カテゴリー: 簿記3級&簿記2級

  • 第130回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.12

    タイ・バンコクからの挑戦!海外在住の受験生は必見です!

    • 投稿者:notepooさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月

     私の体験記は、主に本受験を検討している方で躊躇なされている方の「なぜ?」「どうしたらいいの?」と云う初期の「なぜ?なぜ?」に少しでもお役に立てられるような書き方で記させて頂きます。

     特に、私が本受験を思い立った時期を振り返り、その当時に仮に戻った場合、私自身が「知り得たかった些細な情報」等について実体験を交えて記すことにより今後、受験する方々の立場に立った一歩踏み込んだ体験記が発信できればと考えています。

     また、2級、3級のW受験一発W合格の志しをお持ちの方々、不安を抱え、将来に光が見えずにいる単発受験(2級、3級だけ)を希望する方々にて1人でも多くの方の羅針盤となれれば、幸いです。

    はじめに

     実際に試験勉強をスタートさせたのは2011年9月末です。私は、正真正銘の簿記「知識ゼロ、経験値ゼロ」の全くのド素人です。更に「勉強弱者」というオマケ付きです(笑)。しかし、その負い目をバネにして真面目に毎日コツコツと勉強したならば、経験者と比べ、多少時間を要しましたが、必ず一発W合格できること身をもって体験しました。

     体験記を読み漁っている方でW受験を躊躇されている方、特に海外在住で検討されている方、日本在住の方と比べ勉強環境は劣悪であることが想像できます。海外在住の方は、日本在住の方と比べ勉強環境のみが劣悪であるだけで他の条件は全て同じです。勉強方法だけ間違わず、時間を有効的に使えば、必ず「W合格」と云う結果が後から着いてきます。頑張ってW受験に挑戦してみて下さい。

     簿記「知識ゼロ、経験値ゼロ」、「勉強弱者」を絵に描いた通りの私の経歴は、大学は理工系卒。卒業後は、某メーカの技術者として勤め、数年前に自主退職し、タイ・バンコクに移住し、就活の合間に受験した40歳台半ばに差し掛った者です。本勉強を始める迄は、正直「簿記は、足し算引き算しているだけの帳面付け」と小馬鹿にしていたこの歳になっても世間知らずの者でした。

     しかし、なぜ、このような私が簿記を勉強しようと考え始めたか?と云えば、心の中で小馬鹿にしていても資格取得で就活に少しでも有利になればという安易な考えからです。また、ここタイでは、金型技術者の職歴があれば就活時、引く手数多です。しかし、他の技術系の職歴で国家資格を有していたとしてもタイの求人条件では全く求められていません。

     タイでも手に職があれば、他の条件面で多少不利なものがあっても強力な武器となり得ます。当然の条件ですが、現地の従業員とのコミュニケーション上、求められる会話レベルは、常に英語又はタイ語の日常会話以上であることは言うまでもありません。

     日本でも報道があったとおり、昨年のバンコク近郊で発生した大洪水で多くの日系企業が大ダメージを受けました。この時期あたりから求人数の絶対数は減り、求められるスキルも格段にアップしています。私は、特に「数字に強い管理者」を目指す意味で少しでも簿記検定試験を通してスキルアップの観点からプラスに作用すればという一念から受験を決心しました。

     W合格した現在に至っては、日商簿記1級、税理士(科目合格)を目指そうと心を一新しています。「簿記」自体を小馬鹿にしていた私も元来、数字を扱うことが根っから好きな性格であることが幸いしてか実務経験ゼロですが、今では「簿記」の虜と化しています。

    使用テキスト・問題集等

     私が購入した書籍及び使用した資料等について以下に示します。

    簿記3級

    • 論点マスター用
    • サクッと受かる日商簿記3級テキスト(ネットスクール)【以下「サクテキ」】
    • 得点力UP・弱点克服用
    • 簿記検定ナビ 仕訳問題対策(本サイト掲載の資料)
    • 合格トレーニング(TAC出版)【以下「合トレ」と称します】
    • 過去問題集出題パターンと解き方(ネットスクール)【以下「パタ解き」】
    • 実践力養成用
    • ラストスパート模試(130回向け)(ネットスクール)【以下「ラスパ」】

    簿記2級

    • 論点マスター用
    • サクッと受かる日商簿記2級(商簿、工簿)テキスト(ネットスクール)【以下「サクテキ」】
    • 得点力UP・弱点克服用
    • 簿記検定ナビ 仕訳問題対策(本サイト掲載の資料)
    • 合格トレーニング(商簿、工簿)(TAC出版)【以下「合トレ」】
    • 過去問題集出題パターンと解き方(ネットスクール)【以下「パタ解き」】
    • 実践力養成用
    • ラストスパート模試(130、129回向け)(ネットスクール)【以下「ラスパ」】

     この度、書籍購入するにあたり、選定のためだけに実際に勉強を始める約1ヶ月前から検討作業を少しずつ始めました。その理由は、2つあります。

     1つ目は、書店に簿記検定試験対策用の関連書籍の陳列が皆無に等しく、書籍を立ち読みしながら、自分に合った書籍探しのための比較検討が書店内で手に取りながら直接できないこと、2つ目は、日本在住の方のように周りに直接真摯に相談にのってもらえる方がいないこと、即ち、日商簿記の資格取得者が居ないということが挙げられます。

     参考として、バンコク市内の書店で書籍注文した場合、注文後、書店に届く迄の期間として概ね1週間~10日を要します。遅延理由は、日本の出版社から海外宛の発送便が週当たり2日しかないためです。

     そのため、日本在住の方が想像できない位、書籍購入の検討のためだけに十分過ぎる程の時間を掛け、ネット上の多くの方の体験記を読み漁り、検討する必要性に迫られたのです。

    テキストに「サクテキ」を選んだ理由

     ネット上の多くの体験記を参考にしつつ偶然、バンコク市内の書店の店頭にサクテキ3級が1冊だけ陳列されており、立ち読みできたという幸運に恵まれたのがキッカケです。

     とかく資格試験のテキストは、1)分厚い、2)説明文が長い、3)活字だらけで飽き易い、4)途中で挫折しそうな難解な表現での説明等の現発行書籍群の中で本書籍だけは、雑誌感覚で表現されています。

     しかし、押さえるべきポイントはしっかりと押さえられていることから、結果的に本嫌いな私でも飽きることなく、すんなりと読み進めることができました。(受験のため一時帰国した際、実際に実家近くの書店にて様々な書籍を比較検討する機会をもった後の感想を含む)

    トレーニングに「合トレ」を選んだ理由

     まずは、ネット上の多くの体験記を参考にしました。トレーニング用の書籍の選択購入は、本受験に向けてとても重要なものであると私は位置付けていました。なぜならば、簿記の基礎から頭に叩き込ませることを手助けしてもらう道具と考えたからです。結果的に私は本書籍を選択購入して正解でした。

     その理由として、2つ挙げられます。1つ目は、難易度別に掲載されていること、2つ目は、多角的な視点から問題構成されていること、です。トレーニング用としては基礎問題に始まり、平均的な難易度から多少難解の問いもあるというオールマイティな構成であり、適当な問題数であるため、時間的な制約があるような受験生は効率よく得点力UPが図れます。

    得点力UP・弱点克服用に「パタ解き」を選んだ理由

     まず初めに「なぜ、過去問を使用するのか?」という理由を簡単に説明する必要があると思います。ネット上で「過去問を解く意味がありますか?」と云う否定的な意見を見たことがありませんか?しかし、私の経験から「簿記検定試験向けの勉強の中心に在るべき書籍は、過去問である」と断言できます。

     なぜならば、本試験で取り扱う論点は、勉強を始める前までは、とても多いように思えるかもしれません。事実、勉強を始めた当初、「知識ゼロ、経験値ゼロ」であるにも関わらず、途方もないこと(W受験)をこれから挑もうとしていることで気が遠くなった受験生の1人がこの体験記を記しているからです。

     しかし、勉強を進めると分かることですが、2級及び3級で取り扱う論点は、意外と限られたものでしかないのです。過去問を解く過程で自分の弱点を本番の試験形態の問いを通して知り得ることができ、更に得点力UPの養成ができます。試験は、点数を積み重ねてナンボの世界です。知識・経験値がどれだけあっても、点数に結び付けることができなければ、意味を成しません。

     その意味でも是非、勉強の中心に「パタ解き(=過去問)」を据え置き、多くの時間を割り当てることをお勧めします。合トレで鍛えた知識を本番の試験形態のパタ解きを通して得点力に置き換える必要性があるからです。多くの過去問の書籍の中から「パタ解き」を選んだ理由は、まずはネット上の体験記を参考にしました。

     選択購入した決定的な理由は、解答だけの記載だけに留まらず、解説が充実していることが挙げられます。実際に本書籍を使って勉強を進めて得た感想は、その解説が問題によって一通りだけでなく、二通り、三通りと多角的な解説が載っており、試験対策だけに留まらず、知識の広がりの助けにもなり得る書籍となっています。

     その知識の広がりは、次の「ラスパ」を選んだ理由でも説明しますが、近年の難易度UPを見据えた構成になっているものであると感じてなりません。

    実践力養成用に「ラスパ」を選んだ理由

     本書籍の売り文句である「的中率○○パーセント」に釣られて1冊試しに3級130回向けを購入したのがキッカケです。実際に本書籍を解いて分かったことは、3つ挙げられます。

    1. 過去問から想定される形態の予想問題の提供(当然のこと)
    2. 過去の出題傾向を十分に分析し尽くした上で絞り込んだ問題の提供
    3. 更に近年(2010年度;125回あたりから)難易度UPが叫ばれている事情を踏まえた上で一歩踏み込んだ難易度UPの新問題を織り交ぜられていること

     答練をとおして個人的に本書籍に対する著者の制作・構成の意図に気付き、特に近年の難易度UP傾向に即した勉強の必要性を感じていた事情から迷わず試験対策の総仕上げ用に最適な書籍として位置付けました。その後、謂うまでもなく2級向けのラスパも追加購入しました。

    本論に入る前に…

     机に座って勉強を直ぐに始められますか?私は、机に座ってもモヤモヤして直ぐに手が付かないことが多いです。私は、そのモヤモヤ解消のために「勉強モードに切り替えるルーティーン」を取り入れました。かの有名なマリナーズ・イチロー選手がバッターボックスで投手と向き合う迄の一連のルーティーンはとても有名な話ですよね!

