投稿者: 田口泰久@簿記検定ナビ

  • 第148回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.148

    「継続は力なり」の言葉通り、毎日コツコツと続けることが大事です!

    • 投稿者:もりもりさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約3か月

    はじめに

     簿記に関して全くのゼロの状態から3ヶ月程で第148回の簿記2級の試験に合格することができました。

     仕事をしながらの勉強だったため限られた時間でしたが、それでも短い期間の勉強で合格することができたので、短期間で合格したい方や勉強方法などの参考になればと思い投稿させていただきました。

    受験の動機

     現在小売業で働いている20代後半の会社員ですが、元々経理の仕事に興味があり、いつかはそういった仕事がしたいと思っていたからです。

    使用した教材・電卓

    • テキスト(100点
      • みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商3級(TAC出版)
      • みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 商業簿記(TAC出版)
      • みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 工業簿記(TAC出版)

     テキストは初学者の私でもとてもわかりやすかったですし、実際に合格できたのでこのテキストを選んで良かったと思います。


    • 問題集(90点
      • みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商2級 商業簿記(TAC出版)
      • みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商2級 工業簿記(TAC出版)
      • 商工会議所サンプル問題

     適度に難しい問題もあり、勉強になったと思います。ただ、合計6回分(商業3回・工業3回)の模擬試験がけっこう簡単な感じがしたので、もう少し難しくてもいいかなと思いました。

     サンプル問題に関しては、問題集で似たような問題があったので解いても解かなくてもどっちでもいいかなと思います。


    • 過去問・予想問題(100点
      • スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集(TAC出版)

     過去問は過去5~6年分を1回でもいいので必ずやっておくべきです。もちろん試験形式で。今の自分の実力が客観的にわかります。


     移動時間や合間時間の学習に使いました。仕訳集は持ち運びしやすいサイズ(B6変型)だったので重宝しました。簿記ナビ仕訳対策に関しても、仕訳ができないと問題は解けないと思うので、時間を見つけては解くの繰り返しでした。


    • 電卓(100点
      • SHARP EL-G37

     さすが公認会計士試験や税理士試験用に作られているだけあってとっても使いやすかったです。予算に余裕があるならオススメです!

    大まかな試験日までの日程

    • 2017.11.26~(約3週間)
      • 簿記3級の勉強スタート
    • 2017.12.18~(約4週間)
      • 簿記2級(商業)の勉強スタート
    • 2018.1.15~(約3週間)
      • 簿記2級(工業)の勉強スタート
    • 2018.2.5~(約2週間)
      • 問題集(商業・工業)スタート
    • 2018.2.20~(5日間)
      • 過去問・予想問題
    • 2018.2.25
      • 試験当日

     当初の予定では、2月の試験(第148回)で3級、6月の試験(第149回)で2級を受ける予定でしたが、3級の勉強が思ったより早く終わったので、途中から思い切って2級の勉強を開始しました。また、2/20~2/25の6日間休みが取れたので最後の追込みができたのは良かったです。

    勉強方法

     基本的な勉強の流れは以下のとおりです。

    1. テキストを読む
    2. ステップごとにテキストにある問題を解く
    3. 問題集を解く
    4. 過去問・予想問題を解く

    ①テキストを読む、②ステップごとにテキストにある問題を解く

     まずこれを1~3周行います。

     1周目は、解答がわからなければテキストや解答・解説を見ながら解きます(この際に自分なりにこういう風に処理するのかと考えながら解きました)。

     2周目は、1周目で解けた問題も含め出来るだけ自力で解くようにします。ここでまた分からなかった問題に関しては印をつけるようにします。

     さらに、間違えた箇所のテキストの部分をマーカーで線を引いたり、テキストに直接書き込んだりしました。

     3周目以降は間違えた問題をできるまで集中的に解きます。

     テキストの問題は基本的な内容なので、最低でも9割は解けるようにしました。また、その際時間は全く気にしませんでした。速く解けても理解してなければどこかでボロが出ると感じたからです。

     ちなみに、間違いノートや通常の勉強でノートはとっていません。テキスト以上にまとめるのは難しいくらいテキストの出来が良かったので、直接テキストに書き込んだりしました。

    ③問題集を解く

     分からなかった問題やちょっと不安な問題には印をつけ、その部分を集中的に解きました。この時も時間は全く気にしませんでした。とにかく正確に問題を解くことに集中しました。

    ④過去問・予想問題

     ここから時間を2時間しっかりと計り、本番さながらの試験形式で問題を解き始めました。①②でしっかり基礎をつけ、③で問題慣れしているため思っていたよりも時間は余裕を持ってクリアでき、全部の問題で合格点をとることができました。

     参考までに、簿記の問題集の模擬試験(1~6回)が、それぞれ92点、92点、100点、92点、74点、94点。スッキリ掲載の過去問(140~145回)が、それぞれ90点、88点、87点、86点、84点、74点。スッキリ掲載の予想問題(1~3回)が、それぞれ80点、80点、74点でした。

     70点台の試験の内容をチェックしてみると、しょうもないミスで10~15点ほど失点していることが分かりました。そこを改善すればコンスタントに平均80点台後半ぐらいを取れることがわかったので、その時点でとても自信に繋がりました。

     ただ、最後の5日間の追い込みで試験形式の問題を15回分解いたこともあり、試験前日になるとだいぶ脳が疲れているのがわかりました。そこで、試験前日は勉強もそこそこにしてゆっくり過ごすようにし、できるだけ心身の回復に努めました。

    試験日1日の流れ

     朝8時ぐらいに起きました。8時間ぐらい睡眠をとったので、体調もバッチリ回復しました。洗濯して、ご飯を食べた後に脳のウォーミングアップを兼ねて仕訳問題を15~30分程解きました。

     試験会場に向かう途中にお昼ご飯を食べ、12時50分ぐらいに着きました。会場ではテキストを読んで勉強している人がほとんどでした。

     試験前にチョコレートを食べて集中力を上げようと考えていましたが、そんな雰囲気ではなかったので結局食べませんでした。お昼ご飯をきちんと食べていて良かったです。

    13:40 試験開始!

