カテゴリー: 簿記3級

  • 第141回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.73

    簿記検定は他人との戦いではなく自分との戦い。最後まで諦めないことが大事!

    • 投稿者:SACさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月半

    はじめに

    • 問題1:12点(仕訳)
    • 問題2: 6点(受取手形記入帳)
    • 問題3:12点(合計残高試算表)
    • 問題4:10点(勘定記入)
    • 問題5:18点(精算表・定番)

     合計58点。これは本試験前、大原で受けた模擬試験での私の点数です。それから2週間後…。

    • 問題1:16点(仕訳)
    • 問題2:10点(勘定記入)
    • 問題3:30点(残高試算表)
    • 問題4:10点(記述問題)
    • 問題5:27点(財務諸表)

     合計93点。本試験での結果です。2週間で35点あげて不合格ラインから一気に合格しました。

     私は26歳で一般事務をしていますが、再就職先とキャリアアップを考え経理事務を希望したことがキッカケで簿記の勉強始めました。

     ただ、勉強をするのは学生以来、しかも今まで勉強もしたことない学習分野で、初めて見る専門用語や簿記のしくみが理解できず何度もサボったり挫折しそうになりました。

     「どうすれば楽しく挫折しないために勉強できるか」「どうすれば本試験の問題を効率よく解けるか」「お金はかけたくない」…この3つの思いで学習しました。自分なりの工夫がお役に立てたなら幸いです。

    テキストと電卓

    • テキスト:Study Pro(無料簿記学習サイト)
    • 仕訳演習:日商簿記3級仕訳問題 きおっくす装置(無料学習サイト)
    • 問題集:みんなが欲しかった簿記の問題集(問題集&模擬試験3回分付き・TAC出版)、パブロフ式問題集(DL版・主に試算表対策)
    • 試験対策:大原無料模擬試験、簿記検定ナビ予想問題

     私は月々の所得が低いので、出来るだけお金をかけずに勉強しました。トータルでかかったお金は「受験料+TAC問題集+電卓」で7,000円ちょっとでした。

     電卓は無印良品のシンプルなデザインのものを購入。見た目のかわいさとキータッチの優しさ・音の静かさで選びました。簿記検定ナビで紹介されていた「電卓選びの基準」はすべて満たしていたので機能的にはまったく問題ないどころか、とても使いやすかったです。

    勉強法

     テキストサイトのStudy Proの内容を元に、自分でテキストノートを作りました。ただ、文字と数字だけのノートは、後々見返したときに全然つまらない&特徴がなく覚えにくいということもあり、何度も投げ出してサボってました…。

     このままではいけないと、自分でオリジナルのキャラクターをつくってノートに登場させながら、少しでも簿記学習に楽ししめる要素を組み込んでいくと机に向かう時間が増えました。また楽しみながらノートを何度も見返すので、これで自然と必要な基礎知識が身についていました。

    オリジナルノート1
    オリジナルノート1
    オリジナルノート2
    オリジナルノート2
    オリジナルノート3
    オリジナルノート3
    オリジナルノート4
    オリジナルノート4

     また、主要簿・補助簿の学習、試算表の学習の表はExcelを利用して作表したものを、枠内だけ空欄で紙に出力し自分で記入しながら覚える様にしていました。

    帳簿記入の練習
    帳簿記入の練習

    試験前の2週間から本番までの対策詳細

    大原の日商簿記無料模擬試験

     独学の方はぜひ受けておくべきです。冒頭に書いたとおりのボロッボロの成績で心が折れましたが、同時に本試験を解くカギを握っているものが仕訳の精度であることに気づけたり、問題3や問題5において、どこに配点がきやすいかなどの本試験の特徴や計画的な時間配分など、戦略の立て方が見えました。

    仕訳の精度をあげる

     どの問題においてもやはりベースになるのは仕訳なので、この仕訳を一箇所でも間違うと問題全体で大きく失点する原因になる為、仕訳をより正確にスピーディーに行える訓練をしました。

     その時使ったのが「日商簿記3級仕訳問題 きおっくす装置」です。「千本ノック」ならぬ「仕訳ノック」です。何度も繰り返した結果、引っかかりやすそうな問題への耐性がつきました。

    試算表(問題3)対策

     改善前は…所要時間が50分~60分で、点数が3割~4割ぐらいでした。全部の仕訳を書いてTフォームを作らずに、ちまちまと勘定科目ごとに集計していました。

     時間はかかるわ、集計モレはあるわで効率が悪かったです。取引日付順の問題だとさらに売掛金・買掛金明細表の集計もあるので発狂しそうでした。

     改善後は…所要時間が30分~40分になり、点数も8割~満点になりました。

     具体的には、他の合格者の方も書いていましたが、頻出の勘定科目だけTフォームを作りました。「現金・当座預金・売上・仕入・買掛金・売掛金・受取手形・支払手形」の8つの勘定科目に絞り、A4用紙の縦2/3のスペースでTフォームをつくります。

     残りの1/3のスペースでその他の勘定科目を使った仕訳をきります。ただし、仕訳の段が2行以上になるものは混乱しやすいので、頻出8勘定科目も含めた仕訳を書き出す→即効でTフォームへ転記して消しこむ、という作業を行いました。

     大原での指導を元に、勘定科目は略語で書く。あとは合計試算表・残高試算表・合計残高試算表の見分けを覚えるため、問題集や試験対策問題を鉛筆で書いては消しゴムで消し何回も練習を行いました。

     また、過去問の配点箇所のパターンを分析した結果、集計が多くなる頻出8勘定科目や、下段のほうの費用勘定科目にと金額に配点が集中していることが分かったので、見直しをするときはこれらの勘定科目を中心に確認をしました

    本試験の実際の下書き
    本試験の実際の下書き

    →上記の「本試験の実際の下書き」をPDFでご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。

    精算表(問題5)対策

     とにかく「決算仕訳になれること」が重要なので、過去問を見ながらあらゆるパターンの仕訳に慣れておきました。費用・収益の繰延・見越は全体像を書き出しつつ仕訳を行いました。

     3級は前回・前々回と合格率が高かったので、今回の試験は合格率を下げて来ると予想し、予想の本命ではない繰越商品の売上原価での計算や財務諸表作成・精算表の推定問題にも念のため目を通していました。

    時間を計って本試験と同じ形式2時間で模試を繰り返し行う

     本番は周りの電卓の音で気が散ることもあるかと思い、あえて周りの会話が聞こえるカフェや家族のいるリビングで模試をしていました。おかげで2時間ぶっ続けられる集中力がつきました。

    心構え

     簿記試験は合格者は上位何名までといった決まりではなく、70点以上を取れれば人数に関係なく合格できる試験です。よって、同じ日に試験を受ける全国の人達との戦いではなく「己との戦い」だと思ったので、周りの様子はあまり気にしないように努めました。

    試験日の1日の流れ

    • 6:00 起床

     化粧だけして30分後に家を出る。

    • 7:00

     駅に到着。試験会場の京都への電車で遅延も頭に入れ早めの時刻の電車に乗る。

    • 8:00

     会場最寄の駅のモスで朝ごはんをしながらテキストノートを最終チェック。試験会場のトイレは混むと想定し、トイレを済ます。(1回目)

    • 8:30

     会場に到着。とりあえず試験中の尿意襲撃→離席→棄権は絶ッ対イヤだったので、水分摂取は控えてトイレに余裕をもって行く。(2回目)

     ※試験会場に近いトイレは長蛇の列ができるので注意です!女性は特に、他の階のトイレに行ったほうが早いです。

     近くの席の隣どうし座っていた人達の会話の声が大きくて少し気になりましたが、「己との戦いだ」という言葉を思い出し、気にしないようにしました。

    • 9:00

     試験説明で解答用紙をめくって名前を書き込んでいくときに、解答用紙をチラ見。

     「問題5は大本命の精算表作成やなくて財務諸表かぁ~」「問題3は合計残高試算表か残高試算表やな」「問題2・4はあんま時間かからんなコレ」と、問題を推察する。

    • 9:15 試験開始!

     すぐに解き始めるのではなくて、1分程で問題全体をザッと読みました。ここで問題を解く順番を決めます。

     「問題5の出題形式は珍しいから混乱しそう。」「問題5で苦戦してパニックになったまま他の問題を解くと総崩れになる恐れがあるな。」…この結果、1→2→4→3→5が解きやすい順番だと判断しました。

    問題1

     よくある引っ掛け問題が出ました。過去問題を何度も解いていたら問題はないと思います。

    問題2

     当座預金と当座借越の金額を追いながらプラスかマイナスか考えていくだけなので特に問題なし。

    問題3

     二重取引ありの試算表作成でした。為替手形の取引は試験範囲外になった為、仕訳自体の難易度は高くない。が、取引量が多いので処理に手間がかかる…かと思いきや、Tフォームに頻出勘定科目だけを書き込む方法でスピーディーに解けて問題なし。

     集計時、私は月中取引高が月初残高を含めていいのかどうかが解らず少し焦りました。これも過去問題に出てきていましたのでそれを知っておけば問題は無かったのですが、チェックが甘かった私は引っかかりました。結果月初残高も合計してしまいました。これが後々解答速報発表から合格発表までの不安の種になりました。

    問題4

     選択肢の無い穴埋め記述問題でしたが、帳簿の締め切りの流れが頭に入っていたら問題なく解けたと思います。テキストを読んで基礎をしっかり頭に入れておくことが大事だと気づいた問題です。

    問題5

     「なんやねん。決算整理前の現金・資本金の金額は各自推定って。」…しばらく悩んだものの、冷静になって「財務諸表と精算表は表が違うだけで内容は同じ」「決算整理前の各勘定科目はいつも試算表で書かれてるものが一覧になっただけ」と思えば基本的な作業をするのは変わらないと気づきました。

     一見ややこしいそうな問題が出ても、難しく考えすぎてはさらにいけないと思いました。また、変化球に対応できたのは基礎をしっかり頭に入れてきたのが功を奏したのだと思います。

    • 11:15 試験終了

     燃え尽きる間もなく大原の解答速報会に向かう。

     これが当日の一連の流れです。解答速報会で問題3の月中取引高欄が全滅だったと解った時は絶望で、今回は不合格だと諦めていました。

    試験終了から合格発表まで

     家に帰って身内に悔しい気持ちを散々ブチ撒けて、1人でお布団の中で泣いてました。ただ、後にTACの解答速報・配点予想を見て、私が全滅した月中取引高の欄は配点箇所には入っていなかったため、最後まで望みはあるかもしれないという期待もありました。

     「これだけ試験難しかったんだから配点は甘くしてよー!」「まぁ、受かってたらラッキーくらいに思っておこう」と考えながら、気持ちも落ち着いた頃に迎えた合格発表日。ドキドキしながら商工会議所のHPを見たところ…

     …アクセス集中のせいかなかなか繋がらない。。。なんだと!?

