投稿者: 田口泰久@簿記検定ナビ

  • 第152回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.164

    「解説を丁寧に読み込むこと」と「凡ミスを極力減らすこと」が重要です!

    • 投稿者:みかづきさん
    • 勉強形態:通信
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約1年

    はじめに

     現在、仕事をしていなくて学習専念中ですが、事務の仕事などの転職に生かせるように、簿記の勉強を始めました。簿記は未経験からのスタートでした。勉強方法は、通信教育(キャリアカレッジジャパン)を選び、2018年3月から3級の勉強を開始しました。

    使用した教材と電卓

    • キャリアカレッジジャパンのテキスト(3級&2級)
    • キャリアカレッジジャパンの問題集(3級&2級)
    • キャリアカレッジジャパンの添削問題(3級4回分・2級4回分)
    • スッキリとける日商簿記2級 過去+予想問題集(TAC)
    • 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集(TAC)
    • 第150回をあてるTAC直前予想 日商簿記2級(TAC)
    • 仕訳問題(簿記検定ナビ)
    • 予想問題(簿記検定ナビ)※第150回~第152回までの3回分
    • 電卓 JF-S200(CASIO)

     基本テキストは、キャリアカレッジジャパン(3級・2級セット)のものを使用しました。ちなみに、3級は3か月ほどの勉強で、第149回試験で一発合格することができました。

    キャリアカレッジジャパンのテキスト(80点

     元々映像講義とセットで勉強するように作られているためか、自習するには少し分かりにくいときがあったので、マイナス20点にしました。

     内容については、1級の範囲にまで踏み込んでいる部分がいくつかあり、上位級を目指す人には勉強になると思います。解答用紙が別冊でついているので、問題を解くときに役立ちました。入院中にこのテキストを商業簿記は4周、工業簿記は3周しました。

    キャリアカレッジジャパンの問題集(80点

     総復習のために基本テキストを全て2周してから勉強しました。

     テキストの練習問題のような感じで、各単元に対応する問題量はページ数のわりにそれほど多くないように感じました。病院で自習するにはちょうどよい量でしたが、実際にはもう少し多めでも良かったかなと思います。

     それから、解答解説が問題のすぐ後に書かれているので、別冊になっているとさらに良かったと思います。解説を読んでも分からなかったところは、質問でカバーできたので問題ありませんでした。

     なお、こちらもテキストと同様に解答用紙が別冊でついています。

    キャリアカレッジジャパンの添削問題(80点

     入院中に2級の添削問題を解きました。テキストや問題集では触れていなかった内容もいくつかあり、解き方が分からなかったのでその頃は難しく感じました。

     添削後は解説と一緒に答案が送られてきます。こちらも分からないところは質問で解決しました。

    スッキリとける日商簿記2級 過去+予想問題集(90点

     過去問は最初やり始めたときは解説が少なめで、もう少し丁寧に書かれていれば良いのにと思いましたが、1年近く勉強した結果、問題を解き慣れてきた頃には知識が身についてきたのか、この解説の量で解けるようになっていました。解説は無駄がないため、最初は物足りなく感じるかもしれません。

     予想問題は少しボリュームが多いものもあり、最初は2時間で解けないこともありました。巻末についていた日商提供のサンプル問題は、税効果会計など問題も豊富で新論点の対策にもなりとても役立ちました。

    日商簿記2級 網羅型完全予想問題集(90点

     この問題集は全体的に難しめで、それぞれの論点が網羅的に全て載っているため、自分の苦手な論点を見つけたりいろいろなパターンの問題に触れたりするには良いと思います。

     私はテキストで基本を学んだ後にすぐやりましたが、応用力が身についていないためにボロボロでした。この問題集を繰り返しやることでだいぶ力がついたので試験対策に役立ちましたが、各回によって難易度に少し偏りがある気もしたのでマイナス10点です。

    第151回をあてるTAC直前予想 日商簿記2級(90点

     ネット上で、この「あてる」をやっておけば安心というのをよく聞くので購入しました。実際の試験よりも難しめに作られているという話ですが、確かにこれをやっておいたおかげで実際の試験でも得点できた問題がありました。

     第150回・第151回試験は市販の問題集には載っていない問題が多かったので、結果的には合格に結びつきませんでしたが、この問題集のおかげで応用力はだいぶ身についたように思います。

    仕訳問題(簿記検定ナビ)(100点

     特に第150回試験対策でお世話になりました。全ての仕訳問題を時間を決めて毎日取り組みました。基本の仕訳問題でできなかった問題を振り返ることで、それまで気がつかなかった自分の弱点や苦手な論点などの対策になりました。

    予想問題(簿記検定ナビ)(100点

     この予想問題は毎回楽しみにしていて、いつも試験前に一通り他の問題集の復習が落ち着いてから一度、本番を意識して解いていました。70点ぎりぎりとれないときもありましたが、サイトに掲載されている解説がとても丁寧に書かれているため、理解しやすく勉強になりました。いつも2~3周していました。

    電卓 CASIOのJF-S200(100点

     1級の勉強をする前に、クレアールの講師の方が「1級では、工業簿記で√キーを使うところがある」とおっしゃっていたので、√付きの電卓に買い換え、この電卓を2級受験時にも使用しました。

     その前に使っていた電卓もCASIOだったため、使いやすいように数字の並びなどが同じものにしました。キーを打つときの音も前の電卓よりも静かで使いやすく、比較的安価なのでおすすめできます。

    1回目の受験(2018年7月~11月)

     3級合格後、しばらくして7月から入院することになり、病院で2級の学習をスタートしました。教材を病院に持ち込んで、体調の良いときはひたすらテキストを読み込んで、1日2~10時間ほど勉強しました。

     入院中の学習では、分かっても分からなくてもまずは一通り最後まで進めることに重点をおいて、繰り返しテキストを読んで、仕訳を覚える練習をしました。

     3級と違ってすぐには頭に入らず、仕訳のパターンに慣れるのに苦労しました。特に税効果会計や連結会計はなぜそうなるのか分からず、なかなか知識が定着しませんでした。

     映像講義は、退院してからまとめて見ましたが、教材を予習のような形で先に勉強していたので、後から復習のような形で講義を見ることができて頭に入りやすかったです。また、郵送による質問制度もあったため、フル活用して理解を深めていきました。

     その後、退院前に過去問題集を、10月の退院後の落ち着いた頃に予想問題集を買いました。退院後は自宅で勉強することが多く、簿記ナビさんのサイトを見つけて、仕訳問題や予想問題など活用させていただきました。

     過去問は慣れるまでなかなか点数がとれなかったのですが、繰り返し解くうちに7割以上とれるようになってきました。網羅型は難しく、1回目は30~50点ほどで、解説を読んでもなかなか理解できない部分が多かったのですが、徐々に50~70点台ぐらい取れるようになりました。

     網羅型で思うような点がとれなかったため、前日もあまり寝られず、当日も不安が残りました。第150回試験は初見の問題が多く、また緊張しすぎてしまい、他の受験者の電卓をたたく音が気になって集中できず、それぞれの問題に時間がかかってしまって68点不合格でした。

    2回目の受験(2018年12月~2019年2月)

     12月は日商PC検定など、他の資格取得に向けて勉強していたため、実質1~2月の2か月間の勉強でした。新たに問題集(TACのあてる)を追加しましたが、やはり最初は難しかったです。

     とにかく問題をたくさん解くことを中心に勉強していたので、解説の読み込みより演習量を優先してしまい、あまり理解できていないまま解いていた気がします。本来は2時間で解く問題を1時間半で解くと決め、解き終わらなくてもそこでやめて答え合わせしていました。

     第151回は比較的易しい第2問(株主資本等変動計算書)や第5問(等級別総合原価計算)で凡ミスをして大幅に失点してしまい、60点不合格でした。

    3回目の受験(2019年3月~6月)

     3月に入り、簿記2級と並行して簿記1級の勉強も始めました。まだ2級も受かっていないのに…とも思いましたが、少しでも2級の理解の助けになれば、というのと、2級が受かったら1級も、と以前から思っていたからです。

     1級も通信教育で、こちらはクレアール(WEB通信)を選びました。3~4月は1級の勉強を中心に、映像講義を見ながらテキストを進めました。

     5月に入ってから2級に戻りましたが、今回は演習量よりも解説の読み込みに時間をかけ、完全に理解できるまで次に進まないようにしました。また、時間があるためについダラダラ勉強してしまいがちだったので、時間を決めて集中して勉強するようにしました。

    試験日1日の流れ

     試験前日は、疲れを残さないようにすることを優先し、あまり長時間勉強しませんでした。今回は不思議と落ち着いた気持ちで過ごすことができ、前回や前々回のときよりもよく眠れました。

     試験当日の朝はいつも通り6時くらいに起きました。朝食もいつもと同じトーストとコーヒーと目玉焼きでした。2級の試験は午後からなので、午前中に過去+予想問題集の予想問題を1回分解きました。

     試験会場は車で1時間ほどの場所で、母に車で送ってもらいました。1時間前には着く予定で出かけたので、12時には会場に着きましたが、まだ誰も来ていませんでした。

     会場には、キャリアカレッジジャパンの基本テキストを2冊(商業簿記・工業簿記)持っていき、始めから全体を流し読みしていました。読んでいるうちに時間が経ち、だんだん他の受験生も来始めたので、待っている時間を長いとは思いませんでした。

     13時30分になり、試験官から簡単な説明と答案用紙に名前等を書くよう指示されました。

    13時40分 試験開始!

