カテゴリー: 簿記3級

  • 第146回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.78

    毎日コツコツ勉強することが大事。また、計算用紙は折って使いましょう!

    • 投稿者:ゆうきさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに

     建設会社で事務をしています。といっても、資格などは何もなく、仕事を始めたときに教えてもらった仕訳の仕方でやってきました。

     今まで2度ほど、簿記の勉強をしよう!とテキストを買ったりしていましたが、いつも挫折。今の仕事も7年目に入り、「もう1度チャレンジしよう!」と思い立ち、勉強を始めるとこにしました。

    使用したテキスト・電卓など

    • TAC出版 スッキリわかる日商簿記3級
    • TAC出版 スッキリとける日商簿記3級(過去+予想問題集)
    • TAC出版 無敵の簿記3級第146回直前総まとめ
    • TAC出版 第146回をあてるTAC直前予想日商簿記3級
    • スマホアプリ パブロフ簿記3級lite(空き時間等に解く)
    • 電卓「CASIO JS-20WK」

     会社では「CASIO AZ-24S」を使っています。ACとCの位置が逆ですが、その他はほぼ同じだったので購入しました。

    学習の仕方

     「今日はCASE1からCASE10までやろう」とか「第○章は終わらせよう」など、大まかにきめて勉強を進めました。私の場合、集中できる時間が2時間ぐらいだったので、自宅ではなく、仕事帰りに図書館の学習室などで勉強しました。

     4月中にはテキストの最終章(帳簿の締切)まで終わっているはずでしたが、早い段階の「帳簿への記入」でつまずいてしまい、そのままGWへ。

     つまずいたことで一気にやる気がトーンダウンし、受験するかどうかネット申込締切日まで悩みましたが、「落ちてもいいからとにかく受けよう!」と思い、ギリギリになって受験を決断しました。

     そこから、もう1度つまづいたところからやり直し、テキストを読み込み、問題を解き、わからなければ翌日も同じ問題を解くということをしました。

     5月の3週目ころにやっと精算表に取り掛かれるようになりましたが、今度は、なにをどこに書いていいかわからず(どれが費用で収益か、資産か、負債かわからず)これはまずい!と、A4用紙に手書きで、費用・収益、資産などの仕訳科目を一覧にして、空き時間などにそれを見て覚えることにしました。

     これを覚えてからはなんとなく解けるようになってきましたが、それでも転記ミスや桁違いなどで合計が合わないことが多く、心底簿記にむいてないな…と落ち込んだこともありました。

     あとは、計算用紙がうまく使えず、仕訳を書いたりしても見づらく、どうしたものか…と悩んでいた時に、youtubeで4つ折りにして借方・貸方を分けて書くという使い方をみて早速マネをしたところ、Tフォームへの転記ミス、見落としが一気に減りました。

     6月に入りようやく、取り掛かれていなかったTACの直前予想問題集に手を付けました。

     第1予想は63点、第二予想は50点、第3予想は43点と点数は散々でしたが、自分が間違えるポイントがいつも同じだったので、そこを重点的に問題を解くようにしたのと、とにかく基本の仕訳をしっかり解けるようにしました。

     この段階で財務諸表をやっていないことに気が付きましたが、潔く、あきらめよう!捨てよう!と思い、寝る前に読むだけにしました。

     問題を解く順番も1→3→5→2→4と解く方が多いようですが、確実に点数を取れるように、とにかく分かるところから解くことを心がけました。

    学習についての反省点

     ノートの書き方・学習の要領など、久しぶりの勉強で忘れてしまっていることばかりで戸惑いました。

     特にノートをきれいに書きたい、テキストに書き込みたくないという変なこだわりのせいで苦労しましたが、自分しか見ないんだ!と言い聞かせ、テキストにも思い切って書き込む、付箋で目次をつけるようにしました。

    試験を通しておもったこと

     私は地方に住んでいるのですが、周りには社会人になって資格取得のために勉強をしている人などおらず、簿記3級は学生ばっかりうけるのかな~と思っていました。

     ところが、試験会場の年齢層は思いがけず30代~40代の人が多く、会社の制服で受けに来ているグループや60代ぐらいの方もちらほらいました。

     ここで初めて、自分だけが勉強しているわけじゃなかったんだ!と知ることができ、遠くの会場まで受けに行ってよかったと励みになりました。

     数字への苦手意識が消えたわけではないですが、今後もあきらめずに勉強をつづけ、いずれは建設業経理士までとれるように継続して勉強していくつもりです。

     また、簿記検定ナビも試験前は読ませていただきましたが、試験後にこの合格体験記の存在を知りました。試験前に読んでおけば試験当日の流れなど知ることができたのにな…と思いました。

     今回、投稿させていただいたのは、自分の反省点を振りかえるためでもありますし、私と同じように不安になったりやる気をなくしたり、数字なんて嫌いだ!できない!と思っている人でも勉強すれば受かる!と知ってほしかったからです。

     これから11月の試験を目指す方々、級は違いますが、毎日30分でも勉強を続けて合格をできるようにがんばりましょう。

    試験日1日の流れ

    6:00

     いつもと同じ時間に起床。

    7:00

     試験会場まで1時間かかるので早めに出発。途中で朝ごはんを購入、好きなコーヒーはおなかが痛くなったら困るのでやめました。

    8:00

     試験会場に到着。席についてテキストを読んでいる人もいれば、知り合い同士でおしゃべりしている人もいました。

     隣りの人が身分証明書や筆記用具等などを用意していたので同じように用意し、さらっとテキストに目を通したりして過ごしました。

    9:00

     空席にいくつかありましたが、試験官がきて説明が始まりました。

     解答用紙を開き、名前・受験番号を書く際に、第5問目に精算表がないことに気づき、試験が始まる前から「終わった…精算表どこいった…」と思いながら開始の合図をまちました。

    9:10

     試験開始。深呼吸をしてから問題に取り掛かりました。

    • 第1問:仕訳問題はわりとすんなり解答できました。
    • 第2問:補助簿の選択でしたが、ここもわりとすんなり解けました。問題文に「該当なしの場合は~」とあったので、もしかしたら解答にそれがあるのかな?と思いながら解答しました。
    • 第3問:合計残高試算表の他に売掛金・買掛金明細表を作成する問題でしたが、これは事前にやっていたので、たとえ合計が合わなくてもとにかくしっかり仕訳、転記することを心がけました。案の定、借方貸方の合計が21,700円合わずまた買掛金明細と買掛残高があわず、悩みましたが、こだわらず先にすすむことにしました。
    • 第4問:解答時は完璧だと思ったのですが、(2)の問題を読み間違えていました…。
    • 第5問:ほとんど手を付けていない財務諸表です。ただ、試験の直前にもしかして…とテキストを読み、売掛金の下の空欄には貸倒引当金、備品の下の空欄には減価償却累計額と覚えていたので、試験が始まってすぐにそこだけはいちお埋めておきました。仕訳はできるので、とにかく空欄では絶対に提出しないぞ!と出した数字を記入しました。減価償却の問題で、新備品の月数の数え方がなぜかここでわからなくなってしまい、そこはいったん飛ばしました。

     この時点で30分ほど残っていたので、第3問に戻り、買掛明細を再度計算、仕訳も見直したところ1か所間違っていたことに気が付き修正。ただ、それでも借方貸方残高は合わず…(笑)さらに第5問の新備品に戻り、ここでやっと月の数え方を思い出したので再度計算する。

     残り5分ぐらいのところで、念のための全体を見直し。第1問で「備品減価償却累計額」の備品がぬけていることに気が付き、あわてて書き直した。

    11:10

     試験終了。とにかく終わったとほっとしました。

    管理人からゆうきさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    TAC出版 スッキリわかる日商簿記3級:90点
     今までの簿記の本よりもすんなり頭に入ってきました。ただ、巻末についている問題は基本問題がほとんどなので、ここができたからといって、本番で問題が解けるかはまた別かもしれません。

    TAC出版 スッキリとける過去+予想問題集:80点
     取り外し可能で解答用紙はコピーして何度か解きました。

    TAC出版 無敵の簿記:80点
     こちらも要点がまとめられていてよかったです。

    TAC出版 第146回をあてる直前予想:90点
     はっきりいって、本番よりこっちの予想問題のほうが難しかったです。

     TACのテキスト・問題集ともに、わかりやすいのでオススメできます。ただ、スッキリわかる簿記3級だけでは足りないですね。

    パブロフくんのアプリ:80点
     スキマ時間に出来るので、簡単な仕訳は見直せます。常時使わなくても、スマホに入れておくだけでも気が向いたときにはいいと思います

     今回、勉強に使われた電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     数字の配列にこだわったので、高い電卓になってしまいましたが、もう少し安いのでもいいのかもしれません。

     ただ、自分への戒めの意味合い(諦めないで取り組む)もかねて高いのを購入したので、そういう意味ではよかったです。

     ゆうきさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     とにかく、受かるぞ!と。6月に受けて落ちたら11月までモチベーションの維持ができなさそうだったので(笑)あとは今やってることは先の自分への投資だと。もう気持ちの問題です。

