カテゴリー: 簿記3級

  • 第121回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.8

    小学3年生が日商簿記検定3級に合格!親子の二人三脚の軌跡。

    • 投稿者:かなさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約6か月
    • 備考:受験されたのはかなさんの娘さん(小学校3年生)

     静岡県袋井市の小学校3生・女の子の母です。三回目にして、やっと3級に合格しました。小3いうことで、よく頑張ったと思います。一週間で3級合格という書籍に心を動かされて、もしかしたら、簡単に受かるかも…という不純な動機でしたが、まぁ、頑張ってみようということで始めました。

     滋賀県の小学校3年生が合格しているということで、残念ながら、最年少とはいきませんでしたが、次回の6は、日商簿記検定2級を受験予定で、チョコチョコ勉強しています。既に全経2級は合格済みなので、7月の全経1級も受験して、科目合格でも狙えればラッキーと、一日15分程度の勉強で、コツコツ積み上げています。小学生でもやる気になればできる!ということで、親子ともどもよい経験を積んでいます。

    試験日当日の流れ

     次女の水泳大会と重なってしまい、袋井商業高校に送迎するのがやっとでした。さすがに3回目ともなり、余裕の娘でしたが、果たしてその余裕はどこからくるのか…。「みんなで合格しようね」を合言葉に、周りの受験生に迷惑をかけない約束で、開始時刻30分前に会場入り。開始時刻を待たずに、母はそそくさと水泳大会に行ってしまいました。

     前回はトイレを我慢しての、つらい後半30分でしたので、今回は教訓にして、水分控えめ朝食にしたのがよかったのか、体調は万全。合否もそうですが、とりあえずベストをつくした喜びが大きいようでした。貸借一致しなかった…と残念そうでしたが、そんなことよりも、母の不安は、勘定科目の漢字があっているかどうか?にあり、指定科目の漢字に間違いが無かったかどうかと、ひとり違う心配をしていました。一緒に自己採点をした結果の、希望に満ちた合格発表でした。6月は、ぜひ2級をとろうね!と、少しずつ頑張っています。

    管理人からかなさんへ追加の質問

     今回の試験勉強に使われた教材名と、その教材を選ばれた理由を教えてください。また、これらの教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
     ①サクッとうかる日商3級 商業簿記テキスト②同トレーニング(ネットスクール 福島三千代)…こちらは通読程度で、とりあえず流れがつかめたかな?程度です。あまりお奨めはしません。

     ③合格するための過去問題集 TAC簿記検定講座…やっぱり、過去問はいいですねぇ。TACに構わず、どこでもよかったのかも知れませんが、とにかく過去問の回数を重ねたいことと、あまりお金をかけたくないの二つを考えると、こちらの本はお奨めです。解説どうのこうのという点については、どの出版社も変わらないと思いますが、経験豊富なTACや大原簿記がやはりよいのではないかと思います。

     電卓の機種名とその電卓を選ばれた理由を教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     「SHARP COMPET CS-S932」ですが、母的には、非常にお奨めしません。ただし、大きくて見やすいので、子供は大変気に入っています。

    とにかく弾かない。母は学生時代に日本電卓検定なるものの四段に合格しています。そのときの電卓は「SHARP COMPET CS-2128H」。今でも仕事で愛用しています。かれこれ17年の年季物です。弾きがよく、絶対お奨め。ただし、もう廃盤らしく、どこにもありません。そ~ですよねぇ。

    ということでSHARPにしてみたものの、値段の割には、子供の電卓は…。ちなみに、母の電卓は7,000円もしなかったような…。CASIOで良く弾くものがあるみたいです。ところが、SHARPの配列に慣れてしまった子供はすごく嫌がります。最初から、CASIOにすれば良かったと悔やむこのごろです。

     お子様が日々勉強するに当たって、お母様は何か具体的なサポートはされましたか?
     幸い、漢字が読めたので(書けませんでしたが)とりあえず、一緒に一通り朗読しました。「わかるよね~。簡単だね!」と嘘八百を並べ、「わからないだろうなぁ…」と思いつつ進んだところ、本人も調子に乗って「そうだね。簡単だね」って。そりゃ、冗談でしょ…と思いつつも、騙しながらとりあえず読破。1ヶ月そこそこで第119回を受験。ボロボロでした。

     簿記をあきらめた夏休みでしたが、第120回の申し込みが近づいた頃、「やってみる?」と聞くと。「うん。」またまた1ヶ月まえから即席簿記。今回はひたすら過去問を解きました。第108回~第119回を3回以上こなそう!を目標にしましたが、ついた実力はギリギリライン。問題によりけりのところまできました。

     ところが本試験。経過勘定項目を2ヶ所とも誤り、芋づる式に合格点割れ。本人よりも母がショックでした。そんな母のショックは「3級はもうや~めた。」2級をやろう!と、今思えば、非常に理不尽な行動。試験後から、母は勝手に「1ヶ月で日商簿記検定2級合格」という、勝手な本を子供と読み始め、はたまた「簡単だね~」攻撃で、商簿・工簿を読みきってしまいました。ここで母は満足。はたまた簿記とは縁遠い数ヶ月が過ぎました。

     そして第121回。今回は全経簿記が日商簿記検定より1週間早かったので、力試しに2級を受験。手ごたえを感じての日商簿記検定3級の受験。なんだか、母が勝手に盛り上がって勝手に終わってしまったかな~という3級受験でした。ただ、採点と見直しだけは付き合ってあげたかな?でも、母の雷はすぐに落ちるので、子供が嫌がりました。一日15分が、母の中では限界でした…ごめんね。