     今回は「1→4→5→2→3」の順で解くことにしました。今回の第1問・仕訳問題は前回・前々回と比べて解きやすく、落ち着いて解き始めることができました。

     ただ、問2で前払利息勘定がなかったため焦り、見直しのときも変に前払利息にこだわってしまい(間違っても良いから何か書いておいた方が良いと思えず)、支払利息ではなくそこだけ空欄のまま提出してしまいました。

     第4問はすんなり終えて、第5問へ。第5問はなぜか途中で頭が回らなくなり、解いているうちに変な勘違いをしてしまったように感じ、見直しの時間でもう一度後でその問題をやると、やっぱり違っていました。

     第2問は今まで見たことのない感じに見えましたが、落ち着いて問題を読むと普通に解ける問題でした。

     第3問は税効果会計が入っていましたが、仕訳自体は何とかできました。でも、実際に計算してみると合計が何回やっても合わず時間がかかってしまったので、できるところまでやって見直しにかかりました。

     今回は前回・前々回よりも落ち着いて解くことができ、周りを気にせずマイペースに取り組めたのが良かったです。解答速報を見るまでは緊張しましたが、無事合格点に達していて、結果的には73点合格できました。

    まとめ

     今回、5~6月にかけて集中して2級の復習をする中で「解説を丁寧に読み込むこと」と「凡ミスを極力減らすこと」の大切さを感じました。

     今回の152回試験も結局は凡ミスがいくつもありましたが、限られた時間の中で(後でやり直しをしなくて済むよう)いかに丁寧に問題を解くかというのが大事だと思いました。

     それから、私は体調に波があるので、眠気があるときは無理せず休むようにして、その分、勉強できる時間に集中するよう心がけました。

     簿記ナビさんの仕訳問題は仕訳力アップにとても役立ち、予想問題も毎回必ず解いていたおかげで、いろんな問題にあたって応用力をつけるのに役立ちました。ありがとうございました。

    管理人からみかづきさんへ追加の質問

     2級の勉強を始めるにあたって、キャリアカレッジジャパンの通信講座を選んだ理由を教えてください。また、他の方にもおすすめできますか?
     ちょうど勉強を始めようと思っていたときに、キャリアカレッジジャパンのカタログの中で簿記の通信講座があるんだというのを知ったのがきっかけでした。

     それまでは、通信講座を受けたことがなく、簿記というものの存在も知らなかったのですが、3級・2級がセットになっていて効率的に勉強できそうということと、近くに予備校などがないため家にいながら映像講義などで授業が受けられるというのと、何度でも質問無料という制度があったのでこの通信講座に決めました。

     また、不合格なら「全額返金」サービスや、合格したら「2講座目無料」サービスなどもあり、始めやすそうだというのもありました。

     他の会社の通信講座を調べずにすぐに決めたので、後になってから簿記ナビさんの合格体験記を読んで、他にもいろいろな通信講座や予備校があるんだという事を知りました。

     教科書は映像講義を担当する講師の方が作っているようで、映像講義に対応するように作られているため、病院での自習などでは少し頭に入りづらい部分もありましたが、映像講義とセットで聴きながら勉強すると分かりやすいと思いました。

     映像講義の単元が細切れになっているので集中して聴くことができ、また講師の方が身近な例や雑談なども交えて教えてくださったので分かりやすかったです。

     質問は、郵送・Fax・メールで受け付けていて、病院では携帯電話が使用禁止だったため、自習中に分からなかったところをまとめておいてあとで郵送で質問しました。返送も早く、講師の方からの励ましの言葉なども添えられていて、やる気につながりました。

     他の通信講座や予備校のことは分からないため比較はできませんが、対応も親切で丁寧に指導していただいたのでおすすめできます。

     1級の勉強を始めるにあたって、クレアールの通信講座を選んだ理由を教えてください。また、他の方にもおすすめできますか?
     費用が比較的安かったのと、担任制になっていて勉強中困ったらすぐに担任の方に相談できるというのと、毎日電話で無料で質問できる(郵送・メール・Faxもあります。)サービスがあったのでクレアールにしました。

     始めてから半年ほど経ったものの、1級は範囲がとても広く、2級や他の資格の勉強もしていたために、実際には1級の勉強はあまり進んでいません。今のところはまだ何とも言えませんが、映像講義を見ながら勉強していて分からなかったことを時々電話で質問したりしています。

     曜日・時間などは決まっていますが、講義担当の講師の方に電話で直接質問ができるのはとても良いと思います。

     授業だけの一方向でなく直接講師の方とやり取りできるので、スムーズに理解できます。試験前には直前答練や公開模試もあり、自分の実力をはかることもできます。キャリアカレッジジャパンと同様におすすめできます。

     みかづきさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点というのはあまりなく、まんべんなく勉強しているうちにだんだんできるようになっていった感じです。商業簿記は有価証券や固定資産など、工業簿記は標準原価計算や総合原価計算などです。

     苦手な論点は商業簿記の連結会計、工業簿記の直接原価計算でした。連結会計は仕訳の意味が分からず、記憶する量も多かったため、最初は全く理解できませんでした。そのため、まずは仕訳自体を覚えることから始めました。

     自習だけでは分からなかったのが、映像講義を見て徐々に分かるようになり、仕訳を覚えてからはパターンで対応できるというのが分かり、問題集の問題での得点率も上がってきました。

     直接原価計算は、いろいろな問題にあたることで解き方を身につけていきました。特に直接原価計算から全部原価計算に変換する問題は苦手意識があり、分からなかったので最初は放置して他の問題で得点できるようにと思っていました。

     最終的には、まんべんなくとれるように苦手な部分にも向き合って、とにかく解説を読み込み、1つ1つ理解しながら解き方自体を覚えこむつもりで、何度も復習しました。

     みかづきさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     簿記ナビさんの合格体験記を読んだり、合格後に実際に仕事に生かしていることなどをイメージしたりしていました。合格体験記には自分の知らない勉強法が載っていたり、独学で頑張っている人たちもたくさんいることが分かり、また、試験当日の様子なども参考になりました。

     勉強をしたくないときや体調が思わしくないときは思い切って休んで、調子のよいときや集中できるときにまとめて勉強するようにしていました。

     2019年3月から1級の勉強を始められていますが、3月以降、2級の内容が易しく感じられるようになりましたか?
     クレアールの商業簿記の1冊目のテキストは、初めの方は2級の復習を兼ねた内容が多めだったため、1級とはいえ新しい論点にはその頃はまだあまり触れることができませんでした。

     1級は1級で新しい内容を学習していくので、2級と絡めて勉強するという感じではなかったように思います。

     しばらく1級やその他の資格の勉強だけをしていて、後で2級の復習に戻ったときに、1級はまだ初めの方ではありますが、1級の難しさや複雑さに比べると、2級の方がだいぶ内容も分かりやすかったように感じました。

    管理人コメント

     みかづきさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     最後のまとめのところで「解説を丁寧に読み込むこと」と「凡ミスを極力減らすこと」の重要性を指摘していただきましたが、私も同感です。

     なんとなく時間を計って問題を解いて、なんとなく採点して、なんとなく復習してもなかなか力は付きません。毎回、目的意識を持って問題に取り組み、間違えたところ・分からなかったところを放置せずにその都度、きちんと復習して解法をマスターすることが重要です。

     文字にすると当たり前のことですが、(受験生時代の私も含めて)意外と出来ていない方が多いです。たくさん問題を解いているのになかなか点数が伸びない、という方はぜひみかづきさんを見習って、ご自身の勉強スタイルを見直してください。

    みかづきさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第152回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.163

    Studyplusで勉強時間を管理・可視化すると、計画が立てやすくなります!