     あとは、好きな文房具を使うこと、例えば普段は買わないような方眼ノート買ってみたり、かわいい付箋で今日はここまですすんだ!とか。目に見えるものはやはり分かりやすいです。

    管理人コメント

     ゆうきさん、簿記3級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     最近よく第5問で出題される財務諸表に関して、ゆうきさんは最低限の対策のみで試験に臨まれたとのことですが、試験の主催団体の日商が「今後は財務諸表作成問題をメインで出題する」と明言している以上、(個人的には)やはり万全の対策をしておいたほうが良いと思います。

     損益計算書に関しては、まずは全体のひな形(特に各利益)を押さえたうえで、判断に迷いがちな「販売費及び一般管理費」と「営業外費用」をきちんと分類できるようにしておきましょう。

     また、貸借対照表に関しては、今回も空欄になっていた「貸倒引当金」「減価償却累計額」の表示場所や、これらの金額の前に「△」マークを付けないこと、また「商品」のように決算整理仕訳で使った勘定(=繰越商品)とは別の名前で表示されるものをきちんと押さえておきましょう。

     あと、ゆうきさんは自分への戒めの意味合いで(最後まで諦めないで取り組むために)高価な電卓を購入されていますが、人間は無意識のうちに投下したコストを回収しようとするので、この作戦はかなり効果的だと思います。

     これから電卓を購入される方は、カシオならゆうきさんが購入された「JS-20WK」、シャープなら私が使っている「EL-G37」あたりをおすすめします。

    ゆうきさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第145回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.77

    仕訳を完璧にすること、苦手部分を見つけることが合格のポイントです!

    • 投稿者:おにぎりさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに

     事務職の仕事をしており、経理は未経験。会社のお金の流れが理解できるし、興味があったので受験を決めました。ゼロからのスタートなので聞いたことがない用語がいっぱいで初めは大変でしたが、根気よく1つずつやっていくと理解することが楽しくなってきました。

     試験までに時間がなかったので、勉強法はテキストを一通りやってから、問題をトコトンやるスタイル。どんな問題も結局は仕訳につながるので、基本の仕訳を完璧にすることと、自分の苦手部分を見つけることがポイントだと思いました。

    使用したテキスト等

    • スッキリわかる 日商簿記3級 [テキスト&問題集]
    • 日商簿記3級 網羅型完全予想問題集
    • 「簿記3級 無料学習サイト 【Study Pro】」の完全予想模試2回分
    • 「パブロフ簿記のブログ」の実績問題
    • 「東京CPA会計学院」の過去問・練習問題
    • 日商簿記3級仕訳問題 きおっくす装置(※通勤などの移動時間のみ)

    使用した電卓

    • CANON HS-1210TU(※会社でいつも使用している使い慣れたものです。)

    学習方法

    スッキリわかる 日商簿記3級のテキスト

    1. テキストを読む(項目ごとの問題を解く)
    2. 最後のまとめの問題をする
    3. 付属の本試験問題をやってみる
    4. 間違えたところの復習

     このテキストで7~8割程度理解出来れば、あとはひたすら問題を解いて理解していく。

    日商簿記3級 網羅型完全予想問題集

     初めの3回分ぐらいの問題は、ところどころ解答・解説を見ながら解く。それでも分かりにくい部分のみテキストを再度読んで確認。この辺で9割以上は理解できるようにする。

     それ以降の問題は時間を計って解く。2時間を通しで取るのが難しい場合は、1問ずつ時間を計って解く。答え合わせは、1問ずつ答え合わせすると時間がかかるので、基本は全問終わってからやっていました。

     集中力が切れそうなときや、分からなくて心折れそうな時だけ、1問ずつ答え合わせをしてマルをつけることでモチベーションを上げていました。

    試験問題を解くにあたって

     ネットで調べたところ、2問と4問の配点が低いので、1問→3問→5問→2問・4問で解く方が多いようです。私も基本的にこの順番で解いていました。また、時間配分は大体下記を心がけました。

    • 第1問:20分
    • 第2問:10分
    • 第3問:40分
    • 第4問:10分
    • 第5問:30分
    • 見直し:10分

     問題をざっと見て、2問・4問がすぐに終わりそうなら先に解くことも。また、難しそうな問題は後回しにするなど臨機応変に対応することを心がけました。

     なお、3問と5問は特に時間がかかりますが、焦らずじっくり時間をかけて下さい。借方と貸方の合計金額が合わないと、どこからやり直せばいいのか…パニックになって焦ってしまいます。なので1つ1つ確実に!!が重要です。

     また、万が一合わなかった場合の為に、現金・当座預金など、勘定科目ごとの合計を書いて残しておくと便利です。

    勉強法の感想

    良かった点

     最初はテキストを読み、ノートにまとめていたけど、時間がかかりすぎるのと、丁寧に書き分かりやすくまとめる事に満足しちゃう傾向にあるので途中で廃止。

     テキストの項目問題を解いていくことで理解のスピードが早まり、その分問題集を解く時を増やすことが出来た。自分に合った勉強法をやりながら見つけて行くのが大事だと感じました。

     網羅型完全予想問題集の問題の難易度が高く、当日の試験問題が簡単に感じたこと。この問題集のおかげで力がついていたんだと実感しました。

     試算表や精算表などややこしいと思っていたけど、仕訳を完璧にすれば大丈夫と気づき、苦手意識を克服できたこと。

    悪かった点

     同じ会社のテキストや問題集は同じような問題が掲載されている傾向にあるので、他の会社の問題集か、過去問題集をもう1冊ぐらいやっても良かったのかなと思いました。

    試験日1日の流れ

    6:30 起床しシャワーを浴びる

    7:15 朝食をとり、持ち物を再度確認

    8:10 出発

    8:45 到着

    • トイレを済ませる
    • 試験に必要なものをすべて準備(シャーペンの芯が入っているか等の確認も)
    • 間違えやすい問題を確認(※合計試算表・合計残高試算表・残高試算表の違いなど)

     私の場合、周りの受験者の方を見たり中途半端にテキストを復習すると、焦ったり余計に緊張してしまうので、テキストの読み込みなどはせずに心を落ち着かせることに徹していました。

     上記の理由から、会場に入るのは少し時間に余裕がある程度にしました。しっかりと確認したい方は、時間に余裕を持って会場入りするのがいいと思います。この辺はご自分に合った方法で。

    9:00 試験の説明、問題配布、解答用紙に受験番号・名前を書く

    9:10 試験開始!

    11:10 試験終了

    12:00 帰宅。徐々に公開されてる解答速報を見る。

    試験の感想

     今回の試験で出題された問題は以下の通りです。

    • 第1問:仕訳
    • 第2問:総勘定元帳
    • 第3問:合計試算表
    • 第4問:文章穴埋め問題
    • 第5問:精算表

     網羅型完全予想問題集の方が難易度が高く、今回の試験問題は全体的に易しいと感じることが出来て余裕が生まれました。

     初めにざっと問題を見たところ、2問・4問がすぐに解けそうな問題だったので、順番通り1→2→3→4→5と解いていきましたが、3問と5問は時間がかかる問題だったので、今考えてみると1→2→4→3→5の順番の方がより良かったかもしれないです。

     3問は仕訳が多く、合計金額も数字が大きくなる問題だったので、桁を間違えないよう気をつけました。

     5問は、最後に当期純損益を求める際、問題集ではほとんど利益だったのに対し、損失になったので焦りましたが、今までやってきたことを信じて、解きました。問題集では当座預金だったのに対し、本試験は普通預金だったのにもびっくりしました。

     落ち着いてやることで時間もだいぶ余裕が出て、見直す時間もありました。また解答速報と照らし合わせたかったので、持ち帰りのできる下書用紙と問題用紙に、ある程度自分の解答を書き込みました。

    管理人からおにぎりさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    ■スッキリわかる 日商簿記3級 [テキスト&問題集] → 80点

     とても丁寧に説明されていて、簡単で分かりやすかった。イラスト付きなので、読むのが嫌にならずおすすめです。1つ1つものすごく丁寧に説明されているので、全く知識のない初心者の方向けだと思います。

     少し知識があったり、仕事で携わってたりする方は、丁寧すぎて逆に分かりにくいかもしれません。ゼロからスタートの私には合っていました。

    ■日商簿記3級 網羅型完全予想問題集 → 80点

     試験10回分の問題がついているので、これ1冊完璧にすればだいぶ力がつくと思います。実際の試験問題と紙まで同じ様に作っているので、徹底されているなと思いました。実際の試験を受けてみて、問題集の難易度の方が高めだった気がします。

     ただ、最初はさっぱり分からなかったので、もう1冊簡単な問題集をやってからの方がより良いかもしれないです。

    ■「簿記3級 無料学習サイト 【Study Pro】」の完全予想模試2回分 → 75点

     基本的な問題が掲載されているので力試しに解いてみるのに良かった。解答解説もとても分かりやすく書いてくれています。間違えた部分や苦手な部分も項目ごとに勉強できるようになっているサイトなのでおすすめです。

