カテゴリー: 簿記3級

  • 第124回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.28

    「暗記」よりも「理解」が大事!考えて勉強することで力を伸ばそう!

    • 投稿者:KENさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    使用テキスト・問題集

    • サクッとうかる日商簿記3級 テキスト(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商簿記3級 トレーニング(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商簿記3級 過去問ナビ(ネットスクール)
    • 日商簿記3級 本試験レベル問題集(ネットスクール)

    勉強スケジュール

    1. 12月~1月中旬まで、テキストとトレーニングをいずれも3回転する。
    2. 1月中旬~2週間で、過去問が6回分掲載されているので、だいたい3回転。
    3. 2月~本試験レベル問題集とトレーニングの基本問題を再度見直す。

    勉強のポイント

    • 基本対策

     試験を受けて感じることは、基本をしっかりと身に着けることの大切さです。簿記の勉強は全くの初めてだったので、とにかくサクッとうかるテキストとトレーニングの問題を「体に染み込むまで」やりました。また試験に臨むにあたって、直前の10日くらいはサクッとうかるシリ ーズのトレーニングにある基本問題を改めてやりました。

     過去問は模擬試験問題をあわせて13回やりましたが、基本的な部分で穴があることに気がつき、とても重宝しました。今回は小口現金が本試験で出題されましたが、これもサクッとうかるテキストにちゃんと記載があるので、漏れのないように勉強していれば得点できた問題だと思います。

    • 本質的な理解

     過去問をやるにあたり、簿記の本質的な理解をするように努めて、問題を解くようにしました。特に印象に残っている問題を挙げると、「サクッとうかる日商簿記3級 過去問ナビ」に掲載されていた、第119回の第3問です。これから3級を受ける方は是非解いてみてください。ちなみにこの形式の問題が今後の試験でることはないと思いますが、「決算の流れ」を掴むにはとても良い問題だと思っています。

     設問にはなっていない空欄には、「消耗品に関する決算整理仕訳」など、とても大切な部分もありますの で、こうした部分もあわせて勉強していくとよいと思います。124回第4問で出題された問題も、費用と収益の繰延べ・見越しや再振替を理解するにはもってこいだと思うので、是非解いてみるといいと思います。

    • 時間配分について

     解いた順番は「サクッとうかる日商簿記3級 過去問ナビ」にあった通り、1.2.5.3.2の順番です。独学で勉強していて気がついたことなのですが、3問目や5問目で出題される精算表や残高試算表の借方と貸方の合計金額のチェックはしませんでした。

     理由としては 理由としては、万が一、借方・貸方があっていなかった場合、検算に時間がかかり、パニックになってその後の2問目、4問目が冷静に解けなくなるというリスクを考えたからです。その代わり、Tフォームを作成した段階で、仕訳に間違いがないかどうか一回全体チェックをすることにしていました。

     ということで、本番では借方の合計金額だけ計算して、あとは同じ数字を貸方に記入してしまいました。検算に必要な時間を、その分2問目・4問目に使いました。

    • 筆記用具について

     参考になるか分かりませんが…筆記用具はシャープペンではなく鉛筆を使いました。シャープペンは芯が硬く、間違えて消すときに楽な鉛筆を使いました。試験会場で周りの方が皆、シャープペンを用意していたのでちょっとびっくりした記憶があります。

     また、消しゴムも普段の勉強のときはSTEADLER社の消しゴムを使いました。製図とかスケッチの文具をだしている会社です。1個150円。簿記の勉強って意外に消しゴムを使う機会が多いんです。消していてもゴムが途中でちぎれたりしないので、意外に気に入ってます。

    • 間違いノートの作成

     勉強していて、精算表とかの問題を解いたあとの解答用紙は全部とっておいて、次回同じ問題をといた時と同じ間違いをしないようにしました。問題をいっぱい解いていくと、間違えるパターンも大体決まってきます。そうしたことは、ノートに書き留めておきました。自分自身の主な注意点は以下です。

    1. 当店振り出しの約束手形を裏書譲渡されたとき → 受取手形ではありません
    2. 当期の売掛金の貸し倒れ → 貸倒れ引当金は使えません
    3. 3分法 → 「仕入・繰越商・繰越商品・仕入」と機械的に理解しないこと。今年の仕入総額と今年の売上原価のズレを補正するということが理解できているかどうか
    4. 試算表や精算表はタテではなくヨコで解いていく
    5. 雑益と対になる勘定科目に注意すること(第5問目)
    • 予想問題について

     試験直前に、予想問題を解くべきかどうか悩みました。で、予想問題はやりませんでした。理由としては、テキストと問題演習を通じてまんべんなく勉強をしてきたつもりなので、予想問題を解くことにあまり意義を感じなかったため。

     また、予想が外れた場合に精神的なあせりが発生すると思ったし、そもそも簿記に興味を持ってテキストを買って勉強を始めたわけで、予想が当たって合格してもその後2級、1級と進むうえで逆に苦労すると思ったから。

