タグ: 第123回

  • 第123回日商簿記検定 簿記1級 合格体験記 No.4

    誘惑の少ない朝の1時間は勉強のゴールデンタイム!

    • 投稿者:NFひるちゃんさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約13か月

    私と日商簿記検定

     私は、食品会社管理部門に勤める43歳のサラリーマンです。簿記1級を受けるきっかけになったのは、会社で内部統制推進部門に着任し、業務を行う上で、財務経理知識を習得する必要性に駆られたことからでした。2008年5月に勉強を開始し、通勤電車の往復1時間30分および土曜日曜の時間を使い勉強を進めました。

     簿記2級は1994年に受験(1発合格100点でした)していましたが、簿記1級の難しさ、覚える知識量の多さはその比ではありませんでした。121回の試験を受けたものの、65点(商業簿記17点、会計学16点、工業簿記16点、原価計算16点)とあと一歩だけれどどの科目も70%取れていない中途半端な点数で不合格になっていました。

    朝の1時間を有効活用して再スタート

     今年4月に会社での業務が一変し、財務経理の知識はほぼ必要のない部門に異動になりました。そのため122回の試験は受験しませんでしたが、今後財務経理部門に再度異動する可能性もあると、再度123回の受験に向けて、6月に勉強を開始しました。勉強は独学で、通勤時間と土日を使いました。また、直前2カ月は、平日も朝5時に起床し、6時まで勉強をしました。

    使ったテキスト&問題集

     DAIX出版「日商簿記1級最短合格テキスト」「日商簿記1級最短合格問題集」で基礎力を養成し、121回~123回の試験予想問題集(TAC、ネットスクール)で試験形式に慣れるとともに最新の会計基準がどのように問題反映されているか、確認しました。さらには、tac出版の税理士ポケットテキスト簿記論にも時折目を通しました。昨年も簿記の教科書に載っていないことが出題されて失点していたためです。

     ただ、私が学生時代に教師より言われた「固定と反復」という軸だけはぶれないようにしました。固定と反復とは、テキスト問題集を手広く広げるのではなく、特定のものに絞りこみ、それを何回も繰り返し解くことで、間違える問題を減らすことができ、真の実力がつくという考え方です。中央経済社の「簿記検定講義」も購入しましたが、ほとんど目を通しませんでした。

    試験日当日の1日の流れ

     試験会場は東京都市大学、田園調布の駅より20分のんびりと歩き、試験開始50分前に到着しました。試験前半は商業簿記と会計学でした。商業簿記では、勉強していながら、250%償却という言葉に戸惑い減価償却を誤答、会計学では、社債の問題がほぼ全滅。税効果会計も半分くらいしか解けず。

     救いは、試験終了5分前にようやく割賦販売の利益率が算出できたことくらい。繰延割賦売上利益を計算したところで終了しました。あんなに勉強したのに昨年より出来が悪いことを確信、また、会計学では10点取れていないため、足切りにあい不合格だろうと暗い気持になりましたが、 休憩時間で、「せめて後半だけは気持よく後悔しないように終わろう」と開き直りました。

     果たして後半の工業簿記、原価計算、問題を少し読んだだけで「これなら解ける」と感じました。はやる気持ちを抑えてゆっくりと問題を解き 、終了。後半だけはほぼ完璧、と救いになりました。ただ、前半の試験内容があまりに悪かったので、合格できたとは思っていませんでした。

     正月明け、そろそろ勉強を再開しようと思っていた矢先に試験結果の連絡がありました。結果は予想外の合格。得点は74点、内訳は商業簿記15点、会計学10点、工業簿記25点、原価計算24点でした。足切りにあったと思っていた会計学でかろうじて残っていました。

    日商簿記検定の勉強を終えて

     また、本年見込んでいた簿記試験対策の時間が不要になり、ありがたく思うことしきり。その時間で、より実用的な財務会計の知識をつけることに向けていきたいと思っています。

    管理人からNFひるちゃんさんへ追加の質問

     今回、利用された教材や電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     教材として利用したDAIXの日商簿記最短合格テキスト及び問題集、直前対策のTAC社、ネットスクール社の問題集ともに、繰り返し問題を解けば理解を進めるうえで役に立つと思います。

     電卓はカシオ社のJH-12VTを使用しました。カシオ社の製品は、たとえば、12××とするとあとは数字を入力して=を押すだけで答えがすぐ出るので、原価計算などで役に立ちました。

     NFひるちゃんさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意なのは、CVP分析や線形計画法でした。学生時代、数学は得意な科目だったので、これに相通ずる印象を受け、楽しく問題に取り組めました。

     苦手なものは、特殊商品売買でした。特に割賦販売の際の繰延割賦販売利益を算出するのはもっとも苦労した分野、とにかく1に示す問題を繰り返し解くことで克服に近づきました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     高校時代通学の汽車でゴトゴト揺れる車内で予習復習のため、書き物をしたおかげで、電車の中で問題集を解くのは苦痛ではありませんでした。とにかく隙間時間を見つけて短い時間でもいいから毎日取り組むこと、そして、勉強の際には手を動かす(書く)ことをお勧めします。

     また、簿記試験では、簿記のテキストに示された内容以外の問題が少し出題されるので、周辺知識を税理士の簿記論のテキスト等で習得するのが良いと思います。また、教材ですが、ネットスクールのとおるテキストを使用した方がわかりやすそうだったので、もう少し早く理解が進んだのではないかなあ?とも思いました。

     今後は簿記以外の資格に挑戦される予定はありますか?何か考えている資格がございましたら教えてください。
     税理士の資格取得も気になりますが、当面は受験しません。もともと本業は技術系の職種で第一種情報処理技術者試験、第3種電気主任技術者、調理師、公害防止管理者など15程度の資格を取得してきました。当面は簿記1級取得者として、会社で求められるような決算書の分析能力や事業計画立案、検証の能力を養っていくつもりです。

    管理人コメント

     合格体験記のご投稿ありがとうございました!NFひるちゃんさんは通勤時間や朝(5時~6時)の時間を有効活用して勉強されたようですが、この勉強スタイルはぜひ皆さんに参考にしていただきたいです。

     通勤・通学時には、携帯しやすい自作の間違いノートや仕訳問題対策をプリントアウトしたものなんかが最適だと思います。無理に覚える必要はありませんので、とにかく何度も目を通すようにしてください。

     一方、早朝に勉強時間を確保できる方は、ぜひ総合問題を1問解くようにしてください。時間を計って総合問題を解いて、通勤・通学時に答え合わせをしたり、間違い箇所の解説を読んだりするとより効率的に時間を使えると思います。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたNFひるちゃんさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    NFひるちゃんさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第123回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.20

    簿記は「慣れ」が大事。慣れるまでひたすら問題を解こう!