    ■「パブロフ簿記のブログ」の実績問題 → 70点

     基本的な問題が掲載されているので力試しに解いてみるのに良かった。

    ■「東京CPA会計学院」の過去問・練習問題 → 70点

     1問だけですが、無料で過去問がダウンロードできます。力試しに解いてみるのに良かった。

    ■日商簿記3級仕訳問題 きおっくす装置 → 85点

     勘定科目をスクロールして選択するもので、移動時間や合間に簡単に仕訳が確認出来るのでとても便利です。テキストを持ち歩いて読むよりも、効率的でおすすめです。

     今回、勉強に使われた電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     電卓は使い慣れたものが1番だと思いますが、この電卓は画面もボタンも大きめで、見やすく押しやすいので、とてもおすすめです。
     おにぎりさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    【得意な論点】
    ・仕訳
    ・商品有高帳の先入先出法と移動平均法

     仕訳はたくさんの問題を繰り返しやることで得意になりました。商品有高帳は商品の動きのイメージがしやすく得意でした。

    【苦手な論点】
    ・精算表の決算事項と損益計算書・貸借対照表への記入
    ・帳簿の締め切り

     精算表の決算事項は、特に費用の見越し計上・繰り延べが苦手でした。克服方法は、何度も問題をやることと、時間を掛けてでも1つ1つ日付けを紙に書き、理解しながら解きました。(例えば、「○月○日に向こう何カ月分支払ってる。その金額が○○で、○月が決算だから…○ヶ月分繰り延べ。ってことは○○を△で割って…」みたいな感じです。)

     いろんな問題を何度もや っているうちにパターンも分かって来て、解けるようになりました。損益計算書・貸借対照表への記入は、損益・貸借のどちらに書けばいいのかが最初は分からず、つまずきました。仕訳は間違えることなく解ける様になっていたのですが、勘定科目の分類は完璧に暗記してなかったからだと思います。

     私の場合は全て暗記の方法だと逆に理解しづらくなると思い、自分なりのルールを探し出しました。貸借対照表に記入するのは「次期に繰り越されるもの」だと気付き、理解することが出来るようになりました。

     帳簿の締め切りは、損益勘定の振り替えが苦手でした。収益・費用も同じ勘定科目に振り替えるという意味が分からず苦労しました。

     意味を理解するのは難しかったので、利益・損失を算出するための方程式のようなものだと考え、あとは練習問題をこなしたことで間違えることがなくなりました。

     おにぎりさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     難しい項目で頭が混乱したときは、とりあえず一旦やめる。混乱した中で勉強し続けると嫌になるので、仕訳など基礎の問題に戻って解く。簡単な問題に戻って正解してマルがつくと、基礎は理解できてるんだと自信になり、また頑張ることが出来た。

     仕事と家事をしながらなので、あまり根を詰めないようにした。集中出来るときは集中する。眠いときは寝る。疲れた時は休む。コーヒー飲みながらする時もあるし、自分の体調に合わせて無理をしない事を心掛けた。

    管理人コメント

     おにぎりさん、簿記3級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     おにぎりさんもおっしゃっていますが、試算表も精算表も「期中(+決算期末)の仕訳をまとめたもの」にすぎませんので、各問の仕訳を確実に処理することが一番のポイントになります。

     総合問題を解くたびに間違えた仕訳をメモっておき、細切れの時間等を有効活用してこまめに復習しましょう。地味な作業ですが、必ず力がつきます。

     なお、問題を解く順番や時間配分には、絶対的に正しい答え(順番・数字)はありませんが、試験本番でいきなりあれこれやろうと思ってもうまく出来ませんので、練習段階から目的意識をもっていろんな形を試してみましょう。

    おにぎりさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第144回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.76

    公益法人主催の簿記セミナーを有効活用!使えるものは賢く使いましょう。

    • 投稿者:まるさださん
    • 勉強形態:通学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     『簿記には原因と結果がある』…この言葉が経理を毛嫌いしていた私の心を動かし、勉強を続けることができました。数学は赤点ばかり、簿記は数学だと思っていた私にとって衝撃でした。

     私は理屈にこだわるタイプなので、ある程度、”こういうものなんだ”と受け止めながら勉強を進めることも大切、その時は分からなくても、後から”そういうことだったのか!”と気づくこともありました。

     勉強のきっかけは、会社での失敗です。経理に疎く、年度をまたいで使う経費の事務手続きを間違えてしまい、ひどく怒られました。その時の私は、知識がないのでなぜ怒られているのかが分かりませんでした。

     その反省も込めて、経理を少しでも理解したいという気持ちが芽生え、検定試験の勉強を始めることにしました。

     勉強を進めていくうちに、【前払費用】を知らなかったから失敗したんだと分かった時、初めて『経理の人に申し訳ないことをした』という気持ちになりました。

     検定に受かることはもちろんですが、周りの人の仕事を理解するきっかけにもなり、とても良い機会だったと思っています。

     ちょうど会社を退職し、自分の足りなかったところを考え、これからのステージを見つけたいと思っていたので、簿記の勉強は新しい自分探しの機会でもあったのだと思います。

    3か月の流れ

    • 1か月目:NHK高校講座「簿記」視聴
    • 2か月目:夜間学校での講義受講(計45時間)
    • 3か月目:独学で復習&過去問対策

    使用テキスト

    • よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記3級(TAC出版)
    • よくわかる簿記シリーズ 合格トレーニング 日商簿記3級(TAC出版)
    • よくわかる簿記シリーズ 合格するための過去問題集 日商簿記3級(TAC出版)

    勉強方法

    1か月目:NHK高校講座「簿記」視聴

     20分番組の高校講座をただ見て、大まかに簿記ってなんなんだろう?ということをつかみました。寸劇や演習も含まれていて、楽しく視聴できたので、入り口としては大いに役立ちました。

    2か月目:夜間学校での講義受講(計45時間)※テキスト2冊使用

     「山梨県職業能力開発協会」が主催する能力開発セミナーの一環で、1回3時間の講義が15回、計45時間の簿記の講座を受講しました。

     求職者(離職者)、在職者、企業の人材開発を目的としたセミナーということもあり、受講料は4,200円と破格の安さでした(※テキスト代別途)。10人定員の少人数制で、希望者8名で受講しました。

     私を含む離職者、実際に経理業務に携わっている人、会社から資格取得を指示された人、挑戦することが好きで、簿記検定にチャレンジしている主婦など…20代~60代まで、様々な方がいました。

     スケジュールがタイトだったこともあり、講師がしゃべり続けるタイプの講義で、当てられることもなく(とにかく時間がない)質問は講義終了後に各自で、という形でした。

     講師の「予習はしなくていい、必ず復習を」という指導方法を守り、1日3時間程度、前回の復習をしたうえで3時間の講義に臨みましたが、講義終了後は、毎回「また分からなくなった」と落ち込み、復習をして「なんとか分かった」の繰り返しで、一進一退でした。

    3か月目:独学で復習&過去問対策

     講義終了後、試験まで1か月あったので、ひたすら演習問題を解きました。この頃から、分かるところと分からないところ、得意と不得意、ケアレスミスの繰り返しなど、自分の癖や理解度がはっきりしてきました。

     また、略語でメモを取れるようになったのも、この時期です。当座預金を「当」、売掛金を「売×」などです。過去問は、最初は時間をはかるだけ、次は時間を制限して問題を解きました。

     ところが、1日7時間程度勉強していたら、試験2週間前に突然「嫌」になりました。集中力も続かなくなり、分からないことにイライラし始めました。

     そこで、自分を安心させることが必要だと思い、簿記検定ナビの仕訳問題対策を220問を全て解きました。これで少し気が楽になり、第一問をすべて解ければ20点取れる!と自分に言い聞かせました。

     最後の1週間は精神的な安定が大事だと思い、「残高試算表」や「合計残高試算表」などの『電卓の打ち間違いで数字が合わないストレス』(自分がいけないのですが)を避けて、新範囲になった伝票の見直しをしたり、苦手ノートを作成しました

    苦手ノート1
    苦手ノート1

    苦手ノート2
    苦手ノート2

     結局、最後の最後まで分からないところ(現金過不足と訂正仕訳のMIX)、自信がないところがあり(見越しと繰延べ)、不安が残ったまま検定試験を迎えました。

    試験日1日の流れ

    6:30 起床

     おにぎりとコーヒーで朝食を済ませる。苦手ノートやテキストをちらちら見直し、持ち物の確認をする。

    8:00 出発

     車で5分の会場だったため、すぐに到着。しかし、ここでまさかの腹痛…。体調不良のため、家へ一度戻る。(※開場前ということで、お手洗いを貸してもらえませんでした)

    8:35 二度目の来訪で会場へ

     正露丸を飲んで、お腹にホッカイロを貼って席に着く。ここからは、テキストを読むのは止めて苦手ノートだけを見る。いろんな人がいるなと周りを観察しつつ、空席が目立つのも少し気になる。

    9:00 試験官の説明開始

     ここで、配布された問題用紙に不備がないかを確認するよう指示があったので、開始前に「問題を見る」ことになった。もうやるしかないのだが、開始前に問題が見れるのはなぜか心の準備?につながった。

    9:10 試験開始!

