自分のどの資料整理の仕方がいけないのか、間違えて理解していないか、手順を間違えていないかを確認していただいて、試験前に2日間で1時間ずつ先生に見ていただいてようやく理解する事が出来ました。その後、差異計算のある問題を立て続けに5問くらい解いて自分のものにしました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     簿記は、「何故そうなるのか」という事を考え、そこ理解できるとかなり間違えることが少なくなると思います。こういう文言が出てきたらこの仕訳だ!という風に暗記してしまうと、日本語が意地悪な問題が出てきたときに対応できなくなってしまうと思います(中には覚えてしまったほうが良い仕訳や理論もありますが…)

     通学されている方はどうしてもノートを作りたくなると思いますが、授業中のノートは作らないで下さい。全て教科書にマーカーでラインを引く、余白に書き込みする、余白じゃ小さい文字で判りにくいと思ったら大きさの違うポストイットに書き、該当ページに貼る、という方法を取ってください。

     そうすれば、教科書がノートにもなり、教科書を開くだけで復習が出来ます。教科書だけ持っていけば授業のない日にも簡単に理論復習が出来ます。マーカーによるラインも1色だけでなく、自分の中でルールを決めて2色、3色づかいをしていくといいと思います(だからといって引きすぎるとわけが判らなくなるので気をつけてください)

     私は初めて出てきた勘定科目はピンク教科書文中の理論は黄色重要な仕訳の形や手順、計算式などは緑その他状況に応じて青とオレンジも使いました。これは、独学の方にも同じことが言えると思います。テキストと決めた本に上記をしてみてください。そうすれば、ノートと2冊持ち歩く必要がなくなります。

     それから、問題集を解く時には必ずノートに解いてください。そうすれば同じ問題を何度も繰り返し解くことが出来ます。精算表やPL/BS、試算表、伝票、帳簿など、ノートに表を書き写す手間がかかるものはどんどん該当ページをコピーしてとく事で繰り返し解けます。繰り返し解くことで、自分が何処が苦手なのか、見えてくると思います。合格体験記本文中にも書いた記号を使うとより明確になります。

     コピーして解き終わったものは、裏を計算用紙として使えば無駄もありません。勉強後、計算用紙にしきれなかった紙は、今では小さく切って我が家のメモ用紙に変化しています。

     通学されている方は、専門学校から配布された問題集は、最低でも2回転すると良いと思います。市販の問題集を併用しなくてもかなりの力がそれだけでつくと思います。私は時間の関係で過去問を解くことが出来ませんでしたが、普通に通学されている方や独学の方、通信の方は過去問を解く余裕があると思います。

     また、市販されている過去問を数回分、解いておいたほうがいいと思います。本試験を受けてみて、過去問を解いておけば…と思いました。 過去問を解く時は、本試験の120分より10分~20分短い時間で解くと良いと思います。

     私は通学時の答練では100分で解く練習をしました。それでも、本試験では5分しか余りませんでした。120分で練習していると、本番で必ず時間が足りなくなると思います。本番の緊張感で20分などあっというまに消費してしまいます。

    管理人コメント

     るちさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強方法や試験日当日の様子などを細かく書いていただき、とても中身の濃い合格体験記に仕上がっていると思います。

     まず「自習について」の項で、「授業中つまずいた部分や、理解し切れなかった部分、問題集で解けなかった部分などをとにかく探して潰しました。先生を捕まえられる時は先生に聞き、先生がいない時は友達に聞いたりなどして、とにかく解決しました」と書かれていますが、受験生の方にはこの姿勢をぜひ見習っていただきたいと思います。

     特に学校に通学して勉強している方は、先生(講師)を最大限活用するようにしてください。学んだ知識を言葉にすることによって頭の中の情報が整理されますし、先生に質問するためには「分からないところ」がどこなのか考えるきっかけにもなります。

     あとは、るちさんがおっしゃっているように情報を一元化することも重要です。テキストにまとめるのかノートにまとめるのかはどちらでも構いませんが、必ずどちらか片方に集約させるようにしてください(これは、問題集・過去問演習時に作成する間違いノートは別の話しです)

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたるちさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    るちさんが使われた教材や電卓のまとめ

    • 教材:資格の大原の教材
    • 電卓:CASIO JW-20A
  • 第124回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.33

    海外在住ながら満点合格!簿記はやっぱり「習うより慣れろ!」

    • 投稿者:ヤムチャさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月
    • 備考:イギリス在住