     数ある資格の中から簿記を選ばれた理由は何ですか?具体的な理由があれば教えてください。
     実は、英検に燃えていたハズでした。5歳の10月、入塾した英語教室の先生に「5級は無理」発言をされ、血が上った母は翌年1月に5級を受験。かなり子供に頑張らせてしまいました。「合格!どうだ~」とばかりに退塾。入会金もったいなかった~。

     ついで受験で、5歳の6月次に4級合格。6歳(幼稚園年長)の10月次に3級合格。すご~く頑張りすぎて、子供は英語嫌いに…。その後から小学校1年生の間中、準2級を受験し続けましたが、あと1点で合格!!が最高で、あとは坂を転がるかのごとく…。

     小学校2年生の一年間は、反動で何も勉強せず。このままではいけないと思い、何か母が教えられるものは無いかと考えたところ、「簿記の専門学校を卒業しているから、簿記くらいなら教えられるだろう」と始めたのが、今回の合格に繋がりました。でも、勉強嫌いは相変わらず直りませんでした。本末転倒?でも、頑張る!って凄い事だと思いました。

    管理人コメント

     かなさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!投稿してくださったかなさんは今回、見事合格された娘さんのお母様なのですが、「なんとしてでも娘を合格させたい!」という気持ちが、ヒシヒシと伝わってくる素晴らしい合格体験記に仕上がっています。しかし小学校3年生で3級合格とは…僕なんか友達の家でファミコンばかりやっていました…orz

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたかなさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきました。本当にありがとうございました。

    かなさんの娘さんが使われた教材や電卓のまとめ

    • テキスト:サクッとうかる日商3級商業簿記 テキスト(ネットスクール)
    • 問題集:サクッとうかる日商3級商業簿記 トレーニング(ネットスクール)
    • 過去問:合格するための過去問題集 日商簿記3級(TAC出版)
    • 電卓:SHARP COMPET CS-S932
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第121回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.7

    独自の試験対策を考案・確立。簿記の勉強は量より質を重視しよう!

    • 投稿者:JUSTYさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:週2日(土日のみ)を約3ヶ月

    日商簿記検定を取ろうとしたきっかけ

     私は20代前半の男で妻子持ちなので貧乏で、さらにこの不景気。なんとか昇進したいのでその材料の1つに。というのと、最悪転職する事になったとしても少しでも資格を武器にしたいと思った為。そしてなんと言っても知名度のわりに割安な受験料w

    事前情報収集

     とにかく子持ち貧乏な私ですが、ソフトウェア開発の仕事をしている事もありインターネットでの情報収集で比較的早い段階で多くの情報を仕入れる事ができました。(ちなみに対策情報収集前は簿記の知識はゼロでした。。)

     参考書はネットのレビューで高評価なものをチェックし同じものを実店舗の書店で内容確認し、自分に合ったものをネット購入しました。

    • 成美堂出版 超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集
    • TAC 日商簿記3級 ‘09年2・6月検定対策 合格するための過去問題集
    • 成美堂出版 ここが出る! 日商簿記3級 完全予想模試

     なぜ、参考書と過去問の会社が不一致なのかと言うと、参考書はどうしても内容をじっくり見てから購入したかったので実店舗にあったものを選択したからです。過去問は評判の良いTACにしました。通常は全て同じ出版社の方がいいかもしれません。

     困ったのが電卓です。「高機能のものは使えない」などの情報もあり、悩んだ末、SHARPのEL-G34を買いました。高かったのですが、1級まで目指せるものをと思い購入しました。実際に専門学校で使っているとの事でこれなら電卓がダメで退場させられる事もないだろうとの考えもありました。

     電卓をペンを持つ手とは逆で打つと後々効率が良い事も知りました。打つ早さは重要ではないとの情報もあり、速さよりも「左手で打つ」事に力を入れました。加えてネット巡回中に暑さ、寒さ対策も重要だと知りました。121回は2月でしたので手を暖められるようカイロを準備するようにしました。

     INPUTの時期とOUTPUTの時期が必要という事も知りました。これは、大原やTACのサイトで講義スケジュールを参考にしました。

    • INPUT期 → 新しい事を覚える(参考書学習)
    • OUTPUT期 → 覚えた事をテストする(過去問・模試)

    独自の試験対策(もしかしたらネットに載ってるのかもしれないですが。。)

    学習の際、シャープペンシルと消しゴム以外は使わない】…試験では使用不可であり、色掛けで覚えても、実試験中は全て真っ黒の文字を見る訳なので、本番に極力近い条件で取り組む為。

    携帯の待ち受けに間違えた所を箇条書きで表示】…毎日見るので意識するようになる。

    過去問の「問題用紙」もコピー機などで印刷し、実試験に近い形で2時間取り組む】…初めての受験となるので、とにかく本番に近い環境にして当日の緊張を緩和できるようにしました。

    自宅とは離れた場所で学習する】…「勉強の時間」という切り替えを体に染み込ませる為、普段の行動範囲と少し違った場所で学習するようにしました。

    問2、問4を一番最後に】…過去問を解くうちに思った事ですが、私個人的には、問2、問4は「これをやっておけば間違いない」という予想がつけづらい問題でした。配点も低い事が予想され、かつまれに難しい問題が出るので、問2、問4は最後に解く事を試験前から決めていました。

    使い慣れたメーカーの新品消しゴムを無駄に多く持っていく】…簿記の回答用紙は表組になっているので特に問3、問5は解答欄が狭く、消したい所をピンポイントで消す必要がありました。その為、新品消しゴムを2個持参し、試験に臨みました。カンマの位置が間違っていた場合などにも有効かと思います。試験中に消しゴムを1つ落としてしまうハプニングもありましたが、もうひとつ卓上に置いておいたので、試験管を呼ばずに続行できました。