    • 投稿者:mustさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約1年

    はじめに

     簿記2級が大学卒業後の就職に必要不可欠な資格であることを知り、半ば強制的に勉強をはじめました。

     経済・商業系の学部生でありながら、会計系の講義を避けてきたので簿記の知識は皆無でした。そのため、簿記3級の勉強から始めました。

     会計の知識が皆無の状態から独学で2級合格レベルまでたどり着くことができたので、その過程について一度整理してみたいと思います。また、同じような学生に対して参考になれば幸いです。

    受験履歴

    • 第150回日商簿記検定2級:不合格(68点)
    • 第151回日商簿記検定2級:不合格(68点)
    • 第152回日商簿記検定2級:合格(84点)

     2018年11月に行われた第150回試験は、圧倒的な勉強不足でした。この時点では、テキストと問題集を1周済ませた程度だったと思います。

     2019年2月に行われた第151回試験では、例の第3問(連結精算表)に1時間も使ってしまいました。時間配分に気をつけていれば合格水準に達していたと、後悔の念が拭いきれません。

    使用したテキスト

    • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商3級 商業簿記
    • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 商業簿記
    • みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 工業簿記
    • みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 商業簿記
    • みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 工業簿記
    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級
    • 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集
    • 簿記検定ナビ 仕訳問題
    • 簿記検定ナビ 簿記ナビ模試

     簿記3級のテキストは付属の基本問題を1周といて終わりにしました。3級を受ける予定はなかったので、理解すればいいものであると思っていました。

     しかし、後々勘定記入や残高試算表の理解に苦しむことになるので、余力があるならば3級の問題集まで普通にやったほうがいいと思います。私は結局戻りました。


     今回の勉強でメインにしたのは、簿記の教科書シリーズです。何周したかは特に数えていませんが、理解できるまで何度も読み込みました。

     その後、問題集の答えを覚えてしまった頃に過去問題集に進みました。こちらは3周みっちりと100点が完璧に出せるようにしていました。

     また、本来は手をつける予定はなかったのですが、やる問題がなくなってしまったのと、151回のように見たことのない問題に対しての耐性をつけたかったので、網羅型完全予想問題集に進みました。こちらは1~2周。

     簿記検定ナビの問題集は直前模試のような位置付けで解きました。一方、簿記検定ナビの仕訳問題は3周はしたと思います。条件反射的に仕訳ができるまで何度もやりました。

    学習の進め方

    全体的な学習の進め方

    1. 簿記の教科書によるインプット
      • 簿記の教科書は講義→基本問題の順になっているので、その通りに解く。
    2. 簿記の問題集によるアウトプット
      • 1から解いていき、間違えたら教科書に戻る。基本問題を押さえたところで解き直す。
      • 簿記の問題集を2周終えたところで、問題集付属の模試を解く。間違えた論点を復習し、教科書→問題集の順に戻り確認する。これを2~3周。
    3. 合格するための過去問題集 日商簿記2級
      • 1日1問ペースで時間内に解く。間違えた論点を復習し、教科書→問題集の順に戻り確認する。この辺りから、なぜ間違えたのかについて自分で説明できるようになっていたので、教科書に戻るときはよっぽど定着していない論点に限っていました。これを2周。
    4. 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集
      • 上記の過去問題集の2周目と並行して、網羅型予想問題集の新しい問題に取り組む。間違えた論点を復習し、教科書→過去問の順に戻り確認する。これを1~2周。

     基本問題→問題集→分からなかったらすぐに教科書に戻るという正攻法で進めました。また、いくらテキストを読み込んだところでアウトプットしないと理解できたことにはならないので、理解とアウトプットを意識して常に取り組みました。

    1日の流れ

    1. 簿記検定ナビの仕訳問題類題
      • 5回分を1回ごとに確認しつつ解く。分からないところは教科書に戻って復習。
    2. 過去に解いたことがある問題を再び解く
      • 一度手をつけたことのある問題を中心に解く。分からないところは教科書に戻って復習。
    3. 過去に一度も解いたことがない問題を解く
      • 肩慣らしが終わった後に新しい問題にチャレンジ。分からないところは教科書に戻って復習。

     上記の1→2→3の流れで日々勉強していました。

     また、勉強に取り組んだ方ならお分かり頂けるかと思いますが、仕訳は英語で言う単語のようなもので、仕訳ができないと話しにならないので、簿記検定ナビの仕訳問題を条件反射的に解答できるまで徹底的に反復練習しました。

     間違いノートはStudyplusというアプリの勉強時間記録を用いて、間違えた箇所とその説明を日記感覚で毎日記録するようにしていました。

    Studyplusのキャプチャ1
    Studyplusのキャプチャ1

    Studyplusのキャプチャ2
    Studyplusのキャプチャ2

    Studyplusのキャプチャ3
    Studyplusのキャプチャ3

    Studyplusのキャプチャ4
    Studyplusのキャプチャ4

    試験日1日の流れ

    8時00分 起床

     いつも通り朝ごはんを食べる。

    9時00分 試験会場着

     試験会場は以前にも行ったことのある学校。到着後に以下の3つの作業を行ったあと、アルフォートを食べてリラックスする。

    • 仕訳の確認(連結修正仕訳も含む)。
    • 個別原価計算における材料の途中投入について仕損の処理も含め確認。
    • 全部原価計算と直接原価計算の同時処理について確認。

    13時00分 試験教室入り

     教室に入ってからは今までやってきたことや、前回の試験で失敗した時間配分について頭の中でシュミレーション。ペンと受験票の位置を決めたあとは特に何もしませんでした。

    13時40分 試験開始

     試験問題をざっと確認して、これなら全部解けると確信しました。個人的には、第2問が銀行勘定調整表だったのが嬉しかったです。解く順番は「1-4-5-2-3(3-2)」と決めていたので、その順番通りに解いていくことにしました。

    第1問:所要時間15分

     仕訳問題。特に焦ることもなく終了。かなり丁寧にやったので大丈夫だと確信。

    第4問:所要時間5分

     2回連続で部門別原価計算が出ることもあるんだ…と思いながら、前日に第151回試験の復習していてよかったなと思いながら解く。思った以上に簡単だったのでサクッと次へ。

    第5問:所要時間20分

     標準原価計算は嫌になるほど問題を解いてきたので自信ががあったが、今回の問題は今までに見たことのない形式であったため、まずはしっかりと問題文を読む。さらに、手を動かして図表化して情報を整理。

     練習問題や過去問では見かけたことがない「実際操業度>基準操業度」となる珍しい問題だったが、解答手続きを確認してこれしかないと確信できたので、自信を持って解答。

    第2問:所要時間20分

     パズル問題が来た!と思って気を楽にして解こうと思ったが、途中で計算が合わないことが発覚。少し時間を取られてしまった。

    第3問:所要時間23分

     ついに税効果会計が来たか…と思いつつ、いつもの手順で1つ1つ仕訳をして慎重に解き進めた。

     ひととおり解き終えた時点で残り37分。まずは「実際操業度>基準操業度」が不安だった第5問の解き直しから。

     その後に第4問を経由して、配点が大きくミスができない第1問へ。さらに、第2問について企業残高基準か銀行残高基準かを慎重に確認したあと、最後に第3問の各仕訳を確認した。

     試験終了の合図を聞いたとき、今の自分にやれることは全部やりきれたと思えた。

    試験後

    • 自己採点(合計:76点~84点)
      • 第1問:20点
      • 第2問:16点~18点
      • 第3問:10点~12点
      • 第4問:16点
      • 第5問:14点~20点

     なぜこんなに点数がブレているかというと、最大限誤字したかもしれないと思う箇所やもしかしたら記入ミスしていたかもしれないともう箇所を考慮して最高点と最低点を算出したからです。

    • 実際の点数(合計:84点
      • 第1問:20点
      • 第2問:16点
      • 第3問:12点
      • 第4問:16点
      • 第5問:20点

     自己採点通りであった。

    最後に

     友人の中には、簿記2級を1ヶ月でとったという人もいれば4ヶ月でとったという人もいました。

     自分のように1年もかけて勉強する資格ではないんだよなと思いつつ問題を解くのが苦痛な時期もありましたが、「過去2回試験で徹底的に準備をできたか?やり残したことはないのか?」と自分に問いかけることによって、気持ちを奮い立たせて乗り切りました。

     合格後に振り返って感じるのは…正直、過去2回の試験は準備不足だったと言えます。いくら難易度が高いとはいえ、手も足も出ないような問題であったかと言われればそうではないからです。

     3回目の挑戦にあたり、言い訳せずに徹底的に問題を解こうと決意した執念が合格に繋がったと思います。

    余談

     簿記2級合格後、実際の財務諸表や入門書を読んだときの感動は素晴らしかったです。

     仕訳が説明されてなくても意味が分かったり、今までぼんやりしていた財務諸表の動きや繋がりが理解できるようになりました。

    管理人からmustさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数を付けると100点満点で何点になりますか?簡単な感想もお聞かせください。
     85点です。図解が多く、直感的に理解できる構成となっている点、カラー印刷でどこが大事なのかがわかりやすい点、 財務諸表が作成される順序に沿って理解できるように構成されている点については本当に助かりました。