     これにヒントを得た私は、自分に合ったルーティーンを模索し始めました。参考として私のルーティーンは、ホットコーヒーを1杯飲みながら「曲名:Progress、歌手:スガシカオ」を続けて2回聞き、聞き終える迄に勉強モードのスイッチを入れると云うものです。正味10分程度の時間です。

     特に最後のフレーズの「…あと1歩だけ、前に進もう」を聞くことで勉強モードのスイッチ「ON」ができるようになりました。何かモヤモヤしているような時に勉強を始めても余り良い結果は得られません。単純な発想から取り入れた「勉強モードに切り替えるルーティーン」、是非参考にしてみて下さい。

    勉強時間

     最低でも1日あたり4時間以上、場所を問わず勉強していました。特に、週末(祝祭日を含む)などは1日中、机に向かっていたこともあります。

     その背景には、正真正銘の簿記「知識ゼロ、経験値ゼロ」の全くのド素人であり、更に「勉強弱者」であるという負い目があったことと、航空チケット等を11月の時点で既に購入したことで退路を自分で断ち切ったことから費用対効果を得るためにも「絶対に一発W合格したい!合格するぞ!」という強い決意があったからに他ありません。

     昨年9月末以降は、脇目も振らずに毎日コツコツと勉強することだけを考えました。例えば、バンコクは渋滞で有名ですよね!高々10km程度の移動にもラッシュ時などは、1時間以上は当たり前。移動時間を利用してバスの中での勉強。車内でテキストを開き、マーカーペンを片手に勉強しているのは乗客の中でも私だけ(笑)。目標があるため、周りを全く気にしません。

     更に入国管理局でのビザ更新時の退屈な待ち時間を利用して勉強、などが挙げられます。脇目も振らずと云えども、妻が週末、買い物に出掛ける際(月に2,3回程度)には、試験直前の時期を除き、自分の中では簿記を意識的に忘れる効果を期待して、気分転換の意味を込めて全て付いて行きました。

     勘違いしてはいけないことは、1日に要した勉強時間は問題ではありません。他人さんの勉強時間はあくまでも参考時間です。1日1日、どのような勉強して、その時間の中で何を理解したか?という点を意識することの方が、最も重要なことです。

     もし、私の体験記をお読みになっている方の中で「勉強時間が割けない」からと云って、受験を躊躇している方がいれば、まずは「行動」に移して下さいと私はその方に言いたいです。人間誰しも「意識」が変われば、「行動」が変わります。「行動」が変われば、「将来」を変えられることができるからです。

     躊躇っていても何も変わりません。「行動」した後に問題が発生したならば、その時に初めて考えればいいのです。勉強時間が割けないという方、なぜ、割けないのか?本当に割けないのか?合間時間(例えば、通勤時間、テレビ観賞時間、打合せの待合わせ時間、など)も無いのか?と問い詰め続けたならば、誰もがこのような時間を大なり小なり持ち合わせているはずです。

     少し言葉が悪くなりますが、1日の中で合間時間というムダな時間が必ずあるものです。本当に「合格」したいのであれば、「合格」する迄の少しの期間、我慢して、合間時間を有効活用しては如何でしょうか?合間時間を有効活用し、勉強時間に充てたならば、1日2~3時間は直ぐに充てられるはずです。

    勉強期間

     私のような「勉強弱者」は、2級と3級を同時並行して勉強を進めるような芸当は持ち合わせておりません(笑)。基本である3級の習得後に始めて2級に進むと云うように順序立てて勉強しました。

     本試験の準備期間としてネット上でよく云われている標準値が有ります。皆さんもご承知のとおり概ね「3級は1ヶ月、2級は3ヶ月」です。しかし、人其々に進捗度に違いがあるはずです。勉強期間は十人十色です。自分を見失う要因となりますので焦りは禁物です。仮に1ヶ月でW合格したという体験記があったとしてもそれはその人の結果であり、自分では無いのです。

     参考として私の勉強期間について以下に記します。斜め読み程度の見流しで構いません。勉強期間に要した期間は、5ヶ月です。概略は、以下のとおりです。

    簿記3級

    テキスト(1週間)->合トレ(10日間)->パタ解き、ラスパ(残り全て)

     仕訳問題対策は、テキストの斜め読み終了後、渡航前日までほぼ毎日。但し、合トレで理解不足の問題等は、パタ解き、ラスパを解く段階に移ってもやり残すのではなく、理解できる迄、並行して答練を繰り返しました。理解が乏しい問いなどは10周以上、答練を繰り返したものもあります。結果的に渡航前日までにパタ解き:4周、ラスパ:6周しました。

    簿記2級

    テキスト(1週間)->合トレ(商・工同時並行で10日間)->パタ解き、ラスパ(残り全て)

     仕訳問題対策は、テキストの斜め読み終了後、渡航前日までほぼ毎日。但し、合トレで理解不足の問題等は、3級同様、やり残すのではなく、パタ解き、ラスパを解く段階に移っても理解できる迄、並行して答練を繰り返しました。理解が乏しい問いなどは10周以上、答練を繰り返したものもあります。結果的に渡航前日までにパタ解き:4周、ラスパ:6周しました。

    勉強方法等について

     仕事でも試験勉強でも同じことです。「計画、実行、修正」を繰り返すことです。試験当日から逆算していつ迄にどの程度まで勉強の進捗度を上げていきたいか?を自問自答しながら、簡単なものでいいから計画表に纏める習慣を付けることです。

    • 自前の計画表作成のすすめ

     私が作成した計画表とは、横軸に月日、曜日、試験日までのカウントダウン日(今日は試験日から何日前?)、縦軸に勉強する教材名、勉強内容はその表中に簡潔な言葉なり、数字で表記したものです。

     計画表は、毎日、勉強前後に必ず目を通し、計画に対してどの程度の進捗度であるかをチェックすることです。必要に応じて、現在の進捗度に即した内容に適時、書き換えることが最も重要なことです。書きっ放しは、厳禁です。

     計画表の活用で注意するべきことが、1つだけあります。それは、思考の中心を「今日」におくのではなく、常に「受験日」から逆算して全ての物事を考えること、常に逆算思考で進捗度を検証し、最適な計画を計画表に記すことです。

     この考え方は、仕事で云う「納期」を意識して常に仕事するのと全く同じことです。計画表を作成する際、直近の計画は詳細に、2週間以上先の計画は大雑把に、と云うレベル分けは当然必要になると思います。

     更に、逆算思考である最大の利点は、常に試験当日の自分の姿を思い浮かべられることです。誰もが試験会場に足を運び、参加するだけで満足するはずはありません。必ず合格したい!という強い決意に満ち溢れた自分自身の姿しか思い浮かばないはずです。その姿を思い浮かべれば、自ずと怠慢な心との決別も図れるはずです。

     「目標の無い集団は、烏合の衆」であるのと同様に受験に際して、明確な目標が無い場合、常に全てが中途半端となります。直前期に慌てふためき、試験当日にもう少し時間があればと後悔の念に駆られるという状況が思い浮かばれるはずです。

     そのような状況にならないためにも次回の受験日に対して今からでも遅くはありません。常に計画は現状の勉強の進捗状況を自分なりに分析し、試験日から逆算思考で勉強計画してみて下さい。遅くはありません、今日から実行してみて下さい。

    • テキストの斜め読みのすすめ

     テキスト読みに時間を掛ける必要は全くありません。極端な話、マーカー片手に斜め読みで十分です。例えば、2級の試験範囲とはどのような内容を勉強するのかな?ということを目で追い、頭で少し考える程度で十分と云えます。具体的な数字で置き換えるならば、サクテキ1冊のテキスト読みの期間は、1週間もあれば十分です。

     熟読されている方々も実際に居ると思いますので無駄とは言いません。しかし、必要以上に時間を掛ける必要が全くないのです。もし、時間が無く、お困りであれば、尚更、テキスト読みは早々に済ませ、次のステップに移り、仕訳を1つでも多く解くことや試験形態の答練のために時間を割くことの方が合格への近道と考えているからです。

    • 仕訳の鬼と化すことのすすめ

     「簿記は仕訳に始まり、仕訳で終わる」「仕訳を制するものは、簿記を制す」と云う言葉をご存知でしょうか?この言葉は、全ての簿記検定試験の受験生に対して、正しい道を諭している言葉であると云えます。2級であれ、3級であれ、簿記を学ぶ上で仕訳を疎かにした場合、試験では得点に結び付かせることが、とても困難となります。

     逆に言い換えれば、仕訳を制すれば、自ずと「日商簿記2級3級 W合格」と云う言葉が、現実味を帯びるようになるでしょう。その意味でも簿記の基礎中の基礎です、苦手な論点を残すことなく、出来れば完璧に解答できる迄、実力を付けることをお勧めします。その際に本サイトで紹介して頂いている仕訳問題対策は、毎日の答練数を課さず時間の有無に拘わらず、毎日、答練しておりました。

     こういう私も初めて仕訳を解いた当時、思うように出来ずに悩み込んでいました。問われている勘定科目を借方、貸方のどちらに書いていいのか?迷っていました。常に逆に書いていました。或る時「現金は右手で払い、左手で受取る(即ち、現金の支払いは貸方、受取りは借方)」と云うフレーズを聞いた後から前記の間違いを正すことができるようになりました。

     「現金」を中心に他の勘定科目を考えることで一気に開花し、簿記検定ナビと出会い、サイトで紹介されている仕訳問題を徹底的に解き続けることで実力UPを図れました。更に勉強を進めていくと仕分問題の中でも特に「減価償却、社債、手形」に関する論点を苦手としていましたが、集中的に本サイトの仕訳問題を解くことで完全克服にも成功しました。

     簿記の勉強の中でもとても大きなウェートを占める「仕訳」は是非、克服して下さい。「仕訳」を制すれば、合格がグッと近くに見えてくるはずです。具体的に本試験レベルに置き換えて説明するならば、2級、3級の第1問は、仕訳問題(配点4点×5問)です。

     この第1問で満点(20点)を取れたならば、第2問以降の問いでの多少のケアレスミスが仮にあっても配点2点ものが多い分、第1問での満点(20点)は、受験生にとってアドバンテージGETとなり得るからです。

    • 合トレでの問題形式への慣れのすすめ

     テキストを斜め読みし、仕訳が完璧であっても試験に合格することは出来ません(汗)。まず初めに、試験形態のパタ解き、ラスパなどに取り掛かる前に準備体操が必要です。準備体操、即ち、問題形式への慣れが必要となります。合トレで準備体操せずに試験形態のパタ解き、ラスパで答練を始めても一向に問題ありません。

     しかし、試験形態の答練に一足飛びするのではなく、一度、準備運動をお勧めします。この準備運動している期間に出題問題に慣れること、解くためのテクニック習得が、最も重要なテーマです。この準備運動した期間中に得た解答へのテクニック等は、必ず、次のステップ、即ち、試験形態での答練時に大いに実力発揮できるようになるからです。

     その意味でも合トレを活用して行う準備運動は疎かにせず、1つ1つ基本を積み重ねる意識で取り組むことをお勧めします。

    • パタ解き・ラスパでの答練のすすめ

     合トレまで基礎固めできたならば、残るは試験形態に即した勉強に置き換えるだけです。合トレまでの勉強で十分に基礎固めできているはずです。しかし、いざ試験形態で試験時間2時間を意識して解き始めると途端にペンが止まると思います。2級、3級共通して必ずこの時点で最後の大きな壁に皆がぶち当たります。

     今まで勉強してきたにも拘らず点数が思うように伸びずに悩むはずです。でも諦めないで下さい。仮に30点であっても、1周目に30点取れただけでも十分です。自分を褒めてあげましょうよ!こういう私も1周目の最低点数は散々たる成績でした。(以下に参考程度に示します。)

     私は2級ラスパ(129回:第1予想)の答練での1周目に最低点数:34点でした。しかし、私は落ち込むことなく「何も見ずに時間内で解答し、3分の1解けただけで十分!上出来!」とポジティブに考えました。答練の点数を気に掛けている時間があるならば、間違えた問いを次回、ミスしないための取り組みの行動を即日に移すことの方が最も重要なことです。そのままに放っておくことの方が罪です。

     最低点数をとった2級ラスパ(129回:第1予想)は、最終的に満点をとることは叶いませんでしたがその後、67点、92点と点数を伸ばすことが出来ました。1周目、2周目で合格点に達することができずとも諦めないで下さい。必ず、次回にミスしないための勉強をコツコツと積み重ねることで必ず、近い将来、或る日突然に実力が急上昇して伸びることを経験できるからです。その日を迎えられる迄、諦めずに頑張りましょう!

