投稿者: 田口泰久@簿記検定ナビ

  • 第150回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.155

    2つ以上の資格を並行して勉強する場合、勉強プランをうまく工夫しましょう!

    • 投稿者:クマ吉さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月

    はじめに

     38歳のとき、ある税務の勉強会に参加した事をきっかけに簿記などに興味を持ちました。試験勉強は20年ぶりになるため不安はありましたが、チャレンジしてみようと思い簿記3級の勉強を開始しました。

     簿記3級に合格する頃には簿記の魅力に取り憑かれ、どうせなら極めてみようと思い、すぐに2級へチャレンジする運びとなりました。

     また、簿記の勉強を始めてから他の資格にもチャレンジしたいと思うようになり、興味のあったFPや宅地建物取引士の取得も決意しました。

     ちなみに、私の実際の受験スケジュールは以下のとおりです。少しでもこれから勉強・受験をされる方のお役に立てれば嬉しいです。

    • 2018年06月:第149回日商簿記3級[合格
    • 2018年09月:FP3級[合格
    • 2018年10月:宅地建物取引士[合格
    • 2018年11月:第150回日商簿記2級[合格

    使用したテキスト

    • スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記
    • スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記
    • 第150回をあてるTAC直前予想 日商簿記2級
    • 無敵の簿記2級 第150回直前総まとめ
    • 2018年度版 スッキリとける日商簿記2級 過去+予想問題集
    • CASIO JS-20WK(電卓)

     2級のテキストは3級と同様、総合的な評価が高く、簿記検定ナビでもおすすめされていたTACの「スッキリわかるシリーズ」にしました。

     テキストの内容に関しては、他のテキストを使った事がないので評価のしようがないのですが、自分的には合っていたと思います。

     電卓も簿記検定ナビでおすすめされてたものを選びました。最後は、実際に売り場で見てCASIOのJS-20WKを購入しましたが、叩いた時の音や感触が良く凄く気に入ってます。

    学習の進め方

    勉強スケジュール(第1期:6月11日~7月22日)

     この期間の目標は、全体の把握と巻末の問題集をスラスラ解けるところまでもっていくことでした。

     簿記3級の試験が終わったあと、簿記2級の試験までは約5ヶ月程度ありましたが、その間にFP3級(9月)や宅地建物取引士(10月)の試験があります。

     これらの試験が終わってから簿記2級の勉強を開始しても到底間に合わないと思い、簿記3級の試験後すぐに簿記2級の勉強を開始しました。

    • 勉強の進め方
      1. テキストを読み進める
      2. 対応する巻末の練習問題を解く
      3. 前日に解いた練習問題を復習する

     基本的には1~3の作業を繰り返しました。また、テキストは常に携帯し、移動時間などスキマ時間を利用して何度も読み込みました。

     途中、意味がよくわからない&なかなか理解できない論点が出てきましたが、ひとまず最後まで解くことを優先して勉強を進めました。

     1週間に1度、まとまった時間がとれる時は、それまでに進めたところをサラッと読み返したうえで、再び練習問題を解き、何度も間違えてしまう苦手論点についてはテキストに付箋を貼るなどして、いつでもチェックできるようにしていました。

    付箋を貼ったテキスト1
    付箋を貼ったテキスト1

    付箋を貼ったテキスト2
    付箋を貼ったテキスト2

     また、巻末の問題を解く際には、正解は○、間違いは×と印をつけていました。答え合わせをする際には、自分の答えが間違っていてもすぐに解説を読まずにテキストを見ながら再チャレンジし、なるべく自力で解答までたどり着くことを心がけていました。

    各問題に記した◯×の印1
    各問題に記した◯×の印1

    各問題に記した◯×の印2
    各問題に記した◯×の印2

     なお、まとめノートなどは一切作ってないです。らくがき帳を使って、ひたすら問題を解く、書くを繰り返しました。

    勉強スケジュール(第2期:10月22日~10月30日)

     この期間の目標は、まずは簿記の頭に切り替え、第1期の記憶を掘り起こすことでした。

    • 勉強の進め方
      1. 巻末の練習問題を解く
      2. 解けなかった問題をテキストに戻って復習する
      3. 前日に解いた練習問題を復習する

     残り期間の都合上、テキストの復習をせずにいきなり問題を解き始めましたが、正直、絶望するほど忘れてしまっていて、商業簿記・工業簿記ともにほとんど解けませんでした。

     結局は、ほとんど最初からテキストを読み返すことになったため、「試験日まで1ヶ月切っているのに間に合うのだろうか…」と精神的に焦ってしまい、勉強しても内容がなかなか頭に入ってこなかったです。

     このままではまずいと考え、10月いっぱいは第1期の復習に全てを費やすと決め、過去問などの直前対策は11月(第3期)から頑張ろうと仕切り直しました。

    勉強スケジュール(第3期:11月1日~11月17日)

     この期間の目標は、過去問6回分と予想問題3回分を解きまくることでした。

    • 勉強の進め方
      1. 過去問を解く
      2. 過去問を解く
      3. 過去問を解く

     本当は全ての問題を3周したかったのですが、スケージュール的に厳しかったこともあり、3周目は「2周目までに間違えた論点の問題」や「満点が狙える第1問・第4問・第5問の問題」を優先して解きました。

    試験日1日の流れ

    5時 起床

     特別早く起きた訳ではなく、いつも通りの時間に起きました。出発時間まで問題演習や復習をしました。

    12時30分 出発

     受験票・電卓・筆記用具など、忘れ物がないかを確認。テンションの上がる音楽を聴いて気分を盛り上げました。

    13時 到着

     試験会場は専門学校だったのですが、席の間隔が非常に狭くて出入りが大変でした。トイレを済ませ、持ってきたテキストの付箋が貼ってある部分を読み返しました。それと同時に電卓で指の運動をして、指をほぐしました。

    13時30分 試験開始!

     全体に軽く目を通し、予定通り「第1問→第5問→第4問→第2問→第3問」の順で解答スタート。

    第1問

     得点源と考えていた第1問からつまずいてしまい、完全にペースが崩れてしまいました。

     役務収益と役務原価の問題は自分が考えた勘定科目がどこにもなく、何度も何度も見返しましたがやっぱりなく、この時点で完全にパニックになってしまいました。

     役務の未払いは未払金で処理する問題しか解いたことがなかったので、営業活動の中で生じた役務の未払いを買掛金で処理する発想までたどり着けなかったです。

     今振り返ってみると、分からない問題は飛ばして次に行けばよかったのですが、変にこだわってしまって無駄な労力と時間を費やしてしまいました。

     また、冷静な状態であれば解けたはずの消費税の問題も、問題の読み取りを間違えて誤答。とにかくここで一旦リセットしようと、深呼吸をして気持ちを落ち着かせました。

    第5問

     CVP分析は得意分野だった事もあり、ここでなんとかペースを取り戻せました。解答欄がさらっと(%)表記になっていて見逃しそうになりましたが、気持ちを落ち着かせた事で見逃さずに対応できたのかなと思います。

    第4問

     費目別計算に関する仕訳問題。見たことがある内容でしたが、1問だけ誤答。

    第2問

     税効果会計・アップストリームなど、集中的に問題を解いてきた論点が出たのでしっかり解けました。問題文上部にさらっと「直接法」と書いてありましたが、なんとなくいつもの流れで「間接法」で解き始めそうになりヒヤッとしました。問題文はよく読まないといけないです。

    第3問

     貸借対照表の問題でしたが、これは損益計算書を下書きする余裕もあるぐらい簡単で、ゆっくり見直す時間もあったのでバッチリでした。

    試験結果と反省点

    合格証書
    合格証書

    • 第1問:12点
    • 第2問:18点
    • 第3問:20点
    • 第4問:16点
    • 第5問:20点
    • 合 計:86点

     第2問だけ自己採点よりも2点引かれてましたが、その他は自己採点と同じ結果でした。

     今回は「第1期→(FPや宅建の勉強のため中断)→第2期・第3期」というスケジュールで勉強を進めましたが、今振り返ってみるとこのプランは失敗だったと思います。

     なぜなら、一度時間を空けてしまうと、もう一度簿記の脳に切り替え、エンジンをかけるのに思った以上の労力と時間、そしてストレスがかかってしまったからです。

     完全に止めてしまうのではなく、1日10分でも良いから簿記に触れ続けておけば良かったと強く思います。

    管理人からクマ吉さんへ追加の質問

     クマ吉さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    ■商業簿記
     最初の頃は税効果会計と連結会計の未実現利益の消去が苦手でした。克服するために、原始的ですが何度も何度も過去問や問題集を解きました。

     この論点は、ここだけにフォーカスした問題を解くとイメージがわかなかったのですが、決算整理や一連の流れの問題を解いているうちに、直前期になって急に考え方ややり方がスッと頭に入りまして、逆に最後は得意分野になりました。

    ■工業簿記
     標準原価計算が苦手でした。こちらも原始的ですが何度も何度も過去問や問題集を解きました。工業簿記は得点源にしたいと考えていたので、直前までたくさん問題を解きました。

     ただ、逆に「工業簿記を得点源にしないといけない」という余計なプレッシャーが重荷となって、最後までスムーズに解けませんでした。

     最後の最後は、理解うんぬんはひとまず置いておいて、過去問等でやったことがあるパターンは絶対に落とさないという気持ちで取り組みました。

     クマ吉さんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     簿記3級を受けようと決めた時、なんとなく簿記2級までは取ってみようと決めていましたが、その後、簿記の魅力にハマってしまい、簿記2級を受験する時には「2019年に簿記1級に合格すること」が最終目標となっていました。