     管理人さん、受験生のみなさんこんにちは。実を申しますとこのサイトを知ったのは受験後でした。他の受験生がどのような手ごたえを感じたのか知りたくネットで調べたのがきっかけです。私は独学、しかも海外在住なのでもっと前に知ってたら励みになってたのにと残念に思った次第。来年1級を受験する予定なので今後はどんどん使わせてもらいますね。

     私の体験がどれだけお役に立てるか分かりませんが、海外在住でも満点が取れるということを知ってもらいたいと思い投稿を決意しました。どなたかの参考になれたら光栄です。

    受験のきっかけ

     私自身経理の実務経験は10年以上あるのですが、幸か不幸か検定試験を受けることなくダラダラと年月を重ねていました。2年前までイギリスで経理職についていましたが結婚を機に退職。1年ほどのん気な主婦業を楽しんでいました。

     去年の夏(そろそろ再就職しようかな。でもなあ、、、)ご存知のように、イギリスはリーマンショックでポンドが下落。町は失業者で溢れ始めていました(それは現在でも続いています)アシスタント職に100人近い人が応募する状況下、 私のような外人が太刀打ちできそうにありません。

     ならばイギリスで通用する資格、イギリス簿記の資格を取って少しでも価値のある履歴書を作ろう。一見周り道に見えるが、やみくもに仕事に申し込んで落ちてへこむよりはいいだろう。思い切って9月から地元のカレッジでイギリス英文簿記の中級コースを取る事にしました。

     勉強を始めるにあたり、簿記のルールはイギリスも日本もほとんど同じだし、だったらまず日本語できちんと理解したほうが授業にもついていけるのではないか。コースが中級なので2級あたりが妥当だろう。そう思い日本にいる母親に簿記2級の本を送ってくれるよう頼みました。

     でも実際参考書を目にすると欲が出るってものです。母が送ってくれたのは TACの「よくわかる簿記シリーズ」の商業簿記と工業簿記。合格テキストと合格トレーニング、それと「プラス8点のための問題演習 日商簿記2級」の計5冊。パラパラと目を通しているうちに日商簿記も受験したくなってきました。

     目標があったほうが知識も身につくし、仕事してない今だからこそ日本とイギリスの簿記を同時に勉強することも出来る。双方から得る知識がお互いを補え合うのなら一石二鳥どころではないのでは。早速検定試験のスケジュールを確認しました。11月は早すぎるし、6月はイギリス簿記の検定試験と重なる。2010年2月をターゲットに据え、航空券も手配完了。これでもう後には引けません。

     次は進行表作成です。月がカレッジの予習、火がカレッジの授業、水がカレッジの宿題と復習。日商簿記に充てるのは木曜と金曜になりました。章のトータル数を数えて試験日から逆算しつつ計画を立てました。週末は調整日にしてあえて除外です。勉強方法は次にまとめて書きます。

    勉強方法

     TACの参考書にも書いてありましたが、簿記は習うより慣れろ、問題をどんどん解くのが一番。本番までに出来るだけ問題を解くようにしました。私の場合、もち札は例の5冊だけですので、とにかくこれを使いこなす(海外、それも僻地在住の利点は、日本に住んでたら陥りやすい参考書ジプシーにならないってことです。なんたって本屋がないですから)

     参考書が既に分かりやすくまとめられていたので、マーカーで印をつけるだけでノートは作りませんでした。その分問題を解くほうが身につくとの考えからです。9月から12月後半まではよく分かる簿記シリーズに集中しました。具体的には以下の通りです。

    • 1日目…商業テキストの1章目を読む→同章トレーニング問題を解く
    • 2日目…工業テキストの1章目を読む→同章トレーニング問題を解く
    • 3日目…商業テキストの2章目を読む→同章トレーニング問題を解く
    • 4日目…工業テキストの2章目を読む→同章トレーニング問題を解く
    • 5日目…商業と工業の1&2章目のトレーニングを再度解く

     これを最後の章まで繰り返しました。一通りやったらトレーニング問題をもう1度最初から。自信のない問題に印をつけて、1月の追い込み期にそこだけまた解きました。

     ここまで来るとトレーニングのページも書いては消し、書いては消しを繰り返すので(特に精算表問題と財務諸表) 前に自分が書いた答えがうっすら見えてたりしました。やってみると分かりますが、工業は後の章ほどしんどくなります。私も原価計算にはかなり手こずらされました。これは先ほども述べましたが慣れるしかないです。問題を何度も解く事を強くお勧めします。