     ちなみに解答順は常に、第1問から第5問まで順番通りに解答しています。本番でも2級、3級共にこの解答順で解答しました。なぜならば、答練していた時期、既に論点別に自身の大凡の解答所要時間を把握していました。そのため、無理に解答順を変える必要性が無かったからです。要するに問いを見た瞬間に全答できる迄の解答所要時間の概算を算出できたからです。

    • 3級パタ解き
    • 1周目:最低点(43点)、最高点(90点)、平均点(67.0点)、70点未満(9回分)
    • 2周目:最低点(61点)、最高点(97点)、平均点(86.9点)、70点未満(0回分)
    • 3周目:最低点(83点)、最高点(98点)、平均点(92.1点)、70点未満(0回分)
    • 4周目:最低点(87点)、最高点(100点)、平均点(96.1点)、70点未満(0回分)
    • 3級ラスパ(130回)
    • 1周目:最低点(80点)、最高点(92点)、平均点(84.8点)、70点未満(0回分)
    • 2周目:最低点(77点)、最高点(94点)、平均点(85.3点)、70点未満(0回分)
    • 3周目:最低点(86点)、最高点(100点)、平均点(90.8点)、70点未満(0回分)
    • 4周目:最低点(94点)、最高点(100点)、平均点(97.0点)、70点未満(0回分)
    • 2級パタ解き
    • 1周目:最低点(44点)、最高点(84点)、平均点(66.9点)、70点未満(7回分)
    • 2周目:最低点(71点)、最高点(100点)、平均点(88.4点)、70点未満(0回分)
    • 3周目:最低点(76点)、最高点(100点)、平均点(91.1点)、70点未満(0回分)
    • 4周目:最低点(77点)、最高点(100点)、平均点(94.6点)、70点未満(0回分)
    • 2級ラスパ(129回)
    • 1周目:最低点(34点)、最高点(74点)、平均点(54.5点)、70点未満(3回分)
    • 2周目:最低点(67点)、最高点(84点)、平均点(76.8点)、70点未満(1回分)
    • 3周目:最低点(78点)、最高点(92点)、平均点(84.5点)、70点未満(0回分)
    • 4周目:最低点(92点)、最高点(100点)、平均点(95.0点)、70点未満(0回分)
    • 2級ラスパ(130回)
    • 1周目:最低点(60点)、最高点(72点)、平均点(66.5点)、70点未満(2回分)
    • 2周目:最低点(70点)、最高点(88点)、平均点(81.5点)、70点未満(0回分)
    • 3周目:最低点(84点)、最高点(98点)、平均点(92.8点)、70点未満(0回分)
    • 4周目:最低点(84点)、最高点(92点)、平均点(88.5点)、70点未満(0回分)

     このデータからもお分かりのとおり、1周目は散々な成績の連発で合格できる自信もなく五里霧中に居ました。しかし、私は上記で示したとおり、1周目の採点後、直ぐに間違った問いを徹底的に理解するための努力をしました。

     その結果、2周目に70点未満(不合格)の回数を激減させることができました。更に、回数を重ねることで最終的にはコンスタントに90点前後を収めることができるようになりました。「合格できる!」と云う自信が確信に変わった時期は「パタ解き、ラスパ」を3周終えた時期からです。

    • 予想大会への参加のすすめ(無料)

     この度の受験では結果的にネットスクールから出版されている書籍が中心でした。書籍の巻末で宣伝してあるネットスクール主催のインターネットLIVE予想大会DX(以下「DX」)を知り、同じ目標に向かう仲間たちと疑問点などをチャットできることを期待して、参加を申し込みしました。勿論参加は無料です。

     各級別に正味90分ほどです。感想として、とても由意義な時間を過ごすことができたと思います。その理由として、2つ挙げられます。1つ目は、直前期の過ぎし方に始まり、多くの受験者が苦手とする論点について解説して頂けたことです。独学では知り得ない些細な解き方のアドバイスを頂けたことは感謝の一言です。

     2つ目は、チャットを介して同じ目標を持つ仲間たちと直前期の不安から些細な疑問を投げ掛け合うことができたことです。チャット内での話題の中心は、1)128、129回での高合格率の反動から130回は難易度UP又は採点厳し目による合格率の激減化の是非について、2)大本命:本支店間の出題の是非について、でした。思い思いの意見を聞けただけでも気が休まったような気がします。

     更に、DXにて先生から頂いた印象に残った言葉のご紹介と本番で本当に自分の身に起きた自分を見失った体験を簡単にご紹介させて頂きます。まずは、DXにて先生から頂いた言葉とは以下のようなものです。

     「分からない時、絶対に諦めずにシャーペンをギュッと握りしめ直し、机に噛り付いて最低、部分点GETを目指す」今読み返しても有り触れた当たり前のアドバイスですよね!しかし、この言葉が、本番で私を救ってくれる言葉となりました。

     恥ずかしい話ですが、私は、2級第5問の新問題で完全に気が動転してしまい自分を見失いました。本番で一度、自分を見失ってしまうと時間だけが空虚に過ぎ去るものです。どれだけ答練を繰り返し、準備してきたとしても特に新問題の場合には解答の糸口すら見つけることができなくなります。

     幸いにも第1問から第4問までの解答所要時間:50分でした。残り70分と云う今考えても十二分に時間を残していたはずです。今でもその当時を振り返ることがありますが「なぜ、自分を見失ってしまったか」理解できないでいます。自分を見失い、途方に暮れている時、上記でご紹介した言葉を思い起こしました。

     取敢えず、一心不乱に解答の糸口を見つけることだけに集中し、ギュッとシャーペンを握りしめ直し、机に噛り付きました。終了約20分前にやっと解答の糸口が見つかり、解き始めることができました。しかし、どうしても計算が合わない気がしてなりません。結局、再計算している最中にタイムアウト。結果は、第5問では部分点GETのみでした。

     先生から頂いた有り触れた当たり前のアドバイス。しかし、そのような状況下に陥った自分を救ってくれたことは事実です。先生は多くの受験者を見てきているからこそ有り触れた当たり前のアドバイスであっても敢えてDXで私達受験者に投げ掛けてくれたものと思います。

     週末の日曜日。2級、3級で計3時間、ネットを介してのDX参加。時間には代え難い貴重な体験をさせて頂けたことに今でも感謝しています。もし、時間的に合うならば、参加してみては如何でしょうか?貴重な体験が得られるかもしれませんよ!

    • その他(商簿・工簿の勉強の順番について)

     3級の勉強を終え、いよいよ2級の勉強に移った時「商簿、工簿」どちらを先に勉強したらいいですか?という問いをよくネット上で見掛けます。

     もし、少しでも時間に余裕があるならば、同時並行をお勧めします。もし、時間がどうしても…という方であれば、商簿優先と云えます。なぜならば、2級の商簿は、3級で習った更にレベルUPした中級であり、工簿は、2級で初めて習う初級であるからです。

     後日談ですが、私は、商簿を得意とし、工簿に苦手意識をもつ受験生でした。私自身の勉強時には、同時並行で勉強しました。論点を全て網羅し、理解しました。しかし、結果的に2級工簿の苦手意識の完全克服まで持って行くことができず、一抹の不安を抱えながら試験当日を臨むことになりました。

     試験結果でも第5問の工簿で相当足を引っ張られる結果となったからこそ声を大にして言いたいのです。「商簿、工簿」の勉強は同時並行がBESTです。

     ただ、同時並行で勉強するにも50:50ではありません。80:20程度の時間割り振りで十分ではないかと個人的には考えています。理由は、2級で学ぶ工簿は、初級であるから。

     しかし、工簿に苦手意識をもつ私は、1月になっても工簿に一抹の不安があることから克服重点月間と銘打って徹底的に工簿に時間を投入しました。その期間中は「商簿、工簿」=20:80になっていました。

     130回の2級の試験終了後、「合否は第5問の工簿の出来如何」と云う多くのネットの書き込みを目にしました。その心は、第1問から第4問までにケアレスミスが多少ありつつも第5問の新問題。

     ここで仮に全滅すれば、即不合格。部分点もケアレスミスの度合いにもよるが、第5問では少しでも多くの部分点をGETしておきたいという意味が込められたものです。私も同感の1人です。現に第5問は部分点のみでしたから(涙)。

     仮に、商簿で満点(60点)であっても、工簿で全滅(0点)した場合、合格ラインは計70点以上であるため、即不合格です。特に、試験当日、試験会場の異様な雰囲気の中での受験です。

     電卓の叩く音が気になり始めると冷静な判断を狂わせることになり、得意とする論点であってもケアレスミスはつきものと考えるくらいでいた方が結果的には良い結果を得られるはずです。その意味でも工簿対策は、十分に余裕を以って、勉強を進めることをお勧めします。

    海外在住の受験者の方々へ

    • 試験申し込み等について

     在外商工会議所は、日系企業があれば、各国に組織として設置されていると思います。ここタイでも他国と違わず、首都バンコクにあります。

     しかし、在外商工会議所は、日商簿記検定試験の申し込みを取扱っていません。在外商工会議所は、日本国内にある商工会議所とは別組織であるからです。そのため、日商簿記検定試験の受験する場合には、必ず日本に一時帰国して受験しなければなりません。

     また、日本国内の商工会議所にて申込みする際、基本は本人申込みと云う条件があっても取敢えず電話で確認してみて下さい。事情説明することで代理人による申込みを許可されるはずです。

     私の場合には、母に申込み対応してもらいました。実家から近いこともあり合格発表後の詳細の点数確認、合格証書の受取りも代理人対応する旨を試験終了後、試験責任者が詰めていた教室に赴き、事情説明し、許可された経緯があるからです。

    • 渡航スケジュールについて

     この度の受験に際し、私は以下の渡航スケジュールでした。「バンコク発(金)夜 ->(経由地)-> 成田着(土)早朝 -> 到着翌日午前9時から(3級受験)、午後1時半から(2級受験)」でした。

     このスケジュールでは、機中泊移動での寝不足と移動の疲労が抜けないまま、日本到着の翌日朝に受験当日を迎える結果となり、肉体的にとても辛いです。もし、時間的に余裕がとれるならば、日本国内移動はともかく、国際線移動による成田着は「金曜日」中である行程をお勧めします。

     東南アジア在住である場合、意外と近いようですが、多少の時差もあり、体を慣らせる意味も込めて早めに日本に乗り込む行程が良いと思います。(参考:タイ・日本間の時差は2時間です。)

     更に、欧米在住等であれば、機中泊も去ることながら、確実に時差ボケが圧し掛かってくるため、バンコク在住の私以上に自分の体との相談の上で移動スケジュールの熟慮が必要です。1級受験する際には、成田着(金)早朝の航空チケットを購入する予定です。

    試験日当日の流れ

     起床時間:試験開始時間の4時間前。即ち、午前5時です。

    • 家を出る前迄

     起床後、いつも以上に意識して朝食を摂りました。しかし、朝食を摂った後、私は意識して「テキスト、合トレ、パタ解き、ラスパ、仕訳問題」に目を通すことはしませんでした。この考えは、会場にて席に座った後も同じです。即ち、会場へは「受験票、筆記用具、電卓、パスポート、現金」のみを持参しただけです。

     理由は、至ってシンプルです。この期に及んでも目を通してしまった場合、必ず自分が苦手意識をもつ論点に自身の性格上、どうしても目が行くはずです。勉強期間中も苦手意識の克服に目処が立っていないものをこの期に及んで迄、目を通してしまえば、不安が増長するのみで良い結果が得られないと考えたからです。

     私は、朝食を早めに済ませ、目を通さない分、両親と昔の思い出話をしました。その意図は、目を通さない分、手を動かして問題を解かない分、頭の目覚し効果と余計な緊張感を自分に掛けないようにしたいという最もシンプルな姿勢を心掛けた時間の過ごし方をしたかったからに他ありません。

    • 試験会場(入場前:3級)では

     試験会場は、地元の商業高校ということもあり、試験開始30分前まで中庭で待たされました。結果、早めに到着してしまったこともあり、朝の冷え込みと相まって、芯から冷え込む結果となりました。「寒さ対策」のためにブクブクの重ね着していたことが、後々、仇となることをこの時点では知る由もありません。

    • 試験会場(入場後から試験開始直前まで:3級)では

     商業高校の教室の間借りでした。灯油ストーブが目の前にありますが、案の定、火が付いていません。嫌な予感がしてきました。(予感とは、使わずの2時間?)早めにトイレに行き、座っていても緊張感を和らげられないため、廊下を歩くことにしました。

     自席に戻った後、教室内の寒さから手が思うように動かないため、電卓を適当に動かし始めました。私の行動を見てか見ずか分かりませんが、その後、テキストを開いて読み漁っていた多くの受験生が続いて同じような行動(適当に電卓を叩くこと)していました。

    • 試験会場(試験開始直後に思わぬ敵が現る:3級)では

     試験監督員が9時前に会場入りし、約10分、簡単な注意事項の説明の後、9時10分からスタートしました。予感的中!灯油ストーブを使わずの2時間となりました。「寒さ対策」のためにブクブクの重ね着していたことが仇となり、思わぬ敵がここで現れ始めました。

     使用する机は日常、高校生が使用している小さな机です。大学の長机ではありません。受験生が口々に言っていました「結構、小さな机だったんだ」。特に、3級は午前中の試験です。芯から冷え込み、手が震え、ブクブクに着込んでいた結果、小さな机のスペース内での腕の可動範囲の狭さも相まって思うように答案用紙に書き込めずにいました。