    • 投稿者:ゆきむしさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに

     簿記検定ナビには資格取得に向けお世話になったので合格体験記を書きたいと思います。これから3級を目指す方々への参考になれば幸いです。

    日商簿記検定を取ろうと思ったきっかけ

     将来への危機感(金融危機・終身雇用制の崩壊等)を覚え、30半ばで大きく転身を決意。将来的には税理士を目指そうと考え、それには簿記が必要と考え資格取得を試みる。この景気悪化時に就活をしてもと思い、自己研鑽への投資を考えファイナンシャルプランニング技能士2級を併せてチャレンジ!現在は求職中です。

    使ったテキストと問題集

    • 松田慎太郎のなるほど!わかるテキスト(TAC出版)

     知り合いの先生の勧めでTACのものが良いと聞き、予備校内で実際に見てテキストを購入。さすが予備校の先生が書いたものだけあって、試験向けの実践的な説明で自分では好印象。ただ、人気があるのは「すっきりわかるシリーズ」のようですね…

    • 合格するための過去問題集日商簿記3級(TAC出版)

     これはTAC予備校に簿記講座説明会で参加時に貰ったもの。いくぶん古く、直前2回分は入ってませんでした。

    具体的勉強方法

    • 学習計画

     まずは計画を立てるために、ネットや予備校に出向き情報を収集。簿記検定ナビも、その過程で見つけました。計画も詳細まで決めてしまうと萎えるのでザックリ立てる。1週間単位で決め、テキストを読んだ後は、ノートに要約、過去問演習、その後は試験の傾向と対策を練るといった具合に…

    • テキストの使い方

     最初は読んでもそう簡単に頭には入ってこない。挫けず読み続けること3回目。ようやく有機的に知識が繋がってきて、ここまでくればしめたものです。その後は、自分が大事だと思ったところを重点的に、自分の言葉でノートに要約。(これが、かなり効きました。予備知識が無いに等しかったので…)書き込んだノートを寝る前を中心に読み替えす。

    • 過去問題集の使い方

     ある程度知識が定着したら過去問題に挑戦。設問別に集中して過去問の12回分解く。(この方が断然効率的!)ただ、実際に解いてみると…如何に暗記だけの知識が通用しないか痛感。(インプットとアウトプットの両方が大切!)ここで気を取り直し、合格体験記等で簿記は「慣れ」だと聞いていたので、挫けずに第5問まで解き続ける。

     第5問の精算表の問題は比較的容易でしたが、第3問の試算表の問題は、仕訳や計算ミスなどにより最後に合計が合わなく泣きが何度も入りま した…一通り、終了したら2回目を回す。このときは設問別ではなく各回毎に解きました。やはり、2回目はすらすら解け自信が付いてきました。一番苦手だった第3問は得意分野にまで格上げしました。やはり、簿記は「慣れ」だということを実感しました。

    • 間違いノートの作成

     間違えた問題について、何故間違えたのか1冊のノートにまとめる。自分の弱点がよくわかります。ちなみに、私の弱点は仕訳では手形の裏書きと為替手形の振り出しや現金過不足、伝票関係でちょろちょろ間違えました。あと、1回目は「飛んで火に入る夏の虫」の如く、大抵のひっかけに掛っていました…

     下の画像は間違いノートの一部ですが、自分が必要だと感じたものしか書き込んで無いのでかなり濃縮された内容となっています。工夫した点と言えば、書く事は最小限にするといったことくらいでしょうか。。

    間違いノートの一部
    間違いノートの一部

    勉強する上で工夫したこと

     本格的に勉強を始めたのが試験日約2か月前だったので、短期間かつ一発合格をしたいと思いました。懸念事項を一つ一つつぶしていくことに力を入れました。

    • 試験で使用する計算機(電卓)の検討

     はじめは近所のケーヨーD2で買った千円以下のもの使用。ただ、色々な意見を参考にして無難にSHARP製EL-G36をTAC通販で4700円で購入。また、効率を考え左打ち(右は書き込み専用)に変更。最初は大変でしたが、そのうち慣れました。

    • 仕訳問題対策

     簿記検定ナビ仕訳問題対策を使用し、仕訳が苦手だった私にはもってこいの材料。 過去問を少し変えての問題のようで、まとまった時間が作れないときを中心に勉強してました。 解説も親切・丁寧で、知識の穴埋めには良いです。

    • TACの解答用紙ダウンロードサービス

     これは非常に助かりました。意外にないんですね、こういったサービス。2回目の問題を解く際にはまっさらな状態で行え、実際の試験を想定するのにも良いです。

    • 独学の限界

     独学だと判らない個所にぶつかったときに非常に時間を喰われます。こういった時には、簿記検定ナビの掲示板で管理人さん他、色々な方々から知恵を借りることが出来ました。お世話になりました。

    • 余裕のある方は…

     2級を視野に入れた勉強を行うと3級の問題が簡単に見えてきます。将来的に2級以上を取得される方は同時並行で勉強をすると非常に効率が良いです(2級と3級は同時受験が可能なため。。。)

    • 出題の意図・講評(日本商工会議所のHPに記載)

     商工会議所の公式HPには過去の各試験問題について、試験問題作成者側のまとめが載っています。この作成者側の考えを知ることで問題をどう解けば良いのか?違った観点から問題を見ることができます。問題を見た際に解答の方針が立てやすくなります。

    試験日当日の1日の流れ

    • 6:50 起床

     前日はユルイ生活をしていたので目覚めは良い。コーヒーとバナナとお茶漬けを軽くすませる。前日は雨が降り寒い一日だったが、当日は晴れて比較的暖かい朝を迎える。

    • 7:20 出発

     ドアツードアで50分くらい。前日に下見をしていたので、気持ち的に余裕あり。(下見は是非しましょう!)