     焦らされに焦らされながら表示されたのは『93点』の文字でした。へ、、ホンマ!?嘘ちゃうやんな!?何度見ても合格でした。絶望してた問題3は満点。おそらく実際の配点がTACの配点予想に近かったのだと思います。何はともあれやっと安心することができました。

    最後に

     これから受験する方々にこれだけは大事にしてください、と伝えたいのが以下の4点です。

    • 序盤は基礎を徹底的に落とし込むこと
    • 何度も模試をして自分の苦手分野を知ること(間違えたら「本番じゃなくてよかった」と前向きにとらえる)
    • 過去試験を分析して傾向と対策を練ること
    • なにより周りは敵ではありません。自分に負けないこと。諦めないこと。

     受験生の皆さん、合格を目指して最後まで頑張ってください。

    管理人からSACさんへ追加の質問

     SACさんの勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     「この試験に落ちたら最初の目標の再就職が遠のくで!えぇんか?」と何度も怠けかける自分に喝を入れてモチベーションを保ちました。

     あと、1日の目標を「チャプター1すべて」とか「最低1時間」と決めてしまうとハードルが高くなってしまうので、「1ページでいいからテキストを見てみよう」「1問でいいから過去問を解いてみよう」みたいな感じで、意識的にハードルを下げるように心がけました。

     いったん取りかかれば意外にも勉強に熱中し、気がつけば最初に設定していた「1日にこなす勉強量」に自然と到達していたので、私のように怠け癖がある人は敢えてハードルを下げてみるのも一つの手だと思います。

    管理人コメント

     SACさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     オリジナルノートの画像をたくさん送っていただきましたが、ひつじのめぇちゃん(勝手に命名)がとてもかわいいです。

     個人的には、テキストと問題集は市販のものを購入したほうが良いと思いますが、なるべくお金をかけずに勉強したいという方はぜひ参考にしてください。

     あと、第3問の試算表対策の「Tフォームを使った解き方」や「勘定科目の省略」は、かなり効果があると思います。簿記検定ナビでも過去問分析ページや勘定科目の省略パターン一覧表ページで詳しく紹介していますので、興味のある方はご確認ください。

     また、追加の質問に対する回答に書いていただいた敢えてハードルを下げて、勉強に取り掛かりやすくするのもとても良いと思います。

     私自身、「これをすべてこなせば絶対に上手くいく!」という完全無欠な計画を立てたものの、初日で躓いて一気にやる気を無くす…ということがよくあるので、一度試してみようと思います。

    SACさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第141回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.72

    分からなくても粘り強く続けることが大事。続けることで道は開かれます!

    • 投稿者:におさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     私が簿記を勉強しようとした理由は、元々事務系の職業に就きたいと考えていたためです。職場の同僚にその事を話したところ、「それなら簿記は持っていて損はない」と言われ、簿記3級の試験を目指し勉強する事にしました。割と軽いノリだったと思います。

     しかし今、私は長時間のアルバイト勤務をしているので、勉強時間の確保には大変苦労しました…。

    テキストについて

    • 日商簿記3級 合格これ1冊
    • 合格するための過去問題集 日商簿記3級 2014年11月検定対策
    • 第141回をあてる TAC直前予想 日商簿記3級

     テキストについては、とっつきやすそうなネズミのイラストの「合格これ1冊」を選びました。それに加え「簿記は過去問を3周したら何とかなる」とブログの体験記にあったので、過去問題集を購入。定価で買うと2000円位するので、前年のものを中古で購入しました。

     勉強が進むにつれ、過去問題集も無事3周出来そうだったので、ついでに「あてる」も購入して勉強する事にしました。今となっては、この判断は正しかったと思います。

     電卓はアマゾンで「カシオ スタンダード電卓 時間・税計算 ミニジャストタイプ 12桁 MW-12GT-N」を購入。1000円程度でした。少し0の位置が押しにくいなと感じましたが、慣れたら違和感は少なくなりました。

    点数をつけるとすると?

     合格これ1冊は70点です。簿記のとっかかりとしては、まずまずではないかと思います。ただ、これだけで過去問に挑戦しようとすると厳しいものがあります。お勧め…好みによると思います。

     過去問題集は90点です。過去問で簿記の問題に慣れる事が出来ますし、冒頭の「第1問対策」などが意外と役に立ちました。お勧めというか必須です。

     あてるは95点です。値段の割には問題が少なすぎる、最低でも三周せよという指針なら、三周できるように解答用紙を三部付けて欲しい…などの要望はありますが、この問題集のお陰で私は合格したと思っております。過去問よりは少し難しいですがおすすめです。

     電卓は、可もなく不可もなく…50点です。他に良い電卓があれば、好みで使うのが良いかと思われます。

    学習環境

     私は現在、長時間のアルバイト勤務をしていて、出勤日はまともに勉強時間が取れません。その為、休日にまとめて勉強をする事にしました。

     しかし、休日に5~6時間まとめて勉強をするのは非常に大変でした。休日にちゃんと休暇を取れず、常に勉強をするとなると、どうしてもモチベーションが下がってきてしまいます。やはり勉強をするのなら、1~2時間でも良いので毎日勉強をする事がベストだと思います。

     また、家だとなかなか集中出来なかったので、勉強場所は主に喫茶店でした。

    学習方法

     まず最初に「合格これ1冊」をパパっと読み、そのあと過去問題集に挑みました。しかし、いざ問題を解くとなると、訳が分からず混乱…。最初のうちは答えとにらめっこをして問題を解いていきました。

     しかし、過去問題集を2周、3周としていくうちに慣れてゆくものです。3周をする頃には、大体の問題で満点近くを取ることが出来ました。

     「合格これ1冊」の中で、どうしても為替手形と繰越の所がイマイチ理解できず四苦八苦しましたが、過去問を解いていくうちに理解できるようになりました。為替手形については、今も分からない所がありますが…。

     工夫としては、少しでも問題を早く解くために、仕訳の下三桁の000は-で省略。現金、当座預金、買掛金、売掛金などを「G」「T」「kk」「uk」と略して記入するようにしました。これによって記入のスピードが圧倒的に速くなりました。

     また、電卓も「10,000円」の時は「10」と入力するようにして、少しでも手間を省くようにしました。しかし、これはしない方が良いかもしれません。

     過去問題集は「第一問→第五問→第三問→第四問→第二問」の順番で解いていきました。自分にとっては、この順番が最もベストだったと思います。

     また、間違えた部分はテキストやノートに何度も書いていくうちに、次第に間違えなくなりました。

    まとめノート1
    まとめノート1
    まとめノート2
    まとめノート2

     過去問題集も大体3周解けた所で、試験日まで少し余裕もあったので、「あてる」を購入。「あてる」も3周しました。「あてる」の問題は難問ばかりでとても苦労しました。

     また、過去問題集と「あてる」の解答用紙を2部コピーして解いた為、コピー代がかなり嵩んでしまいました。プリンタがある方は、お家のプリンタでコピーをするか、または元々解答用紙が3周分付属されている問題集を購入した方が安上がりかと思われます。

    ※編集注 市販の問題集で3回分の解答用紙が付属されているものはありませんので、安くコピーできるところを探したり(1枚5円~)、1枚あたりの印刷コストが安い「モノクロのレーザープリンタ」を利用することをおすすめします。

    試験日の1日の流れ

    • 試験開始までの過ごし方

     試験日前日はお休みを取り、一日中みっちりと勉強をしました。今までの間違えた部分を全て見返し、特に弱い部分は簡潔にノートにまとめました。

     しかし、試験当日の事を考えると段々眠れなくなり、結局1時間程の睡眠で試験に臨む事になりました…。コンディションは最悪だったと思います。

    • 試験会場の様子

     当日は小雨でした。受験会場の商工会議所は通ったことがある場所だった為、スムーズに会場まで行く事が出来ました。試験開始までは、まとめノートだけをじっと読んでいました。とにかくなんとか眠気に負けないように、精一杯頑張ることだけを考えました。

    • 試験中の出来事

     試験がスタート。第一問で早速悩んでしまいました。「自動車を購入し…」とあったので、「車両」と仕訳したのですが、「販売目的で自動車を購入」の一文があったので、「もしかしたらこれ仕入なんじゃ?」と思い、結局「仕入」で仕訳しました。これが正解でした。