     ざっと問題を見て、第1問(仕訳)→第4問(仕訳日計表)→第2問(減価償却)→第3問(合計残高試算表)→第5問(B/SとP/L)という順番で解くことにした。

     また、全体的に普通預金がやたら出てくることを確認する。「最近は『普通預金』が良く登場します。」という講師の言葉を思い出し、『当座預金』と間違えないようにしないとな、と気持ちを落ち着ける。

    1. 第1問の仕訳は、難しいというよりは緊張が先に走り、字が震えた・・・。
    2. 第4問の仕訳日計表は、ボーナス問題。冷静に向き合う。
    3. 第2問の減価償却の問題でちょっと「おや?」と思ったので、一部保留にすることにした。
    4. 第3問の合計試算表は、借方と貸方が、お決まりの『合わない』。ここで時間を取られると命取りになると判断し、やりっぱなしのまま、第五問へ進む。こういう時に、『気にしない精神』『知らんぷり精神』は大切だと感じた。未完成でも、後からやれば良い。これは自分の性格に反することなので、良く我慢できたと思う。
    5. 第5問のB/SとP/Lは、意地悪要素もなかったので素直に問く。
    6. 残り30分。第2問に戻り、減価償却を『自分ルール』で片づける。
    7. お待たせ~と、第3問の『合計試算表』へ舞い戻る。何回やっても仕訳を見直しても合わない。残り20分になっても『合わない』まま。残り10分で、借方と貸方どっちに合わせようかなぁと本来であればやるべきではないことを考える。仕訳が間違っているのか、電卓の打ち間違いかをよーく考えて、仕訳は間違っていないと判断し、「貸方」に合わせることにした。
    8. 残り5分。凡ミスがないかを再度ざっと確認し、解答を問題用紙に軽く書き写す。
    9. 試験終了。自宅に帰り、WEBの解答速報と照らし合わせながら、どうやら、大丈夫そうだとホッとする。

    おわりに

     「検定と実務は違う」ということを、講師から繰り返し言われていたので、理屈にこだわる私でも、柔軟な心で!と、思って勉強することを心がけました。

     簿記3級は「誰でも取れる」と言われがちですが、全くの初心者だった私は、勉強しないと絶対に受からないと思っています。

     また、勉強を通じて知識を得たことはもちろんですが、たくさんの方が一生懸命勉強していることを知り、励みになりました。管理人さんにも、心から御礼申し上げます。

    管理人からまるさださんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    合格テキスト:80点
    →勘定科目などの専門用語に振り仮名が振ってあり、初心者でも分かりやすかった。

    合格トレーニング:85点
    →解答の解説が分かりやすかった。

    (※上記2冊は、夜間学校での講義で指定されたテキストでした。)

    合格するための過去問題集:80点
    →第一問~五問までの攻略テクニックが前半100ページにわたり書かれていて、鉛筆と紙がなくても、読み物として使えた(お風呂での勉強など)。後半は全12回分の過去問が掲載されている。
    ただ、問題1→解答1→問題2→解答2…という作りではなく、問題1→問題2→問題3→…問題12→解答1→解答2…という作りだったので、いちいち各回の解答を探すのが面倒だった。

     私は、出版社を統一したほうが解説や言い回しの違いなどに左右されず頭に入りやすいと考えるタイプなので、総合的にはTACで統一してよかったと思います。

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     CANONのHS-1210TUです。入社した時…10年以上前に買ったものなので、もう売ってないと思います。講師から、「自分の手のひらよりも一回り大きいものであれば、大丈夫」と言われたので、買い直すことなく使いました。使いやすかったです。

    ※編集注:現在は「CANON HS-1210TU」の後継機として「CANON HS-1220TUG」が販売されています。

     まるさださんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意なのは「精算表の作成」です。試算表→修正記入→損益計算書→貸借対照表と、それぞれ段階を経てそれぞれ合計が順番に出るので、「借方と貸方が合っていること」をちょくちょく確認できるところが、安心できて好きでした。

     一方、苦手なのは「①見越しと繰り延べ」と「②現金過不足と訂正仕訳」です。

     ①は保険料の「毎年同額問題」と、「地代を年に2回に分けて、過去1年分をさかのぼって支払う」など、過去と未来を行き来する(こういう言い方する時点でダメですね)ことが、苦手でした。線を引いて、今がいつで、決算がいつで、どこまで払って…と整理して考えました。

     ②は「途中(期中)で原因が分かったのに、その仕訳を間違えていた」という、MIXの問題が理解できませんでした。基本的な仕訳を理解できるよう、仕訳問題をたくさん解くことで慣れていきました。

     まるさださんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
    ・講義に来ていた60代の女性から「1回で受かるような試験じゃないわよ」と言われたあと、「でも若いから大丈夫よ」と言われ、勉学は若いからではない、やるからできるようになるんだということを自身で証明したかった。

    ・時間を意識するためにカレンダーに数字を書き込み、カウントダウンしていった。

    ・その日の勉強が終わったら、好きなことを1時間すると決めていた。勉強だけして疲れて寝るということはしなかった。

    ・今日はどこまでやる、ではなく時間で区切っていた。

    ・もし、検定でダメだったとしても、誰にも責められるわけではないし…と、楽観的に考えるようにしていた。次があるさ、と。

    ・検定の雰囲気が分からなかったので、どんな状態でも集中できるようにと、家族に「勉強してるから話しかけないで」と言わなかった。テレビの音、ゲームの音、料理の音、爪切りの音…例え電卓を叩いているときに話しかけられても動じなかった。

    管理人コメント

     まるさださん、簿記3級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     まるさださんは、簿記の勉強を始める前にNHK高校講座「簿記」を視聴されていますが、この講座は楽しみながら簿記の仕組みを学ぶことができるので私もおすすめです。現在もWEBで無料視聴できるので、勉強の休憩時間にちょっとずつ観ていくのもアリだと思います。

     あとは…試験開始後、すぐに問題を解かずに、まず問題を解く順番を考え、注意すべき点をきちんと確認している点はぜひ見習ってください。3級の時点でこのクセをつけておくと、解答時間がよりタイトになる2級以降で必ず役に立ちます。

     ちなみに、私は「試験開始→注意すべきところに印をつけながら、すべての問題に目を通す→解く順番を考える→目を閉じて大きく深呼吸する→解き始める」という一連の作業に5分使います。闇雲に解くのではなく、出来るだけ効率良く点が取れるように頭を使って準備をしましょう。

    まるさださんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第142回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.75

    三度目の正直で合格!最後の1分1秒まで諦めない気持ちが大事です!

    • 投稿者:三度目の正直さん
    • 勉強形態:学校→独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約10か月

    はじめに

     簿記に興味を持ってから早10年。3回目の受験にしてようやく合格することができました。

     振り返れば、勉強と受験は挫折の繰り返しでした。

    • 某大手通信教育講座U→テキスト2冊目で挫折。4万円を溝に捨てる。
    • 某予備校Lの講座→他講座のオプションで無料受講したものの、講師が合わずに挫折。
    • 某専門学校Oの講座→最後まで受講したものの精算表が理解できず、高合格率だった第140回の試験で不合格となる。

     こんな私ですが、現在働いている職場で待機時間が長いことをいいことに、今後の転職活動に備えて今のうちに頑張ろうと一念発起しました。

     予備校通っても、通信教育やっても全然受からない!という方に、少しでも希望を持っていただければと思います。

    使用したテキスト・電卓

    • 大原の簿記3級講座のテキスト・問題集
    • TAC出版 合格するための過去問題集
    • SHARP EL-M334

     大原の問題集は本試験より難しくできているので力が付くと思いまが、精算表や財務諸表の問題が少ないのと、解答記入欄が小さいので少々使いづらかったです。

     TACの合格するための過去問題集は、解答用紙をWebから何度もDLできるので繰り返し解答できてよかったです。強いて言えば、解答と解説が同じページにあればもっと使いやすいかなぁと感じました。

     電卓のSHARP EL-M334はボタン1つ1つが離れているので、打ち間違いが減るかなと思い選びました。ただ、押した時の音が結構大きいのと、押すのに少々力がいる感じがするのであまりお勧めはしません。

    勉強方法・不合格体験記

     先に勉強方法から申し上げますと「基本をテキストで覚えたら過去問を繰り返す」です。1単元ごとの問題集をやるより、過去問をやったほうが効率的でした。

    第140回受験時

     予備校の講座をひととおり受け、前日に予想問題を解いただけです。講座は映像通学という、録画された講義を視聴ブースで見るものですが、指を動かす時間はほとんどなく、説明を聞いているほうが長いので眠くなってしまい、殆ど舟をこいでいました…。

     受付の方曰く、夜間行われている生講義の遠隔授業(他校でやっている講義を、モニターで見ながら受ける)のほうが映像通学より合格率が高いとのことでした。お恥ずかしながら、そんな状態で精算表が全く理解できていなかったので、本番もダメ元受験といった感じでした。

     そのため、せっかく予想問題がほぼ的中していたにも関わらず65点で不合格でした。ちなみにこの時、試験終了5分前でミスに気付いたのですが、今から計算して書き直しても間に合わないと思いそのままにしてしまいました。もし、この時直していたら合格点に達していたのに…。