     しかし、今後は予想問題をあくまでも模擬問題を解くとか、あくまでも勉強の延長線上として解いてみるのはありだなと思ってます。ここは反省点です。ただ本試験で予想があたったとか外れたとかで一喜一憂することだけはないようにしたいと思ってます。

    試験日当日の1日の流れ

    • 7:00 起床

     前日は体調の管理だけは気をつけようと早めに就寝。でも緊張で寝付けない。結局一睡もできず朝を迎える。

    • 8:00 自宅を出る

     持ち物は受験票や筆記用具の他、チョコレートとお守りのテキスト。

    • 8:30 会場到着

     やるべきことはやったと思っていたので、テキストは特に見ない。会場をうろうろと歩き回っていた。

    • 9:10 試験開始

     いつもの順番で試験をとく。2問目がちょっと分からない…飛ばして5問目へ。減価償却費の計算でパニック。「まさか落ちてしまうのでは…」の不安がよぎる。なんとか解答を出す。いつものように合計金額は借方だけ出して、検算は後回し。3問目へさくさくと解答。この時点で「なんとか受かるかもと感じた」。2問目と4問目。4問はあれほどやった費用の見越しと勘定記入、再振替の問題。でも分からない。このとき勉強不足を痛感。なんとか解答。

     2級や1級を目指すひとは「満点を狙ってください」とブログなどには書かれていたが、「満点どころか合格すら怪しい絶望感」を感じながら試験終了まで残り4分。4問目でミスに気がつくが、いかんせん時間がない。解答を消して得点にならなかったらまずいので、ミスに気がつきながらも終了を待つ。

    管理人からKENさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓・教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
     さくっとうかるシリーズは、本当に読みやすくお勧めできます。また、パタ解きと同様にネットスクールから出ている過去問集である「さくっとうかる厳選過去問ナビ」もお勧めです。この問題集は最初の3回分については、過去に出題された問題を難易度順に組み替えて、本試験形式にして、やさしいものから順番に解いていけるようになっています。

     また解答用紙にガイドがついているので、初めて過去問を解いてもあまり違和感はないです。掲載されている問題も、数多くある過去問の中から絶対に必要なものを選んで掲載してあるみたいです。さくっとテキストとトレーニング、過去問ナビの3つで、本試験合格レベルの力はついたと思います。本試験レベル問題集は、難易度としては、本当に本試験レベルです。意図的に難易度を高くしてある問題集もあるみたいですが、やっていないのでわかりません。

     電卓も1000円位のものですが、結構大きくて、使いやすいです。電卓の使い方も過去問ナビに載っていたので助かりました。

     KENさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点はあまりないですが、3分法のしくみについては理解したと思っています。苦手な論点は再振替仕訳でしょうか。テキストを読んでもとくわからなかったところは、ネットスクールの掲示板で質問をしていました。

     3級の試験勉強では、自分が分からないところは大体他の受験生も分からないみたいで、(つまずくポイントは大体同じということです)過去に同じような質問が掲示板に出ていたので、それも参考にしました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     第一に、今回は過去問(6回)を模擬試験(7回)をあわせて13回分やりました。過去問についてはどれだけ量をやればいいのか正直わからず、本番一ヶ月前からはじめた「本試験レベル問題集」で大体9割以上解けていたので、本番では余裕しゃくしゃくで臨んでしまいました…。

     今回使用したテキストと問題集だけで、本番では十分に対応は可能だと思いますが、試験範囲の勉強に漏れがないか、アラ探しをしておく、という意味で、模擬試験問題は他社の問題集をやるなど、もっと量をこなしてもよかったと思っています。

    第二に、本試験の第3問と第5問については、特定の出題形式に偏ることなく、満遍なく過去問を解くようにした方がよいと思います。さくっと受かるシリーズの「トレーニング」と「厳選過去問ナビ」でも満遍なく載っていますので、きちんとやれば本試験でも
    大丈夫だと思います。

     こうしたことを書く理由としては、試験後の感想を色々と聞いていると、皆様出題頻度の高い論点や出題形式、本試験の予想問題など、かなり的を絞った勉強をされているのではと感じたからです。

     そうした勉強方法を否定するつもりは毛頭ないのですが、日商のHPにある「出題の意図」を色々と読んでみると、パターン化した知識や機械的な暗記のみならずその知識を応用できる簿記能力の養成に努めてほしいと、毎回くどいくらいに書かれています。

     今回の試験では、5問目はいつもの精算表ではなくB/S・P/Lを作成させる問題だったが、上記のような出題意図を読んでいると、今後の試験も出題頻度の高い出題形式や論点だけに絞って勉強をしていくのは、リスクが高いなと感じてしまう。

     せっかく簿記というすばらしい分野に足を踏み入れたのだから、とおり一遍の勉強だけでなく、あと一歩つっこんだ勉強をしていくと簿記というものが、より面白く感じられるのではないかと思うし、実社会でも役に立つ知識が身につくと思う。

     2級を勉強して2週間しか経過していないが、2級の勉強をして初めて、3級で学んだ知識の意味が分かったという部分が本当に多くあります。簿記3級を足がかりに、2級1級も取得しようと思っている人はとくに、今勉強していることは、そもそも何のためなのか考えてみると良いと思う。ただ単に合格すればよいのか、それとも簿記3級合格に十分な実力を身につけようとしているのか。