     第五問が精算表ではなく、財務諸表でした。しかも、現金や資本金を推定させるタイプです。かなり混乱してしまいました。とりあえず第五問は後に飛ばし、簡単そうな第三問、第四問、第二問を順々に解いていきました。第三問は、過去問通りの試算表だったので、スムーズに解けました。

     急いで解いたので、第五問に割ける時間が出来ました。しかし、このタイプの問題は以前「あてる」で解いたことがあるので、それを思い出しつつ何とか完答しました。

     現金の推定が一番大変でしたが、精算表の一番左端の部分を思い出しつつ、「資産・負債・費用・収益」を紙に書き出して金額の差で推定しました。過去問題集だけの勉強では、この問題は解けなかったと思います。

    合格発表

     「サクラサクメール」を確認したところ、98点でした。悩みに悩んで解いた第五問が満点だった事がとても嬉しかったです。

     第141回の試験はかなり難問だったようで、合格率もぐんと下がったとの事ですが、第五問は「あてる」で財務諸表に慣れておいたおかげで解く事ができました。

    感想

     一番最初に過去問題集を解くときに、数字の羅列に頭痛がして「もうヤメたい」と早速弱音を吐いた3ヶ月前…。しかし、この「98点」の結果を見たとたん、今までの苦労は吹き飛んでしまいました。今では、勉強して良かった、やれば出来るものだなと自負しております。

     無事合格できましたので、更に簿記2級にも挑戦する予定です。恐らく3級で簿記の基礎的なところは勉強したので、とっつきやすいのではないかと思っています。

     自分の経験からですが、過去問題集を解くだけではなく予想問題集も解く事をお勧めします。また、自分は文字だけ読んでもなかなか頭に内容が入って来なかったので、一番初めに過去問題集を解くときにつまづかないように、DVDなどのメディアを使って解説をしてくれる教材を使ったほうが良いと思います。むしろ、使いたかったです。

     独学で勉強するとどうしてもしんどい事もあると思うので、通信教材やスクールなどを使うのも1つの手かと思われます。

    管理人からにおさんへ追加の質問

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     やはり独学は厳しい道のりでした。どこが厳しいかと言いますと…

    ・文字ばかりで理解できない事がままある。
    ・どこまでやればいいのか分からないのでスケジュールを立てにくい。
    ・ペース配分がつかめない。
    ・モチベーションが上がりにくい

     逆に、独学のメリットとしては…

    ・自分のペースで勉強できる
    ・費用が安く済む

    …などが上げられると思います。

     確かにお金がない方にとっては独学での勉強が良いとは思いますが、特に私などはそうなのですが…じーっと文章を読んでいても、いまいち理解できない所があるんです。

     そういう時は「あれ?ここ意味分からない…横で見てもらって講義してもらえたらいいのに」などと思いました。

     よって、独学で勉強する場合も、DVDなどのメディア教材を積極的に使う方が効率が良いと思います。

     また、もうひとつの問題として「ペース配分がつかめない」という事もあります。自分で勉強していると、「何をどこまで勉強したら合格するのだろうか?」などと考えて気が遠くなってしまいます。

     しかも、あまり根を詰めて勉強すると、ケアレスミスが頻発してしまう…。ペース配分は最初にしっかりと組んでおかなければならないと思います。

     簿記は「覚える」というよりは「反復」「計算力」が必要な試験だと思いますので、あまり疲れた状態で勉強をすると良くないと思います。

     これは私が大学受験のときに実践したのですが、「50分勉強、10分休憩」というやり方も有効かと思います。学校の授業のようなペースで勉強をするわけですね。

     「モチベーションが上がらない」という問題もありますが、そこは気合で頑張るしかないと思います。

     ただあまりにも長期間だとどうしてもモチベーションが下がるので、期間は三ヶ月ぐらい見ておけば余裕も持ちつつ勉強できるのではないでしょうか。

    管理人コメント

     におさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     第141回試験は2級だけでなく3級もかなり低い合格率になりそうな中、見事に1発合格をされたにおさんの勉強スタイルはとても参考になります。

     個人的に、一番参考にしていただきたいのは「少しでも問題を早く解くために、仕訳の下三桁の000は-で省略。現金、当座預金、買掛金、売掛金などを「G」「T」「kk」「uk」と略して記入するようにしました」というところです。

     簿記検定ナビでも、勘定科目の省略パターン一覧表で詳しくご紹介していますが、すぐに使いこなせるうえに効果も高いので、いつも解答時間が足りなくなってしまう…という方はぜひ参考にしてください。

     なお、省略パターンに決まりはありませんので、例えば現金でしたらにおさんのように「G」と書いてもいいですし、私のように「ゲ」と書くのもアリだと思います。自分にしっくりくるものを選んで使いこなしてください。

     あとは、書籍だけの学習では理解しづらいという方には、におさんもおっしゃっていますがDVDやWEB通信などを利用することをおすすめします。3級であればかなり安い価格(数千円)で受講できますので、興味のある方は各学校のサイトをチェックしてください。

    におさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第138回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.71

    育児と勉強を見事に両立して満点合格!ママさん必見の合格体験記です。

    • 投稿者:shimoneさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに

     私が簿記の勉強を始めたのは再就職のためです。現在は専業主婦で2歳と0歳の子の育児中なのですが、諸々の事情で、下の子が8ヵ月になる頃にはパートという形で復職したいと考え始めました。

     簿記3級を持っていれば応募できる求人の数が増えることと、直接は役に立たなくても「乳児の育児をしながら簿記をとりました!」と言えば少しはやる気をかってくれるかもしれないという考えから、挑戦することにしました。

     勉強を始めたもう一つの大きな理由は、実は簿記は4年程前に一度挫折していて、その時に購入したテキストが新品同様のまま残っていたからでした。

     「せっかく買ったのにもったいない、そして挫折したままじゃかっこ悪い…」とずっと気になっていたので、「とりあえずやってみて、無理そうだったら辞めよう」と軽い気持ちで勉強を始めました。

    テキストと電卓

    • 『サクッとうかる日商3級商業簿記テキスト』(改訂二版)
    • 『サクッとうかる日商3級商業簿記トレーニング』(改訂三版)
    • 電卓 SHARP EL-M332

     4年前に購入していたテキストです。他のテキストを見たことがないので比較はできませんが、7日間で終わるように作られているので、計画は立てやすいかなと思いました。

     私の場合は1日分を4日かけてやって、4×7=28で約1か月でテキストが終わればいいかなと思っていました(実際はそれ以上かかりましたが)。

     電卓は元々家にあったものです。電卓は使い慣れていなくて良し悪しもあまり分かりませんが、カラフルで見やすいとは思います。

    テキストと電卓
    テキストと電卓

    勉強方法

     勉強を始めたのは試験の2ヶ月前。下の子はまだ生後2ヶ月でしたが、幸い夜はまとまって寝てくれる子だったので、子どもたちを寝かしつけた後に大体2~3時間は勉強時間を確保することができました。

     それでも、たまに時間が遅くなったり、疲れているなと思った時は、次の日のことも考えて諦めてあっさり寝ることにしていました。

     勉強の合間には一度コーヒータイムを挟んでいいことに決めて、少し甘い物も用意していました。昼間慌ただしい分、この夜のコーヒータイムが楽しみで、そのおかげで簿記の勉強も続いていたように思います。

     具体的な勉強方法ですが、私は書いて覚える派なので、とにかくテキストの内容をノートにまとめていきました。後で見返すことはないので、色分けも何もなくかなり汚いです。

     そしてサクテキでは1トピック終わるごとに「トレーニングの基本問題〇〇へ」「本試験レベル〇〇へ」と案内してくれるのですが、本試験レベル問題は後にとっておこうと思い、基本問題だけ解くようにしていました。

     詳しい学習の流れは以下の通りです。

    好調に進んだ仕訳(サクテキ Day1~5)

     前半の仕訳はクイズ感覚で面白く、わりと好調でした。「テキストの1日分を4日かけてやる」という計画よりも早く進んで、さらにやる気が出ました。

    急激に失速した「帳簿」(サクテキ Day6)

     ここまでやってきた仕訳は、借方/貸方という1つの決まったフォームに当てはめて考えればよかったので比較的覚えやすかったのですが、帳簿に入ると「仕訳帳」「小口現金出納帳」「仕入帳」…と続々と新しいフォームが出てくるので、かなり苦戦しました。

     また、1つのフォームでも適用欄の書き方、内訳欄の書き方、月末の締め方など内容が盛りだくさんで、一度ノートに書いたぐらいでは覚えられない、でも何度も書くのは手間がかかるし…と頭を悩ませました。

     そこで、帳簿のフォームだけ印刷して、そこに書き込めればいいのに!と思って検索したところ、ダウンロードできるところを見つけたので、全ての帳簿を数枚ずつ印刷。そこに書き込みながら覚えるようにしたら、効率が上がりました。

    仕入帳への書き込み例
    仕入帳への書き込み例

     もう1つ、帳簿で私が苦戦したのは、線を引く位置です。帳簿によって、1つの取引ごとに適用欄に線を引いたり、締めの時に決まった欄にだけ実線を引いたり二重線を引いたり…という具合だったのでかなり混乱しました。