     内容については、基本的な論点について抑えられているものの、実際の試験のレベルと乖離しているように思えました。また、あまり出題頻度が多くない論点については巻末の方でまとめて記載されているのですが、実際にはその部分からの出題が多かったような気がします。

     この教科書シリーズは効率よく最低合格ラインを目指したい人にお勧めできるものだと思います。詳しく理解して進めたい方は(より教科書チックな)合格テキストシリーズを購入したほうが良いと思います。

     今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめできますか?
     「CASIO MW-12A」です。値段相応の電卓だと思います。

     勉強開始当初は、そこまで本格的に簿記にのめり込む必要はないと考えていたため、12桁・画面が大きい・(手が大きくないため)手の収まりが良くタッチしやすそうなものと言う基準で選びました。

     「最低限の機能だけ欲しい」と言う方は値段も安いのでこれで十分だと思います。

     ちなみに、日数計算機能は付いていませんが、仮に付いていたとしても結局は手で数えたり文字に起こして確認する作業が必要だと思うので、そこまで気になりませんでした。

     得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    得意論点:固定資産の減価償却・有価証券の売買・直接原価計算(CVP分析)・標準原価計算
    苦手論点:連結財務諸表・本支店会計

     固定資産の減価償却、有価証券の売買については、頻出論点すぎて得意にならざるを得なかったと言う感じです。簿記検定ナビの仕訳問題でも毎回出てきますし、端数利息の計上と日数計算についてはどの問題集どの問題でも出てきますから、間違えすぎて間違えることがなくなりました。

     苦手論点についても、上記のように何回も間違えて何回も解き直すことが正攻法だと思いますが、その一助として、パブロフ簿記さんの連結会計問題と本支店会計問題を参考にしました。

     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     私は就職先で必要だったのでモチベーションも何も「やるしか道がなかった」が答えで参考になるかは不明ですが、必ず図書館で勉強するようにしていました。

     周りを見渡すと、自分以外にもこんなにも勉強している人がいて、自分よりも難しい問題や資格にチャレンジしている人がたくさんいる環境が心地よく、もっと頑張らないとなと思えたからです。

     独学で集中できない、と言う方は本気で勉強されている方が多くいらっしゃる環境に身を置くのがいいと思います。みなさんとても勉強しています。

     あとはベタですが、受験票を壁紙にしたり受験番号を模試をするたびに書くなど、常に本番を意識するようにしていました。

     Studyplusを利用されていますが、良かったところとイマイチだったところがあれば教えてください。他の方にもおすすめできますか?
    良かった点
    1.勉強時間が可視化される
    2.目標が設定できる
    3.勉強時間の記録とともにメモが掲載できる
    4.週間レポートがメールで送られてくる
    5.参考書ごとの勉強時間がグラフ化される

    イマイチだった点
    1.メインサービスがアプリであり、webの使い心地はあまり良くない点
    2.大学受験までの高校生がメインのターゲットとなっており、他の資格受験者が多くいる環境でなかったと思われる点

     良かった点だけでも使う価値があると思うので、他の方にはぜひ使っていただければと思います。自分の勉強時間を記録してみて、数字として把握することで目標や計画が立てやすくなるのかなと思います。

    管理人コメント

     mustさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     私もスマホアプリの「study plus」を使っていますが、自分の勉強記録にいいねがもらえたり、他の受験生の勉強記録を見るとモチベーションが上がります。

     良い意味で他人の目を意識しながら勉強できますし、mustさんがおっしゃっているように勉強時間・内容をを可視化するメリットも大きいので、独学受験生に特におすすめします(※無料で使えます)。

     また、mustさんは大学の図書館で勉強されたとのことですが、真剣に勉強している人たちの空間にいると自然にモチベーションが上がるので、学生さんはぜひ学校の図書館(図書室)を有効活用してください。

     社会人の方は有料の自習スペースや、TACや大原などの通学講座などを有効活用しましょう。

    mustさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第152回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.162

    仕訳は簿記の基礎中の基礎。仕訳と工業簿記を完璧にすれば何とかなります!

    • 投稿者:ポンタさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約10か月

    はじめに(受験の動機等)

     私は30代の会社員です。2018年4月にこれまでの部署とは全く業務内容が異なる現在の部署に異動しました。業務には経理の内容も関わっており、また周囲は全員簿記2級取得者だったため、受験を決意しました。

     5歳と1歳の子供がおり、限られた時間での勉強だったため、合格までに10カ月掛かりましたが、ようやく簿記2級に合格することができました。働きながら簿記2級合格を目指している方の少しでも参考になればと思い合格体験記を投稿しました。

    簿記2級取得前

     簿記3級は大学在学中に取得しましたが、取得から10年以上が経過しているため簿記の記憶はほとんどなく、初学者とほぼ変わりない状態からのスタートでした。

    使用したテキスト

    • パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集(翔泳社):A
    • スッキリわかる 日商簿記2級 テキスト&問題集 商業簿記(TAC):S
    • スッキリわかる 日商簿記2級 テキスト&問題集 工業簿記(TAC):S
    • みんながほしかった簿記の問題集 商業簿記2級(TAC):A
    • みんながほしかった簿記の問題集 工業簿記2級(TAC):A
    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級(TAC):B
    • 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集(TAC):B
    • 簿記検定ナビ 仕訳問題対策&簿記ナビ模試
    • 電卓:Canon LS-121TS

     ※S・A・Bの評価は私の感想です。

     パブロフ流・スッキリシリーズはどちらも分かりやすくて、初学者にはおすすめです。過去問や網羅型は、もう少し解説が分かりやすいと良かったです。

     結果的に色々なテキストに手を付けてしまいましたが、もっと数を絞って、何度も繰り返し解いて完璧にしたほうが良かった気がします。

    学習の進め方

    第150回(2018年11月)

    • 勉強方法(基本の勉強時間:通勤電車30分、昼食後30分、帰りの電車30分)
      1. パブロフのテキストで簿記3級の復習。
      2. スッキリ商業簿記2級のテキスト+付属問題を2周。
      3. スッキリ工業簿記2級のテキスト+付属問題を2周。
      4. 過去問題集を1周。
    • 試験結果:合計68点(不合格
      • 第1問:12点
      • 第2問:16点
      • 第3問:12点
      • 第4問:8点
      • 第5問:20点

     電車中心での勉強だったため、問題演習が圧倒的に不足していました。また、まとまった勉強時間が取れなかったため、実際の試験形式に慣れないまま試験日を迎えてしまいました。

     試験結果は第1問と第4問のケアレスミスが響いて惜しくも不合格になってしまいましたが、次への手ごたえを感じました。

    第151回(2019年2月)

    • 勉強方法(基本の勉強時間:通勤電車30分、昼食後30分、帰りの電車30分、試験3週間前は夜120分)
      1. みんなが欲しかった簿記の問題集 商業簿記を2周。
      2. みんなが欲しかった簿記の問題集 工業簿記を2周。
      3. 過去問題集を3周。
      4. 簿記ナビ模試。
    • 試験結果:合計68点(不合格
      • 第1問:8点
      • 第2問:14点
      • 第3問:10点
      • 第4問:16点
      • 第5問:20点

     不足していた問題演習を強化するために、みんなが欲しかった簿記の問題集を追加。さらに、試験慣れするために、簿記検定ナビで配布されていた簿記ナビ模試を直前に解きました。

     試験は難問の第3問(連結精算表)に時間を掛けすぎてしまって、他の問題の見直しができませんでした。第1問・第2問でもケアレスミスを連発してしまい、またもや68点で不合格。過去問で9割以上得点できていたため、大きなショックを受けました。

     2回も落ちるなんて簿記の才能がないと諦めかけましたが、第151回は難易度が高すぎたんだと割り切って、再度、受験することを決意しました(掲示板やブログのコメントに勇気付けられました)。

    第152回(2019年6月)

    • 勉強方法(基本の勉強時間:通勤電車30分、昼食後30分、帰りの電車30分、試験3週間前は夜120分)
      1. みんなが欲しかった簿記の問題集 商業簿記を1周。
      2. みんなが欲しかった簿記の問題集 工業簿記を3周。
      3. 簿記検定ナビの仕訳対策を3周。
      4. 網羅型予想問題を3周。
      5. 簿記ナビ模試。