    第141回受験時

     仕事の空き時間に大原の問題集を解いていました。苦手な精算表を中心に、1,3,5問目を解く練習。その結果、問題から仕訳をすることはできているのに、解答に転記するさいにどこに書けばいいかわからなくなっていることに気づきました。

     特に、精算表に出てくる「前払い○○」や「未払い○○」は数字の計算は合っているのに、貸借対照表と損益計算書のどちらに記入すればよいかわからず、いつもミスしていました。

     そこで、一度手を止めて解説をじっくり読みこんだ他、ネットで検索をかけました。その結果、某大型掲示板にて「まみちゃんはブス(B/S)」と言う覚え方があるのを発見し、それからは前払い、未払いで迷うことはなくなりました。

     こうして力をつけていったと思われましたが…なんと試験前日に39℃の高熱。当日は家族に会場まで送ってもらい受験しましたが、体調が悪いうえ、5問目が財務諸表作成で頭が真っ白に。ややこしい計算に全く頭が追い付かず、50点台で不合格となりました。

    第142回受験時

     大原の問題集は全て解き終ってしまったため、書店でTACの過去問題集を購入。今思えば、予想問題や各設問ごとの問題ばかり解いていて、過去問題をやったことがありませんでした。

     過去問題集は、実際に時間をはかりながら挑戦。10回分載っているのですが、1周目で合格点が取れたのは4回分位でした。しかし「毎日問題を解く→わからないところは解説を読む」を繰り返すと、段々問題の解き方が理解できてきているのがわかりました。

     最初は90分近くかかっていた時間も、試験直前には60分で解けるようになりました。更なる時間短縮を図るためにTフォームの練習もしたのですが、仕訳したものを上から羅列するやり方で30点を取れた問題が15点しか取れなくなり、自分には向いていない書き方だと思い、スパッと練習をやめました。

     みんながやっているからとその方法にするより、自分に合った解き方をしたほうが理解も進みやすいと思います。

     また、私の住んでいる地方にある大原では簿記の模試を開催していません。いい加減、簿記の資格が欲しくなっていたことと力試しのために、日商簿記の前週にある全経簿記3級に挑戦しました。

     全経に対する対策は全くせずに受験したのですが、日商と比較すると、1問目の仕訳も5問目の精算表もシンプルであっさり解け、40分で途中退席。日商簿記の前日に88点という好成績で合格を確認しました。これで、多少安堵したのと自信を持って日商簿記に挑みました。

    試験日の1日の流れ

    • 6:45 起床

     朝が苦手なので、ギリギリまで寝ていました。朝食は、糖分補給を兼ねたチョコレートのみ。

    • 7:10 出発

     バスが1時間に1本しかないのと、駅で更にバスの乗り換えが必要なので少し早目の出発。乗り換えのバスの待ち時間にコンビニで暖かいお茶を購入。

    • 8:30 会場到着

     3回目の受験ともなると慣れたもので、お手洗いの場所も把握しています(笑)自分の受験する部屋と机を確認した後お手洗いをすませ、着席。地元の公立高校ですが、部屋は暖房がついていて暖かかったです。

     他の受験者は男女半々くらい。若い人(学生)より社会人の方が多く感じました。また、欠席者も多く、目の前3人と左隣が空席でした。参考書を見ている方が多かったですが、私はスマホでニュースを確認したり、リラックスするよう努めました。

    • 9:10 試験開始

     9時からは説明及び名前の記入があり実際の試験開始は9:10からでした。名前記入のさい、5問目が財務諸表なのが見えてしまい、頭の中では「\(^o^)/」と言う感じでしたが、5問目がダメでも1~4問目で稼ぐ、今までの自分を信じろ!と気合を入れ、1→2→3→4→5と順番通りに解答しました。

    1問目

     まんまと「直接法」の文字を見落としました。それ以外の問題は特に問題なし。自己採点では16点でしたが、実際は12点でした。あと1か所どこで間違えたのか不明です。

    2問目

     A商品に関する商品有高帳作成でしたが、仕入帳の最後にB商品が書いてある嫌らしい問題だと感じました。前週に受けた全経簿記でも商品有高帳が出たため、楽勝…と思いきや、何故か次期繰り越しが0になってしまい、自分でもわけがわからず。自己採点、実際の点数ともに4点でした。

    3問目

     合計試算表の作成でした。まずはいつもの通り仕訳て、借方と貸方を記入。この時点では合計金額が合いませんでしたが、とりあえず全て埋めたところで4問目へ。この時は、なんで「当座借越契約を結んでいる」なんて書いてあるんだろうという程度の認識でした…。

     全部の答案を埋めた後に3問目に戻りました。どこが違うんだろう、と見直しているうちに当座の残高がマイナスになる日があるのを発見。当座借越はこのためか!と興奮しながらも、計算ミス等しないようにしっかり確認しながら記入。

     結局、借方と貸方は一致しなかったのですが、部分点でカバー。自己採点30点で、実際の点数も30点でした。今回の問題は、表の日付が空欄になっており、日付を書かないと0点や減点という噂が某掲示板に書かれていましたが、どうやら配点はないようでした(笑)

    4問目

     伝票記入の問題。実は、次回の試験から範囲外になる5伝票制は得意だったのですが、3伝票制はてんでダメ。とりあえず、与えられた数字などの情報から必死に埋めました。自己採点6点、実際も6点でした。

    5問目

     まさかの、2回連続の財務諸表に絶望感を抱きながら問題を確認。前回よりは簡単そうと気持ちを持ち直し、まずは仕訳。その後、わかったところから埋めていったのですが、やはり金額が一致しない。イライラしてきてしまったので、ここで一旦3問目に戻りました。ここまでで、試験時間約1時間経過。練習の時と同じペースでした。

     3問目の当座借越を発見してすっきりしたところで5問目再び。色々あがきますが、まったく一致しない金額。時間が刻々と過ぎ、あと5分を切ったところで「しーくりくりしー」の呪文を思い出しました。あと5分…消して書き直して間に合うか?と焦りました。ここで、第140回の時の失敗を思い出します。

     あと5分しかないから…と答案を書きなおさなかったら不合格だったと。やるしかないと腹をくくり、ほとんどの人がペンを置いている中、電卓をたたいて計算し直し、4ヵ所くらい書き直しました。それでも金額は一致しませんでしたがここで時間切れ。自己採点では15点でしたが、実際は21点でした。

    試験終了後

     会場前で大原が配っていた解答速報を貰って帰宅。某掲示板にて、他の受験者の感想などを見ながらしばしまったり。夕方になり、大原のHPで模範解答を確認。「もしかしたらぎりぎり受かってるかも」と淡い期待を抱き、結果発表を待ちました。

    試験中の出来事

     実は、途中で机の上から受験票と身分証明書を盛大に落としてしまいました。私の代わりに落ちてくれたのかな…と思っています。

    試験結果

     自己採点は74点でしたが、実際の結果は73点でギリギリ合格となりました。簿記検定ナビの合格率速報では、今回も合格率が低くなりそうでしたので、まさか自分が合格できるとは思わず、大変嬉しかったです。

    試験を受けて思ったこと

     2,4問目を捨ててはいけない。もし、この2問が0点だったら私は不合格でした。さらに言うと、前週の全経簿記で商品有高帳が出やすいのを知って勉強していなければ、恐らく2問目が0点で69点で落ちていたかもしれません。配点が低いからと、2,4問目を侮ってはいけません。1点を笑うものは、1点に泣きます。

    管理人から三度目の正直さんへ追加の質問

     三度目の正直さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は合計残高試算表です。こちらは、不合格だった140回の試験時にも満点を取れておりました。仕訳はどちらかといえば得意なので、計算ミスさえしなければ確実に点を取れることもあり、得意だと認識しています。

     苦手な論点は精算表伝票(3伝票制)です。精算表は、初めて解いた時は「売上」より下が全滅でした。こちらも、仕訳は出来ている(保険料の計算なども問題なし)のに、貸借対照表と損益計算書のどちらなのか、借方と貸方どちらなのか全く理解できていませんでした。

     克服方法は、ずばりネットで解き方を検索しました。先にも書きましたが、「まみ(前未)ちゃんはブス(B/S)」には随分と助けられました。また、しばらくは貸借対照表の上に「資産、費用(純資産)」、損益計算書の上に「費用(純利益)、収益」と書いて、今どの勘定科目を記入しようとしているのか冷静に考えて判断するようにしました。

     最初はそれでもミスばかりでしたが、問題を10回くらい解いたころから、急にスッと理解できるようになりました。

     伝票は、なぜか3伝票制だけが苦手です。とりあえず「入金・出金・振替の3つしかない。売上と仕入は全部掛け取引したと考える」とだけ覚えましたが、我ながらこれではかなり不安ですし、克服できてはおりません。2級に進む前に、もう一度おさらいが必要だと考えています。

     三度目の正直さんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     ずばり、簿記検定ナビさんの他の受験生の合格体験記を読むことです。他の方の勉強方法など、大変参考になり、励みにもなりました。また、自分も合格したら体験記を送るぞ!と言う気持ちも芽生えました。

     体験記を書いている方の多くが1発合格なさっている中で、3回目にしてギリギリの点数でようやく合格したと言うのは少々恥ずかしい気持ちも有りますが、同じように複数回不合格になっている方の励みになればと思っています。

     この先、2級まで目指したいと考えておりまして、2級合格者の方の体験記も現在進行形で拝見させていただいております!