     この目標を達成するためには、簿記以外の資格試験日の関係上、150回試験で簿記2級に合格する事が絶対条件となっていたので、なにがなんでも合格するんだ!という気持ちがモチベーションの源泉になりました。

    管理人コメント

     クマ吉さん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     まず電卓について。クマ吉さんもおっしゃっていますが、CASIOの高級電卓はキーを叩いたときの感触がしっとりとしていて気持ちがいいです。電卓の購入を検討されている方は、ぜひ家電量販店等で実際に打ってみてください。

     また、勉強スタイルについては「自分の答えが間違っていてもすぐに解説を読まずにテキストを見ながら再チャレンジし、なるべく自力で解答までたどり着くことを心がけていました」という点をぜひ見習っていただきたいです。

     ドラゴン桜の英語講師のモデルとなった竹岡先生も、プロフェッショナルという番組で「適当に問題を解いて、適当に丸付けしても力はつかない。1問1問じっくり考えて解くことで力がつく」とおっしゃっていました。勉強は「時間」だけでなく「質」も大事です。

    クマ吉さんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第150回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.154

    商業簿記・工業簿記ともに各仕訳の意味をきちんと理解することが重要です!

    • 投稿者:のんすーさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月

    はじめに

     私が簿記2級に挑戦しようと思ったきっかけは、資格を取得して仕事と家庭を両立できる職場に転職したい!と思ったからです。

     教育大学を卒業後、総合病院で医療事務として5年程働いていましたが、月の半分程度を占める残業や深夜業務をこなしており、結婚を期に「今後も子育てをしながら同じ環境で働き続けられるのか…」と疑問を抱きました。

     そうした中、もともと興味のあった簿記を勉強しようと思い立ったことと、簿記の知識を活用しワークライフバランスを保ちながら働けそうな経理職に就きたいという思いが重なり、学習を始めました。

     簿記の知識はほぼゼロでしたが、3級を受験後に2級を受験していたら半年以上かかってしまう…。同日に受験するなんて疲れそう…。なにより、2級を目指しているのに3級に費やす受験費用が勿体無い!と感じ、いきなり2級を受験することに決めました。

     私のように、いきなり2級の資格取得を目指して勉強されている方、これから目指そうとしている方の参考になればと思います。どうぞよろしくお願いします。

    使用したテキスト・電卓

    • 簿記3級
      • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商3級 商業簿記
      • みんなが欲しかった簿記の問題集 日商3級 商業簿記
    • 簿記2級
      • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 商業簿記
      • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 工業簿記
      • みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 商業簿記
      • みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 工業簿記
      • 無敵の簿記2級 第150回直前総まとめ
      • 第150回をあてるTAC直前予想 日商簿記2級
    • その他
      • 資料請求をした際頂いた前回分の本試験模範解答集
      • CASIO NS-S10-PK-N(電卓)

     まず、簿記を受験するうえで必要な参考書を選ぶことから始めました。全てTAC出版で揃えた理由を一言で言えば、受験生の評判が良く、簿記検定ナビでもおすすめされていたし、書店に置いてある実物で内容をしっかりと確認できたからです。

     さらに、私が教材を選ぶうえで重要視したのは以下の2点です。

    1. 学習途中で挫折しないよう、分かりやすく丁寧なつくりになっていること
    2. 書籍のみで効率良く学習を進められること

     前述のとおり、簿記の知識が全くない状態で2級受験する事を決めたので、時間をかけてでもまずは基礎を定着してから応用問題に挑戦したいと考え、数ある書籍の中から自分が見て理解できそうなレイアウトで構成された本書を購入しました。

     電卓は、前職で使用していたものをそのまま使いました。10桁でしたが全く問題なかったです。なお、メモリー機能を使いこなせるようになると計算の手間が省け、時間ロスや計算ミスを減らせると思います。

    勉強の流れ

    簿記3級(2018年8月)

     8月上旬に学習を開始しました。

     「みんなが欲しかった簿記の教科書 日商3級 商業簿記」の教材を読みながら、知識の定着を図るために基本問題も解きました。最後まで読み終えたら「みんなが欲しかった簿記の問題集 日商3級 商業簿記」の小問を解き進めました。

     そのさい、分からない問題はすぐに解答を確認するとともに「みんなが欲しかった簿記の教科書 日商3級 商業簿記」の該当するページを探して内容を確認しました。この作業を何度も繰り返し行いましたが、教科書の確認だけでは不充分と感じた場合は別途、ノートにまとめました。

     8月下旬からは「みんなが欲しかった簿記の問題集 日商3級 商業簿記」の問題を何度も繰返し解きました。この時期は1日10単元以上の小問を解いていたと思います。最終的には小問だけでなく模擬問題も含めて3周しました。

     8月の最終日には「資料請求をしたさい頂いた前回分の本試験模範解答集」に掲載されていた3級の問題(※第149回の本試験問題)を解きました。無事に満点をとることができたので、9月から2級の勉強に進むことにしました。

    簿記2級(2018年9月~)

     9月上旬から10月上旬ぐらいまでは商業簿記に取り組みました。勉強の進め方は3級と同じです。

     まず、「みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 商業簿記」を2週間程度でひと通り読み込み、その後はひたすら「みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 商業簿記」の問題を解きました。

     10月中旬ぐらいから工業簿記の勉強を開始しました。

     工業簿記は範囲が狭いため、「みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 工業簿記」と「みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 工業簿記」を併用し、2週間くらいで一気にアウトプットまで終えました。

     その後は「みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 商業簿記」と「みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 工業簿記」を試験直前までに6周しました。

     また、一度覚えても既存学習の内容はすぐに忘れてしまいがちなので、机に座らない時もこまめにテキスト・問題集を読み込んだり、重要論点をノートにまとめたりして知識の定着を図りました。

    まとめノート1
    まとめノート1

    まとめノート2
    まとめノート2

    まとめノート3
    まとめノート3

    まとめノート4
    まとめノート4

     11月からは「無敵の簿記2級 第150回直前総まとめ」「第150回をあてるTAC直前予想日商簿記2級」を使って勉強を進めました。

     最初は全く解けず、さらに解説を読んでも理解できなかったため、教科書と問題集の該当ページを何度も行ったり来たりしましたが、何度も繰り返し解いているうちに少しずつ理解できるようになりました。

     「資料請求をしたさいに頂いた前回分の本試験模範解答集に掲載されていた2級の問題(※第149回の本試験問題)」は、時間配分と問題形式を把握するために活用しました。

     上記のような勉強を続けた結果、試験前日には全ての予想問題・過去問で9割以上取れる状態になっていました。

    試験日1日の流れ

    7:00 起床

     いつもと変わらない時間に起床し、食べ慣れたメニュー(玉子ト-スト・ヨ-グルト・麦茶)で朝食タイム。

     慣れない早起きや徹夜、さらにお腹が緩くなりやすい食事を摂ると不調の原因になりそうなので、いつも通りの生活を心掛けました。朝食後は解きなれた問題集や仕訳問題を復習しました。

    11:30 出発

     出発前に持ち物を再度確認しました。時計と電卓、筆記用具、受験票と参考書、そして甘味菓子と飲料水です。

     試験会場は自宅から自動車で15分程の場所でしたが、駐車場を利用するのに台数制限があったので早めに会場入りしました。

    12:00 到着

     すでに会場設営が整っていたため、お手洗いを済ませて着席し、電卓と受験票、筆記用具を机の上に出した状態で参考書と仕訳カードを活用して最終確認を行いました。

     試験会場へは自分が勉強に使用した参考書をすべて持って行きました。試験開始までにすべてに目を通すわけではありませんが、「自分はこれだけ勉強したから大丈夫。」と安心できるお守りのようなものです。

     なお、試験会場へは最低でも試験開始1時間前に着くようにして、お手洗いの場所や会場の雰囲気に慣れておくことをおススメします。ギリギリになると、気持ちが焦って試験に集中できないと思います。

    13:30 試験の説明

     周りを見渡すと、ところどころに空席が目立ちましたが、遅刻してきた人はいませんでした。受験生はざっと120名程度、男女比率は半々くらい、年齢層は20~50代くらいと幅広かったです。学生さんと思われる人たちが目立ちました。

     試験監督者からひと通りの説明が終わると、A4サイズの白紙と答案用紙が配布され、答案用紙を一枚ずつ切り離すように指示されました。

     この作業は想定外だったため驚きましたが、指示通り切り離して各ページに受験番号と氏名を記入。全員の記入が完了した後に試験問題冊子が配られました。

    13:40 試験開始!

