カテゴリー: 簿記3級

  • 第130回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.63

    ハンデキャップ受験のAtoZ。怪我や病気でスキルアップを諦めないで!

    • 投稿者:文月みさきさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     今回、日商簿記検定で無事三級を習得できたので体験談を投稿させていただきます。私は20代後半の営業職会社員だったのですが、10月に腰の骨・足の骨等を折る大怪我をしてしまいまして、長期間の入院生活を余儀なくされました(10月~2月中旬まで入院しておりました)

     徐々に起きあがれるようになった頃、「入院中の時間を無駄にしたくない」「元の職業にはに戻れないかもしれないので、転職に生かせる資格が欲しい」「営業にも役立つ資格が欲しい」ということで、母も資格を持っており以前妹も取得を志した簿記の資格を取ることを志しました。

     今からお伝えするのは12月末~2月の3ヶ月の、最初は腰の具合もあり長時間勉強できない→中盤からは回復に伴い勉強時間が増える、ただし「まとまった時間が取れない」という、かなり変則的な体験記です。

    ~12月末までの勉強方法

     妹は以前簿記学習にあたり、近所の簿記講座(公民館の市民講座)に通っておりましたので、問題集(『ボキトレ 日めくりドリル 日商簿記3級(著者:前田信弘 発行:日本能率協会マネジメントセンター)』)を譲ってもらい、学習を開始しました。

     これは1日1枚、49日完成だったので12月末までに大まかなところを掴めるかと思い、ひとまずの軸をこの教材に据えました。1日1枚を最初はベッドに寝ながら解いていました。

     演習問題は基礎から試験内容レベルまで網羅できる内容だったのですが、如何せん1日1枚ではその単元の演習をやりきれる程の量がなかったことと、「表:問題」「裏:解答・解説」のため、解説を読んで理解して問題に取り組みたい私には不親切な作りでした。

     妹からは同時に『日商簿記3級テキスト(編著者:ダイエックス総研 簿記試験対策プロジェクト 発行:ダイエックス出版)』も譲り受けていたのですが、テキストの内容が少々高度で基礎固め期には不向きでした。

     そのことを母に伝え、基礎をより理解できるテキストを探してきて貰いました。本当は自分の目で選ぶのが一番だったのですが、入院生活はそこがつらいところです。(ネットの評判を携帯で閲覧して通販する、という方法も後で思いつきました。その時は頭になかったです…)

     そして『トコトンやさしい 日商簿記 3級テキスト(著者:前田信弘 発行:ナツメ社)』を入手しました。以前簿記を取得した母親が「一番判りやすそうなものを選んだ」とのことですが、その通りです。このテキストは、仕訳や帳簿を実際の商活動のシーンに応じて書いているため、一連の流れがわかり易く、図表が多いため理解しやすかったです。

     一日の流れとしてはボキトレの今日のページを開いて今日の学習内容の単元チェック→トコトンやさしいの索引でキーワードを引き、目標の単元を読み、基礎を理解する→日商簿記3級テキストのテキストで応用の部分を理解し、内容確認問題で軽く演習→仕上げにボキトレの問題集を解く…これを1セットにし、毎日続けました。

     途中でいつも腰が痛くなり、休憩を挟みながら取り組んでいました。今当時の問題集を見ると痛みで文字が歪みまくっています。12月中盤から腰が耐えられる時間も長くなり、歩行器を使っての歩行訓練もリハビリになっていたので、この頃からは病室から少し離れた談話室で学習を始めました。

     簿記の資格を持つ他の患者さんや看護婦さんに話しかけられたりする機会が多く、中でも70歳を越えたおばあさんが「夫の店を手伝うため」取得していたケースも聞き、改めて感服…情報や激励を頂くことができ、モチベーションの向上に繋がりました。

     早々に、「試験当日はトコトンテキストを持っていこう」と決めていたので、問題演習での間違いや補足・他の人に聞いた試験の情報は逐一テキストに書き込んでいきました。その際にはなるべく判りやすい言葉で、間違えたときの状況を思い出せるように簡単に書き込むようにしていきました。

    テキストへの書き込み
    テキストへの書き込み

     苦手だったのが訂正仕訳と決算振替仕訳、裏書譲渡だったので、テキストには訂正前の仕訳・決算後の仕訳・(譲渡する手形を)受け取った際の仕訳を書き入れて、一連の流れが理解できるようにしました。時間が経って忘れてしまった際も、この書き込みのおかげで理解しなおすことができました。

    年末年始・試験申し込み

     予定通り12月末に一通りの基礎が済みました。一日一ページできなかった日も多かったのですが、後半は一日2ページ分やって追いつき、テキストのまとめ問題もノートに解いて行きました。判らない所も多かったのですが「まぁ二ヶ月もあるし」で鷹揚と構えていました。

     そして年末年始に外泊許可が降りたため、過去問題集(『ドンドン解ける 日商簿記3級(著者:高柳和夫 発行:成美堂出版)』)を購入。

     実際に本屋で見比べ、持ち運びやすいサイズであったこと・収録回数が15回分と多かったこと・解答用紙が別冊になっていることが決め手で購入を決めました。早くから過去問に取り組みたい方、基礎が既に判っている方には回数をこなすことをお奨めします。

     病院に戻り、試験勉強後半戦が始まりました。年明けに試験申し込みが始まりましたので、商工会議所にハンディキャップ受験を申し込みました。

     ハンディキャップ受験の際は、あらかじめ商工会議所に電話し自分のハンディを申告し住所を告げ、(私の場合「通常会場だと階段の上り下りが不便になる件」「足が悪いため和式トイレを使用できない件」「杖の持込」「コルセットを巻き外しする可能性」「途中で腰を痛くしてしまう可能性」を告げました)

     その後通常通り申し込み。会議所から「特別対応依頼書」が届くので、自分の希望する配慮を書いて会議所に郵送…の手順で申し込みます。

     依頼書には「ルーペ使用」「耳が聞こえないので試験官の筆談希望」「付添人希望」「机の持込」「車椅子持込」等細かく項目が分かれており、様々な配慮をしていただけます。隣室は救護室にしているため、腰が痛くなり試験の続行不可ならば横になれる旨の説明も頂きました。

     また1月中旬に、病院からの外出許可を貰い会場の下見にも行ってきました。会場までの道、会場はエレベータが整備されていることと、各階にハンディキャップ用トイレの整備を確認できました。これで自分も安心しましたし、病院の医師への説得もスムーズにできました。

     商工会議所の方には本当によくして頂いて、不慮の病気や怪我で受験を諦めてしまうのは勿体無いことだな、と改めて合格への決意をしました。

    ~2月末までの勉強方法

     一度2時間の時間を計って解いてみたのですが、以下のような多くの課題を残し、合格ラインに満たない点数ばかりとっていました。そこで、それぞれの課題ごとに対策を考えて実行しました。

    1. 1時間を越えた辺りから腰が痛くなってきて集中できなかった
    2. 精算表が理解できておらず、どの項目を損益・貸借に当てはめればよいのか分からなかった
    3. 第3問・第5問の膨大な仕訳を問題ページの余白で処理していたため、転記ミスが多かった
    4. 電卓がボタンが押し辛く00ボタン、→ボタンもなかったため計算ミスが多かった
    • 1.腰が痛くなる対策

     90分以内に問題を解くよう訓練していく。1・2・4を30分、3を30分、5を30分で考え、また病院内ではリハビリや検温・早い就寝時間のせいでまとまった時間がとれなかったので、上記の30分を1セットで考え、家から持参したキッチンタイマーで30分ずつ計って問題を解いていきました。

     途中で診察や検温が挟まってもタイマーを一時ストップできるのでとても都合がよかったです。残り時間が見えることで時間内に解く訓練もできました。最初は30分では解けないことが多かったため、30分で一度区切って、その後10分か20分時間を追加していきました。

    • 2.精算表対策

     一度基本に立ち返ることにし、損益・貸借各表の意味を考える中で、テキスト内の書き込み「損益計算書→会社の一年の通信簿、貸借対照表→会社の持ち物一覧」という非常にくだけた自分の書き込みを見つけました。

     そこで、脳内に「来期から会社を息子に譲る社長」と「来期から会社を運営する息子」を設定し、迷った各項目について一つ一つ検討していくことにしました。

    • 繰越商品→父「息子が来年から売るものだから表にして譲ろう」→貸借対照表
    • 仕入→息子「去年の活動は俺の活動には関係ない」→損益計算書
    • 保険料→息子「父親がいくら払っても俺の運営には関係ない」→損益計算書
    • 前払保険料→息子「俺の期の分まで払っていてくれた!」→貸借対照表

     上記のように、それぞれの表の役割を自分なりに納得のいく形で理解できたため、精算表問題は得点源の一つにできました。見慣れない項目が出てきても、社長や息子が勝手に脳内で振り分けてくれるイメージでした。また、穴あき清算表が特に得意になったため、本番までずっと、穴あきがでないかと夢見ていました…出ませんでしたけど。

    • 3.余白の対策

     看護師さんから「なるべく簡素に書かないと余白がごちゃごちゃになっちゃうわよね。私もそれで苦労した」と声を掛けられたおかげでずっと余白を駆使して解いていました…が、後に若い看護師さんから「計算用紙を別途貰える」と聞き脱力…(昔は貰えていなかったのでしょうか?)