    ワークライフバランスを大事に】…家庭を持っている方は特に気を使った方が良いと思います。私は、はじめは仕事のある平日も毎日勉強していましたが妻とケンカした後などは正直勉強に身が入りませんでした。家族の理解も得る為に、体調が悪い日は勉強しない事や、決まった日時に勉強するよう約束してお互い安心した上で勉強する事をこころがけました。

    学習の流れ

    【INPUT期】…参考書をベースにし、内容をノートに書き込み学習を行いました。めんどうでもノートに書くという点を重視しました。参考書に書いてある事も重要なポイントはあえてノートに書きました。ネットの意見では参考書に書き込む事で効率アップを図っているものが多いですが、覚えが悪く、勉強が苦手な自分は遠回りでもそうしないと覚えないので、あえてノート重視にしました。

    【OUTPUT期-初期】…INPUTの時期にて、一通り参考書付属の問題を網羅した時点でOUTPUT期に移行しました。OUTPUT期の初期は全く過去問を解けなかったが、焦らず参考書を開きながら出来なかった過去問の理解を深めたのが結果的によかった。

    【OUTPUT期-中期】…あとはひたすら過去問を繰り返し解きました。繰り返し過去問を解く際の注意点として、100点満点中70点を切るようであれば、間違えた個所をじっくり検証しました。そして70点を越えるまで、次の過去問は行いませんでした。(しかしこの方法だと多くの過去問にチャレンジできないのであまりオススメではないかもしれません。実際、109回~112回までしかできませんでした。)

    【OUTPUT期-試験直前期】…今まで参考書付属の問題集や過去問で間違えた個所を全て洗い出し、そこを重点学習しました。

    【OUTPUT期-試験前日】…1日全てを予想模試に費やしました。予想模試を4回分解きました。間違えた個所をノートにまとめてチェックしました。23:00に就寝しました。

    【試験当日】…AM3:00起床。この時間に起きた理由は、模試を試験前に1回は行っておき、時間配分の感覚を失わない事と、起床後3時間は脳が活発に働かないというのをどこかで聞いたような気がしたからです。(あいまいですが。。)

    実際に私が受験した試験会場のデータ(○○商工会議所)

    • よくある長いテーブルで試験が行われる。
    • テーブルには受験者2名を両サイドに配置。
    • 受験票をテーブルの左端か右端に置く事になっている(右端か左端かは席により異なる)
    • 受験票と共に身分証明書を置く(この「受験票」「身分証明書」はテーブルから落ちそうで非常に気になるので、テーブルに張ってある受験番号のシールにはさんで固定してしまう事がポイント!)
    • 持ち込める物が厳しく制限されているはずだが、他の受験者は普通にテーブル上に筆箱やジュースが乗っていた(しかし、試験管によってはダメな場合もあるだろうからそもそも疑わしい事はしない方が無難だと思われる)
    • 問題用紙、回答用紙はA3横の真ん中にミシン目で折られている形式で、切り離してはいけない。その為、次の問題に進む際、気をつけながら折り返したりする必要がある。
    • 回答用紙の全ての用紙に受験番号・氏名・生年月日を記入する。これは試験時間には含まないので安心して良い。
    • なぜか、試験開始時刻から試験についての説明が始まるので試験開始時間が9:07からとなった。当然終了時間も延びた(これは予想外の展開だったのでかなり焦りました)
    • 試験会場に掛け時計があった。正面と右サイドにある(もしかしたら会場によって違うかも)
    • 試験管が30分毎ぐらいに経過時間をアナウンスしてくれる(終了前は10分前など。しかし、これも試験管の性格によって違うかも)
    • 10分前に着いたが、もう9割が席についていた。
    • 受験者は中年1割、学生6割、若い社会人3割といった割合(3級の場合)

    試験日当日の1日の流れ

    • AM3:00 起床
    • AM4:00 試験会場の近くのファミレスで模試を行う。
    • AM6:00 採点&間違えた箇所のチェックと復習。
    • AM8:30 ファミレスを出る。試験会場へ移動。
    • AM8:50 試験会場の席へ到着。もうノートやテキストは見返さない。
    • AM9:00 試験の「説明」が開始される。(予想外!!)
    • AM9:07 試験開始
      • 問1を全て解く。しかし、1つだけ分からず保留。
      • 問3を解く。仕訳→T字→回答用紙。一発では貸借が合わなかったが、なんとか貸借が合う。
      • 問5を解く。仕訳→回答用紙。何度やっても貸借が合わず、残り時間10分を切ったところで貸借が合う。
      • 問4を解く。運よく楽勝だった。
      • 問2を解く。もうこの時点で残り5分を切っているので、スピード重視で解く。
      • 最後に問1の保留にしていたところに取り掛かるが冷静になれずタイムアップ。
    • 自宅でネットの速報にて自己採点。
      • 問1:5問中4問正解
      • 問2:4問中2問正解
      • 問3:1つの仕訳ミス以外はパーフェクト
      • 問4:パーフェクト
      • 問5:1つの仕訳ミス以外はパーフェクト

     大原、LEC、TACの回答速報で採点しましたが、自分の回答記憶が正しいという前提でどれも合格点ギリギリでしたが運良く合格していました。

    管理人コメント

     JUSTYさん、合格体験記のご投稿、ありがとうございました。お仕事でソフトウェアの開発をされているだけあって、重要なポイントが非常にうまく、見やすくまとめられている合格体験記だと思います。試験会場についても詳しく書いていただいていますので、初受験の方はぜひ参考にしていただきたいです。