    管理人コメント

     KENさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     予想問題については、個人的には過去問対策の総仕上げとして利用すると良いと思います。なぜなら、予想問題は過去に出題された問題の中から、次の試験で出題されそうな分野をピックアップしてアレンジしたものだからです。「問題集(~試験1か月前)→過去問集(試験1か月前~試験1週間前)→予想問題集(試験1週間前~試験日前日)」の順番がベストです。

     あと、筆記用具についてはシャープペンシルの方が便利だと思いますが、芯が硬くて使いにくい・消しゴムで消しにくいといった場合は、2Bあたりのシャー芯を使うことをおすすめします。柔らかい芯であれば、消しゴムで消すのも簡単です。

     また、シャープペンシルは太いものを選んだほうが疲れにくい(細いと無駄な力が入りやすい)ですので、どれにしようか迷っていらっしゃる方には、ドクターグリップシリーズをお勧めします。ちなみに管理人は、筆記用具を全てドクターグリップシリーズで統一しています。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたKENさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    KENさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.27

    資格の大原の「出題予想会」「公開模試」を有効活用しよう!

    • 投稿者:びばうしさん
    • 勉強形態:1回
    • 受験回数:独学
    • 勉強期間:約2か月

    受験目的

     会社の昇級試験にて財務諸表の通信教育を受講しましたが、明らかに 理解不足でした。なんとか昇級は果たせましたが、もやもや感が残ってしまいました。ネットでいろいろ調べていると簿記検定なる資格試験があることを知り、もやもや感の解消を目的にまずは簿記検定3級の申し込みました。

    使用教材と使用電卓

    • サクッとうかる日商3級商業簿記 テキスト(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商3級商業簿記 トレーニング(ネットスクール)
    • 日商簿記検定過去問題集3級出題パターンと解き方(ネットスクール)

     簿記検定ナビさんをはじめ、ネットで調べて評判のよいものを入手しました。とても分かりやすく記載されており、結果的に正解であったと大変満足しています。

    • SHARP EL-134HX

     今の仕事(経理系ではありません)で使えるレベルのものをということで、12桁・中サイズ・00ボタンありのものをネットオークションで安価で入手することができました。音がちょっと気になりますが、いまのところ満足しています。

     現在、メモリ機能など電卓を使いこなせていません。2級ではさらに試験時間が短いと思いますので、電卓の使い方の勉強もし使いこなせるようにしたいと考えています。2級に向けて課題事項と認識しています。

    勉強方法

     会社の昼休みに勉強し、業務後に図書館の自習室に通い、独学にて簿記3級の勉強をしました(家では他の誘惑に負けてしまいがちなので…)ネットでいろいろ見ていると、専門学校にて模試を実施していることを知り、資格の大原のホームページを見ると、加えて無料のセミナーも実施していることを知りました。

     資格の大原のセミナーや公開模試にも大変助けられました、すごいノウハウをお持ちであることを実感しました。また、簿記検定ナビさんにも多くのノウハウが記載されており大変参考にさせていただきました、有難うございます。

    • 01/10~01/29 テキストとトレーニングをさらっと1周する

     テキストとトレーニングの基本問題をさらっと1周しました。わからくてもいいので、まずは一通り実施することに重きをおきました。

    • 01/30 資格の大原で「出題予想会(無料)」に参加する

     どうせ無料だし…という気持ちであまり期待を持たずに参加したのですが、試験に関するノウハウをいろいろと教えていただき大変有意義でした。第3問と第5問の配点が高く、仕訳を基本として、第3問と第5問に力を入れないと合格は厳しいことを実感しました。

     合わせて、公開模試の申し込みも実施しました。今から考えると、大原の出題予想会への参加はターニングポイントだったような気がします。これから3級を受験される方は騙されたと思って、ぜひ参加することをお勧めします。勧誘とかも気になるほどではありません。

    • 01/30~02/04 第1問対策(ひたすら仕訳)

     トレーニングの基本問題と本試験レベル問題、加えて過去問にてひたすら仕訳しました。テキストを読んでいるときは理解したつもりだったものも、すっかり忘れているときがあり、そんな時はテキストに戻って復習しました。為替手形や手形の裏書譲渡が苦手なことに気がつき、重点的に理解するまで復習しました。

    • 02/05~02/12 第3問対策(ひたすら過去問)

     トレーニングの基本問題と本試験レベル問題、加えて過去問にてひたすら問題を解きました。問題を解くときはどれくらい時間がかかっているのかも意識しました。また、実際の試験で使用する電卓/シャーペン/消しゴム/A4計算用紙を使うようにしました。

     最初のころは、自分に合った解答方法が見つけられず思考錯誤しましたが、T勘定を用いて解答を導くことが自分に合っていると見つけることができました。また、ケアレミスや計算ミスなどが多かったので、その都度、2重チェックする癖をつけ本試験でも実践しました。

    • 02/13~02/19 第5問対策(ひたらす過去問)