     資格の大原の講座の良かったところとイマイチだったところを教えてください。
     私が通ったのは、「映像通学」なので、生講義とは異なる点があります。また、地方在住の為首都圏の校舎ともだいぶ違いがあると思います。

    【◯】良かったところ

    ・講義のレジュメを冊子で貰えるので、まとめノートを作る必要がない。
    ・受験申し込みを大原の窓口でできる(団体受験扱いになります)。
    ・問題が全体的に難しく作られているので力が付く。
    ・視聴ブースには視聴用PC以外何もないので、勉強に集中できる。
    ・講義を受講しない日でも、自習ブースが無料で使える。

    【△】イマイチだったところ

    ・答練や模試も講座に含まれているのに、実際は問題を渡される→解く時間なく解説を視聴しなければならない。
    ・同じ講義を再度受講する場合は有料(例:第4回目の講義まで終わったところで、もう一度第2回目の講義が見たい場合)である。
    ・質問がある場合は、別の校舎の講師に電話しなければならない。
    ・「好きな時間に通える」とあるが、実際は視聴開始可能時間が決まっている。
    ・大手予備校に通っているから大丈夫、という謎の安心感が生まれてしまう。

    管理人コメント

     三度目の正直さん、簿記3級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。資格の大原の講座について詳しく書いていただきましたので、受講を検討されている方にとってはかなり参考になると思います。

     まず、第2問・第4問についてですが、三度目の正直さんのおっしゃるとおり配点こそ低いものの、短時間で解答できる問題が出題される可能性が高いので、配点の多い第3問・第5問と同じようにきちんと対策しておくべきだと思います。

     また、ここ最近の本試験は難しい問題の出題が続いており、わずか1点、2点が合否を分けるケースが多いです。これから受験される方には、最後の1分1秒まで諦めずに問題を解き続けた三度目の正直さんの姿勢を、ぜひ見習っていただきたいと思います。

    三度目の正直さんが使われた教材や電卓のまとめ

    • テキスト:大原の簿記3級講座のテキスト(※市販なし)
    • 問題集:大原の簿記3級講座の問題集(※市販なし)
    • 過去問:合格するための過去問題集 日商簿記3級
    • 電卓:SHARP EL-M334
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第141回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.74

    簿記のルールを覚えるために「徹底的に仕訳を解く」ことをおすすめします!

    • 投稿者:あんにゃもさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     私が簿記検定を受験してみようと思った理由は、2012年度の法律系資格試験に合格し、同期合格した方が独立開業に向けて「基礎的な知識でもあれば役に立つと思う」と3級を受験し、合格したとの報告を受けたからでした。

     当時、私自身は別の資格試験の勉強に入ったばかりだったので、自分の試し受験が終わり次第取り組むつもりでいましたが、簿記は「何となく難しそう、自分には合わなさそう」というイメージが強かったため、どんな勉強をするのかだけでも見てみたくて、同期合格者が「この1冊だけでいけたよ」と言っていたことと、手に取りやすい価格だったので「参考程度に」のつもりで気楽に1冊目を購入しました。

     試し受験が終わり、本格的な試験勉強開始とともに簿記の勉強を始めたのですが、数ページ読み進んだ所で興味が持続せず、本命の資格試験の方ばかりが気になり、「今すぐじゃなくてもいいや…」と平行しての勉強は断念し他資格試験の準備に集中しました。

     翌年の資格試験は残念な結果に終わり、この年にも平行勉強を考えたのですが、やはり頭の数ページで興味がなくなり、よそ見をしている余裕はないと判断し再度放置しました。

     その後本命の試験が終わり、やっと簿記だけに集中できる環境になったので、「今度こそ最後まで」のつもりで取り組みました。

    テキスト・電卓について

    【60点】簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級

     同期合格者が「この1冊だけでいけたよ」と言っていた参考書で、最初の1冊としてはイラストも漫画もあり、入りやすい本だとは思います。

     ただ、「理屈はあまり考えずに、丸覚えしてください」「とりあえず覚えてください」といったものが結構あり、丸覚えではなく理由からしっかり詰めていくタイプの勉強を好む私としてはかなり苦痛に感じる部分が多くありました。

     学習初期の頃に興味があまり持てなかった理由も、この本の「とりあえず覚えましょう」にあったのではと思います。

    【80点】パブロフ簿記3級(iPhoneアプリ)

     隙間時間に仕訳問題が出来ればと思い、上記テキストと一緒にDLしました。学習したところを繰り返し練習しました。試験当日は注意事項の説明が始まる直前まで、このアプリで問題を解いていました。

    【85点】簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 総仕上げ問題集

     テキストのほうで仕訳自体はある程度できるようになりましたが、過去問題集を持っていなかったので、1冊目のテキストが全部終わった後にこちらを購入しました。

     問題別に対策が立てられていますが、1問目の仕訳問題以外、殆どまともに解けなくて愕然としました。仕訳は出来るけれど、仕訳しか出来ない感じで「試験対策」を全くしていなかったことに気づき冷汗が出ました。過去問を一度も見ずに勉強を始めてしまったこともいけなかったと思います。

     また、パブロフ流では勘定科目の左右については指摘があっても、上下の位置を意識しながら学習することが出来なかったため、5問目の問題で左から右に数字を写す時に、「損益計算書」に写すのか「貸借対照表」に写すのかがわからず直前期に非常に焦りました。

     その後、下記の参考書をこなした後で再度こちらの問題集を解きましたが、理屈がきちんと理解できた後では「試験対策」としてとても使いやすい本でした。

     付属の模擬試験と合わせて時間配分の練習と実力試しにはとてもよかったです。ただ、2問目と4問目にもかなり割いている感じなので、下記の参考書を買っていなかったら3問目、5問目対策に遅れが出たかもしれません。

    【85点】日商簿記3級 合格これ1冊

     仕訳は出来ても試験問題が解けないことに焦り、Amazonでの評価が良かったことと、「なか見!検索」で私が一番理解不足だった勘定科目の位置についての解説が書かれてあることがわかったのですぐに購入しました。本試験の1ヶ月前でした。

     解説には問題ごとに(B/S)や(P/L)が書かれてあるので目で位置を確認することができ、「今はここの話をしている」「費用で計上してたのを資産にしたからこことここのこと」など(T/B)全体を把握しながら学習することが出来ました。

     パブロフ流で丸覚えした箇所もしっかり解説されており、最初からこの本を手にしていれば良かったと思いました。位置とその場所の意味が理解できるようになると、苦手だった経過勘定が解けるようになりました。

     パブロフ流では「ゴロで覚えよう、未だから足すだね」と言った感じで、足すと言われても右左どちらに書くのかが分からず困りましたが、しっかり理解できるようになってからは迷わなくなり、本試験でも経過勘定を計算するときには、間違わないように簡易に図を書いて「ここのことだから右に書く」などと意識しながら解きました。

     模擬試験と本試験の過去問が1回分ずつ入っていて、試験1週間前に本試験の過去問を時間内に解き、合格点が取れたことは試験への自信につながりました。

    【100点】簿記検定ナビ 仕訳問題対策(3級)

     模擬試験は数冊合わせて10回分以上ありましたが、過去問題は「合格これ1冊」についていた1回分しかなかったので、仕訳問題だけでも「実際」を見ておくべきだとDLしました。全部の問題をプリントアウトし、解答と解説はPCで見る方法にしました。解説も詳しく書いてあり、すごく役に立ちました。

     何度解いてもどうしても苦手だった「現金過不足」の問題を徹底して解きました。解説ページには「第○回にも出題」と出題回がすべて列挙されているので、書かれてある回に飛び、現金過不足の問題だけを集中的に繰り返して解き、無事すべての問題をばっちり解けるようになりました。

     自分で出題回をチェックしていたらすごく時間がかかったはずなので、とても助かりました。パブロフ流の優しい表現での問題に慣れていたので、本試験の硬い表現の問題文に「すごく難しそう…大丈夫かな」と不安になりましたが、数をこなしていくと怖さもなくなりました。

     「現金過不足」以外は全部を3回解き、実際の試験でも似たような問題が出てくれたので、無事満点を取ることが出来ました。仕訳問題対策をやっていなかったら絶対に取れなかったと思います。問題数が多くて大変でしたが、やって本当に良かったです。

    【90点】簿記検定ナビ 第141回 日商簿記検定3級・簿記ナビ模試

     過去問検討は本来なら自分でやらなければいけないのですが、時間もなく過去問すら購入していない状態だったので、非常に助かりました。第141回にあわせた予想問題なので、本試験のつもりで2回解きました。

     1回目は時間が足りず、メモ用紙から解答用紙に数字を書き写せずギリギリの70点でした。それまでは全部を計算し終わってからメモ用紙を見ながら写していたのですが、計算が終わって埋まる枠が出来たらすぐ書き写す方法に変更しました。