     問題用紙と答案用紙が配られ、試験が始まりました。名前を書くときに確認できたんですが、問3が連結会計でした。

     時間がなくてあんまり勉強できなかった部分だったので少し不安になりましたが、最悪全部落としても残りで満点を取れば80点で合格できると自分に言い聞かせて頑張りました。

     開始と同時に全部の問題には特に目を通さず「①→②→④→⑤→③」の順番で解きました。ただ、解いている最中に1分以上詰まったら、次の問題に取り掛かると決めていました。

     特に悩むことなく50分ぐらいで問③以外が終わり、余裕だ~と思いながら連結会計にいざ取り掛かると…全然分からん!ってなってプチパニックになりました。仕方なく部分点狙いに切り替え、解ける部分だけ解いて残りは諦めました。

     結果は問3が16点、それ以外は満点で計96点で無事に合格できました。すごく簡単に感じたし、自己採点も96点だったのでかなり自信がありましたが、結果を見てホッとしました。

    終わりに

     簿記は基礎の部分がとても大事だと感じました。「継続は力なり」の言葉通り、毎日コツコツと続ければ合格できると思います。最後まで諦めずに頑張ってください。

    管理人からもりもりさんへ追加の質問

     数あるテキストの中から「みんなが欲しかったシリーズ」をお選びになった理由を教えてください。
     ネットで「簿記 テキスト おすすめ」みたいな感じで調べてたら上記のテキストがたくさんでてきたのが選ぶきっかけになりました。

     あとは、Amazon等の通販サイトの購入者の方の評価を参考にしたり、書店で実際に読んでみて自分に合ってると思いました。

     人によって好き嫌いがあると思うので買う前に実際に読んでみるのがいいと思います。

     数ある電卓の中から「SHARP EL-G37」 をお選びになった理由を教えてください。
     こちらもネットで「簿記 電卓 おすすめ」みたいな感じで調べました。

     今後は経理の仕事をやってみたいと考えていたので、値段は高くても実用性や耐久性がしっかりしてるのを選ぶつもりでいました。

     調べていく中で会計士や税理士の方が実際に使っているという情報もちらほらでてきたので間違いないかなと思いました。

     数ある過去問題集の中から「2017年度版 スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集」 をお選びになった理由を教えてください。
     理由という理由は特にありませんが、テキストや問題集は最終的にAmazonで買ったので、このテキストを買った人が他に買ったものリストみたいなところで一番上にあったのでスッキリの過去+予想問題集も一緒に買ったと思います。

     ちなみに、勉強を始めた頃は他の問題集(合格するための過去問題集や網羅型完全予想問題集、第148回をあてる!予想問題集)はまだ発売されてなかった(2017年11月末時点)ので選択肢としてはありませんでした。

     少し興味はあったので一通り勉強が終わって物足りなかったり、時間に余裕があれば他の問題集も買おうと考えてましたが、時間もあまりなく、不安も特になかったので結局買いませんでした。

     もりもりさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意・不得意の論点は特にありません。全体的にそつなく解ける感じだと思います。ただ、工業簿記の習得には思ってたより時間がかかりました。

     元々暗記が得意なのと小売業で働いているというのもあって商業簿記はすんなり頭に入ってきましたが、工業簿記は全体の流れを掴むまでが自分にとっては難しかったです。流れさえわかれば、あとは単純な計算だったのでスラスラ解けるようになりました。

     もりもりさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     細かいことや同じ作業の繰り返しが苦にならない性格だったので特に無理することなく勉強は続けることができました。

     あとはオンオフ(勉強をするしない)のメリハリをしっかりつけたり、「経理の仕事をしたい!」という強い気持ちを持ち続けたことがモチベーションの維持につながったと思います。

    管理人コメント

     もりもりさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     「使用した教材・電卓」のところで、日商が公表しているサンプル問題に関する記述がありましたが、こちらに関しては余裕があれば試験前に一読しておくことをおすすめします。

     もりもりさんのおっしゃるとおり、サンプル問題の内容は市販のテキスト・問題集の中にきちんと織り込まれていますし、サンプル問題自体、試験委員の先生が作ったものではありません。

     ただ、これまでもサンプル問題の類似問題が本試験でいくつか出題されていますし、新論点がどのような形式で問われるのか、その出題パターンの一例を原典で押さえておくことは有益だと思います。

     下のリンクから、日商が公表しているサンプル問題を確認することができます。新たなページが開きましたら、ページの下のほうにある「2級・新規論点に関するサンプル問題」というリンクを探してクリックまたはタップしてPDFを開いてください。

    もりもりさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第148回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.147

    間違えたところは何度も何度も解く。反復練習は絶対に必須だと思います!

    • 投稿者:こばさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:2回
    • 勉強期間:約6か月(今回分)

    はじめに

     2年前に独学で3級から始め、ついに2級に合格することができました。

     当時、全くの簿記初学者だった私がまさか2級を取得できるなど2年前には想像もつきませんでした。そんな私の体験記がお役に立てればと思い投稿させて頂きました。

    受験のきっかけ

     2年前に見たある冊子の「複式簿記は精神力・忍耐力を鍛える」という言葉から私の簿記Lifeが始まります。3級に合格した次の回に2級を受験しましたが、1回目はあっけなく不合格になってしまいました。

     今までに経験した事のない悔しさに見舞われましたが、それと同時に自分の努力不足を痛感。絶対に2級を取ってやる!と決意しました。

    使用したテキスト&電卓

    • テキスト
      • みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 商業簿記(TAC出版)
      • みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 工業簿記(TAC出版)
      • みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商2級 商業簿記(TAC出版)
      • みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商2級 工業簿記(TAC出版)
      • 合格トレーニング 日商簿記2級 商業簿記(TAC出版)
      • 第148回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級(TAC出版)
      • 簿記検定ナビの148回予想問題(簿記ナビ模試
    • 電卓
      • CASIO JK-120V

     みんなが欲しかったシリーズは試験範囲改定前に購入したものでしたが、後ろのほうに新論点ページが付いていたため、買い替える必要なく勉強できました。合格トレーニングは各論点ごとになっているので苦手論点を中心に制覇してました。