     さて、早速内容に入らせていただきますが、まずは、過去問を本試験と同じ2時間で解いたり、問題を解く順番を予め固定されている点は、受験生全員の方に見習っていただきたいポイントです。「3級は簡単だから大丈夫」と言って基本的なことを疎かにしている人に限って、本試験の初見の問題でパニックになることは良くあります。JUSTYさんのように、戦略的な勉強スタイルの遂行を心がけるようにしてください。

     ここで、過去問を解く際にひとつ注意していただきたいのは、必ず間違えた問題の復習をすることです…とここまでは当たり前ですが、間違えた論点をノートに記録して統計を取ることを個人的におすすめします。例えば、保険料の前払いの処理に関する論点を間違えた場合は、日付とともにその旨をノートに記録しておいて、ある程度溜まってきたら自分で統計を取ってみてください。

     実際にやっていただければすぐにお分かりいただけると思いますが、間違える論点というのは毎回同じことが多いです。これをやることによって「いつも間違えてしまう論点を把握することが出来る→重点的に復習できる」ようになりますので、復習をより効果的・効率的に進めることが出来ます。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたJUSTYさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきました。本当にありがとうございました。

    JUSTYさんが使われた教材や電卓のまとめ

    • テキスト:超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集(成美堂出版)
    • 過去問:合格するための過去問題集 日商簿記3級(TAC出版)
    • 予想問題:ここが出る!日商簿記3級完全予想模試(成美堂出版)
    • 電卓:SHARP EL-G34(教育用電卓ですが、資格の学校TACの窓口で買えます)
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第121回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.6

    簿記はスポーツ!「毎日の反復練習」が短期合格のカギになる!

    • 投稿者:kibitanさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月半

     テキストは何年か前に購入した「一橋出版 日商簿記検定 教科書3級商業簿記」を参考にしながら、DAI-X総研日商簿記まるごと過去問題集をメインに問題を解き、最終仕上にネットスクールの121回試験予想ラストスパート模試を行い試験に臨みました。

     今回大切だなと感じたことは、試験当日は出来るだけ早く会場に着き、自分の机に座り慣れること、そして練習問題を何でも解いてみること。これをやれば試験開始までには落ち着きを取り戻します。

     実際本当に信じられないほど緊張しますので落ち着かないと受かるものも落ちてしまうと感じました。私はテキストにそのようにアドバイスが載っていたのでそのとおり実行して本番前までにかろうじて冷静さを取り戻しました。あとは頭の回転を良くするために朝から焼肉をたべ、前日は食べると元気になるマグロのお刺身を食べスタンバイしました!

    試験日当日の1日の流れ

     とにかく早く起きました。時間に余裕をもたせて、焼肉は「頭の回転がよくなり目覚めやすい」と以前テレビで言っていたので焼肉を食べ、糖分も頭に良いかもと勝手に思いお菓子まで食べ、バタバタせずのんびりゆったりと出掛ける準備をしました。

     服装にも気を使い会場が暑い場合は一枚脱げばいいように寒い時のためにカーディガンを着て、また椅子も硬いと困るので、膝がけを2枚持っていきそれを敷いて座ろうかと思っていたのですがそれは必要なかったです。でも足元が冷えたので持っていってよかったです。

     前回違う会場で受験した友人から「ものすごく緊張して手が震えて電卓がたたけず頭が真っ白になって失敗した」と聞いていたのでとにかく緊張しないよう早めに会場について自分の席について落ち着くよう問題を解きまくりました。(←DAI-Xの過去問題集のアドバイス)

     今回私は自信満々で試験会場へ向かったものの自分でも信じられないほど緊張してしまい練習問題を冷静に解けるようになるまで時間がかかりました。簡単な問題をやっていても自分が思った答えと違っている間違った答えを書いている自分に驚きましたし、問題を読んでも頭に入らずこれではマズイとあせりました。

     30分ほど答え合わせをしながら練習問題をすすめていくうちにやっと自分を取り戻し会場や机の高さに慣れてきて試験が始まったときには、冷静に対処できるようになっていました。試験前に電卓をたたき指の動きがよくなるよう準備も整えました。

     問題を解いた順番はいつもどおりのやり方で問1→問2→問4→問5→問3の順番でした。 問4を見て時間がかかりそうだったら最後にしようかと思いましたが、今回自分の得意な仕訳問題でしたので問5問3より先にやってしまいました。今回は仕訳問題が多く問3問5は素直な問題で量も適量で自分としてはとてもラッキーな3級試験だったと思います。 次は2級取得目標ですが、皆さんの体験談を参考にやっていきたいと思っております。

    管理人からkibitanさんへ追加の質問

     簿記の資格を取ろうと思ったきっかけなどがあれば教えてください。
     会社で簿記の資格を取得しようという動きがありまして、それでまずは3級からはじめてみました。
     今回、勉強で使われた一橋出版のテキストとDAI-Xの過去問題集、ネットスクールの模試のそれぞれの使用感を教えてください。また、これらの教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
     一橋出版のテキストは、10年程前に購入し一読していたものでした。(当時試験は受けずに終わってしまいました)その頃、何種類かテキストや問題集を購入し、試してみたのですが自分としてはこれが一番わかりやすくまた今回過去問題集を行ったときに感じたのですがこれを読めば全て分るようになっていると思いました。お勧めです。先日一橋出版の2級用のテキストを購入しました。

     DAI-Xの過去問題集これは、やりやすかったです。問題の回答ばかりでなく「こういう場合はこうする」とヒントが載っているところが良かったです。ただ、回答の説明は他の本に比べて細かくないような気がしましたが、簡潔で見やすかったです。細かくない説明のため結局、自分で一橋出版のテキストで調べることになるのでより覚えるようになったような気がします。