     2回目は、同じ問題をすでに1度解いているにも関わらずやはり時間が足りず、点数は89点まで伸びましたが全てを解ききれずでした。本番でも時間が足りないかもと不安になりましたが、部分点を積み重ね合格点を取れればいいと気持ちを切り替えて最後まで諦めずに勉強を続けました。

    電卓 CANON HS-1220TUG

     1冊目のテキストを購入したときに、検索で簿記検定ナビに行きあたり、おすすめ簿記電卓の記事から購入を決めました。大きな表示で見やすく、打ちやすいですが大きめサイズです。試験会場ではもっと小型の電卓を持っている受験生が多く、音も静かなようでした。

     右手にペンを持ち、左手で電卓を使うようにと書いてあるテキストがあったのですが、私はどうしても左手で電卓を使うことに慣れなかったため諦め、最後まで右手でやり通しましたが、本試験の席が右端で、右上には身分証明書や受験票を置かなければならず、右側に電卓を置く場所がなくなってしまうので少し困りました。

     本人確認が終わった後は受験票などを机の左側の空スペースに移動し、電卓の位置を確保しました。

    学習方法

     ひたすら手を動かして何度も書いて解きました。アプリでも繰り返し問題を解きました。テキストの練習問題、模試の解答用紙を数組ずつコピーして、すべて書き込みながら練習しました。

     毎日長時間かかりきりでの勉強は出来ないので、それぞれのテキストの単元ごとを1日分と決めて、その日のノルマだけは必ずクリアするという方法でやりました。

     練習問題を続けていくうちに、1問目、3問目、5問目は安定して点数が取れるようになったので、テキストの指示通り1問目→5問目→3問目の順で解くことを決めて模試に取り組みました。

     2問目、4問目の問題を最初にチラッと見て、深く考え込まなくても解けそうな問題であれば3問目の前に解き、時間がかかりそうなら後回しにして最悪どちらか1問を捨ててもほかで合格点が取れるように、大問3問を解ききることを目標にしました。

     メモ書きから解答用紙に写したり、解答用紙上で左から右に書き写す時に場所を間違えるミスが何度かあったので、練習問題を解いている間はずっと定規を当てて問題を解いていましたが、本試験直前に「定規は使えない」ことが分かり困りました。

     ブログなどで定規の代わりに、受験票や身分証明書、使っていない問題用紙や下書き用紙を使うとあったので、本番では受験票を定規代わりに使いました。

     ひたすらテキストを読み、実際に問題を解くを繰り返していただけなのでまとめノートはありません。丸覚えしましょうとテキストに書かれていたときは、暗記用に図を書いたことなどもありましたが、その後理論的に理解できたので不要になりました。

     すべての問題集のすべての問題に?がつかなくなった後で、模試を解き始めました。本試験の2週間前でした。毎日1回分の模試を解き、週末は午前午後で2回分こなしました。

     模試に入った時期が遅かったので、全部解いてから本試験に行けるか不安でしたが、何とか全部解くことができ、すべての回で合格点が取れたのでこの調子で本試験も頑張ろうと思いました。

     また、最初はずっと全ての勘定科目を漢字で丁寧に書いていたのですが、時間短縮の必要性があるとわかってからは、略しすぎない程度に略し、同じような略になる科目で写しミスをしないように、記号なども使うことにしました。

     ローマ字の略は私には見づらかったので、漢字とひらがなと記号を使いました。転記した仕訳の横にレ点チェックを入れていたので×印はレ点と見間違いそうなので使いませんでした。

     手形は手に○をつけて目立たせ、受取手・支払手と略し、写す時には○を見つけ「受」と「支」だけに注意しました。受手、支手と略してみたら、受取手数料や支払手数料と紛らわしくなったので面倒でも2文字まで書き、手を囲むことで目立たせました。

     細かい字で書くと紛らわしくなる「前受金」と「前払金」は「受」の下に波線を引き、「払」の下には二重線を引くことにしました。書く手数は増えますが、波線を引いたこと、二重線を引いたこと自体が記憶になり、写す時に「前受があったはず、前払があったはず」と思い出すことができ写し落としへの注意になりました。

     また漢字がたくさんある中にひらがなの並びがあると目立つので、当座預金は「とうざ」とひらがなで書くことにしました。

     買掛、売掛もリストになっているものから探そうとすると数も多く埋もれやすいので、「買かけ」「売かけ」と漢字とひらがなを組み合わせ、さらに「買」「売」の漢字を他よりも大きく、「かけ」を小さく横に添えるように書くことで掛けの仕訳を目立たせた上で、売かけと売上を見間違わないようにしました。

     数字は「,000」を-などで略す人もいると見たのですが、私は電卓入力が苦手で、音で「0」を押した数を確認しながらでないと安心できなかったので、しっかりメモの数字を見て打つためにも省略することはやめました。

    試験日の1日の流れ

    • 5:30

     起床。ごはんを食べてすぐに出かけると必ずお腹が痛くなるので、かなり余裕を持って早めに起床。

    • 7:20

     自宅を出発。

    • 7:40

     電車で移動。乗り換えなしで会場につく路線なので、ほかに受験生がいるかもと思って見渡すと、両隣も向かいもドアのそばに立っている人もテキストを持っていました。

     次の駅からも受験生らしい人がどんどん来たので「こんなにたくさん受けるんだ…」と少し緊張しましたが、電車内でアプリの仕訳問題をしている間に落ち着き気にならなくなりました。

    • 8:20

     会場近隣の駅に到着。私大の大きいキャンパスが会場だったため、駅から会場までずっと人が続いていて迷う心配は一切ありませんでした。

    • 8:40

     掲示板の案内を見て自分の教室を探し着席しました。会場のあちこちに係りの方がいて、係りの方のほうから「教室はわかりますか?」などと声をかけてくださいました。

     教室の掲示板で自分の番号を探しているときにも声をかけてくださいましたし、席を確認し荷物を置いてからトイレを探して廊下に出たところですぐに入口近くの女性の方が「おトイレですか?向こうの奥にあります」と教えてくださりました。今までに資格試験を多数受けきましたが、こんなに丁寧な係員の方のいる試験は初めてかもと少し驚きました。

     教室自体は広めでしたが、3人席の右左の端に一人ずつ座るようになっていてその机自体が少々狭いように感じました。

     9時からの注意事項の説明までずっとアプリで仕訳問題を解いていました。電車で最初から解きなおしはじめ、説明開始までに全部を解き終わることができ、ちょっとした満足感と「仕訳は大丈夫だ」という安心感が出ました。

     周りを見るとテキストや問題集を開いている方が多く、スマホ(アプリ)を触っているように見える人はいませんでした。

    • 9:00

     注意事項の説明と解答用紙の配布。試験開始前に氏名等を書くように指示されたので、解答用紙をチラっと見て5問目に精算表が出ていないことにちょっとがっかりしました。でも財務諸表の対策もしてきていたので、あまり不安にならないように気をつけました。

    • 9:15 試験開始

     まず全体をざっと見て、解く順番を考えました。1問目は特に大きな変更はなさそうなので予定通り1問目から。次は5問目を予定していたけれど財務諸表だったのと、問題文自体がとても読みづらい感じだったので、仕訳の数は多そうだけれど3問目をキッチリ片付けてからにしようと予定を変更して「1→3→5」の順番にしました。

     2、4はどこに入れようかと考えたところ、4問目は文章問題なのでとりあえずわかるものを3問目の後に。2問目はしっかり落ち着いて日付を追って書きさえすれば全部埋められると思ったので、とりあえず先に5問目を解いてみて、詰まる箇所が出たら頭を切り替えて2問目に行こうと思いました。(配点の高さから5問目を優先しました)

    1問目

     問題なく解けました。5題目の解答で割れていたようですが、租税公課以外全く思いつきもしませんでした。過去問の仕訳を解いていたおかげで引っかかりやすいであろう引っかけも回避できました。結果は20点でした。

    3問目

     焦らず丁寧に仕訳をし、二重のものを消してT字勘定に写しました。全く同じ出題形式の問題を解いていたので、迷った所はありませんでした。

     問題集を解いている時に、表の下の方の科目は1度しか仕訳に出てきてないものが多いことに気づいたので、解答欄の下の方の科目から、計算をして埋めていきました。下から上に向かって埋め、途中写すだけの科目などを先に埋めたりしながら全部を埋めました。

     それぞれ左右を足してみると12月末残高は一致したものの、月中取引高に9,000円の差が出てしまいました。T字勘定なのでそれぞれの計算の見直しはしやすいですが、確かめ計算を今すぐするべきか、後回しにするべきか少し悩み、解答用紙の借方の合計を書く場所のすぐ下に「9,000足りない」とメモ書きして後回しにしました。

     12月末残高が一致しているということは、ミスの箇所はそう多くないはずなので部分点は十分狙えると判断したからです。

    4問目

     穴埋め問題が出るとは思っていなかったのでびっくりしましたが、部分点狙いの4問目なので、できるところだけでいいやのつもりで読み進めました。(イ)が分からなかったので「合計」と書きました。