     初めて簿記の試験を受験したので終始緊張していました。

     まずは問題に目を通し、過去問の形式と大幅な違いがないことを確認して「1→4→5→3→2」の順に解くことと決めました。苦手意識を持っていた第2問を後回しにする作戦です。

     なお、試験と同時進行で、試験監督者による受験票の確認と本人確認書類の突合が行われました。

    第1問

     第1問の仕訳問題は、率直に難しいと思いました。すぐに解答できる問題もあれば言葉の言い回しを理解しにくい問題もあり、ここで15分程かけてしまった記憶です。勘定科目を間違えないように、その都度、選択肢を確認しながらすべての解答を記入しました。

     今振り返ってみると、かけた時間に比例して点数が取れたわけではなかったので、「自分がわからないものは難問なのだ。」とすぐに見切りをつけるべきだったと反省しています。

    第4問

     第4問は費目別計算の仕訳でした。材料副費など、参考書では時間がある人が勉強するために応用問題として掲載されていた内容もありましたが、こうして出題されることがあるので、試験範囲の内容は隅から隅まで勉強することが大切なのだと感じました。ここは5分もかからなかった記憶です。

    第5問

     第5問はCVP分析でした。得意分野のひとつでしたし、解き慣れた出題形式の問題だったため10分程で解答を終えました。

    第3問

     第3問は貸借対照表の問題でした。予想問題などで応用問題ばかり練習していましたが、実際に出題されたのは3級レベルの簡単な内容でした。このあたりでようやく気持ちに余裕が出てきました。10分程かかった記憶です。

    第2問

     第2問は固定資産の総合問題でした。個別問題の中でも固定資産は苦手意識がある分野でしたが、解いていくうちに自分が得意とする連結会計と税効果会計を含んだ問題だと気づき、結果的には得点源にすることができました。10分程かかった記憶です。

     このような流れで1時間を残して全問解答。その後、時間をかけて見直しをすることができました。見直しのさいは、勘定科目の記入ミスや計算誤りがないか入念に確認しました。

    自己採点の結果

    • 第1問:8点
    • 第2問:20点
    • 第3問:20点
    • 第4問:12点
    • 第5問:12点

     自己採点の合計は72点。合格発表時に通知された採点結果も同じ点数でした。

     合格ギリギリの点数でしたが、合格証書には点数は記載されません。合格証書を持っていれば100点であろうと70点であろうと「簿記2級の合格者」です!…と私は自信を持っています。

     この体験記を閲覧された方が、「簿記は満点でなくても合格する試験なのだ」と気楽に勉強に取り組み、ポジティブな気持ちで試験に挑めますようにと願っています。

    管理人からのんすーさんへ追加の質問

     2018年8月上旬に学習を開始されたとのことですが、トータルの勉強時間はおよそどれぐらいでしょうか?
     3級の範囲を勉強していた頃は1日2時間程、2級に入ってからは1日4時間程、11月に入った辺りから試験前日までは1日7~8時間程でしたので、机の上で行った勉強時間は約380時間程です。

     その他、時間がある時にテキストの流し読みを1日1時間程したので、合計で460時間程です。

     今回、勉強に使われた各教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
    ■みんなが欲しかったシリーズ:90点
     絵や図が効果的に使われており、解答までたどり着く手順が分かりやすくまとめられています。独学者に優しい教材だと思います。

    ■無敵とあてるシリーズ:70点
     本試験を意識した構成で、時間配分や予想問題を考えながら解けるので良かったです。ただ、試験まで時間がない場合や基本問題を理解しきれていない場合は手を出さない方がいいかもしれません。本試験では、基礎問題を落とさず解答できるかが合格のカギになるからです。

    ■資料請求をした際頂いた前回分の本試験模範解答集:50点
     前回と同じ問題は一部を除き出題されませんが、試験形式を知るうえでは良い参考資料になると思います。

     のんすーさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は、連結や税効果会計です。

     苦手な論点は、商業簿記の有価証券の個別論点です。克服するためにひたすら同じ問題を解きました。特に苦手な個別論点の問題は8回くらい解いたと思います。

     のんすーさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     勉強は苦しくなると捗りませんので、理解できないところが出てきても「簿記は全体的に楽しいものだ」とイメージして勉強を続けました。

     あとは、定期的に全く勉強しない日を設けること。たまに息抜きする事で、コンスタントに勉強を続けることができました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     商業・工業ともに各仕訳の意味をきちんと理解することが重要です。試験内容が簡単ならば丸暗記で充分対応できますが、150回の問題のように少しひねって出題されると丸暗記だけでは対応できないからです。

     また、試験までの学習計画の作成することも重要です。教材に付いている学習カレンダーなどを有効活用して、試験当日に自分のモチベ-ションと理解度が最高点になるようにうまく調整してください。

    管理人コメント

     のんすーさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     のんすーさんは今回の受験にあたって約460時間ほど勉強されたとのことですが、これぐらいきちんと勉強すれば試験問題の難易度に関係なく順当に合格を勝ち取ることができます。

     解いた問題の数、勉強に費やした時間は決して裏切りません。今も昔も「勉強量」は合格の最重要ポイントです。これから受験される方は、なるべく多くの時間を確保して勉強に取り組んでください。

     なお、のんすーさんの合格体験記にたびたび出てくる「前回分の本試験模範解答集」というのは、TACや大原が無料で配布している前回試験の過去問冊子のことです。

     無料請求したら電話やDMで講座に勧誘されるのでは…?と不安を感じる方もいると思いますが、私が知るかぎりではそのような勧誘は一切ありません。むしろ、もうちょっと勧誘してもいいのでは…と思うくらいです。興味のある方は安心して無料請求してください。

    のんすーさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第150回日商簿記検定 簿記3級&簿記2級 ダブル合格体験記 No.26

    勉強は自分の得意なスタイルで。常に100点を狙う気持ちで頑張りましょう!

    • 投稿者:ちょこさん
    • 勉強形態:通学(職業訓練)
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約5か月半

    はじめに

     私は大学卒業後ずっと事務関係の仕事に就いており、前職では5年ほど経理を担当していたのですが、簿記の知識を持たないまま仕事をしていました。

     簿記を学んだ今、その頃のことを思い出すと恥ずかしいのですが、知識がなくてもExcel・経理ソフトでなんとかなっていました。

     今年の4月、転居のため前職を離職しましたが、職業訓練で簿記のコースがあることを知り、この機会にきちんと簿記の知識を得てもう一度経理の仕事に携わりたいと思い、簿記の学習を始めることにしました。

    使用した教材・電卓

    • 簿記3級
      • 職業訓練校のテキスト(計3冊)
      • 職業訓練校の問題集(計2冊)
    • 簿記2級
      • サクッとうかる日商2級商業簿記 テキスト+問題集(ネットスクール)
      • サクッとうかる日商2級工業簿記 テキスト+問題集(ネットスクール)
      • 合格するための過去問題集 日商簿記2級 ’18年11月検定対策(TAC)

     3級の「職業訓練校のテキスト・問題集」は、職業訓練で使ったものです。簿記の講師の方がサクッとうかるシリーズのテキストとTACの過去問を薦めてくれたので2級はそれを選びました。

     サクッとうかるシリーズのテキストは、すごく分かりやすく、逆に言うと分かりやす過ぎてきちんと理解できていないのに理解したつもりになってしまうくらいでした。

     講師の先生が3級は「受かるための試験」、2級は「落とすための試験」とおっしゃっていたので、これで理解したつもりになってはいけない!と気を引き締めながら勉強を進めました。

     TACの過去問はただ問題を載せているだけでなく、前半部分で各論点の要点が丁寧にまとめられており、解説もしっかりしていてよかったです。

    • 電卓
      • CASIO MW-C20C
      • 百円均一(ダイソー)で300円の電卓

     電卓「CASIO MW-C20C」は、前職で使っていた電卓と同じような並びで税込・税抜のキーがあり、パステル調で可愛かったので選びました。キーの押し心地、大きさもちょうどよかったです。

     万が一のために電卓は2つ用意しておいたほうがいいとのことだったので、一応サブの電卓も購入しましたが、やっぱり使い心地が違うので使う機会がなくてよかったです。

    • その他
      • 日商簿記公式サイト(日本商工会議所)の新範囲のサンプル問題
      • 簿記検定ナビの無料予想問題

     過去問を解いているうちにやはり1回目と2回目では大きく点数が違っていたので、もっと色々な問題を解きたいと思いネットで調べたところ、日本商工会議所のサンプル問題や簿記検定ナビの無料予想問題を見つけました。

     サンプル問題の第1問対策は色々解けてよかったですが、それ以外はTACの問題集にきちんと反映されていました。簿記検定ナビの無料予想問題は今まで見たことないような出題の仕方で参考になりました。

    学習時間について

     職業訓練(3級)は1日6時間×2週間ほどでインプット、あとは過去問を解いていくのが1日6時間×2週間という約1か月の学習期間でした。

     簿記を勉強していくと、今まで税理士さんに任せていた決算書類の中身がこういうことだったのか!と少しずつ分かるようになってとても楽しかったです。

     授業の中で「ここからは2級の範囲なので3級では出ません」と講師の方がおっしゃるのを聞いて、2級の内容をもっと知りたい!学びたい!と思い、11月に2級・3級の併願で受験することに決めました。

     2級の学習期間は9月から11月の試験までの約2か月半。子供が幼稚園に通っている間、9~10月までは平日の2~3時間づつでした。

     11月に入り過去問に取り掛かろうとした時、平日は10日程しかなくて2回づつ解く時間がないことに気づき、そこからは家事を早く終わらせて1日6時間づつ学習時間をとることにしました。

    3級の学習方法について

     インプット期からすごい勢いで勉強し、2週間ほどで学習範囲をひととおり終えました。

     一応仕訳の勘定名くらいは知っていたのでそこまで大変ではなかったのですが、今まではExcelに入力するだけだったので、借方・貸方、決算項目・処理等、覚えることがたくさんありました。