     画数の少ない漢字、ましてや数字も書けない状況に陥りました。そういう状況下で同教室の或る受験者は、時間中、3度もモノ落とししたツワものもおり、都度、監督員が拾い上げていました。私が受験した教室内での3級受験時の2時間の中で延べ約10人がモノ落とししていました。正直、気も紛れ、集中できない位です。

     私は、開始早々、究極の選択をしなければいけない状況に追い遣られました。1つ目は、このままブクブク状態で可動範囲の制約を受けつつ、書き続ける選択する方法。但し、モノ落としの危険性あり。2つ目は、ブクブクの厚着を解除し、寒さに震えても可動範囲を優先しつつ、モノ落とししない選択する方法。但し、芯から冷え込んだ体をより一層、冷え込ませる結果となる危険性大。

     私は、後者を選択し、即着込んでいた上着等々を脱ぎ始めました。想像通り、震えは一層、酷くなりましたが、意識して小学生の時分の漢字の練習ドリルで漢字を書いているような感覚で1字1字、丁寧に書くことに努めました。

     アドバイスとして、もし、冬期受験で商業高校などの教室が受験会場の場合には、試験時間中にトイレに駆け込まない程度に体の芯から温められる飲食物を意識して摂ることをお勧めします。

     もし、冬期受験で受験会場が学校の教室間借りが事前に分かり、その商工会議所での申し込みを回避でき、他の場所で申し込みできるならば、他の場所での申し込みをお勧めします。冬期受験での学校の教室間借りの受験会場だけは回避した方がいいでしょう!(寒さは大敵です。)

     特に、私のような南国タイから受験のためだけに一時帰国し、帰国翌日に受験に臨んだ者は、忘却の彼方にあった「日本の寒さ」との戦いが、最後の最後に現れた手強い見えない敵として立ちはだかりましたから。

     1級受験する際には、11月度の受験は寒さ回避の観点より意識して避けさせて頂きます。今後も地元に帰省して受験します。地元で受験した場合、地元のその商業高校での受験であることが予想されるからです。来年6月度での1級受験を真剣に考えています。(予定)

    • 試験会場(終了後から入場前まで:2級)では

     芯から温めたいため、意識して温かい飲食物を摂ることを心掛けました。2級の試験まで約2時間の休憩時間しかないため、特に飲み物を飲む際には、トイレのことも十分に考慮した上で最初の1時間の内に自分と相談しながら、可能な範囲でたくさん飲みました。

     午前中の3級同様、試験開始30分前まで中庭で待たされました。その際、飲むためでなく、暖をとるためだけに購入した缶ジュースを体に忍ばせていたことは言うまでもありません。

    • 試験会場(入場後から試験開始直前まで:2級)では

     午前中の3級時とは違い、教室に入った時、午後であったせいか日差しも多少あり、温もりが感じられました。午前中に試験の緊張感を味わっていることから然程緊張することが無かったため、席に座って開始の合図を待ちました。

     この時、午前中の3級受験時にこの席に座った受験生が頻りと時計を気にしていたことを思い出しました。ちなみに、3級の受験番号は4番。2級の受験番号は3番です。要するに、黒板を照らす蛍光灯が黒板の前に設置されていることでその陰に時計が3番受験者の席からは隠れてしまうというものです。

     私は、試験監督員による注意事項等の説明後、その事実を説明し、改善を求めた結果、その時計を受験生皆が見える場所に移動してくれました。しかし、3級受験時にその受験生が、改善要求の発言を行わなかったため、そのままでした。

     もし、会場内に設置されている時計が、自分が座る場所から何かの外的要因により見えない事実がある場合には、試験監督員にその旨を説明し、改善を求めて下さい。この度の経験から、受験生皆が平等に受験できるように最善の改善策を導き出してくれるはずです。

    最後に

     私が、そうであったように試験勉強に大なり小なり「不安」は付き物です。先が見えない勉強期間中、幾度も挫折しそうになる時があると思います。もし、挫折しそうになった時、無理して勉強し続けるのではなく、一時勉強から頭を解放してみて下さい。そして、このサイトに掲載されている多くの合格した方々の体験記を是非、読み返してみて下さい。

     体験記を読み終えた時、必ず勇気を貰えるはずです。最後に、ハードルが高ければ高いと感じている時ほど意外と潜り易いものですよ!現在、日商簿記1級の勉強をスタートした自分自身に対して改めて言えることです。

    管理人コメント

     notepooさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!「質」「量」ともにトップクラスの合格体験記に仕上がっていますので、海外在住の受験生だけでなく、すべての受験生に読んでいただきたいです。

     まず、テキスト選びのポイントのところで「簿記検定試験向けの勉強の中心に在るべき書籍は、過去問である」と書いていただきましたが、これは私も同感です。

     日商簿記検定3級&2級は、過去問の類似問題が何度も繰り返し出題される傾向にありますので、数パターンの過去問をきちんと押さえておくことが短期合格・一発合格のカギになります。

     あと、受験時の服装についてですが、試験会場によって暑かったり寒かったりするので、脱着しやすい薄手のもので調整することをおすすめします。

     具体的には…6月試験は冷房対策のために薄手の長袖を1枚用意しておくと良いですし、11月試験・2月試験は薄手のものを重ね着しておいて会場内で調整するのが良いと思います。

    notepooさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第130回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.11

    社会人受験生は時間の使い方がポイントです!

    • 投稿者:黒い恋人さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    簿記検定取得のきっかけ

     40歳も近づき、日々淡々と働く中で「何か自己啓発でもしないと」と焦燥感を感じたことが始まりです。とりあえず実績を残したい考え、資格でも取ってみようと調べるうちに巡り会ったのが「簿記」でした。

    いざ勉強を始めようと思ったが・・・

     文系の私が数学に触れたのは高校1年生が最後です。数字に弱いことは仕事においても痛感していました。結果的に「数字嫌い」を克服したいという理由も簿記検定を選んだ理由になっていたかもしれません。

     ですので、簿記の勉強を始めるに当たっては、数字嫌いの私でも簿記勉強を続けることができるテキストを探しました。そのために本屋で簿記のテキストを何日も何度もチェックし、吟味しました。

     最終的には「すいすい簿記マンガみてGO!(以下「すいすい」)」シリーズの3級を購入しました。「すいすい」はマンガを上手く使っていて、他のテキストを見たときに感じた「簿記」の難解さを意識せずに読み進められました。ここで苦手意識を持つことなく、簿記のイメージを掴み、さらには簿記に興味が持てたのが大きかったと思います。

    勉強スタート

     勉強を始めたのは11月に入ってからでした。テキストを吟味していたのは10月でしたので、11月受験も可能でしたが、まずは落ち着いて2月の試験を目指すことにしました。家族(妻と子供2人)がいるので、無駄な出費ができるわけもなく、自然と独学の道に進みました。

    勉強方法

     とりあえず「すいすい」を仕事の行き帰りの電車で一度流し読みし、2回目は「すいすい」を読みつつ「サクッとうかる日商3級商業簿記トレーニング(以下「3級トレ」)」の問題を解いていきました。

     最初は全くといっていいほど問題が解けませんでしたが、繰り返し「3級トレ」を解くことで、“コツ”のようなものが分かってくると、解くのに時間もかかるし難しいのだけれど、「簿記って案外おもしろいかも」と思えるようになりました。

     12月中頃になると2級も受けてみたい思うようになり、「すいすい2級」を購入し、3級の勉強と平行して取り組みました。さすがに2級は難しく、2月受験は厳しいかなとも思いましたが、自分を追い込むつもりで試験に申し込みました。

     2級の勉強も3級と同じ方法で進めました。「すいすい2級」を2回読んで「2級トレ」を解く。この繰り返しでした。1月に入ると、どうしても2級の勉強にさく時間が増えました。

     3級がこのままではまずいと感じて「3級トレ」をやってみると、不思議なことに苦労していた精算表や試算表が楽に解けるようになっていました。2級の勉強が地力を付けてくれていたようでした。

     その後は、1週間のうち2級を6日、3級を1日のペースで勉強しました。2月に入ってからは「過去問ナビ」を2級、3級とも購入し、2回繰り返しました。「過去問ナビ」をやってみると、3級は1回目から大体合格点が取れていました。2級は合格点前後の点数が多く、不得意な論点(本支店会計など)はどうも苦手でした。

     直前期に予想問題集を買おうかと思いましたが、出費抑制と、これまでの勉強を確実にすることを第一として、購入は見送りました。なお、試験直前は時間を短めに設定して過去問を解きました。

    偶然出会った本が役立ちました

     過去問ナビに取り組んでいた時期に読んだ本があります。それは、ネットの検索で偶然ヒットした「会計学入門 (日経文庫)」です。図書館で借りて通勤中に読んでいました。

     会計学の初歩を学びながら、簿記を学ぶ目的が理解でき、簿記が仕事にもいかせると分かったことで、簿記検定へのモチベーションが上がったのを覚えています。

    勉強時間

     1日平均2時間半くらい。朝食前に30分簿記検定ナビ仕訳問題集をやり、昼休みに簿記ナビの簿記クイズで気分転換。帰宅後に1時間半程度勉強しました。試験直前は短い時間でかなり集中して勉強した気がします。

     トータルで3級は1ヵ月半、2級は2ヵ月で勉強しました。家族に迷惑をかけないことをモットーに取り組みました。

    使用したテキスト・電卓

    • すいすい簿記マンガみてGO!日商簿記3級
    • すいすい簿記マンガみてGO!日商2級商業簿記
    • すいすい簿記マンガみてGO!日商2級工業簿記
    • サクッとうかる日商3級商業簿記トレーニング
    • サクッとうかる日商2級商業簿記トレーニング
    • サクッとうかる日商2級工業簿記トレーニング
    • サクッとうかる日商簿記3級 厳選過去問ナビ
    • サクッとうかる日商簿記2級 厳選過去問ナビ
    • 会計学入門 (日経文庫)
    • 簿記ナビの仕訳問題対策
    • CASIO DS-20K

     CASIOの電卓は、以前仕事で使っていたもの。GTボタンは簿記を勉強して始めて使い方を知りました。

    苦手論点

     一般的に難しいと聞いていた工業簿記のほうが慣れると解きやすい感じがしました。むしろ商業簿記の本支店会計や特殊商品売買、特殊仕訳帳のほうが手強い感じでした。

     苦手な論点は何度も同じ問題を繰り返し解く中で、自然と回答にたどり着けるようになりました。答えを完璧に解かなくても、部分点がもらえるということを途中で知り、「なぜそのように記帳するのか」など簿記の考え方を理解するように心掛けました。

    試験日前日~当日の流れ

    • 前日

     これまでの復習。これまでに間違えた問題をもう一度確認。ただし、知識を混乱させないように深入りはしないように心掛けました。

    • 当日
    • 簿記3級

     試験会場に徒歩で行ける環境だったので、緊張しないようにあまり早めに会場入りしませんでした。到着後、過去問ナビの「サクッとBOOK」に目を通しました。

     いつも使っているシャーペンを使用し、問題は1→5→2→3→4の順に解いていきました。解答順はパッと見で決めました。1時間10分くらいで解答終了。

     残りの時間は見直しをしながら、配布用紙に解答を書き写したりして時間ギリギリまで粘りました。ちなみに受験者は、高校生など比較的若い人が多い印象を持ちました。

    • 簿記2級

     自宅で昼食をとり、15分ほど昼寝をして、3級のときより少し早めに会場入りしました。「サクッとBOOK」に目を通すとともに、過去問ナビの本支店会計問題と解答を見て解き方を確認しました。

     試験開始後に問題をチェックすると第3問に「本支店会計」を発見。解き方は確認していましたが、自信がない論点が出ていることで動揺しました。とりあえず、1→4→5→2→3の順に解答をすることを決め、取り掛かりました。

     ところが第5問と第4問で焦りからか解答に手間取り、その後のペース配分に狂いが・・・。いよいよ問題の第3問を解き始めたころには30分くらいしか残っていませんでした。