     TAC直前予想は3級の時からの愛用書です。私にとっては勉強していて一番シックリとくる教材でした。また、簿記検定ナビの予想問題は私にとって一番難易度が高く、それゆえに試験本番が若干楽に感じられました。

     CASIOの電卓は液晶の角度が自由に付けられるようになっていて使いやすかったです。

    勉強時間

     2級を勉強し始めた数か月は簿記オンリーの生活だったので半日、多い時は丸一日簿記に費やしました。

     しかし、簿記をきっかけに経営学・会計学の勉強がしたくなり通信制大学に進学。入学してすぐの時期は全く簿記に手が回らず毎日10~20分できれば良い方でした。

     徐々にペースを掴むと、大学の勉強・アルバイトと並行して模試を解く時間を確保できるようになました。2~3日に一度は過去問&模試を解いていた感じです。

    一度目の試験の不合格の原因

     自分の中で論点に対しての不安感が払拭できないまま試験を迎えたことが一番の要因でした。

     第二の要因は、簿記検定ナビの「試験当日の過ごし方」で見た「問題にすぐ取り組まないこと」をすっかり忘れ、ドキドキバタバタしたまま問題を解いたのも大きかったと思います。

    勉強方法

     教科書の基本問題を手が止まらずに解けるまで反復。それが出来るようになったら問題集に取り組みました。問題集も教科書と同様にスラスラと解けるようになるまで繰り返し解く!とにかく解く!

     問題集でつまずいたところは素直に教科書に戻って復習。それでもダメなものは苦手ノートにまとめておきました。

    苦手ノート
    苦手ノート

     上の画像は苦手ノートの一部です。撮影したページは一番の苦手論点だった「製造間接費の差異分析」です。簿記検定ナビの語呂で紹介されている覚え方・テキストの図解などを自分なりに組み合わせてまとめました。

     私は元々超文系少女だったため、ペンを動かし文字に表して記憶していました。どうしても理解に苦しむ苦手論点はノートに書き出して覚えましたが、苦では無かったです。

     他の資格試験の勉強サイトでは、「完成されたテキストがあるのだからわざわざノートに書くのは効率が悪い。時間の無駄。」などと書かれており、私のやり方はダメなのか?と落ち込んだ時もありましたが、必ずしもその通りでは無いんだと自信がつきました。

     ノートに書き出したあとは要らない紙に計算式を思いつくままグチャグチャに書いたり、自分なりの解釈を作ったりしてはゴミ箱送りにしたり…。簿記試験の勉強のおかげで私にぴったりの勉強方法に巡り会えました!

     失敗しても良いからまずは自分が思ったやり方で勉強してみること。それは勉強を進めて行くうえでなかなか重要な事だと思います。


     また、今回の試験対策としてはTACさんの直前予想のみをひたすら繰り返し解くことしかしていませんが、おそらく一回目の試験対策で過去問についてはおぞましい回数を解いていたので、今回はそんなに過去問に囚われずに済みました。

     TACの直前予想はコンスタントに80点以上を取れるようになるまで繰り返し解いて、苦手論点をなるべく残さないように心がけました。直前予想問題でもつまずいたところは苦手ノートにまとめ、すぐに見直せるようにしました。

    試験日1日の流れ

    6:30 起床

     いつもと変わらない時間に起床。朝食も白米に味噌汁とあえて普段通りにしました。出発までは勉強などはせずに好きなことをしてリラックス!

    12:00 出発

     試験会場までは車で向かいました。途中、自分のバイト先で眠気覚ましのアイスコーヒー&チョコレートを購入。

    12:45 到着

     入室15分前に着いてしまったので会場周辺を散歩。会場は大学だったのでぐる~っと歩きました。暖かくて良かった。

    13:00 入室

     入室してからは苦手ノートを見返すのみ。あとは電卓を試し打ちしながら位置の調整。それが終わったらボーっとしてリラックス!

     前回試験のさいはキャピキャピとしていて気が散る感じの女子達が数人いましたが、今回はそのような方は一人もおらずテキスト類?などのめくる音のみでした。座席もなかなかの埋まり具合でしたし、簿記に対する熱気が感じられる試験会場でした。

    13:35 試験開始!

     試験官の注意事項などを諸々聞いて、いざ試験開始。今回はすぐに問題には取り組まずに目を閉じて数回深呼吸、それから全ての問題に目を通してから取り掛かりました。

     自分の得意な問題から取り掛かったので「1→4→5→2→3」の順で解きました。試験終了10分前に途中退室して無事に試験を終えました。

    試験直後

     試験会場前のコンビニでご褒美のアイスを買って帰路につきました。

    帰宅後

     各社の解答速報を見て自己採点。第3問の連結会計はほぼ0点に近かったですが、1、2、4、5問のみだけでも80点取れていたのでひとまず安心。あとは何かの間違いで不合格になることだけが心配でした。

    合格発表

     本日、合格証書を受け取りに行って参りました。改めて合格したんだという実感が沸いてきて、とても感動しております。この度は点数も伺ってきました。

    • 第1問:16点
    • 第2問:16点
    • 第3問:8点
    • 第4問:20点
    • 第5問:20点

     やはり自分の思っていた通り、第3問が壊滅的でした…ですが、多少の誤差はありましたが自己採点通りの80点で合格!感動もひとしおです。

    合格証書
    合格証書

    おわりに

     複式簿記は本当に精神力・忍耐力を鍛えられると感じました。独学で2級に合格できるとは思わなかったし、簿記の勉強を始めたことで新たな目標を掲げることができて大学にも進むことが出来ました。

     今、私が通っている大学では税理士試験の受験資格が得られます。新たな目標とは、税理士試験に挑戦することです。絶対に諦めないこと!少しでも良いから同じことを続けていくことが合格への近道だと私は思います。

     また、反復練習は絶対に必須だと思います!間違えたところは何度も何度も解く。同じ問題を解くのは何となく答えが分かってしまい意味が無いように感じますが、なかなか重要な作業だと思います!