     今回は150回・151回の不合格の原因をきちんと分析してから勉強を始めました。

     過去問だけでは太刀打ちできないと思い、予想問題を追加。また、仕訳に弱点があったため、簿記検定ナビの仕訳対策を何度も解きました。

     さらに、得点源である工業簿記は絶対落とさないよう、工業簿記の問題を数多く解きました。なお、苦手箇所はまとめノートを作成して対策しました。

    まとめノート1
    まとめノート1

    まとめノート2
    まとめノート2

    試験日1日の流れ

    8時00分 起床

     朝食をとって、ゆっくりコーヒーを飲む。いつもと変わらない朝を迎えました。

    9時00分 復習

     まとめノートを読み返す。簿記検定ナビで予想されている論点の問題の解き方を復習。

    11時00分 休憩

     子供と遊ぶ。直前で詰め込むよりはリフレッシュしたかったので。

    12時30分 出発

     おにぎりを食べながら車で会場に向かう。

    13時00分 会場到着

     試験開始まではまとめノートのみ持参をして、一通り読み返すのみ。また脳の活性化の為にチョコレートを食べる。3回目なので会場の雰囲気にもだいぶ慣れましたが、試験会場が大学だったからか、学生が多いように感じました。

    13時40分 試験開始

     全ての問題を眺めて、解答する順番を決めてから問題に取り掛かりました。

    • 第1問:比較的容易な仕訳問題ばかりでした。簿記検定ナビの仕訳対策が役に立ちました。
    • 第4問:典型的なパターンの部門別原価計算だったので、自信を持って解けました。
    • 第5問:与えられた情報が多すぎて戸惑いましたが、情報を整理すれば容易に解けました。しかし、情報整理に予想以上に時間が取られました。
    • 第2問:予想されていた銀行勘定調整表だったのでホッとしましたが、出題形式がこれまでと異なっていたので若干戸惑いました。第5問と同様に、予想以上に時間が取られました。
    • 第3問:若干複雑な仕訳もありましたが、部分点狙いで一つ一つの仕訳をしっかりとして、全て解答することができました。

    15時40分 試験終了

     第5問・第2問で予想以上に時間を取られてしまったこともあり、見直しできずに試験終了。

    試験結果

     自己採点をしたところ、仕訳でケアレスミスをしていたものの、合格ラインには届いていて一安心。結果は自己採点通りの88点でした。

    • 152回の試験結果:合計88点(合格
      • 第1問:12点
      • 第2問:16点
      • 第3問:20点
      • 第4問:20点
      • 第5問:20点

    試験を振り返って

     簿記2級の勉強を通して感じた反省点は以下のとおりです。

    • 短時間でも毎日簿記に触れる。
    • 参考書はシリーズを統一したほうが良い。
    • 仕訳と工業簿記を完璧にすれば何とかなる(特に仕訳は全ての問題の基礎!)。
    • 近年は過去問よりも予想問題の比重を上げたほうが良い。
    • 不合格の原因をしっかりと把握して、勉強方法を修正する。

    最後に

     簿記検定ナビさんには非常にお世話になりました。また家族にも迷惑を掛けましたが何とか合格できて本当に良かったです!

     これから受験される皆様、何回落ちてしまったとしても、いつかは簡単な回であったり、自分の得意な論点の回に当たると思いますので、諦めずに頑張ってください!

    管理人からポンタさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     価格が手頃で大きさもちょうど良く、持ち運びに便利なのでおすすめです!
     得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点は標準原価計算です。苦手な論点は連結会計です。克服するためにやったことは「その論点の問題を数多く解くこと」「よく間違えてしまう箇所はノートにまとめて何度も見返せるようにすること」の2点です。
     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     簿記受験者の掲示板や合格体験記を読んで、苦しみを分かち合うこと!独学でやっていたので、孤独感を感じないことが重要でした。

    管理人コメント

     ポンタさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     仕事・育児と並行して勉強するのはかなり大変だと思いますが、ポンタさんは通勤の電車内やお昼休みなどの細切れの時間を有効活用されています。

     同じような環境でまとまった時間を確保するのが難しい方は、ぜひこの細切れの時間を有効活用してください。1つ1つは短い時間であっても、コツコツ積み上げていくと結構な時間になるはずです。

     また、最後の「試験を振り返って」のところに書いていただいた不合格の原因をしっかりと把握して、勉強方法を修正することも非常に重要です。

     すでに足りているものに時間を掛けても効果が薄いので、何が足らなかったのかをじっくり考え、それに重点的に時間を掛けると効率よく勉強できます。ぜひ参考にしてください。

    ポンタさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第152回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.161

    勉強は「質」が大事!また、2級合格のカギを握っているのは工業簿記です!

    • 投稿者:みそづけさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:3回
    • 勉強期間:約10か月

    はじめに

     私は、現在私立の4年制大学の経営学部に通う大学3年生です。必修科目であった簿記の授業を通じて日商簿記検定を知り、大学1年生の2月に日商簿記検定3級を取得しました。

     3級取得後、もっと簿記について詳しくなりたい、就活の際に志望先の会社の有価証券報告書が読めるようになりたい、と思ったのがキッカケで2級の勉強を始めました。

     今回は、3級取得後から2級取得までについて投稿させていただきます。私は大学生で社会人の方より時間があるので、社会人の方には参考になるか分かりませんが、少しでもお力になれれば嬉しいです。

    使用した教材・電卓

    • スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記(TAC):90点
    • スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記(TAC):90点
    • スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集(TAC):60点
    • 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集(TAC):70点
    • 仕訳問題集(簿記検定ナビ)
    • 予想問題(簿記検定ナビ)

     スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記・工業簿記は、日商簿記の勉強を始めるにあたっての必須教材と言っても過言ではないほど、自分の中では分かりやすく作られていました。

     文字を読むだけで理解できるというのは、なかなか難しいことだと思うのですが、このテキストは簡単な言葉でかなり分かりやすく説明してくれる&問題も付属しているので、ただ覚えるだけでなく、覚えた知識を使って実際に問題を解くことができます。

     また、本試験レベルの問題を解いている最中に分からない部分が見つかった時にも、復習をするのに非常に役に立ちました。勉強をこれから始める方に大いにおすすめします。

     スッキリとける 日商簿記2級 過去問+予想問題集は、タイトルの通り、過去問と予想問題が掲載された教材なので内容的には申し分ないのですが、理解力が乏しい私にとっては解説が少し分かり辛かったです。

     普通に使う分にはかなり役立ちましたが、もう少し分かりやすい解説がついていると良いな、と思いました。ある程度、基礎が固まってきて実践的な問題を解きたいという方におすすめします。

     日商簿記2級 網羅完全予想問題集は、「網羅型」という名前の通り、全ての範囲を取り入れてるのでかなりボリュームがあります。完全に理解するまではかなりの時間を要するかと思いますが、完璧に仕上げればどんな問題が出題されても対応できるようになると思います。

     過去問レベルの実践問題を解けるレベルの方で、試験まで時間のある方にはおすすめしますが、逆にあまり時間がない方は、おそらく最後まで解ききる事は難しいと思うのでおすすめしません(私は1回目の受験はは最後まで終わらせきれず、不合格となってしまいました)。

     電卓はCanon HS-121Tを使用しました。大学に入学した時からこの電卓を使用しているので、練習も本番もこの電卓を使用しました。

    日商簿記検定 受験履歴

    • 2018年02月:第148回日商簿記検定3級【合格
    • 2018年11月:第150回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2019年02月:第151回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2019年06月:第152回日商簿記検定2級【合格

    学習の進め方

    第150回(2018年11月)対策

     まず、勉強を始めるにあたって2018年9月にTAC出版の「スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記・工業簿記」の2冊を購入しました。大学の授業終了後に、学校の図書館で2~3時間ほど勉強を進めました。

     このテキストは説明を読む→問題を解くという流れで、商業簿記を一通り終えてから工業簿記に取り組む、というスタイルで勉強しました。

     勉強を始めてから約2ヶ月後の11月、理解が深まってきたところで実践的な問題に取り組みたいと思い、TAC出版の「スッキリとける 過去+予想問題集」に取り組みました。

     初めは2時間では解ききれない&応用問題ばかりで全く解けないのダブルパンチで完全に自信を失いましたが、何度か解いていくうちに、2時間で解き切る力がついてきました。

     しかし、同じ問題に飽きてしまい、1週間前に過去問を完全に理解せずに、TAC出版の「網羅型完全予想問題集」に手を出してしまいました。

     網羅型は、ボリュームのある問題&難しめに設定されている問題が掲載されている教材なので、試験日までに終わらせることができず、消化不良のまま試験に挑む形になってしまいました。

    • 第150回:合計60点(不合格
      • 第1問:仕訳問題 12点
      • 第2問:固定資産+税効果、連結会計 12点
      • 第3問:貸借対照表 16点
      • 第4問:費目別計算 4点
      • 第5問:直接原価計算(CVP分析) 16点

     あと10点というのは一見惜しそうに見えますが、私の場合は中途半端に勉強した結果なので、当時の実力ではこの点数が限界でした。

    第151回(2019年2月)対策

     2度目の受験は、2ヶ月ほど前の2019年1月頃から勉強を再開しました。まずはスッキリわかるシリーズと過去問を使用して、一週間ほどで要領を思い出してから、網羅型完全予想問題集を解き始めました。