     今考えると試験で帳簿に線を引かせるような問題はないと思うので、そんなにこだわらなくてもよかったのですが、一度気になりだすとダメで、ここでだいぶ時間を使いました。

     結局「もういいや!」と思い、分からないながらも先に進んでいくと、色んな帳簿を見るうちに「この線は合計の意味で、この二重線は締めで、この類の線は適用欄には引かないのか」など、自然とルールが分かってきました。

     この時、簿記の学習は、繰り返しやって慣れることが理解につながるんだと感じました。

    大混乱の「決算手続き」(サクテキ Day7)

     最終章はかなりのボリュームで苦しみました。まだ先が長いと思うとやる気を失い、勉強を始めるとすぐにうとうと。ほとんど頭に入らないまま無理やり先に進んでいるような状態でした。

     その時は決算整理をやっているところでしたが、なぜこんなに頭に入らないんだろうと考えた時、今自分がやっている「決算整理」がなんのための作業なのか、そもそも簿記の全体像が理解できていないからかもしれないと気付きました。

     そこで、自分なりに簿記の全体像を1枚のポスターにまとめてみると、今までのもやもやがなくなり、一気に理解が深まりました。このポスターはリビングの壁に貼って、時々眺めました。

    簿記の全体像をまとめたポスター
    簿記の全体像をまとめたポスター

     昼間は下の子を抱っこしてあやしている時間が長いので、そういう両手がふさがっている時にも簿記の復習ができて、とても役に立ちました。

     その後は、それなりに時間はかかりましたが、なんとかテキストの最後まで辿り着くことができました。

    トレーニングと過去問

     テキストが終わったので、『サクッとうかる~トレーニグ』の本試験レベル問題、続いて模擬テストを解きました。初めて時間を計りながらやってみると第5問は全然時間が足りず、「これは時間との戦いだ!」と思ったのですが、その後繰り返し解くうちに慣れてきて時間は余るようになりました。

     続いて、簿記検定ナビを見て無料請求した大原の過去問、あと第130回・131回の過去問も手に入ったので順に解いていきました。新しい問題を解く度に、初めて見る用語があったり、見たことのないタイプの問題に出会ったりして、勉強になりました。

     この時期には、「分からないことがあったらネットで検索してみる」という方法を初めて覚えました。

     キーワードで検索すると、大体知恵袋などの質問サイトで既に誰かが質問していて、ずっと疑問に思っていたこと(例えば、仕訳で勘定科目が複数ある場合、書く順番に決まりはあるのか?など)があっさりと解決するので、なぜもっと早くこうしなかったのかと後悔しました。

     ここまでやって試験日まであと数日残っていたので、一度解いた模試、過去問の2周目に入りました。これでかなり時間を残して合格点がとれるようになったので、本番もまず大丈夫かなと思っていました。

    試験日の1日の流れ

    7:00

     起床。子どもの朝食を準備。自分も朝食をとって身支度をすませる。

    8:00

     パパと子どもを起こす。下の子の授乳。

    8:20

     持ち物を確認してから、パパに子ども2人を頼んで出発。試験会場になっている大学は近所なので徒歩。

    8:30

     20分かかる想定だったが10分で到着。校舎の入ってすぐのところに試験が行われる講義室の案内掲示があったが、渡り廊下を渡って別の棟へ行ってさらに階段で上の階に上がらなければいけなかったので、迷いそうでドキドキ。

    8:35

     講義室の番号をブツブツ言いながら、なんとか無事に辿り着く。受験番号を確認して席に着き、受験票、免許証、筆記用具、電卓を机の上に配置。

     周りを見ると、受験者は年配の人もチラホラいるが、大学生ぐらいで近くの友達と会話している人も多かったので、この大学の学生が多いのかなと思った。

     とりあえず持ってきたテキストを開いて眺めるが、「うわ、こんなのもあったな。これも覚えてないかも!」と思ったりして不安になってくる。

     結局、目はテキストを見ながらも、近くの学生2人の会話を聞きながら試験までの時間を過ごす。「やばいよ、全然勉強してないよー」と言い合っているのが微笑ましく、それで緊張がほぐれました。

    9:00~

    • 試験開始!

     1~4問はとくに問題なく解く。しかし5問が損益計算書であることに気付き、ギクッとなる。このタイプの問題は一度も解いたことがない。とりあえず埋められるところから埋めて、後はテキストでやった損益計算書の書き方を一生懸命思い出す。

     と、段々記憶が蘇ってきて、なんとか全部埋めることができた。まだ時間が余っているようなので、軽く見直しをしながら、あとで自己採点できるように回答を問題用紙の方にメモしていく。ちょうどメモし終わるぐらいで試験時間終了。

     子どもの授乳時間が迫っていたので急いで帰る。

    11:20

     帰宅。午後になって、LECの解答速報でざっと自己採点。大体合っていそうだったので大丈夫だろうと安心しました。

     後日、合格証書を貰いに行ったら満点だったのでびっくり!嬉しかったです。

    受験を終えて

     最初に勉強を始めた時には、「一度挫折してるし、小さい子どもがいてあんまり時間もないし、無理かな…」と本当にダメ元の感覚だったので、こうして合格できて驚いています。

     今になって考えると、4年前には挫折して、今回は挫折しなかった要因は大きく2つあると思います。

     1つは、4年前は時間がありすぎたということ。当時は結婚して間もない頃で、私は子どももいないのに気ままな専業主婦でした。

     昼でも夜でも、やろうと思えばいつでも勉強できるという状況が、逆に「今やらなくてもいいか」と甘えにつながり、勉強を習慣化させることができませんでした。

     今回は、この夜の数時間しか勉強できない、という状況があったからこそ、「この時間を逃す手はない!」と強い気持ちで学習に取り組めたのだと思います。

     もう1つは、私が主婦業を通して、4年前よりもお金の話に強くなっていたからだと思います。

     私はもともと節約、貯金、そしてお金の話が大の苦手で、4年前に簿記の勉強を始めた時には、「収益、費用、利益…」などの用語が出てきた時点でもう嫌で、早々に勉強の手が止まってしまいました。

     しかしその後、4年間主婦をやってみて、子どもが産まれたり家を建てたりと色々なことがありました。住宅ローンの検討や保険の見直し、家計の節約も必要に迫られてやるうちに、いつの間にかお金の話にも強くなっていたようです。

     今回4年ぶりにテキストを開いてみると、簿記の内容が抵抗なくすんなりと頭に入ってくるのを感じました。主婦業も捨てたもんじゃないなと思いました。

     そんなわけなので、1度挫折した経験のある人も何がプラスに働くか分からないので、試しに再チャレンジしてみるといいと思います。

     これからの就職活動で、この簿記3級がどのぐらい活かせるかはまだ分かりませんが、取得できたことで「私もまだまだスキルアップしていけるんだ」と自信が持てました。

     勉強をしている間は充実して楽しかったですし、就職活動に向けて自分を勢い付けることもできたので、本当に受験して良かったです。

    管理人からshimoneさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    『サクッとうかる日商3級商業簿記テキスト』…80点

     要点がよくまとまっていて、それなりにサクッと勉強できたような気がします。イラストが多用されていて、ダラダラと長い文章もないことで、テキストのかったるさはかなり抑えられているという印象でした。

     マイナス点は、要点がよくまとまっているということの裏返しですが 、試験に直接関係の無さそうな点はあまり説明がなく、さらっと流されている点です。

     「説明がないってことはそんなに重要じゃないんだな」と流せる人なら問題ないと思いますが、きちんと理解したい人は「あれ?これの説明は?」と引っかかるかもしれません。

     とはいえ、私自身このテキストで2ヶ月間勉強して合格できましたし、十分おすすめできると思います。

    『サクッとうかる日商3級商業簿記トレーニング』…85点

     マイナス点を先に挙げると、本試験レベル問題の第5問対策が「財務諸表の作成→あまり出題されていません」ということで精算表作成の例題のみだったのですが、私は本番でちょうど損益計算書作成の問題に当たってしまってドキドキしたので…。財務諸表作成の問題も1問ぐらい載っていても良かったのでは、と思いました。

     それ以外は全く問題なく使えました。基本問題→本試験レベル問題→模試、と段階を追って使える点が良かったです。おすすめできます。

     今回、勉強に使われた電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     カラフルで見やすく、キーもそこそこ大きくて打ちやすかったので、いいと思います。ただ、使い慣れているものがあるならそれが一番だと思います。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     ネットを有効に活用できると強いかなと思います。既に書きましたが、私は試験が間近になって初めて「分からないことがあったらネットで検索してみる」という技を覚えました。キーワードで検索するだけで、「あの1人で悩んでいた時間はなんだったんだ」と思うぐらいあっさりと答えに辿り着きました。

     また、こちらの簿記検定ナビさんでダウンロードできる模試、仕訳問題、大原で無料請求できる過去問など、ネットで探してみると練習問題や過去問は無料でも結構手に入ります。

     もちろんテキストでしっかり勉強することがメインになるとは思いますが、それを補助する役割として、ネットを活かせると強いと思います。

    管理人コメント

     shimoneさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     shimoneさんは育児と勉強を見事に両立して満点合格されていますが、簿記の全体像を1枚(のポスター)にまとめるという作業はぜひ見習っていただきたいです。

     テキストの構成上、各章ごとに簿記のルールや処理を学んでいくことになりますが、取引の発生から帳簿の締め切りまでの一連の流れをきちんと把握し、「今自分はどの部分の処理をしているのか」を意識して勉強を進めると力がつきます。

     具体的には…取引が発生する→仕訳をする→総勘定元帳に転記をする→集計して試算表を作成する→決算整理を行い貸借対照表と損益計算書を作成する→帳簿を締め切り繰越試算表を作成する…という流れになります。

     きちんと理解できていない方は、この機会にきちんと確認しておきましょう。

     あと、shimoneさんはネットをうまく使って情報収集されていますが、この点もぜひ見習っていただきたいところです。

     簿記検定ナビ以外にも、動画やマンガなどを使って考え方や解き方を紹介しているサイトやブログがたくさんありますし、資格の大原では無料の直前対策講義や模試を全国各地の校舎で実施しています。

     これらを有効活用することが独学合格のカギになる、と言っても過言ではありませんので、上手に利用してみてください。

    shimoneさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第137回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.70

    教材は、自分で書店へ行って実際に手に取って、見て選びましょう!