    管理人からこばさんへ追加の質問

     こばさんさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    〈私の得意論点〉
    ・仕訳問題
    ・精算表と財務諸表の作成

     この二つが得意?というか大好きです。

    〈私の苦手論点〉
    ・製造間接費の差異分析
    ・連結会計

     予算差異や能率費差異の算定がなかなか頭に染み付かず苦労しましたが、簿記検定ナビで「ひじき、倉庫豹変よ」を見てからは何の苦労も無く解けるようになりました。

     問題を解く度に「ひじき、倉庫豹変よ」を要らない紙に書き出していました。体に染みつく?まで同じ問題でも繰り返し解く!それが一番効果的だったように感じます。

     連結会計は簿記の中で一番の強敵だと思っております。未だに克服できていません。

     みんなが欲しかった簿記の問題集 の他に合格トレーニングを購入されていますが、こちらの教材を購入した理由を教えてください。
     みんなが欲しかった問題集を解いただけでは不安を払拭できず本屋さんに駆け込んだのが理由です。私はネットショッピングはせず、直接出向いて購入する派です。当時、本屋さんに駆け込んだ時に自分の中で一番ピンときたのが合格トレーニングでした。

     合格トレーニングは予想問題を解いた後、間違った問題と照らし合わせて類似する問題を解く形で使いました。最後の数日間は自信がないところを重点的に軽い気持ちで解きました。

    管理人コメント

     こばさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     「一度目の試験の不合格の原因」のところに書いていただきましたが、(緊張しやすい方は特に)試験開始とともにすぐに問題を解き始めるのはおすすめしません。

     問題用紙・答案用紙をひととおり確認し、まずどのような問題が出題されているのか把握しましょう。次に、問題を解く順番決めたうえで、各問題に使える時間をおおまかに計算しましょう(※厳密に決める必要はありません)。

     ここまでの作業が、スポーツでいう「準備運動」にあたります。上記の作業を行ったうえで目を閉じて深呼吸をし、気持ちを落ち着かせてから問題を解き始めましょう。

     また、「勉強方法」のところに書いていただきましたが、失敗しても良いからまずは自分が思ったやり方で勉強してみることというのはとても大事だと思います。

     勉強方法に絶対的な正解はありません。十人十色です。試行錯誤を繰り返して自分に一番しっくりくる勉強方法を見つけてください。

    こばさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第147回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.81

    簿記3級の合格のカギは「過去問対策」と「仕訳対策」にあり!

    • 投稿者:あおみさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月(今回)

    はじめに

     簿記に挑戦するのは2回目です。数年前に2級の一発合格を目指したのですが、勉強時間をあまり確保できずに見事に散りました…。

     前回の3級の勉強はテキストを一回読んだだけで(4日ほど)、すぐに2級の勉強に取り組みましたので、今回は薄っすら簿記の知識がある状態で勉強を再開しました。

     今回は勉強期間2ヶ月で2級・3級を併願予定でしたが、試験1週間前に2級を諦めて3級に集中することにしました。そのため、3級の勉強時間は合計で1ヶ月ほどです。

    使用した教材・電卓

    1. 簿記の教科書 日商3級
    2. 簿記の問題集 日商3級
    3. 合格するための過去問題集 日商簿記3級
    4. 学校用電卓 SHARP EL-G37

     前回は「スッキリシリーズ」を使用しましたが、全体的に説明が不足しているように感じたので、今回はもう少し詳しく説明されているものを選ぼうと思い、「簿記の教科書・問題集シリーズ」にしました。「スッキリシリーズ」よりも説明が細かく良く理解できました。

     過去問題集は、各大問ごとの出題傾向や解法が分かりやすくまとめてあって良かったです。問題を解き始める前に、内容をひととおり確認して解法をマスターすることをおすすめします。

     電卓は簿記検定ナビで紹介されていたSHARPの学校用電卓「EL-G37」を使用しました。これしか使っていないので比較はできませんが、ボタンも大きくて使いやすかったです。

    勉強法

     まず、簿記の教科書を1回読みました。単元ごとの問題もその都度やりましたが、後半の精算表などは過去問演習でやるだろうと思い、思い切って飛ばしました。1日1時間ほどで約2週間かかりました。

     次に、過去問に取り掛かりました。使用したのは最新版の2017年11月対策用ですので、135回から146回までの問題が収録されていました。

     さっそく問題を解いてみたところ…初見では大問1の仕訳くらいしか解けず、簿記の教科書で問題を真面目にやらなかったツケがいきなり回ってきました。

     そのため、大問1だけは自力で、それ以外の問題は答えを見ることから始め、一気に140回まで進めました。解答を見てから解いた135回は60点台でしたが、136回で70点を超えたため、2級の勉強に進みました。

     このあと、先述のとおり試験1週間前に2級を諦めて3級の過去問に戻ってきました。今回は137回から146回まで解答を見ずに自力で解きました。140回あたりまでは70点を超えたり超えなかったりしていましたが、141回以降は確実に70点を超えるようになりました。

     簿記検定ナビの予想問題(簿記ナビ模試)にも取り組み、こちらも初見で70点以上を取れました。最後の1週間は1日4時間ほど勉強し、大まかですが合計で約60時間ほど勉強しました。

    勉強のコツ

    テキストより過去問

     テキストは何回も読むものではないかもしれません。多くとも2回でじゅうぶんだと思います。それよりも過去問に手をつけるべきです。

    過去問は読み物

     テキストからいきなり過去問に行ってつまずいても大丈夫です。もはや過去問は読み物です。ある程度、回数を重ねることにより、また何度も解答を見ることにより自然に解けるようになります。

    仕訳を完璧に

     勘定科目一覧表をコピーして勉強中いつでも見られるようにしました(簿記の教科書の最後のほうのページにあるものです。TACの解答用紙サイトから印刷できます。)

     時間に余裕のある方は簿記検定ナビの仕訳問題対策に取り組むと良いと思います。

    簿記検定ナビを活用しよう

     試験予想をみたり、過去問の解答でよくわからないときは過去問分析を見て理解を深めていました。「しーくりくりしー」や「うくうしくう」などの語呂暗記はとても為になりました。

    試験日1日の流れ

     朝は7時に起きました。ご飯を食べてから、試験会場(地元の大学)へ。8時30分ぐらいに着きました。

     勉強道具はコピーした勘定科目一覧表と一応持ってきた過去問題集のみでしたので、勘定科目一覧表を眺めながら、頭の中で「しーくりくりしー」「うくうしくう」「くまのみみ」などの語呂を頭に浮かべて復習しました。

     ちなみに、隣の席の女性は見越し繰延べをまとめた自作の紙を見ていました。通路を挟んだ反対側の席の男性は予想問題集(あてる)を解いていました。直前の時間の使い方は人それぞれだと思います。

    試験開始!