     この際に間違えた箇所・理解した箇所関係なく、「問1~問5の全てをひたすら解き続ける」という力技を駆使して挑みました。

     また、春休みということもあり、朝から夜まで椅子に座り、ひたすらテキストと向き合い毎日ずっと勉強をしましたが、不合格となりました。

    • 第151回:合計52点(不合格
      • 第1問:仕訳問題 8点
      • 第2問:株主資本変動計算書 16点
      • 第3問:連結精算表 8-10点
      • 第4問:部門別計算 16-18点
      • 第5問:等級別原価計算 4点

     この回は合格率も低く、難易度もかなり高い問題が出題されましたが、その反面、基礎的な問題も多くありました。合格できなかった原因は、単に自分の実力不足だったと思います。

    第152回(2019年6月)対策

     3度目の受験にあたって、過去2回の勉強スタイルを以下のように変更しました。

    • 1日中勉強する→短時間に分けて勉強
    • 常に全ての問題をやる→苦手箇所を復習

     ダラダラと長時間続けていた勉強を見直し、短い時間で集中して勉強する形に変更したため、前回・前々回と比べると効率的に勉強できたと思います。

     また、問題を解くにあたって常に問1~問5を解いていたのを、1周終わった時点で間違えた箇所をマークし、2周目はそこだけを解き直し、間違えた点を3周目、4周目…と解く事によって、得意分野を完璧にするのではなく、苦手分野である工業簿記を伸ばす事で点数アップに繋げようと考えました

     例えると、16点の問題を20点にしても4点のアップにしかならないのに対して、4点の問題を16点にすると12点もアップするので効率がいいということです。当たり前のことに思えますが、私の場合はどうしても得意分野で間違えるのが悔しくて、工業簿記を疎かにしていました。

     このやり方を取り入れたことによって、本番に近づくにつれて苦手分野が減り、精神的な面でもゆとりができました。

     また、過去2回とも仕訳で点数を落としてしまっていたので簿記検定ナビで配布されている仕訳問題集をコピーして、120回から151回までを試験1週間前までに一通り解き、最後の1週間で間違えた箇所を確認して解き直しました。

    チェックリスト
    チェックリスト

    まとめノート
    まとめノート

    試験日1日の流れ

    9時30分

     いつも通りの時間に起床。朝食はお腹を下さないようにするため、軽めのパンを食べました。簿記検定ナビに記載されている荷物の確認をして、準備完了。

    10時00分

     最後の確認開始。工業簿記の不安な論点・出題が予想されている論点を中心に、網羅型完全予想問題集の問題を解き直しました。

    12時30分

     いつもはラフな格好で向かっていましたが、出来ることは全てやろう精神で洋服のスタイルやカバンなども変えて、2度落ちた悪いジンクスを断ち切ろうという思いで出発しました。

    13時00分

     会場に到着。過去2回は申込はしたものの会場に来ない方が多く空席が目立っていましたが、今回は空席がかなり少なかったのでいつもより圧迫感がありました。周りの受験者の方たちは最終確認をしている様子でした。

     私も皆さん同様、席について簿記検定ナビで配布されていた仕訳対策を使って最終確認を行いました。

    13時30分

     試験問題が配布されました。配られた時点で必死に透かして問題を把握。第4問が部門別計算、第5問が標準原価計算ということが分かりました。

    13時40分 試験開始

     「第1問→第4問→第5問→第2問→第3問」の順番で解く事を決めて解答スタート。

    第1問:仕訳問題

     今までの仕訳とは打って変わって基礎的な問題。問3は少し手こずりましたが、前回・前々回に比べれば比較的悩まずに解答できました。約20分で終了。

    第4問:部門別計算

     前回も出たので連続での出題は予想外でしたが、前回の問題よりは難易度はかなり低め。ミスのないように落ち着きつつ、スラスラ解き進めることができました。約10分で終了。

    第5問:標準原価計算

     ここは簿記ナビ模試でも出題されていたので予想通り。かなり対策していたので悩むことなく解き進めることが。約15分で終了。

    第2問:当座預金勘定調整表+仕訳

     ここも簿記検定ナビの予想通り。初めて見るタイプで少し戸惑いましたが、問5同様にかなり対策していたので冷静に解くことができました。約20分で終了。

    第3問:貸借対照表

     ここまで解いて残り55分。時間はたくさんありました。税効果会計を絡めた貸借対照表は今まであまり解いておらず苦戦しましたが、とりあえず確実に分かる仕訳を2回、3回と見直して、分からない部分は諦めて、部分点を取りに行きました。約40分で終了。

     合計1時間45分で解き終えました。丁寧に解いてこの時間だったので、前回・前々回と比べるとかなり余裕を持って解答することができました。

     余裕を持って解くことができたのは、簿記検定ナビの出題予想がかなり的を得ていたことがかなり大きかったです。試験中ながら、神様仏様田口様状態でした。

    15時40分

     前回・前々回とは比べ物にならない程の達成感を感じながら試験終了。

    16時15分

     帰宅。今までのスタイルを全て変えて挑んだ簿記2級が終了しました。とりあえず自分、お疲れ様。解答速報を見たいけど、見たくない。約2時間葛藤した挙句、少しのぞいて見ることにしました。

     少しのつもりでしたが、のぞいてしまったら結局最後までしっかり見てしまいました。工業簿記が予想以上に取れている…ただ、細かい配点までは怖くて見ることができず、合否発表日まで不安を抱える2週間の生活が始まりました。

    合格発表日(6月24日)

    • 152回:合計77点(合格
      • 第1問:仕訳問題 12点
      • 第2問:当座預金勘定調整表+仕訳 18点
      • 第3問:貸借対照表 14点
      • 第4問:部門別計算 16点
      • 第5問:標準原価計算 17点

     前回・前々回と比べると難易度が易しめに設定された試験でしたが、念願の日商簿記2級を取得することができました。

    反省点

     3度目の受験を決意してから、過去2度の受験を通じて、何がダメだったのか、どこを改善すべきなのかという点を考えるために、田口さんにTwitterのメッセージ機能を使って相談させていただきました。

     お忙しい中に頂いたお返事は励ましではなく、厳しいお言葉をいただきました。しかし、あえて厳しいお言葉をいただいたおかげで自分の何がダメだったのか、というのを明確に出来ることができました。

     私の何がダメだったかというと、以下の2点だと考えています。

    • 1日中長々と続ける勉強
    • 工業簿記の軽視

     前述した通り、私は大学生です。社会人の方に比べたら倍以上の時間がありますし、いくらでも時間を作れます。その時間をいくらでも作れる、ということを良いことに、1日中勉強という生活を送っていました。

     しかし、集中力は皆無でダラダラ続けてしまう日々が続いてしまいました。理解が完全にしきれていない状態が続くため、本番で凡ミスを連発してしまいました。

     また、2度の不合格の内容を見て分かる通り、工業簿記で20点程度しか取れていません。工業簿記に苦手意識を持ち、商業簿記ばかり伸ばそうと意識したことで、大幅な点数アップが図れないどころか、本番では1つのミスで全て間違えてしまい、合格には程遠い点数を叩き出してしまいました。

    まとめ

     今回の総勉強時間は約550時間でした。

     私がこの合格を通して最も感じたことは、勉強の『質』と工業簿記の重要性です。確かに勉強はやればやるだけ身に付きます。しかし、ただ量をこなせばいいという訳ではないということを感じました。

     長時間の効率の悪い勉強より、短く何セットにも分けて、細かく質の良い勉強することが合格への近道なのではないのかと思います。

     また、私を含め工業簿記の出来が悪く、合格に届かなかった方を何人も見ました。例えば、工業で38点、仕訳で16点取れれば54点、残りの2問で16/40取れれば合格です。

     商業簿記の難易度が上がる中、工業簿記の難易度は以前とあまり変わっていません。ここでしっかり点を取りきる、と意識することが大事だと感じました。

    終わりに

     簿記検定ナビの田口様へ。まずは、こんなにも簿記の知識が皆無だった私を日商簿記2級取得まで導いてくださり、本当にありがとうございます。

     私は人より記憶力が乏しく、人の倍以上勉強しようと頑張っている中で、田口さんのツイートはとても励みになりました。

     予想問題や仕訳問題を使用し始めたのは152回からですが、出題予想は150回から閲覧していて、試験が近くなると大学内の受験生と何が出るか、などと言った予想に使わせていただきました。

     正直、独学と言って良いのか分からないほど簿記検定ナビにはお世話になりました。メッセージをいただけたのも合格できた要因の大きな1つです。この場をお借りして感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