    • 8:10 現地到着

     バスと地下鉄を乗り継いで、現地に着いたのは試験開始40分前。該当の教室にたどり着き、試験会場は7階だったので綺麗な景色を見て気分転換。トイレを済ませ、席に座る。前日のままなのか、黒板には数か所の落書きがあり自身の学生時代を思い出しニヤッとする。連日の無理に持ちこたえるために栄養ドリンクを飲む。

    • 8:45 アナウンス

     試験開始前に「試験場の注意」を受ける。監督官は冗談が通じる人なのか、若干のダジャレで教室内には笑いが出る。

    • 9:00 3級試験開始

     第1問ではひっかけ探し。新入社員向け事務処理用パソコン。。販売用では無いな…ひっかけらしきものを数ヵ所発見!あわてず、丁寧に解く。第2問では見慣れない伝票会計問題。当座預金なのか現金なのか、紛らわしい表現あり。計算終了後、何度か確認。

     第3問では恒例の試算表の問題。残高のだということを確認。ん?過去問より易しそう…二重仕訳もないの?比較的すんなり合計金額が一致。とりあえずOK。第4問では起票の問題。特に問題はなさそうかなと思った時、(1)で売掛金?発送費?で迷いが…ただ、いままでの流れから気にせず。

     第5問では清算表の推定問題。ラッキー。設問の文で惑わされる事は無し。それぞれ4項目において下段の合計金額と照合して一致。このとき、70分経過。この時点で合格を確信。一応、一通りケアレスミスをチェックして自分で納得。試験終了40分前に退室。

    • 10:30 休憩

     校舎の1階に座る場所があったのでほっと一息。時間までに自家製の弁当と栄養ドリンクを飲んで午後の2級の試験に向け待機。

    • 13:30 2級試験開始

     2級の試験を受けましたが、3級の体験記なので割愛させていただきます。

    • 15:30 試験終了

     よくぞ、ここまで体がもった☆この試験終了での解放感に浸る。受験者の人ごみに紛れ帰路へ。帰路は寒気が流れ込んできたのか、風が強く寒かった~。

    管理人からゆきむしさんへ追加の質問

     今回、利用されたテキストや電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     テキストは、初心者の方に特にお勧めですね☆TACの講師が執筆したもので、試験に実践的な内容が加味されていて、過去問にはすんなり入ることが出来ました。特にマンガ形式で登場する人物の砕けた吹き込みが分かりやすく笑えます。

     また、ボリューム・難易度についても初心者である自分にとって丁度良かったです。ただ、章末に問題も併せて載っていますが、これだけでは足りないので、過去問か別の問題集が必要になるでしょう。

     電卓は値段が少々高いですが、お勧めは出来ますね☆こんな使いやすい電卓があったんだな~と言うのが正直な感想です。1000円以下の電卓や関数電卓は使用した事はありますが、速く正確にという考えならこの電卓で問題ないと思います。

     前の電卓に比べクリアの位置が左右逆で慣れるまで少々時間がかかりましたが、「00」と「→」は重宝しています。ちなみに、「GT」はあまり使ってません…(GTの使い道教えて下さい)大きさや重量感、ボタンの押し具合(適度な抵抗感)、本体の傾斜は文句無いですね。

     ゆきむしさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     最初はすべて苦手でした。勉強していくうちに苦手意識は薄らいでいきました。あえて言えば…以下のような感じです。

    苦手な論点:ひねった伝票と帳簿問題独特の形式に惑わされます(実務で関わったことが無いため抵抗がなかなか拭えない)

    得意な論点:清算表と試算表の作成問題着々と達成していく過程と最後に合計が一致したときの快感はたまりません(最初は苦手意識がありましたが、「慣れ」ました)

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     上述の「勉強する上で工夫したこと」で大概は説明していますが…テクニック等は色々な方が述べていますのでそれらを自分にあったものに改造することが良いでしょう。更には、私もそうでしたが、勉強する過程で挫けないことです。何度も言っていますが、簿記は「慣れ」ですね。
     現在は簿記2級の勉強をされていると思いますが、前回の勉強と比べて工夫していることはありますか?
     簿記2級の勉強はまだしていません^^;年明けからするつもりです。試験内容は3級に比べ数段難易度が高くなっています。難易度が高いのと工業簿記が新たに加わるため勉強時間(3級に比べ倍~3倍程度)がかかります。ただ、3級の知識があれば、商業簿記は思ったより早く終わります。

     反省点としては、苦手分野の詰めが甘かったことと勉強時間が足りなかったことでしょうか?今後の課題は、帳簿関係を中心とした苦手分野の克服と工業簿記での勘定連絡図に絡む問題を中心とした過去問題を解いて「慣れ」ることでしょうか。

    管理人コメント

     ゆきむしさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!ゆきむしさんとは質問掲示板で何度かやりとりをさせていただきましたが、とても礼儀正しく好感の持てる方でした。ご投稿いただいた合格体験記にもその人柄が滲み出ているのでしょうか、とても分かりやすいものに仕上がっていると思います。

     さて、合格体験記の中で受験生の方に参考にしていただきたいのは「出題の意図・講評に目を通す」という点です。「出題の意図・講評」とは、日商簿記検定の主催団体である商工会議所が公表しているもので、間違いが多かった問題のポイントや、受験生の出来具合などが問題別にまとめられていますので、少なくとも直近の数回分に関しては目を通すようにしてください。