     第3問と同様で、ひたすら問題を解きました。

    • 02/20 模試前日の総復習

     出題予想会で頂いた予想問題を実際の試験をシュミレーションして実施しました。改めて、2時間が短いことを感じました。合わせて、あと8点を目指して第4問対策(ひたらす過去問→間違った点を復習)を実施しました。逆に言うと、的を絞りにくい第2問の勉強は最後までしませんでした。

    • 02/21 資格の大原で「公開模試(有料)」に参加 → 会場を下見

     資格の大原の公開模試に参加しました。本試験と同じ開始時間で注意事項の読み上げも、本試験と同様に実施されました。この公開模試でもいろいろ収穫がありました。

    • 実際の試験の雰囲気を体感できたこと。
    • 翌週の本試験当日のシュミレーションを実施できたこと。
    • 計算用紙を折ること(縦に4つ折)で、仕訳やT勘定を記入しやすいこと(ほかの受験者の方が折っているのを見ました。おそらく大原の直前答練に参加されている方々ではないかと思います。)
    • 独学では、意外と気がつかない点に気がつくことができました。例えば自分自身の癖字、「未収金」を「末収金」と記載し、×でした。本試験では間違えないように、と気がつくことができました。
    • 試験前、解答用紙に名前を書く際に解答用紙を見ることができること(→試験前にどのような問題かのおおよそ知ることができる)
    • 試験後、問題用紙と計算用紙は持ち帰りできること。
    • 本試験までの過ごし方。

     模擬試験はムズカシメに作ってあるとのことでしたが、見事合格し、いままで実施してきたことが間違いではなかったことを実感でき自信になりました。模擬試験は添削後、返却を受けれます。模擬試験の解説も聞いて帰りました。

     帰りに、他の方の受験記を参考に試験会場の下見に行きました。下見に行くことで、安心して試験当日を迎えることができました。一度も本試験を受けたことがない方は模試の受験をお勧めします。模試は自宅でも受けれますが、本試験を完全シミュレーションできる通学での受験を特にお勧めします。独学では気がつかない点に気づくことができるのではないかと思います。

    • 02/22~02/26 試験レベル問題で試験シュミレーション→間違った点を復習

     過去問やネット上の予測問題など、ひたすら試験レベル問題を本試験を意識して解き、間違った点は本試験では間違えないように復習をしました。

    • 02/27 本試験前日

     これまでの総復習を間違った問題を中心に実施しました。この日に第5問のP/L・B/S形式問題も復習していてラッキーでした。また、持ち物チェックも実施し、万全にして就寝。

    試験日当日の1日の流れ

     本試験に向けてできるだけ、本試験の朝と同じになるようにいままで過ごしてきたので、これまでの朝と同じことをしました。

    07:00…起床。雨模様。

    07:30…バナナ1本とコーヒーを1杯のむ。イレもすます。

    07:50…持ち物最終チェック。

    07:55…家を出る。

    08:30…試験会場に入場。下見をしていたので全く問題なく到着。また、試験会場内のトイレの位置も確認。予想外に暖房が効いていたが、他の方の受験記を読み、気温への適応対策もしていたので問題なし。間違った点ノートを一通り復習する。

    08:50…集中力を高める。また、手を温める。シャーペン2本をいつでも書けるように準備する。消しゴムも2個準備する。電卓に不具合がないか最終チェックする。

    09:00…合格発表の段取りが話される、手帳にメモをする。試験の注意事項などの読み上げが開始される(大原の模擬試験と同じでした。)

    09:05…問題用紙/解答用紙/計算用紙が配られる。解答用紙に受験番号と名前と生年月日を記入する。5問目が予想外のP/L・B/S形式問題でしたが、前日に復習済みだったので、ラッキーと思う。3問目の残高試算表は、ケアレミスに注意しようと心につぶやく。その都度、2重チェックすることを改めて心にとめる。

    09:10…試験開始。計算用紙を4つ折りにする。試験問題を確認する、やや難し目であるが、第123回の合格率が高い目だったので予想済み。いままでやってきたことに自信を持ってできることを確実に実施しようと心に思う。事前に考えていた1→5→3→4→2の順番で解くことを決める。

    11:10…試験終了。疲れたが、すべてを出し切った感があった。悔いはない。

    11:20…試験会場を退場。

    12:05…資格の大原の解答速報会(無料)に参加。自己採点にて、合格圏内であることを確認でき、ほっとした。

    12:30…資格の大原の2級へのステップアップセミナー(無料)に参加。2級に向けてのポイントを抑えることができた(次は、独学にて2級を目指す予定です。)

    管理人からびばうしさんへ追加の質問

     びばうしさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は、第3問の試算表と第5問の清算表です。過去問や予想問題を繰り返し解き、一つ一つの意味を考えながら学習し、継続したことで理解につながったと思います。

     苦手な論点は、為替手形の仕訳を繰り返し間違いました。テキストの内容を理解したつもりだったのですが…テキストの内容を自分なりにノートに書き記し、繰り返し見直すことで、理解につながったと存じます。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     簿記検定は過去問をひたすら解いていけば合格するという時代は終わったような気がします。今回(124回)は、合格率が下がるでしょうから、その反動で次回は問題がやさしくなるようなことが言われていますが、いままでの実績とは違う傾向を示すこともあるかもしれません。