     ネットスクールの模試これが案外的中する部分も多々あり良かったです。仕訳問題で解き方の勉強が出来、試験でバッチリでした。予想模試内容は比較的易しい問題でしたが最後に自信がつきますしお勧めできます。

     試験で使われた電卓について、製品名や使用感を具体的に教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     電卓は会社でも常に使っているCASIO NS-2。かなり昔に購入したものですが使いやすいです。当時8000円くらいだったような。。私にはこれが最適です。もちろんお勧めです。ちなみにシャープペンと消しゴムは新調しました。角がある消しゴムは重要かなと思いまして。。また、シャープペンは疲れにくいと銘打って売っていたものを購入しました。少し太めのものですが、細いものよりは少しは疲れないような気がしました。
     kibitanさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意は仕訳です。苦手は、勘定(Tフォーム)の記入問題で空欄に勘定や金額を入れる系統です。とにかく苦手な問題は、正しく解けるまで何度も繰り返し正解になるまで問題を解いた後、次へ進みました。

     仕訳問題もはじめはミスってばかりでしたが最後に過去問の問1問2問4全てを再度解いたときには全て正解することが出来驚きました。多くの問題集をやることはできませんでしたが、過去問題集をしっかりやって、模試をやれば十分だと思いました。

     勉強を続けていく中で、特に気をつけていたことや、工夫したことなどがあれば教えてください。
     なるべく毎日続けて一日30分だけでも問題を解くようにしておりました。そしてやはり過去問題集中心に行い時間を計りながら2時間以内に出来るよう問1問2問4は合計で15分~20分目標とし、問3と問5は各々50分を目標にしながら解いてました。

    管理人コメント

     kibitanさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました。また、追加の質問にも快く回答していただきまして、重ねてお礼を申し上げます。

     それでは早速本題のほうに入っていきますが、kibitanさんの合格体験記を拝読させていただいてまず思ったのは、受験日当日の準備が完璧だということです。いすの硬さや下半身の冷え対策もそうですが、特に服装に気を遣っている点に注目していただきたいです。受験会場の室温というのは実際に会場入りしてみないと分からないですから、室温に合わせて調整できるような服装を選ぶことはとても大事なことだと思います。

     これは2月の試験だけでなく6月や11月の試験でも同じです。6月は冷房が効きすぎている可能性がありますし、11月は暖房が効きすぎている可能性がありますので、いずれにしても体温を調整できるような服装で試験に臨むようにしてください。

     あと、「なるべく毎日続けて一日30分だけでも問題を解くようにしておりました」という記述がありましたが、これは本当に理想的な勉強方法です。まとまった時間が作れない場合は、昼の休憩時間や通勤・通学の時間など、いわゆる細切れの時間を有効活用するように心がけるといいと思います。

     最後に、kibitanさんは出かける前にお菓子を召し上がっていますが、チョコレートなどの糖分は体内に入ると、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖に変わり、脳の働きを活発化させ、集中力アップに貢献してくれます…と言っても目に見えて効果が現れるわけではないので、試験前に1粒、2粒を気分転換がてらに摂取するといいでしょう。

     「チョコレートを食べたから、何か脳の働きが良くなった…気がする~(天津・木村ふうに)」という、根拠の無いポジティブシンキングが大事です(笑)

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたkibitanさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきました。本当にありがとうございました。

    kibitanさんが使われた教材や電卓のまとめ

    • テキスト:教科書・3級商業簿記(一橋出版)
    • 過去問:日商簿記3級まるごと過去問題集(ダイエックス出版)
    • 予想問題:試験予想ラストスパート模試3+1(ネットスクール出版)
    • 電卓:CASIO NS-2
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第121回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.5

    独学→通信の簿記講座。合格への最短ルートを常に模索し続けよう!

    • 投稿者:中高年の星くずさん
    • 勉強形態:通信
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月

    はじめに

     はじめまして。勉強中によく見ていた「簿記検定ナビ」さんの合格体験記に投稿するのが夢だったので、長くなりましたが我慢して最後までお読み下さい。特に中高年者の挑戦にこの体験記が少しでもお役に立てたらこの上ない喜びです。

     私が日商簿記検定を受けたのは、数年後に迫った定年後の生活設計を考えたのがきっかけです。年金も当てにならないので20代に取得した社会保険労務士を開業して少しでも収入を得ようと考え、ネットで色々と業界の現状などを調べていました。

     ある質問コーナーで「簿記は必要ですか」の問いに、「特別に必要ないが日商簿記検定3級程度の知識があればよいでしょう」との回答がありました。公務員で日商簿記検定には縁がなかったのですが、最近は地方自治体も公会計制度による「貸借対照表」がどうのこうのとか、仕事の関係で出席している会社の会議資料に「当期売上高」などの資料が出ますが内容がさっぱり理解できません。

     簿記という言葉は知っていましたが、改めて調べたら合格率30~40%とありました。社会保険労務士が10%程度だったので、これならすぐに合格するだろうと思いました。しかも、普通の資格試験は年1回なのに3回もある。仕事にも役立ちそうだし、いっちょやってみるかと決心しました。しかし、これが地獄の始まりになろうとは…

    いざ勉強を始めてみると…

     3級は簡単そうなので、合格に目安が立ったら途中から2級の勉強に入り、2月に3級、6月に2級合格という今から考えると身の程知らずな偉そうな計画を立てました。昨年10月、書店でTAC出版の「合格テキスト」と「合格トレーニング」の2冊をさっそく購入しました。