    • 投稿者:駒里さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月半

    はじめに

     「3級は簡単、3級は誰でも受かる」とよく聞きましたが、そんなことはありません。なぜなら、合格率は平均で38.9%という、10人のうち6人落ちているのが現状だからです。「あの言葉」は、合格した4人のうちの誰かが言っているのです。

     「受かった人が言っている」ということを肝に銘じた方が良いと思います。ナメてかかると恐らく合格は遠のくと思います。半数以上が不合格なのですから。

     「合格体験記を先に読んでおけば良かった。」これは試験後私が思ったことです。理由は…計算用紙にTフォームを書く際にバランスよく書くことがいつもできず気持ちが悪かったのですが、その解決方法が掲載されていたからです(下の「試験日の1日の流れ」で触れています)。

     これをお読みの方の何人かに少しでもお役に立てればと思います。

    心構え

     私は、「独学」というより「自力」という感覚で勉強していました。当たり前ですが、試験問題は一人で解くものですから。

     そして、(1)自力で解いた問題だけが本物の力になるということ、(2)簿記3級の勉強というのは、現時点の自分の知識量を正確に把握し、そこから合格点の知識量までの差を縮めていく作業であること、を常に意識していました。

    使用したテキスト&モノ

    • 入門書:『マンガ版 これだけで簿記がはじめられる入門の入門』…以下『マンガ版』
    • 過去問題集:『日商簿記3級 出題パターンと解き方 137回過去問題集』…以下『パタ解き』
    • テキスト:『サクッとうかる日商3級商業簿記テキスト』…以下『サクテキ』
    • 仕訳コレクション:上記テキストの書籍購入者特典をプリントアウトしたもの
    • 仕訳問題対策簿記検定ナビのダウンロードコンテンツ
    • 電卓:CANON LS-80TU-WH
    使用教材
    使用教材

     上記のほかには、問題を解いて解答を書くノート、今日何をしたか&何をどう感じたかを書き留める用のメモ帳、目的別に使い分けたペン(計8色)、家にあった付箋…などを使いました。

     また、簿記検定ナビの他にも「わかりやすい簿記」や「YAHOO!知恵袋」など、ネット上のサービスを利用しました。仕訳問題の解説は「簿記検定ナビ」のものが面白かったので、iBookに保存して利用しました。

    勉強方法

     簿記3級合格知識の得方(=試験○日前・○/○に、何を、どう考え、合格するためにどのように実行してきたのか)を、より具体的に第5段階に分けて以下に書きました。

    ★第1段階(56日前・4/13~【とりあえずやってみよう期から申込】

     簿記3級受験&合格を決意し、書店で『マンガ版』『パタ解き』を購入しました。

     『マンガ版』の購入基準は、暗記すべきことがゴロ合わせになっていることと読みやいからです。しかしこの時、『これだけで簿記がはじめられる入門の入門』というタイトルだったにも拘らず、これだけ読めば何とかなる(=試験問題が解ける)と思い込んで購入していました。その間違いに気付いたのは、試験28日前・5/11のでした。

     『パタ解き』の購入基準は、過去12回分という多くの過去問が掲載されており、パターン毎に解き方があるということのわかりやすいからです。

     勉強方法としては、まず『マンガ版』を読み例題を解くことをしました。一通り読んだ後、『パタ解き』の第一問・仕訳問題を解いてみました。しかし、知らない勘定科目ばかりあり圧倒的に知識不足だと感じました。

     次に、『パタ解き』の第二問~第五問のパターン化された例題部分を解けば知識不足は解消されると思い読みました。しかし、『パタ解き』の第一問・仕訳問題に出てきた勘定科目を網羅していないことがわかり、ネット上で「わかりやすい簿記」を発見し、これをテキストとして読んでいました。

     37日前・5/1 試験日の約1ヶ月前にも拘らず申込手続きを行なっていないことに気付き、パソコンで調べると申込期間が終わっていて茫然自失しました。

     しょうがないので、11月受験を考えパソコンで情報を探すと…地域によって申込期間が違うということがわかり、まだ申込み可能な商工会議所を見つけてネット申込をしました。というわけで、試験当日は自宅から遠い受験地で受験することになりました。

    ★第1段階修正(~26日前・~5/11【なぜかいつまで経っても過去問が全然解けない期】

     第二問・第三問・第四問・第五問の例題を一通り解いてみましたが、『マンガ版』だけでは太刀打ちできないことに今更ながら気付きました。

     「簿記検定ナビ」を読んでいると「テキスト本が必要」との記載があり、当たり前のことですが「テキストが必要なのだ」ということに気付きました。紹介されているテキストのタイトルをメモし、翌日近所の書店でテキスト本を購入することに決めました。

    ★第2段階(27日前・5/12~【テキスト本(サクテキ)を購入し、テキストの使い方のスケジュール(7日目標)通りに読んでみる期】

     『サクテキ』の購入基準は、(1)『パタ解き』と出版社が一緒、(2)カラフルでなく、黒・赤の文字のみで読みやすい(目がチカチカしない)という理由からでした。

     また、この本の冒頭にはテキストの使い方が書かれており、さらにスケジューリングまでされています。試験日まで1ヶ月切っている状態でしたので、とりあえず最短でテキスト本を読み終われるスケジュールを参考にして3日間続けました。

     しかし、このやり方では自分の知識不足過ぎで一気に読んでも知識が脳内から消えてしまい、何度も繰り返しテキストを読む時間的余裕すらないということに気付きました。このやり方は、私には合わないと判断しました。

     そこでもう一度、今後の勉強方法を考えることにしました。25日前・5/14の出来事でした。

    ★第3段階(24日前・5/15~【しっかり勉強期】

     残り20日間余りで合格知識量に達するためには、仕訳問題が解けなければ他の問題(第二問~第五問)も解けないという考えに至り、兎にも角にもまず仕訳問題を制覇しなければならない!!ということに行き着きました。

     「簿記検定ナビ」より過去10年分の「仕訳問題対策」を印刷し、5月中に解くこと&全て解けるようになることを目標としました。100回~136回分あったので、単純に計算して1日3回分を解けば12日(=2週間)で終わらせることができるという計算になります。

     そして、最初の3回分・6回分・9回分…を解くことはとてもキツかったけれども、ある程度(=半分の18回分)解けばそれなりに知識もついているだろうし、解くスピードも早くなっているはずだと考えました。

     具体的には、1日3回分を解く→答え合わせをする→『サクテキ』で該当箇所を読む→『サクテキ』の例を解く→『サクテキ』の確認問題を解く→再度過去問を解く→理解度によって「簿記検定ナビ」の解説を読む、という流れでした。

     つまり、「テキストを読んでから問題を解く」という通常の勉強方法と真逆のことを行ないました。最初は5問中1問正解など散々なものでしたが、とにかく必死になって続けた結果、少しずつ正解率が上がっていきました。

     また、この時期は(も)、試験までの残りの日数が非常に限られていたので、「同じ論点の問題が出題されたら必ず解けるように繰り返すこと」を意識しました。『仕訳コレクション』はテキストと連動していたので、記憶を呼び戻すのに最適な復習材料になりました。

    ★第4段階(18日前・5/23~【5月中に仕訳問題を完璧にするぞ期】

     この時点で117回まで(=18回分)を解いていたので半分達成。残り8日間で19回分を解けばいい計算になるので、この時点で目標の達成が可能であると確信しました。

     仕訳問題対策の一定の目処が立ったので、第二問~第五問の勉強方法を考えることにしました。まず『パタ解き』を参考にし、優先順位(第三問・第五問が大事)を決めました。

    • 第三問

     『パタ解き』のWEB解説のある問題をまず2問やりました。そして解説動画を見ながら思考過程をメモしました。少し時間がかかる作業でしたが、この方法が最短ルートだと判断して進みました。

     講師によると「第三問は25分で満点近い点数を取る必要がある」とのことでしたが、この時点での私のレベルは「1時間かかるがほぼ正確に解けるレベル」でした。つまり、残りの2週間で(正確性を保ったまま)解答時間を半分にしなければいけない、ということになります。

     これに関しては、Tフォームの書き方を練習することにより40分に短縮することができました。あとは同じ問題を繰り返すことで、20分で解けるようになりました。

    • 第五問

     第三問と同様、『パタ解き』のWEB解説のある問題を2問やって、解説動画を見ながら思考過程をメモしました。その後、解き方のチェックをしました(具体的には、以下の4項目を徹底的にやりました)。

    1. 資産・負債・純資産と費用・収益のグループ分けをする
    2. 勘定科目ごとに金額を記入する欄には○・絶対に記入されない欄には×をつける
    3. 未処理事項と誤記入に関する仕訳をして精算表に記入する
    4. 決算整理仕訳をして精算表に記入する
    第5問・精算表対策
    第5問・精算表対策