     正しく「理解」することが、どんな問題が出題されても合格する力を身に付ける近道であり、実社会でもより役に立つ方策だと存じます。私は30代で簿記に出会うことができ、学生のうちに勉強しておけばよかったと感じています。学生の方は、その貴重な時間を大切に使っていただきたいと存じます。

     現在は簿記2級の学習をされているとのことですが、最終的には簿記1級・税理士などの上位資格の取得をお考えですか?
     元々の簿記検定の学習を始めた切っ掛けが、財務諸表を読めるようになりたいというところでしたので、そういう意味では、2級で充分と思います。最近は学習欲がでてきまして、もっと若いうちに勉強しておけばよかったという反省と、せっかく気が付いたのだから今からでも遅くないという気持ちを持っています。簿記検定2級を合格致しましたら、次は、簿記検定1級を目指すべく継続して取り組んでいきたいと考えています。

    管理人コメント

     びばうしさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!具体的な勉強方法や試験日当日の様子などを詳細にまとめていただきましたので、とても中身の濃い合格体験記に仕上がったと思います。

     びばうしさんが勧められている、資格の大原の「出題予想会」は管理人もおすすめします。無料で日商簿記検定の最新情報を手に入れることが出来ますし、中だるみしやすい時期にモチベーションを上げるにはもってこいです。

     また、有料になってしまいますが、公開模試を受験して本試験の雰囲気を体験し、計算用紙の使い方を学んだり、自分の悪い癖を把握したりするのもいいと思います。特に日商簿記検定を初めて受験される、簿記3級受験生の方におすすめします。興味のある方は、資格の大原の公式サイトをご覧ください。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたびばうしさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    びばうしさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.26

    勉強を始めるのに年齢は関係ない!50代でも十分、合格可能です!

    • 投稿者:こうちゃんさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月半

    結果報告

     初めての受験で、何とか無事合格しました。試験の後、自己採点では、第1問、第3問は満点、第2問、第4問は、2~3点ずつで、第5問の採点次第だと思ってました。支払利息の計算にはまってしまい、3ヶ月分の計算を10,000円÷12×3をしてしまってたので、整数にならず結局違う解答をしてしまいました。10,000円÷4で良かったのに。

     結果から言うと、第1問:20点、第2問:3点、第3問:30点、第4問:2点、第5問:18点の合計73点でギリギリの合格でした。受験後、いろいろなサイトを見てみると難しかったと言う意見が多かったので、諦め半分で本日商工会議所の結果を検索したら上記の様な結果でした。

    自己紹介

     年齢は50代です。なぜ、今頃こんな歳で受験しているのかと不思議に思われる方が多いと思います。私は30年来IT企業で、一般企業向けのシステム開発およびITサービスの提供に携わって来ました。昨年の10月に一般企業(製造業)のIT部門に出向する事となり、業務全般を覚える必要があり、製造業なので原価計算の知識が必須であると判断し、簿記の勉強を始めることにしました。

     今まで、会計システムの構築経験が無かったので、一からの勉強となり、基本の3級から始めました。中小企業診断士と税理士の資格取得も目指しているので、2級までは取得したいと考えています。

    テキストと電卓

    • テキスト:10日で合格るぞ!日商簿記3級光速マスターテキスト (LEC)
    • 問題集:日商簿記3級 光速マスター問題集 (LEC)
    • 過去問:よくわかる簿記シリーズ 合格するための過去問題集 日商簿記3級(TAC)
    • 電卓:SHARP EL-N732K-X

    受験勉強期間

     昨年夏に3級の勉強を始めていたのですが、10月から環境が変わったので慣れるまで、勉強を中断していました。再開したのは、1月末からです。テキストは、LEC社の高速マスターシリーズ(テキスト、問題)を使いました。

     年齢のせいでしょうか、テキストを読むだけではなかなか頭に入らず、問題を解くことで間違った箇所をテキストで確認する方法で進めました。勉強時間は土日に集中的にし、平日は昼休みなどに仕訳問題を解きました。

     合格体験記を見ても、過去問での答練は有効との事で、TACの過去問を購入しましたが、実際取り組んだのは前々日からでした。2日間で過去6年間の問題に取り組みましたが、仕訳問題はほぼ解ける様になり、第3問・第5問は計算間違いやケアレスミスが多く完璧な状態までは行き着きませんでした。

     今から思うと過去問は、もっと早くに取り掛かるべきだったかと思います。特に、繰り延べ・見越しがなかなか覚えられず苦労しました。

    試験日当日の1日の流れ

     いつもの様に、6時に起床。ゆっくり朝食を取り、バンクーバーオリンピックのスピードスケート女子パシュートが決勝進出し、7時20分頃にドイツと決勝戦があるとの事でテレビを観る。ご存知のように、残念ながら100分の2秒差で銀メダルとなり、勝負の厳しさを改めて知る。69点でも不合格 だと肝に命じる。