    管理人からみそづけさんへ追加の質問

     今回、勉強に使った電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     私の使用したCanonの電卓は日割り計算などの特別な機能はないのですが、シンプルで個人的にはすごく使いやすかったです。ただ、他の電卓よりカタカタと音がなるので一緒に勉強しているの友人には嫌がられることが何度かありました…。
     勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えてください。
     勉強に疲れた時などは、日商簿記2級を取るとどんな事ができるようになるのか、あるいはどんな評価を受けることができるのか、などといった「合格することで得られるメリット」をひたすら調べることで、頑張ろうという気持ちを維持し続けました。
     簿記の次は何を勉強する予定ですか?今後の展望があれば教えてください。
     とりあえず1週間ほど休憩期間を作ってから、次は、TOEIC700点を目指して勉強してみようと考えています。

     昔から英語に興味があったのと、ビジネスにおいてグローバル化が進むであろうこれからの社会で、時間のあるうちにビジネス英語に触れておきたいからです。(※現在英語を勉強中の)田口さんに負けないように頑張りたいと思います。

    管理人コメント

     みそづけさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     2019年の3月にみそづけさんからTwitterでメッセージをいただきました。なかなか合格できないのでアドバイスをください…という内容でしたが、過去問を5回分しかやっていないと書かれていたので「文系の大学生なら時間あるでしょ。過去問を5回分しかやらないとか甘えてんじゃないよ!」と活を入れました。

     合格のお手伝いができたのかは怪しいところですが、何はともあれみそづけさんが2級に合格できて、しかも合格体験記まで送ってくれたことについてとても嬉しく思います。


     みそづけさんの合格体験記の中でぜひ参考にしていただきたいのは、得意分野をさらに伸ばすのではなく苦手分野の克服に力を入れることが重要という点です。苦手分野のほうが得意分野よりも伸びしろが大きいため、(特に直前期は)意識的に苦手分野の対策に力を入れてください。

     また、最近の簿記2級は比較的簡単な問題が出題される工業簿記でしっかり点数を取ることが合格の必須条件になっています。上述の苦手分野の対策と合わせて万全の対策をしておきましょう。

    みそづけさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第151回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.160

    簿記2級は仕訳と工業簿記が合格のカギを握ります。早めの対策を!

    • 投稿者:gorohiro127さん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:5回
    • 勉強期間:約1年3か月

    はじめに

     私は現在30歳で、経歴は商業高校(全商簿記検定1級に合格)→大学の商学部(商業の教員免許を取得)→現職が経理課配属の社会人です。

     日商簿記検定2級を受験しようと思ったきっかけは、職場で昇格(2017年4月)するにあたって、せめて2級に合格していないと後輩にしめしがつかないと思ったからです。

     私は5歳と2歳の子持ちのため、学習時間が大体毎日22時以降となってしまい、今回5回目の受験でようやく2級に合格することができました。

     少しでも2級の受験生様の参考になればと思い、合格体験記を投稿いたします。

    受験履歴

    • 2017年04月:第一種衛生管理者試験【合格
    • 2017年06月:第146回日商簿記検定3級【合格
    • 2017年11月:第147回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2018年02月:第148回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2018年06月:第149回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2018年11月:第150回日商簿記検定2級【不合格】
    • 2019年02月:第151回日商簿記検定2級【合格

     社会人になってからは勉強をしたことがなかったので、毎日の勉強するクセをつける意味と合格の喜びを知る意味で、比較的合格率が高い「第一種衛生管理者試験」と、簿記の復習も兼ねて「日商簿記検定3級」を受験しました。

    使用したテキスト

    • スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記(TAC) A
    • スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記(TAC) A
    • 合格テキスト日商簿記2級 工業簿記(TAC) A
    • 合格トレーニング日商簿記2級 工業簿記(TAC) A
    • 新論点問題集 日商簿記2級(カリアック) A
    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級(TAC) A
    • 究極の仕訳集 日商簿記2級(TAC) B
    • 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集(TAC) C
    • 直前予想 第(147回・148回・149回・151回)をあてる(TAC) C
    • 無敵の簿記2級 第(147回・148回・149回)直前総まとめ(TAC) C
    • 簿記検定ナビ 仕訳問題 SS
    • 簿記検定ナビ 無料模試 S

     以上が今回の勉強で使った全教材になります。各教材の右側のS・A・B・Cは、私の個人的な評価です。

     電卓はCASIOの「JS-20WK」を使いました。CASIO製の電卓は全体的に価格が高めですが、長年使用できるため長い目で見るとコスパが素晴らしいと思います。また、キータッチが吸い付くような感触で、何もない時でも常に電卓を叩きたくなるくらい素晴らしいです。

    学習の進め方

     147回・148回は子供を寝かしつけた後に、平日22時頃から24時までの約2時間を学習に充てていました。スッキリわかるの商簿・工簿とも練習問題と、TACのあてる(予想問題集)をやっておけば合格できるという意味不明な先入観があったので、試験1か月前ぐらいからぼちぼち勉強していました。

     スッキリの練習問題を2周ぐらいしたあとにあてるに取り掛かりましたが、問題が難しくて解けなかったので答えを見ながら3周ぐらいしました。結果的には知識が定着せず、2回とも不合格になりました。

    • 第147回:33点(不合格)
      • 第1問:8点
      • 第2問:3点
      • 第3問:4点
      • 第4問:12点
      • 第5問:6点
    • 第148回:52点(不合格)
      • 第1問:8点
      • 第2問:2点
      • 第3問:10点
      • 第4問:12点
      • 第5問:20点

     149回からは簿記ナビさんに出会い、学習スタイルを変えて簿記ナビさんの仕訳問題を全てプリントアウトし、毎日、簿記ナビさんの仕訳問題1回分と過去問をこなしました。

     この時も直前期にはあてるを頼ってしまい、追い込み時にはあてるばかりやっていました。3度目の正直と思い試験に臨みましたが、点数は伸びたもののまたまた不合格になってしまいました。

    • 第149回:58点(不合格)
      • 第1問:16点
      • 第2問:0点
      • 第3問:12点
      • 第4問:10点
      • 第5問:20点

     150回こそは絶対受かる!と意気込み、新たに購入したカリアックの新論点問題集と簿記ナビさんの仕訳問題を前回同様に毎日1回分やりました。

     加えて、簿記ナビさんのサイトに掲載されていた「絶対に解いておくべき過去問5題」をやり込みましたが、結果的にはまた不合格になってしまいました。

    • 第150回:58点(不合格)
      • 第1問:8点
      • 第2問:10点
      • 第3問:12点
      • 第4問:12点
      • 第5問:16点

     この時点で1年間で約500時間ぐらい学習していて、流石に私も疲れてしまい次で最後にしようと思い、簿記ナビさんの質問掲示板に意を決して投稿し、学習のアドバイスを受けました。ここでやっと仕訳と工業簿記(特に第4問)で点数が取れていない事に気付くのです。

     そこで、これまでと同様に仕訳の対策に力を入れるとともに、TACの合格トレーニング工業簿記を徹底的にやり込みました。

     また、簿記ナビさんの出題予想のページに「課税所得の計算・税効果会計・連結会計の出題可能性が高い!最近は消費税が松岡修造なみに熱い!」と書いてあったので、これらの論点を重点的に学習しました。

    学習スケジュール
    学習スケジュール

    簿記ナビの予想
    簿記ナビの予想

    試験日1日の流れ

    8時30分:起床

     いつも通りの時間に起床し、トーストを食べてコーヒーを飲みました。

     9時から11時頃まではいつもどおりテキストの流し読みをしていましたが、何故か工業簿記の等級別が出題されるような気がしたので、処理の方法や積数の使い方などを改めて確認しました。

     あとは、電卓・受験票・身分証明書・筆記用具の忘れ物がないか確認しました。電卓は、万が一のことを考えて職場で使っているもの(CASIO AZ-24SE)も持っていくことにしました。

     前回の試験までは前日から徹夜で勉強して出発ギリギリまで問題を解いていましたが、試験前に頭を使うと集中力が落ちると聞いたので、前日は早めに寝て当日も軽めの調整にしました。

    12時30分:出発

     妻がコンビニで買ってきてくれた明太子おにぎりを食べながら、「泣いても笑っても簿記の勉強は今日で卒業だ」と割り切って清々しい気持ちで会場に向かいました。

    13時:会場到着

     3級の受験から数えて6回目になる試験会場に到着。頭を休めるために試験開始までただじっとしていました。

    13時30分 答案用紙・問題用紙の配布開始

     答案用紙に受験番号・氏名を記入するさいに、答案用紙の内容から出題論点を推測することができます。

     第1問は今回も仕訳、第2問は巷の予想どおり株主資本等変動計算書!これはいけるかも…と思ったのもつかの間、第3問の連結子会社が2社あるパターンの連結精算表に衝撃を受けました。

     率直に「今回は実質80点満点の試験か。やっぱり日商2級の壁は厚い…」と思いましたが、泣いても笑っても今回が最後の挑戦になるので、できることを精一杯やろうと覚悟を決めました。

     なお、解く順番の予定は「第1問→第5問→第4問→第2問→第3問」と決めていたので、予定通りに解くことにしました。

    13時40分 試験開始!