     最後まで諦めずに解きましたが、合格点を取れる自信は正直ありませんでした。受験者は年配の方が3級より多いと感じました。

    帰宅後

     解答速報を確認。3級は大体当たっていましたが、2級は合格点ギリギリの印象でした。

    合格発表~現在

     職場で昼休みにネットでチェックしました。自分の受験番号を2級でも見つけたときは、心の中でガッツポーズをしてました。後日商工会議所に合格証を受け取りに行き、点数を確認すると3級は94点、2級は80点でした。何はともあれ合格するのは嬉しいものですね。

     悔やまれることといえば、「簿記ナビ」の出題予想で2級の「本支店会計」の予想も確認していたのに、きちんと理解しきれていないところがあったことです。現在は、今回の簿記検定の経験を無駄にしないよう、新たな自己啓発に取り組んでいます。

    管理人から黒い恋人さんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    ・すいすい簿記マンガみてGO!日商簿記3級 <80点>

     簿記を初めて学ぶ人にはオススメ。マンガもほどよく緩いところが良いです。ただし、試算表作成などの説明は少ないので、問題をこなす必要があります。

    ・すいすい簿記マンガみてGO!日商2級商業簿記 <80点>
    ・すいすい簿記マンガみてGO!日商2級工業簿記 <80点>

     イメージを掴めるのがありがたいテキストです。3級同様細かい論点は問題をこなすしかありませんが、特殊商品売買や工業簿記の理解はしやすかったです。

    ・サクッとうかる日商3級商業簿記トレーニング <90点>
    ・サクッとうかる日商2級商業簿記トレーニング <90点>
    ・サクッとうかる日商2級工業簿記トレーニング <90点>

     基礎問題から試験レベルの問題へ上手く導いてくれます。解答の解説も詳しいのでとても参考になりました。

    ・サクッとうかる日商簿記2級 厳選過去問ナビ <85点>
    ・サクッとうかる日商簿記3級 厳選過去問ナビ <85点>

     解説が少ないのがマイナスですが、結果的には実試験に十分な過去問対策ができました。個人的には付属の「サクッとBOOK」が試験直前の確認にちょうどよかったです。時間節約の解き方まで載っていて実践的なところもGOOD。

    ・会計学入門 (日経文庫)

     2級まで勉強してから読んだので、知識の整理にちょうどよいと感じました。

    ・簿記ナビの仕訳問題対策

     全て打ち出してやりました。仕訳のスピードが速くなって問題を解く時間的な余裕が生まれました。

     今回、勉強に使われた電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     他の電卓を使用していないので何とも言えませんが、小さすぎず機能もあり、打感も悪くないと思います。
     黒い恋人さんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     正直なところ、勉強し始めは「簿記は無理かも」と思ったこともありました。そんなときは簿記ナビの体験談を見て励まされたり、「自分も体験談を書くぞ!」などと考えて日々頑張りました。

     子供たちも私が簿記の勉強をしている姿を少なからず見ていましたので、親としての威厳を保つ意味でもモチベーションは維持できました。

     それから、仕事が忙しいと勉強時間がなくなりそうな日もありましたが、そんなときは通勤中にテキストを読んだり、寝る前に仕訳問題を1問でも解こうとしました。少しの時間でも1日のうち必ず簿記のことを考えることを心がけました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     私は簿記の勉強をすることで家族に迷惑はかけたくないと考えていました。なので、週末もなるべく子供たちと遊ぶようにして、日中の勉強は子供の勉強と時間をあわせた1時間程度しかしませんでした。

     だから、学生の方や独身の方の体験談を見ていると、勉強時間があることが羨ましいなぁと思いました。ただし、結果だけをみれば合格できましたので、ようはいかに集中して勉強できるかがポイントだと思います。

     私は早朝の喫茶店や、仕事帰りに立ち寄るマックなどで勉強することも多かったのですが、結構集中して勉強できました。直前期には1時間から1時間半くらいで過去問をやったりしていました。

     後悔といえば、簿記ナビさんの予想をみていたのにもかかわらず、2級の本支店会計をとりこぼしたことです。今後受験される方は、後悔しないように簿記ナビさんで対策を怠らないでもらいたいです。

    管理人コメント

     黒い恋人さん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!限られた時間の中から勉強時間を捻出するのは大変だったと思いますが、仕事前や仕事帰りのちょっとした時間を有効活用し、見事に短期&一発合格されました。

     拙著「仕訳攻略ナビ」にも書きましたが、朝の1時間は「誘惑が少ない」「頭が冴えている」「おしりの時間が決まっている」と集中して勉強できる条件が揃っていますので、忙しい社会人の方には朝勉をおすすめします。

     あと、テキストの選び方についてですが、まずネットで情報収集していくつかのシリーズをピックアップし、その後、書店で実際に見比べて自分に一番合うものを買う…というのがベストです。なお、テキストと問題集は同シリーズのもので統一しましょう(過去問・予想問題集は別シリーズでも構いません。)

     合格を左右するのは「テキストの良し悪し」よりも「テキストとの相性の良し悪し」です。なんとなくテキストを選んでしまう受験生が多いですが、たっぷり時間をかけて吟味するようにしてください。

    黒い恋人さんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.10

    「サクッとうかる」もいいけど、「とおる」もおすすめです!

    • 投稿者:ねここねこさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに

     勉強を始めたのは試験の2ヶ月前です。私は数字や数学が苦手で、簿記を受けようと考えてみたこともなかったのですが、いろんな偶然やできごとが重なり受けることに決めました。当時は、独学で勉強するということと、前述のとおり苦手意識もあったので今回は3級だけ受けようと思ってました。

     しかし、勉強を始めると、確かに簿記はわたしの苦手な「数字」を合わせることが大前提ですが、苦手意識がなくなるくらい面白くなってきたので、2級も受験することにしました。

     ただ、2級も受けようと決めたときには、既に時間的にも(1ヶ月半前)厳しくなっていたので、ダメでもともと。合格したらラッキー!精神でやってみようという感じでした。しかし、やはりといいいますか、2級の勉強を始めると「どうしても合格したい!」という気持ちに変わっていきました。

    勉強時間

     1日平均3時間程の勉強量でした。最後は焦っていたのでかなり集中して勉強した気がします。2週間で3級を終え、残りの1ヶ月半で2級の勉強をしました。

    勉強方法

     はじめはテキストをじっくり読んで理解してから、ゼミを解く形にしていましたが、この方法だと理解してるのに問題が解けないことがあることに気がつきました。それに気づいたのは勉強しはじめてから大分経ってからです。さらっとテキストを読んだら、あまり理解してなくても問題を解き、解答で確認することの方が早く覚えられ、頭にも入ってきました。

     ラストスパート模試は試験1週間前に買い、とりあえず解きまくりました。もっと早く買っておけばもう少し余裕を持って対応できたと反省しました。ちなみに…2級の模試や過去問、最後の最後まで合格点(70点)超えることが1度もありませんでした。いつも60~69点をうろうろしてました。

    使用テキスト・サイト(全てネットスクール)

    • とおるテキスト(3級・2級とも)
    • とおるゼミ(3級・2級とも)
    • 出題パターンと解き方(2級のみ)
    • ラストスパート模試(3級・2級とも)

     簿記の独学といえば「ネットスクール」という評判を聞いて、購入を決定。ただ、とおるシリーズよりも、サクっとシリーズが好評のようで、かなり悩んだ末に説明が細かに説明されているとおるシリーズにしました。確かに、サクッとシリーズは持ち運びが便利そうではありましたが、わたしには内容的にとおるシリーズで正解でした。

     また、2級でテキストを読んでも理解できなかったところは、インターネットサイトを利用しました。「簿記2級合格にまつわるエトセトラ」様にはよく助けて頂きました。それから、簿記検定ナビ様の仕訳問題(ラストスパートに掲載されていない118回以前)、簿記クイズ(特に特殊商品売買に関する仕訳問題だけを集めたクイズ)も非常に助かりました。

     試験1週間前に買ったラストスパート模試は、本当に買ってよかった!抜群の的中率90%と謳っているだけあります。テキストとゼミだけでもいけるかなーと直前まで思っていた(!)わたしですが、ラストスパート模試は必需品ですね。

    使用電卓

    • CANON HS-1210TU

     amazonで評価がよく、お手頃だったので購入しました。打ちやすいし、億・万・千のような表示か普通のコンマ表示が選べるのも便利でした。ただ、『日商簿記受験生のための電卓操作完ぺき自習帳―これで楽勝合格 総得点20点アップのトラの巻』という電卓操作本も同時に買ったのですが、その本に対応してる機種がシャープとカシオだったので、そのどちらかにすればもっと時間とられず捗ったかな、と思いました。基本的な電卓の操作術は覚えられたので今となっては問題ありません。

    苦手論点について

     工業が難しいと一般に言われていたので、かなり構えていたのですが、わたしは工業の方が得意でした。問題は商業…。3級では収益・費用の見越し・繰延べ、2級では特殊商品売買・社債償還・特殊仕訳帳等でてこずりました。

     特殊商品販売・社債償還は単に複雑で覚えられないだけでしたが、特殊仕訳帳は、テキストを読んでも受取手形/支払手形記入帳のダブり転記ルールが理解できず、時間が取られました。苦手論点は、インターネットで似たような論点で悩んでる人がYahoo!知恵袋等を使って解決されていて、その回答を読んで苦手を克服しました。

    試験日前日・当日の流れ

    • 前日

     前日の夜は、緊張なのか全く眠れず会場へ。

    • 簿記3級

     8:15には着いていたので、いつも間違えたり困惑したりする箇所のテキストをもう一度チェックし直したり、自分のまとめた箇所を見直したりしていました。ネットスクールでは、今まで解いたことのある問題(精算表等)を1問解いて手を慣らしておくことを推奨してましたが、午後には2級も受けなければいけないし、逆に手が疲れるかも…と思い割愛しました。

     試験がはじまり、1→5→3→4→2の順に解いていって、ラストスパート模試の予想がかなりの確率で的中したのがビックリしました。40分ぐらい残して解き終わり、解き終わった人が続々帰って行きました。

     自信があったので、わたしも帰ろうかなと思ったのですが、念のためにもう一度チェック。精算表の作成問題・残高試算表の問題でケアレスミスを数箇所発見しました。あの時、帰らなくてよかった…とホッとしたのを覚えてます。試験官の「終了!」の言葉で終わりました。

    • 簿記2級

     試験会場と家がすごく近かったので、お昼は家で食べました。前日眠れなかったので家で少し仮眠を取りました。1時間前には会場に着き、席へ。3級は学生が多い感じでしたが、2級はぐっと年齢層が上がった感じでした。わからないところをまとめた、まとめノートを確認し、試験に挑みました。

     試験が始まり、ぱらぱらと問題を眺めると…第2問に得意な仕訳日計表!ラストスパート模試がまたまた的中。1、4、5と順調に解き終わり、3を解き始め、あれ…若干難しいな…と最初の方の問題で思いました。とりあえず全部解いてみたけど、なんと合計額があわない!

     時間も時間だし、第2問に移って解いてみるが、得意のはずの仕訳日計表なのにどうしても解けない問題が…仕訳日計表が解けなかったことがなかったわたしはかなり焦りました。とりあえず第3問にまた戻り計算し直すも、合計額がまたしても合わない!更に計算しても結局合いませんでした。

     最後に第2問も計算し直しましたが結局わからず…不完全燃焼で試験が終わってしまいました。

    • 試験後

     その日のうちに解答速報を見ても、2級の第2問目・第3問目は自分の解答を全く覚えておらず、商工会議所の発表を待ちました。インターネットで合格発表があった日、どちらの級にも自分の番号があったのが嬉しかったです。先日、合格証を受け取りに行き、3級は90点、2級は88点で合格できていました。頑張ってよかったです。

    管理人からねここねこさんへ追加の質問

     とおるシリーズのテキスト・ゼミの良かったところとイマイチだったところを具体的に教えてください。
     よかったところは、とにかくわかりやすい!これに尽きると思います。細かい説明も書いてあるので、独学する人には向いてると思います!