     真偽不明だったので、比較的最近受験した友人にメールで尋ね、ようやく真相に辿りつきました。判らないことがあったら、体験談サイトで確認したり、経験者に聞いてみることで不安を減らすことができるかと思います。

    • 4.電卓の対策

     1月下旬で今の仕事を退職することになり、私物を会社に取りに行った際、仕事で使っていた「SHARP EL-134H」を回収してきました。小さめサイズで使い慣れている電卓で計算ミスが格段に減っていきました。

     電卓訓練のため、看護師さんの帳簿付けの手伝いもさせてもらっていました。患者さんの「一週間の平均血圧」や病院の「備品類の使用合計数」の計算をしていくなかでどんどん電卓が早くなっていきました。

    電卓
    電卓

    直前期の勉強方法

     過去問を15回分一巡し、二巡目からは「120分一度に解く」訓練と「大問レベルで苦手な過去問」を解いていく訓練に切り替えました。繰り延べ・見越しは経過月数数え間違いがとても多かったので必ず図を書いて指を折って数えるようにしていきました。

     試験10日前に退院。最後の追い込みをゆっくりとした環境で取り組んでいきました。入院中に21時就寝7時起床の生活リズムができていたため、試験までその睡眠リズムをキープし、朝一の試験に取り組んでいきました。

     試験予想をネットで見ていくうちに簿記検定ナビさまを発見。勉強開始時からこんなサイトを見れていたら…と悔やみながら、予想や体験談を読ませて頂きました。

    試験日の1日の流れ

    • 6:30

     起床。腰用コルセットを含め、持ち物の最終確認。前日に、電卓を日に当ててソーラーバッテリーを充電し、万が一の電池切れに備えておいたので、予備の電卓と一緒にカバンへ。受験票紛失に備えて、持参テキストの判りやすい部分に受験番号をメモしておきました。

    • 7:30

     当日同行してくれた妹と電車に乗り試験会場へ。電車の中ではテキストの書き込みを入れたところを中心に復習。うっかりミスの多かった為替手形・自己受為替手形を見返しながら、ここが出ないといいなぁと念じる。

    • 8:00

     駅からはタクシーを使い、会場到着。早く着きすぎたように感じましたが、既に会場に入る受験生はとても多かったです。大原からの直前対策チラシを受け取って、受験票で部屋を確認して部屋に入ると…そこはまるで重役の会議室でした。

     一瞬部屋を間違えたかと焦りましたが、特別対応受験は会議室(円卓)を使用してやるようで、しかも私が一番乗りで試験官二人(ホワイトボードに注意事項を記入していました)と私だけ…。今回この部屋での受験は三人であること、隣の部屋の応接室のソファを緊急用ベッドにしてある旨を伺いました。

    • 8:15

     一端トイレへ。帰りに応接室のソファを念のため確認。戻って席に座り、大原のチラシとテキストで最終確認をしていきました。過去問の問題集も持参しましたが、難しい論点に目が止まり不安になることを防ぐためテキストで基本の確認に留めました。

    • 8:30

     試験官が一端退出し、その間に他の受験生二人が到着したため、状況説明も含めて簡単に世間話。

    • 8:45

     念のため、もう一度トイレへ。持参した暖かいほうじ茶で水分補給をし、試験本番を迎えました。

    • 9:05

     試験開始。試験前に名前と受験番号をしっかり書かせてもらえました。いつも解いていた順番どおり 1→5→3→2→4 の順番で 30分の区切りを意識しながら解いていくように決めていました。ざっと問題を見回し、全くの初見問題がなさそうなことを確認し、ついでに精算表問題が穴あき精算表でなかったことに少しため息をつきました。

    • 第一問(所要時間:10分)

     (3)社会保険料預かり金 の勘定項目に見覚えがなく、ひっかけか?と少し勘ぐりましたが、他に使えそうな項目が租税公課しかなかったため租税公課よりはこちらだ と解答。(4)当店が振り出した とあるので小切手の状態はプラマイゼロ ということで小切手の処理は逆にこの二つが少し考えましたが残りは難なく解けました。

    • 第五問(所要時間:20分)

     借入金の利息のみ少し考えましたが、他はゆっくりとミスをしないように解いていきました。損益・貸借両方で純利益額が一致したので、自己採点用に問題用紙に純利益だけ書き入れて次の問題に。

    • 第三問(所要時間:30分)

     一度全て仕訳を書き出した時点で「これは重複のあるタイプだ!」と気がついて青くなる。一度全ての項目を見直してだぶりを消していったため、思ったより時間がかかりました。両方の計算が合ったので合計をメモして次へ。

    • 第二問(所要時間:15分)

     苦手な為替手形が出てきたため、そこは図をかいてゆっくり整理。為替手形の絡んだ取引先の売掛金明細表はひょっとしたら間違ってるかも…と弱気になりながらも部分点が取れればそれでいいや、と開き直りました。

    • 第四問(所要時間:15分)

     しっかり計算してゆっくり書いていけば迷うことはない問題でした。ひっかけがないかだけ見ていきました。


     時間が余ったのでゆっくり見直しを行い、できるだけ問題用紙に回答を写していきました。そろそろ提出してもいいかな…という頃合で「残り10分を切りましたので退出不可」のお知らせが。試験終了まで腰が保ったことに感謝し、解答用紙を提出しました。提出前にもう一度受験番号と名前を確認させてもらえました。

    試験終了後

     TACの解答速報を受け取って、妹と合流。気になった精算表の当期純利益だけ先に確認し、合っていたことに安堵しました。引き続き頑張ろうと2級の問題集を買って帰宅。ネットの解答速報で改めてチェックしましたが、あれ、ほとんど合ってるなぁと嬉しくなりました。

     結果は、まさかの満点合格。看護婦さんやリハビリの先生に報告しましたが、皆さん喜んでくださいました。「怪我や病気でスキルアップを諦めることはない」という一つの結果を残せたと思います。

    管理人から文月みさきさんへ追加の質問

     文月みさきさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     入院中だったので、他にすることが少なかった のが大きかったです(笑)「入院中に『何かができた』という実績を残したい」「少しでも転職に向けての準備を進めたい」というのがモチベーションに繋がったというのもあります。

     また本文中にも記しましたが、患者さんや看護婦さんと簿記の話で盛り上がれたというのもあります。そろばん片手に挑んだ方や、夫の家業を支えるため子供を背負って仕訳問題に取り組んでいた方…等たくさんのいい話を聞けました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     教材を選ぶ際は、評判やオススメもさることながら「自分の目で見て選ぶ」ことをオススメします。私の場合はそれができなかったので…解説や問題の多さ・図表の多寡もそうですが、なんか紙が嫌とか、イラスト可愛いとか、そういった「小さな」要素まで拘るとしたら自分で見るしかないですもんね(笑)

     後は、ネットを最大限に利用するというのも私ができなかったオススメしたい点です。試験の情報や他の受験生との交流、様々な教材の評判、オススメ勉強法等…利用しない手はないと思います。

     最後に、少しでも試験の受験に身体上の不安がある方は、会議所の方に相談すると良い手を講じてくださるかも知れない旨も併せてお伝えしておきます。

    管理人コメント

     文月みさきさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!ハンデキャップを抱えた中での勉強・受験は大変だったと思いますが、がんばって勉強すれば短期合格&一発合格も十分可能であることを証明していただきました。

     また、申込時や受験時の特別対応の流れを詳細に書いていただきましたので、同様の対応を希望される方はぜひ参考にしてください。なお、実際に受験する際は、受験する商工会議所に直接問い合わせることをおすすめいたします。

     あとは…追加の質問のところでも書いていただきましたが、「テキスト・問題集は実際に自分の目で見て比較する」「ネットを有効活用して情報収集する」の2点は独学受験において非常に重要です。これから勉強しようと思っている方はぜひ見習ってください。

    文月みさきさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第130回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.62

    ノートにまとめるのは、間違えた問題だけで充分です!