    第1問

     20点満点を取るつもりで取り掛かりましたが、問題文の表現が初めて見るようなパターンのものが多く、疑心暗鬼になりながら慎重に解きました。

     税効果と法人税は簿記ナビさんの仕訳対策をかなりやりこんでいたのですんなり解答でき、200%定率法の減価償却の問題もなんとか落ち着いて解答することができました。

    第5問

     家を出る前にひととおり確認していたのでスムーズに解けました。

    第4問

     部門別は表形式の問題ばかり解いていたので今回のような問題は正直解きづらかったですが、問題文をよく読んでどんな処理が問われているのか考えながら解き進めました。

    第2問

     この問題を見たときは本当に簿記ナビさんと出会えて良かった!と心から思いました。簿記ナビ模試の予想が的中したおかげで完答できました。

    第3問

     この時点で残り40分。第3問は最初から部分点狙いでいく問題だと判断していたので、30分で解けるところだけ埋めて残りの10分で見直しをしよう決めました。

     のれん償却や土地売却益、売掛金や受取手形などB/S項目は3社を単純に合算するだけで点数が貰えると思ったので、時間をかけずに埋められるところだけをどんどん埋めていきました。

     残り10分は第1問の仕訳の見直しをしたり、自己採点用に解答を書き写したりしてギリギリまで使いました。

    15時40分:試験終了

     終わった直後は手応えがなく、「また落ちたな…」と思いました。実質80点満点の試験ということを考えると、10点以上は落としていると感じたからです。

    試験結果

     帰宅後、さっそく自己採点をしてみたところ、予想以上の点数(80点)が取れていました。

     書き損じや記入ミスなどで点数が下がると思ってビクビクしながら結果発表までの1週間を過ごしましたが、自己採点よりも2点高い82点で無事に合格していました。

    • 第151回:82点(合格)
      • 第1問:16点
      • 第2問:20点
      • 第3問:8点
      • 第4問:18点
      • 第5問:20点

     合格を知った瞬間は心から嬉しかったです。何度落ちても諦めずに喰らいついて行く気持ちが今回の合格に繋がったのだと思います。

    合格証書
    合格証書

    反省点

     今回の勉強の一番の反省点は、色々なテキストや問題集を買いあさってしまい学習効率が低くなってしまったことです。テキスト・問題集は一冊をやり込んだほうが効率が良いと感じました。

     また、簿記2級は仕訳と工業簿記が合格のカギを握るので、工業簿記の知識をもっと早い時期に定着させるべきでした。商簿にシフトチェンジしている間に今までやってきた工簿を忘れてしまっている事が多々あり、商簿と工簿の学習バランスが物凄く重要だと思いました。

    家族に対する感謝の気持ち

     家族に対しては感謝の気持ちでいっぱいです。妻が積極的に子供を寝かしつけてくれたり、私に気を遣って子供と出掛けてくれたりと協力的だったので本当に助かりました。

    簿記ナビさんへのお礼

     日商簿記検定2級を受験するにあたり、簿記ナビさんには本当に助けられました。

     最終的に簿記ナビさんの仕訳問題と模試をやって今回合格できたようなものなので、市販のテキストを何冊も購入するより簿記ナビさんの学習資料を参考にした方が良いと感じました。

     特に仕訳問題は仕訳力の底上げにすごく役立ったので感謝してもしきれません。正直、もっと早くに簿記ナビさんに出会いたかったです。独学者の強い味方だと思います。この投稿をご覧になった方は簿記ナビさんを上手く利用しないと絶対に損をします。本当に簿記ナビに出会えて良かったです。

    管理人からgorohiro127さんへ追加の質問

     カリアックの新論点問題集を購入されていて「A」と評価されていますが、具体的な感想があればぜひ教えてください。
     この問題集は商工会議所から出版されている教材で、商工会議所が公開しているサンプル問題の問題・解答だけでなく解説も付いていると聞いたので購入しました。

     内容は商業簿記だけですが、新論点の色々なパターンの問題が掲載されています。私は、税効果会計・連結会計・(未だ出題されていない)製造業会計などの問題を中心に解きましたが、この教材のおかげで今回の仕訳問題の問2と第3問の数点をもぎ取れたと思っています。

     TACのあてるの予想問題や無敵の簿記の一発的中予想問題は難しすぎるので、新論点の対策教材としては難しすぎない本教材が適していると思います。

     gorohiro127さんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    【得意な論点】

     商業簿記は「固定資産」です。職場でも固定資産に携わるため、減価償却費の計算は徹底的に勉強しました。

     工業簿記は「総合原価計算」です。ひとつの誤りが全体に響くので、ボックスが大好きになるまで練習問題を何度も解きました。というか最終的には工業簿記全般が得意になりました。
     最初のうちは本当に工業簿記が嫌いで理解に苦しんでいましたが、工簿で点数が取れないと合格できないので、一定期間徹底して工業簿記の練習問題ばかりをこなしていた期間がありました。
     その結果、勘定連絡図が無くても頭の中で勘定の流れをイメージできるようになり、安定して点数が取れるようになりました。

    【苦手な論点】

     商業簿記は「連結会計」です。この論点に関しては体得度が浅く、理解を深めるのが最後まで難しかったです。

     工業簿記は「製造間接総差異の分析方法」です。シュラッター図の予算差異・操業度差異・能率差異は、最後まで意味がよく解らなくて苦手でした。

     仕事と育児をしながら勉強は、奥様の理解が必要不可欠とのことですが、他に気をつけていたこと・工夫したことなどがあればぜひ教えてください。
     仕事と育児をしながらの勉強は相当ストレスが溜まり負担になります。家族の協力はもちろん重要ですが、それ以上に「絶対に受かってやる!」という強い気持ちを持ち続けることが大事です。

     また、最初から日商簿記2級は結構敷居が高いと思っていたので、自分が合格したらどれだけ達成感を得られるだろうと常に考えながら日々勉強を続けました。

     簿記ナビさんの合格体験記で皆さんの歓喜の言葉を拝見して、自分もできると言い聞かせて鞭を打ってモチベーションを高めました。

     あとは、簿記は1日でも勉強を怠ると忘れてしまう気がするので、「継続は力なり」で5分でもいいので毎日簿記に触れる事を心がけていました。

     ただ、毎日勉強ばかりではさすがに息が詰まるので、勉強後に大好きなビールを飲んで寝るというご褒美を自分に与えてモチベーションを維持しました。

     さらに、職場や家族に簿記の試験を受けることをわざと広めたのも良かったと思います。不合格の回数が増えるにつれて恥ずかしい気持ちが強くなっていくため、なんとしてでも合格したい!と良い意味で自分に圧をかける事ができました。

    管理人コメント

     gorohiro127さん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

     5回目の挑戦での合格、喜びもひとしおだと思います。簿記検定ナビも微力ながら合格のお手伝いができたようで、私もとても嬉しいです。

     今回の合格体験記に関しては、現役受験生の方はなかなか合格できなかった要因に着目していただきたいと思います(gorohiro127さん、ごめんなさい!)。


     まずひとつは、gorohiro127さんもおっしゃっているように教材の量です。不安な気持ちからいろんな教材に手を出してしまう気持ちは良く分かりますが、勉強できる時間は有限のため、たくさん買ってもあまり意味がありません。

     むしろ、教材を買っただけで満足してしまいがちですし、全てが中途半端になってしまう可能性が高いです。まずは、最初に決めた教材を徹底的に使い倒し、もうこれ以上はやる必要がない!という状態まで仕上げたうえで次の1冊を検討しましょう。


     もうひとつは構成の関係で掲載できませんでしたが、テキストを通読せずに、問題演習でつまずいたときだけ(辞書代わりに)使っていたという点です。

     市販教材の多くは「テキストを読む→問題を解く→テキストを読む→問題を解く…」というテキストの利用を前提とした作りになっているため、勉強がめちゃくちゃ得意という方でない限り、あえてイレギュラーな勉強スタイルを採用するメリットはありません。

     短期合格・一発合格している方の多くは、基本テキストの冒頭で紹介されているスタンダードな方法で勉強を進めているのに対して、受験期間が長引く人は「いきなり過去問」「あえて後ろからやる」「テキストは読まない」など独自の方法にこだわりすぎているケースが散見されます。

     簿記2級の勉強に関しては、奇をてらう必要は全くありません。スタンダードな方法でコツコツ勉強することが合格への一番の近道になります。ぜひ参考にしてください!

    gorohiro127さんが使われた教材や電卓のまとめ