     ところが、いくら読んでも内容が理解できずに時間だけがいたずらに過ぎていきます。これではいけないと焦ってきた頃、ネットで通信講座の広告が目に入りました。数社を比較した結果、内容が充実していて価格も安い四谷学院の通信講座を受講することにしました。

    通信講座について

     基礎から学ぶ55段階学習プログラム、1日の学習はたった30分で3ヶ月、カリスマ講師によるDVD学習というのも魅力でした。11月中旬だったので、ちょうど残り3ヶ月です。始めてみると、本では理解できなかったことがDVDでスッと頭に入ってくるのが分かり、これなら何とかなるかな…と楽しくなってきました。特にカリスマ講師の話が面白くて、DVDを見ながら1人でワッハッハと笑うことも何度かありました。

     しかし、社会人特有の悩みが勉強時間の確保です。確かに1日30分間で進むのですが、色々な雑用があって1週間で1回もできないということもありました。やがて、年が明けましたが予定したスケジュールの遅れは明らかでした。しかも、さらに大きな困難が立ちはだかりました。

     いよいよ本格的な試験問題形式の段階になったのですが、年齢のためか30分を過ぎると頭がボーッとなり、単純なミスが多くなるのです。「第3問は30~40分で解けるように」とテキストにあるのに、45分がなかなか切れません。なぜ出来ないのかと自己嫌悪に陥り、体中に脂汗が出たこともしばしばありました。

     「こんなはずではなかった…」と何度も後悔しましたが、講師の「世の中の3級と言われる試験の中では、簿記3級は最も難しい部類です。」という言葉に励まされました。

    辛い直前期を乗り越えて

     1月下旬になると1日30分ではとても間に合わず、1時間~1時間半はやっていました。特に悩んだのが第3問の計算方法で、テキストどおりに仕訳をしてからT勘定に移して計算するのでは、30~40分ではとても無理です。最初は仕訳だけで計算していましたが、直接T勘定記入にしたところ、時間は短縮できても単純な仕訳ミスが多発します。

     時間短縮か確実性か悩んだ結果、試験前日に「確実な仕訳からいきなり計算方式」に決定しました。最終試験では70点台の合格圏に入りましたが、疲れでケアレスミスをするのではないか…という不安が常にありました。しかも、花粉症の薬を飲み始めたためか余計にボーッとするのです。

     前日の土曜日は朝10時から夜8時まで問題集を解き、9時に入浴して10時にベッドに入りました。体力・気力に劣る高齢者が合格するためには、睡眠を十分取って頭スッキリ状態で単純ミスを防ぐことが勝負だと思いました。

    バッグに入れたもの

     試験実施要領、受験票、よく削った新品の高級HB鉛筆5本、手動鉛筆削り器1台、新品の消しゴム1個、電卓2個、ティッシュ1箱、老眼鏡2本、今まで飲んだことのない高級ドリンク剤1本

    試験当日の様子(ドキュメンタリータッチ)

     前日の夜は早く眠ろうとして10時に就寝。ところが興奮して寝付けずに11時30分過ぎから少しウトウトした感じがしただけで1時半に目が覚める。その後は目はギンギンギラギラ、頭はカッカカッカ。何度か起き出して冷や酒を飲むが全然酔わない。母親の睡眠薬を飲むことも考えたが、効きすぎて頭がボーッとすることを恐れて我慢する。しかし、やはり早めに睡眠薬を飲んで熟睡するべきだった。

     やっと朝方5時過ぎから2時間ほどウトウトしたが、完全に寝不足状態。ただし、興奮しているためか眠気は感じない。朝食は途中で眠くならないようにコーヒーとパン2枚。花粉症の薬も飲むのを止めて、仏壇に線香を立ててから家を出る。駐車場でドリンク剤を飲んで20分前に試験会場へ入る。

     受験者は66名で、ほとんどが20代の若者で女性が多い。観察した感じでは上から2~3番目の年齢のようだった。直前までテキストを開いて勉強している人も多い。所々に欠席者の空席がある。受験番号は4番で、席は前から4番目だった。横には若い女性が座る。親子ほどの年の差である。時間前に一度会場外に出てトイレに入り、緊張を解すために屈伸運動を行う。開始前に試験官が「身分証明書を受験票の上に出して下さい」と指示があり、自動車免許証を置く。

     深呼吸をして瞑想しながら、試験中に心がけることを3つ再確認する。

    1. 落ち着く
    2. ミス防止のため必ず1度は見直し・検算
    3. 試算表は仕訳をしていきなり計算方式

     8時55分過ぎに試験官から諸注意が始まり、問題用紙と解答用紙が配られる。前から後ろの席に順番に回して開始前に受験番号と氏名を記入。透かして見た感じではT勘定の記入がないので一安心。試験開始は試験官のストップウオッチで計るとのこと。会場内の時計は9時3分になっていた。ロスタイム3分と確認。

     「始め」の合図で問題用紙を開き、いざ答案用紙に記入しようとしたら、心臓バクバク、手がブルブル震えて字が書けない。やっとのことで1問目を解くころにやっと手の震えが止まってきた。隣の女性より少し早く進んでいるのを横目で確認しながら2問目に。意外と簡単で安心して3問目に。残り1時間半を確認して少し余裕が出た。

     ところが、普通の残高試算表だと思ったら、期末から期首への振り替えがあってここでパニック状態に。とりあえずいつものとおり仕訳を始める。なぜか途中で電卓がプラス表示のまま動かなくなり、またまたパニック。予備の電卓に変えようとしたが、いつもの方が使いやすいためキーをデタラメにバチバチ叩いたら偶然に動いて一安心。