     過去問に入ってからは、(講師の方もおっしゃっていましたが)これは日本語の問題だな…と思いました。問題文を最後まで読まずに途中で仕訳を始めると、落とし穴にひっかかってしまうような問題が多いと感じました。

     簿記の試験は、とにかく過去問をどれだけやるかが合否の分かれ道になると思いました。

    工業簿記の学習方法について

     2級も挑戦してみたいと講師に相談したところ、2級の合否は第4問目・第5問で満点とれるかどうかによると教えられたので、まずは工業簿記をしっかり理解しようと思いました。

     サクッとのテキストはじゅうぶんすぎるほど上手くまとめられていますが、私は書かないと覚えられないタイプなので、さらにそれをまとめてノートにしました。

     あとは、過去問を解いて間違えたところはしっかり理解できるまで解説を読み込み、何度も解き直して理解を深めました。ボックス図の使い方などもとにかく回数をこなすことが大事だと思いました。

    工業簿記のまとめノート1
    工業簿記のまとめノート1

    工業簿記のまとめノート2
    工業簿記のまとめノート2

    工業簿記のまとめノート3
    工業簿記のまとめノート3

    商業簿記の学習方法について

     商業簿記は3級と被るところも多かったので、まずは時間のある時に流し読みな感じでサクッとのテキストを読みました。ただ、それでは全然覚えられなかったので最初からノートに書いて覚えたほうがよかったかもしれない…と今は後悔しています。

     最後まで読んだ後、ノートに要点をまとめました。私はやはり書くことによって理解できるタイプのようで、時間はかかりますがノートに書くことで勘定科目、パターン等をしっかり覚えることができました。

     ただ、新範囲の連結会計や税効果会計は未知の出題パターンが多く、なかなか思うように点数が取れなくて苦労しました。何度も問題を解いて解説を読んで、何とか満点をとれるようになったのは試験日の前日でした。

    商業簿記のまとめノート1
    商業簿記のまとめノート1

    商業簿記のまとめノート2
    商業簿記のまとめノート2

    商業簿記のまとめノート3
    商業簿記のまとめノート3

    試験日1日の流れ

    7時 起床

     体調は万全に!と思い23時には布団に入ったのですが、緊張で寝付けず眠れたのは4時。まぁ少しでも眠れたのは良かったと気を取り直し支度をし、忘れ物がないか最終チェックをしてから家を出ました。

    8時~8時20分 試験会場へ移動

     試験会場に着いてからトイレを済ませ、ドキドキしながら周りを見つつ、自作のまとめノートで復習していました。高校生が多かったように思います。

    9時 説明と問題配布

     試験官の方の説明を聞き、指示に従って解答用紙に受験番号を書きました。

    9時20分 3級の試験開始

     教育訓練の講義で「1・3・5問は配点が多いので先に解きなさい」と言われていたので1→3→5→2→4の順で解きました。問1~問5まで引っかかるところがなく、すらすらと解けました。

     ただ、緊張のせいで電卓ミスをしていたようで試算表も精算表も一発では合わなくてどこが合わないのかT勘定を見直す必要がありました。転記ミスや電卓の押し間違いという凡ミスを見つけ何とか貸借が合いほっとしました。

     見直しをしつつ、答案用紙に解答を写しやすい1・2・4問を写し終えて時計を見ると10時30分でした。もう一度だけ見直しをして受験番号・氏名の確認をしてから10時40分頃に途中退室をしました。

    11時50分 昼食

     午後の試験に備えて、試験会場近くのカフェで早めの昼食をとりました。

     私よりも30分位前に途中退出した女子高生が同じカフェで勉強していてすごいなぁ、私も頑張ろうと第3問対策、連結会計の辺りの問題を解いて過ごしました。その後トイレをすませ、再び試験会場に向かいました。

    12時50分 試験会場へ

     3級は年齢層がバラバラでしたが、2級は20~30代が多いような気がしました。簿記の学校に通っている方が多いようで談笑している姿が見られました。連結会計・税効果会計の辺りや、工業簿記をまとめたノートを見つつ試験開始まで過ごしました。

    13時30分 説明と問題配布

     2級も指示に従って解答用紙に受験番号を書きこみました。

    13時45分 2級の試験開始

     工業簿記重視だけど問題をバラバラめくりたくないので、1→4→5→2→3の順で解いていくことにしました。

     第1問のクレジット売掛金は出題されるような気がしていてバッチリ対策していたのに、税込みで受け取っていた部分を見落として間違えてしまいました。

     落ち着いて解くことができず、日本語のひっかけにまんまとひっかかってしまったので、試験当日の緊張って怖いと思いました。

     第4問はテキストを見ながら「過去問になかなか出てこないな」と思っていた材料副費が出てきて、予定配賦することは分かっていても借方・貸方どちらから控除するのか分からず結局二択を外してしまい点を落としてしまいました。ただ、この処理は他の問題に影響しなかったので助かりました。

     問5問はCVPの問題で得意な分野だと思っていたのですが、割り切れない数字ばかり出てきてしまい…この解き方じゃないの?とパニックになりながら色々な数字を割ってみてもしっくりこず、だんだん何を聞かれているのか分からなくなってしまい途方に暮れてしまいました。

     そんな時に30分経過。試験官の方から途中退室できる旨のアナウンスがありました。このときに「ここで止まっていては不合格になってしまう、20点落としても他が満点なら合格する」と気を持ち直して第5問は空白のまま次に進みました。

     第2問は資産関係の勘定記入で少し手間だとは思いまいたが、定率法の%指定の減価償却よりはましだと思い落とさないように気を付けながら記入していきました。

     第3問の貸借対照表はひっかけ等もなくすごくストレートな出題で安心しました。ここで時間をとられていたら第5問には戻れなかったと思います。

     あと15分というところで第5問に戻ることができ、解いてみると普通に割り切れる数字に…どうやら緊張で変なキーを押していたみたいです。そのままその数字を使ってどんどん解いて、第5問もすべて埋めることができました。

     ひととおり解き終わり時間を確認すると残り数分。何とか第1・4・5問の答えは問題用紙に写せました。

     帰宅後、解答速報で3級・2級ともに自己採点。解答速報の採点だと3級は大丈夫そうですが、2級は写せているところだけでマイナス16点…合格発表まで不安でしょうがなかったです。

    管理人からちょこさんへ追加の質問

     家事&育児と勉強を両立するうえで特に気をつけていたことはありますか?また、もっとこうすれば良かったと思うことはありますか?
     最初は子供がいる時間も勉強していたのですが、集中できないしすぐに落書きが始まるので、幼稚園に行っている時間だけ勉強すると決めて集中して取り組みました。

     あと、家族が不満を持たないように、お弁当作りや幼稚園から帰ってきたらしっかり公園で遊ぶ等いつも以上に心がけていました。

     反省点は過去問を解く時間がもっと欲しかったので、家族が寝た後などにもう少し時間を作れたら良かったかなと思います。

     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
     対策問題等で点数が悪いともう受からないかと不安になりましたが、家族や友人に愚痴って慰めてもらったり、甘いお菓子を食べたりして気を取り直してもう一度問題を解いていました。

     絶対に1回で受かる!駄目でも次の2月の試験で頑張って無理ならもう試験は受けない!と心に決めて全力で頑張りました。

    最後に

     3級は100点で合格、2級は82点(12・18・20・12・20)での合格でした。

     結果発表まで毎日不安で夢にまで見ていたので良かったです。2級は書き写せていなかたっところで1か所間違っていたみたいです。

     簿記の試験は70点で合格ですが、自分はどんくさい、ミスが多いので油断しないように常に100点を目指して頑張るようにしました。間違えた問題は分かるまで何度も解いてどうして分からないと思ったのか、間違えたのか解説を何度も読みました。

     工業簿記を得意分野にするという講師のアドバイスで重点的に勉強できたのと、新分野の連結会計や税効果会計をしっかり学習できたのもよかったと思います。

     仕事もしていない主婦がこれ以上資格にお金をかけられないと思い、絶対1回で受からないと!と気合いが入っていたのもよかったのかもしれません。

     こんな体験談ですが参考にしていただけるとうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

    管理人コメント

     ちょこさん、簿記3級&2級試験のダブル合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     勉強方法は十人十色で、絶対的に正しいものはありません。例えば、ちょこさんのようにノートに要点をまとめることにより理解を深める方もいれば、まとめノートを一切作らずにテキストのみで勉強する方もいらっしゃいます。

     これから勉強を始められる方は、自分にはどの勉強スタイルが合うのかいろいろ試行錯誤してみることをおすすめします。

     また、問題演習のさいに分からなかったところ・間違えてしまったところをきちんと復習し、問題を解きっぱなしにしないちょこさんの姿勢はぜひ見習ってください。

     ドラゴン桜の英語講師のモデルとなった竹岡先生も、プロフェッショナルという番組で「適当に問題を解いて、適当に丸付けしても力はつかない。1問1問じっくり考えて解くことで力がつく」とおっしゃっていました。ぜひ参考にしてください。

    ちょこさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第149回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.153

    どんなに忙しい日でも、1日10分でもいいので簿記に触れることが大事です!