     イマイチだったところは、誤植が多いところです。ネットスクールのサイトに、正誤表があるのですが、いちいち書き込まなければいけないので面倒でした。

     ラストスパート模試の良かったところとイマイチだったところを具体的に教えてください?
     ラストスパート模試のよかったところは、本番形式のような問題用紙と解答用紙です。本試験を受けているような適度な緊張感が保ててよかったです。

     またファイナルチェックリストは、さっと確認できるのに各チャプターのポイントが的確に書かれているところが役立ちました。イマイチだったところは特にありません。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     ラストスパート模試は本当にオススメです!そしてラスパはできるだけ早く手をつけた方がいいと思います。試験前にわたしのように焦ってしまいますから。もう少し計画的に余裕を持って勉強していればあんなに直前になって慌てることもなかったなと思います。

     今回は比較的合格率が高い回だったので、わたしはラッキーだったんだなと思います(笑)後は、自分を信じること!かなり大事だと思います。

    管理人コメント

     ねここねこさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強期間2か月で簿記3級・2級のダブル合格というのはかなりすごいと思います!

     ねここねこさんおすすめのラストスパート模試については、個人的にはどうしても「的中率の算定方法」だけは納得できませんが(笑)、中身はかなり充実していますので、管理人的にもおすすめの1冊です。

     さて、早速中身のほうを見ていきたいと思いますが、ねここねこさんの合格体験記で一番参考にしていただきたいのは「わたしも帰ろうかなと思ったのですが、念のためにもう一度チェック。」というところです。

     時間が余ってしまった場合、どうしても帰りたくなってしまいますが、最後の1分1秒まで見直しをするようにしてください。特に簿記2級の工業簿記は、最初の部分を間違えてしまうと後ろの問題も芋づる式に間違えてしまう可能性がありますので、どれだけ自信があっても最低1回は解き直すようにしてください。

     あと、試験前日に緊張で眠れない場合は、ホットミルクを飲んだり、徐々に部屋の明るさを落としていったり…といろいろな方法がありますが、無理して眠ろうとすると余計に眠れなくなることがありますので、「緊張で眠れないのは当たり前。横になるだけでも十分なんだ。」と前向きに考えて乗り切ってください。

    ねここねこさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第126回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.9

    大手専門学校の直前対策コースは、費用対効果が抜群です!

    • 投稿者:appleさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月半

    概要

     勉強を始めたのは9月上旬からです。簿記の知識ゼロ、そもそも簿記って何?という状態からのスタートだったのと、検定日まで2ヶ月半しかなかったのもあり、当初は11月に3級、2月に2級を受験するプランでした。勉強の進捗度次第では11月に2級も受けれたらいいな、という程度です。

     しかし、3級の勉強を始めるとすぐに「簿記って面白い。もっと勉強したい」と感じ、思いのほか早く進める事ができたので、11月にダブル受験する事を決めました。

    3級は大原の直前対策セット(総まとめ+答練+公開模試)を利用

     大手予備校の講座を体験してみたかったので受講しました。10/24開講だったのですが、それまでに2級の基礎を終わらせる自信がなかったので、3級のみ受講。このプランはちょっと失敗だったかな…と思っています。

     大原の講座自体は大変素晴らしい内容だったのですが、実際に10/24を迎えてみると、2級の基礎はほとんど終わり、3級の問題は目をつぶってても解ける!という状態でした(笑)講座までに「完璧に」仕上げる必要はないわけですし、もっと強気に2級で申し込んでおけば…と後悔しました。

     繰り返しになりますが、大原の講座は素晴らしい内容でした。答練はやや難しめなので力がつきますし、分からない事をすぐに質問できるのが頼もしいです。私は「仕訳問題の科目は書く順番が決まっているんですか?」等くだらない質問をしましたが(笑)、講師の方はこんな質問でも非常に丁寧に解説して下さいました。直前対策セットは1万円ちょっとで受講できますので、独学の方は是非利用してみて下さい。

    使用テキスト

    • 簿記3級
    • サクッとうかる日商3級 商業簿記 テキスト
    • サクッとうかる日商3級 商業簿記 トレーニング
    • サクッとうかる日商簿記3級 厳選過去問ナビ
    • 簿記2級
    • 簿記検定ナビの仕訳対策(プリントアウトして使用)
    • サクッとうかる日商2級 商業簿記 テキスト
    • サクッとうかる日商2級 商業簿記 トレーニング
    • サクッとうかる日商2級 工業簿記 テキスト
    • サクッとうかる日商2級 工業簿記 トレーニング
    • サクッとうかる日商簿記2級 厳選過去問ナビ
    • ラストスパート模試 日商簿記2級
    • 日商簿記2級 出題パターンと解き方 過去問題集(試験1週間前に購入)

     ご覧の通りネットスクール一色です(笑)出版社ごとに表現や解法が違う時が多々あるので、情報の混在を避けたかったのと、色々なテキストに目を通せるほど時間がなかったので、今回は教材を統一しました。

     厳選過去問ナビは使っている人をあまり見かけませんが、なかなかオススメです。収録問題数は「パタ解き」に劣りますが、設問ごとに効率の良い下書きの仕方が載っていたり、「パタ解き」とは違った切り口で面白いです。特に2級・第2問の下書きの仕方は目からウロコでした。

     大人気?の「パタ解き」は、2級の試験1週間前に苦手論点の演習用に買いました。問題の横にヒントが書いてありどうしても目についてしまうので、個人的には肌に合いませんでした。

     どうやら私は「サクッと」「厳選ナビ」の著者・福島三千代先生が好きなようです(笑)独学者がテキストを選ぶ際は、風評に惑わされず、自分に合うシリーズをしっかり見極める事が大切だと思います。

    電卓

     地味に頭を悩ませたのが、日商簿記検定の電卓の規定です。関数機能はダメ、日数計算機能もダメ、あれもこれもダメ…と規定が多い!違反してもそう簡単に失格にはならないのかもしれませんが、そういう不安要素は少しでも取り除いておきたかったので、SHARPのEL-G34を買いました。

     EL-G36の改良版で「日商簿記受験者のために開発された電卓」らしいのでまず間違いないと思います。TACのCyber Book Storeで買えるので良かったら見てみて下さい。

    勉強の流れ&所要時間

    • 9月上旬~下旬
    • まずは3級から。10日間で「サクッと」テキストを1周、トレーニングを2周。
    • 5日間で厳選過去問ナビ(6回分)と簿記検定ナビの予想問題を1周。平均90点ぐらい。
    • 以降検定日まで、3級の勉強は大原の直前対策講座(週1)のみ。
    • 9月下旬~10/26
    • 1週間で「サクッと」商簿テキスト&トレーニング終了。
    • 10/7から工簿の勉強を開始。連日遊びに行ったりしてだらけたので予想外に時間がかかる。
    • 10/17に大原の3級無料模試を受ける(83点)
    • 10/26に「サクッと」工簿テキスト&トレーニング終了。工簿の正味勉強時間は2週間ぐらい。
    • 10/27~10/31
    • 過去問に入る前の確認として、2級商簿と工簿のトレーニングを各1周。
    • 11月第1週
    • 厳選過去問ナビ(7回分)と簿記検定ナビの予想問題を1周。平均点は80点ぐらい。
    • 日曜は大原の3級講座が夕方まであったので、2級の勉強はほどほど。
    • 11月第2週
    • 厳選ナビで出来が悪かった回(2回分)を1周、ラスパ模試(4回分)を2周。
    • 苦手分野と得意分野の洗い出しを行い、残り1週間は第3・4・5問を重点的に対策する事に。
    • 日曜は大原の3級公開模試があり100点をマーク。
    • 11月第3週
    • 苦手分野に特化した演習を中心に、第1・2問の対策は程ほど。
    • 工簿の過去問サンプルが足りないと感じ、パタ解きを購入。
    • 手持ちの過去問・予想問題から第4・5問・第3問(財務諸表のみ)を抽出し、2周ずつ演習。
    • 大原HPでDLした予想問題を1周、ラスパ4回分を1周。前日に大原予想問題をもう一度解く。

    過去問を解く際の解答順序

    • 【3級】1→3→5→4→2

     第3、5問は回答に時間がかかり消耗するので、頭が疲れる前に対処出来るよう2番と3番です。第2問はややこしいわりに配点が低い問題が出たりするので最後に回しました。

    • 【2級】1→4→5→2→3

     工簿は回答時間自体は短いのですが、ちょっとした見落としが致命的なミスに繋がってしまうので、集中しやすい前半に解きました。第3問は解答に時間がかかり、他の設問次第では時間切れも有り得るので、部分点狙い前提で最後に回してあります。

    勉強する際のポイント

     まず、丸暗記をしない事だと思います。なんとなく覚えるのではなく「何故そうなるのか?」を常に考えながら理解していけば、新形式の問題にも対応しやすいのではと思います。

     それと、2級は工簿の扱いがキーではないでしょうか。工簿は1問間違えると芋づる式に失点してしまう形式が多いですし、1問あたり4点といったシビアな配点も見かけます。満点を取るつもりで臨まないと厳しいかもしれません(私は本番で27/40点でしたが…)

     あと、3級と2級に共通して言えるのは、やはり仕訳の重要さです。高配点の第1問はもちろん、精算表などあらゆる場面に絡んでくるので、まずは仕訳を完璧にする事が大切だと思います。

    2級の得意論点・苦手論点

     得意なのは仕訳と、第2問の伝票・特殊仕訳帳です。仕訳は簿記検定ナビの仕訳対策で演習し、過去問ではほぼ毎回満点でした。伝票・特殊仕訳帳は下書きせず、資料に直接書き込むことで仕訳の代わりに見立てていたため、早い時間でコンスタントに満点を取れていました。

     苦手だったのは財務諸表、社債の処理全般です。財務諸表は過去問を解き始めたばかりの頃、決算整理仕訳を間違えたり、集計ミスしたり散々でした。ひな形の理解が不十分だったのもあり、6/20点なんて酷い点を取っている時もありました。

     社債は買入償還がややこしかったり、利払日≠決算日の時は利息を見越し計上する等ルールが煩雑で、問題文の指示を見落とすなどケアレスミスが絶えませんでした。また減価償却にも言えることですが、慣れないうちは月数のカウントミスがとにかく多かったです。これに関しては、こまめに数直線を書く事ですぐに解決しました。

     苦手論点はいずれも個別に対策し徹底的に演習したので、今では逆に得意論点になりました。決算整理仕訳の集計ミスは、集計済みの仕訳や、集計する必要がない科目(B/Sしか書かない問題における費用・収益など)に打ち消し線を引く事で克服しました。

    試験日当日の1日の流れ

    • 6:00 起床

     大原の先生が「脳は起床から3時間後に活発になるので、3級受験者は6時には起きて下さい」とおっしゃっていたので6時に起床。眠いので、支度が済んだらネットを見てダラダラ過ごしました(笑)

    • 7:00過ぎ 出発

     試験会場まで50分ほど。間違いノート、ラスパ、大原3級総まとめテキストを持参しました。大原の団体申込を利用したので、試験会場は大原の校舎でした。

    • 8:00 到着

     教室は一般受験者と大原受講生(昼・夜間)で分かれており、私は大原受講生(昼)の教室だったのですが、一番少数派だったようです。夜間と一般はすでに超満員で、うちの教室はまだ2人しか来ていませんでした。

     コンビニで買った朝食を食べながら、大原の3級総まとめテキストをチェック。精算表の解答を見ながら電卓を叩いて手の運動をしてみたり、手形記入帳など2級でご無沙汰になっている論点を中心に目を通しました。

    • 8:45 説明

     試験官による説明、および問題用紙等の配布。名前と受験番号を書く際に解答用紙を見て、簿記検定ナビの出題予想が100%的中と悟りびっくりしました(笑)

    • 9:00 3級・試験開始

     ざっと見渡してみて異常な問題は見当たらなかったので、普段通り1→3→5→4→2の順に解きました。過去問と比べてかなり簡単に感じ、第3・5問は特にひねった箇所もなく、第4問は3分で瞬殺。1時間ほど残して解き終わりました。

     何回か見直して答案を書き写し、第1問の仕訳は1から解き直してみて、それでも時間が余りまくったので退室。「これ100点いったんじゃない?」と自己満足に浸りつつ、自習室へ。

    • 10:30 自習タイム+昼食

     午後の2級に備えて、間違いノートの仕訳問題を解きました。このノートは、簿記検定ナビの仕訳対策や予想問題を解いた際、初見で間違えた仕訳だけ抜粋してあります。第4・5問の対策もちらっと書いてありますが、間違いノートというよりほとんど仕訳対策ノートかもしれません。