    • 投稿者:自転車モードさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに

     簿記を勉強するきっかけになったのは、転職に失敗したこと、今のアルバイトで経理をやるようになったことがキッカケでした。私は福祉系専門学校を卒業後介護の仕事をしていましたが、体を壊したことなどから退職。もともとパソコンに強かったので職業訓練を受けSEになろうとしていました。

     しかし面接では「キミは営業も経理の経験も無い。会社の仕組み、儲けの仕組みが分かっていない」と言われ大変悔しい思いをしました。結局、転職は叶わず、職業訓練で原価管理の授業があったため、それをベースにアルバイトで簡単な経理をすることになりました。

     私が「アルバイトで経理をしている」と言うと「資格持ってるの?」としっかりした友人は聞いて来ます。「これでは誰も認めてくれない、一つ結果を残さなければ」と挑んだのが簿記3級でした。頑張った結果、なんとか一発合格できました。

    テキスト・電卓について

    • 究極のテキスト 日商簿記3級ネット授業(とりい書房) 80点

     全く知識のない範囲もあったので、勉強初期の最初の1ヶ月はこのテキストを使用しました。このテキストの特徴は、音声講義が付いているという点でした。自宅で学習後、MP3プレーヤーに音声講義を入れ、通勤電車の中で繰り返し復習をするスタイルを取りました。

     Q.おすすめできますか?

     簿記の勉強をゼロから始める人にはお勧めです。音声講義とテキストがリンクしているので、まるで教室で授業を受けているような感覚になれるテキストです。これを一冊終えると、参考書が完成します。

     メールで質問ができる点や、豆テスト、模擬試験、学習計画表がネットからダウンロードできるのもポイントです(私はメール質問はしませんでした。掲示板で聞いたほうが早いので)。

     このテキストの問題点としては、範例の解答欄がない、もしくは欄が小さいので別途ノートが必要な点と、例題、豆テスト、模擬試験の問題が易しいので、これ一冊での合格は難しいで点です。

     また音声講義の内容に間違いがあったり、穴埋めの語句を忘れていることがあり、ネットから模範回答をダウンロードして照らし合わせる必要があったのはマイナスです。

     個人的には、音質がイマイチな講義、IDタグが付いていないので、携帯音楽プレーヤーでの管理がしにくかったことがマイナスでした。とはいえ、初心者の独学には頼もしいテキストでした。

    • 合格トレーニング日商簿記3級 ver.6.0 /TAC 90点

     1のテキストが終了後、書店で過去問を眺めると分からない部分があり、これはまずいと思って購入。解答用紙がダウンロードできるので、アルバイト先から印刷に失敗したコピー用紙をもらい、それに解答用紙をプリントして2回解き、3回目は間違った箇所のみやりました。

     Q.おすすめできますか?

     お勧めできます。とにかく、問題数が多いので色々な問題に対応できる力が付きます。PDF形式で解答用紙をダウンロードできるので、繰り返し解くことが可能です。解説もテキストから外して使えるので、答え合わせもしやすいです。

    • 日商簿記最新過去問&予想模試 ダイエックス出版 50点

     合格トレーニングをやっていたものの、ネットの掲示板を見て過去問をやらなくてはいけない気がして、試験2週間前ぐらいに購入。とにかく2週間で消化しきれそうなものを選びました。

     Q.おすすめできますか?

     あまりお勧めできません。解答用紙が外せますが、マスが小さいので精算表の問題では使い物になりませんでした。拡大コピーをしてこないといけません。

     直前チェックシートも、グレーの紙に黒のインク、かつ文字が小さく読みにくい。自分のまとめノートのほうがよっぽど見易いです。予想問題は過去問と内容が殆ど同じで、ひねりはありませんでした。

    • LEC 100問ドリル3級(iPhoneアプリ) 70点

     Q.おすすめできますか?

     iPhoneをお使いの方ならお勧めです。間違った問題だけを集中的にやることも可能です。結構、ひっかけ問題も多いです。一部の問題は、暗算で答えるのが難しかったです。計算用紙が欲しくなるような問題もあったので、その部分を点数からマイナスさせてもらいました。

     ただ、キャンペーンで送られてきた模擬試験は内容、レベル共に良かったです。さすがLECだなあと思いました。

    • スッキリ簿記3級(iPhoneアプリ) 20点

     1の音声講義を電車で復習するのが終わり、手があいてしまったので、通勤時間用に購入。電車の中でピコピコ学習していました。またLECのアプリには予想問題が郵送で送られてくる特典付きだったので、早速、アプリから取り寄せてやりました。

     Q.おすすめできますか?

     無料版を試用しましたがお勧めできません。内容が易しすぎてあまり勉強にならなかったので、有料版を買う気にはなれませんでした。

    • 大原の直前対策(ネット動画・予想問題) 60点

     無料の配信があることを知り、試験3日前に見て解きました。かなり難しめに作った予想問題でしたが、ためになりました。

     Q.おすすめできますか?

     お勧めできます。試験を解く順番・時間配分・問題の傾向・直前の勉強の仕方など動画は大変参考になりました。予想問題はかなり難しく作ってある印象を受けましたが、ここまでやると自信が付きました。

    • LS-121TU CANON

     アルバイト先で支給されたものと同じモデルを購入しました。液晶に万、千という表示ができます。3桁のコンマ区切りに慣れていなかったころ、助かりました。慣れてきたら、3桁区切りの表示に切り替えました。液晶、ボタンもサイズも大きすぎず、小さすぎず適当でした。価格も800円程度でわりと手ごろです。

    勉強スタイル

     机に向かうのが苦手なタイプです。計画通り物事を進めるのも下手なので、学習計画は立てず大まかな逆算だけして、その日、学習を始めたページ、終わったページを毎日記して、よく進んだ日には自分を褒め、遅れ気味なときは自分にプレッシャーをかけました。

     帰宅したら寝てしまいそうなときなど集中出来そうにないときには、アルバイト先に残って学習をしました。2回程、市民センターの学習室にも行きましたが、電卓の音が立てられないのでやめました。

     あとは通勤が片道1時間かかるのでその時間を復習の時間とし、とにかくすり込みました。私の場合、ひたすら反復練習を繰り返しました。

    試験日の1日の流れ

    • 起床から

     朝7時に起床。いつもよりちょっと早かったです。早めに起きたというよりかは、試験会場まで行くのに遠かったからです。朝食を摂り、電車に乗って試験会場の高校へ。電車の中ではまとめノートのチェックを行いましたが、頭に入っているのか自分では意識がありませんでした。

     試験開始30分前に試験会場最寄り駅に着くと、それらしき人がゾロゾロと人が歩いていたので後ろをくっついて行きました。

    • 試験会場で

     試験会場には試験開始20分ぐらい前に到着。校門には簿記学校の宣伝部隊が大きな声を出してチラシを配布していました。会場の入り口では、さっそく受験票を忘れたという人が…これは結構、恥ずかしいです。

     受験教室が貼り出されていたので、受験番号と照らし合わせて確認後校舎内へ。校舎が改装工事中で、かなり荒れていました。受験教室に入ると暖房は効いていたものの、音が五月蝿い。座った机は、落書き・彫り物だらけ。これは困ったと思い、回りの空席の机もチェック。他も同様でした。この机で受験するしかなさそうです。

     とりあえず荷物を置き、トイレへ行った後、まとめノートを再びチェック。しばらくすると受験開始の時刻になりました。しかし30、40人は入りそうな教室は、1/3程度しか席が埋まっていませんでした。