    • 投稿者:よもぎもちさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約6か月

    はじめに

     私は20代の会社員で、新卒入社の頃よりずっと経理の仕事をしております。

     勤めてわかったのですが、私も含めて、新卒入社で経理部に配属されてきた新人達は簿記についての知識が全くのゼロだったり少しかじった程度である事が多いです。

     また営業マンであっても、経理的な知識が求められている機会が増えてきているという話を営業の同期から聞いていました。

     さらに最近の簿記2級は、より実務的な問題が出題される傾向にある事を踏まえ、社会人になって簿記2級を受験される方は今後も増えるのではないかと思い、この度、かなりお世話になった簿記ナビさんに合格体験記を寄稿しようと思いました。

    受験の動機

     前述した通り、私は学生時代は簿記についてほんの少しかじったことがある程度だったので、配属当初は仕事を覚える事にかなり苦労しました。

     さらに勤め始めて数年経っても、未だにP/L科目やB/S科目の区別が怪しい所がまだまだあるなど、このままではいけないと思い、自身のスキルアップのために簿記2級を取得しようと思い立ちました。

    使用したテキスト・教材など

    • すいすい簿記 マンガみてGO! 日商3級(NS出版)
    • スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記(TAC出版)
    • スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記(TAC出版)
    • スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集(TAC出版)
    • 第149回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級(TAC出版)
    • 簿記ナビさんの仕訳問題対策本試験予想問題その他もろもろ
    • 間違いノート(もどき)

     2級のテキストはどれも3級を理解していることを前提に作られている印象だったので、まず軽く3級の内容を押さえておいたほうがいいなと思い、サッと読めそうなすいすい簿記を古本で購入しました。

     後述するスッキリシリーズよりも更に親しみやすく、漫画やイラストもかなり多めで入門編にはぴったりのテキストだと思います。

     2級のテキスト・問題集は共に、スッキリシリーズをメインとして勉強し、念のため他の問題集もやっといた方がいいかなと思い、ネットで評判が良かった「あてる」を買いました。


     スッキリシリーズは個人的に100点満点中「95点」です。簿記3級を軽くさらった程度の知識しか無い人にもかなりわかりやすく、かつ「スッキリ」とまとまっています。

     テキストとしてスッキリシリーズを使ったので、問題集もそのままスッキリシリーズを買いました。この点については素直に合わせ買いしてしまった方がいいと思いました。

     また、巻末に商工会議所サンプル問題が収録されていた点も高評価の一因です。受験するにあたり、新論点のサンプル問題は各自で押さえておくべきだと思います(まあ、第149回に新論点は出なかったんですけどね…)。

     5点だけ減点させていただいた理由は、ほんの少しだけスッキリとまとまり過ぎていたためです。

     例えば、工業簿記の総合原価計算において「先入先出法」で仕損品が生じていた場合の計算方法・ボックス図の書き方が最後に「補足情報」として載っており、メインのページには載っていませんでした(※メインのページには「平均法」の場合のみ記載)。

     過去の出題確率等から判断して補足程度に留めたのかもしれませんが、多少長くなってもいいのでメインで載せてほしかったなと今になって思います。ただ「補足情報」としてカバーできてはいるので、補足だからと軽く済ませず、しっかりと学べば問題ないと思います。

     総合的にはかなりオススメです。


     「あてる」に関しては、100点中「80点」です。

     やってみて思ったのが、ものすごく難しいということです。かなり嫌らしい引っ掛けも多いなと感じましたし、テキスト学習が終わり、いきなりこれを解き始めると自信を無くしてしまう受験生も多いんじゃないか?と思ったほどでした。

     実際の過去問と比べてかなりレベルが高い問題集である事は確かですが、最初はある程度割り切って解説をじっくり見ながら丁寧に解き、少し時間を置いて2回目を解く…という流れで使えば、かなり実のある時間になると思います。

     また、付録の簿記仕訳カードが個人的にかなり役に立ちました。紙だけでなくPDFデータでも提供されているので、通勤途中の空いた時間にスマホでパパっと見れるのはかなり良かったです。これだけでも買った価値はあったかなと思いました。


     簿記ナビさんの仕訳問題対策、本試験予想問題も大いに活用させていただきました。特に仕訳問題対策にはかなりお世話になりました。

     第1問対策はとにかく数をこなすことなので、空き時間を見つけては仕訳を解いていました。過去問をベースにしている点もかなり良かったです。テキストを一通り学んだ直後に解いても良いと思います。

     また、独学者には嬉しい簿記に関するさまざまな情報も豊富で、この合格体験記を含め、情報収集にかなり役立たせていただきました。


     間違いノートもどきは主に試験直前期に活用しました。

     「もどき」としているのは、ノートではなく、スマホのメモ帳に間違えた部分を雑多に列挙しているだけだからです。ただこんなに雑に列挙するだけでも、後で見直した時にかなり自信につながりました。

     後述しますが、本番直前に眺めることでかなり落ち着きを取り戻す事ができたので、それだけでも作る価値は大いにあったと思います。

    使用した電卓

    • CASIO DS-20WK

     普段の業務でCASIOの電卓を使用していたので同じシリーズを買いました。

     こちらの電卓はサイズがやや大きめですが、個人的に電卓は大きい方が安定感もあって使いやすいと感じています。指が細かったり手が小さい人にはもう少しコンパクトな電卓のほうがいいかもしれません。

     加えて、安物は絶対に買ってはいけないなと思いました。勉強期間中は電卓を何度も叩くことになるので、ちょっと奮発して良いものを買ったほうがいいと思います。

    勉強の仕方

    1. 簿記3級を軽く学習(半月程度)
    2. スッキリテキスト商業
    3. スッキリテキスト工業
    4. スッキリ問題集をメインに過去問、予想問題集を解く(本番までの1ヶ月半程度)

     3級から学習した方がいいのは前述の通りです。簿記の知識が全く無い&時間がある方はじっくりと1か月ほど時間をかけて学習してもいいと思います。

     2級の勉強方法ですが、私の場合は商業簿記から学習しました。3級からの流れでそのまま理解を進めることができると思ったからです。結果的には、商業簿記から学習して正解だったと思っています。

     商業簿記をひと通り終わらせて、ある程度、心に余裕のある状態で工業簿記に進んだので、初体験である工業簿記の学習モチベーションを維持することができたと思っています。

    学習時に心がけていたこと

     テキスト学習時に心がけていたことは、とにかく一字一句文章をしっかり読んで理解を進めることです。自分の中で理解できないまま、先の章に進むことは絶対してはいけないと常に思っていました。

     基本的に「スッキリテキスト」はわかりやすかったのであまりネット検索はしませんでしたが、テキストだけではどうしてもしっくり理解できない時は、別途その論点だけをネットで検索し理解を深めました。

    具体的な勉強方法

     基本的にはスッキリテキストにも書かれている通りですが、「テキストを読み進める→指定された問題を解く→次の章のテキストを読み進める…」の繰り返しで、一通り終わったら、念のための総仕上げとしてテキスト付属問題集のみを最初から通してパパっと解きました。

     上記のような流れでテキストの内容をじっくり理解してから過去問→予想問題を解きまくる、いわゆる「追い込みモード」に入りました。

     簿記2級学習のポイントは「とにかく過去問・予想問題学習にどれだけ時間をかけられるか」という事をよく耳にしますが、テキスト(基礎論点)をじっくり理解してからこそ、過去問・予想問題の学習が活きると思っています。

     テキスト斜め読みで過去問をやり始めたとしても点数はボロボロで、わからない所の解説を見ても、詳しく理解するためにはテキストの該当ページを見るように指示されるため、結局は二度手間になります。

     スムーズな過去問・予想問題学習はそのままモチベーションの維持にもつながるため、早く問題を解きたいという気持ちをグっと抑え、まずはじっくりとテキストを理解する事をオススメします。

    勉強スケジュール

     過去問・予想問題の学習期間は最低でも1か月はないと厳しいと思いますので、その点を心がけてスケジュールを立てた方がいいと思いました。

     私の場合、平日は仕事があり、夜のみの勉強になるので1時間半~2時間程度の勉強時間、休日はその倍の3時間~4時間程度の勉強時間を心がけていました。

    学習に際して重要なこと

    どんなに忙しい日でも、1日10分でもいいので簿記に触れる

     これは本当に重要だと思いました。1日でも全く触れない日があると、わずかですが感覚が鈍るのです。

     「あてる」問題集に付属している仕訳カードをやるとか、復習・予習感覚でテキストにざっと目を通すとか、なんでもいいので簿記に触れるようにするべきだと強く感じました。

    狭いスペースで学習できるように慣れておく

     実際の試験を体験して感じたことですが、一人あたりに与えられる机のスペースが予想以上に狭かったです。たまたま私の試験会場がそうだったかもしれませんが、少なくとも図書館等で、スペースを広々と自由に使って学習している人は、本番になって困るかもしれません。

     簿記の試験は「問題用紙」「答案用紙」「メモ用紙」「電卓」と4つの紙・物を机の上に並べたり重ねたりして受験することになると思うので、常日頃から自分なりの効率の良いスペースの使い方を意識しておくことをオススメします。

     私の場合は腕時計も机の上に置いて受験しましたし、また受験票と個人を証明する書類(運転免許証など)も机の上に置く必要がありますのでご注意ください。今回、受験場所が大学の講堂だったのですが、机の横のスペースはまあまあありますが、縦のスペースが全くなかったです。

    モチベーションの維持方法

     半年間という長期に渡る勉強期間だったので、モチベーションの維持も簡単ではなかったです。月並みですけど、合格した時の自分の姿を想像することは結構なモチベーションにつながりました。