     予定通り、8時過ぎに家を出て試験会場に向かい、8時半には会場に到着。既に数人着席していた。お茶を買って席で飲みながら、よく勘違いする【くまのみみ】の繰り延べ・見越しを再確認。9時前には続々と受験者が会場入りし、96名の部屋がほぼ埋まる(当商工会議所の総受験者数は302名であったとの事。)

     試験管の説明が終わり、9時8分に試験開始。計画通り【1→5→3→2→4】と進めた。前述のとおり、第5問の利息計算で手間取り50分経過していたので、第3問から第2問へ。第2問は最初戸惑ったが小口現金と気付き解答したが 、結果ケアレスミスで3点止まり。

     続いて、第4問も戸惑い回答したが、当てずっぽうで解答。ここで残り時間20分。再度、第5問へ。埋めるだけ埋めるが、合計も合わず終了!受験中、隣の席の女の子が電卓をバチバチ打ちまくっていたので気が取られそうになったが、耳栓をしていたので何とか集中を取り戻すことが出来た。今後も耳栓は欠かせません!

    管理人からこうちゃんさんへ追加の質問

     今回、利用された教材や電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     教材については、会社で合格した社員に紹介してもらいました。わかり易く使いやすかったですね。お勧めします。過去問も解説がわかりやすかったのでお勧めです。

     電卓は、家電量販店で見て決めました。価格も手ごろでフィーリングも合いました。

     こうちゃんさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意と思うものは特にありません。苦手は、本文にも書きましたが「繰り延べ・見越し」です。克服できたかどうかわかりませんが、問題を解いて覚えるしかないので、割り切って暗記しました。
     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     簿記3級はテキストは一とおり通読し、簿記のイメージをつかんで、後はひたすら問題を解いて覚えるほうが良いと思います。私は、テキストで理解しようとしたので考えすぎたと思います。試験に合格するのが目的であれば、問題を解きまくる方法が良いと思います。
     中小企業診断士と税理士の資格取得をお考えとのことですが、この2つの資格を選ばれた理由や動機などを教えてください。
     中小企業の製造業に出向することになり、社内でも業務改革を推進するミッションを担っていますので、まずは社内コンサルタント的な立場で仕事したいと思い、中小企業診断士の勉強が有効と考えました。また将来は、中小企業向けのコンサルタントとして独立したいと思い、その際に税理知識も有していれば有効かと思っています。

    管理人コメント

     こうちゃんさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!ある程度の年齢の方が、簿記を一から勉強するのはとても大変だと思います。

     こうちゃんさんは、過去問を試験日の前々日に取り組まれ、ご自身も「もっと早くに取り掛かるべきだった」とおっしゃっていますが、過去問はぜひ試験日の1か月以上前から取り組むようにしてください。簿記3級の試験問題は、簿記2級以上に過去問対策が有効ですので、必ず多くの時間を割いて過去問対策をしましょう。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたこうちゃんさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    こうちゃんさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.25

    仕訳を制する者は、簿記3級を1か月で制する!!

    • 投稿者:ももさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月

    日商簿記検定との出会い

     簿記の資格の必要性を感じつつ、なかなか行動に移せなかったんですが、簿記3級申し込み期限前日に思い立ちました。独学か通信か悩んだ末、結局独学を選択したものの、今まで経理の仕事に就いたことも、もちろん簿記を学んだ事もないので、ネットを最大限活用し、簿記検定ナビにたどり着けました。

     問題集を解いたりしていても、やはり独学の為どこかに穴がないか不安で仕方なく、とにかく1ヶ月の間は簿記の事しか頭になく、2月に入ってからは簿記以外の記憶がありません(笑)毎日、意味もなく簿記検定ナビを開いては気持ちを落ち着かせていたような気がします。管理人さんの回答の言葉のやさしさなど、とても暖かく、自分に対しての言葉でなくても和みました。

    テキストについて

     テキストはこちらで紹介されているものを購入しようかと思いましたが、本屋で手に取った結果、DAI-Xの5日15時間でうかる!シリーズのテキストと問題集を選びました。イラスト入りで分かりやすそうだったのと、あと1ヶ月といった短期間でどこまでできるか、5日という区切りでテキストが進む為、スケジュールを立てやすいと思ったからです。あとはTACの合格トレーニング、及び過去問題集。ネットスクールの予想模試の計5冊です。

    仕事・家事・育児の両立

     仕事・家事・育児がある為、なかなか時間をとる事ができないものの、他をおざなりにする事も性格上無理でかなり寝不足になりつつ、毎日30分の短時間でも必ず簿記の問題を解くようにしました。まとまった勉強時間が取れるのは土曜日のみで、家事をまとめてこなし、あとは自室にこもりました。

     とにかく、理解しないと先に進めないので分からないところはとことん取り組むようにしました。あとは問題集を解きまくりです。簿記検定ナビの仕訳問題対策をプリントアウトし、仕事の昼休みに活用しました。このお陰で仕訳問題にはめっきり強くなったと思います。