    • 試験開始

     試験開始とともに、まずは問題全体をチェック。3、5が時間がかかりそうなので後回しとし、1→2→4→5→3と解くことにしました。多少の迷いはありましたが、とりあえず5まで終了。残すところ1時間。ここで油断をして3を雑に解き始めます。

     案の定、貸借が合わなくなり大慌て。40分くらいあるから大丈夫だろうと思っていましたが、何度見直してもなかなか貸借が一致しません。計算用紙にすき間が無くなり、さらに焦ります。結局、時間いっぱいまで、3の貸借は一致しませんでした。

    • 試験終了後

     会場を出ると、再びの宣伝部隊。解答速報を配っているというので貰い、さっそくチェク。1と2の解答しか出ていませんでしたが、2が間違っていて凄く不安になりました。

     ネットで無料の解答速報をやるという情報を得ていたので、試験会場から一番近い大原に向かいました。ひろーい教室に10数人ほどが集まり、解答速報をもらい、記憶をもとに自己採点。

     5の貸借が一致していたので、こりゃ間違いない!!と自信を持っていましたが、間違っていたことが発覚。あちこちケアレスミスを犯していたようで、合格はギリギリかダメかといったところだなあということが分かって、青ざめました。頑張ったのになあと、ちょっと落胆。

     その後、簡単な解説が行われ、30分程で回答速報は終了しました。特にしつこいセールスとかもなく、わりあい親切でした。14時頃、おそい昼食を取り帰路についたのでした。期待せずに気長に合格発表を待つことにしました。

    まとめノート画像

    まとめノート画像1
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    まとめノート画像2
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    まとめノート画像3
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    まとめノート画像4
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    まとめノート画像5
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    まとめノート画像6
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    管理人から自転車モードさんへ追加の質問

     自転車モードさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    【得意】…仕訳、補助簿、小切手、為替手形
    【苦手】…精算表、推定、伝票会計

    【克服方法】
    ・精算表…とにかく繰り返し解く。間違い箇所については、解答をじっくり読む、究極のテキストで該当する箇所を探し読む、必要ならばノートに記入する。これを繰り返しているうちに、どの欄が何を意味していて、勘定科目が費用・収益・資産・負債のどれに当てはまるのか分かるようになり、スムーズに問題が解けるようになった。

    ・伝票会計…これもとにかく繰り返し分かるまで解く。間違ったら解説を読んで、どのような考え方、流れで処理されているのか一つひとつ考える。しばらくやっているとルールというかパターンが見えてきた。

    ・推定…これは克服しきれませんでしたが、どのように決算整理が行われたのかじっくり考え、まず書いてみるということを実践しました。

     自転車モードさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     今辞めたり、次でいいやと手を抜いたら、今までやった分が全部無駄になると自分に言い聞かせました。アルバイトで経理をやっているというのもあり、無資格のままではいられないと思い自分を奮い立たせました。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     試験まで2ヶ月で勉強しましたが、3ヶ月あればもう少し楽に勉強できたかなあと思います。何かアクシデントがあって勉強できくなることもあります。私は勉強を始めた途端、身内の不幸があり勉強どころではなくなってしまった日がありました。ですから、余裕をもって勉強を始められることをお勧めします。

     あと勉強を開始してからしばらく経ち、なんだか頭に入っていない気がして、究極のテキストの内容をさらにノートにまとめたり書き写す作業をしてしまい、勉強のスピードが落ちました。まとめるのは実際に問題をやって間違えた部分だけで充分でした。

     あとテキストはネットの評判だけで買わないこと。ある程度ネットで下調べしていくのも良いですが、書店に行って試読し、自分の学習スタイルに合っているか、学習できる時間はどのくらいで試験までに消化できそうか、よくよく検討すべきです。学習を始めたら途中で絶対あきらめないこと、ダメだと思って手抜きしないこと。勿体無いです。

    管理人コメント

     合格体験記のご投稿ありがとうございました!自転車モードさんは「スッキリ」や「サクッと」といった定番教材ではなく、音声講義付きテキストやiPhoneアプリを上手く使って勉強されました。

     本文でも「ネットの評判を鵜呑みにしないこと。書店に行って試読し、自分の学習スタイルに合っているかよく検討すべきです」と書いていただきましたが、「定番教材=自分に合う」とは限りませんので、出来れば実物を確認して購入するようにしてください。

     また、ノートにまとめる場合は全てを書き写そうとするのではなく、自転車モードさんのように何度も間違えてしまう論点のみにしぼって、「作る」よりも「目を通す」ことに時間を割くように意識してください。

    自転車モードさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第130回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.61

    ネットを有効活用して、独学の弱点を克服しましょう!

    • 投稿者:たおさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月半

    受験動機

     ソフトウェア開発会社で20年間ソフトウェア開発に携わった後、事業計画部門で管理会計を使った業務に従事している。財務会計のバックグラウンドの必要性を感じていたところに、部下の若手経理部員から、経理のことを良く理解して欲しい、そのため簿記の勉強を勧められた。基本的な言葉だけでも理解できるようになりたいと思い、簿記の入門本を購入して勉強を始めた。

    使用したテキスト

    • 一人で学べる簿記入門(西東社)
    • 日商簿記3級最短合格テキスト(ダイエックス)
    • 日商簿記3級最短合格問題集(ダイエックス)
    • 第130回対応 ここが出る!日商簿記3級完全予想模試 (簿記の教室メイプル)

    勉強方法

    • (第1期)2011.11.1~2012.1.31

     最初はひたすら「一人で学べる簿記入門(西東社)」を読みふけっていた。勉強は主に通勤電車が90%、手を動かす問題のために週末を当てるという感じでした。所謂、試験対策本ではないが、要所に確認問題があり、巻末には実際の試験の第1問~第5問の類題が載っている。

     1月頃は問題を解いていました。しかし、解説が不十分で肝心の試算表と精算表の解き方が良く判らないという状態でした。他にも、不安な箇所が沢山ある状態でした。

     1月末になって本屋で対策本を立ち読みしてみると、判らなかった所がバッチリ理解でき、試算表も精算表も何とか解けるようになりました。そして折角勉強を始めたのだからと、試験に申し込みました。

    • (第2期)2012.2.1~2.26

     試験が近づいてきたので、とりあえず予想問題を購入して初めて時間を計って問題を解いてみたが、時間は足りないし曖昧な部分が多くてボロボロの30点台!今までの勉強方法では間に合わないと判断し、対策本を購入し勉強した。

     この時点で本番3週間前!テキストは「5日で受かる」に惹かれて日商簿記3級最短合格テキスト(ダイエックス)を購入、解説の仕訳が見やすく判りやすく感じたのも大きな理由でした。基礎はある程度出来ていたので、テキスト自体は3日で終了、週末を挟んで翌週一杯、問題集に取り組みました。

     とにかく問題演習が絶対的に不足していたので、通勤電車だけでは足りず、朝4時起きで問題を消化していきました。巻末の模擬試験を残してほぼ終了したのが本番1週間前!ここで予想問題に再びトライしたが、40点台!時間が圧倒的に足りませんでした。

     原因は仕訳やT勘定を丁寧に書き過ぎていたのです。T勘定では相手勘定科目名までご丁寧に書いていました。取りあえず、集計に必要なものだけ記入しようと思いながら、ネットを見ていたとき、「簿記検定ナビ」に出会いました。

     サイトで紹介しているT勘定の書き方例は思っていた究極の形でした。早速、勘定名を自分なりに短縮、下3桁の0も省略して仕訳から適用して既に解いた問題で書き方を練習しました。

    試算表の計算用紙(下書き)・改善前
    試算表の計算用紙(下書き)・改善前
    試算表の計算用紙(下書き)・改善後
    試算表の計算用紙(下書き)・改善後

     その一方で、「簿記検定ナビ」の仕訳問題150問を2日間で集中的に解いてみました。もちろん電車の中です。すると、仕訳が正確になっただけでなく、スピードが格段に上がって、第1問は5分程度で解けるようになっていました。さらに他の問題でも仕訳の正確性とスピードアップが大きな効果となって現れました。

     本番1日前に、残しておいた「最短合格問題集」の模擬試験をやったところ、89点が取れました。本番前日に初めて合格点が取れたのです。そして翌日、本番では自己採点93点で合格を勝ち取ることが出来ました。

     もう少しで満点も狙えた感触でした。諦めずに最後まで頑張って本当に良かった!!滑り込みで試験前日に初めて合格点を取った割には、急激に得点力がついた実感があります。

     これはある程度基礎が出来ていたからですが、最後の追い込みは「簿記検定ナビ」のお陰です。ありがとうございました。この勢いで2級も頑張ります。

    試験日の1日の流れ

    • 5:00

     起床。前日、ノートに用意していた3分法の勘定記入問題(不得意分野)と精算表の簡単な練習問題を30分ほどで解答。ノートに書き出しておいた仕訳問題150問のうち間違えた21問を眺める。

    • 5:45~7:00

     普段どおり、犬の散歩をしてから朝食。そして出発準備。上記の教材全てと、ノートをバックパックに入れて準備完了!