     問題は、1→2→3→4→5の順で取り組む予定でしたが、大問3がややこしそうだったので、すぐに大問4に移りました。大問5がひねりのない簡単な精算表で心が軽くなり、余裕を持って大問3に戻りました。

     大問3は仕訳をひとつミスしていたため、左右の合計が合わずに動揺しましたが、なんとか仕訳のミスに気づき無事に合計を合わせることができました。

     試験開始後、1時間20分ほどでひととおり解き終えたので、残りの時間は解答のすべてをメモ用紙に書き写すことに費やしました。配られたメモ用紙の表は仕訳や計算用に、裏は解答のメモ用に使いました。

     試験が終わった後に解答速報をネットで見て、書き写した自分の解答と全く同じだったため、心の中でガッツポーズ!無事3級に合格することができました。

     合格証書を受け取りに行った際に点数を聞いたところ、100点満点だと判明しました。本当にうれしかったです。

    終わりに

     簿記検定ナビさんにはとてもお世話になりました。ありがとうございました。2級にチャレンジするさいにもお世話になります!

    管理人からあおみさんへ追加の質問

     あおみさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    【得意な論点:商品有高帳
     パズルを解くような感覚で解けるので好きでした。

    【苦手な論点:勘定記入(決算仕訳)と見越し繰延べ
     勘定記入は、支払家賃と前払家賃、受取利息と未収利息など、穴埋め式の問題が苦手でしたが、問題文を読んでしっかり仕訳することで全体像が見えるようになり、最終的には克服できました。

     また、見越し繰延べも、どちらが増やすのか・減らすのかを正確に理解するように意識して取り組んだところ克服できました。

     例えば、費用の見越しなら「見越しは増やすから費用(左)を増やせば良い、まだ払ってないから未払費用、未払費用は負債だから右」といった感じです。また、(支払◯◯)(未払◯◯)と仕訳の形でも覚えるようにしました。

     どの論点でも思ったことですが、勘定科目が右なのか左なのか、資産・負債(と純資産)か収益・費用のどれなのかをしっかり把握することが基礎になると思います。

     問題に取り組んで、わからなくても解答を見て理解する、そしてまた問題に取り組む…を何度も繰り返すことが大事だと思います。

     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     2回目の挑戦でしたので、教材費や受験料などお金がかかっていたことから、今回で合格したいという気持ちがありました。

     そのため、とにかく気が進まなくても時間が短くても毎日勉強しようと決めました。また、勉強するうちに簿記の楽しさ(3級に限る・笑)に目覚めたことがモチベーションの維持に繋がりました。

     最後の1週間は「2級を諦めたのだから絶対に3級を取らなくてはならない、取れなかったらこの2ヶ月間が無駄になる」と強迫観念に襲われながら勉強しました。人間、切羽詰まるとがんばれるのだと思います。

    管理人コメント

     あおみさん、簿記3級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     あおみさんにもご紹介いただきましたが、簿記の語呂は非常に便利です。中でも「浮く牛食う(うくうしくう)」や2級で使う「ひじき、倉庫豹変よ(ひじきそうこひょうへんよ)」は絶対押さえておくべき語呂になりますので、知らない方はこの機会に押さえておきましょう。

     また、追加の質問の「モチベーションの維持方法」の欄に書いていただきましたが、気が進まなくても時間が短くても毎日勉強することはとても大事だと思います。

     税理士試験や会計士試験など、勉強期間が複数年にわたる場合は適度に休憩する必要がありますが、簿記3級のように数ヶ月の勉強期間であれば、一気に駆け抜けてしまったほうが効率が良いです。気分が乗らない日は5分でも構いませんので、毎日勉強する習慣を身につけましょう。

    あおみさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第147回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.146

    勉強方法は十人十色。自分の環境・状況に合う勉強方法を見つけましょう!

    • 投稿者:ゆうきさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約4か月(今回分)

    はじめに

     147回2級試験に84点で合格しました。

     しかし、私が合格するまでの道のりは山あり谷ありというより挫折の連続でした。私の経験が今後受験をする方の一助になればと思い投稿させていただこうと思いました。

    受験の動機

     私は平成23年より公営企業の経理担当職員をしています。

     最初の2年間は3級で学習するような仕訳や精算表(試算表)作成がメインの仕事でしたが、現在は決算及び予算(特にキャッシュフロー計算や減損・引当金計算等がメイン)業務を担当しており、どちらかと言えば1級の知識が必要な分野の業務が大部分となっています(最近仕事で仕訳をしたことがない)。

     このような状況において、経理知識の積み上げの必要性を感じることが多くなってきたこともあり、7月中旬頃に一度諦めた2級の再受験の決意をしました。

    過去の受験及び点数等

     141回・142回はともに68点で不合格でした(※合格点は70点)。

     点数的にはあと1問正解していれば「合格」という点数ですが、運に助けられた要素がかなり大きかったため、悔しさよりも自分の勉強不足を痛感したことを覚えています。

     その後、他資格の取得の必要性から簿記の勉強を中止しましたが、当時はもう簿記試験を受験することはないと思っていました。

    ※編集注:第141回・第142回の合格率は11.78%・14.80%と異様に低い数字でした。この時期に受験された方は本当に大変だったと思います。

    勉強時間について

     私の勉強時間は平日1時間、土日30分程度で、他の受験生から見たら受験を舐めているといわれても仕方がないような時間です。しかも机での勉強はほぼ0時間の週がほとんどでした(これは過去2回の受験時も同じ条件でした)。

     それは仕事が終わるのが毎日夜の21時頃であることや、小学生の子供を2人抱え、共働きのため子どもの送り迎えなどの育児の一部は私が担当しないといけない、高齢の両親の農業の手伝う必要がある…などいろんな理由があるのですが、勉強時間が少ないことを不合格の言い訳にしないと決めて、勉強を再開することにしました。