     あとは、ゲームとか漫画とかの娯楽は封印しなかったです。封印しないことで一切勉強しなくなってしまう場合は話が変わってきますけど、1日の勉強を終えたあとにゲームや漫画を読むような生活スタイルにすることで、無理なく勉強を続けることができました。

    試験日1日の流れ

    9:00 起床、朝食

     一般的に、人間の脳が最も良く働く時間帯は起床してから2、3時間後と言われているそうです。

     当初は、試験の開始時刻(13時半)から逆算して11時くらいに起きようと考えていましたが、朝ご飯はちゃんと食べたほうがいいかなと思い直し、普通に起きることにしました。朝ご飯は食パンとかをいつも通り食べました。

    10:30~11:30 頭の体操

     総仕上げ的な意味合いで予想問題集を解説を見ながらパラパラと眺めたり、仕訳カードをやったり、スマホのメモ帳(間違いノート)を眺めたり…あんまりガッツリ問題を解くと肝心の本番までに脳が疲れてしまいそうだったので、頭の体操程度な感じでほどほどにしました。

    11:30~12:00 軽い昼食の後、忘れ物チェックをして、試験会場へ出発

     昼食は前日に買っておいたパンを食べました。あんまり食べ過ぎると眠くなってしまうので、お昼は軽めにしておくべきだと思います。

     また、忘れ物はちゃんとチェックしておきましょう!特に電卓を忘れると致命的です。受験票とか筆記用具は忘れてもなんとかなりそうな感じでしたが、電卓だけはかなりのハンデになってしまいます。

     当日は雨だった事や、会場までの道のりで迷ったり、電車が止まったりするのが嫌だったので、かなり余裕を持って家を出ました。

    12:40 試験会場に到着

     試験会場には集合時間の50分前に着きましたが、すでに結構な人が来ていました。皆さんテキストなどを眺めていたりしていました。

     私はというと…初受験ということもあり、結構緊張していました。そんな時に、最後の確認をと思い、スマホの間違いノートを眺めたんですが、これが効果てきめんで「ここさえちゃんと押さえておけば、大丈夫だ」という自信につながりました。

     完全に落ち着きを取り戻したわけではありませんでしたが、少なくとも舞い上がってしまう事は無くなりました。

     それと、一応チョコを持ってきていたので糖分補給をと思い、2カケラくらい食べました。よく薬局で安く売ってるミニアルフォートです。周りでも自習しながら菓子パンとか食べてる人が結構いました。

     会場の様子ですが、大学の広い講堂で、皆さん漏れなく自習しているので、基本静寂な時間が流れていました。大きな業務用エアコンが稼働していましたが、周りの人のシャーペンを走らせる音や、電卓を叩く音はだいぶかき消されていたので、気になることはありませんでした。

     席は基本的に隣に人がこないような配置にされていました。机の端の部分に受験番号が記載されており、そちらの席を探して座るという形です。

     開始の10分くらい前にトイレを済ませ、あとは念のためにシャーペンの芯を新しいものに替えておきました。

    13:30 試験官による説明の開始

     テキストや飲み物等はカバンにしまい、カバンの口やチャックもしっかりと閉じるように指示されました。その他、地震等の震災発生時における対応や、受験票を忘れた人に対する説明がなされました。

     また、試験中に試験官が本人確認をするために、机の端に受験票と顔写真付き個人証明となるものを置いておくように指示されたので、私は運転免許証を置いておきました。

     その後、どの順番だったかは忘れましたが、問題用紙と答案用紙とメモ用紙(A4一枚)が順々に配られました。

     答案用紙は真ん中のミシン目に沿って切り離しができるようになっており、計4枚に切り離したと思います。その4枚ともに名前を書く欄があり、合計5か所に名前を書くように指示されました。

     まさか試験直前にペリペリと紙を切り離しまくるとは思っていなかったので、ちょっと驚きました。

     名前を書く際に、必然的に問題が目に入ることになるのですが…第3問が、軽く見ただけでもハンパない事になっており、まだ試験も開始していないのにプチパニックになりかけました。

     解き進める順番など色んな思考を張り巡らしつつ、しっかりと名前を記入していき、その後、試験開始まで裏返しておくように指示されました。

    13:47 試験開始

     なんかすごい中途半端な時間から始まったのでちょっと動揺しました。試験時間は13:47~15:47の2時間です。

     第3問がやばいことはわかっていましたし、第2問もかなり時間かかりそうな感じだったので、「1→4→5→2→3」の順に解き進めることにしました。

     緊張や動揺からか、開始して数分は電卓を叩く手が震えていましたが、第1問をしっかりと解き進めることができていくうちに、緊張はほぼ無くなっていました。こういった意味でも、簿記ナビさんの仕訳問題対策をこなしていて良かったです。

     慎重に解き進め、15分程度で第1問を終わらせ、続いて第4問・第5問に取り掛かりました。

     第4問はちょっと苦戦しましたが、どの分が変動費でどの分が固定費かを、文章をよく読んで判断していくことで、しっかりと最後まで解くことができました。また、第5問はしっかりと学習していればなんてことはない基本問題でした。

     ここまでケアレスミスが無いように慎重に解いて、確か45分前後が経過していたと思います。ペース的にはまあまあです。さあ問題の第2問からだと思い、とりかかって数秒後、戦慄しました。

     こ、こいつ外貨建て取引じゃないか…し、しかも三分法じゃなくて売上原価対立法で仕訳しろって…

     一応勉強してはいましたが、てっきり固定資産の処理かと思っていたので、本当に動揺してしまいました。この2点についてはあまり深く学習していなかった受験生も多かったのではないかと思います。

     動揺していても仕方がないので、メモ用紙を存分に使い、日付ごとに発生している取引仕訳を丁寧かつすばやくメモしていきましたが、第1問・第4問・第5問でメモ用紙の消費を抑えておいて助かりました。

     怒涛の仕訳メモの甲斐もあってか、なんとか第2問を全て解き切ることができました。この時点で残り時間は30分程度。第2問だけで45分は使用したということになります。

     正直、第2問に時間をかけすぎていることは解いてる途中でも気づいていたのですが、ここまで時間と労力をかけている以上、最後まで解き切るべきだと判断し、時間をかけました。

     そして最後の第3問、個人的には第2問以上にとんでもなかったです。まさかの本支店会計からの出題でした。

     これは完全にノーマークだった受験生がほとんどだったのではないかと思います。ここまでガッツリと出題されるなんて誰も予想できなかったのではないでしょうか。

     完全にパニックだったのですが、残り時間も30分しかないので、とりあえず連結会計と同じ感じで考えればいいだろうと思い、本店と支店の修正仕訳や数値を合算して解答欄を埋めていきました。

     必死に解答を進め、残り10分となた時点で、このまま第3問を最後まで埋め続けるか、それ以外の問題をしっかりと見直すかの選択に迫られました。かなり迷いましたが、第3問以外は結構慎重に解いたので、結局は最後まで第3問を埋め続けることにしました。

     わかる範囲の部分をなんとか埋め終えた頃には、残り時間はあと2、3分になっていました。急いで全問題の書き損じ、誤字、答案用紙の名前の書き忘れなどないかを見直しました。

     また最後の最後に、問題用紙に自己採点のためにパパっと第4問の営業利益・貢献利益の数値と、第5問の解答数値をメモしておきました。

    15:47 試験終了

     もうかなりグロッキーでした。周りの受験生達もかなり難しかったと言っていました。大学の正門付近で簿記スクールのメイプルさんが一部解答速報を配っていたので、帰りながら自己採点しておりました。

    その後、合格発表まで

     自己採点用に第4問と第5問の数値は最後にメモしておいたので、この2つは恐らく満点だろうとの自信はありました。そしておそらく第1問も満点だろうと思っておりました。

     試験後から合格発表まで3週間弱の時間があったので、自己採点が出来なかったらかなりソワソワしてたんじゃないかと思います。

    試験結果

    • 第1問:20点
    • 第2問:16点
    • 第3問:4点
    • 第4問:20点
    • 第5問:20点

     やはり第3問はボロボロでした。ただ時間をかけた甲斐もあり、第2問は高得点が取れました。

     結果的には自己採点通り、第1問・第4問・第5問は満点でしたが、本来は早々に第3問に見切りをつけ、もっと時間をかけて見直すべきだったと思います。

    最後に

     試験会場の様子など、覚えているうちにできる限り事細かに書いておいた方が試験未受験の方々には良いかなと思い、可能な限り詳しく書きましたが、予想以上の長文となってしまいました。

     今回の第2問・第3問のように、本試験では予想外の問題が出題されたり、様々なハプニングが起こる可能性もありますが、それでも基本は勉強時間をかければかけるほど、合格に近づくのは間違いないです。

     ご拝読いただきありがとうございました。

    管理人コメント

     よもぎもちさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     まず、学習に際して重要なことの欄に書いていただいた「どんなに忙しい日でも、1日10分でもいいので簿記に触れる(ことが重要)」というのは、おっしゃるとおりだと思います。

     簿記の知識・解答スピードは、スポーツと同じように反復継続することにより、より深く定着し、より速く解けるようになります。適度な休みも必要ですが、なるべく勉強しない期間が長くならないように気をつけてください。

     また、よもぎもちさんもおっしゃっていますが、試験当日の教室内の環境・使える机の広さなどは試験会場によって大きく異なります。必ずしも快適な環境で受験できるとは限らないことを頭の片隅に入れておきましょう。

     なお、受験時に配られるA4サイズのメモ用紙に関しては、1人1枚と決まっています。メモ用紙が足りなくなったからといって追加でもう1枚もらう…ことはできません。

     最近は第2問・第3問のボリュームが大きいので、第2問・第3問の下書きにメモ用紙の表裏を使い、第1問・第4問・第5問の下書きはなるべく問題用紙の余白部分に書くことをおすすめします。

    よもぎもちさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第149回日商簿記検定 簿記3級 合格体験記 No.82

    間違えた問題や解答に悩んだ問題はしっかり見直すことが重要です!