     で、「いつ目を通せばいいか?」ということになりますが、個人的には「過去問を解いた後、すぐに目を通す」のが一番効果的・効率的だと思います。例えば、第122回の過去問を解いて答え合わせをした後に、第122回の出題の意図・講評に目を通すといった感じです。問題を解いてから時間が経てば経つほど、解答時の感触が薄れていってしまいますので、出来るだけ間をおかずに目を通すことをおすすめします。

     あとは…地味なポイントになりますが、「試験会場の下見」をしておくことも大事だと思います。家からどれぐらいかかるのか、どの交通手段で向かうのか…などなど、当日はなんやかんやで慌しくなりがちですので、気持ちに余裕を持たせるためにも、ぜひ下見に行くようにしてください。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたゆきむしさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    ゆきむしさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第123回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.21

    通信講座の添削をペースメーカーとして上手に利用!

    • 投稿者:にゃんこさん
    • 勉強形態:専門学校(通信)
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月

    日商簿記検定とのつながり

     平成21年5月に日商簿記検定2級を受けようと思い、会社で補助の出るテキスト(産業能率大学)を注文し、6月より勉強を始め、11月の試験に合格しました。(ちなみに3級は20年ほど前…高校時代に取ってます。5月は思い出しの期間に使いました。)

     自分では一回目で合格…と思ってるのですが、正直に言うと受験したのは2回目です(^-^;。以前は7年程前で、当時の仕事にもなれ、毎日に刺激がなく、自己啓発活動?の様な気分で、簿記2級でも受けてみようかな~って感じで受けたので、今思えば、意気込みも準備も全く合格時と違うものでした。

     今回、簿記検定を受けようと思ったのには、明確な目標がありました。「税理士を目指す」と言う目標です。現在37歳。今から税理士を目指すのですから、あまり時間に余裕はありません。簿記検定2級くらいさっさと取ってしまわないと…と言う思いが自分の中にありました。

     10kmマラソンなら、5kmあたりで苦しくなるかも知れませんが、42.195kmを走るつもりなら、5kmで苦しかったら話にならんっ!何がなんでもっ!と言う気持ちですね(^-^)。合格出来た理由を一言で言うならこの「気持ち」だと思います。

    序盤・中盤の勉強方法

     さて、具体的な計画としましては、11月15日が試験日。過去問を繰り返し解く時間を1.5ヶ月と見て、9月末にはテキスト、問題集すべて終了しておくこと。と言う予定を立てました。私の使った教材は通信教育の形になってまして、4回の提出物がありましたので、一ヶ月1 回分の提出を予定として勉強を始めました。(商業簿記2回分、工業簿記1回分、総合問題1回分)

     ある程度、小さく目安を区切るのは勉強の進み具合をチェックするのに有効だと思います♪ その間にはパターン化した覚え方ではなく、仕組みを理解することを優先しました。また、自分は何処が分からないのかを分かることも重要なポイントだと思います。実際は、予定よりも早く事を終えられ、繰り返し過去問を解く時間が2ヶ月程取れましたので、これでもかっ!と言うくらい2ヶ月間過去問を解きました。

     …と言っても、そんなに沢山の過去問があるわけでもないので、5回分の過去問と4回分の模擬問題を2回ずつくらいやった感じ。なので、ある程度勉強を終えた後の2ヶ月間は、毎日簿記には触れますが、そうそう必死に…と言う感じではありませんでした。

     大体週3日くらいは時間を計って過去問をし、点数を見ると言う感じで、試験前最後の3日間のみ毎日過去問を解く(と言ってもこの時点ですでに一度やった問題になってますから、コツを忘れない様に…と言う感じですが)

    終盤の勉強方法

     試験1週間前には「90%合格する自信」がありました。ここまでやったんだし受かる筈。過去問も90点以上出てましたし、時間も1時間半くらいで全問こなせ、見直し時間30分とれてましたから(何回も言いますがこの時点で一 度やった問題ばかりになってますので、当たり前と言えば当たり前… (^-^;)

     テキストをやりきるまでの毎日の平均勉強時間としては1.5時間くらいかな…仕事と家事をしながらですので、勉強できない(しない?(^-^;)日もありましたし、ノッて来た時は、3時間くらい平気で出来ました。つまづいた箇所も、不安になった時もありましたが、苦しかったとか辛かったとか思うことは全くないです。自分の決めた事だからでしょうね。

    試験を終えて

     現在は6月の1級の試験に向けて勉強しています。会計事務所経験もないので、1級とらないと税理士試験受けられないから…まだまだ道の途中ですが、楽しんで頑張ります(^-^)

     最後に…今回の簿記検定を受けるにあたり簿記検定ナビには大変お世話になりました。会社での空き時間、仕事をするふりをしながら仕訳問題を解く…と言うような感じで時間を有効に使わせて頂きましてありがとうございました(あまり公に言える事ではないかもしれませんが…(^-^;)

    試験日当日の1日の流れ

     2級の試験は、午後1時半からでしたので、人間の脳は起きてから5時間後くらいが一番活発に働く…とどこかで聞いた覚えがありまして、起床時間8時半にしました。あまり寝すぎても頭がボケるので、前日は12時頃の就寝にしました。

     ちなみに朝爽快におきられて、頭がスッキリするサプリメントを寝る前1本、朝起床後に1本飲みました(笑)おまじないの様なものです。当日は、家では簿記の勉強は何もしないと決めてましたので、早めに試験の用意を済ませ、その後は普段どおりに午前中を過ごしました。

     13時に会場へ着くように出発し、会場へは教科書等は持っていかず、簿記検定ナビにも書かれていた様に、自分で作ったノートのみを持参し、最後の30分だけノートを見直し、自分の間違えやすいポイントを確認し、試験に挑みました。