     上記のような感じで第三問・第五問対策をしたことにより、簿記の理解がどんどん深まっていきました。ここまでくると先が見えてきて、残り時間を最大限に使うよう努力しました。

    ★第5段階(5日前・6/3~【直前期】

     本来は5月中に仕訳問題を終わらせるという目標でしたが、結果的に2日オーバーしました。「急げ急げ。ギリギリ間に合う!間に合わせる!」との気持ちで、残り1週間弱を過ごしました。具体的には仕訳問題を復習しつつ、第二問と第四問の過去問を全て解きました。

     また、第五問の「決算整理事項の費用と収益の繰延べ・見越し」が苦手だったので、ノートにまとめました。そして、第五問の過去問を全て解く時間的余裕が全く無かったので、第五問の苦手箇所だけ問題文に印を付け(だいたい下の方に出題されている)、そこだけ全ての回を一気に解きました。

    決算整理事項の費用と収益の繰延べ・見越し1
    決算整理事項の費用と収益の繰延べ・見越し1
    決算整理事項の費用と収益の繰延べ・見越し2
    決算整理事項の費用と収益の繰延べ・見越し1

     試験前日6/7の夜、今まで夜はほとんど勉強しませんでしたが、リラックスするために床に座って椅子をテーブル代わりにして、最終チェックを0時まで行ないました。その後、布団に入り即寝しました。

    試験日の1日の流れ

    試験当日

     朝5時半に起床し、枕元に置いてあった今まで使用した全ての勉強道具を鞄に入れました。また、「簿記検定ナビ」の持物チェックシートに書かれていた物も忘れずに入れました。そして、「最後まで諦めない心」も忘れずに持っていきました。

     自宅を7時に出て試験会場へ向かい、電車内では仕訳コレクションで印を付けていた気をつけたい箇所を復習しました。

    試験会場の様子

     会場に到着し受験票を受付に渡すと、教室番号と席順が書かれた紙を渡されました。

     教室に入るとちらほらと人が座っており、3人掛けの連なった長机が横に3列。それぞれ後ろに15人並んで着席でした。3人掛けのうち真ん中を空けて両サイドに着席するというスタイルでした。

     私は中央列の1番後ろの右側の席に着席しました。教室内は58人分の受験席がありましたが、棄権者は10名くらい居たと思います。

    試験開始までの過ごし方

     早めにお手洗いに行ってから自分の席に戻り、リラックスするために周りを見渡しました。ひとつ前列の人は来ていなく、その前にはオシャレなボタンの大きな電卓を持った人が座っていました。左隣は私が到着したときには既に着席をして、電卓をずっとカタカタと叩いていました。

     試験開始前に問題用紙と解答用紙が配布され、解答用紙に受験番号と氏名を書くように言われました。その際に、少し遠くの斜め前に座っていた女の子が計算用紙を縦半分に折っているのが目に入りました。

     「!!!なるほど!」計算用紙を折ったらTフォームがバランスよく書きやすい!ということで、私もその技をいただきました。試験当日の直前まで勉強させてもらいました。これは本当にありがたかったです。

     しかし今更ですが、気付いたら合格体験記に「更に折って良い方法」が書かれていました…。合格体験記は時間があるときに読んでおくことをおすすめします。

    • 試験開始!

     第一問の仕訳問題は難なくクリア→第三問はTフォームがバランスよく書けて時間内にクリア→第五問は苦手なところも気を付けてクリア。

     そして、いつも最終合計が合わなかったので「(時間短縮のため)最終合計を書かない!」という作戦にでたのですが、時間的に余裕があったので合計も計算しました。すると、なんと本番だけ合計が一致するという奇跡が起きました。

     その後、第二問を解き、悩むところもありましたが、ギリギリ合格の目標点はクリア→第四問もギリギリ目標点はクリア…という感じの出来でした。時間は25分余りました。

     その後は見直し作業。第一問・仕訳問題のミスが無いかの確認OK→第五問の苦手部分も確認OK→第三問…最初に解いたときに「あれ?」と思った部分があったものの、時間との勝負だったのでそのまま突っ走ったんですが、このとき「やはり何かがおかしい」と思ったのです。

     残り時間20分。「解き直しはできなくはない!」と思い、計算用紙の裏に再度Tの字を8つ書いてみたものの、やっぱり間に合いそうにありません。そこで「最初に計算用紙書いた物を1つずつ見直してチェックしていこう。それで間違っている物があれば修正しよう!」と頭を切り替えました。

     とにかく時間との戦いだったのですが、なんとかギリギリ時間内に解き直し完了。ドキドキのまま解答用紙は集められていきました。

    帰宅後

     解答速報が気になりネットで確認したところ、仕訳は全問正解。しかし、合格ギリギリな気がしてきちんと解答速報を見る事を拒否してしまいました。

    合格発表

     ネットにてそっと合格を確認し、家族や友達に報告をしたあと、自己採点をしました(83点)。

     今回は短期間の勉強でしたが、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

     中でも「簿記検定ナビ」の「仕訳対策問題」はとても役立ちましたし、解説も面白く読ませていただきました。このようなサイトを作成してくださった田口様、ありがとうございました。大変お世話になりました。

    管理人から駒里さんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    ★『マンガ版』…80点
     この本で合格レベルまで望んでいた勘違いをしていたので、その期待値からマイナス20点。

    ★『パタ解き』…90点
     WEB解説がよかったです。「第1部解き方編」に出題された中でWEB解説のある問題をコピーし、解説の思考過程をメモして利用しました。それだけで確実に実力が上がったと実感できたのでプラス10点。
     また、表紙の裏に攻略チャートが書いてあり、これを利用するのが楽しかったのでプラス10点。
     ただ、書籍の構成が少々わかりにくく、把握するのに時間がかかったためにマイナス30点。

    表紙裏の攻略チャート
    表紙裏の攻略チャート

    ★『サクテキ』…100点
     とてもわかりやすい構成&説明でした。テーマ毎に細かく例が掲載されており、更にテーマの最後に確認問題があり、これを解き直すことにより最小の問題数で確実に基礎力を養えたと思います。
     購入者特典の『仕訳コレクション』と対応しており、簡単な数字で解答できるようになっているので、テーマ毎のつながりを感じながら基礎力を養成できたと思います。

    サクテキの為替手形のページ
    サクテキの為替手形のページ

    ★簿記検定ナビの仕訳対策問題…130点
     A4用紙を横にして2回分の仕訳問題を1枚に印刷しました。半分に折るとA5サイズになります。持ち歩きに便利で電車の中でも隙間時間に利用できる携帯性がgoodなのでプラス10点。
     「仕訳が出来なければ他の問題は解けないのだ」ということを理解してから、私はこの仕訳対策問題をメイン教材として利用しました。問題文の店名が本試験とはちょっと違って面白く、勉強していて楽しかったのでプラス10点。更に、苦手なため替手形の解説が面白く理解の手助けになったのでプラス10点。
     掲載されている問題全てを完璧にこなせば、確実に仕訳問題に対して自信を持つことが出来るでしょう。私はこれを完璧にすることにより本試験でも仕訳問題は満点でした。自信を持ってオススメします!

     今回使用した教材はこれだけです。他の合格者がよく使用している『サクトレ』や『過去問厳選ナビ』の使用も考えたのですが、時間が無さすぎたため諦めました。

     圧倒的に問題練習量が少ないという不安を解消するため、「仕訳対策問題」と『仕訳コレクション』を繰り返すことでアウトプット量をこなし、あとは『パタ解き』で実践問題をこなしました。

     今回、勉強に使われた電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     一部の人(3級受験者)にしかオススメはできません。なぜなら、簿記検定では「12桁の電卓が必要」というのが定説(?)のようで、この電卓は8桁だからです。(1級になるとガチで12桁必要になるそうです。1級受験者に聞きました。)

    使用電卓
    使用電卓

     私の経験から言うと、3級の受験であれば8桁で乗り切れます。「電卓が大きくて重くて持ち歩くのが億劫」という私のような方ならこれで十分です。また機能(00キー・→キー・メモリーキーがある)とデザインが私の好みだったのでお気に入りでした。

     1つ気を付けておくべきことは、軽い電卓は打っていると電卓がどんどん前へ移動していってしまうということです。電卓が移動しないように100均で売っていた地震の耐震マットを購入して電卓の裏に貼付けて使用しました。ということで、電卓代に+108円かかりました。

     駒里さんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     体調が良くなく静養している時期だったので、「何もすることが無い環境だった」というのが1番の理由です。

     せっかく自分の時間を持てたのだから『1つのことを成し遂げた』という客観的事実が欲しい・何かに集中したい・余計なことは考えたくない。その思いが強かったことが、常にモチベーションの維持になったのだと思います。

     また、1日6時間しか起きていられないため「その時間内でやりくりすることが必要」でした。時間の使い方を工夫せざるを得ない状態だったのも、モチベーションの維持に関係していたと思います。

     そして、高校時代からの友人の「私1級持ってるよ!駒里ちゃんなら大丈夫だよ!」という言葉にとても勇気付けられましたし、以前勤めていた会社の方々に飲みに誘っていただいたことも気分転換になり「また頑張ろう」と思えました。

     周りの人に恵まれていることがモチベーション維持に非常に効果があったと思います。自分の味方でいてくれる人、応援してくれている人がいるというのは、本当にありがたいことでした。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     勉強方法に関しては、その人の置かれている環境によってかなり変わるのではないかと思います。合格体験記を参考にしたり自分で試行錯誤しながら、自分にとって最適な勉強方法を見極めることが大切だと思います。