    • 投稿者:鮎さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月

    はじめに

     法律事務所で事務全般を行っています。主に弁護士業務の補助として関係機関への事務手続きや書類の校正などを行っているので、簿記は業務上で必要不可欠な知識というわけではありません。

     しかし、勘定科目や数字の処理に「正確性」と「迅速性」が求められる簿記検定は自身のスキルアップにつながると思い、このたび受験することに決めました。

     フルタイムで働くようになってから机に向かって勉強する機会はほぼ無く、長らく勉強から遠ざかっていましたが、5月から6月にかけて集中して試験対策に取り組んだ期間は、今思えばとても充実したものであったと感じています。

     ただ、受験を決めてから勉強に取り組み始めたのは試験日のほぼ一か月前で(GWの連休明けから)、切羽詰まった状況のまま試験日を迎えたので、余裕を持ってじっくり勉強したい方にとっては、私の体験記はあまり参考にならないかもしれません。

     もっと工夫すれば良かった点など反省することは多々ありますが、勉強期間が短くても集中して取り組み続ければ何とか合格できる、ということが伝われば幸いです。

    使用したテキスト・電卓など

    • みんなが欲しかった簿記の教科書(TAC出版)
    • みんなが欲しかった簿記の問題集(TAC出版)
    • よくわかる簿記シリーズ 合格するための過去問題集(TAC出版)
    • 簿記ナビさんの仕訳問題対策(※第121回~第148回分のみ)
    • 電卓 CASIO DF-120VG(普段から使用している使い慣れた電卓です)

     このほか、間違えた問題やなかなか覚えられない点などを中心に、携帯電話にテキストや問題集の解説の写真を撮って、移動中などの隙間時間にひたすら眺めるということもしていました。

     携帯電話の写真フォルダがまとめノートや間違いノートのような役割だったと思います。試験会場にもテキストなどは持って行かず、それまで撮影してきた写真を眺めていました。

    基本的な勉強方法

     テキストを読み込む時間がなかったので「ひたすら問題を解いて解答手法を身に付ける」というやり方で勉強を進めました。

     実践方式というのでしょうか、問題を解いて分からなければ解説をじっくり読む、それでも分からなければテキストで調べる、というようにテキストは辞書のように使用しました。

     このような使い方をしていたので、テキストと問題集が連動している「みんなが欲しかった」シリーズはとても使いやすかったです。

     また、試験対策として答案用紙のサイズに気を配りました。「みんなが欲しかった」シリーズの問題集・過去問題集ともに、1ページが(試験本番と同じ)A4サイズになるように拡大コピーして使用しました。さらに、過去問題集に関しては、問題にも書き込めるよう、問題用紙もコピーして使用しました。

     このようにサイズにも気を配って準備したのは、試験本番のシミュレーションをするにあたり、時間を計って問題を解くのはもちろんのこと、書き込む文字のサイズなども考慮できるので、本番と同じサイズの答案用紙と問題用紙を使用することは重要だと考えていたからです。

    簿記ナビさんの活用

     勉強開始時から試験前日まで、とてもお世話になりました。

     日商簿記検定がどのような試験なのか把握しようと検索した際に簿記ナビさんのサイトを見つけたのですが、試験情報や簿記Q&Aのおかげで試験そのものを詳細に知ることができ、大変ありがたかったです。

     些細なことであっても、まず試験自体がどのようなものか早い段階で確認しておくことは、とても大事だと思います。

     また、本試験ではA4サイズの白紙の下書き用紙が1枚配られるとのことだったので、普段の勉強の際も下書きにはA4サイズの白紙を使いました

     罫線があるルーズリーフのほうが使いやすいですが、試験対策のためにあえて白紙のものを使い続けました。折って使用したり、コンマに合わせて桁数を揃えたり、見返す際に分かりやすいよう整えてメモする練習になったので良かったです。

     合格体験記も熟読させていただきました。性別、年齢問わず、様々な生活環境で多くの方々がそれぞれ真剣に取り組んできた姿が実感でき、参考にならない合格体験記は一つもありませんでした。

     特に、「試験1日の流れ」は試験当日を追体験することで流れがイメージでき、興味深く読ませていただきました。影響を受けた手法としては、勘定科目の略し方、Tフォームの記載方法、下書き用紙を折って使用する方法など、合格体験記を参考にした部分が大きいです。

     一番最初に解いた仕訳問題が簿記ナビさんの第147回仕訳問題対策でしたが、第1問の現金過不足の問題からすでにサッパリ分からず非常に焦りました。しかし、試験日まで時間が許す限り続けようと毎日繰り返し取り組みました。

     勉強方法としては、間違えた問題は「第●回 問●」とだけメモし、次の日に解く、正解するまで解く、というシンプルなやり方です。固定資産の売却など最初はまったく分かりませんでしたが、とにかく続けることが大事です。

     解答だけでなくとても丁寧な解説を付けてくださっているので、何度も読んで、何度も解いて…を試験当日まで毎日続けました。仕訳はやればやるほど身に付いていくものだと思います。

    試験一か月前 勉強開始時

     使用したテキスト三冊は4月中に揃えましたが、なかなか勉強を始める気になれず、気が付けば5月の連休が終わってしまっていました。

     平日は仕事、休日は家事の処理と趣味の時間という習慣がすっかり身に付いてしまっており、机に向かって勉強すること自体が億劫で仕方がなかったので、受験の申込みを行い、逃げ道を断つことが私のスタートでした。

    試験三週間前

    第5問対策

     簿記ナビさんの仕訳問題対策とみんなが欲しかった簿記の問題集を解いて、仕訳に関しては概ねこういうものだとなんとか理解できるようになりました。

     しかし、合格するためには配点の高い第3問と第5問の対策が不可欠であり、一日でも早く対策することが必要だと思い、まず第5問の勉強を始めることとしました。

     簿記の大きな流れを色々と飛ばして決算の勉強に入っており、邪道に思われるかもしれませんが、結果的に大きな流れを把握できるようになれば勉強する順番も人それぞれだと思います(それでもやはり、仕訳の次は帳簿への記入、と順番に勉強した方がイメージしやすいかと思いますが…)。

     第5問対策としては、出題される論点を大まかな内容とともに把握し、『みんなが欲しかった簿記の教科書』の基本問題を正解するまで解き続けました。

     『みんなが欲しかった簿記の教科書』には基本問題が付いていますが、決算の部分だけは知識が身に付くまで繰り返し解きました(決算以外の基本問題は解いていません。応用問題が多い問題集に重きを置いていました)。

     精算表への書き込み方は勉強開始当初はまったく分かりませんでしたが、答えを見ながらでも一つ一つ確認しながら書き込んでいくと徐々にコツが掴めてきました。

     例えば、「当期分の保険料に含まれている次期の分は、前払保険料として繰り延べて減額するから、マイナスになる位置に前払の分を記載して…」というふうに、自分の言葉で噛み砕きながら解くように努めていました。

     また、第5問の勉強をしている中で仕訳の重要性を改めて感じたため、第1問対策は継続して行うべきだと思い、簿記ナビさんの仕訳問題対策を毎日続けていました。

     第1問を解いていただけでは分からなかった仕訳問題(再振替仕訳など)も、第5問の対策をしたおかげで解けるようになったり理解が深まることも多かったので、第5問の対策に早めに取り組んだことは結果的には良かったと思います。

    第3問対策

     最初の頃は解答に時間が掛かりました。丁寧に、ミスのないように、と勘定科目を略すことなく仕訳をメモしたうえでTフォームに記載していたので、基本的な合計試算表の問題でも一時間ほど掛けていたと思います。

     さすがにこのままではまずいと思い、スピードアップのためメモの仕方を工夫するようにしました。ここで、簿記ナビさんの『勘定科目の省略一覧表』は大いに参考にさせていただきました。

     よく出てくる「売掛金」を「う×」と略すだけでも相当なスピードアップに繋がりますし、簿記ナビさんのサイトを見なければ略して仕訳を切るという発想すらなかったので、その手法を知ることができて本当に助かりました。

     また、合格体験記にあった下書き用紙の折り方も取り入れさせていただきました。下書き用紙を縦に三つ折りにし、細長くなった状態からさらに二回折って広げて使用するという方法です。Tフォームをメモするにあたり、12項目の勘定科目を整った形で書き込むことができ、非常に重宝しました。

     第3問の自分の解き方として仕訳をメモする作業は不可欠であったため、仕訳をメモしてからTフォーム、という手順は最後まで変わりませんでしたが、最終的にはおかげさまで遅くとも40分ほどで解ききることができるようになりました。

     勉強の最初の段階では時間を掛けても良いので、焦らず丁寧に解くことを心がけて、自分なりの解答手法を身に付けていけば良いと思います。解くスピードは徐々に上がっていくので心配いりません。