     ノートの仕訳は特殊商品売買と社債関連がかなり多かったのですが、ここでこれらの論点を復習した事が午後の試験で大いに役立つとは、夢にも思いませんでした。

     自習の合間に隣のコンビニへ行き、昼食のミートドリアを購入。どうも大原に来るとドリアを食べたくなるらしく、直前対策講座の時も毎週ドリアを食べていた事に最近気付きました(笑)昼食後は少し標準原価計算の復習をし、製造間接費差異分析の問題を1問解きました。

    • 13:15 説明

     試験官による説明の後、問題用紙等の配布。「さて第2問は伝票かな?特殊仕訳かな?ワクワク」と答案用紙を開いてみて、唖然。試算表と、何故か損益計算書まで書いてある!(しかも一部!)第4問もやや苦手な勘定記入形式だったので、ドキドキしながら開始を待ちました。

    • 13:30 2級・試験開始

     いざ問題を見て更に唖然。第2問が見たことの無い形式で、特殊商品売買の科目が並んでいる!一目見て「これはヤバイ」と感じ、第2問は見なかった事にして(笑)他の設問をチェック。第4問も見慣れない問題だし、第5問は差異分析じゃなさそうだし、ものすごくイヤ~な感じ。

     とりあえず第2問が一番ヤバイのは間違いなかったので、回答順を1→4→5→3→2に変更しスタート…と思ったら、第1問の問1でいきなり見たことも聞いたことも無い論点が…。古い手形を新しい手形に?どういう事??とチンプンカンプンでした。他の問いも少し難しかった気がします。もうこの時点で「落ちた\(^o^)/」と思ったのですが、なんとか食らいついて突破。

     問5は、この時は「(借)京都支店 48,000 (貸)本店 48,000」と解答しました。第4問は費目別計算。特許権使用料は「サクッと」テキストに直接経費として載っていたのを思い出し、問題なく処理出来ました。少し微妙な感触だったものの何とか通過。

     第5問は標準原価計算でしたが、大好きな差異分析が出ず、肩透かしを食らった気分に。妙に単純だったので「資料から書き写すだけ?いや、そんなはずは…」と深く考えすぎてしまい、ここも微妙な手ごたえのまま通過。第3問の精算表はボリュームも少なく、過去問と比べるとやや簡単だったと思います。特にひねった箇所もなかったので、一発で貸借一致。

     最後に第2問。試験開始直後にチラ見した時は拒絶反応が出たのですが、冷静に問題文を読むと「これ、特殊商品売買の仕訳を機械的に切るだけでいいんじゃ?」と思えてきました。直前の自習タイムに特殊商品売買を一通り復習していたのも大きかったです。

     割賦販売の仕訳に関しては、過去問で一度も見かけなかった気がするのですが、テキストの内容をしっかり覚えていたので問題なく対処できました。原価率は意味が全く分からず、一応粘ってはみたのですが、上手い考えが浮かびませんでした。

     売上高はケアレスミスで割賦仮売上を含めてしまいアウト。時間が30分ほど余ったので見直しタイム。第1問・問5の間違いに気付き「(借)広告宣伝費 48,000 (貸)本店 48,000」に修正。他は特に修正する箇所もなく、解答を書き写して見直ししながら終了時間を待ちました。

    • 15:30 終了

     試験中は夢中だったものの、終わってみると「これは落ちたな」と意気消沈でした。第126回は難しくなるとあちこちで噂されていたので、覚悟はしていたのですが…。11月で受かって早く1級の勉強を開始したかったので、しょんぼりしながら帰路につきました。電車で携帯から某巨大掲示板を見たのですが、工簿で色々やらかした事を知り更にしょんぼり(笑)

    • 17:00 帰宅、自己採点

     帰宅後すぐにPCを起動し、TAC、大原、LEC、ネットスクールで2級の自己採点をしました。案の定、第4問の得点率が低かったのですが、意外にも第2問で16点取れていることが発覚。第1問も問5を終了間際に修正したおかげで16点取れており、全体としては75~80点ぐらい。 3級は第2問で1個落として98点でしたが、こちらは自信があったのであまり心配していませんでした。

     11/30に合格発表があり、大阪商工会議所だった為メールで成績表が届きました(サクラサクメール)98点確定のはずの3級が何故か92点で「書き損じでもあったのか?」と少し後味が悪かったです(笑)2級は16/16/20/12/15の計79点で、ほぼ自己採点通りでした。

    最後に

     今回はイレギュラーな出題が多く、過去問や予想問題だけに固執してきた人にとっては辛い試験だったのではないでしょうか。予想問題集は私も3~4周しましたが、正直今回はほとんど役に立ちませんでした。本当の意味での『基礎力』が試される回だったと思います。

     一見難しく見える第2問も、特殊商品売買の基本を理解していれば高得点が狙える問題でしたし、第4問の特許権使用料もテキストをしっかり読み込んでいれば問題なかったはずです(私はぼっちーさんの解説を読んで気付きましたが、消去法でも処理できますし)

     簿記検定自体の難易度が上がってきている中、今後こういった出題はどんどん増えてくると思います。これから受験される方々は、まずテキストを完璧に理解して基礎を固めた上で、過去問や予想問題を解き、どんな形で出題されても対処出来るようにしておく事をオススメします。そしてもし新形式の問題が出ても、焦らず冷静に最後まで諦めず食らいつく事が大切だと思います。

    appleさんの間違いノート(まとめノート)などの画像

    間違いノート(仕訳対策)
    間違いノート(仕訳対策)
    間違いノート(第5問対策)
    間違いノート(第5問対策)
    電卓
    電卓
    下書き用のノート
    下書き用のノート
    本試験で使用した計算用紙
    本試験で使用した計算用紙

    管理人コメント

     appleさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!「独学+専門学校の直前対策コースを受講」というのは、僕が独学で簿記3級&2級を勉強したときと同じ組み合わせでしたので、読んでいてちょっと懐かしかったです(僕の場合はもう10年も前の話しになりますが・笑)

     appleさんの勉強方法についてですが…もう全部取り入れちゃってください。それぐらい完璧です。テキストの選び方・テキストの使い方・勉強する上で気をつける点・試験時に気をつける点など、それぞれ詳しく書いていただいていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

     なお、専門学校の直前対策コースについては、通常コースを受講するよりも安い金額で、大手専門学校の受験ノウハウを得ることが出来るのでおすすめです。資格の大原だけでなくTACにもありますので、一度資料を取り寄せてみることをおすすめします(通学コースだけでなく通信コースもあります)

     最後に、電卓についてですが、日本商工会議所の公式サイトではあれやこれやと細かいことが書かれていますが、京都商工会議所の公式サイトには「要項をよく読んで、世間一般常識でいう「電卓」をご持参下さい。(公認会計士試験や税理士試験で通用するような物)」と書かれており、よっぽど変な電卓でない限り問題なさそうですので、あまりナーバスになる必要はないと思います。しかし、日本商工会議所の規定っていったい何なんでしょうねぇ…。

    appleさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第126回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.8

    オンとオフの切り替えが大事。メリハリを付けて勉強すべし!

    • 投稿者:ジュキさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     簿記を勉強しようと思ったきっかけは転職を考えていたからです。一般企業への転職を考えているのですが、学歴が動物系の専門学校卒、その後の4年間動物病院に勤めており、一般の会社の仕事内容とは程遠い業務内容で、何か転職に役立てる事を・・と考えた結果簿記の資格をとろうと思いつきました。

     しかしその時は日商や全商はおろか、簿記というものが何なのか全く知らず、「とりあえず友達から就職に有利と聞いたから」というほとんど思いつきで決めたという、動機は本当に適当な感じでした(苦笑)簿記を勉強するにあたってどの程度就職に有利なのかを調べた結果、就職では2級を持っていないと難しいというのを知り、2級目標に勉強することにしました。

    テキストについて

     9月頃から勉強をし始め、11月の試験では3級を、2月に2級合格を目標に勉強を始めたのですが意外とすんなり勉強がはかどり、3級は1か月ほどでマスターできたのでその延長で2級も勉強しました。

     勉強ですが、あまりお金をかけたくなかったのと時間の都合から独学を選び、テキストについては友人がTACの3級テキスト・問題集を持っていたのでそれを借り、2級はネットスクールのサクっと受かるシリーズ(テキスト2冊・トレーニング2冊)を揃えました。また、試験前は過去問集とラストスパート模試で試験対策をしました。

     サクっとシリーズを選んだ理由ですが、色々なサイトでお勧めされてたというのと、本屋でいろいろ試し読みした結果、自分に一番合っていると思ったし、価格もお手頃だったからです。これは本当に分かりやすかったのでオススメです。

     また、3級に関してはインターネット上の「わかりやすい簿記」というサイトも使わせていただきました。名前の通り、わかりやすく簡潔に説明されておりこれだけでも十分理解できました。あと、古本屋で数年前の問題集が安く販売していたので購入したのですが仕訳が改定前のものも多数あり、逆にややしくなったので全く使わず勿体ない思いもしました。やはりテキスト類は最新版の方が良いです。

    勉強スタイル

     私は何よりもプライベートを大切にしたい派なので、勉強で遊べなくなるのは本当に嫌で、自分の時間はほとんど犠牲にしないよう勉強してきました。勉強は仕事後の平日の夜メインで、休日のお昼はよく出かけていました。そのかわり、どこへ行くにもテキストを持参し、電車の中では勿論、美容室や友達を待っている間のたった5分でも空き時間があればテキストを読み、「今わたしは試験勉強中!」という気持ちはいつも忘れないようしていました。

     さすがに試験が近くなると外出は控えましたが実際その分勉強するというわけでなく、気持ちの問題だけだったと思います。しかしその分、勉強するときはテレビも付けず音楽もかけず、かなり集中してやりました。まず、内容を理解するのにテキストを読んで一通り読み終わったらまとめて問題を解いていったのですが、実際机に向って勉強したのは問題を解くときだけで、テキストを読むのは電車の中だったりランチ中だったり、と空いた時間を利用していました。

     ですので本気で勉強したのはテキストを読み終わって、ある程度知識がついたあとの問題を解くときで、平日の夜は約4時間、休みの日の夜は約6時間ほど×3週間ほどです。だいたい3級マスターが2週間、2級の商業簿記1か月、工業簿記1か月、過去問対策に2週間かかったと思います。やはり勉強は量より質だと実感しました。

    具体的な勉強の流れ

    • 8月下旬~9月上旬

     3級の仕訳をマスター、決算処理に苦労するも何とか這いつくばる。

    • 9月上旬~1週間ほど

     3級の問題を解く!ここでようやく決算処理についても徐々に理解出来てきました。仕訳に関しては意外と間違いが少なかったので復習に時間をかけることなく2級の勉強に進む(仕訳等の間違いは少なかったですが、計算ミスや転記ミスは大量でした。 )

    • 9月中旬~下旬

     商業簿記のテキストを読み終わる。

    • 9月下旬~10月中旬

     平日の夜にかなり集中して商業簿記の問題を解く。電車の中等、まとまった時間がない時は工業簿記のテキストを読む。

    • 10月下旬

     商業簿記もだいたいは理解でき、工業簿記のテキストも読み終わる。

    • 10月下旬~11月上旬

     時間のなさに焦りながらも苦手な工業簿記をひたすら解く。

    • 11月中旬~下旬

     ひたすら過去問対策とラストスパート模試で試験対策。時間をはかって時間配分等の本格的な試験対策をする。間違った問題は当日のうちに復習!