    試験日当日の1日の流れ

    • 5:30 起床

     普段からこの時間に起きているので苦でもなく…洗濯・掃除・朝食作りをとりあえず終わらせ、早速勉強にかかりました。簿記検定ナビの仕訳問題を数回分とき、頭を簿記の頭にしてから、予想問題集で残しておいた1回分。苦手箇所であった勘定記入の仕訳(今回試験の第4問目に値する分)をしました。

    • 8:00 出発

     車で10分程度なので直前まで復習できたのでラッキーでした(無駄なあがきだと思いつつ・・)試験会場ではテキストを読みつつ、カイロで指を温めてました(電卓を打つのが遅くなるのと打ち間違い防止の為)他の人の電卓を叩く音を気にしないように。と聞きますが、電卓打ちは私自身ブラインドタッチで早いので気にしなくて済んだのは大きいです。

     あと長机の両端に一人ずつ座る試験会場だったんですが、隣の人が欠席だった為、自分一人で机を使えたのもプレッシャーがなくよかったと思います。30分経過して退席が許された瞬間、立ち上がって帰られた人がいたのは驚きました。ちょうど悩んでいる問題に固まっていた時だったので余計プレッシャーです。

     第5問目の備品の減価計算で(備品)固定資産売却損をなぜか固定資産売却益として貸方に記入していて(計算は合ってました)そこで時間をかなり費やしあせりました。結果的に30分前に終了し、見直し開始で第4問目・前払地代を前期繰越部分を支払地代と書いていることを発見。慌てて修正。問題用紙に回答を書き写し、終了です。

    管理人からももさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてくださいまた、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     私が社会人になった時に仕事用で購入したのでかなり古いんですが、「CASIO JF-120T」という電卓です。簿記検定ナビで紹介されているような簿記用の新しい電卓を購入しようかとも思ったんですが、長年使い慣れた電卓の方がよいと思い職場と家の往復で常に持ち歩いてる状態でした。

     ブラインドタッチなので、キーの配置・感覚が変わると誤入力の元になるので、電卓はとても重要です。なので、違う電卓は使わずにいました。大きさもそれほど大きくなく、メモリー機能もAC・00もあるので他の方にもいいんじゃないでしょうか?あんまり大きすぎると試験の時私は邪魔なので…。

     今回は計5冊の教材を使って勉強されたとのことですが、これらの教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
     全く初心者で試験まで1ヶ月の私にとって、DAI-Xの5日で受かる!というのは、勉強のスケジュールも立てやすかったし、イラスト入りで分かり易かったです。TACの合格トレーニング・過去問題集は基本から応用までの問題のまとめ方がとても分かりやすく勉強も進めやすかったです。

     今回のテキスト・問題集選びで痛感したのは、複数の出版社のものを混ぜる事の大切さです。覚え方は人それぞれですので、自分にあった説明というのもあると思いました。TACの問題集では分かりにくかった所は、DAI-Xで。DAI-Xの理解できなかったところは、TACでといったようにカバーできたと思います。

     ももさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は仕訳です。簿記をはじめてからすぐこちらのサイトで「仕訳を制するものは簿記を制す」って見て、刷り込みのように勉強しました。

     苦手な論点は、今回の試験の第4問目のような勘定記入でした。なかなか頭に入ってこず苦労しましたが、とことんその問題をする事で克服しました(こちらに相談させて頂きました。)

     あとはT字勘定です。普通に仕訳するのは出来るのに、T字にすると、転記ミスで合計が合わなくなってしまいました。結局これもとことん問題をこなすことで克服しました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     私は基礎固めに重点をおきました。分からないところはそのままにせず、理解できるまですることは重要だと思いました。苦手箇所を徹底的にやったお陰で今回94点取れました。今回苦手箇所が第2問目、4問目と的中していたので、ほっておいたら不合格だったと思います。

     あと、絶対受かりたいという意思でしょうか。ダラダラしていても頭に入らないと思うので、集中力を高めた勉強法はよいと思います。

     不安要素であった一つとして、私の場合まとまった時間をとれずに勉強していたので、時間を計る事がなかなかできませんでした(勉強しながら途中育児で抜けてといったように)ただ貴重な勉強時間でより多くの問題を解きたいといった気持ちから必然的に、スピードが速くなったのかもしれません。

     今後は簿記3級をどのように活かす予定ですか?簿記2級や簿記1級、税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     今のところ、転職の予定はないので活かされる場所がないんですが…簿記の面白さにハマってしまったので、このまま2級は合格できるまで頑張ります。家族の事もあるので、どこまで出来るか分かりませんが、簿記1級や税理士にも興味を持っています。出来るところまで頑張りたいなぁと前向きに思っています。

    管理人コメント

     ももさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!ももさんはわずか1か月の学習期間で見事合格されましたが、その勝因はやはり「仕訳問題の反復練習」にあると思います。

     ではなぜ、仕訳問題の反復練習が重要なのでしょうか?答えは…「仕訳の処理能力を向上させることは、第2問以降の解答スピードアップにも寄与するから」です。つまり、第2問以降で出題される総合問題も、結局は仕訳の積み重ねなわけですから、その仕訳ひとつひとつの処理能力が上がれば、全体の解答時間の短縮につながるというわけです。