     年末からは「プラス8点のための問題演習 日商簿記2級」に移行。ボロボロのトレーニングにいい加減辟易してたので 新品の綺麗な紙に書けるのがすごく新鮮で、変なところでやる気が出ました。解説部分は既によく分かるシリーズでやっていたのでざっと目を通すくらい。この本は問題に制限時間がついているので、時計を見つつ解きました。こちらも間違った問題に印をつけて、そこだけもう1度。

     2月、試験本番3週間前に日本に帰国。原価計算にその時もまだ手こずってて、本当は電卓だけで身軽に帰るつもりが、飛行機の中で「プラス8点~」を解きました。今となってはいい思い出です。

    思わぬ嬉しい誤算

     日商簿記の勉強と平行してカレッジで英文簿記の勉強も進んでいました。嬉しい誤算だったのは、当初同レベルだと思っていた中級が実は2級より優しかったこと。精算表の授業も2級に比べたらあっさりしたものです。何より工業簿記の授業がクラスメートより早く飲みこめるようになりました。

     最初から英語で理解しようとしてたらかなりの苦戦を虐げられていたはずです。私が日商簿記を受けることはカレッジの先生もクラスメートも知っていて、日本に帰国する前日の授業でエールを送ってくれました。

    帰国してから本番まで

     諸事情のためイギリスに戻る前日が試験本番という、精神衛生上あまり好ましくないスケジュール(次回受験の際は帰国して時差ボケが解消する3日後位に受けてしまいたい)母親が過去問題集を買っておいてくれたので、空き時間を見つけて解きました。

     本来なら最後の追い込みと自宅に篭るべきなのですが、なんたって1年ぶりの帰国ですから。いつもよりゆるめの滞在スケジュールを組み、 試験当日2日前からは予定も入れず勉強に集中するつもりでしたが結局毎日出歩いてました。でも試験のことが常に頭にあって、なんとなく落ち着かなかったのも事実です。

     過去問を解く際に気をつけたのは以下の通りです。

    1. 時間配分
    2. 作成者が仕掛けたワナに落ちない
    3. 貸借が合わなかった時のために細かくメモを残す
    4. 問題を捨てる勇気
    5. 問題の続きが次ページにないかチェック

     参考書を持ってきていなかったので、間違えた部分は問題解説を丁寧に読みました。過去問はやっぱり解くべきですね。自分の弱点が如実に出て渇を入れられました。過去問は7回分やりました。徐々にペース配分に慣れてきて、自己採点は平均90点以上。

     合格トレーニングを繰り返し解いた方法は間違えてなかったなと。トレーニングには問題の重要度に応じて星マークがついているんですが、私はあえて無視して全問万遍なくやったんです。それが自然と応用力を身に付けることになったんだと思います。仕訳問題は毎回必ず1つは間違えたので、本番も1問は捨てるつもりでした。とはいえ本番まで不安感は拭えませんでしたね。滞在スケジュールの最終日に試験が来ちゃったことを何度も呪いました。

    試験日当日の1日の流れ

     今だから言えるんですが…実は少々二日酔いでした。それでも朝7時ごろに起きてボーっとした頭で過去問の解説(これしか手元に無いので)に目を通しました。10時過ぎに弟夫婦が車を出してくれ一緒に自宅を出ました。会場を確認し3人で少々早い昼食とコーヒーで一服。近くのテーブルで参考書を広げている人がいて、少しずつ緊張が。 この頃には頭もクリアになってきていました。

     心配気な弟夫婦に見送られ、会場入り。なによりもびっくりしたのは欠席者の数!!!半分が空席!!申し込んだものの勉強が追いつかず次回に見送りの人達なんでしょうが、一発勝負のつもりで飛行機代かけて、時差ボケと戦って当日を迎えた私には非常に贅沢な行為に感じました。でもお陰で電卓音で気が散るかもと持ってきた耳栓を使わずに済みましたが。

     試験開始まではとにかくリラックスに努めました。「一人であれだけ頑張ったんだから絶対大丈夫」って言い聞かせました。そして試験開始。

    第1問)…与えられた科目を使うというのを念頭に仕訳していきました。現金預金が今回のひっかけでしたね。車両運搬具じゃなくて車両だったとか。2.の受託問題は「きたな」 特殊売買は必ず出るけど最後まで自信無しのエリアでした。これは埋めたものの自信無しだった。