     さほど緊張したつもりはなかったのですが、「試験」と言う物が久しぶりだった為、スタートの合図と共に皆さんの紙をめくる音、電卓の音、 書き込む音等が案外気になり、手が震えたりして(笑)少しの間集中力を欠きましたが、問題が分からない訳ではないので、すぐにペースをつかむ事ができました。

     いつもどおり、1時間半くらいで大方片付いたのですが、問題2の数字がどうしても合わず、見直し時間の大半をそこにとりました。(試験の進め方としては、一つの問題に拘らず、分からなかったり、合わなかったりしたらとりあえず、ほって次へ進みました。)

     結局時間内に原因を突き止められず、数字が合わないまま時間切れとなってしまいましたが、結果、その問題の2が10点引き、他は満点で合格することが出来ました。(見直し時間の少しを使って、メモ用紙に自分の解答をそこそこメモしておきました。帰ってからの速報との照らし合わせ様に)

     3時半に試験が終わり帰宅し、夕飯の準備等そこそこ済ませてから、解答速報を見ようと思い、ネットを繋いだのですが、何処もいっぱいのようで、なかなか回答速報にたどり着けませんでした。しばらく時間を置いて、やっと確認出来たのが6時頃。自己採点で、最高でも94点、最低でも84点と勝手に判断し、合格を確信しました(笑)その夜は久々にお酒を飲んで、気持ちよく眠れました(^-^)

    管理人からにゃんこさんへ追加の質問

     今回、利用された産業能率大学の教材や電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     教材はお勧めしたいですね(^-^)図や絵も沢山使用されて分かりやすかったと思います。単元分けも分かりやすかったし、勉強の予定を立てやすかったです。課題提出があり、提出した課題は、講師の方々が丁寧に見てくださってる感じで返却されてきまして、目に付いた箇所毎にコメントを下さってまして、間違えた箇所の見直しもスムーズに出来ました。

     また質問用の用紙もあり、分からない所は、講師の方にどうやったら分からない論点が伝わるか考えながら文章を作成してるうちに、質問しようとしてた事が分かってきたりしたので、分からない所を「書く」⇒「まとまる」と言う点で良かったのかなと思いました。お値段的には¥16,800でしたのでそう高い出費ではないかな…と。

     私の持論として、「ある程度痛いくらいのお金をかけないと身につかない」と言うのがあります(苦笑)元を取ってやるという気持ちが絶対受かるの決意につながるようです(^-^;

     電卓については…私自身あまり拘ってなくて、家にあったものを使用しました。CASIOのNZ-12でしたが、最低限欲しい機能としてのM+、M-、バックスペースが合ったので私にとっては問題ありませんでした。ただ、メモリー機能を使うとオールクリアキーでも消えなくなり、MRCキーを2度押しして、画面左に出る「M」の文字が消えた事を確認しないといけなかったので、慣れるまで計算が混ざったりして二度手間になった事が多々ありました。慣れたら問題なかったかな…と。

     にゃんこさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     商業簿記で得意なのは、減価償却や、売買目的有価証券売却、購入時の利息計算でした。苦手なのは、伝票会計や帳簿組織。商業簿記の2問目に出題される物が苦手でした。意味、仕組みは分かるのですが、私はどうも決まりごと(暗記物)が苦手で「書き方」が分からなくなる事が多いので、徹底的に問題を解く(書く)事が克服方法でした。が…結局123回の試験では、結構ひねり気味の出題で、そこで点数を落としたのですが…試験終了時に、数字が合いませんでしたから…(–;

     仕訳では、特殊商品売買が苦手でした。特に委託~、受託~。いろんなパターンがありすぎて理解しようとしてては間に合わなかったので、仕訳パターン丸暗記方をとりました。これは試験時点ではOKですが、すぐ忘れるので、今後、理解していきたいと思います。

     本支店会計の内部利益の算出や考え方で最初結構つまづいたのですが、一度パターンを理解すると、得意な箇所に変わりました(^-^)これも結局は、問題を解きまくることで、一つはっきりここが分からないという所(期首商品に内部利益が含まれてる場合の処理)を発見でき、質問を書いてる間に自己完結して理解しました(笑)

     あと、試験には出ないと思いますが、当座預金の通帳残高と帳簿高を合わせる表の記入が未だに苦手です…仕訳はOKだし、表は試験にあまり出ないようなので、優先順位を下の方にした事もあると思いますが(^-^;

     工業簿記ではとりあげて得意と言うのはなく、最初は分からないとこだらけでしたが、一度理解すると、商業簿記より得意になりました♪理屈が分かれば応用のしやすい計算問題がほとんどなので。

     苦手だったのは一番最初の仕訳問題。賃金給料の発生時と、それを間接費として配賦してる時が分かりにくく、何回やっても同じ箇所を間違えたりしてました。これの克服方法としては実際の一ヶ月の流れを想像して、理解する事と繰り返して覚える事の両方でした。

     あとは、総合原価計算の月末仕掛品の算出の理解に時間がかかりました。なんとなく分かる気はするのですが、先入先出法と平均法、材料費と労務費、仕損などを総合的に考えなければならないので、分かってるつもりでも途中で混乱したりしました。克服法は2日くらいその問題ばっかり集中的にやりたおすことでした。色々な問題をするのではなく、とにかくそれだけを2日くらいやってたら、見えて来るものがありました。

     差異分析も同じ様な感じでした。考慮材料が沢山あるので、理解&パターンで覚えるの両方と問題をこなす量でした。結局、克服法って特別な物ではなく、数こなす事…なんですよね(^-^;ただ、苦手な所は、集中してその問題ばかりやると言うのが、理解の近道だと感じました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     勉強し始めの頃は分からない所でつまづき、そこからなかなか進めなかったりして、勉強の予定がくるって来たりしたのですが、全て網羅してから、「全部を通すことで分かる事もいっぱいあった」と思ったので、分からなくても1回目は予定通りのペースで進めて、 全体を見てみるのが良いかと思います。