    今回使用した教材

    1. 簿記の教科書・問題集(商業簿記・工業簿記共通)
    2. 無敵の簿記 147回直前総まとめ
    3. 第147回をあてるTAC直前予想
    4. 日商簿記2級スッキリわかるシリーズ スッキリわかる日商簿記2級(工業簿記のみ)
    5. すいすい♪簿記マンガみてgo 日商2級工業簿記
    6. 究極の仕訳集 日商簿記2級

     4.と5.は前回の受験時に購入したものであり、試験範囲の改訂がなかった工業簿記についてはこの2冊を1回読み基礎固めをしました。

     また、1.は購入したものの受験までに確保できる時間が限られていたこともあり、商業簿記の教科書以外については全く使用しませんでした。

     今回、私が学習の中心にしたのは2.6.です。通勤時間を活用して勉強していたので、通勤時間に読みやすい2.と6.は大変重宝しました。

    ※編集注:2.の「無敵の簿記」はB5サイズ、6.の「究極の仕訳集」はB6変サイズなので、持ち運びに便利です。

    問題演習について

     時間の関係から問題を繰り返し解く方法が取りづらかったので、ある程度割り切って第2問~第5問については過去問演習はしないと割り切って予想問題だけをするという方法をとりました。

     第2問・第3問については、仕訳ができれば合格に必要な点数は取れると過去2回の受験から分かっていたので、第2問・第3問対策としても仕訳だけは問題演習をしっかりしました。

     過去問題集を購入しなかった私が利用したのは、簿記検定ナビの「仕訳問題対策 全240問 解答・解説セット(PDF)」です。これを2回(間違った問題は理解できるまで)しました。

     市販の過去問題集はどうしても複数の講師等が関わる関係から、同じ内容の仕訳問題でも解説のニュアンスが微妙に異なりますが、簿記検定ナビの仕訳の解説はそのようなことがなく、大変使いやすかったです。

     なお、予想問題については時間の関係で第1予想から第3予想を1回ずつ解きました。また、工業簿記については予想問題を何度も繰り返すほか、仕訳集を回した程度でしたが商業簿記よりも回数はこなしました(10回くらい)。

    新論点について

     商業簿記の新論点については外貨建取引・連結会計以外については特別な勉強はしていません(リース会計等は実際の業務で携わっているので)。

     外貨については、教科書で内容を理解したうえで仕訳を繰り返すことで出題パターンを覚えました。また、連結会計については、直前総まとめの特集を10回以上読み、仕訳を繰り返しました。

    試験日1日の流れ

     朝6時起床後、6時半に朝食(ハムエッグとサラダ)をとり、7時から10時まで直前対策問題の解説をひととおり読み直し、受験会場へ向かいました。

     途中、セルフうどん店に立ち寄って軽めの昼食をとり、12時半くらいに受験会場に到着後、入室まで工業簿記のおさらいをして、入室後は直前総まとめをパラパラと飛ばし読みしていました。

    試験会場の様子

     私が受験したのは大学の教室でした。試験前はトイレに行ったり、自分の使用教材を見直したり…どの資格試験でもみられる普通の光景でしたが、ただひとつ気になったのは空席の多さです。私の席より前の部分では恐らく半分近くが空席でした(前2回の時の倍くらい?)。

    試験中の出来事

     特にハプニング等はなかったのですが、皆さん割と途中退席するのですごいなあと思っていたのですが、合格者の受験番号を見ると退席した方の合格率はそれほど高くなかったようです。

    終わりに

     2回も不合格となった私が言えることではないのですが、簿記2級は勉強方法を間違わなければ合格できる試験だと思います。次の試験で絶対に合格するぞ!と決意して、必ず合格を勝ち取ってください。応援しています。

    管理人コメント

     ゆうきさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     通勤・通学時間は毎日安定して確保できる貴重な時間です。たとえ1回あたりの時間が短くても塵も積もれば山となります。ゆうきさんのように持ち運びしやすい教材を選んだり、スマホの仕訳アプリなどを有効活用しましょう。

     また、手前味噌になりますが、簿記検定ナビ仕訳問題対策は費用対効果の高い教材です。ゆうきさんと同じように最低2周していただくと、合格に必要な仕訳力が身につきます。

     すべて無料でご利用いただけますし、WEBだけでなく、PDFファイルを紙に印刷してお使いいただくことも可能です。ゆうきさんもおっしゃっていますが、仕訳対策は第1問だけでなく、第2問・第3問対策にもなりますので、これから受験される方はぜひご活用ください。

    ゆうきさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第147回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.145

    「仕訳を定着させること」と「問題を数多く解くこと」の2点が重要です!

    • 投稿者:クロノグラフさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月

    はじめに

     私は簿記に関しては全くの素人で、まずは3級を受験するつもりで勉強していました。ただ、試験日まで約5か月あったので、途中で思い切って2級挑戦に変更し、今回合格することができました。

     すでに3級を取得している人はもちろん、いきなり2級を受験しようとしている人にも参考になればと思い、合格体験記を投稿いたします。

    使用した教材・電卓

    1. スッキリわかる日商簿記3級(TAC)
    2. スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記(TAC)
    3. スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記(TAC)
    4. 合格するための過去問題集 日商簿記2級(TAC)
    5. 第147回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級(TAC)
    6. 電卓 MW-C10A(CASIO)

     1.の「スッキリわかる日商簿記3級」は簿記初心者の私が、簿記とはどんなものなのかをなんとなく把握するのに非常に役立ちました。簡潔に書かれておりまさにスッキリしていました。問題も収録されています。95点


     2.と3.の「スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記・工業簿記」は、合格するために必要な情報がおおよそカバーされているという印象でした。

     気になった点は、過去問を解いていると仕訳の問題で「法定福利費」という勘定が出てきましたが、私がテキストを読んだ限りでは「法定福利費」という言葉は見つけられませんでした。

     また、過去問では仕損品に評価額がある問題が出題されましたが、テキストには「参考」のところに仕損品に評価額がある場合の解き方が掲載されていましたので、参考をしっかり読まない人は必要な知識を取りこぼす可能性があります。