    第2問)…2ページに問題が渡っているのを確認してから開始。貸借が合わなかった場合のチェックって意外と時間をロスするので一発で合うのを念頭に丁寧に作成しました。お陰で貸借一発OK。次の問題に移りました。

    第3問)…これも一発OKを目指して丁寧に進めたけど、売上原価のところで少々手こずりました。向こうが言いたいことは分かるのだけど、果たして精算表の埋め方がこれでいいのか。でも貸借合ったので、次の問題に移りました

    第4問)…(これって今までの過去問にあったっけ?)見てすぐに思ったのがこれです。合格トレーニングで似たようなのをやってたし、どこにワナが仕掛けられているのかもなんとなく分かるんですが、頭に血が登ってしまい思うように解けない。なのに時間は過ぎるばかり。半分埋めたところで思い切って捨て、最終問題に移りました。

    第5問)…実は最後まで差異計算に自信がなく、これが出たらきついかもとドキドキしていましたが、運良く別問題が出題。ラッキーでした。この問題は取りに行くつもりが、4問のショックが尾を引いてもたついてしまいました。でもどの答えもゼロ並びの「綺麗な」答えになったので4問に戻りました。

    第4問)…(まだ時間は20分あるから最初から解いていこう)落ち着けと何度も言い聞かせました。それが効を奏したのか突如取っ掛かりが見つかり一気に解答まで。差異がこれまたゼロ並びでいい感じの数字だったので一安心しました。これにて全問回答。残り時間は3分。

     過去問を解いたときは大抵30分ほど余裕があったのですが、やはり本番は緊張でスロースタート、その上いつもより丁寧に解こうとするので自ずと時間もかかるようです。これは今後の受験の際にも覚えておこうと思います。燃え尽きた感があり、見直しはせず。

    試験を終えて

     結果はネットで見ました。早起きして(イギリスは時差が9時間あります)主人と息を呑んで結果チェック。自分の番号を見つけたとき二人で抱き合って喜びました。合格率が15.7%でびっくりしました。試験当日の2/28、ペルーで大地震があったの覚えてますか?北陸沖に津波警報が出て、日本の地理を良く知らないイギリスの家族が津波のせいで試験が延期になったんじゃと心配していたんだそうです。私は関東受験なので全く影響ありませんでしたが、気遣いがありがたかったです。

    最後に

     今回の受験、独学と申しましたが、3週間の留守を許し航空券を取ってくれた主人、航空便で参考書を送ってくれた母、試験当日、終了まで付き添ってくれた弟夫婦。家族のささえが無ければ合格、それも満点という大満足な結果は出せませんでした。

     結果をまたず帰国の際に1級の参考書類12冊、計6キロを持ち帰った私。来年6月受験に向けて既にスタートを切りました。みなさん一緒にがんばりましょうね。

     P.S. 合格をカレッジの先生に報告したところ、早速私の写真入でカレッジ新聞に記事を載せられてしまいました。イギリス人のみなも簿記の勉強がんばってますよ!

    管理人コメント

     ヤムチャさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!海外在住の方から合格体験記を投稿していただいたのは初めてでしたので、とても興味深く読ませていただきました!

     ヤムチャさんの合格体験記で一番参考にしていただきたいのは、何度も何度も反復演習を繰り返されている点でしょうか。まさに「習うより慣れろ」の世界ですが、この作業はとにかく地味で、しかも苦痛を伴うことが多いので、重要性を認識していながらも出来ない人が多いです。

     反復演習を繰り返すことによって、毎回間違えてしまう問題や作問者がひっかけようとするポイントが分かるようになりますので、テキストに戻って処理方法を確認してみたり、間違いノート(まとめノート)を作ってケアレスミス対策をするようにしてください。この方法で勉強すれば間違いなく実力がつくはずです。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたヤムチャさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    ヤムチャさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.32

    電卓に悪戦苦闘しながらも、わずか1か月の勉強期間で短期合格!