     その際、自分が「分かってない」と認識する所には目印をつけて、2回目に何処を重点的に勉強するかを把握しておくとよいと思います。分からなかった箇所をテキストから探す…と言う二度手間を踏んでしまいましたので(^-^;

     2度目にテキストを見るときは、丸暗記しようとせず、意味を理解すると応用問題にも対応する事が出来る様になると思います。人間が、知恵と工夫で分かりやすくしようとして作った仕組みですから、「分かるはず」だと思って勉強しました。

     あと、私は語句を覚えるのが苦手だったので、一度出てきて説明されてる語句が後の単元で出てきたとき、語句の意味を探しにまたテキストを繰る…と言うような事があったので、聞きなれない語句(洗換法、切替法とか・・)はノートに書き出し、意味まで書かなくてもいいので、テキストの何ページかメモされておくと見たいときにすぐ見れるかなと思います。

     問題集は繰り返しするので、何度も消しゴムで消す作業をしました。(その為に最初から薄く書きました)消しゴム1個は完全消費しました…小学校でもそんなに使わなかったんじゃ…(^-^;)

     主人に話すとトレーシングペーパーを使うと良いとアドバイスを受けましたが、買いに行くと少々お高めでしたので、私は断念したのですが(苦笑)消す手間を省くには良いかと思います。

     現在は簿記1級の勉強をされていると思いますが、前回の勉強と比べて工夫していることはありますか?
     現在1級の勉強中でして、上に書いてしまったのですが以下のことを工夫しています。

     ①分からない箇所にマーク。
     ②語句の書き出し

     ②はA6くらいのルーズリーフ状の手帳を買って隙間時間の勉強材料にしていこうと思っています。1級は理論があるので、2級以上に「覚える」事が多くなりそう…(上に書いた様に苦手)心してかかろうと思ってます。

     まだ、テキストの1/6程しか進んでませんが、そう難しいとは感じてません。でも1級は難しいと色々なサイトでも見るので、次回6月の試験だとしても余裕の時間があるとは言えないのだろうと思っています。しっかり勉強時間を取ることは自分との戦いだと思いますので、細かく勉強の予定を区切って進捗度を管理して行こうと思ってます。

     自作のノートを作られたとのことですが、画像などを見せていただくことは可能でしょうか?
     携帯で撮ったものなので、あまり鮮明ではないかもしれませんが…雰囲気だけ掴んでいただけたら…と。私が使ったテキストの1単元1ページとして、エクセルでまとめてとりあえず大まかなノートを作り、その後、気がついた事を手書きで足しこんで行きました。

     最後の最後に覚えられる様に、苦手な仕訳パターン、差異分析の図、CVP分析の公式とかも書いておきました。A4・6枚両面印刷・計12ページにまとまりました。あまり書くことのない単元は写真の様にほとんど余白…でも、どの単元のものか整理する為、1単元1ページにしておきました。

    にゃんこさんの自作ノート

    にゃんこさんの自作ノート1
    にゃんこさんの自作ノート1
    にゃんこさんの自作ノート2
    にゃんこさんの自作ノート2
    にゃんこさんの自作ノート3
    にゃんこさんの自作ノート3
    にゃんこさんの自作ノート4
    にゃんこさんの自作ノート4

    管理人コメント

     合格体験記のご投稿ありがとうございました、にゃんこさん。文字の分量も多く、まとめノートの画像も公開していただきましたので、かなり中身の濃い合格体験記に仕上がっていると思います。

     にゃんこさんは、産業能率大学の通信を利用して勉強されたとのことですが、提出物の提出時期をうまく使って勉強の進み具合をチェックされています。独学で勉強していますと、どうしても「ムラ」が出来てしまい、なかなかペースを掴めないまま本試験…というケースが多く見受けられますので、通信講座のご利用を考えていらっしゃる方はぜひ参考にしてください。

     また追加の質問のほうでお答えいただいていますが、質問用の用紙を使って質問をされる際に「分からないところを書く→どこが分からないのかはっきりする」という点もぜひ見習っていただきたいポイントです。これは独学で勉強される方にも使える方法で、簿記検定ナビの質問掲示板などに書き込みいただく前に、問題(論点)のどこが分からないのか?ということを実際に書き出していただいて、質問箇所を明確にする作業を行うようにしてください。

     たまに、何をお聞きになりたいのか分からない抽象的な質問をいただいて困ってしまうことがありますが、多くの場合はこの作業を行わずに、質問者自体も「何が分からないのか分からない」状態になってしまっているのだと思います。質問箇所を明確にすることは、質問者にとっても回答者にとってもメリットがありますので、質問をする際はぜひ一度試してみてください。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたにゃんこさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    にゃんこさんが使われた教材や電卓のまとめ

    • 教材:産業能率大学の教材
    • 電卓:CASIO NZ-12
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第123回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.19

    T勘定を使いこなせるようになれば、解答時間を大幅に短縮できます!

    • 投稿者:咲さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回

     10年ほど前、会社で会計の仕事をしていたのですが簿記は取得していませんでした。現在、2児の子育て中ですが、少し手が空くようになりましたので、この機会にと思い受験致しました。空いた時間にすぐ広げられるよう、ダイニングテーブルにノート&本一式を置き、受験勉強に望みました。

    使用したテキストと問題集

    • 日商簿記3級 問題演習 2008年出版(TAC出版)
    • 日商簿記3級 過去問 解速ナビゲート 過去問題集 2005年出版(東京リーガルマインド)

     の2冊です。ヤフオクで中古品を安価で落札致しました。とてもわかりやすい本だったのですが、過去問が古かったので、直前になり新しいのを買おうか大変迷いましたが結局買いませんでした。新しい過去問はネットの合格TVで確認し、出題傾向に大きな変化はなく、要点が繰り返ししつこく出題されているものと見なし、そのまま古い問題集を繰り返し解き、間違えたところは合うまで何度もやることにしました。