    • 試験1週間前

     出来る問題はやらずに苦手な問題だけを完全克服!といった感じです。私の場合、テキストは軽く内容を理解して「ふむふむ」と読み流す程度でした。身につけるには問題を解くことが一番でした。やはり間違えた方が身に付きます!テキストで読んだ覚えがあるけど忘れてしまった!!という問題もたくさんありましたが、その時にもう一度テキストを読むと、「あぁ!これこれ!!」と感動も体感でき、余計に身に付きやすくなると思います。

    まとめノート(間違いノート)について

     私はまとめノートは作ってなく、とにかくノートに問題を解いていって、間違えた問題は赤ペンで答えの記入と同時に何故間違えたのか?と、きちんと間違えた内容を示していきました。そうすると読み返した時に問題文を読まなくても「あぁ。これはこうしてしまったから間違えたのか。これはこうすべきなんだな」と分かるからです。

     これが間違いノートの役割も果たしてくれたので時間のなかった私には大助かりでした。決算処理の問題については、さすがに表をノートに書き写すわけにもいかなかったので仕訳を徹底しました。仕訳さえ合っていたら後は表を埋めていくだけなので…。

     問題を解くときは答えを書くだけなのではなく、その答えが導いた過程を書くことが重要だと思います。後で読み返した時にも、どこで間違ったのかが一目瞭然です。

    簿記3級&簿記2級を勉強して思ったこと

     3級レベルの仕訳はそこまで苦労せず学べたのですが、2級の帳簿組織・工業簿記は本当にさっぱりで、勉強中かなりイライラして泣きたくなる夜もありました。正直自分の不甲斐なさに泣いた日もあります。2級工業簿記の問題は、1度目はほとんど答えを写すだけといった感じで全く訳が分かりませんでした。

     しかし、数を重ねるうちに、なぜ今まで出来なかったんだろうと思えるほど解けるようになっていき、問題にも慣れてきました。また、最初は計算ミスや数字の書き写し間違い等のケアレスミスが本当に多かったのですが、問題をこなすうちにそれも減っていったのでやはり問題を数多く解くことが大切なんだなと実感しました。

     商業簿記は仕訳がキーポイントだと思うのでひとまず仕訳を完璧することが重要だと思います。前払費用や繰越商品、貸倒引当金、株式については最初、テキストを読んだだけでは出来ませんでしたが、決算処理の問題を解いていくうちに身に付いたので、最初の時点で無理して理解しておく必要はないと思います。

     前払処理等は決算表をイメージすると何が借方貸方にくるかが分かると思います。今回の試験は第二問で前例のない特殊仕訳のオンパレードで解けなかった方が多数おられたようですが、私は逆に独学だったので解けたんだと思います。

     スクールではあまり出ないため省略されたところもあるようですが、私の場合は、まったくまっさらな知識からの勉強だったのでどの問題が出やすいとかが分らなかったので得意苦手はあるものの、どれも均等に勉強したのが今回のポイントだったのだと思います。そこは独学のメリットだと思います。

     簿記の勉強は解ければ楽しいけど分からなければ本当に苦痛でした。今となっては達成感も味わえ、本当にやってよかったと思えますが勉強中は本当に大変でした。落ち着いたら1級にも挑戦していきたいですが、あの大変さが再びのしかかることを考えると少し躊躇ってしまう自分も居ます。しかし、自分の為の勉強なので挑戦していきたいです♪

    試験日当日の1日の流れ

     私は朝が本当に苦手で、勉強もずっと夜にやってきたので本当に心配でした。簿記検定ナビの日商簿記検定 前日・当日マニュアルにも書いてある通り、前日の夜は徹夜せずにいつもより早めに眠りにつきました。朝も特に早起きするわけでなく、いつも通りに出発の1時間前に起きて朝ごはんを軽く食べて試験場へ。

     3級と2級の同時受験だったのですが2級にかなり力を入れていたため、3級のテキストは持っていきませんでした。というより2級の事ばかりを考え過ぎていたので忘れていました(苦笑)教室に入ると皆がテキストを読んで最後の復習をしている中、3級のテキストを持ってきていない私は「なんて間抜けなんだ」と思ってちょっと笑えて来ました。

     ただ特に焦るわけでもなく、落ち着いていられたので会場の入り口の前でスクールの方が配られていたチラシを眺めつつ、ぼーっと開始時間を待っていました。そして試験監督の方がやってき、説明を聞いていたのですが試験監督の方も慣れているのか、落ち着いていらしたので安心感がありました。

     問題が配られたのでとにかくミスのないよう気をつけながら問題を解いていきました。と、ここで簿記検定ナビさんが無料配布していた予想問題とほぼ同じ問題が出ていて、「はっ!同じ問題!私はこれ間違えたんだよなぁ。でも今は大丈夫。しめしめ。」と思いつつ問題を解いていき、意外と時間が余ったので見直ししているとちょうど時間終了になり、3級の試験は終わりました。

     苦手な帳簿組織が出ることなく、私にとってはけっこう簡単な内容だったように思います。試験後、応援してくれていた親にも「いい感じ♪」とのメールを送り、昼食をとりに近くのファーストフード店へ。そこは試験を控えているであろう受験者でいっぱいでした。

     2級の試験時間までけっこう時間があったので復習をしようと思ったのですが、なかなか集中出来ず、「今更あがいても仕方ない。逆に分からなくなって焦るのも嫌だし」と思ってあえて勉強せず、今まで間違えたところをさらっと読み返す程度でした。

     この時、限定メニューが販売されていて、テンション上がってそのセットを注文したのですが、意外に量が多く食べ過ぎてしまったのが誤算です。飲み物の飲み過ぎたので試験中トイレに行きたくならないか心配でした。そして余裕をもって試験会場に戻り、3級の時と同様、ぼーっっと開始時間を待っていました。

     そして試験監督の方がやってきたのですが、この方がちょっと頼りない感じで心配になりました。問題用紙を配る際も手がすごく震えてて紙の枚数が数えられず、配り終えないまま試験開始時間がやってきてかなり不安でした。遅れた分、時間は延長されたのですが隣の部屋は時間通りに試験が終了し、ざわついていたので集中出来ませんでした・・。やはり試験監督の方も重要だなと思いました。こればかりは運ですね・・。

     さて2級の問題ですが、第一問は絶対落とせない!と意気込みつつ問題を読むと「え・・意外と難しくない?」とやや焦りました。「これで良いのかな・・?」と不安になりつつも時間もないしなんとか答えを埋めて第二問へ。ここで一気に戦意喪失しちゃいました。「え・え・え・え・意味がワカラナイ・・。」オワッタ。私の中では100%伝票会計の予定でした。

     とりあえずとばして最後の問題へ。ここではシュラッター図の問題が出るとばかり思っていたのでここでも予想外。「ドウシヨウ・・」と思い、またもやとばして一番得意な第3問へ。この時点でかなり衰弱しきっていました。と、ここでやっと今まで勉強しなれた問題が出てきて一安心。

     ただ、比較的簡単な内容だったので逆に何か裏があるのでは?!と思い心配になりつつも、そんなことを考えている暇はない!純粋に問題を解くんだ!と思い第3問を解きました。

     そして工業簿記の方へ手をかけました。この時には時間もかなりカツカツで焦りました。工業簿記は本当に苦手で、特に表を埋めるタイプの問題はかなり苦戦してきていて、試験当日までに完璧にマスター出来ているわけでもなかったので自信もなく、かなり泣きそうでした。

     でも受かりたい!との執念から必死に答えを埋めました。次に第4問も「とりあえず」答えを埋め、第二問へ。分からない言葉は考えても無駄なので無視し、特殊売買のわずかな記憶を頼りに仕訳をしていき、答えを埋め・・。本当にこれで良かったのか?!と問題を読み返すと同時に試験時間終了。

     家で模試をやっている時も時間は30分以上余っていたのでこんなにギリギリなのは初めてでした。第一問も第二問も第四問も第五問も、答えに自信がないものがほとんどだったので絶対落ちた…と落ち込みつつ試験会場を後にしました。でも今更嘆いても仕方ないし、終わったことは気にせずその日は羽を伸ばして遊びました!

     そして夜に帰宅し、自己採点へ。3級はトントン拍子に○のオンパレードでやっぱり!といった感じでかなりテンションあがりました!次に問題の2級の採点へ。ドキドキしつつ答えを見ていくと意外や意外、全く自信のなかった答えが合ってたりします。だんだんテンションが上がってき、自己採点80点でした。

     そして試験後の受験生の声を読んで共感しつつ、応援してくれた親と試験中の話に花をさかせました。私はかなり勉強が嫌いで、高校受験の時もロクに勉強してこなかったのですが今回かなり勉強をしてきました。恐らく人生で一番集中して勉強してきたと思います。それでも分からない所が未だにたくさん残っていて、今回受かることが出来たのも運が良かったからだと思います。

     でも、これだけ勉強出来たのはやっぱり自分の意思があったからだと思います。誰の為でもなく、自分の為に勉強出来たからだと思います。動機は適当なものでしたが今心から言えることは簿記に出会えてよかったです。

    管理人からジュキさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     私が使ったのはCanon LS-Smartという機種です。特にこれと言った特別な機能があるわけでなく、いたってフツーの電卓で、これにした理由は普段から職場で使っていて使い慣れていたからです。

     使い慣れているからだと思いますが私的にはボタンが押しやすくそんなに大きくないのでかさばらず便利でしたがオススメ出来るかと聞かれると難しいです…電卓はとにかくご自身の使い慣れた電卓が良いかと思います♪ちなみにこの機種にはメモリ機能やらが付いてますが使い方が分からず使った事がありません(苦笑)

     ジュキさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は精算表と伝票会計です。精算表は仕訳さえ完璧にしていればあとは表に書き込むだけなので…。最初は表のどの場所に書いていけばよいか分からなかったのですが(損益計算書の方なのか貸借対照表の方なのかとか・・)問題を解いていくうちに自然とすぐに身に付きました。伝票会計も特に頭を使う事なく伝票を仕分けしていき表に書き込むだけなので比較的簡単のように思いました。

     苦手なのは本支店会計がややこしくて苦戦しました。克服するにはやはりひたすら問題を解いて慣れていくことだと思います。最初はよく分からないまま問題を解いていたのですが、答え合わせをしていくうちに本店と支店の仕組みも理解していけました。

     また、損益計算書等の項目を覚えるのにも苦労しました。特別損失の項目や法人税等の計算、繰越利益剰余金等…こちらも問題を解く数をこなして身につけていくことが重要だと思います。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     問題を解く時のノートはただ答えを書いていくのでなく、分かりやすく記入していくと便利です。間違えた問題はきちんと赤ペンで間違えた理由(例えば間違えた答えに矢印をつけて「生産高比例法の減価償却は月割計算しない」等)を添えておくとどの問題がどのように間違えたのかが分かりますし、それだけで十分間違いノートの役割を果たしてくれるからです。

     書き込み式の表問題等は何度も問題を解いていくことを踏まえて印刷して使う事がオススメです。私の使っていた教材では無料ダウンロードサービスがあったのでとても便利でした。

     今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
     最初は就職活動の為に簿記2級合格を目的で勉強し始めたので目標は達成されたのですが、簿記の魅力にハマってしまい今は税理士も視野に入れて1級の勉強に励もうかと考えている途中です。1級となるとレベルがかなり違うと聞きビビっているのですが一度自分の力試しも兼ねて本気で勉強していきたいと思います!

    管理人コメント

     ジュキさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強方法や試験日当日の様子を書いていただきましたので、参考になる部分も多いかと思います。

     追加の質問に対する回答のところで「私の使っていた教材では無料ダウンロードサービスがあったのでとても便利でした」と書いていただきましたが、「サクッとうかるシリーズ」だけでなく、同じネットスクールから出版されている「とおるシリーズ」や、TACから出版されているよくわかる簿記シリーズなども、解答用紙を無料でダウンロード出来ますので、こういう便利なサービスはぜひうまく使いこなしていただきたいと思います。

     あと、電卓については、メモリ機能ぐらいは使えるようになったほうが良いと思います。簿記検定ナビ電卓の選び方・使い方講座でメモリ機能やグランドトータル機能の使い方、貸借が合わなかったときの電卓テクニックなどを詳しく紹介していますので、興味のある方は一度チェックしておいてください。

     また、トリイ書房から出版されている「日商簿記受験生のための電卓操作完ぺき自習帳」という参考書は、管理人自身も購入して読んでみましたが、簿記を勉強する上で知っておくべき実践的な電卓の使い方が多数紹介されていますので、電卓の使い方がよくわからない方にはおすすめです。

     電卓テクニックは、ちょっと練習するだけでマスターできるものですので、食わず嫌いはもったいないです。

    ジュキさんが使われた教材や電卓のまとめ