    • 投稿者:ブル太さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月

    日商簿記検定3級のリベンジ

     約3年前簿記3級を69点で不合格となり、もう簿記なんて受けない!と心に誓っていたのですが、3年前に2級のテキストを購入しており一念発起して勉強を始めました。テキストは下記のテキストにて勉強しました。

    • テキスト 2冊(大原簿記専門学校)
    • 問題集 2冊(大原簿記専門学校)
    • TAC過去問 1冊
    • 124回直前模試 1冊

     まずテキストですが、商業簿記:約250頁、工業簿記:約200頁のため、平日は50頁、土日は100頁を目標に、要点のまとめをA6大のメモ帳に記入しました。特に、2級から出題される仕訳については、ここで徹底的に覚えました。商業簿記の伝票や本支店会計など第2問・第3問で出題される部分と、工業簿記はざっくりこんなものだという要点を殴り書きする程度にし、後は問題集と過去問で補完しようと考えていました(約1週間で完了)

    問題集の不良消化に直面

      ところが、問題集の問題の量が半端なく多かったため、商業簿記の問題集については全て解くことを諦め(半分くらいまでは2級から覚える仕訳が主流のため解きました)、工業簿記を集中的に解きました。特にここで、注視したことは、覚えるのではなく判ることでした。

     解法についてはある程度、テキストを読んだ時点で判っていたのですが、その解法を使うのではなく、出題された問題1つ1つに自分なりの解き方を考え、解いた後に間違えた部分の解法を読み、問題集の解き方が理解できれば再チャレンジし、理解できなければ取りあえずこの段階ではその問題にマークを付け放っておきました(約10日間実施)

     そして、過去問を解く前に簿記検定ナビ仕訳問題対策を2日間で解き、間違えた部分の振り返りをしながら簿記試験の仕訳に慣れました。

    過去問対策と苦手分野への対処

     次に、過去問12回分を約5日間でひと通り全て解きました。その結果、過去問の合格率は50%(6勝6敗)でした。ここで工夫した点は、B5用紙(本番よりちょっと小さい)をワーク用紙として使い、本番に近い形での模試を行いました。

     残り1週間は苦手分野の絞り込みを行い、苦手克服を実施しました。過去問12回解いた後に苦手分野の傾向分析を行ったところ、問題集を解いていた際に「放っておいた」部分がやはり苦手であることを再認識しました。苦手分野は、「直接原価計算」「標準原価計算」(特に差異分析)「財務諸表」(特に表でない奴)「特殊商品」でした。

     差異分析については自分なりの理解が出来なかったため、止む無く図を書いて差異を求める問題集の方法を取り入れました。財務諸表は、問題をこなすごとに判らない部分が無くなって行きましたので、該当する過去問を再度解き直し、自分の理解度を図りました。

     最終日に直前模試を解き、自信をつけようと思ったのですが、3回解いて全て不合格点。盲点(評価損を原価に算入するとか、合計試算表とか、雑損とか)や、苦手な部分(差異分析)が多数出題され、ここで新たに覚えることも多々ありました。

    試験の直前に気付いたこと

     しかし、過去問・直前模試を解いて思ったことは、「ケアレスミス」を無くせば必ず合格できる点になるということが判りましたので、時間一杯使ってケアレスミスを無くそうと心に誓い受験勉強を終えました。

     一番のポイントは、時間が無かったためある程度の「見切り」を付けたことで、弱点克服のための時間が取れたと考えています。決して良い勉強方法では無いと思うのですが、全てを1カ月で網羅するためにはその時点での見切りも必要だと思います。因みに、勉強時間は平日3時間・土日8時間程度(飲み会2日は勉強せずに飲み倒しました。)でした。ケアレスミスは多々ありましたが何とか合格することが出来ました。

    試験日当日の1日の流れ

     朝9時起床。頭をフル回転させるために、朝マックにて普段採らない朝食をとる。朝11時に出発して、12時に目的地に到着。午後1時から試験開始!と思いきや、午後2時スタートであることを知り愕然とする(後2時間どないすんねん。)

     明治大学近くの喫茶店には、電卓片手に最終追いこみをしている人が多数。自分は最終追いこみは苦手なため(試験中に力尽きる)、苦手分野(差異分析、CVP)が出た時のためのイメージトレーニングを実施する。

     午後1時過ぎに入室。もしものためにトイレに入り全てを絞り出す。午後2時試験開始。問題は、事前に1-2-4-5-3の順に解こうと心に誓いいざスタート。

     1問目…「当座預金」を探してもいないので「現金預金」を選択。前日ケアレスミスをしないようにと心に誓ったかいあり。「受託販売」費用の責任の所在がわかれている問題が判らず、取りあえず残った2000円を「売掛金」に加えておき次に進み、後で見直そうと決意。税込の消費税の仕訳。これは「租税公課」やね!4点GET!と思っていたが、相手方を多分「仮払消費税」にしていたと思われる。ここで25分経過で多少時間オーバー。