    • 7:15

     出発。電車は30分ほど。中でノートに抜き出した仕訳問題を眺める。駅から会場までは歩いて20分強。

    • 8:30

     会場の席に着く。筆記用具、電卓、受験票を机の上に用意して待つ。机のガタツキをティッシュを挟んで直す。試験前は結局ノートを見ただけ。特に抜き出した仕訳問題を眺める。

    • 9:06

     試験開始。オーソドックスな問題だったので、予定通り「1->3->5->2->4」の順番で解いていく。第3問では終盤になってから、重複した仕訳を除いていなかったことに気づき、少し慌てたが、なんとか落ち着いて修正。この時点で予定の40分を過ぎていたので、合計チェックは後回しにして先に進む。

     第5問が終わったところで残り30分。第2問は問題なく終了したが、第4問は不得意の勘定記入問題。とりあえず仕訳をしてみたら、前半の2問は簡単に出来た。後半の2問は自信が無かったので深入りせず、第3問に戻って合計チェック。問題なし。

     この時点で10分ほど余っていたので、全体を再確認。終了30秒前に第5問の「現金過不足」の不明金の処理を忘れていたことに気づき慌てる。雑益とするところを雑損にしていまいアウト!結局、第4問の後半と、第5問の雑益だけ間違えて、自己採点93点でした。

    • 11:10~

     帰宅時に大原の解答速報をもらう。第1問だけだったが、全問正解だったので気分良く帰宅。翌日、全問の解答をインターネットで確認して自己採点。合格をほぼ確信した。

    管理人からたおさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
     80点くらいです。ストーリー性があって読みやすいです。本の構成がハッキリしていてわかり易い、解答部分は赤字になっていて読みやすいです。問題集のレベルは少し易しいかもしれませんので、他の教材で補う必要があります。簿記を初めて独学でやる人にお勧めです。
     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     「Canon LS-154H」ですがお勧めしません。会社で10年ぐらい使っていて、コンパクトで使いやすいと思って使ってましたが、10桁だしメモリ機能以外の特別な機能は全く付いていない(00キーもない)ので、簿記用には物足りません。

     田口さんお勧めの「Canon HS-1220TUG」を先日購入しました。とっても使いやすいです。

     たおさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     ウォーキングです。判らない問題をすぐに解説を見ないで、歩きながら考えていると、結構解決できるものです。判ったときは、やっぱりリフレッシュします。また、紙も鉛筆も使えないので、暗算が速くなりました。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     試験対策本を買ったのが試験3週間前でしたが、せめてもう2週間早く始めていれば、最後にバタバタしなくて済んだと思います。

    管理人コメント

     たおさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!簿記検定ナビの仕訳問題対策勘定科目の省略パターン一覧表を有効活用していただけたとのことで、管理人冥利に尽きます。

     一昔前までは「効率の良い下書きの書き方」や「ちょっとした受験テクニック」は専門学校に通わないと身につけることができませんでしたが、今はネットで(しかも無料で)それらを習得できる時代になりました。有効活用しない手はありませんので、積極的にご利用ください。

     あと、たおさんが現在使っていらっしゃる「Canon HS-1220TUG」は、簿記検定ナビで一番売れている電卓です。価格(2,000円弱)と性能のバランスが良いので、どの電卓を買おうか悩んでいる方にはおすすめの1台です。詳細は簿記電卓「CANON HS-1220TUG」の詳細レビューページにまとめましたので、興味のある方はぜひご覧ください。

    たおさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第130回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.60

    自分に合ったテキストを選び、出来るかぎり多くの問題を解きましょう!

    • 投稿者:四葉のクローバーさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    受験までの経緯

     私は中学生の子供と暮らすシングルマザーです。子育てもほぼ落ち着いた事もあり、2011年の秋に勤務先で取得奨励されている「宅地建物取引主任者(宅建)」を初受験したのですが、勉強不足で合格出来ませんでした。

     「奨励」とは名ばかりでプレッシャーがかなりきつい事から2012年の受験も確定したものの、すぐに勉強を始める気になれずにいました。

     この宅建受験時に思うように勉強が捗らなかったため、こうなったら勉強癖をつけよう!と、同じく取得奨励資格であり、6年程前にテキストを読み進める事さえ出来ずに断念した、簿記に再挑戦することを思い立ちました。

    勉強を始めるにあたって

     同僚の多くも独学で3級には合格していましたし、時間的な余裕もなく、費用もなるべく抑えたかった事から独学での受験を決めていました。

     それでも私自身は一度挫折していた事もあり、テキスト選びの参考にと、まずは情報収集からスタート。その中で簿記検定ナビに出会いました。テキスト選びはもちろん、勉強方法や難しい論点の解説などの情報が満載のこちらのサイトは、非常に参考になりました。

    使用した教材・電卓

    1. スッキリわかる日商簿記3級(TAC出版)
    2. プラス8点のための問題演習 日商簿記3級(TAC出版)
    3. これだけ仕訳マスター 日商簿記3級(TAC出版)
    4. 簿記検定ナビの仕訳対策問題
    5. 完全予想模試(成美堂出版)
    6. 大原から取り寄せた第129回の試験問題
    7. 「特別講義&問題特訓」「出題予想会」で貰った問題
    8. 電卓:SHARP製 学校用電卓 EL-G36

     1.は簿記検定ナビやその他のサイトお薦めの教材をチェックした上で、書店に出向いて実際に読み比べてから、TAC出版のサイトから購入しました(会員登録すると通常よりもお得に購入できたため)。

     6年前はTACの「合格テキスト」を購入したのですが(ちなみについ最近まで手元に残してありました)、内容が充実しているであろう事は理解できるものの、とにかく硬い文章に全く馴染めませんでした。

     私にはとっつきやすいテキストが合っていると思い「スッキリわかるシリーズ」と「さくっとわかるシリーズ」を中心に読み比べた結果、ストーリー仕立てになっていて解説も解りやすく、イラストが豊富なわりにレイアウトがスッキリしていて頭に入りやすそうに感じた事が決め手になりこちらを選びました。

     実際に勉強し始めてからも、非常に読みやすく分かりやすかったので、自分にあったテキストを選ぶというのは本当に大事だと思います。

     2.は管理人さんをはじめ、多くの合格体験記でも上記のテキストを使用する場合にはこの問題集を併用する事をお薦めされていたので、迷わず同時購入しました。

     3.は簿記検定ナビに書かれていた『少しでも早く正確に「仕訳」を切れるように』という言葉に触発され、上記2冊と合わせて購入しました。コンパクトで持ち運びに便利です。

     5.は、ある程度学習が進んでから再度書店に出向いて購入しました。同じTAC出版のものも検討しましたが、あえて別の出版社のものを選びました。過去問題集は、時間的な余裕がなかったため購入しませんでした。

     8.の電卓は、管理人さんお薦めの電卓の中にある「EL-N36」を実際に店頭で触ってみてから決めたかったのですが、出向いた店に置いてなかったため、探すのに時間を掛けるのは意味がないと思ったのでテキスト購入時に一緒に購入しました。