    試験二週間前

     そろそろ過去問をやりたいと思いながらも、試験範囲の対策を一通り終わらせることに手一杯だったため、過去問題集には手を付けられずにいました。

     本来ならば、最低でも二週間前には過去問に着手する必要があると思います。この時期に過去問を消化しつつ、苦手分野をまとめ解きすることが理想的だったのですが…。

    第2問・第4問対策

     問題集を3回ほど解き、それでも間違えた問題は4回、5回と解きました。

     第2問・第4問に関しては予想がつかない設問であり配点も高くはないので、メリハリをつけて対策する必要があると感じ、小口現金出納帳などの帳簿全般の勉強には時間を掛けませんでした。

     特に日計仕訳表・商品有高帳は前回、前々回と出題されたので、今回出題される可能性は低いだろうと考えていました。

     それでも念のため、基本的な解き方は理解しておくよう努めました。帳簿に関しては、コピーした答案用紙に書き込む作業を数回こなせば解答のコツがつかめると思います。

     勘定記入は問題集にあるものと、過去問題集の第一部に収録されている問題を繰り返し解きました。いくつか問題を解いた結果、勘定記入は難易度に当たり外れがありそうなので、満点を目指すより部分点をもらえればいい、という姿勢で取り組むことにしました。

    試験一週間前

     ひたすら過去問に取り組んでいました。

     『合格するための過去問題集』に収録されている分をできる限りやろう、と毎朝4時に起きて時間を計って解いていました(朝早いように思われるかもしれませんが、完全な朝型人間なので就寝時間は夜9時とか10時とかです)。

     知識定着のため、最低でも収録分12回分すべてを解く…できれば過去問は各回二回は解きたいと考えていましたが、試験日までに解けたのは7回分だけでした(しかも一回ずつ)。


     過去問を解いていて感じたのは、間違えた問題や解答に悩んだ問題をしっかり見直すことが重要性です。

     解答する力が付いてくると、ミスの見直しもそこそこに新しい問題にどんどん取り組んでいきたくなりますが、一歩立ち止まり、間違えた問題の見直しに時間を掛けることを忘れないよう心掛けていました。

     具体的には、朝に解いた問題の中で間違えたものの解説部分などを携帯電話で写真に撮り、通勤時間や昼休みなどに眺めて記憶を定着させる、という習慣を付けていました。

     自分で間違いノートなどを作成する余裕がなかったためこのような手法でしたが、移動中など隙間時間に携帯電話の写真フォルダを眺めることができるので、ノートを持ち歩くよりも自分にとっては都合が良かったです。

    試験日1日の流れ

    起床~移動

     前日は試験会場への持ち物を揃えて夜10時には就寝し、5時半に起床しました。

    試験会場の様子

     試験会場は自宅最寄りの試験会場ではなく、職場の近くを選びました。休日ダイヤではありますが慣れた交通機関を利用できたので迷うこともなく、安心感がありました。

     試験会場は公立高校でしたが生徒さんが案内役をしてくださっており、その様子が微笑ましく、おかげさまでとてもリラックスした気持ちになりました。

     教室内がやや蒸し暑かったり机が狭かったり、最適な環境とは言えませんでしたが、いざ試験が始まると解答に必死なので、集中力が削がれるようなことは特にありませんでした。

    試験開始までの過ごし方

     自分の席を確認してからトイレに行き、席に戻ってから試験開始までは携帯電話の写真フォルダを眺めていました。

    試験中の出来事

    第4問

     「1→2→4→5→3」と解こうと思っていましたが、全体を見ると第4問の穴埋めが易しそうだったのでウォーミングアップに最適だと思い第4問から解きました。この時点で「第3問は合計残高試算表か…。時間が掛かりそう」と心の準備はしていました。

    第1問

     解答に時間が掛からなかった第4問のおかげで、他の問題に時間を掛けることができたので助かりました。

     ただ、過去問を解いている中で感じたことですが、簿記3級の問題はよくできていて、各設問ごとに難易度のバランスを取っているはずだと想像できたため、他の問題は易しくないだろうと第1問から覚悟して取り組みました。

     第1問の問1に手形貸付金が出題されて「珍しいなぁ」と思うくらいの余裕はありましたが、第1問でのミスは絶対に避けたかったため念入りに見直ししつつ解きました。

    第2問

     第2問の勘定記入で立ち止まり、危うく時間を掛けそうになってしまいましたが、「部分点狙いでいいや」と割り切って、さっさと第5問に進みました。それでも6点取れたので、完璧を目指すよりも第3問や第5問に時間を掛けるほうが合理的だと思います。

    第5問

     第5問と第3問はひたすら集中して解きました。過去問を解いていた時の手順で解き、本番で特別なことはしていません。

     第5問で出題されたのは問題集や過去問で何度も見た論点だったので、ケアレスミスに気を付けて、丁寧にメモを作成しました。

     見直す時間はほとんどありませんでしたが、いくつも問題を解いていたおかげで落ち着いて転記する習慣は身に付いていたため、メモから答案用紙への転記ミスは無いだろうと思っていました。

    第3問

     第3問は合計残高試算表で書き込む量が多くボリュームがあるように感じましたが、一つ一つの仕訳は易しいものばかりでした。やはり簿記3級の問題は、非常にバランス良く作成されていると思います。

    試験終了

     読みにくい文字は無いかどうか、また、受験番号・氏名・生年月日の記載は問題ないかどうか確認し、試験終了となりました。

     解答をメモする余裕がなかったので自己採点はできていません。ただ、上出来とは言えないまでも大きなミスは無いはずと思いつつ、のんびり帰宅しました。

    試験を終えて

     試験の結果は約二週間後にメールで知りましたが、「おめでとうございます。合格です。」という言葉をいただいて、かなりホッとしました。

     切羽詰まった状況のまま勉強し続けたので必死でしたが、焦らず丁寧に問題を解くこと、間違えた問題をしっかり見直すことなど、要所では冷静な姿勢でいたことが良かったのかなと思います。

     また、簿記ナビさんのおかげで、独学で簿記の知識がまったく無かった自分でも様々な情報を得ることができ、本当に感謝しております。この場をお借りしまして、心より御礼申し上げます。

    管理人から鮎さんへ追加の質問

     数あるテキストの中から「みんなが欲しかったシリーズ」を選んだ理由はなんですか?
     簿記の知識ゼロだったので、初学者にとって分かりやすいものを、という点を最重視して選びました。

     その観点から、テキストと問題集が収録されている「スッキリわかるシリーズ」も一冊購入しており、テキスト部分を読んで問題部分を消化して…という手順でじっくり勉強できれば良かったのですが、とにかく時間がありませんでしたので、「みんなが欲しかったシリーズ」の問題集から始めました。

     問題集から始めたのは一日も早く本試験レベルの問題に取り組むべき、と思ったからです。そのような問題を厳選収載していると謳われている問題集だったので、こちらを選びました。

     同シリーズのテキストは問題集と連動しているということだったので、念のため購入しました。テキストには第5問の論点が分かりやすく解説されているので、そこは基本問題も併せてとても重宝しましたが、実は決算の部分以外はほとんど読んでいません。第5問以外の設問は、問題集の解説だけでもよくまとまっていると思います。

     時間に余裕があればテキストをしっかり読み込みたかったです。テキストは多色刷りですがごちゃごちゃしていて見づらい、何が重要部分か分からない、といったことは無く、優しい色合いでデザイン性に優れており、頭の整理に最適だと思います。

     カラーペンでテキストの線を引くだけで勉強した気になってしまうタイプの人にとっては、もともとカラフルで線を引く必要がないこちらのテキストが適当ではないでしょうか(私がそのタイプなので…)。

     ただ、テキストも問題集も良い意味で単純化、簡素化されているぶん、詳細な説明が省かれ、内容が薄いようにも感じます。そう感じつつも結果的に合格したので、「これはこういうものか」とザックリ把握できるように編集されていて、問題集で解答練習を繰り返していくうちに理屈が身に付いていくよう作成されているのだと思います。

    管理人コメント

     鮎さん、簿記3級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     まず、基本的な勉強方法の欄に書いていただいた「問題用紙・答案用紙を本試験と同じA4サイズに拡大コピーして使用した」という方法は、私自身、あまり意識したことはありませんでしたが、鮎さんのおっしゃるとおりだと思います。これから勉強される方はぜひ見習ってください。

     また、鮎さんは過去問対策と並行して仕訳対策にも力を入れられていますが、仕訳対策は第1問だけでなく(間接的に)第2問以降の対策にもなるため、費用対効果に優れています。なるべく早いタイミングで始めることをおすすめします。

     さらに、試験一週間前の欄に書いていただいた「間違えた問題や解答に悩んだ問題をしっかり見直すことが重要」というのもそのとおりだと思います。

     ドラゴン桜の英語講師のモデルとなった竹岡先生も「適当に問題を解いて、適当に丸付けしても力はつかない。1問1問じっくり考えて解くことで力がつく」とおっしゃっていました。ぜひ参考にしてください。

     最後に、受験地に関してですが、日商簿記検定は好きな商工会議所で受験できるため、鮎さんのように職場の近くの商工会議所で受験するのもアリですし、家から近い商工会議所、合格発表日の早い商工会議所を選んで受験することも可能です。

    鮎さんが使われた教材や電卓のまとめ