     結果、90点で合格することができました!これから問題集や過去問を買われる方は新しいほうが良いとは思いますが、古いものでも繰り返し解けば合格圏に入れるかと思います。

    勉強スタイル

     勉強方法はまず、問題演習をやって過去問を解きまくりました。第3問&第5問対策として、1問30分で解けるように時間を計ったり、仕訳問題は間違いノートを作成しました。あとで見直すと、為替手形ばかり間違えていることに気づき、弱点もよくわかり大変役に立ちました。

    試験日当日の1日の流れ

     なにぶん、節約主婦ですので、受験料を無駄にすることはできません。当日はかなり緊張していました。入口に張り出された番号の中から自分の受験番号を探し、当てはまる教室に入るのですが、緊張のあまり、まずそれが出来ませんでした・・ ・

     みんな、どんどん教室に入るのに、私は番号が見つからない!私の番号がない!間違って1級や2級のところに来てしまったのか、と焦って焦って、やっと落ち着いたところで自分の番号を見つけることができました。こんなんじゃあ問題なんてとても解けないかも…どうしよう。

     とりあえず開始の時間までノートを広げるも、なんにも頭に入りません。しょうがないのでノートを閉じて、リラックス…周りの人間観察などをしておりました。滑り出し不調でしたが、いざ始まると、緊張もとけてなんとか集中することができました。

     問題用紙が配られると、まずざっと目を通し、1問目から順に解いていきました。3問目、5問目で時間がかかってはいけないので、時間配分に気をつけました。冬場だったので、上着を脱いだのですが、それを置くところがなくて座布団のように使いました。椅子も冷たかったので。

     あとは、周りの電卓の音がうるさいかも、と心配でしたがそんなことはありませんでした。途中、時間が気になり、5回ほど正面壁の時計を目にしたのですが、監督官と目が合ってなんだか気まずかったです。あんなに繰り返し解いた精算表の第5問、穴埋めだったのが少し悔しかったです。

    咲さんのまとめノート

     参考画像として、T字勘定を使った時のノート、すべて仕訳をきってから集計していた時のノートの画像も添付します。書き込みがずいぶん少なくなったのがお分かり頂けると思います。それから、間違いノートの一部も参考画像をして添付致します。

    すべて仕訳をきってから集計していた時のノート
    すべて仕訳をきってから集計していた時のノート
    T字勘定を使った時のノート
    T字勘定を使った時のノート
    間違いノートの一部
    間違いノートの一部

    管理人から咲さんへ追加の質問

     今回、利用されたテキストや電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     電卓は「カシオ JS-20M」を15年前から愛用しています。大変古いもので、今は店頭に売っているかどうかわかりません。これしか使ったことがないのでわかりませんが、大変使いやすいです。

     テキストや問題集については、これまた古いものでしたが、解説がわかりやすく使いやすいものでした。

     咲さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意:帳簿組織、精算表です。商品有高帳が出そうな気がしてしっかりとやりましたが、出なくて残念でした。

     苦手:為替手形です。仕訳でよく間違えていました。本番でも間違えてしまったので、まだ理解があいまいなのだと思います。対策としては、間違いノートを作りました。見事に為替ばかりでした。自分の弱点がわかるし、あとでまとめて見れるので、とても良い方法だと思います。2級でも取り入れたいと思っています。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     教材が数年前の古本でした。合格できたので結果オーライですが、できれば最新のほうが不安感がないと思います。簿記検定ナビ仕訳問題対策も大変役に立ちました。ありがとうございました。勉強方法はとにかく過去問を解き、点が取れなかった所をチェックしておいて、何度もやって克服していきました。

     第三問では、最初の頃はまず全部を仕訳して、ノートに書き込み、それから集計していく、といった方法で解いていました。でもこれだと、時間がオーバーしてしまうわ、拾いもれがあるわ、金額が合わない、の連発で…頭の中で仕訳して、T字勘定にチャレンジするようになってから大幅な時間短縮、計算間違いの防止にすごく役立ちました!

     今後は簿記3級をどのように活かすつもりでしょうか?
     3級の知識を忘れないうちに2級にチャレンジして、子育てが落ち着いたらまた仕事復帰したいです。

    管理人コメント

     咲さん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!まとめノートや間違いノートの画像も添付していただいたので、参考になる部分が多い合格体験記に仕上がりました。

     添付していただいた1枚目の画像と2枚目の画像を見比べてみると、T勘定を使って総合問題を解く方法のメリットをご確認いただけると思います。「百聞は一見にしかず」という諺がありますが、こうやって並べて見てみるとよく分かります。

     T勘定を使った解答方法は、慣れるまではかなり大変ですが、一度慣れてしまえば後はかなり楽になりますので、ぜひマスターするようにしてください。過去問分析のページでも管理人が実際に書いた下書きをいくつか載せていますので、興味のある方はまたご覧ください。

     古いテキスト・問題集に関しては…個人的には新しいものを使って勉強していただくのが一番いいと思いますが、経済的な事情でどうしても古いテキストや問題集を使わなければいけない場合は、「勘定科目が昔と今で変わっていないか」「処理の仕方が変わっていないか」などの点をチェックするようにしてください。

     ただ、これらのチェックを個人でやるのには限界がありますし、「本当に大丈夫かなぁ…」と心配しながら勉強するのは精神衛生上も良くないですから、やはり、どうしても…という場合を除いて、新しいテキストや問題集を使って勉強することをお勧めします。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいた咲さんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    咲さんが使われた教材や電卓のまとめ

    • テキスト:日商簿記3級 問題演習 2008年出版(TAC出版)
    • 過去問:日商簿記3級 過去問 解速ナビゲート 過去問題集 2005年出版(東京リーガルマインド)
    • 電卓:CASIO JS-20M
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第123回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.18

    DSソフトを上手く使って、簿記の基礎を身につけました!