     キーの配列だけは、自宅や職場にある電卓でチェックし、好みのタイプである事を確認してありました。サイズも大きすぎず調度良かったです。

    テキスト・問題集
    テキスト・問題集

    電卓
    電卓

    勉強時間の作り方

     残業も当たり前のように発生する職場に勤めており、宅建受験時、平日の帰宅後に勉強しようと思っていても、もろもろ家事を済ませてちょっとのんびりすれば10時11時で、疲れもあって全くと言って良いほど捗りませんでした。

     簿記の勉強を始めるにあたり、簿記検定ナビで、特に社会人の方の合格体験記を読めば読むほど、やはり勉強する時間帯に合格する鍵はあると感じ、勉強を開始するにあたって朝型に変える事を決めました。

     平日は5時か5時半に起床、出来るだけ7時過ぎには自宅を出るようにして、電車の中と会社で勉強する事にしました。決めたものの冬の寒い季節ということも手伝って、慣れるまでは本当に大変でした。

     仕事の忙しい時期には早起き出来ない日もありましたが、夜に勉強するよりは頭もスッキリしていますし、テレビ等の誘惑もなく、やはり良かったと思います。

     年末年始をはさんでいたので、仕事も家庭も何かと忙しく、ほとんど勉強できない日もありましたが、とにかく全く勉強しない日を作らないようにしていました。

     おおよその勉強時間は、平日1~1.5時間、12月1月の休日は2時間程度、2月の休日は3~4時間程度でした。

    勉強の流れ

    ◆12月からお正月休みまで

    • まずはじっくりとテキストを読み、簿記に慣れる

     まずは「スッキリわかる日商簿記3級」(以下、テキスト)を一読して全体像を把握しました。「スッキリわかる」と言うだけの事はあってとても読みやすく、挫折する事なく読み通せました。

     次に、テキストを読みながら練習問題を解きました(一巡目)。かなりのゆっくりペースでしたが、テキストを読みながら問題を解きました。

     さらに、テキストを読みながら練習問題を解きました(ニ巡目)。二巡目はテキストを読んでから練習問題を解く際に、なるべくテキスト本文に戻らないようにしました。仕訳はまずまずでしたが、それ以外の記入のルールを覚えないとどうにもならない分野はひどい状態でした。

    お正月休み明けから2月初旬

    • とにかく問題を解き、実践レベルの問題を解けるところまで持っていく

     練習問題をまとめて解きました(三巡目)。三巡目はとにかく自力で問題を解くようにし、間違えたところはまとめノートにまとめました。実は、まとめノートを振返って読むことはほとんどなかったのですが、書きながら論点を整理する意味で役に立ったと思います。

    まとめノート
    まとめノート

    勉強用のノート
    勉強用のノート

     さらに「これだけ仕訳マスター 日商簿記3級」を通勤電車の中で使用。間違えた問題はチェックをつけておいて二巡しました。解答解説でも良く解らない論点はテキストに戻って確認するようにしました。基本レベルの問題がほとんどですので、仕訳の基礎、勘定科目の確認には調度良いと思いました。

     この後「プラス8点のための問題演習 日商簿記3級」に取り組みました。持ち運ぶには少し大きかったのと、精算表等の問題には時間も掛かるため、主に休日の学習時に使用しました。所用時間の目安も書いてあるので、練習問題から本番レベルの問題への橋渡し問題集として使いやすかったと思います。

     特にテキストでさらっと扱われていた、苦手に感じていた伝票会計や勘定記入の説明が丁寧で判りやすかったです。試験の直前にもこの問題集で苦手分野の復習をしていた事が合格につながったと思います。

     「これだけ仕訳マスター」を二巡した後に、試験当日まで通勤電車と会社での学習時に「簿記検定ナビの仕訳対策問題」を使用しました。解説も全て印刷して目を通し、なかなか頭の中に整理出来ないポイントはまとめノートにまとめました。

     最初は本番レベルの簿記独特の言い回しに頭の回転が追い付かない事もありましたが、数多くの問題を解く事で段々と慣れていきましたし、スピードもついていったように思います。

    仕訳対策問題1
    仕訳対策問題1

    仕訳対策問題2
    仕訳対策問題2

    ◆2月中旬から試験まで

    • 本番仕様の問題を解く

     時間が足りなくなってしまったため、過去問は直近の1年分のみで後は予想問題を解きました。休日の学習時に使用、解答時には必ず時間を計るようにしました。せめて二巡させようと思っていたのですが、時間切れで一巡しか出来ませんでした。

    ◆大原の「特別講義&問題特訓」「出題予想会」に参加

     簿記検定ナビで大原の無料セミナーの存在を知り、受講しました。テキストや問題集に書かれていても読み飛ばしてしまいがちな当日の注意点から説明してくれました。

     また、苦手とする人が多いであろう論点を中心にポイントを絞って説明してくれますし、講義を聴くというのは、一人でテキストで勉強するのとはまた違った形で頭の中を整理してくれるので、独学者にとってはとてもありがたい企画だと思います。

    大原で貰った過去問他
    大原で貰った過去問他

    試験日の1日の流れ

    • 6:00

     起床。朝食を摂り、子供の昼食を用意して早めに出発。電車の中では仕訳問題を解いていました。

    • 8:10

     試験会場到着。会場は大学の大講義室でこの時点では人もまばらな感じでした。ちょっと部屋が暑かったので飲み物が欲しくなり自販機で購入。トイレを済ませて席に戻り、試験前の説明が始まるまでまとめノートを読んでいました。

    • 9:00

     説明開始。名前記入の際に第3問が合計残高試算表、第4問が勘定記入であることが分かり、心の中で「勘定記入が簡単でありますように…」と祈ってました。

    • 9:15

     試験開始。勉強する中で1-2-4-3-5の順番で解こうと考えていましたが、万が一、第2問と第4問が難しいと感じた場合は後回しにしようと決めていました。予定通り1-2-4と、第1問の仕訳問題で予定外に悩んだ問題もあったものの、確か30分位で解き終わったと思います。

     第3問の試算表は比較的得意で、予想問題に取り組む際にも必ず合計欄まで記入していたため、いつも通り合計欄を記入…が、なんと合計が合わず、かなり焦りました。

     ここで後回しにする手もあるのでしょうが、後回しにするとまた最初から考え直す事になり2度手間ですし、時間もたっぷりあったので差額を計算してあやしそうな所から見直していきました。

     すると、一桁間違えて(0が一つ多かった・汗)書いている仕訳を発見!修正して無事に合計が合いましたが、勉強中にした事のないミスに、自分が思いのほか緊張している事を実感しました。

     第5問も順調に解いていったハズがまたしても合計欄が合いません(涙)ここまでで自信がなかったのは第1問の仕訳1題だったので、残り時間をかけて第5問の間違い探しをしました。

     なかなか間違いが見つからず少し焦りが出てきた頃、なんと費用の見越しと繰延べで勘違いをしているのを発見。時間が迫る中必死で電卓をたたき、合計欄まで修正した時「やめ!」の声がかかりました。

     帰宅後、解答速報をチェックしましたが仕訳で悩んだ箇所以外にも有り得ないミスを発見。最後の第5問は必死過ぎたため、確信が持てず採点箇所がどこかで点数が変わるな…といった感じでした。

    試験結果

    • 第1問:12/20点
    • 第2問:12/12点
    • 第3問:30/30点
    • 第4問:8/8点
    • 第5問:27/30点
    • 合計:89点

     試験が終わって約1か月後、ようやく結果が郵送されてきました。仕訳2題と、第5問でおそらく1箇所バツでした。仕訳は残念な間違いでしたが、第5問は時間ギリギリまで粘った甲斐があったと思います。

    反省点

    • スケジュールをきちんと立て、つど修正していく。
    • 過去問に着手するタイミングは出来る限り後ろ倒しをしない。ざっくりとしたスケジュールしか作らず、しかもテキスト読みと練習問題に時間を掛け過ぎ、結果的に実践レベルの問題に着手するのが遅くなり過ぎ、過去問に取り組む時間がなくなってしまいました。
      スケジュールをこまめに修正しつつ、基本的な練習問題は論点の理解のための問題と割り切り、早めに問題演習・過去問に取り掛かるべきだったと思います。
    • 勉強に取り掛かる前か、テキストと問題集を一通り終えた頃に本番レベルの問題に触れておく。私自身が試験本番で解く問題のボリューム感をきちんと認識したのが過去問と予想問題に取り掛かったタイミングで、これはかなり遅かったと反省しています。
      幸い、予想問題を解いていて時間切れになってしまった事はなかったのですが、自分がどれだけのボリューム感の問題を解けるようにならないといけないのか、もっと早めに知っておくべきだったと思います。それもこれも、過去問に早めに着手していれば防げた訳ですが・・・。
    • 試験にはカイロもあったほうが良い。到着した時には暑かった試験会場が、途中、暖房を切ったのか急激に寒くなり、私は滅多に手が冷たくなる事がないのですが、悴んでしまって本当に困りました。暑くても寒くても対応出来るように、脱ぎ着の出来る服装と手を温めるカイロを準備しておくことをお奨めします。