     2問目…どうしても貸借が合わず。45分を経過した段階で第4問目へ。

     4問目…新しい問題だぁと思ったが、基本に立ち返り、賃金・給料は、前月残、当月消費、次月繰越に分け、賞与は12で割ってみた。それぞれに、直接賃金・間接賃金に割り振ったところ、それぞれの勘定において差額があっていてつじつまが合う。よし、これで行こうと考え記入。ここで55分経過。

     5問目…イメトレをしていたCVPが出題。基本通りに固定費・変動費に分け方程式を作り、金額をそれぞれ記入。第3問目へ。ここで1時間5分経過。

     3問目…大好きな精算表。ここで直前模試に出た考え方が出ている。TACさん、有難う。電卓も冴えわたり貸借も一致。1時間40分で残り20分。

     2問目に戻り、再度全ての勘定を作り直し。支払手形・現金と間違いだらけ。しかし、結局貸借が合わずしまいで試験終了。試験後に答え合わせを行い、1問目の「売掛金」に仮に2000円足して置いたままであったため、4点マイナス。「受託販売」にしなければならないとの認識が飛んでいたため仕方なし。「消費税」はどうも仮払消費税と書いた気がするためマイナス4点

     2問目は、貸借が合わない部分は「受取手形」と判明。なぜか売掛金が勘定から漏れていた。マイナス4点(合計含める) 5問目は損益分岐点になぜか固定費を入れ忘れたような気がするためマイナス4点。予想点は、84点と推測。合格発表があり、予想通り84点で無事合格。

    管理人からブル太さんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     無名メーカーのソーラー、電池共用の電卓です。嫁さんに電卓買ってきてと頼んだ際、買ってきてもらった300円位のものです全くお勧めできません。感度が悪く、親指の腹で抑えなければ反応してくれません。しかも、Cだけは敏感で、Cを押すとCがめり込み返ってきません。その為、必殺技を身につけ本番に臨みました。

     その必殺技は、両手の親指のみ使って電卓を入力する技です。周りを見渡しても、両手で電卓を抱えて打ち込んでいる人間は私だけでした…ちゃんと良い電卓を買うことをお勧めします。

     今回、勉強に使われた教材は他の方にもおすすめ出来ますか?良かったところや悪かったところなどがあれば教えてください。
     大原のテキストはすごくわかり易くお勧めします。ただ、3年前買ったテキストでしたので、微妙に勘定科目が変わっていたりしましたので、最新のものを買って1発合格を狙うのが良いと思います。

     問題集は量が多いため、1ヶ月では多分こなせません。問題集に見切りをつけ、過去問を重点的に解き出題傾向の分析を行えたのが良かったと思います。

     あと、絶対にお勧めはTACの直前模試。今回の第3問は、問題を知っていたかのようにぴしゃり的中。この問題を解いていなければ絶対落ちていました。時間が無い人は「テキスト2冊⇒過去問⇒直前問題集」をこなせば、何とか合格ラインまで行くのではないでしょうか。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     前回3級に落ちた時は問題集のこなしが足りなかったと思います。過去問をこなすこと、直前模試をお金をケチらずに買って実施することに尽きると思います。テキストを読み終わったら、取りあえず片っ端から問題をこなして2時間に慣れる事が大事だと思います。

     過去問をこなしていると、絶対にケアレスミスが発生すると思います。ケアレスミスは必ず発生するものとして、どうすれば防げるか自分自身で対策を立てると、ケアレスミスが少なくなると思います。

    管理人コメント

     ブル太さん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     ブル太さんの合格体験記で、一番参考にしていただきたい点は、きちんとした電卓を買うことの重要性です(笑)押したボタンがすぐに返ってこなかったり、両手の親指を使わなければ上手く入力できない電卓を使うのはメリットが何もありません。簿記検定ナビで管理人のおすすめ電卓を紹介していますので、興味のある方は「電卓の選び方・使い方講座」のページをご覧ください。

     あと、教材はなるべく新しいものを使って勉強するようにしてください。例えば、廃止されたことに気付かずに「後入先出法」の処理を勉強してしまったり、逆に新しく範囲になった部分の知識が漏れてしまう可能性がありますので、教材と電卓にはきちんとお金をかけて勉強することをおすすめします。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたブル太さんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    ブル太さんが使われた教材や電卓のまとめ