     表の形は目で見てよく知っているものの、その表の名前自体はあまり気にしたことがありませんでした。こういった知識を問われると弱いのは、単純に勉強不足だなと思いました。

     ほかの4箇所の答えには自信があったので深く気にしないようにし、次の問題へ移りました。結果は8点でした。

    5問目

     このような形での出題を見たことがなかったので少し動揺しましたが「満点を取る必要はない、1箇所でも多く部分点を取るんだ」と気持ちを切り替えて取り組みました。

     おそらく決算整理事項に書かれてある8項目の部分が得点配分になるのだろうと踏んで、1項目ずつ分かる所から計算を始めました。

     項目5の備品の減価償却の直接法自体は知っていたものの、この形で解いたことがなかったので、どうしても計算すると小数点の数字が出てしまい、この科目の計算を諦めました。残りの3項目を計算した後で、頭を切り替えて先に2問目に行くことにしました。

    2問目

     全部の日付の仕訳をして、当座預金の残高をチェックするだけなので特に問題はありませんでした。このタイプの問題もしっかり練習していたので、単純な記入ミスだけに気をつけました。結果は10点でした。

    3問目-2(見直し)

     5問目の減価償却を考えるより、3問目のミスの箇所を見るける方が早そうだと判断して見直し計算をすることにしました。

     仕訳からT字勘定への写しも、勘定の計算も、計算から解答用紙への写しもあっていて、どうしたものかと悩んで諦めかけつつも、もう一度T字勘定からの解答用紙への写しミスをチェックしたところ、売上の借方を見ると1,000と解答用紙に書かれてありました。

     売上の借方は10,000で、仕訳に出てきたのはこの10,000の1回だけで、T字勘定で計算すると借方が消えて貸方だけが残り、借方の合計は転記するだけなので、そこでミスが出たようです。

     自分ではしっかりメモ書き通りに10,000と書いたつもりが1,000になっていて9,000足りなかったわけですが、このミスに気づいたときの安堵感から「これでバッチリ左右が合う!」と思わずニンマリしてしまいました(笑)

     大問のうち1と3の2問に不安がなくなり精神的にすごく楽になりました。「9,000足りない」のメモを消し、合計額をしっかり書き込みました。結果は30点でした。

    5問目-2(分からない箇所を考えてみる)

     色々と考えてみたのですが、試験中にはどうしても思いつかず。雑損も計算できなかったため、合計金額から推定することもできず。ほかの箇所に計算ミスがないかしっかり確認し、確実に部分点がもらえるように注意しました。結果は24点でした。

     既に記入した解答の自信度から5問目からは最低でも部分点を1箇所分貰えれば合格には届くと思ったので、残り5分のところで考えるのをやめ、解答欄の漢字のミスや書きなおしで消えてしまって見づらいところなどがないかの確認作業に移ることにしました。

     ゆっくり指さし確認で漢字を確認し、数字が読めるかを確認して試験を終了しました。

    ※試験時間中に途中退席したのは1人だけのようでした。

    ※残り時間のアナウンスがあったときに、かなり大きな声で「え?!もうそんな?!!」と言った男性がいました。電卓の音はするものの全体としては静かな会場なので、人の声にすごくびっくりしました。

    • 11:15

     試験終了。解答用紙の表紙も含めすべてを回収して、枚数の確認後解散となりました。大勢が一気に駅に向かうので大行列でしたが途中予備校の速報をもらいつつ、ざっと解答を確認し、1問目と4問目の解答速報に小さくガッツポーズをしながら帰りました。

     4問目の(イ)は不正解でしたが、不正解だと思いながら書いたのでほかの箇所が全部合っていたことのほうが嬉しかったです。初めての簿記試験で緊張もあったので、無事に終わってとにかくホッとしました。

    試験終了から合格発表まで

     家に帰って少し落ち着いた頃から、予備校各社が解答速報を出し始めたのでチェックしました。2問目は簡単にですが答えをメモ用紙に書いてあったので、この解答速報で満点を確認できました。

     3問目はそれぞれの科目の金額はメモ用紙から分かりますし、合計金額も合っていたので、おそらく全部の科目にミスはなかっただろうと30点を計上しました。

     5問目は配点部分がどこになるかで多少点数は上下するけれど、数校の解答速報を見る限り少なくとも7箇所分は合っているようなので、合格点自体は問題なく取れているだろうと判断しました。

     解答速報で試験日当日に合格を確信できたのはとても良かったのですが、商工会議所によって発表日にバラつきがあることを知らなかったため、ほかの所でどんどん合格発表がされているのに、最後の最後まで待たされていることにちょっとだけジリジリしました。

     いくら合格だろうと思っていても、試験は結果が出るまで何が起こるかわからないので「早く教えて!」という気持ちが12月に入ってからすごく強かったです。地域的に結果の早い場所を選べるのであれば、そちらを選んだ方がいいと思います。

     結果発表は12/18に郵送でとのことでしたが、17日に郵送で封筒が届きました。運悪く出張中だったので、受け取った家族からの写真付きメールで知りました。

     ≪二折厳禁≫と書かれた封筒なので、おそらく合格証が入っているのだろうとは思いましたが、電話先で開封してもらい、合格と各問題の得点を聞きました。予想していた通りの得点でした。大丈夫だとは思っていましたが、それでも実際に合格証を手にできて本当に嬉しかったです。

     もうやめちゃおうかなと何度も思った簿記ですが、今は簡単な帳簿つけ位なら自分でできるかも知れないなと思えるようになりました。私自身の独立開業はまだもう少し先になりそうですが、得た知識はきっと役に立つと思います。

    最後に

     「簿記3級程度は簡単だよ」といったことを聞くことがあり、私自身も「資格試験というか検定でしょ?」と思っていたところがありましたが、いざ始めてみるととても難しく、内容もつまらなく感じ、やめようかな思うことがありました。

     簿記試験は知識を問われるというよりも、ルールを正しく覚えているか、実際に使えるかを問われる試験なので、ルールを覚え込む作業を上手く乗り越えないと途中で嫌になって投げ出してしまう事になるのかもしれないなと思います。

     でもルールさえわかってしまえば、問題がちゃんと解けるようになるので一気に楽しくなります。問題によってはパズルのような感覚でとても面白いです。

     私の場合は最後まで根性でそのまま進みましたが、合わないな、つまらないなと思ったら諦める前にテキストを変えてみるというのも一手かもしれません。

     楽しくなれば勉強は捗りますし、続ければ続けるほどルールはしっかり自分の中に刻まれて、短時間で解けるようにもなると思います。

     また、苦しいのは知らないルールを覚える最初の段階だけです。試験対策としてそれぞれの出題傾向にあわせた練習をする必要はありますが、どんな形で出されても「ルールさえ分かっていれば」必ず解ける問題です。

     芸術系のコンクールのように「(合格)該当者なし」という結果は絶対にありませんし、70点取りさえすれば周りがどんな人たちであろうと絶対に合格できる試験です。ルールを覚えることを第一目標にして、まずは一順頑張ってみてください。

     ルールを覚えるにはとにかく仕訳を解きまくることが一番だと思います。仕訳が出来ないとどうにもならないので、とにかく仕訳ができるように頑張ってください。その後で各問題の対策に乗り出しても決して遅くはないと思います。

     次回を最後に試験範囲が変わるようなので、次回、次回以降の受験生さんは大変かもしれませんが、ぜひ頑張って合格を目指してください。

    管理人コメント

     あんにゃもさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     教材レビューや勉強方法について詳しく書いていただきましたので、教材選びや勉強方法で悩んでいる受験生の方はぜひ参考にしてください。

     個人的に「すごい!」と思ったのは、勘定科目の省略に関する部分です。簿記検定ナビでも勘定科目の省略パターン一覧表ページで省略方法を紹介していますが、私自身、ここまで意識して使い分けていなかったのでとても参考になりました。

     省略方法に絶対的な正解はありませんので、あんにゃもさんのように「自分が使いやすいようにカスタマイズする」ことをおすすめします。文字サイズや漢字とひらがなの使い分けなんかはすごく良いと思います。

     また、教材レビューの最後のところで、電卓を打つ手について書かれていますが、個人的にはどちらの手で打ってもそんなに変わらないと思います。私自身、昔からずっと右手(しかも中指のみ)で打っていますが、ハンデを感じたことは1度もありません。

     あと、「試験終了から合格発表まで」のところで合格発表日について書かれていますが、あんにゃもさんのご指摘のとおり、合格発表日は商工会議所によって異なります。

     特に東京23区・横浜市内を管轄する東京・横浜商工会議所は合格発表がかなり遅いので、これらの地域に住んでいる方は家からちょっと遠くても合格発表の早い商工会議所で受験することを検討してみてはいかがでしょうか。

     簿記検定ナビの全国の商工会議所&申し込み日程情報ページでは、全国の各商工会議所の申込期間だけでなく合格発表日も併記しているので(※WEBで公表されている商工会議所のみ)、申し込み前に一度ご確認いただければと思います。

    あんにゃもさんが使われた教材や電卓のまとめ