     初めは過去の挫折経験もあり、自分で勉強する事を決めたにも関わらず気乗りしない日もあったのですが、問題が解けるようになってくるにつれ、だんだん楽しくなってきました。特に試算表や精算表の合計欄がピタッと合う瞬間が好きで、過去問で実践練習を重ねておけば、満点も取れたのでは…と、後になって欲が出てきました。

     ではどうして過去問をほとんど解かなかった私が合格出来たのかと言えば、私はとにかく仕訳問題を大量に解いた事が合格につながったのだと思います。1月中旬からはとにかく簿記検定ナビの仕訳対策問題を遊びに行く時でも持ち歩き、ちょっとした時間があれば解いていました。

     3級は仕訳をしっかり数をこなし間違いを復習して、後は精算表等の記入ルールを覚え過去問をある程度の量を解けば、確実に合格できると思いました。

    管理人から四葉のクローバーさんへ追加の質問

     四葉のクローバーさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     苦手な論点は「為替手形」と「勘定記入」です。「為替手形」は特に登場人物の関係を理解するのが難しかったので、簿記検定ナビの「論点別・弱点克服講座」の為替手形の解説を縮小印刷してまとめノートにとじ込み、こまめに目を通していました。

     また、大原の講義でメモした仕訳のまとめも、まとめノートに書きだして電車の中などで読むようにしていました。後は仕訳問題をたくさん解くようにしました。

     「勘定記入」はプラス8点のための問題演習の解説を何度か読み、問題を解くことでなんとか試験に間に合わせました。

     四葉のクローバーさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     勉強期間中にモチベーションが下がる事はほとんどなかったのですが(季節柄、イベント事もあったのでメリハリがついていたと思います。)、勉強を始める前に社内の友人に簿記を受ける事を話して、自分を追い込みました。

     あとは、常日頃から子供に勉強するように口うるさく言っているので、自分がサボるわけにはいきませんでした。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     まずは自分にあったテキストを選ぶ事が大切だと思います。自分にあっているテキストだと理解も進みますし勉強するのが楽しくなってくると思います。その上で出来る限り丸暗記を避け、なぜそうなるのかを理解するようにすること。

     あとは反省点にも書きましたが、私はやはり学習量が足りていなかったと本番での失敗で感じましたので、早めに問題演習・過去問に取り掛かり、数多くの問題を解いておくと良いと思います。

    管理人コメント

     四葉のクローバーさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!テキストの選び方、朝型生活への切り替え、総合問題を解く際に時間を計る、専門学校の賢い使い方…などなど、受験生の方にぜひ見習っていただきたいポイントがたくさん詰まった合格体験記です。

     個人的に、特に見習っていただきたいのは、専門学校の直前対策講義や出題予想会(無料)を有効活用されている点です。大原だけでなくTACやネットスクールでも開催されているので、積極的に活用してください。

     あと、四葉のクローバーさんもおっしゃっていますが、過去問はなるべく早めに取り組むようにしてください。簿記3級・簿記2級は過去問に似た問題が何度も繰り返し出題される傾向があるので、過去問対策が短期合格・一発合格のカギになります。

    四葉のクローバーさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第130回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.59

    Tフォームをマスターして解答時間を大幅に短縮することが出来ました!

    • 投稿者:TKさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月半

    はじめに

     受験動機は会社で個人の目標設定です。年度毎に個人のスキルアップを目的に何かしらの目標を決める制度があります。業務と直接的に関連がないことでも構わないのですが、せっかくなので営業として知っていても損はないもの、また資格として取得出来るもの、また簡単そうなものを吟味した結果、日商簿記3級に決めました。

     4月初旬に決定するのですが、ただその時点で簿記がどのようなものか、どのような試験を行うものは全く知らないまま会社提出の用紙に「簿記3級取得」と書いて提出しました。私の中では「1~3級まであるくらいだからきっと入門編で簡単に違いない」と勝手に想像していました。

    勉強開始まで

     会社で決定した目標とはいえ、試験勉強は業務時間中には出来ません。新たな担当業務が増えたこともあり、仕事が終わるとクタクタで帰ってきてから机に向かう気分になれません。どこかのサイトに勉強時間は約3週間(1日1時間程度)でOKとあり、安心しきっていました。

     当初の計画では11月実施の第129回を受験するつもりでしたので余裕をもって9月ごろからと考えていましたが、意思の弱さからダラダラと毎日を送り、気が付けば年末になっていました。そこで初めてテキストを買いに書店へ出掛けました。

    使用教材・電卓

    • 解いて覚える!日商簿記3級合格ブック/成美堂出版

     訪れた書店で吟味して選んだ書き込み式のテキストです。各項目に解説があり、確認問題があります。タイトル通り「解いて理解する」タイプとなります。

     実際に勉強を始めてから気が付いたことですが、詳細な解説は少なく、解答にそれまでに見たことのない語句があり混乱することもありました。簿記の基礎つくりにはなったと思いますが、テキスト選びとしては失敗していたのかも知れません。

    • 日商簿記3級 第130回を完全予想!ラストスパート模試/ネットスクール出版

     上記テキストには試験問題が1回分しか付いていませんでしたので試験の約2週間前に購入しました。試験当日まで、全4回の予想問題を必死に繰り返し何度も解きました。今になって思うと問題難度は高めでしたが、それが緊張感へと繋がりかえって良かったように思います。

     また、このテキストで初めて「Tフォーム」を知ることとなりますが、その他問題の解き方などの解説があり目から鱗でした。

    • 本気で学ぶ LECで合格る DS日商簿記3級/スクウェア・エニックス

     寝る前にベッドの中でゲームをする習慣があったので、その時間を勉強に使えないかとネットオークションで購入しました。ただ内容が内容なだけにすぐに眠くなり、ほとんど使えませんでした。

     勉強後期には覚えたことを整理するのに、また仕訳問題の練習に役に立ちましたがこれだけで合格するのは難しいと思います。気晴らしになりますので副教材にはお勧めです。(プレイしながら寝てしまいましたので、ゲーム音楽が未だに耳について離れません・・・)

    • 電卓 EL771-HX [10桁用]/SHARP

     特筆すべきことはないですが、普段から電卓を使用しており、使い慣れているものを使用しました。お勧めポイントは「00」キーがあることと「←(バックスペース)」キーがあることです。700円程度でした。

     2月に入ってから検索で発見してから、本当にお世話になりました。勉強方法から試験範囲・傾向、過去問題、また当日の迎えかたまで何でも知ることが出来ました。また独学でしたので、一緒に頑張る仲間がいるというのは心強かったです。もっと初期の頃に見付けていれば、もう少し楽に準備が出来たように思います。

     特にお世話になったので簿記クイズです。前述の任天堂DSでも同じような簿記トレーニングのゲームがあるのですが,流石に仕事中には出来ないために時間が空いている際にはよく練習をしました。

    電卓
    電卓

    教材と電卓
    教材と電卓

    勉強方法

     平日は自宅に戻って、夕食の後片付けを終わらせてから入浴して寝るまで間内、約1~2時間を勉強時間として充てました。休みの日は5時間を目安に午前中を中心に勉強しました。勉強期間が短いものありますが、勉強期間に我慢したのはTVドラマと寝る前のゲームくらいです。

     具体的な勉強方法としては繰り返し問題を解くことを基本としました。前述テキストには書き込むスペースがありましたが、書き込むと同じ問題に取り組めなくなるため自宅のインクジェットコピーを活用しました。