     教材に関しては、自分で書店へ行って実際に手に取って見て、心地良いと思う教材を選ぶのが良いと思います。

     有名どころの参考書はどれでも合格に必要なことは書いてあるはずです。つまり同じ内容が書かれているのです。その中でわかりやすさが大事であることはもちろん、紙質・カラー・デザインなどといったことを選ぶ基準にすることも充分大事なことだと私は感じています。

     お気に入りのテキストで、お気に入りのノートで、お気に入りの筆記用具で、お気に入りの電卓で…お気に入りのものに囲まれて勉強することは、とても心地良く楽しいことだと思います。

     「ここをこうしておけば良かったかなぁ…」という点は2つあります。1つは、「余計なものは印刷しない!」ということです。損益計算書・貸借対照表のひな形は結局必要ないものでした。

     もう1つは、体系的な理解がもう少しできていれば良かったなと思います。飽くまでも目的は3級に合格することなので結果オーライなのですが、体系的な理解が不足していると感じていた試験前に、脳内整理をするために目次をコピーして関連するところを線で結んでメモ書きをしましたが完成には至りませんでした。

     もう少し時間的に余裕があれば体系的な理解ができ、気持ち的にも余裕を持って試験に臨めたのではないかな、と思います。これは2級受験&合格を決意した私の今後の課題です。

    管理人コメント

     駒里さん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!かなり細かいところまで書いていただいたので、読みごたえのある合格体験記に仕上がっていると思います。

     個人的に、一番参考にしていただきたいのは「教材に関しては、自分で書店へ行って実際に手に取って見て、心地良いと思う教材を選ぶのが良いと思います。」という点です。

     教材は内容の良し悪しだけでなく、相性の良し悪しもあるので「WEBで市販教材の情報収集をする→書店で実物を確認する→そのまま購入するorWEBで割引購入する」という流れで教材を選ぶのがベストだと思います。

     また、電卓に関しては、2級以降は8桁では苦しくなるので、2級以上を考えている方は最初からきちんとした電卓を購入することをおすすめします。

     簿記検定ナビのおすすめテキスト・問題集・過去問・電卓ページでは、おすすめの教材や電卓を紹介してありますので、ぜひ参考にしてください。

     最後に、本試験で配られる下書き用紙(計算用紙)ですが、私のように「全く折らない派」もいれば、簿記の教室メイプルの南先生のように「5回折って32マス作る派(参考ページ)」など、いろんな使い方があります。

     イメージ的には1回または2回ぐらい折って使っている人が多いような気がしますが、絶対的な正解はないので、練習時からいろいろ試して、自分にしっくりくる使い方を見つけてください。

    日商簿記検定の申込受付期間について

     試験の申込受付期間は商工会議所ごとに異なりますが、だいたい試験の2か月前から1か月前のところが多いです。申込受付期間内でも定員数に達した場合は受付が打ち切られることもあるので、受験予定の方はなるべく早めに申し込んでください。

     なお、3級・2級は合格発表日も商工会議所ごとに異なります。早いところは試験後1週間で発表されますが、東京23区・横浜市は1か月以上かかるので、申し込む際は「合格発表日」も考慮することをおすすめします。

     簿記検定ナビの全国の商工会議所&申し込み日程情報ページでは、次回の日商簿記検定の申込受付期間および合格発表日(一部のみ)を都道府県別にまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

    駒里さんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第136回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.69

    仕訳対策をきちんとやる!下書きの書き方を工夫する!

    • 投稿者:テツ52さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約4か月

    はじめに

     私は製造業に携わる会社員です。今年53歳になります。業務では簿記的な知識は全く必要ありません。そんな私が簿記検定を受けようと思ったの理由は、以下の2点です。まったくもって邪な考えからでした。(スミマセン)なお、勉強期間の4ヶ月は1回目と2回目の合計の期間です。

    1. 勤務先で推奨されている検定の1つに『QC検定』というものがあり、その2級に合格したのですが、その上の1級はかなりハードルが高く、次の受験までのつなぎとして(勉強する習慣の継続)。
    2. 私の会社は管理職には簿記検定3級取得を義務づけており(私はただのヒラです)、管理職で合格した人がいるとの話を聞いていない事から、合格したら管理職に対してドヤ顔をしてやろうと考えた。

    1回目の受験(第135回)(勉強期間:約1ヵ月)

     はっきり言って、完全に試験をなめてました。長女が全商ですが簿記2級を取得しており、長男からも「高校生が受かる資格だろ?」と言われ、私もすっかりその気になってしまい、楽勝気分で約1ヵ月前から始めました。使用テキスト・電卓は以下のとおりです。

    スッキリわかる 日商簿記3級(TAC)

     簿記に関しては全くの初心者だったので、『簿記検定ナビ』さんやAmazonの書評でこのテキストに決めました。他のテキストと異なり、問題集付きというのが決め手でした。初心者には分かりやすいテキストだと思います。

    とある会社の経理さんが教える 楽しくわかる! 簿記入門(日本実業出版社)

     副読本として。元帳の書き方の所など、ためになる事も多く有益でした。

    CASIO JS-20WK

     Amazonで購入。ブラインドタッチも早打ちもできない私にはオーバースペックではありますが、キータッチ音も静かで非常に良いと思います。おすすめです。

    CASIO JS-20DT

     JS-20WKの予備としてAmazonで購入。こちらは上記と異なり日数計算ができるの惹かれて購入しました。(その機能は今まで使ったためしが無いのですが)

    CASIO JF-120GT

     家からの持ち出し用としてAmazonで購入。キータッチ音はJS-20WK/JS-20DTと比べるとやはりうるさいです。(JS-20WKと違い、きっちり押さないと入力されない事もあり、それが音の大きさにつながっているかもしれません)

    勉強方法

     テキストを読み、練習問題を解くというオーソドックスな方法で2周しました。2周目の終わりにチャレンジ問題を解き、たまたま70点は超えていたので安心しきっていました。過去問は全くしていません。する余裕もありませんでした。

    試験結果

     惨憺たるものでした。覚えているのは以下の2点ぐらいで、合格発表の前に結果は明らかでした。

    1. 第1問での手形割引の仕訳で『手形売却損』としなければならない所を、あろうことか、『手数料』と書いてしまった事。
    2. (この時は1→2→4→5→3の順で解いていたのですが)第5問の精算表の問題で合計が合わず何度も計算をし直し、結果として第3問の試算表を全て埋める前にタイムアップとなってしまった事(この時は直接Tフォームを作る技能?も持っていなかった)

    2回目の受験(第136回)(勉強期間:約3ヵ月)

     私のような不純(?)な動機で受験する場合、1回落ちたら懲りて「やーめた」となるのがほとんどだと思います。

     ですが、私の場合は『落ちた』という事実が許せなくて、また、(こちらが本音ですが)1回目の受験のため、形から入る私は前述の通り、試験のためだけに電卓(CASIO JS-20WK、JS-20DT、JF-120GT)を購入しており、このままではこれらの電卓が死蔵品(?)なってしまうのが惜しくて再受験を決めました。

     11月の中旬から勉強を再開しましたが、使用テキスト・電卓は以下のとおりです。

    スッキリわかる 日商簿記3級(TAC)

     前回の試験から3回目の繰り返しとなりましたが、後述のテキストを購入したため、3回目は試算表の前で中断しました。

    簿記検定ナビさん日商簿記検定3級・仕訳問題対策

     前回の試験の反省として、演習(アウトプット)が全く足らなかった事過去問を全くしていなかった事があります。特に仕訳の訓練が足りなかったと考え、『仕訳問題対策』をダウンロードして印刷し、会社の始業前に1回分をする事から始めました(11月下旬より)。

     これは試験直前まで続け、紆余曲折はあれど、休日にまとめてやったりして、結局5回繰り返しました(3巡目位から1回分を7~8分位で解けるようになっていました)。結局、本試験で全問正解とはならなかったのですが、仕訳に関しては自信を持つ事ができました。

     『償却債権取立益』のような試験範囲から外されたり戻されたりする勘定に対応するためにも、ある程度古い過去問をやっておくのは有益だと思いますし、今回の『手形貸付金』勘定の仕訳についても『手形借入金』勘定の仕訳問題をしていなければ解けなかったと思います。この仕訳演習が勉強のベースとなりました。

    仕訳演習(3回転目)
    仕訳演習(3回転目)

    仕訳演習(4回転目)
    仕訳演習(4回転目)

    日商簿記3級 合格これ1冊(ネットスクール)

     『スッキリ』も練習問題を中心に再度繰り返す事を始めたのですが、正直、苦痛になっていました。そんな時、12月中旬に所用で上京する事があり、立ち寄った書店でこの本を見つけました。内容を見て、『スッキリ』の学習で予備知識は多少なりともあるだろうから、帰りの汽車(言い方が古い?)でザッと読めるかなと思い購入。

     もちろん車中では読み切れなかったのですが、私には分かりやすかった事もあり、結局、『スッキリ』に代わりこの本を中心に進める事になりました。12月中旬~1月下旬位まで使用しました(付属の過去問と模試は2月)。何等かのテキストで学んでいる方にも『実戦編』はおすすめします。

    出題パターンと解き方(ネットスクール)

     上記のテキストですっかりネットスクール贔屓となり、3、5問対策のために購入。1月下旬より使用し、3、5問共2~3回繰り返ししました(付属の最新過去問は時間を計って各1回)。問題には目標時間があるのですが、結局到達はしませんでした。