     ところが最後の合計で借方と貸方の差が50万円もあり、ついに大パニック。振り替えの間違いだと思ったが箇所が分からない。その間に時間はどんどん経過するため、あきらめて4問目へ。意外と簡単で5問目に。これは普通の清算表だったが、計算用に配られたA4用紙1枚は余白がなくなってしまい、最後の2~3の仕訳は問題用紙に記入していた。合計したところ、今度は2千円合わない。すぐに見直したところいつもの単純な計算ミスを発見し、やっと合計が合った時点で残り6分。

     隣の女性は少し早めに終了していて、余裕の態度である。3問目が確実に間違っているので見直そうとしたが、パニック状態で何がなんだか分からないうちに、あれよあれよという間に時間切れとなった。

     3問目の失敗により「これは落ちた」と勝手に解釈し、身も心もボロボロ状態。そのままピザハウスに入って昼食。店内に問題用紙を持ち込んで確認しようとしたが、解答用紙がないため分からない。仕訳と振り替えの勘定がダブっていないことは何となく分かったが、第3問が今回の試験のひっかけ問題と確信する。

     何の根拠もないが、第3問が全部間違っているような気になり、他の問題が全問正解でも第3問が32点だったので70点には及ばないと落胆。この時間でも興奮状態は続いていた。高級ドリンク剤が効きすぎたのか、就寝するまで興奮していたため、睡眠薬を飲んでやっと熟睡できた。

    その後~ネットで合格を確認~

     ネットに試験の感想コーナーがあり「今回の日商簿記検定はヒネリもなくて簡単だった・早く終わって寝ていた・ろくに勉強しなかったが簡単に解けた…」などの書き込みがあり、そんなに簡単な問題だったのに落ちたのか…とさらに落胆。簿記のボの字も見るのがいやになった。本当は終わってからすぐに2級の勉強を始めようと思っていたが、そんな精神状態ではない。

     3月2日に商工会議所のホームページで合格発表するが、とても見る気にならない。一週間が過ぎ去ってやっとその気になったが、落ちているのを自分で確認するのが怖くて仏壇に線香を立ててから、子供に受験番号を教えて頼んだ。

     「番号が全部載っているよ。4番を押せばいいんでしょ?」「何?4番!!!」

     急いで自分で確認したら4番が掲載されていた。数えたら合格者は31人もいた。66人受験だが欠席者も数名いたので当試験会場の合格率は約50%強。近年にまれにみる高い合格率だったと思う。「それなのにこんなに苦労したのか。これではもっと難しい日商簿記検定2級なんてとんでもないことだなあ~」とまたまた自己嫌悪に陥る。いまだに四谷学院の2級コース申し込みが出来ない状態である。

    最後に…感想

     20代に何度も資格試験を受験したが、これほど緊張したことはない。ましてや、手が震えて字が書けないというのは生涯始めての体験である。簿記は法律関係の試験と違って、電卓操作などの実務的な能力が問われることを始めて知った。今回の試験を通じて一番感じたことは、やはり何でも若いうちに勉強しないと苦労するということだった。

    管理人コメント

     中高年の星くずさん、合格体験記のご投稿、ありがとうございました。受験会場における実際の試験の流れなど、細かいところまで詳しく書いていただいていますので、日商簿記検定の受験経験のない方でも、本試験のイメージを膨らませることが出来る素晴らしい合格体験記だと思います。

     さて、上記の合格体験記に書かれていた「第3問の試算表の解き方」について、ここで管理人の意見を述べさせていただきます。試算表の作成問題の手順で「仕訳を切る→T勘定にまとめる→解答用紙に記入」というのは非効率な上に、移記の段階での記入ミスも考えられますのでおすすめ出来ません。下書き用紙は「最低限のことを効率よく書く」ことが肝要です。

     そこで、管理人がおすすめするのが「頭の中で仕訳を切り、頻出勘定についてはT勘定を設定して最後に集計→解答用紙に記入、それ以外の勘定については解答用紙に直接記入」という手順です。この方法は頭の中で仕訳を切ってそれを振り分けていくわけですから、慣れるまではとても大変ですが慣れてしまえばこの方法が一番いいと思います。

     まず下書き用紙に仕訳を書かないので、単純にその分だけ時間を節約できますし、「仕訳→T勘定」「T勘定→解答用紙」への移記の際の記入ミスも防ぐことが出来ます。はじめのうちは、頭の中で仕訳を切るなんて無理…と思われるかもしれませんが、何度も繰り返し練習すれば必ず出来るようになりますので、「習うより慣れろ」の精神でがんばってください。

     ところで、中高年の星くずさんは2級の受験について悩んでおられるようですが、3級の知識がある今のうちにぜひ挑戦していただきたいと思います。簿記はスポーツと言われることがありますが、野球やサッカーなどと同じでインターバルが空けば空くほど、以前のレベルに持っていくのに時間がかかってしまいます。それに2級まで勉強すると、損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)などの各勘定の意味がかなり分かるようになると思います。

     お仕事がお忙しいようですので、勉強時間を確保するのは大変だと思いますが、簿記検定ナビでも掲示板などで出来る限りのサポートをさせていただきます。分からないことがありましたらいつでも質問してくださいね!