     最初はその方法に気が付かず、定規を使って解答欄をメモ用紙に再現していたのですが、時間が掛かり効率的ではないために考え、その方法を思いつきました。当たり前過ぎてあまり紹介はされていないようですが、この方法なら何度でも同じ問題に取り組めるため、繰り返し練習にはお勧めです。

     理解が浅いと感じた問題や間違えてしまった問題にはチェックを入れておき、間違わずに解答できるようになるまで繰り返しました。その結果として、手持ちの過去問題は少なくとも3回は繰り返し解いています。まとめノートは作成していませんが、不得意分野を確認するという目的では同じような効果があるのではないでしょうか。

    スケジュールと進捗

    • 1.5ヶ月前

     テキストを購入してもすぐには始めずにいましたが(余裕だと思って正直舐めていました)、さすがに準備が必要と思い、テキストを使用して勉強を始めました。見たことのない単語が並び怯みましたが1~2時間を目安にキリがいいところまで進め、翌日に繰り越しました。

    • 4週間前

     思うように勉強が進まず、焦りだしました。(解らないことは理解できるまで取り組むため、進度が遅い)不安になり、他の人はどのように勉強しているのか調べようと思い、簿記検定ナビに辿り着きました。

     不安が完全に払拭されるまでではなかったですが、勉強方法や合格体験記を読み励みにしました。テキストは半分程度まで消化していました。

    • 2週間前

     最初に購入したテキストが模擬試験を残して終了しました。付属の試験問題に挑みましたが3時間近く掛かり、結果は60~70点程度でした。(部分点の記載がなかったため正確な点数は不明です)

     特に試算表に時間が掛かっており、初回はこれだけで1時間半程掛かりました。とにかく練習が必要だと感じ、こちらで紹介されていたラストスパート模試を購入しました。

    • 10日前

     テキスト付属の試験問題は何とか2時間で解けるようになっていましたが、それでも試算表パートは1時間近くも掛かってしまう状態でした。また注文していたラストスパート模試が届いたため、早速兆戦してみましたがこれも2時間半も掛かってしまいました。(内,試算表パートは約1時間)しかも点数は70点。

     何とかしないといけないと考えながら、解答の評価をしていると解答集に「Tフォーム(T勘定)を使う」とありました。今までは借方・貸方を書き出してから集計するという方法をとっており、非常に時間が掛かっていました。慣れた方法でしたが、試してみると約40分程度で解くことが出来ました。

    • 前日まで

     試験問題をそのまま解いていると2時間近く掛かってしまうため、問題をバラして行うようにしました。目標タイムは第1問:10分、第2問:15分、第3問:40分、第4問:15分、第5問:35分。

     この頃にはTフォームをマスターして試算表パートは30分程度で解答出来るようになっていました。平行してサイトから頂いた過去仕訳問題を行いました。これまでと同じように間違った問題のみ繰り返し行い、練習しました。

     また問題を解く達成感から、勉強が楽しくなり必然的に勉強時間が増えました。(平日:3時間、休日:8時間以上)

    • 前日

     確認の意味でこれまで解いたラストスパート模試の予想問題を今度は第1~5問まで通して解答する模擬試験を3回行いました。それぞれ1時間半程度で解けるようになっており、安心しました。(初見の問題ではないので当たり前ですが・・・)

    解答順について

     いろいろと議論が尽きないようですが、私はラストスパート模試に書いてあった 1→5→3→2→4の順で解答するようにしました。自分的には得意な順番で解答している、という感覚でした。

    その他

     くだらないことですが、勉強中はチョコレートが食べたくてしょうがなくなりました。また普段よりも食べている(チョコ分)にも関わらず、勉強期間中に体重が5kgも落ちました。脳がカロリーを消費するのは本当なんですね。

    試験日の1日の流れ

    • 前夜・当日

     思う存分問題を解いて疲れていたのか、22時には就寝しました。当日は5時前に目が覚めたので軽く朝食をとり、ウォーミングアップとして過去仕訳問題と問題の中でも大好きな精算表(穴埋め)を解きました。(どちらも散々解いた問題です)

     会場は自宅から自転車で10分程度でしたので、遅刻の心配はありませんでしたが自宅に居ても落ち着かないため早めに自宅を出ました。会場には8時15分頃に到着しましたが、サイトに書かれている情報とは違い、数名も受験者しか到着していませんでした。

     会場へはラストスパート模試の仕訳カードのみ持ち込んでいましたので、暇つぶし程度にやっていました。今思うとかなりリラックス出来ていたように思います。

    • 試験開始

     9時より試験開始かと思っていましたが、9時より説明が始まったため、試験開始は9時10分からでした。事前に決めていた順番通りに落ち着いて問題を進めていきました。ラストスパート模試と比較すると簡単で、拍子抜けしてしまいました・・・。

     開始1時間後に希望者は退出の許可が出ましたが、数名が直後に退出しましたが、事前に情報して聞いていたので「問題取得のバイトかな?」、「ああ、諦めて帰ったのか」と冷静でいられました。もし知らなければ、少しでも焦ってしまったかも知れません。

     試験は開始時間から約1時間15分で終了しました。途中退席はするつもりではなかった(30分早く帰ってもお昼には早いし、そもそもやることがない)ので、じっくりと見直しと自己採点のための解答の複写をしました。

    • 試験会場について

     会場は少し肌寒く、ポケットに入れていたカイロが役に立ちました。また凄まじい勢いで電卓を叩いている方が居ましたが、後日発表を確認すると残念ながら不合格のようでした。電卓の勢いは全く関係ないようです。

    • 帰宅後

     昼過ぎにネットスクールのWEBページを確認すると既に解答速報が掲載されており、驚きました。すぐに自己採点をしましたが、満点での合格でした。

    おわりに

     振り返ると、心配性な正確から勉強をし過ぎたように思います。特に後半は精算表のパズル的な要素,また借方・貸方の金額が一致したときの達成感に取り付かれてしまったのも、その一因かと思います。

     また当然ながら反省する点として、もう少し早い段階から、余裕を持って取り組むべきだったように思います。来年はビジネス会計検定試験の3級に挑戦しようと思っています。その翌年、簿記2級に挑戦するつもりですので、その際は再びお世話になりたいと思います。

    管理人からTKさんへ追加の質問

     TKさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     ありきたりですが、手形取引(為替手形)が苦手で理解するまでに時間が掛かりました。繰り返し問題を解いたのは勿論ですが、理解を深めるのに役にたったのが、ずばり!簿記検定ナビのコンテンツ「論点別・弱点克服講座 為替手形を徹底解説!」です。

     登場人物を想定することで、取引を具体的にイメージすることが出来て良かったです。過去仕訳問題の方もそうですが、登場人物が一癖あるのも、イメージがしやすくて良かったように思います。(正直、面白くはなかったですが…

     また「裏書」に関する取引についての問題では「難波金融伝 ミナミの帝王」の竹内力さんが、債権者に裏書を迫るドラマのワンシーンが常に頭に浮かんでいました。あまり関係ないのかもしれませんが、イメージを明確にするという点では関連しているのではないかと思います。

     TKさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     それほど期間が長くありませんので、これといってはないように思いますが「試験から開放されたら、寝る前のゲームとTVドラマ!!」というようには常に思っていました。

     また途中からですが勉強を楽しめたのも良かったと思います。特に精算表(穴埋め)が楽しくて、息抜きとして精算表問題に取り組んだりしていました。

    管理人コメント

     TKさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     まずTKさんが使われた成美堂出版の「解いて覚える!日商簿記3級合格ブック 解いて覚える!」という教材ですが、TKさんもおっしゃっているように、初心者にはあまり向いていないというレビューやクチコミがたくさんありますので、これから購入する方は必ず中身を確認するようにしてください。

     電卓については、TKさんは10桁のものを使われていますが、受験にあたって新しものを購入する場合は12桁の電卓をおすすめします。どれを買えばいいのか分からないという方は、簿記検定ナビの管理人のおすすめ電卓ページで紹介しているものを購入いただければ間違い無いと思います。

     また、苦手論点の克服方法については文字だけで理解しようとするのではなく、TKさんのようにイメージ化して理解することをおすすめします。一見、難しそうな論点も視点を変えることで一気に理解が進むことがよくあります。

    TKさんが使われた教材や電卓のまとめ