     しかし、合格するにはじゅうぶんな情報が簡潔に書かれているのでおすすめです。問題もたくさん収録されているので費用対効果は高いと思います。90点


     私は4.の「合格するための過去問題集 日商簿記2級」のおかげで2級に合格できたと思っています。この本は第1部と第2部に分かれており、第1部は第1問対策から第5問対策までがほぼ網羅的に掲載されています。

     例えば、第1問対策ではp4からp27まで仕訳の問題があり、1ページあたり3~5問載っているので、これをマスターすれば本番の仕訳問題にはじゅうぶん対応できると思います。

     また、第2問から第5問対策もさまざまの問題が載っているので、第1部をしっかり理解できれば合格するだけの力がつくと思います。

     第2部は過去問で、最新のものから12回分載っています。12回分も解けば、本番がどのような傾向なのか非常によくわかります。なお、出題範囲が変わり試験範囲外となったものは、削除もしくは改題されているので安心です。

     さらに、大問ごとに「目標タイム」が書いてあるので、問題を解くさいの参考になります(タイムを見ることで問題文を読む前から難易度がわかってしまうという欠点にもなりますが…)。

     解説は基本的には非常に詳しく書かれていますが、問題によっては解説が不親切に感じました。ほぼ勘定連絡図だけで言葉による説明が少ないことがあります。

     また、第3問の損益計算書等の問題では、与えられた資料に対する必要な仕訳は丁寧に書かれていますが、設問ごとの解説がないのでどの仕訳をどの設問に適用すればよいのかわかりにくく、自分で解説の仕訳と解答用紙の設問を見比べながら数字を合わせることがありました。

     解説は好みが分かれるところかもしれませんが、掲載されている問題をすべてマスターすれば合格はほぼ確実だと思いますのでおすすめです。95点


     5.の「第147回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級」は端的に言うと難しい問題集でした。予想問題が4回分ありますが、かなり難しい問題だけを第1問から第5問まで集めたような問題集でした。

     私は過去問を解いたあとにこの問題集を解きましたが、点数は4回とも過去問マイナス20点くらいでした。それゆえ本のタイトルは「直前予想」となっていますが、本番直前に取り組むのはあまりおすすめしません。自信をなくし、そのまま本番に臨むと本来の力を発揮できない恐れがあります。

     逆に、本番まで時間に余裕があるなら取り組んでみてもいいかもしれません。これらの難しい問題の解説をしっかり読み込みほぼマスターすれば、「これだけ難しい問題も理解したのだから、本番の問題は絶対に大丈夫」という自信が出てくると思います。

     時間とお金に余裕があり、しっかりとした自信をつけたい人にはおすすめです。75点

    勉強方法

    スッキリわかる日商簿記3級

     上述のとおり、もともとは3級のみを受験するつもりでしたので、3級のテキストから読み始めました。

     この本はテキストの単元ごとに「問題1」「問題2・3」というふうに書かれており、学習した内容に該当する問題が何番なのか示してくれます。それに従ってテキストを読み進め、該当する問題が出てくるたびに問題を解きました。

     テキストと問題を1周すると問題集の部分だけ2周目に入りました。簿記をマスターするには問題を解くことが重要だと考え、「習うより慣れろ」のスタイルで、3級の範囲をおおよそ理解することに努めました(合格した現在、習うより慣れろスタイルは正解だったと思います)。

     このあと、問題部分の2周目が終わったタイミングで2級の勉強を始めることにしました。なお、スッキリには1回分の予想問題が付属していましたが、この予想問題は解きませんでした。

    スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記・工業簿記

     2級は商業簿記と工業簿記があり、どちらから始めるか悩む人もいると思います。どちらでもよいのですが、個人的には工業簿記から始めることをおすすめします。工業簿記のほうが内容が少なく、新しい勘定科目もそれほど多くないので楽に終えられると思います。

     仮に商業簿記を先にした場合、内容が多く、新しい勘定科目もたくさん出てきて、第147回以降は連結もあるので時間がかかり、工業簿記をしているときにかなり忘れる恐れがあります。

     工業簿記はボリュームが少ない分、サクッと復習できるので、工業簿記→商業簿記のあとすぐに合格するための過去問題集に進むのがおすすめです。

    勉強の流れについて

     私はまず工業簿記の勉強から始めましたが、勉強の進め方は3級のときと同じで、テキストを読み、該当する問題があればその都度解きました。

     テキストと問題をひととおり終えると、問題部分のみ2周目を解きました。そして、間違えた問題をもう一度見直ししてから、付属の予想問題は解かず商業簿記へと進みました。

     商業簿記もテキストと問題を1周したあとに、問題のみ2周目に入りました。3級と工業簿記の時は2周目も比較的スムーズに解けましたが、2級の商業簿記はかなり忘れており、分からないところはテキストをもう一度確認しながら問題を解きました。

     さらに、間違えてしまった問題には印を付けておいて、2周目を終えたあとにもう一度見直しました。そのあと、教材に付いていた(出題範囲の改定に関する)サンプル問題を解きました。工業簿記と同様に、このタイミングでは付属の予想問題はまだ解きませんでした。

    合格するための過去問題集 日商簿記2級

     スッキリを終えると、過去問にすすみました。まずは第1部を第1問対策から順番に解きました。仕訳の問題はこの時点でスムーズに解けましたが、第2問対策以降は当時の自分にとって歯が立たない問題も多くありました。

     そのような問題のときは10分ほど考えてみて、解く糸口が見つかりそうになければすぐに解説を読み込みました。分からない問題はどれだけ考えても分からないので、解説を読み込むことで自分にとってわかる問題を増やすことに努めました。

     こんな感じで第1部を1周したあと、そのまま2周目に突入し、間違えたところを念入りに復習しました。そのあと、ある程度自信がついてきたのでスッキリ付属の商業簿記の予想問題を解き、第2部の過去問に入りました。

    過去問演習について

     基本的には古い回から順番に2時間計って解きましたが、試験範囲外になった問題が多い回は、時間を計らずに解きました。

     また2時間で解ききれなかった問題は、自己採点のあとにもう一度じっくり考えて解きました。「時間があれば解けたのか」or「時間があってもそもそも解けなかったのか」を正確に把握するように心がけました。