    • 投稿者:もりのくまさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    「マジで学ぶLECで合格るDS必勝簿記3級」との出会い

     まず簿記を勉強したきっかけは、仕事で経理の部署を兼任ですが担当することになったためです。実際実務をやるわけではなかったのですが、「なっちゃって上司」なんて言わせないっていうのが自分のなかでの最終兵器でした。そんななかまずとっかかりとして任天堂DSのソフト「マジで学ぶLECで合格るDS必勝簿記3級」でした。このソフトとの出会いが、簿記を本気で勉強しようと思うきっかけとなりました。

     まずはこのソフトを最後までやろうと決心して暇さえあればDSを立ち上げました。1か月弱くらいで最後までやりきりました。これで基本的なことがかなり習得できたと思います。

    テキストと問題集について

     そのあと細かな部分を自分のものにするためテキストを1冊購入しました。書店でいろいろ物色しましたが、目に「ぱっ」とはいってきて簡単そうなTAC出版の「スッキリわかる 日商簿記3級」を選択しました。このテキストを3周読み、そして付属していた問題も3回解きました。

     そのあと予想模擬試験(ネットスクール、成美出版、TAC出版)を 順次購入して答案用紙をコピーをとって各3回くらいずつ解きました。ちょっと時間のあるときには引き続きDSで仕訳問題で気分転換をしました。

     模擬試験の第3問と第5問に関してはさらにコピーをとり、ノートに貼って昼休みやちょっと時間が空いたときに解いていました。これで特に第5問に関しては試験でどのタイプが出題されても笑顔で解けると思えるくらいかなり自信がつきました。DSから始まった簿記の勉強はトータルで3カ月くらいを費やしました。

    試験日当日の1日の流れ

     前日は12時くらいに就寝。朝は6時くらいに起床しました。コーヒーを1杯飲んで7時30分頃試験会場に向けて家を出発しました。家から会場までは40分くらいかかりました。8時15分ころ試験会場付近の駅に到着。付近のハンバーガーショップに立ち寄りました。

     試験会場まで1~2分くらいの位置であったためまわりは試験を受けると思われる人たちがハンバーガーを食べながら最後の確認をしているのを横目で見ながらの朝食でした。8時40分くらいに会場に到着しました。部屋前の座席表で自分の受験番号を確認し席に向かいました。

     しばらく座っていましたが周りの雰囲気にやられてしまいそうだったのでとりあえずトイレに行って気分を紛らわしました。また受験という行為がもう何十年となかったわけで「緊張しないわけないな」とひとり思いました。

     問題用紙と答案用紙が配られたときに第5問が穴埋めの精算表ということと数字の文字サイズが大きく感じたので簡単そうだと思いました。このことで緊張がかなり軽減されました。問題を解く順番として1問→5問→3問→4問→2問の順で解くと時間配分がうまくいくということを本で読み模擬試験もその順番でやっていたのでいつも通りそれで解いていきました。

     仕訳問題は得意と自分では思っていましたが最初から自信がない状態で1問目が埋まりました。そのことがちょっと気にはなりましたが5問、3問、4問は難なく埋まりました。2問は答案用紙が帳簿になっていたのでまずいと思いましたが、問題を読んでほっとしました。

     一通り終わって時計をみるとあと50分くらい残っていたので2回見直しをしました。それでも20分以上残っていたので計算用紙に5問の一部を除いてすべての答えを書き写し10分ちょっとを残して退室しました。

    管理人からもりのくまさんへ追加の質問

     今回の試験勉強で電卓について、製品名や使用感を具体的に教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     電卓はカシオのMW-10A。10桁です。会社で使用しているのがパソコンにつないでテンキーにもなるタイプで、電卓としては使い勝手が悪かったので購入しました。某ディスカウントショップで買いました。たしか980円だったと思います。

     ただ、お勧めはできないと思います。まず音がうるさいです。そしてうらのゴムの大きさだと思うんですが、少しずつずれていきます。今回の試験のためにこの電卓に慣れてしまい仕事でも使用中です。

     もりのくまさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は、精算表です。どんなパターンでも満点をとる自信があります。苦手な論点は勘定記入です。とくに繰延や見越しがからんでくると頭のなかが真っ白になります。苦手論点は結局のところ克服までにはなりませんでしたが模擬試験の問題から勘定記入を選んで答えを覚えるくらいやった程度です。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     まったく予備知識がない方はDSのソフトは基礎力になると思います。ただテキストでの勉強は絶対にはずせないとも思うので、短期で集中してということであればテキストでの勉強がよいと思います。

     そのあとは予想問題、模擬試験を覚えるくらい何度もやるということでしょうか。第3問、第5問は慣れれば確実な得点源になるので何度も解いて慣れることが大事だと思います。

     今後は簿記3級をどのように活かすつもりでしょうか?
     簿記は仕事に役立つと思い自主的に勉強し取得しました。実際実務をやっているわけではなく管理的な部分しか携わってはいませんが、「なんちゃって管理職」から脱したかったのも理由のひとつかもしれません。来年はぜひ2級をとりたいと思っています。

    管理人コメント

     合格体験記のご投稿、ありがとうございました!

     テキストや問題集の教材を買われる前に、任天堂DS「マジで学ぶLECで合格るDS必勝簿記3級」を使って学習されていますが、もりのくまさんのように簿記の適性を確かめるツールとして使うのもアリなんですね。

     あとは…解答手順については、特に決まっているわけではないので、ご自身の好きな順番で解いていただければ問題ありませんが、それぞれの問題の解答時間の目安だけは必ず設定するようにしてください。で、目安の時間を経過した場合は、問題の途中でも次の問題に移るようにしてください。日商簿記検定に限らず試験では何でもそうだと思いますが「1つの問題に嵌らないように気をつける」ことが重要です。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたもりのくまさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    もりのくまさんが使われた教材や電卓のまとめ

    • テキスト:スッキリわかる 日商簿記3級
    • 予想問題:予想模擬試験(ネットスクール、成美出版、TAC出版)
    • 電卓:CASIO MW-10A
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。