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいた中高年の星くずさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきました。本当にありがとうございました。

    中高年の星くずさんが使われた教材や電卓のまとめ

    • テキスト:合格テキスト 日商簿記3級(TAC出版)
    • 問題集:合格トレーニング 日商簿記3級(TAC出版)
    • 専門学校:四谷学院(通信講座)
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。
  • 第121回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.4

    前回受験時の問題点を洗い出し、簿記の学習を戦略的に進めるコツ

    • 投稿者:しゅりっぺさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約2か月

     会社員49歳、男です。前回(120回)3級試験で涙(65点)をのみ、今回(121回)合格(96点)しました。雪辱戦に向け、次の点を改善しました。

    具体的な改善ポイント

    1. 電卓を買換え、左手で打つようにしました。(元来左利きの為)
    2. A4の下書き用紙を工夫した。
      1. A4縦の左側半分を1/2に折目を付けた。(3問対策の仕訳用)
      2. A4縦の右側半分を1/4に折目を付けた。(Tフォーム用)
      3. A4縦の右側半分に主要勘定科目8項目のTフォームを事前に作成した。(現金、当座預金、受取手形、支払手形、売掛金、買掛金、仕入、売上)
      4. 科目を省略して記入した。(現金⇒ゲ、当座預金⇒ト、売掛金⇒か×、買掛金⇒う×、売買目的有価証券⇒有証 等)
      5. 数字は千円単位で記入した。上記を実施することにより、時間が足りないという、精神的なあせりを解消でき、解答時間も短縮できた。
    3. 時間配分を決め練習した…(1問)15分→(2問)&(4問)合計で15分→(3問)50分→(5問)40分
    4. 解答順番を想定した…(1問)⇒(2問)or(4問)の内やさしい方から解き、15分以内とする。⇒(5問)精算表作成(通常)の場合⇒(3問)最悪の場合は総合計の計算はカットする。
    5. 本番開始時間が午前9時からなので、休みの日は午前9時に図書館に行き、3問、5問中心に過去問を実践形式で解いた。
    6. 簿記検定ナビ』という、サイトが大いに参考になった。

    管理人からしゅりっぺさんへ追加の質問

     以前使われていた電卓と、新しく購入された電卓の機種名や値段などが分かれば教えてください。
    (旧)カシオMW-8VTA ヤマダ電機で780円位(GT、00ボタン無し)
    (新)カシオJH-12VT ヤマダ電機で980円位(GT、00ボタン有り)
     電卓を買い換えた効果はいかがでしたか?具体的な使用感などがあれば教えてください。
     さほど無し。「電卓操作自習帳」(堀川洋著 とりい書房)を買って、少し試したが、2級の知識が無い為、挫折した。左手で打つことは出来たが、ブラインドタッチには程遠かった。しかし、電卓の定位置が自然に決まるようになり、本番に焦らないで済んだ。
     なぜ簿記3級の資格を取ろうと決意されたのか、理由などがあれば教えてください。
     私は46歳で転職しましたが、現在の会社の若い社員は、FP2級と日商簿記検定3級取得を目標としているので、FPは前職時代に取得したので、若い社員と同様に日商簿記検定3級に挑戦しました。

     最初は日商簿記検定3級という語彙に、少しやれば軽く受かるだろうと甘い考えでしたが、普段、簿記に触れない者が簿記を学習することは予想以上に苦戦しました。一度、不合格だったことが、かえって簿記を理論的に理解することができたのではないかと思います。やるからには、日商簿記検定2級を目指そうと思います。中小企業の決算書を読めるようにしたい。

     試験日当日の出来事や様子などを教えてください。
     試験会場は、商業高校(ヤンキース井川の母校)でした。正門の前ではLECがチラシを配っていました。当然ながら、土足厳禁であり、スリッパが必要です。校舎入口では靴用のビニール袋を係員が配布していました。

     高校の教室なので、机が狭く、コート、鞄、靴の置く場所の確保も一苦労です。案の定、私の机はガタガタしていました。これは想定内で、机の脚をティッシュで調整しました。試験監督は高校の先生らしい人でした。試験の注意事項等で開始12分遅れの9時12分開始でした。問題は1問⇒4問⇒2問⇒5問⇒3問の順に解答し、10分前に退出しました。

    管理人コメント

     しゅりっぺさん、詳しい合格体験記のご投稿ありがとうございました。しゅりっぺさんの勉強スタイルでぜひ参考にしていただきたいのは、練習段階から本試験を意識した勉強をしているという点です。

     時間配分や解答順番の想定はもちろん、過去問に取り組む時間を本試験の開始時刻に合わせている点はとてもいいと思います。このように本試験の時刻を意識した勉強というのは、公認会計士受験生や税理士受験生の間では、直前期において普通に行われることなのですが、簿記受験生の中で取り入れている方はかなり少ないです。

     仕事や学校の関係でなかなか難しいかもしれませんが、時間の制約が無い方にはぜひこの方法をおすすめします。試験前の1週間だけでも効果があると思います。

     電卓についてですが、個人的には左右のどちらで打っても構わないと考えています。日商簿記検定の電卓技術は「速さ」よりも「正確性」のほうが100倍大事です。ブラインドタッチなどの「速さ」を追求するよりも、定数計算やメモリの使い方や、正確な四則演算の習得に力を入れるようにしてください。

     メーカーについても、カシオ系・シャープ系などがありますが、性能に大差は無いので、自分に合うものを選んで使うようにしてください。ただし、早打ち機能(先に押したキーから指が離れる前に、次のキーを押しても入力を受け付けるという機能)は必須となりますので、購入時には気をつけるようにしてください…と言っても、ある程度の値段のものならば普通に付いている機能なので、あまり心配はいりません。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたしゅりっぺさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきました。本当にありがとうございました。

    しゅりっぺさんが使われた教材や電卓のまとめ

    • テキスト:合格テキスト 日商簿記3級(TAC出版)
    • 問題集:合格トレーニング 日商簿記3級(TAC出版)
    • 予想問題:日商簿記検定模擬試験問題集3級 商業簿記(一橋出版)
    • 電卓:CASIO MW-8VTA → CASIO JH-12VT
    • 上記のリンクをクリックすると、amazonの商品詳細ページにジャンプします。