     確かに、仕訳問題を解く作業はとても地味で面白くもなんともないです。試算表や精算表の問題で、最後の合計金額が一発で合ったときの爽快感などもありません。ただ、仕訳問題は繰り返しやればやっただけ力が付きますので、細切れの時間などを有効活用して何度も反復練習するようにしてください。

     なお、仕訳問題に関しては、大手専門学校が出版しているものを購入してもいいですし、簿記検定ナビで無料配布している仕訳問題対策を使えばお金をかけずに力を伸ばすことが出来ますので、ぜひ受験生の皆さんには賢くご利用いただきたいと思います。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたももさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    ももさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第124回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.24

    簿記3級を一発合格したいなら専門学校を利用すべし!

    • 投稿者:ゾルディックさん
    • 勉強形態:専門学校(通学)
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    簿記をとろうとしたキッカケ

     友達に薦められて。簿記の資格は就職や転職の時などに有利だからいいぞ~~、なんて言われて取ってみようと思いました。

    情報収集

     ネットで色々見てたら、簿記3級なんて1カ月あれば取れるだとか、予備校行く必要なんてない独学で十分だ、なんて色々書かれてましたが、資格の勉強なんてしたことがなかった僕にとって、独学では心配だったので予備校へ通うことにしました。

    勉強方法

     基本的には、予備校の問題集を何度も何度も繰り返してました。分からないところは、分からないままにしない スグに調べる!スグにノートにとる!このクセをつけてました。

     試験日の1カ月前には、過去問を重点的にやるようにしました。間違えたところは、自分で「間違えノート」を作って何度も何度も読み返し、過去問70点以下であれば、また1週間後に再テストをする、と自分なりにルールを決めて勉強しました。

    試験日当日の1日の流れ

     試験前日は緊張のあまり眠れませんでした。もうこうなったら1日中起きてやる!と朝まで過去問をといたり予備校のプリントを読み返したりと勉強してました。

     試験当日は早めに試験会場へ。眠気なんて全く感じず、席ついてからもテキストを読み返し勉強。9時ちょうど、始め!の合図とともに問題用紙を開く。心臓がバクバク。手が震える。

    • 第1問…基本的な仕訳問題。余裕でした。
    • 第2問…小口現金の問題。商品有高帳と思ってたのにガッカリ…小口現金は予備校の問題集でも何度も解いていたので普通に解けました。
    • 第3問…余裕でした。
    • 第4問…ここでつまづく。こんなとこで時間かけてたらもったいないと思い飛ばしました。
    • 第5問…精算表がでると思いきや、財務諸表ですか…・深呼吸をして、なんとか乗り越えました!

     試験が終わって、ネット速報で自己採点してみると87点でした。簿記3級試験が終わって感じたことは、やはり繰り返して問題を解くことが大切だと思いました。めんどくさくてもやることです。分からないことを分からないままにしない。それが合格への一番の近道だと実感しました。

    管理人からゾルディックさんへ追加の質問

     今回はどこの予備校をご利用になられましたか?またその予備校は他の方にもおすすめ出来ますか?
     予備校はTACです。もちろん他の方にもすすめたいです。
     ゾルディックさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は仕訳でした。当たり前ですが、仕訳ができないと問題やっても解けないですから、仕訳は本当に何度も何度もしつこいぐらいに繰り返してやりました。簿記検定ナビの仕訳問題も使って電車の中で解いてました。

     苦手な論点は試算表と精算表でした。初めのころは、仕訳に慣れてないせいか解くのに1時間以上もかかるわ、やるのに疲れるわ、合計は合わない。。めんどくさい。。。ストレスがたまるで、イヤでしたが、仕訳が慣れてくると解くのが楽しくなり1時間以上かかっていた問題も30分以内で解けるようにもなり嬉しかったです。あれやこれやと手をつける前にまずは仕訳を完璧にすることが大切だと思いました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     アドバイスは、もう仕訳です!仕訳は毎日解くこと!めんどくさくてもやる!そういった習慣をつけることが大切です。あとは、過去問題を解きまくること。間違えたところは自分で間違いノートをつくって暇なときなどに読んだりしてました。また、分からないところがあれば、誰かに聞くこと。後回しにしない。
     今後は簿記3級をどのように活かす予定ですか?簿記2級や1級・税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     簿記3級は、2級へステップアップするための踏み台です。2級は6月に挑戦しようと思っています。

    管理人コメント

     ゾルディックさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

     簿記3級に関しては独学で十分合格可能ですが、なんとしてでも1発合格したいという方や勉強方法がよく分からないという方は、専門学校に通って勉強するのもアリだと思います。専門学校については、資格の大原とTACのどちらかをお勧めしますが、内容的にはほとんど差がありませんので、どちらか好みの方を選んでいただければOKです。

     とても参考になる合格体験記を投稿していただいたゾルディックさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

    ゾルディックさんが使われた教材や電卓のまとめ

    • 教材:資格の学校TACの教材
    • 上記の各リンクをクリックすると、TACの公式サイトに別窓でジャンプします。