     1問対策は『仕訳問題対策』でしている事であるし、2,4問対策は分からなければ仕方がないとあきらめて全くしませんでした(スミマセン)。

    ラストスパート模試(ネットスクール)

     試験2週間前から使用。過去問(128回)も含め2回繰り返しました。ネットスクールで行われた『「インターネットLive 予想大会DX」日商簿記3級』も視聴したのですが、これがすごくためになりました(取引別試算表の重複する取引について、見越し・繰り延べの考え方)。

     この動画は試験前日まで勉強中はおろか、勉強終了後の晩酌時にも毎日繰り返して視聴しました(最後の方はほとんどBGM代わり)。なお、ラスパカードは使っていません。

    勉強するうえで気をつけたこと

    Tフォームについて

     第3問対策として、前回までは律儀に仕訳をして、それをTフォームに転記していました(前回のタイムアップの原因でもある)。今回の受験では最初からTフォームに記述するように過去問を通して練習(?)しました。

     また、そのTフォームを記述しやすいように書くために計算用紙の折り方も考えました(横に三つ折り、各三つ折りをさらに借方/貸方に分けるために二つ折りに、最後に縦に四つ折りにしました。上から「仕入れ・買掛金・支払手形」「売上・売掛金・受取手形」「当座」「現金」とし、右下1/4はその他の取引を記入する)。

     さらに、試験直前に発見(?)したのですが、桁を間違えないように、そのTフォームに書く金額も桁を合わせるようにしました。これによって計算ミスが減ったような気がします(私はおっちょこちょいな性格のせいか、計算での桁間違いが結構ありました)。

    本試験の下書き(受験1回目)
    本試験の下書き(受験1回目)

    本試験の下書き(受験2回目)
    本試験の下書き(受験2回目)

    時間計測について

     過去問・予想問題を通して解く時は必ず時間を計って行い、その際使用したキッチンタイマーは99分までしか設定できないため、99分以内に解く事を心がけました。これが本番で役にたちました。

     当日の第5問での支払利息の年利率が変わった決算整理事項で一瞬パニックに陥ってしまったのですが、充分時間が余っていたため、落着きを取り戻して解く事ができました(問題自体もよく考えれば何て事はないのですが、最初は変わる前の年利率を方程式を使って求めたりと完全に舞い上がっていました)。

    試験前日まで

     平日は業務があるため、必然的に休日が勉強時間の大半を占めます(私の場合、土曜日に近所の子供達を集めて空手道を教えているため、日曜日に集中しますが)。

     ところが、一番勉強をしなければならない週末に2週続けて積雪があり、特に2月14日(金)から始まった雪は私の居住地の気象観測史上最大の倍(!)の積雪となり、金・土・日と雪掻きに終始し、勉強どころではありませんでした。(私の家の被害は車のワイパーがひん曲がってしまった位で済みました)

     試験の前々日(金曜日)に有休、前日の空手道の稽古も後輩指導員にお願いして休み、何とか帳尻を合わせた感じです。

    試験日の1日の流れ

     前日は晩酌も控えめにし、6時起床。鮭フレークを掛けたご飯と味噌汁の朝食を取り、熱いほうじ茶をマグボトルに入れ、手を温めるための使い捨てカイロを持って7時半出発。8時過ぎには会場(大学)に到着しましたが、持ってきたテキスト『合格・・・』には目を通す事もなく、トイレに行ったり、ブラブラしてました。

     試験開始の前に答案用紙に受験番号と名前を書く時間があるのですが、第5問を見て精算表の問題である事が分かりホッとしました。財務諸表の対策が疎かになっていたため財務諸表の問題が出たらどうしようと正直ビクビクしていました。

    • 試験開始!

     当初、1→3→5→4→2の順番で解く事を決めていましたが、1が10分程度で終わったため、問題を見て試験開始後30分を区切りとして2、4を先に埋め、それから3→5の順で解きました。

     5問で途中、パニックに陥りましたが、結局、終了20分前には全て埋める事ができ、残りの時間を見直しと答えを問題用紙に転記(但し、3は残高、5は当期純利益の金額のみ。2は転記せず)に充てて時間終了となりました。

     その日の夕方よりネットスクールさんの解答速報を視聴し、自己採点では88点だったので多分合格しただろうとは思いましたが、合格発表までは気が気でありませんでした。

    発表日

     はやる心を抑えて昼休みにスマホから商工会議所のホームページにアクセスし、確認。最初、私の番号は無く真っ青になりましたが、何のことは無い、2級の合格発表を見ていました。改めて3級の合格発表をみると私の番号があり、安堵した次第です。

     後日、地元商工会議所に合格証書を受け取りに行った時、点数も聞いたのですが、問1(16)、問2(6)、問3(32)、問4(6)、問5(30)の計90点でした。

    最後に

     2回の受験の勉強の過程で簿記そのものに興味を抱くようになっており、今回の受験の前には2級を受験する事を決めました。モチベーションが下がらないように、去年の暮には2級用のテキストと問題集を購入しており、折に触れ「3月からは世話になるからな」とテキストと問題集につぶやいていました(気持ち悪いですね)。

     簿記3級は誰でも合格する試験だと思います(私のように50歳を過ぎた者が受かる資格です)。但し、勉強していない人は絶対に受かりません。勉強(と言うより練習)あるのみです。私も次は2級合格目指して頑張ります。

    管理人からテツ52さんへ追加の質問

     テツ52さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     期中の仕訳に関しては、過去問をやりこんだので特に苦手な論点はありませんが、『繰延・見越』の仕訳については苦手意識があります。また、本文にも記述した通り、第2・4問対策は全く疎かにしていたので、帳簿記入・伝票記入も苦手です。

     精算表・試算表は仕訳さえ間違えなければ大丈夫と思える位勉強したと思いますが、財務諸表については試験前日まで過去問で満点を取れず、今でも苦手意識を持ってます。正直、苦手な論点を克服したとは言い難いです。

     ただ、精算表・試算表についても、相当苦手にしていましたが、問題を解く(電卓を叩く)過程で克服できました。特に試算表については2回目の試験勉強時は最初からTフォームを作成して解くようにしたことで時間短縮にもなりました。

     テツ52さんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     元々、簿記に興味があった訳ではないので、2回目の試験勉強を再開する時はただの意地ですね(笑)。その後は簿記そのものに興味を持って来ていたので、只々、受かりたいという気持ちだけでした。

     また、試算表・精算表の問題を解く過程で、当初は問題を解くのに時間が掛かったり全く数字が合わなかったりしたのが、解く時間も早くなり、電卓もそれなりに正確に打てるようになり、正解率も増えてくると問題を解くのが楽しいと思えるようになったので、勉強を止めてしまいたいと思った事はなかったです。

     簿記の勉強自体を好きなっていたと思いますが、今、やっている事が幸せと思う事が一番なのではないでしょうか。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     仕訳問題の数をこなす事でしょうか。私は簿記ナビさんの仕訳問題対策第100回~第135回を計5回やりましたが、ここまですると問題を見た瞬間に鉛筆(と電卓)が動くようになります

     また、仕訳の過去問専用のノート(A5版60枚)を作り、2冊消費しましたが、そうすると、大体、同じ傾向の問題を間違えている事に気づきます(なお、5回転目は「これで最後」と問題用紙に直接記入)。試算表・精算表等、大物の問題をする前にも、エンジンを掛けるために仕訳1回分していました。

     仕訳問題は過去問のため、それなりの数字が出てきます。市販のテキストはどこでも読めるように、数字が10円とか100円とか電卓を使わずに勉強を進める事ができます。

     論点の把握という意味ではそれでも良いですが、正確に電卓を叩く習慣を作るためにも、テキストを1周したら仕訳問題に手を付けるのが良いと思います。(但し、私はブラインドタッチも早打ちも未だできません(笑))

     私は会社勤めのため、学生さんと比べると勉強時間は少なくなります。なので隙間時間を有効に使ったつもりです。始業前や昼休みのわずかな時間に仕訳の1問でも解いていました。ただ、この隙間時間(特に昼休み)に第2・4問対策をやっておけば良かったかな、と思う事はあります。

     また、教材については、1冊にこだわる事はないと思います。特に3級では『どの教材も似たり寄ったりなので1冊で充分』という事も言われますが、私の場合は2冊目の書籍『合格これ一冊』に出会って新鮮な気分で勉強する事ができました。

     なので、自分に合わないと思ったり、飽きてきたら思い切って教材を変えるのもありと思います。(1回で合格する人はそんな事は考えもしないでしょうが、私は2回受験しているので)

    管理人コメント

     テツ52さん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     簿記はスポーツと同じで、毎日の反復演習(アウトプット)が合格のカギになります。なかなか合格できない方はアウトプットが不足している可能性が高いので、テツ52さんの勉強法を参考にしてアウトプット中心の勉強法に切り替えることをおすすめします。

     なお、仕訳問題対策の目安としては、テツ52さんのように「問題を見た瞬間に鉛筆(と電卓)が動く」ぐらいのレベルです。仕訳力をこのレベルまで持っていくと、第2問以降のスピードアップにもつながりますので、何度も繰り返し取り組むようにしてください。

     あと、テツ52さんは総合問題を解く際の「下書きの書き方」もいろいろと工夫されていますが、ぜひこの点も見習ってください。下書き用紙を折ったり、ケタを間違えないように線を加えたり…問題を解くたびに工夫をして、自分の「型」を作ると点数が上のほうで安定するはずです。

    テツ52さんが使われた教材や電卓のまとめ