     こんな感じで12回分を解き終えましたが、平均点は80点ぐらいだったと思います。

    第147回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級

     この時点で、合格するための過去問題集をやりこめば合格は固いだろうと思っていましたが、過去問では今回から試験範囲に追加された連結会計の対策ができないので、本書に取り組むことにしました。

     まず、50問の仕訳カードをひととおり確認したあと、メインの4回分の予想問題に取り組みましたが、すぐにこれは非常に難しい問題集だと感じたので、以後は時間を計らずにじっくり解くことにしました。

     それでもあまり解けず分からない問題は解説を読み込み、なるべく理解するように努めました。4回分をやり終えたあとにもう一度、間違えた問題だけを見直ししました。

    そのあとの勉強について

     持っている問題集をもう1周し、間違えた問題は時間をかけて丁寧に復習しました。

    勉強方法まとめと問題を解く順番

     私は間違いノートなどは作りませんでした。

     そのかわり、問題用紙にチェックを入れて、後でもう一度解くべき問題がひと目で分かるようにしておき、すべての問題を理解することに努めました(1周目にチェックをいれるとほとんどチェックになってしまうので、チェックは主に2周目以降につけるようにしました。)。

     また、第3問に関しては過去問を解いた感覚から、40分あればじゅうぶんだと思ったので、それ以外の4問を80分で解くように心がけました。

     まず、第1問の仕訳の5問はそれぞれ独立した問題なので、分からなければとりあえず飛ばすか、適当に答えを書きました。そうすることで第1問はだいたいどの回も10分から13分くらいで終えられるようになりました。

     第2問・第4問・第5問は、早く解けそうな問題から順番に取り組むようにしていましたが、基本的には工業簿記の第4問・第5問から解くことが多かったです。第3問は解くのに時間がかかることが多かったので、必ず最後に回していました。

    試験日1日の流れ

     いつも通りの時間に起床し、朝食をとり、いつも通りの時間に昼食をとりました。

     試験会場は自転車で行けるところで、何度も行ったことがあったので30分前に着くように家を出ましたが、風が強かったので予定より5分超えの13時5分に到着しました。しかし時間にはまだ余裕があるので、トイレをすまし、会場に入りました。

     会場に入って一番に思ったことは暑いということです。自転車で来たことを差し引いても暑かったです。着脱しやすい服装をしていてよかったです。夏でも冬でも冷暖房の効きすぎはあると思うので、服装には気を付けた方がよいと思いました。

    13時15分

     試験開始15分前に席に着きましたが、筆記用具等を準備しただけであとは何もせずに開始を待ちました。当日までにしっかり勉強した自信があったし、直前に調べたことは意外と覚えていないことが多く、焦りにつながってはいけないと思ったので、参考書は持っていきませんでした。

    13時30分

     まず試験監督から試験の説明があり、解答用紙が配られ、1枚ずつ切り離すように言われました。

    13時45分

     試験が始まりました。いつも通り第1問から解きましたが、(2)がよく分からなかったのでひとまず飛ばして、残りの4問を解きました。さすがに初めての簿記試験で緊張していたのか、予定オーバーの17分くらいかかりました。

     このタイミングで問題全体に目を通しました。そうすると第2問の解答用紙に仕訳の問題があり、しかも連結でした。連結には自信があったので、先に第2問を解くことにしましたが、今までに解いた形式とは少し違っていたので、時間をかけてゆっくり解きました。

     第4問(本社工場会計の仕訳問題)は早く終わりそうだったので先に解き、続いて第5問に進みました。どちらも過去問で何度も見たような問題だったので落ち着いて解きました。解き終えてサッと見直しをしたところ、間違えているのに気がついたので修正しました。

     この時点で50分ほど残っていたので、第1問の(2)の仕訳をもう一度考えることにしました。冷静になって少し考えてみると、たぶんこれだろうという答えが浮かんだのでそれを書き、さらに第2問でひとまず適当に解答していた部分に戻り見直しをしたところ、答えが間違っていることに気づいたので修正しました。

     15時頃に後回しにしていた第3問を解き始めました。与えられた資料から丁寧に仕訳をしていくと比較的易しい問題が多かったので、15時25分くらいには第3問をすべて解き終えることができました。

     最後にすべての問題をざっと見直したところ、第5問で一部の処理を勘違いしているかも…と不安になりました。ただ、残りが3分しかなかったので、今から解き直しても間に合わないと思い、少しもやもやしたまま試験終了の時間(15時45分)を迎えました。

    結果と感想

     結果は「20・20・18・12・20」の合計90点でした。最後に不安になった第5問も20点満点だったので、慌てて修正しなくてよかったです。

     簿記2級に合格した今思うことは、「仕訳を定着させること」と「問題を数多く解くこと」の2点が重要ということです。

     仕訳は、第1問はもちろん、第2問や第3問も結局丁寧に仕訳ができたかどうかで問題が解けるかどうかがほぼ決まります。よって、仕訳を制すれば簿記2級を制するといっても過言ではないかもしれません。

     また、問題はいろいろな本に手を出すのではなく、同じものを何回も解き、しっかり理解することが大事だと思います。

     簿記2級はしっかり対策すればじゅうぶん合格を狙える試験だと思います。これから挑戦する人はコツコツ頑張って合格を掴んでほしいと思います。最後に、長くなりましたがここまで読んでくれた方々、ありがとうございました。

    管理人コメント

     クロノグラフさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     最後の「結果と感想」の欄にも書いていただきましたが、「きちんと仕訳対策をすること」と「出来るかぎりたくさんの問題を解くこと」の2点は、短期合格・一発合格のカギになります。

     また、不安な気持ちからいろんな教材に手を出してしまう方がいますが、かえって不安が増長するだけです。クロノグラフさんのおっしゃるとおり、使用する教材はできるかぎり絞って、1冊1冊を完ぺきに仕上げましょう。

     さらに、「試験日1日の流れ」の欄に書いていただきましたが、試験会場は(冷暖房の関係上)夏でも寒かったり、冬でも暑かったりします。室温は自分でコントロールすることができませんので、温度調整しやすい服で試験に臨みましょう。

    クロノグラフさんが使われた教材や電卓のまとめ